8/8~8/14
先週は4日から、東北南部や北陸地方などで記録的な豪雨となりました。また、週末にはカリフォルニアの山火事や、中国では900年の歴史を持つアーチ橋での火災、日本各地の花火大会で火事が相次ぐなど、火事のニュースも目立ちました。しかし、何といっても安倍元総理暗殺に関連して、旧統一教会と政治家の関係が続々と明るみに出て、岸田政権は10日、内閣改造に踏み切ることになりました。
8日(月)は…午前1時42分の金星と海王星のトライン(120°)という、儚くも美しいアスペクト(星同士の関係)から始まります。しかし、午前4時56分に太陽系の二大凶星、火星と土星がスクエア(90°)の凶角度を形成します。これは…エネルギッシュに燃えさかる火星に土星が氷のような鉄槌を下す…という壮絶なアスペクト(星同士の関係)です。結果、事故や暴力、物理的な崩壊現象など、破壊的な力が強まって世界の空気は緊張感を帯びるでしょう。8日の月は射手座後半を通過しますが、土星とセキスタイル(60°)を作る以外はすべて不調和なものばかり。いいニュースのない一日です。
9日(火)午前3時38分、月は山羊座へ入ります。午後2時17分には蟹座の金星が山羊座の冥王星とオポジション(180°)を形成。前日の火星、土星のスクエア(90°)とは異なる場所で、こちらも今の流れを深いところから変容させようとする動きです。今後世界はどのような方向へ向かっていくのか?複雑でなかなか読みにくいことは確かです。
10日(水)は…8日、9日のように重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、月のアスペクト(星同士の関係)のみです。山羊座の月は一日をかけて…8日に土星とスクエア(90°)を作った火星とトライン(120°)。9日に金星とオポジション(180°)を作った冥王星と合(0°)を作っていきます。今週前半の問題点をさらにおさらいをするような動きです。大人の判断が必要な日です。
11日(木)は…獅子座の太陽がいよいよ全面に出てきます。しかしアスペクト(星同士の関係)を作る相手は革命の惑星=天王星。しかも、スクエア(90°)です。岸田総理の太陽は獅子座ですが、岸田さんは獅子座に5つの天体を持つ、獅子座オーバーロードの人です。今日の星の配置から想像すると、岸田総理は「伸るか反るか?大改革をせざるを得ない」という気持ちなのでしょう。しかも、以外にも岸田さんは太陽と天王星、コンジャンクション(0°)のホロスコープの持ち主です。太陽と天王星、スクエア(90°)により、厳しい判断を迫られますが、トランジットの牡羊座の木星はとてもいい位置から岸田さんの太陽と天王星を見守っています。今日が岐路ではありますが、常に天王星と隣り合わせでいる岸田総理にとってはホームという感じなのかもしれません。
12日(金)は…午前3時29分に愛の星=金星が獅子座へ入場します。これは…いままで蟹座さんを応援していた愛の女神が獅子座さんの方へターゲットを変えると考えていいでしょう。同時に現在木星がいる牡羊座さんや牡羊座に獅子座を加えてグランドトライン(大三角)となる射手座さんに愛のチャンスが訪れます。その他の方にとっては…7月18日からこのかた、蟹座という家庭や日常生活など、身近なところに愛が宿り、「弱き者をかばう気持ちや思いやり」などが愛を象徴してきました。「敢えて言葉にしない抑えた表現」が求められてきたのですが、今日からは違います!獅子座の金星は…「愛は誇らしいものであり、ロマンであり、また命を賭けるものである」と、信念を持って愛を貫こうとします。前述の火象サイン以外のみなさんも、これからは遠慮せずに晴れやかに、また華やかに愛を表現するといいでしょう。夏休みに相応しい金星からのメッセージですね!その後、午前10時35分には満月となります。太陽は獅子座の19度21分、月は水瓶座の19度21分です。この12日(金)が今週の星の中でクライマックスとなりそうです。
13日(土)は…午前3時44分から月は魚座です。今週のなかでは目立って惑星のアスペクト(星同士の関係)が少ない一日です。午前7時8分に月は小惑星=ベスタと合(0°)、午後6時29分には獅子座の金星が小惑星=ベスタとインコンジャクト(150°)というストレスを生むアスペクト(星同士の関係)を形成します。自己犠牲や我慢を強いられる日です。星は…「コロナ感染を警戒して、のびのびと休暇を楽しめない!」と語っているかのようです。あるいは、渋滞で身動きが取れないありさまでしょうか?
14日(日)も引き続き重要な惑星同士のアスペクトはありません。午前8時26分、魚座の月はドラゴンテイルという内向的なポイントとトライン(120°)を作ります。内にこもる静かな休日です。午後12時53分、月は小惑星=ジュノーと合(0°)を形成。今年は4月21日から小惑星=ジュノーが魚座、5月24日から小惑星=ベスタもジュノーの後を追って魚座へ入っています。権利と義務を表す二つの小惑星が自己犠牲を意味する魚座へ入るのは…インフレの困難をかんじつつロシアへの経済制裁をせざるを得ないという、葛藤を抱えながらの現在の世界情勢を象徴しているかのようです。
今週は…火星&土星のスクエア(90°)から始まり、太陽が天王星とスクエア(90°)、来週には太陽と土星のスクエア(90°)が来ますが、太陽系は今季最大の難関へ差しかかっています。しばらく波瀾が続きますが、みなさまもこの南極を乗り越える覚悟を固めておいたほうがいいでしょう。
AUG 8 2022
瑛利奈
(C)ELINA