T字スクエアの難関へ

8/8~8/14

先週は4日から、東北南部や北陸地方などで記録的な豪雨となりました。また、週末にはカリフォルニアの山火事や、中国では900年の歴史を持つアーチ橋での火災、日本各地の花火大会で火事が相次ぐなど、火事のニュースも目立ちました。しかし、何といっても安倍元総理暗殺に関連して、旧統一教会と政治家の関係が続々と明るみに出て、岸田政権は10日、内閣改造に踏み切ることになりました。

8日(月)は…午前1時42分の金星と海王星のトライン(120°)という、儚くも美しいアスペクト(星同士の関係)から始まります。しかし、午前4時56分に太陽系の二大凶星、火星と土星がスクエア(90°)の凶角度を形成します。これは…エネルギッシュに燃えさかる火星に土星が氷のような鉄槌を下す…という壮絶なアスペクト(星同士の関係)です。結果、事故や暴力、物理的な崩壊現象など、破壊的な力が強まって世界の空気は緊張感を帯びるでしょう。8日の月は射手座後半を通過しますが、土星とセキスタイル(60°)を作る以外はすべて不調和なものばかり。いいニュースのない一日です。

9日(火)午前3時38分、月は山羊座へ入ります。午後2時17分には蟹座の金星が山羊座の冥王星とオポジション(180°)を形成。前日の火星、土星のスクエア(90°)とは異なる場所で、こちらも今の流れを深いところから変容させようとする動きです。今後世界はどのような方向へ向かっていくのか?複雑でなかなか読みにくいことは確かです。

10日(水)は…8日、9日のように重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、月のアスペクト(星同士の関係)のみです。山羊座の月は一日をかけて…8日に土星とスクエア(90°)を作った火星とトライン(120°)。9日に金星とオポジション(180°)を作った冥王星と合(0°)を作っていきます。今週前半の問題点をさらにおさらいをするような動きです。大人の判断が必要な日です。

11日(木)は…獅子座の太陽がいよいよ全面に出てきます。しかしアスペクト(星同士の関係)を作る相手は革命の惑星=天王星。しかも、スクエア(90°)です。岸田総理の太陽は獅子座ですが、岸田さんは獅子座に5つの天体を持つ、獅子座オーバーロードの人です。今日の星の配置から想像すると、岸田総理は「伸るか反るか?大改革をせざるを得ない」という気持ちなのでしょう。しかも、以外にも岸田さんは太陽と天王星、コンジャンクション(0°)のホロスコープの持ち主です。太陽と天王星、スクエア(90°)により、厳しい判断を迫られますが、トランジットの牡羊座の木星はとてもいい位置から岸田さんの太陽と天王星を見守っています。今日が岐路ではありますが、常に天王星と隣り合わせでいる岸田総理にとってはホームという感じなのかもしれません。

12日(金)は…午前3時29分に愛の星=金星が獅子座へ入場します。これは…いままで蟹座さんを応援していた愛の女神が獅子座さんの方へターゲットを変えると考えていいでしょう。同時に現在木星がいる牡羊座さんや牡羊座に獅子座を加えてグランドトライン(大三角)となる射手座さんに愛のチャンスが訪れます。その他の方にとっては…7月18日からこのかた、蟹座という家庭や日常生活など、身近なところに愛が宿り、「弱き者をかばう気持ちや思いやり」などが愛を象徴してきました。「敢えて言葉にしない抑えた表現」が求められてきたのですが、今日からは違います!獅子座の金星は…「愛は誇らしいものであり、ロマンであり、また命を賭けるものである」と、信念を持って愛を貫こうとします。前述の火象サイン以外のみなさんも、これからは遠慮せずに晴れやかに、また華やかに愛を表現するといいでしょう。夏休みに相応しい金星からのメッセージですね!その後、午前10時35分には満月となります。太陽は獅子座の19度21分、月は水瓶座の19度21分です。この12日(金)が今週の星の中でクライマックスとなりそうです。

13日(土)は…午前3時44分から月は魚座です。今週のなかでは目立って惑星のアスペクト(星同士の関係)が少ない一日です。午前7時8分に月は小惑星=ベスタと合(0°)、午後6時29分には獅子座の金星が小惑星=ベスタとインコンジャクト(150°)というストレスを生むアスペクト(星同士の関係)を形成します。自己犠牲や我慢を強いられる日です。星は…「コロナ感染を警戒して、のびのびと休暇を楽しめない!」と語っているかのようです。あるいは、渋滞で身動きが取れないありさまでしょうか?

14日(日)も引き続き重要な惑星同士のアスペクトはありません。午前8時26分、魚座の月はドラゴンテイルという内向的なポイントとトライン(120°)を作ります。内にこもる静かな休日です。午後12時53分、月は小惑星=ジュノーと合(0°)を形成。今年は4月21日から小惑星=ジュノーが魚座、5月24日から小惑星=ベスタもジュノーの後を追って魚座へ入っています。権利と義務を表す二つの小惑星が自己犠牲を意味する魚座へ入るのは…インフレの困難をかんじつつロシアへの経済制裁をせざるを得ないという、葛藤を抱えながらの現在の世界情勢を象徴しているかのようです。

今週は…火星&土星のスクエア(90°)から始まり、太陽が天王星とスクエア(90°)、来週には太陽と土星のスクエア(90°)が来ますが、太陽系は今季最大の難関へ差しかかっています。しばらく波瀾が続きますが、みなさまもこの南極を乗り越える覚悟を固めておいたほうがいいでしょう。

AUG 8 2022

瑛利奈

(C)ELINA

幸運の女神の後ろ髪

8/1~8/7

週明け1日(月)…午前7時36分、太陽が木星とトライン(120°)という幸運なアスペクト(星同士の関係)がありました。太陽と木星の調和座相は…コンジャンクション(0°)は3月5日、今日と同じトライン(120°)は昨年(2021年)の10月15日以来になります。この幸運の恩恵に預かるのは、前から準備して、しかも、このアスペクト(星同士の関係)ができる前に、幸運の女神に前から飛び込んで行った人のみ…と言われています。みなさんに先週のうちから予告しておけばよかったですね!まったく不覚でした。しかし、先週は週末、立ち塞がる壁がに書いたように週末に向けてフィックスドサインのグランドクロスがタイトになっていき、私たちの目の前の道に立ち塞がっていったのでした。新型コロナウイルスの感染者数もうなぎ上りに増加して、それどころではなかったのでした。しかし、トルコが仲介したウクライナの小麦輸出は、太陽と木星のトライン(120°)の功績か?輸出したのはトウモロコシだったようですが、8月1日になんとかオデーサ港を出航できたようです。

2日(火)は、引き続き重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)が多い日です。まず、午前中は火星が流れをリードします。午前3時4分、火星がドラゴンヘッドと合(0°)に。午前8時53分に火星は天王星と合(0°)を作ります。仲間を集めて、社会での動きが多い暗示です。しかも、後者は天王星と合(0°)ですから、現体制を革新しようとする勢力の力が目立つ日です。午後になって、主役は火星から金星へと変わっていきます。午後4時53分に金星はドラゴンテイルとトライン(120°)を形成。朝、火星が絡んだのはドラゴンヘッドという社会の前向きな部分を表すポイントでしたが、金星がトライン(120°)を組むのは後ろ向きなドラゴンテイルの方です。世の中を支配するベクトルは内向的な方向へ転換するでしょう。午後9時25分には金星は天王星とセキスタイル(60°)に。こちらはロマンスのアスペクト(星同士の関係)です。2日(火)は午後1時5分から月は天秤座。洗練された出会いの暗示ですね。このところのギスギスした雰囲気が和らぎ、社会的にもプライベートを楽しむ余裕が出てきそうです。

3日(水)は愛の行動の日です。午前10時59分、蟹座の金星は牡牛座の火星とセキスタイル(60°)を作ります。前日から続いているロマンスの動きがさらに具体的な行動へと促されます。天秤座の月は午前5時27分には木星とオポジション(180°)、午後7時44分には月は賢者の彗星=キローンとオポジション(180°)です。暗に「節度や常識を振り切って愛の行動に及ぶ」と言っているかのようです。

4日(木)は朝から月に土星がトライン(120°)を作り、想いが冷静に制御される日です。午後3時57分には知性の惑星=水星が乙女座へ入場します。水星は乙女座の時が最大勢力を発揮しますから、週前半を支配したロマンス主導の流れが終わり、現実的になってくるでしょう。午後9時19分の金星と権利の主張を表す小惑星=ジュノーのトライン(120°)により、ロマンスのアラや綻(ほころ)びが目についてくるのかもしれません。

5日(金)午後8時6分、蠍座の半月です。当面の結果が出る日です。月齢は8日。あと一週間かけて満月へ向かいます。

6日(土)、午前1時22分、愛の星=金星が土星とインコンジャクト(150°)というストレスのアスペクト(星同士の関係)を形成します。その後、蠍座の月は天王星から始まって火星、土星と、次々不調和なアスペクト(星同士の関係)を作っていきます。不満が溜まって鬱々としそうな一日です。午後7時29分の水星と小惑星=ベスタのオポジション(180°)に至っては、開き直って投げ出したい気持ちになりそうです。自分が努力してきたことや相手に尽くしてきたことばかりに目が向きそうです。それよりも、「最初、自分は何を求めていたか?何に憧れていたのか?」…当初の目的を思い出すことが大切です。

7日(日)午前1時38分、月は射手座へ入ります。その後、紆余曲折を経て午後4時11分には射手座の月は牡羊座の木星とトライン(120°)に。正義と勇気と冒険したい気持ち…これらが問題解決のカギになります。

今週は…年に二回しかない太陽と木星のトライン(120°)から始まる前向きな一週間です。今回の太陽と木星のトライン(120°)は「幸運の女神には後ろ髪がない」…つまり、「前から飛び込め」という定説どおり動けない邪魔者が多い先週の星の配置でした。現在、木星は逆行中です。それに加えて、冥王星、土星、海王星、月末には天王星も逆行する異常なほどの逆行星のオンパレードになっています。あとづけながら、掴み損ねた幸運の女神の後ろ髪を、一部でもそっと掴みたいものですね。

AUG 1 2022

瑛利奈

(C)ELINA

週末、立ち塞がる壁が

7/25~7/31

ロシアのウクライナ侵攻が始まって、5ヶ月が経ちました。先週、小惑星=ベスタが起こした事件に書いたウクライナからの小麦輸出の合意文書は…24日の水星と木星のトライン(120°)を待たずしてトルコと国連を間に入れて22日に署名されましたが、ロシアとウクライナの二国間の直接合意は実現しなかったそうです。しかし、早くも23日にはロシア軍の巡航ミサイルでオデーサの港が攻撃を受けています。日本では、新型コロナウイルス第7波の感染急拡大に歯止めがかからず、23日に1日当たりの感染者数が20万人を超えて過去最多を更新しました。今週の星の動きはそうした流れを受けて、何ひとつ主要な天体同士の好調なアスペクト(星同士の関係)がなく、おまけに主要な不調座相{スクエア(90°)、オポジション(180°)}さえも水星と金星しか持たないという…夏枯れのような状態になっています。

25日(月)、午後3時12分には金星と木星がスクエア(90°)を形成。両方とも幸運な惑星ですが、スクエア(90°)というお互いに悪い面ばかりを強調するアスペクト(星同士の関係)です。愛の星=金星は木星が持つ豪勢な富を努力することなくして要求する…といった意味合いです。幸運を狙いすぎて怠惰になる…と解釈してもいいでしょう。個人のホロスコープでは結婚して玉の輿に乗りたがる人などによく観られます。その後、午後3時47分には小惑星=ジュノーが逆行し始めます。7月10日は小惑星=ベスタでしたが、「今度はジュノー、お前もか!」と言いいたくなりますね。小惑星=ジュノーは権利の主張を表しますから、「私はいかに虐げられ、被害を被ったか!」を主張することに。マスコミでは、旧統一教会がヤリ玉に上げられそうです。

26日(火)は午前2時53分から月は蟹座へ入ります。一日を通じて、主要なアスペクト(星同士の関係)はまったくありません。午後8時34分、月は牡羊座の木星とスクエア(90°)に。贅沢で誠意がなく、迷走するアスペクト(星同士の関係)です。午後11時54分になって月が金星とコンジャンクション(0°)を作り、初めて心の幸せを取り戻すでしょう。

27日(水)午前4時12分、水星は火星とスクエア(90°)を作ります。日本ではみなさん睡眠中だと思いますが、神経が苛立って安眠できないアスペクト(星同士の関係)です。これは…この瞬間のみならず、前後2、3日の間、影響がありますから、この時期は何かと攻撃的な思考に陥ってしまいそうです。また、盗難事件も多くなる可能性があります。戸締まりに注意しましょう。午後になると、月が蠍座のドラゴンテイルとトライン(120°)を形成。これも反社会的なアスペクト(星同士の関係)ですが、ここまでいうと言い過ぎかもしれませんね。オタクになってしまいそうな一日です。

28日(木)午前1時54分、水星が癒やしの彗星=キローンとトライン(120°)の好調座相を作ります。キローンは医者ですから、前日から引き継いだ病める気持ちを調整してくれるでしょう。「気づき」が大切な一日です。午後3時35分、月は獅子座へ入ります。

29日(金)は今週の中では最も重要な一日になります。午前2時54分、獅子座の新月です。その後、午前5時37分、牡羊座の木星が逆行し始めます。それこそ「時を戻そう!」とでもいうように、過去の出来事を再確認しながら木星は逆行していきます。ステーション(留)の度数は牡羊座の8度43分です。その後、午前6時15分、水星が天王星とスクエア(90°)を形成します。午後1時58分には水星がドラゴンヘッドとスクエア(90°)に。今日の新月以降、今までの流れや、せっかく決まった事柄などが、ご破算になってしまうかもしれません。少なくとも、意見はまとまらず、しばらくはゴタゴタするでしょう。

30日(土)、第3デークに入った獅子座の月は火星、天王星、水星、土星、そしてドラゴンテイルを含めてグランドクロスに。29日に明らかになった問題点に足を取られて前に進めなくなりそうです。焦る気持ちやイライラなどを抑える必要があります。冷静になって、現実を見つめ直すことが大切な一日です。

31日(日)午前3時10分から月は乙女座です。7月は…最終日になって、大反省会になりそうです。午後3時5分、獅子座の水星が土星とオポジション(180°)を作ります。獅子座は体制や組織の運営を表すサインです。力を行使して現体制を稼働していくことが困難になりそうです。新型コロナウイルスの感染者数が最大になるのかもしれませんね。また、国際問題でも難しい根っこに足を踏み入れて、身動きが取れなくなる可能性も…。午後12時32分に月が小惑星=ベスタともオポジション(180°)を作るのも気になります。私たちの肩の上に負荷がかかりすぎて、堪えられなくなってしまうかもしれません。ここを乗り切るには目先の損失に気を取られないで、長期的なビジョンを持つことが重要でしょう。堪えられないで撤退する…こんな判断が結果的には最も大きな損失を生むことになるかもしれません。弱音を吐かないで、たとえゴールが遠くとも、こう!と決めたからには前に進んでいくべきです。

JUL 25 2022

瑛利奈

(C)ELINA

小惑星=ベスタが起こした事件

7/18~7/24

安倍元首相の銃撃事件から早くも10日が経過しましたが、それ以来、山上容疑者に関する報道、さらに最近は旧統一教会に関する報道がマスコミを賑わせています。あの銃撃事件の起きた7月8日の星の動きを思い出すと…重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、午前6時32分に小惑星=ベスタの逆行が起きていました。私が「瑛利奈の今週の運勢」を書き始めてからかなり長くなりますが、多分いままで小惑星の逆行に着目して記事にしたことは一度もなかったように思います。しかしあの日、不思議にも小惑星=ベスタの逆行がふと目に留まったのでした。いま思えば、安倍元首相銃撃事件に関する問題点は殆ど小惑星=ベスタのキーワードに重なります。まず、小惑星=ベスタは「神へ捧げられた生贄の処女」を表すこと。そしてその乙女は信仰のために自ら進んで、喜んで自分の身を捧げること。そこから、小惑星=ベスタは「自己犠牲」という意味を持つようになります。宗教団体への寄進はまさにこれに当たります。また、小惑星=ベスタは国に命を捧げるところから「軍隊」も表します。今回の容疑者、山上は自衛隊出身でした。さらに山上容疑者の犯行の動機が旧統一教会というカルト的な宗教団体(ベスタ=宗教)への恨みだったこと…などなど、すべて小惑星=ベスタのテーマから起因するものでした。

そもそも小惑星=ベスタのテーマ、神へ生贄の処女を捧げる…などという行為は現代人ならずとも、非常に苦痛なはずです。それが神への信仰を刷り込まれたため、当事者の少女自身も誇りと喜びを持って自分の身を捧げる…こんな、人間の自己保存の法則に逆行するようなおかしなことはあり得ないではないですか!しかし、人間社会が作り上げた宗教や政治的な力などから与えられた「世の中の人間を救うために自己犠牲をすることは美徳だ」という思想のもとに「犠牲になること」に喜びを感じる…。このような捻(ねじ)れた幸せはあり得ないと、みなさんも感じるかもしれません。しかし、こういう感情は普通の人でも、誰かを深く愛したときなどに、よく感じるものなのです。こうした感情が人間の葛藤、恋人同士、家族間の葛藤に潜むシコリやもつれをより難しいものにしていることはよくあります。

また、小惑星=ベスタが「自己犠牲する喜び」だとしたら、その犠牲を要求して、利用したり、搾取したりする人間の存在があるはずです。今回の事件に関するテレビの報道などで、旧統一教会の実体は明かされつつあるかもしれませんが、政治家との関係はいまだに闇のままです。山上容疑者がターゲットにした安倍さんや政治家との関わりに早くメスを入れて頂きたいものです。

前置きが長くなってしまいましたが、今週の星の動きですが…18日(月)は最近見ないほど、華麗にたくさんの惑星たちのアスペクト(星同士の関係)があります。まず、魚座の第2デークの月が天王星や水星、冥王星と、時間を追って好調なアスペクト(星同士の関係)を形成していきます。なかでも、午後12時6分の海王星とのコンジャンクション(0°)。そして、午前7時55分には蟹座の水星が海王星とトライン(120°)を形成。さらに午後12時25分、月は太陽とトライン(120°)を作って、「今日は良い日和(ひより)」と定義づけします。その間に午前10時32分に愛の星=金星が双子座から蟹座へ入場。金星、太陽、水星が蟹座。月と海王星が魚座。細かいことを付け加えると、小惑星=セレスが蟹座、渦中の小惑星=ベスタと小惑星=ジュノーは魚座中です。まさに水象サインのオンパレードです。これだけ水のサインが力を強めると、みなさんもご想像のように、水を得た魚さながらラッキーとなるのが蟹座さんと魚座さん。加えて、砂漠に住む生物のはずの蠍座さんも元気いっぱいとなります。この体制は太陽が獅子座へ移動するまで続くと考えていいでしょう。水のサイン以外の方も決してツイてないというワケではありません。むしろ水のサインに星が少なくて、感情表現が円滑に行かないタイプの人にとっても、心に潤いが染み渡る時期と考えることもできます。午後8時過ぎから月は牡羊座へと移動します。

19日(火)は…前日の華麗さに比べて、午前11時34分の月と木星のコンジャンクション(0°)が唯一のメジャーアスペクト(重要な惑星同士のの関係)になります。オールマイティの木星が日常を表す月に合(0°)ですから、幸運な日ではあります。午後9時34分、これまで蟹座を通過してきた水星が獅子座へと入ります。

20日(水)も重要な惑星同士のアスペクトが少ない日です。7月8日は前述のように小惑星=ベスタが逆行を始めましたが、20日は彗星=キローンが逆行し始めます。彗星=キローンは「ヒーラー、医者」を意味します。となると、世の中が病んでくる…ということです。そもそも今年は…これまでの時期もかなり病んでいましたが、今後はさらに病弊が深くなる暗示です。真っ先に考えられるのは新型コロナウイルスですね。感染者が激増して医療従事者が足りなくなるのか?さもなければ、医療体制の問題点が指摘され始めるのか?いずれにしても、正解が分からなくなってしまいそうです。午前10時38分には太陽が冥王星とオポジション(180°)を作ります。ここから世界の風向きが大きく変わっていくでしょう。

21日(木)は午前3時22分から月が牡牛座へ入ります。マイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)や月と小惑星のアスペクト(星同士の関係)が目立つ、比較的穏やかな日になりそうです。お洒落や料理など、生活を楽しむにはいいでしょう。

22日(金)も重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)が無い一日です。前日と同じ、牡牛座の月ですが、月は穏やかな21日とはイマイチ違う度数へ差しかかります。牡牛座といえば、7月5日から火星が牡牛座へ入りました。また、外惑星の天王星も以前から牡牛座を通過中です。22日は火星と天王星という火花を散らすような凶星と月がコンジャンクション(0°)を形成します。やや荒れる暗示ですね。騒動になり易いので、重要な提案などはあまり持ち出さないほうがよさそうです。

23日(土)午前5時6分、太陽が蟹座を出て、獅子座へと入場します。18日には重要な10個の天体のうち5個までが水のサイン中でしたが、19日に水星が抜けて、今日は太陽が抜け、水のサインの天体(小惑星を除く)は金星と海王星だけの2個になってしまいました。しかし、火象が多くなることで、無責任な感情論は影を潜めていくでしょう。

24日(日)午前2時52分、獅子座の水星が牡羊座の木星とトライン(120°)の好調座相を作ります。正義感と公正さを感じさせるアスペクト(星同士の関係)です。世界が正義と寛容さを取り戻すための議論を始める暗示です。この日は水星が調整の小惑星=パラスともセキスタイル(60°)の調和座相を作ります。ウクライナ情勢や穀物の輸送などに、明るい話し合いができることを期待してしまいますね。日本の社会情勢も、蟹座の時期に揺れ動いてしまった心の軸を次第に取り戻していくでしょう。たとえ希望的観測と言われようとも、未来に期待をしなければ、世の中はよくなりません。同じ今を耐え忍ぶなら、絶望よりも希望を持って過ごした方がいいに決まっていますものね!

今週は週末になってようやく、先々週から引きずってきた小惑星=ベスタ逆行の置き土産からようやく脱却できそうです。太陽は自らが支配するサイン=獅子座へ入ります。この場所で太陽は最高のパフォーマンスを発揮してくれるはずです。私たちも下ばかり向かずに、明るい未来に期待することにしましょう!

JUL 18 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

繊細で内向的な一週間

7/11~7/17

先週は…日本時間7月7日にイギリスのジョンソン首相が保守党の党首を辞任するとの声明を発表。驚いていたところ、7月8日には安倍晋三元総理が奈良で遊説中に銃弾に倒れ、同日、午後5時3分に他界したとのニュースが…。これを聞いて、先週の「瑛利奈の今週の運勢」の運勢、、週末、水象の正三角が…を見直したところ、たしかに小惑星=ベスタ逆行に伴って、「これまで一生懸命堪えてきた尊い気持ちが半減して、ストを起こすようなことにな」りかねない日、また「金銭に関する不満が火種になりかねない日です」と私は書いています。しかし、まさか!安倍元総理がその日のうちに亡くなるとまでは思いませんでした。7月10日は参議院選挙で、同情票が多かったためか、自民党は大勝しました。しかし、選挙の前日もテレビでは安倍元総理の生前の功績を称賛し、惜しむ、といった報道が非常に多かったため、自民党にとって非常に追い風になったことは確かでしょう。

11日(月)は…重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、午前7時2分に射手座の月が木星とトライン(120°)を作りますが、この楽観的な流れに一日中支配されるでしょう。また、月が射手座という宗教のサインですから、安倍元総理銃撃事件の山上徹也容疑者の自白から、宗教団体の問題に興味が向かっていきます。

12日(火)も引き続き、重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は皆無です。午前中、射手座の第3デークまで度数を進めた月が金星や海王星という感情を揺さぶる惑星と不調和なアスペクト(星同士の関係)を作ります。私たちの感性はセンチメンタルになり、もしも、人の気持ちを操ろうとする何者かがいたら、誘導されやすい状態になってしまいそうです。午後6時に月は山羊座へ入場。この時刻から憑きものが落ちたように現実が見えてくるでしょう。

13日(水)は…午後12時45分、太陽用がドラゴンテイルとトライン(120°)を形成。安倍晋三氏の葬儀は12日だそうですが、その影響もあるのか?私たちの心は後ろ向き=つまり、ドラゴンのシッポの方向へ向いてしまいます。午後になると、ようやく金星が土星とトライン(120°)を作って、現実と向き合わざるを得ない情況に。午後7時55分になると、今度は太陽が自己主張の小惑星=ジュノーとトライン(120°)を作ります。我に返ったように、私たちの気持ちの中に不満が湧き出してくるでしょう。おざなりな対応はで禁物の一日です。

14日(木)午前3時37分、山羊座の満月です。その後、午前9時16分、蟹座の水星が天王星とセキスタイル(60°)を形成。昼過ぎ、月が冥王星とコンジャンクション(0°)を作った後、金星が海王星とスクエア(90°)に。今週のなかではいちばんの重要な日です。何か新たな事実が明らかになり、私たちはそれに失望することに。新しい試みや計画を展開したい場合は13日までに行動しておくことです。14日からスタートすると、前途多難になるかもしれません。

15日(金)は小惑星=ジュノーとベスタのアスペクト(星同士の関係)が目立つ一日です。占星学で重要視する小惑星は4個ありますが、そのうちのセレス、パラスを吉星、ジュノーとベスタは凶星とされています。何故なら、小惑星=ジュノーは権利の主張を意味しますが、これは…その人の権利が蹂躙されるからなのです。小惑星=ベスタは自己犠牲を表しますが、これにはいささかカルト的な意味が含まれます。つまり、この二つの小惑星が登場してくると、揉めることが多いのです。午前7時23分には火星が小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を作ります。火星は行動、ベスタは我慢…つまり「我慢しなさい!」と言われているような星の配置です。午後6時21分には知性の惑星=水星が小惑星=ジュノーとトライン(120°)に。これは…「この問題はハッキリ主張して、クギを刺しておいた方がいいよ!」といった感じです。何かと生きづらい世の中を実感しそうな日です。

16日(土)は午前中には金星と冥王星がインコンジャクト(150°)というストレスを生むアスペクト(星同士の関係)を形成。夜には太陽と土星がこれもまたインコンジャクト(150°)に。二つのインコンジャクト(150°)のアスペクトは別個のものですが、前に進もうと思っては、難しい。現状のままではいけないことは分かってもすぐには手を打てない…。こんな心境です。午後5時17分には月が水瓶座から魚座へ入場します。これが救いかもしれません。「思い詰めてばかりいないで、寛(くつろ)ぎなさい!」と、月が促しているようです。感性を自由に解放した方がよさそうです。

17日(日)は知性の惑星=水星のアスペクト(星同士の関係)が目立つ日です。午前0時55分には水星が土星とインコンジャクト(150°)に。難しい命題を与えられて苦悩します。その後、午前4時37分、太陽が水星と合(0°)になり、水星の思考が太陽の論理に呑み込まれる暗示です。この少し前の午前4時10分、魚座の月が小惑星=ベスタと合(0°)を作ります。イヤイヤつらい義務を課されそうなアスペクト(星同士の関係)ですが、時刻が深夜、しかも日曜日なので、会社員の方は仕事で悩まされないのが救いですね。午後4時852分には水星が海王星とトライン(120°)を形成。最終的には自己の利益は捨てて、他人のために尽くす道を選ぶでしょう。思いやりが最上の一日になりそうです。

今週は…何かと葛藤が多い一週間ですが、最終的には蟹座の太陽と魚座の海王星が示す「慈愛の気持ち」が流れを支配するでしょう。この太陽と海王星が作るトライン(120°)に蠍座のドラゴンテイルが加わってグランドトライン(正三角)に。ドラゴンテイルは内向的なポイントですから、新型コロナウイルス、第i7波対策として、引き籠もるのがいちばんいいのかもしれません。

JUL 11 2022

瑛利奈

(C)ELINA

週末、水象の正三角が…

7/4~7/10

先週前半は…東京都心で猛暑日が連続9日と、統計開始以来最長を記録しました。海外ではG7やNATO首脳会議に岸田総理が出席したり、また、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟が合意されたりしました。しかし、週末の7月2日(土) 01時35分頃からKDDIの通信障害が発生して、2日後の週明けも、まだ完全に回復してはいないようです。2018年にはSoftBankが4時間、2021年にはDoCoMoが29時間、今度のauの通信障害は…完全復旧までに69時間と、過去最長となる見込みで、最大で3915万の利用者が被害を受けました。ここまで利用者が多いと、数分間の不具合から大規模に波及していくそうです。先月の夏至の日には太陽フレアの記事がありました。太陽フレアによる通信障害は規模は世界的なうえ、期間も二週間に及ぶそうです。このような事態は…ほぼ世界の終末と考えてもいいかもしれません。

悲観的な話になってしまいましたが、4日(月)の星の配置はさほど悪くありません。6月29日の新月以来、早くも月は太陽とセキスタイル(60°)。月齢は5日で、安定の月の形です。しかし、冥王星が金星や水星とマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)で絡んで、なんとなく、スッキリしない日です。

5日(火)は…週前半のなかでは随一、星のイベントが多い、華やかな一日です。午後3時3分、これまで牡羊座を通過していた火星が牡牛座へ入場します。火星が前回、牡羊座から牡牛座へ入場したのは…2021年1月7日でした。この頃、アメリカやイギリス、日本でも新型コロナウイルスの感染爆発がありましたが、火星が牡牛座へ入場するとともに感染者のグラフが下降へと転じたのをよく覚えています。今回も同じように下降線になることを祈っています。その時の「瑛利奈の今週の運勢」、半年ぶりに牡羊座を去る火星にも私は同じようなことを書いていますね。5日は水星も蟹座へ移動します。より7月らしい布陣になり、世の中も変貌していくでしょう。

6日(水)、週明け以来、月は乙女座でしたが、午前7時24分、月が天秤座へ入ります。いま現在、月と相性がいい風のサインの天体が非常に少ないので、月は好調なアスペクト(星同士の関係)を作りません。唯一風のサイン、双子座にいる金星は牡牛座へ入ったばかりの火星と、午前10時13分、セミスクエア(45°)という、不調和なマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)を形成します。金銭トラブルや利害の対立など、身近なところにトラブルが多い日になりそうです。

7日(木)は…午前3時18分、今度は水星が天王星とセミスクエア(45°)を作ります。その後、午前11時13分、天秤座の月は太陽とスクエア(90°)。半月です。7日(木)の午前中の星の配置は神経質です。問題点のあぶり出しにはいいかもしれません。午後2時53分、ようやく月は愛の星=金星とトライン(120°)の好調座相を形成。午後になって雰囲気は穏やかに変わっていきます。

8日(金)午前6時32分、義務を表す小惑星=ベスタが逆行を始めます。小惑星=ベスタは信じるもののために進んで自分を犠牲にする非常に真面目な小惑星なのですが、それが逆行し始めるとなると、理念実現のために、これまで一生懸命堪えてきた尊い気持ちが半減して、ストを起こすようなことになりかねません。現在の世界情勢から考えると、物価高に堪えかねて、ロシアへの制裁に批判的になる論調が目立つようになることも。日本では節電に異論を唱える人も多くなる可能性が…。午後2時14分に月は蠍座へ入ります。月のアスペクト(星同士の関係)はよくないので、金銭に関する不満が火種になりかねない日です。

9日(土)の午前中は蟹座の水星が蠍座の月とトライン(120°)を作って、小惑星=ベスタを入れてグランドトライン(正三角)に。逆行を始めたばかりの小惑星=ベスタの犠牲的精神をしっかりと呼び覚ましてくれます。午後3時過ぎの水星と木星のスクエア(90°)はちょっと気になりますが、午後8時9分、今度は太陽と月が小惑星=ベスタとグランドトライン(正三角)を作ります。ひさびさ経験する水象のグランドトラインに私たちはすっかり心を動かされるでしょう。感動することが多い一日です。

10日(日)は…小惑星=ベスタと入れ替わって、権利の主張を司る小惑星=ジュノーが海王星と一緒になって、月とトライン(120°)の好調座相を作ります。しかし、奉仕の惑星=海王星の影響を受けて、やはりこれは小惑星=ジュノーの自己主張が一歩退くと観た方がいいでしょう。奇しくも、日本は参議院選挙の投開票日ですね。政府与党はこの星の配置を観て日程を決めたのですかね?…と、疑いたくなるほど、現政権に有利な星の配置ですね!国民が自分の利害を譲歩してまで、「いいわ、いいわ」とお人好しになってしまいそうです。みなさん、選挙へ行って、しっかりと自己主張しましょうね!しかし、午後5時38分には太陽が天王星とセキスタイル(60°)という、穏やかに改革が進むアスペクト(星同士の関係)もあります。星のイベントが今週でいちばん多いのも10日ですので、まあまあ、よしとしましょうか。

JUL 4 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

29日、今週のハイライト

6/27~7/3

週明けの27日、気象庁から関東甲信、東海と九州南部が梅雨明けとの発表が。記録的に早い梅雨明けですが、梅雨の短さに関しては、観測史上最短だそうです。また、先週末から各地で猛暑日が続き、6月の最高気温を更新しました。それに伴う電力需給逼迫注意報が追い打ちをかけて、私たちを疲労困憊させています。

そんななか、27日(月)の太陽系は…これといった重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)もなく、比較的穏やかな動きです。目立つのは月が水星と合(0°)になってからの、午後4時56分の月とキローンのセキスタイル(60°)、午後8時46分の水星とキローンのセキスタイル(60°)です。水星は知性の惑星ですが、キローンの方は「医者」を意味する彗星です。もちろん、熱中症への注意喚起でもありますが、電力不足の現在の情況や、ひいては地球温暖化が加速している現状に「もっとメスを入れるべきだ!」と、医師=キローンが忠告しているかのようです。CO2削減も西側がロシアに制裁を科している現在は難しく、そもそも領土問題で他国に侵攻するなど論外ですが、極東に位置する日本としては、以前からエネルギー問題にもっと真剣に取り組むべきだったと悔やまれてなりません。

28日(火)は…火星、土星、天王星といったマレフィックス(凶星)といわれる厳めしい惑星たちが多く顔を出してくる日です。午前7時28分、火星が土星とセキスタイル(60°)を形成。火星という戦いの惑星に土星がブレーキをかけて管理しようとしています。太陽系の二大凶星といわれるこの二つの惑星が調和座相を作るのですから悪いことではないのですが、楽しんだり、遊んだりしている場合ではない…ということだけは頭の隅に置いておく必要がありそうです。真顔に戻って、これまでの経緯などを真剣に考えねばならないタイミングです。また、最近は日本各地で震度5程度の地震が頻発していますが、午後4時54分の海王星逆行も気になります。夏至図から考えると、日本から東アジア方面が海王星の影響を受けそうですね。

29日(水)午前9時59分、太陽と木星がスクエア(90°)の不調座相を形成。午前11時43分に月と木星がスクエア(90°)に。誤った情報で国民が攪乱されそうです。その後、午前11時52分に新月です。ここから過去(一ヶ月)の流れがリセットされ、新たなスタートを切ることに。午後12時52分には愛の星=金星が木星とセキスタイル(60°)の好調座相を作ります。これは…ひさびさの幸運な暗示です!これまで緊迫していた私たちの感情が一気にストレスから解放されるでしょう。金星が通過中の双子座さんを始め、風のサインの天秤座、水瓶座のみなさんはようやく「あ、ラッキーだったかも!」と実感する出来事に遭遇するかもしれません。これを知ったいまから、風のサイン以外の方も29日の幸運を手にするために、行動したり、他人を説得したり、依頼したりなど、手はずを整えておいたらいいでしょう。29日(水)は「今週のハイライト」といえる良き日です。

30日(木)も引き続き悪くない日です。新しいことに手を伸ばすにはいい日かも。ただ、星はやや内向き、家庭的です。料理やガーデニング、また愛する人とプライベートを楽しむには最適ですね。

7月1日(金)…7月は太陽と同じ、蟹座の月から始まります。しかし、午前3時~5時、月は牡羊座の火星とスクエア(90°)、山羊座の冥王星とオポジション(180°)を形成します。このところの牡羊座の火星の影響でトラブルが多くなっている方々にはシンドイ一日です。午前9時39分から月は獅子座へ入ります。

2日(土)、獅子座の月は木星、金星と順調に関わります。獅子座さんを始め、牡羊座さん、射手座さんなど、火のサインの方にはラッキーディとなるでしょう。午前11時13分、火星と冥王星がスクエア(90°)を形成。こちらは牡羊座さんを始め、蟹座、天秤座、山羊座など、カーディナルサインの方々には受難の暗示です。牡羊座さんは幸運の方にもカウントされていましたから、「あれ?」と思われるかもしれませんが、「カテゴリ別に両方ある」と考えて頂けたらいいでしょう。

3日(日)は…7月に入ってから世界の雰囲気は様変わりしてきたようです。午前5時52分、水星が海王星とスクエア(90°)を形成。このところの株安に一石を投じる何かが起きるのでしょうか?ちょっと浮上する期待感は抱かせますが、結果的には長続きしないでしょう。建設的な計画は読み誤る暗示です。午前10時54分、獅子座の月が土星とオポジション(180°)を作って、夢が現実の壁に突き当たります。その後、獅子座の第3デークの月は水星、火星と好調。特に午後6時58分の火星とトライン(120°)は額に汗するにはいいアスペクト(星同士の関係)です。スポーツなど身体を動かすにはベストな配置です。

今週は6月中に梅雨明けという、異例な6月の終わりになりました。今年は大変な夏になりそうですが、みなさま、熱中症に気をつけてお過ごしください。

JUN 27 2022

瑛利奈

(C)ELINA

21日夕方、新たな夏至図に

6/20~6/26

先々週、私は…パラスのアラート、天王星&金星の合に6月12日(日)は「株価暴落のアラート」と書きましたが、やはりそれ以降、ニューヨークダウを始め、日経平均もかなりの下げを記録し、まだ下がり続けているようです。ウクライナ情勢はこのところ、ロシアが攻勢を強め、さらに攻撃激化の怖れがあるとのこと。長期化するウクライナ戦争に世界は疲れが見えてきたという見方もあります。一方、能登半島では震度6弱の地震があり、まだ余震は続いているようです。被害に遭われた方、心からお見舞い申し上げます。

そんななか、21日は夏至。世界各国の国の運勢が書き換わる時期です。これから秋分までの四半期はどうなるのか?気になるところですね。

20日(月)…双子座に太陽がいる最後の一日になりますが、魚座の月のアスペクト(星同士の関係)も比較的よく、静かな日です。午後4時43分、水星が木星とセキスタイル(60°)の好調座相を形成して、いい判断が期待できそうです。

21日(火)、いよいよ午後6時13分、太陽が蟹座へ入って夏至です。これを以て、日本を始め、世界各国の国のホロスコープが書き換わります。21日は午後12時36分から月は牡羊座に。その後、夏至の直前の午後5時23分には金星が冥王星とトライン(120°)を作ります。これまでの流れが逆転する暗示ですが、これにより株価が反発することを祈ります。その後、午後6時13分、夏至。下に今年の日本の夏至図を載せますが、一目見てお分かりのとおり、太陽以外、すべての星たちが地平線下に沈んでいます。天体がエレベート(上に上がっている)していさえすればいいというものでもありませんが、すべてに於いてあまり振るわない印象がありますね。同時にロシアの夏至図を書いてみたのですが、太陽がホロスコープの頂点、MC上に昇っており、敵国=つまりウクライナを表す海王星が西の地平線のすぐ下に追いやられていたので、戦争はなかなか終わりそうもないと感じて、非常に失望しました。しかし、ウクライナとロシア(モスクワ)は時差がⅠ時間なので、ウクライナの夏至図も太陽が10ハウスにあるのは同じです。しかし。MCと合(0°)ほどではなく、少し離れているのと、敵国を表す星(海王星)が西の地平線上に上がっており、さらにがっかりしたのでした。

22日(水)は…午前0時36分の牡羊座の月が木星と合(0°)から始まります。しかし、その他のアスペクト(星同士の関係)に小惑星=セレスやジュノー、ベスタ、そしてキローンなどのアスペクト(星同士の関係)が多いことから、反省すべき点がいろいろとあぶり出される一日のようです。「独走態勢は要注意」といえそうです。

23日(木)午前9時34分、愛の星=金星が双子座へ入場します。いよいよ双子座さん、天秤座さん、水瓶座さんなど、風象サインの方々に愛のチャンスが始まります。今度は木星も牡羊座とかなりいいところにいるので、期待できるでしょう。

24日(金)、前日夜半から月は牡牛座。午前1時11分、月齢は24日と、老いた月ですが、最後の好調座相です。その後、太陽が天王星とセミスクエア(45°)を作ったり、土星が小惑星=パラスとスクエア(90°)を作るなど、苦しい星の動きが続きます。問題を抱えながらもいい手が打てないもどかしい一日になりそうです。

25日(土)は今週でいちばん星の動きが活発ですが、多くはマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)。同時に小惑星とのアスペクト(星同士の関係)が多い日です。月が八大惑星とメジャーアスペクト(重要な星との関係)を作るのは、午前7時14分の月と天王星の合(0°)と、午後11時4分の海王星とのセキスタイル(60°)の二つだけです。総じてロマンチックな一日といえるでしょう。その他、ドラゴンヘッドも多く登場するので、「人との出会い」もキーワードのひとつですね。

26日(日)午前8時13分から月は双子座。新月前の最後のサインになります。午後4時2分に月が愛の星=金星とコンジャンクション(0°)に。続いて午後10時26分には月は木星とセキスタイル(60°)です。楽しいことが多い一日です。特に前述の風のサイン(双子座、天秤座、水瓶座)のみなさんには、さらに楽しい休日になるでしょう。

今週は21日の夏至から日本のホロスコープがリセットされて、あらゆる分野において気分一新する週になりそうです。これまでツイテいないと感じていた方には挽回のチャンスです。よかった方は計画がマンネリにならないよう、新しい風を採り入れていくといいでしょう。

JUN 20 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

土星か?海王星か?どっち取る?

6/13~6/19

太陽が双子座の第3デークへ入り、日本列島は各地で遅い梅雨入りの模様です。メディアでは、国際情勢よりも給付金詐欺や岸田総理の投資のススメ、日銀黑田総裁の「値上げ許容」発言など、また、別な意味では「都民割り」のようなお金に関係のある話題が多くなっているようです。これも…金銭を表すサイン、牡牛座に星たちが集まっているためかもしれません。

週明けの13日(月)は…午前0時1分に蠍座の25度の月が海王星とトライン(120°)から始まり、午前7時31分には月は射手座へ移動。午後4時25分に月は幸運の惑星=木星とトライン(120°)の好調座相を作って、概ね安定の一日です。

14日(火)午前0時26分、水星が双子座へ再び双子座へと入場します。というのは…今年の4月30日に水星は一度は双子座へ入ったのですが、5月10日に双子座の4度から逆行し始めたのでした。その後、水星は牡牛座の26度まで戻って、ようやく14日、双子座の0度の境界線をくぐることになります。これにより、最近のトレンドとなっていた金銭の話題も過去のものとなり、双子座のテーマへと変わっていくものと思われます。双子座のテーマといえば、旅行ですが、県民割り、都民割りから始まって、次は海外旅行や、海外からの旅行者のニュースが多くなってくるでしょう。来週には金星も双子座へ移動しますから、さらにこの流れは加速するはずです。また、14日(火)は満月の日です。午後8時51分、月は太陽とオポジション(180°)に。これまでの流れが総括されて、当面の答えが出る日です。

15日(水)、満月を過ぎて、月は減光期に入ります。新月から満月までの期間は万物が成長する時です。14日の満月を境にこの傾向は反転します。庭の植物が生い茂るペースも少し弱まるかもしれません。満月から次の新月までは雑草を取ったり、木を小さくしたい場合は剪定するチャンスです。髪の毛をショートに纏めたい方にもカットに最適なタイミングです。午前11時47分には金星が小惑星=パラスとコンジャンクション(0°)に。金星もパラスも「美」を司る天体なので、今後の美容やファッション、インテリアなど、理想のデザインを考えるにはベストな日です。月のアスペクト(星同士の関係)はマイナーなものばかり。午後11時16分には火星がキローンと合(0°)になります。キローンは先週も触れましたが、ヒーラーであり、医者ですから、火星というアクションを表す惑星が象徴する人間の肉体に対して、今後どのようにボディを作っていったらいいか?そして、健康を管理するべきか?こちらもスケジュールを考えるのにいい日です。

16日(木)は今週の中で唯一、太陽が惑星と重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)を作る日です。しかも二つも。午後4時13分、双子座の25度で太陽が土星とトライン(120°)を形成します。これは…現実的な安定を意味します。世界情勢も政治体制も、当分の間、現状維持ということになりそうです。もしも転職や新たな改革を考えている方がいたら、「いまあなたが感じていることが当面の答えだ」という意味です。午後10時41分、太陽は海王星とスクエア(90°)を作ります。これは…残念ながら、「理想は潰える」という意味です。足下をよく見ながら、現実的選択をするしかなさそうです。

17日(金)は…午前3時41分に山羊座の月が冥王星と合(0°)に。これにより、前日から続く現状確認の最終段階が終わります。午前6時43分に月は水瓶座へ。水瓶座の月は午前11時29分には水星とトライン(120°)、午後4時27分には木星とセキスタイル(60°)を作ります。現状をしっかり把握したあと、少しずつ前に進む準備が整い始めます。午後6時8分、天王星が小惑星=ジュノーとセキスタイル(60°)を形成。動く前に反対意見をよく聞きながら、法律や条例をよく学んでおいたほうがよさそうです。

18日(土)は月と小惑星=パラスのアスペクト(星同士の関係)しかありません。月は天王星、火星、金星、土星との絡みがありますが、ポジティブなものは戦いを表す火星とのセキスタイル(60°)のみです。週末ではありますが、各所にゴタゴタがあり、あまり楽しい一日とはいえないようです。

19日(日)午前6時31分、愛の星=金星が土星とスクエア(90°)を作ります。金星の度数は牡牛座の25度5分、土星は水瓶座の25度5分です。牡牛座、水瓶座など、フィックスドサインの第3デークに重要な星を持つ方は愛の壁を感じて、心が挫けるかもしれません。何故なら、愛の星=金星にスクエア(90°)で働きかける土星は結論を急ぎたがるからです。しかも、土星は終了という形で愛のゴールを作りたがる天体です。午後1時5分、今度は愛の星=金星が海王星とセキスタイル(60°)を形成。海王星は愛の星=金星に「大切なのは信じることだよ!」とエールを送ります。海王星は遠い惑星ですが、夢とビジョンを与えてくれます。ただ、海王星には土星のような「期限」という概念はありません。そうなると、選択すべきは「タイムリミット」を儲けるかどうか?ということになりますね。あなたが「タイム・イズ・マネー」と考える人なのかどうか?また、愛や努力に見返りを求める人なのかどうか?それによって、土星の声に従うか?海王星に夢を託すか?二つの選択がある…ということです。

現在太陽系の土星の度数は水瓶座の25度。海王星は魚座の25度にあります。この二つの外惑星が太陽に対しては土星がトライン(120°)で好調、海王星はスクエア(90°)で不調。愛の星=金星に対しては土星がスクエア(90°)で不調で海王星はセキスタイル(60°)で好調…という土星と海王星の二つの惑星が違う角度から、それぞれ個別の問題に対してアプローチをかけている…という状態になっています。あなたはどちらの声を聞くのでしょうか…?どちらを選択しても個人の自由ですが、占星学的なアドバイスをすると…土星と海王星はそれぞれまったく違う性質を持っています。従って、「両方取る」とか、「両方とも立てる」などの曖昧な選択は、結果的に最も不利になるはずです。日によって「行きつ戻りつ」もオススメできません。問題ごとに切り分けて、矛盾のないように、整合性をとって、あなた独自の答えを出していくことをオススメします。

JUN 13 2022

瑛利奈

(C)ELINA

パラスのアラート、天王星&金星の合

6/6~6/12

週明けの6日、気象庁により「関東甲信が梅雨入りしたとみられる」との発表がありました。しかし、「九州から東海にかけての地域では、梅雨入りは平年よりも遅れる予想」だそうです。何かと例年の常識が覆される2022年です。先週は…コロナ持続化給付金をめぐる詐欺事件の話題がメディアを騒がせていましたが…。今週の星は…目を引くような危険な動きはありませんが、一気に駆け抜けてきた世界情勢も、そろそろ頭を冷やして、調整していく必要を感じさせます。

6日(月)…午前中、獅子座の月が土星、水星とスクエア(90°)、併せてT字スクエアに。これまでの流れの問題点を浮き彫りにしていきます。その後、午後3時21分に月は乙女座へ移動します。一日を通じて、重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はありませんが、午後5時44分の太陽とキローンのセキスタイル(60°)と、午後6時43分の天王星と小惑星=パラスのコンジャンクション(0°)の二つのアスペクト(星同士の関係)が未来を予見させるような気がします。前者、キローンは…小さな彗星ではありますが…預言者とか、ヒーラーといわれる、見識の高い高いです。後者の小惑星=パラスも非常に知的な調整者です。これら二つのとても感度の高いスイッチのような天体がひとつは太陽にセキスタイル(60°)という友人のような位置から働きかけ、もうひとつは時代の変革者である天王星と合(0°)を作る…。これは…もしかしたら、時代の転換点ともなる新たな気付きの一日になるかもしれません。

最近の時の人といえば、ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領です。この二人のホロスコープの中で、キローンと小惑星=パラスはどんな位置を占めているか、興味があったので観てみました。さすがにプーチンの方はキローンもパラスもダメダメでした。言葉で表せば…「良心の声を聞こうともしない、野心に取り憑かれた妄執の人」とでもいう感じです。ゼレンスキー大統領の方は…さすがに小惑星=パラスは太陽、金星とセキスタイル(60°)、火星ともワイドですが悪くない…本当の意味で賢い人のようです。小惑星=パラスはユーモアのセンスも表すようですが、「さすがにゼレンスキーさんは元コメディアンだけあるな」と私は見当違いに感心しました。

7日(火)も乙女座の月が続き、午後11時48分、半月です。時間が前後しますが、午後6時35分、今度は太陽が天王星とセミセキスタイル(30°)を形成。マイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)ではありますが、やはり未来の方向に若干修正が加わることになりそうです。

8日(水)は太陽と小惑星=パラスがセミセキスタイル(30°)に。すでにパラスと天王星は合(0°)を作っていますから、当然のことながら順番にこうなります。乙女座の月は時間を追って、小惑星=パラス、水星、冥王星とトライン(120°)の好調座相を形成していきます。新たな考え方を採り入れて、これまでの流れを改善していこうという動きが加速します。実りある一日になりそうです。

9日(木)、午前0時22分、月は天秤座へ。午前には牡羊座の木星と、午後には火星とオポジション(180°)を作って、騒がしい一日に。議論が空転する暗示です。新しいテーマを発表するにはあまり望ましくない日です。

10日(金)になると天秤座の月がようやく双子座の太陽とトライン(120°)の調和座相を作ります。午後9時27分には水瓶座の土星とトライン(120°)に。前日のドサクサから何とか軌道を逸しないで済みそうです。

11日(土)午前5時40分、月は蠍座へ入ります。蠍座といえば、バイデン大統領がいますが、今日は何か発言があるかも…。午前6時21分、水星が冥王星とトライン(120°)で調和します。週明けから出てきていた今後の方針転換がさらに具体的になるかもしれません。

12日(日)午前7時57分、牡牛座の金星が天王星とコンジャンクション(0°)を形成します。これは年に一度の出来事です。2021年は4月23日、2020年は3月9日に金星、天王星のコンジャンクション(0°)はできています。過去の出来事を参考にすると、昨年、一昨年ともに株が暴落しています。ただ、2020年は「ドル円が101円に届く」という騒ぎで円高株安でしたが。最近世界的に物流が滞っていますが、それに追い打ちをかけるような何かが起きる可能性もありますね。

今週は時代の転換点となる天王星の動きが目立つ一週間です。目立つといえば、小惑星=パラスも活発に惑星たちと関わっています。パラスを始め4つ小惑星は…サイズこそ小さいですが、アスペクト(星同士の関係)を作る相手が大きな惑星の場合、数学でいう「係数」のように結果に大きな変動が出ます。小惑星=パラスは「気づき」の星です。これまで執念や思い込みで動いてきた世界情勢に新たな気づきをもたらすため、小惑星=パラスはアラートを点灯しているのだと思います。

JUN 6 2022

瑛利奈

(C)ELINA