新たな流れへ加速

8/16~8/22

先週は…毎日、新型コロナウイルスの感染者数が過去最多を更新して、災害級の拡大をみせました。また西日本を中心として、各地で観測史上最大の降雨量を記録しました。浸水や土石流の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。そんななか、アフガニスタンではタリバンが首都を制圧し、ハイチではマグニチュード7.2の大地震があるなど、大波乱の一週間でした。7月末から始まった太陽、土星、天王星のT字スクエアは、今ではややルーズになってきたものの、獅子座の太陽と、土星、木星のオポジション(180°)、それにスクエア(90°)で絡む天王星の構図は相変わらず、根を張ったように続いています。

16日(月)は…午後1時26分、金星が乙女座から天秤座へ移動します。天秤座といえば秋を代表するサインですから、金星が大陸から秋の空気を連れてきて、世の中の雰囲気も少しずつ、変わっていくことに。また、金星は愛の惑星。このタイミングから愛の女神が微笑む相手は…天秤座さん、水瓶座さん、双子座さんに変わります。

17日(火)は小惑星=ジュノーが前面に出る日です。小惑星=ジュノーのテーマは「権利の主張」です。射手座のジュノーは同じく射手座の月を伴って、乙女座の水星、火星とスクエア(90°)に。人権問題や弱者の主張などでトゲトゲした議論が多い一日になりそうです。日没後は獅子座の太陽が山羊座の冥王星とインコンジャクト(150°)というストレスフルなアスペクト(星同士の関係)を作ります。獅子座の太陽から見て、もう一方のインコンジャクト(150°)のポイントには魚座の海王星と小惑星=パラスがいます。パラスは調整を表す小惑星ですが、一方の海王星は「蝕知しがたい」という「霧の中」のような惑星です。冥王星も地下に潜伏する異世界からやってきた準惑星です。これらが太陽とヨードという非常に緊張感の強いシャープな二等辺三角形を作ります。難問解決の糸口が見つからないまま、手の届かない場所で事件が進行していきそうな配置です。なかなか手の打ちようがない状況ですが、少なくとも精神的に動揺して、さらに事態を悪くしないように心がけたいものです。

18日(水)、星の配置は…少し好転します。午前6時50分、射手座の月が太陽にトライン(120°)の調和座相を形成。午前10時42分には月は木星とセキスタイル(60°)と、これも好調に。午後11時12分、前日活躍した小惑星=ジュノーが土星とセキスタイル(60°)を作ります。土星がジュノーの熱を押さえ込んで、このところのイライラの落としどころが見つかりそうです。

19日(木)午後12時27分、乙女座で水星と火星が合(0°)になります。これは…発熱の暗示です。このところの低温で、また新型コロナウイルスの感染拡大でしょうか…。同時に知性の星=水星が火星の勇気を得て決断する暗示でもあります。午後になると山羊座の月が火星、天王星とグランドトライン(正三角形)を形成します。何か、新しいことが決まるかもしれません。少なくとも新たな切り口で現在の問題にチャレンジする動きが出てくるでしょう。

20日(金)午前9時28分、太陽が木星とオポジション(180°)を形成。午後5時5分には水星が天王星とトライン(120°)を作ります。もうひとつ、午前10時40分、牡牛座の天王星が逆行し始めます。前日からの動きに加えて、今月のなかで非常に重要な転機となる日です。当面の計画の方向性が決まったり、新規の考え方やシステムを採り入れたりすることになるでしょう。しかし、この日に出す結論が本当に妥当なものなのかどうか?疑問は残ります。また、天王星の逆行が何をしでかしてくれるのか?アフガン情勢に火に油を注ぐことになるかもしれません。

21日(土)の月は水瓶座。午前8時55分に土星と合(0°)になります。落ちつきはありますが、週末のわりに暗い雰囲気が立ちこめた一日です。午後7時34分には月が自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)に。私達は義務と責任の重さを背中に感じるでしょう。

22日(日)、午後3時37分、乙女座の火星が天王星とトライン(120°)を形成します。人間だったら大手術を手がけるようなアスペクト(星同士の関係)です。午後9時1分、水瓶座の満月です。今週は…後半から、このところ停滞していた問題にメスを入れるような、大きな動きがあるでしょう。政局というよりも、現場の方が先に動き始めて、変化せざるを得ない方向に流れが変わっていきそうです。

AUG 16 2021

瑛利奈

(C)ELINA

星の対立構造が常態化

8/9~8/15

8月8日の新月の時刻(22:49)とほぼ同時に2020東京オリンピックは幕を下ろしました。批判も多かった今回のオリンピックですが、フタを開けてみれば、待ちに待っていた人や、選手やそれぞれの試合に感動したり、勇気をもらった人も多かったようです。獅子座の太陽、水瓶座の土星、牡牛座の天王星が作るフィックスドサインのT字スクエアを頭上に抱えてのオリンピック期間は新型コロナウイルスのオーバーシュートや、複数の台風接近など、国難といわれるような困難も多い毎日でした。

今週は獅子座の太陽に続く内惑星グループと山羊座の冥王星から始まる外惑星グループの対立構造がよりハッキリとしてきます。ただ、8月7日にできた太陽と天王星のスクエア(90°)という厳しい座相は次第に峠を越えつつあり、現在の対立構造がもたらす困難も次第に常態化しつつあります。

9日(月)午後4時過ぎ、獅子座の水星は山羊座の冥王星にインコンジャクト(150°)というストレスに満ちたアスペクトを形成。同時に水星は魚座にいる小惑星=パラスともインコンジャクト(150°)。二つの座相を合わせるとヨードというさらに緊張感に満ちた形となります。また、ほぼ同時刻、月が水星の上に重なってくるため、さらに緊張感に満ちた神経質な状態に。しかし、このところのT字スクエアに慣れてきた私達には、これしきの星ではさほどの危機感には感じなくなっているかもしれません。

10日(火)は…午前9時19分、乙女座の金星が魚座の海王星とオポジション(180°)に。金星は愛の惑星、海王星は夢、まぼろしを表しますから、このアスペクト(星同士の関係)は私達をとてもロマンチックでムーディな気分にさせます。ひとときの夢に酔いしれて現実を見失う怖れが…。少し前の午前7時50分に土星が自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)を作っていますから、不利な任務を喜んで受け入れる可能性も。

11日(水)午前10時19分、今度は水星が木星とオポジション(180°)を形成。こちらは偽証のアスペクト(星同士の関係)です。今週は…9日(月)以降、判断を誤るアスペクト(星同士の関係)が手を変え、品を変えという言葉通り、水星、金星をたぶらかすように、外惑星たちが不利な位置から関わってきます。このところオリンピックを見込んでカレンダーは連休続きでしたが、たまのウィークディに溜まった仕事をやっつけようとすると、判断ミスをしてしまうかもしれません。とくに契約問題などは慎重にしたい配置です。しっかりとバックアップを取るなどして、システムのメンテナンスはマメにしたほうがよさそうです。

12日(木)午前6時56分、水星が乙女座へ入場します。ここから知性の星=水星の働きが活発になります。今週前半の知性を鈍らせるような星の動きはリセットされるでしょう。午後7時45′、今度は金星が冥王星とトライン(120°)を形成。これも悪い流れが逆転する暗示です。真実が見えてきたり、難問解決の糸口がみつかるなど、期待ができます。

13日(金)、天秤座の月が獅子座の太陽とセキスタイル(60°)の調和座相に。比較的穏やかな一日です。波瀾は回避できそうな見通しが…。多くの方はお盆休みの始まりでしょう。

14日(土)は火星が土星とインコンジャクト(150°)、金星は木星とインコンジャクト(150°)を形成して,すぐには答えが出ない日です。太陽系の星たちも夏休みのため、何事もペンディングの状態になっているかのようです。新型コロナウィルス対策など、各自健康状態には注意を払いましょう。

15日(日)午後1時13分、今度は太陽が海王星とインコンジャクト(150°)です。人によっては、不注意が原因の事故など気をつけたい配置です。政治情勢としては…社会のシクミやカタチが思わしくないと分かっていながら、なかなか手が打てない状態です。仮に判断が付かない場合は、軽率に前に進めるよりも、慎重な停滞のほうがいいかもしれません。まずは、今分かっていることのデータを取ったり、法律や条令を調べるなど、勉強しておくことがオススメです。

今週は…東京オリンピックも終わり、今後の方向が見えない週です。あまり結論を急がずに、まずは溜まった疲れを癒やすことですね。

AUG 9 2021

瑛利奈

(C)ELINA

 

太陽、土星、天王星、緊急事態

8/2~8/8

先週…7月30日、火星が木星とオポジション(180°)を作りましたが、五輪は大人の寛容さでの中で私が心配したとおり、新型コロナウイルスの感染者数は、東京で3800人を超え、全国では毎日10000人を超えるようになりました。それにより、2日(月)から緊急事態宣言が東京都と沖縄県に加えて、首都圏の三県と大阪府でも実施されることに。そうはいいながら、日本国内は東京オリンピックで盛り上がっています。

2日(月)午後3時14分、今シーズンで最も深刻な星の配置、太陽と土星のオポジション(180°)が形成されます。そもそもいま、水瓶座の土星は牡牛座の天王星と相変わらずスクエア(90°)になっていますから、これに太陽が加わり、太陽、土星、天王星のT字スクエアになります。今年はいつ?このような太陽、土星、天王星の不調和なアスペクト(星同士の関係)が作られていたのか?調べてみると…前回の太陽、土星の関係は…スクエア(90°)、それに対して天王星は太陽と合(0°)でした。その時期は…太陽、土星の方が5月3日、太陽天王星の合(0°)は5月1日。前々回の太陽、土星の不調和な絡みは…1月24日~25日でした。この三つの時期はいずれも緊急事態宣言下ですが、最近は年中緊急事態宣言が発出されているので、みなさんは「どうせいつもじゃないか!」と思われるかもしれません。また、新型コロナウイルスの感染者数のグラフを見ると、ピークとも若干ずれています。ところが!死亡者数を見ると、この二つの時期はぴったり一致しているではありませんか!特に日本国内のグラフよりも、世界の死亡者数が特に正確に一致しています。しかし、最近は世界各地でワクチンが普及してきたため、今回は死者がかなり減ってきましたが。太陽に土星が絡むと「死亡者数のピーク」…そう考えると、今回のT字スクエアも、逆に「終わりが見えてくる証し」と考えることもできなくありません。悪いことばかりではないのかもしれませんね。

3日(火)午後3時52分、前日の暗い星とガラッと変わって、愛の星=金星が天王星とトライン(120°)という、大ロマンや予期せぬトキメキをもたらす星の配置があります。劇的で感動的なドラマーがそこここで繰り広げられる暗示です。非日常的な行動や、偶然に身を任せる気持ちが幸運を引き寄せることになるでしょう。

4日(水)は水星と天王星のスクエア(90°)を除いて、重要な天体のアスペクト(星同士の関係)はありません。一日を通じて、ネガティブなアスペクト(星同士の関係)しかない、不調な一日です。重要な会議や決定事項などは、できれば避けたい日です。

5日(木)は午前6時16分から月のサインは蟹座へ。月齢は25日、新月へ向かう三日月です。午後1時43分、水星が金星とセミセキスタイル(30°)という種蒔きの関係に。これから始めてみたいこと等を考えるにはいいかもしれません。

6日(金)も重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。できれば、身体を少し休めて、体力を温存しておきたい一日です。

7日(土)は…午前8時57分、太陽が天王星とスクエア(90°)を作ります。これは2日(月)に次ぐ、テンションに満ちたアスペクト(星同士の関係)です。天王星は「縁切り星」ですから、これまで忍耐しながら抱えてきた問題に結論を出して、斬り捨てる覚悟をすることもあるかもしれません。また、未来は私達の予想を裏切るもののようです。でも、何が起きても、動揺しないことが大切です。もう少し長期的な展望が立つまで、慌てない姿勢が大切です。

8日(日)は2020東京オリンピックの最終日。午後8時に閉会式が始まるようです。その後、午後10時49分、獅子座の新月です。パラリンピックはまだ残っていますが、この日により、長かったオリンピックまでの道のりは新月によりリセットされることになります。

今週は獅子座の太陽を巡って、オポジション(180°)という対峙する水瓶座の土星、スクエア(90°)に構える天王星…この三つの天体のT字スクエアがテーマです。そもそも獅子座の太陽は華やかで劇的な晴れ舞台を、それに対峙する土星は制限、束縛を意味します。この星の配置からして、いま日本が二つの対ものものに引き裂かれて、葛藤しているさまが見てとれます。それに天王星という別離、改革を意味する惑星を加えて、三者三様で譲らず、私達は別なベクトルへ引き裂かれようとしています。今週特徴的なこのアスペクト(星同士の関係)の主役=太陽は獅子座にあり、最も力の強い本来の座です。相対する土星も水瓶座で、こちらも本来の座で、天王星以外は両者とも最高権力者同士の対立なのです。双方とも力が均衡しており、私達はこの対立を頭上に仰ぎながら、この先もずっと解決策を模索していくことになるでしょう。まさにコロナをめぐる経済と医療の対立構造そのものです。東京オリンピックは一方の獅子座の太陽が象徴するにふさわしい一大イベントなのです。この二つの価値観=太陽と土星の対立はオポジション(180°)であり、二者択一は不可能なアスペクト(星同士の関係)です。みなさんの中にも太陽と土星のオポジション(180°)を持っている方はいると思いますが、相反する太陽と土星の性質をどうやって調和させていくか?多分、それはその人にとって一生の課題になるべきものです。

今週は…太陽も、土星も大切。そして天王星も…。心の中でそう思いながら、権力者=太陽とオーソリティ=土星の両者を立てながら、いかに上手くやっていくか?という宿題を私達が抱えることになる一週間といえるでしょう。これを解決するにはやはり「忍耐」という時間が大切なのです。反対に、今週は…こんな一生ものの命題を授かる日々が来る…と考えれば、ゲームや謎解き好きの現代人の私達にとって、得がたい一週間なのかもしれません。57年ぶりに東京オリンピックを開催するのですから、それもそのはずです。

AUG 2 2021

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

五輪は大人の寛容さで

7/26~8/1

先週は東京オリンピック開催のため、「海の日」が22日(木)に、「スポーツの日」が23日(金)に移動して、大型連休となりました。私などは直前に気が付いて大慌てしたのですが、直前までオリンピック開催の是非を議論していた世の中の雰囲気に反して、「な~んだ!最初から決まっていたんじゃないか!」と、キツネにつままれたような気持ちになりました。23日(金)の開会式以降、報道はオリンピック一色になり、これだけのエネルギーを押さえ込むことができると思っていた世論の虚しさを知りました。その後、オリンピック会場に詰めかける人の波を見ると…無観客開催を決定した意味があるのか?また、見切り発車的開催に、なんとなく釈然としない思いも…。

26日(月)…7月18日の太陽と冥のオポジション(180°)に続いて、午前5時14分に水星が冥王星とオポジション(180°)を形成。水面下で何かが起きるアスペクト(星同士の関係)ですが、オリンピックのニュースに掻き消されて、声が届きません。午後12時29分に月が魚座へ入ると、星の配置はいい流れに。楽しげな一日です。

27日(火)は大きな星の動きがありません。なかでは水星が午前3時19分、調整の小惑星=パラスとトライン(120°)の好調座相。午後3時48分には水星が火星とセミセキスタイル(30°)という努力すれば育つというプチラッキーな配置に。午後9時1分には水星が癒やしの小惑星=セレスとセキスタイル(60°)を作って、私達の心に温かいメッセージを送ります。一日は平和な雰囲気に支配されるでしょう。

28日(水)午前10時11分、水星が獅子座へ入場します。その後、午後9時42分、これまで魚座を逆行していた木星が水瓶座の領域へ逆行で入ります。この瞬間から獅子座の天体は太陽、水星、火星の3個、水瓶座に土星と木星、牡牛座の天王星…と、フィックスドサインの天体が十大天体中6個を占める布陣となります。夏至の頃の蟹座と魚座など、水のサインに星が多く集まった、センシティブな配置とは異なり、甘えは許されないパワーバランス中心の傾向へと世界の流れは変わっていくでしょう。

29日(木)午前6時18分、牡羊座の月が獅子座の太陽にトライン(120°)の調和座相を形成して、オリンピックたけなわムードにシフトしていきます。世の中の流れも安定感が出てきます。

30日(金)午前0時50分、獅子座の29度で火星が木星とオポジション(180°)を形成。これは…加熱する暗示です。五輪ムードが過熱するのはいいのですが、新型コロナウイルスの感染者急拡大の怖れかもしれません。その後、午前5時32分、今度は火星が獅子座を離れて乙女座へ入場します。乙女座は医療を表すサインです。行政の方針が医療重視へ舵を切り始める暗示です。

31日(土)は牡牛座の半月です。同時に太陽が権利の主張を表す小惑星=ジュノーとトライン(120°)を形成。今週は一時収まっていた議論がまた再燃する可能性も。

8月1日(日)には水星が小惑星=ジュノーとトライン(120°)を作ります。今後の国の政策やコロナ対策など、さらに論じられるようになりそうです。

今週は…今まで空気を読みながら進めてきた世の中の流れが、現実路線へと変わってくるでしょう。私達も日和見的な姿勢を改めて、これからの生き方に真剣に向き合う必要を感じ始めるのかもしれません。まずは、自分自身の本音をよく見極めて、ブレない姿勢を保つことが大切です。私達、日本国民は、東京オリンピック開催を機会に、大人の寛容さを持てるよう、自分を見直すべきなのかもしれません。

JUL 26 2021

瑛利奈

(C)ELINA

金星、太陽、小惑星ベスタが移動

7/19~7/25

先週末の18日、一年ぶりに太陽が冥王星とオポジション(180°)を作りました。先週の今週の運勢、T字スクエアの次は冥王星に前回のこのアスペクト(星同士の関係)ができたときは「東京都で新型コロナウイルスの感染者が新たに280人以上で過去最多」だったとのニュースが。今回も17日は1410人と今季最多を記録しました。

19日(月)は重要な天体のアスペクト(星同士の関係)こそありませんが、地味ながらトレンドの変わり目ともいわれる小惑星の動きがあります。それは…小惑星ベスタが昨年の10月22日以来、9ヶ月ぶりに乙女座から天秤座へサインを移動するのです。小惑星ベスタといえば、「義務」や「自己犠牲」を表す星です。通常は2ヶ月半くらいで次のサインへ移動するのですが、今回はベスタの逆行があり、昨年の10月22日から小惑星ベスタはずっと乙女座に留まっていたのです。乙女座といえば「健康のハウス」を支配するサインです。また、医療や勤務、そして勤務に伴う規制なども意味します。この小惑星ベスタが乙女座へ入った昨年(2020年)の世界の新型コロナウイルスの感染者数をみると、ちょうどこの頃からカーブがグーンと上がっています。次に小惑星ベスタが逆行を始めたのは今年の1月19日です。この頃も日本はもちろん世界的にパンデミックになった時期と一致します。その後、ベスタが順行に変わったのは今年の4月20日です。ちょうどこの3日後に菅総理が緊急事態宣言に関する会見を開きました。やはり世界的なピークは4月23日でした。その小惑星ベスタが19日午前4時44分、9ヶ月ぶりに乙女座を離れて、天秤座へ入場したのです。これは…新型コロナウイルス、ピークアウトの暗示かな?と、期待してしまいますね。少なくとも乙女座のベスタよりも天秤座のベスタの方が強制力が弱いのは確かです。これからは「自己責任で」という時代に世界が舵を切るのかもしれません。

20日(火)午前1時30分、蠍座の月が太陽とトライン(120°)で安定の関係です。また増光期にあたり、投資や新しい仕事に着手するのはチャンスです。午前[11時59分、太陽が調整の小惑星パラスとこちらもトライン(120°)です。その後、午後6時37分、水星が天王星とセキスタイル(60°)を形成。とても落ちついた一日になりそうです。オリンピックを控えてピリピリしている国民感情にも少し余裕が出てきそうです。

21日(水)この日は開会式に先立って、朝9時からすでにオリンピックの競技が始まります。月は射手座でスポーツにはよさそうですが、前述の小惑星ベスタが木星とインコンジャクト(150°)を作るなど、何となく釈然としない状況でなし崩しにスタートという感じです。

22日(木)は…午前9時36分、愛の星=金星が乙女座へ入場します。乙女座さんを始め、牡牛座さん、山羊座さんなど、地のサインの方々には恋愛など、人生をエンジョイするチャンスが訪れます。同日午後11時26分、今度は太陽が蟹座から獅子座へと入場します。これで大分世の中の雰囲気は変わりますね。太陽=蟹座、金星=獅子座のエモーショナルで主観的な組み合わせですが、太陽=獅子座、金星=乙女座になると、社会性が増して、私達の情緒や見方にも安定感が出てくるはずです。

23日(金)午後1時10分、太陽が木星とインコンジャクト(150°)を作ります。太陽のサインは前日から獅子座。一方木星の方は魚座にいますから、こちらの組み合わせはミスマッチです。目標と対策が噛み合わない…暗示です。この先、魚座の木星に期待しても、逆行しながら水瓶座へ戻ってしまいます。ここは甘い夢を抱かずに自分の信念を通すことに専念することです。

24日(土)午前11時36分、水瓶座の満月です。これまでやってきたことの結果が出るでしょう。東京オリンピックも滑り出しは快調です。

25日(日)の最初のアスペクト(星同士の関係)は午前1時34分の水星と海王星のトライン(120°)です。25日(日)は夢と希望を期待する楽観的なアスペクト(星同士の関係)からスタートしますが、その後、シリアスな星の動きに支配されていきます。私達は「これは夢ばかり見てはいられないな!」という現実に気付き、気持ちや体制をを引き締めてかかることになるでしょう。

今週は2020東京オリンピックが始まります。「2020」の名称通り、せっかく一年も待ったのですから、前向きな気持ちで開催していきたいものです。また、金星、太陽、小惑星ベスタなど、新たなサインへ入場する惑星も多く、時の流れの変遷を感じる一週間となりそうです。

JUL 19 2021

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

T字スクエアの次は冥王星

7/12~7/18

2020東京オリンピックを前にして、7月12日から東京には4度目の緊急事態宣言が発出されました。私の住む神奈川県も今月11日が期限となっていたまん延防止等重点措置の延長が決まりました。にもかかわらず、オリンピックの競技日程などは予定通り。選手村では飲酒もパーティも可能とのことで、なんだか、江戸時代の治外法権を思い出してしまいますね。とはいえ、日本は贈賄の嫌疑で会長が辞任してまでオリンピックを招致したのですから、自業自得といわざるを得ないのかもしれません。最近は結婚式を派手にする習慣は少なくなってきましたが、このコロナ禍の影響で、これからは派手なイベントを開催することも影を潜めていくような気がします。

先週は…各地で記録的な豪雨となりました。これは火星、土星、天王星が不穏な配置にで書いた火星、土星&天王星のT字スクエアに金星が加わってきたためだと思われます。12日(月)はこのポイントを獅子座の月が重なって刺戟しています。午前7時35分、月は土星とオポジション(180°)、12時10分には天王星とスクエア(90°)、午後8時13分には金星、9時28分には火星と合(0°)を作り、その後次第に遠ざかっていきます。

13日(火)午前4時45分、前日から蟹座へ入った月が木星とトライン(120°)の好調座相を形成します。これはいい暗示です。知性の惑星=水星に木星が叡智を与えて、話し合いや計画など、知性的な作業にいい影響があるでしょう。また、水星は人のこころを司る惑星です。私達の気持ちを明るくするようなニュースがあることも。午後10時32分には金星が火星と合(0°)を作ります。度数は獅子座19度48分…このときの土星の度数が水瓶座11度36分ですから、もう大分離れてきたことが分かります。そろそろ土砂災害も峠を越しそうです。

14日(水)はあまり有力なアスペクト(星同士の関係)はありません。乙女座の月が小惑星=ジュノーとスクエア(90°)を作った後、ノードとスクエア(90°)に。昨日(13日)は水星と木星で助けられたのですが、人々の意見が対立して、なかなかコンセンサスを得られない暗示です。そもそも午前4時47分に義務を表す小惑星=ベスタと調整の小惑星=パラスがオポジションを作っています。こういう日は調整日には不向きです。結果を出すことを考えるよりも、問題の当事者の心境、心情を考慮して、まず、その感情の根っこを探ることが大切です。

15日(木)午後5時48分、太陽が海王星とトライン(120°)の好調座相を形成します。今週の中ではいちばん物事がスムーズに運ぶ日といえます。私達はついつい譲歩する気持ちになるでしょう。

16日(金)には、前日太陽とトライン(120°)を作った海王星に、今度は金星がインコンジャクト(150°)という割り切れないアスペクト(星同士の関係)を作ります。併せて権利の主張の小惑星=ジュノーが月(60°)や太陽(135°)に絡んできます。後悔や不満などが前面に出てくる一日です。

17日(土)は…午後になると天秤座の月が火星や金星とセキスタイル(60°)の調和座相を作ります。午後7時10分には月は蟹座の太陽とスクエア(90°)になり、半月です。今週の中の折り返し点です。午後8時3分には月が冥王星とスクエア(90°)を形成。ここからニュースや私達の気持ちなど、時の流れが変わりそうです。

18日(日)午前7時46分、太陽が冥王星とオポジション(180°)を形成します。とても難しい星の配置です。太陽は365日で12サインを一周します(天動説)から、この太陽&冥王星のオポジション(180°)は年に一度起こります。昨年は冥王星の度数が少し若かったため、7月16日でした。2020年7月16日のニュースを調べてみたところ、「東京都で新型コロナウイルスの感染者が新たに280人以上確認」されて、「過去最多となる見通し」とのこと。今回も今季最多となるのでしょうか?それも含めて、解決が難しい問題に直面する暗示です。

一難去って、また一難とはこのことですね。しかし、今週は13日~15日にかけていいニュースがありそうです。あなたも身近な楽しい話題を見つけてみてくださいね。

JUL 12 2021

瑛利奈

(C)ELINA

金星、気持ちの問題がテーマに

7/5~7/11

先週は東海から関東地方にかかった梅雨前線の影響で豪雨が続きました。なかでも伊豆半島での被害が大きく、沼津市や熱海市に甚大な被害が出ました。特に伊豆山の土石流はツイッターの動画では、先週の火星、土星、天王星が不穏な配置にに書いたとおり、火星、土星、天王星のT字スクエアの破壊力を見せつけられました。被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。また私達、首都圏に住む者にとって、この国道135号線はとてもなじみ深い道路でもあり、近くに友人がいたりなど、大きなショックを受けています。

先週のT字スクエアは…獅子座の火星が動いて、1日に土星とオポジション(180°)、4日に天王星とスクエア(90°)を形成して、つまり、火星が問題を引き起こした当事者でした。今週は…先週の火星と同じポイントへ、火星から遅れること5度の間隔で、今度は金星がやってきます。火星は闘いの惑星ですが、金星は愛の惑星です。象意は180度違います。実際にも火星は牡羊座の主星、金星は天秤座の主星と、角度的にも180度の関係です。ここから考えると、今週は先週とは違い、愛情問題や私達国民の心情がどう動くか?などがテーマになるものと思われます。

5日(月)の月は牡牛座。午前1時40分に月が天王星と合(0°)を作りますが、その後の星の配置は比較的穏やかです。

6日(火)午前4時14分、太陽が天王星とセキスタイル(60°)を形成。今週のなかでは唯一の太陽のメジャーアスペクト(重要な星同士の関係)です。世の中がいい方向へ動き始める暗示です。ただ、午後4時39分に水星と海王星のスクエア(90°)ができますが、これは「嘘つき」という意味です。アテにならない言論が横行して、いい流れに水を差すかもしれません。

7日(水)午前11時35分、獅子座の金星が水瓶座の土星とオポジション(180°)を形成。ちょっとガッカリなアスペクトですが、これで現実が見えてくることに。恋愛問題には逆風ですから、この日に告白はしないほうがいいでしょう。

8日(木)は…午後8時6分、水星が義務を表す小惑星ベスタとスクエア(90°)を作ります。午後1時47分には月が惑星ベスタとスクエア(90°)を形成。義務を負うことを回避して、投げ出すという意味です。東京オリンピックに関して、投げ出したい意見…無観客ということでしょうか?…が強まりそうです。

9日(金)午前4時25分、金星が天王星とスクエア(90°)を作ります。これは「離別」という意味…。大事なものを捨てる日です。また、捨てたい衝動、辞めたい衝動が高まる日と考えていいでしょう。あまり行動的になるとあとで後悔するかもしれませんので、慎重に。

10日(土)午前10時16分、蟹座の新月です。度数は蟹座の18度1分。長かった月食~日食を含む月のサイクルがようやくリセットされます。厄払いしたような気持ちでリフレッシュ。再スタートです。

11日(日)は蟹座の月で始まり、冥王星とオポジション(180°)という胸が重くなるアスペクト(星同士の関係)を作った後、午前9時20分から月は獅子座へ。その後、メジャーアスペクト(重要な星同士の関係)は無く、一日が過ぎていきます。これからは先週のような厳しい星にはなりません。何となく流されながら、オリンピックムードになっていきそうです。

JUL 5 2021

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

火星、土星、天王星が不穏な配置に

6/28~7/4

先週の「瑛利奈の今週の運勢」、夏至、華やぐ星々のなかに「太陽が木星とトライン(120°)の好調座相を作り」、ひさびさの幸運が訪れると書きましたが…。フタを開けてみるとその日は…上野動物園のパンダ、シンシンが双子の赤ちゃんを出産したのでした。みなさんは覚えているでしょうか?幸運の惑星=木星が少し前に別な相手(星)とトライン(120°)を作った日のことを。それは…6月4日に金星とのトライン(120°)で、やはり私はこちらに「4日は女神が微笑む日」を書いたのですが、その日は「上野動物園のパンダに妊娠の兆候」というニュースが流れたのでした。上野のパンダちゃん、すごいですね。金星&木星のトライン(120°)で妊娠が発覚して、太陽&木星のトライン(120°)で出産するなんて!しかも双子を!そうなると、日本国民の幸せはパンダが握っている…と考えざるを得ないですね。(笑)

これと同時に、先週はマイアミのコンドミニアム倒壊や大阪西成区の住宅倒壊など、器物が破損するニュースが目立ちました。星の上の決め手は満月でしたが、実はその裏で不穏な惑星の配置があるのです。というのは…今年2021年の2月から水瓶座の土星が牡牛座の天王星とスクエア(90°)の関係を持ち始めたのですが、これに対して今週は…さらに獅子座の火星が加わってT字スクエアになるのです。今週の太陽系はやけに火星が目立ちます。重要な天体のなかでメジャーアスペクト(重要な星同士の関係)を作るのは火星、土星、天王星だけ。太陽や水星など、ベネフィックス(吉星)といわれる星たちが作るのはマイナーアスペクトといわれる効力が弱い関係のみです。今週の太陽系は…火星、土星、天王星の三大凶星に支配される、あたかも宇宙に棲むドラゴンが荒れ狂って幅を利かせているような状態です。

28日(月)はあまり重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。問題の火星はサウスノード(ドラゴンテイル)という内向的なポイントとトライン(120°)。最近問題視されている人出も目立って増える傾向ではありませんが、私達の意識がこれまでよりも、より内部に向かっていく暗示です。

29日(火)午前2時50分、月が魚座へ入ります。魚座といえば現在幸運の惑星=木星がいますから、午前6時33分、月が木星と合(0°)。好調な一日の滑り出しになるでしょう。

30日(水)は火星が権利の主張を表す小惑星=ジュノーとトライン(120°)に。人権問題が叫ばれる日です。

7月1日(木)…この日の午後10時8分、問題のアスペクト(星同士の関係)、火星が土星とオポジション(180°)を作ります。オポジション(180°)というのは火星と土星が地球を挟んで真向かいにある状態です。真ん中にある地球は二つの惑星の間でテンションマックスになりますから、当然、先週起きたような崩壊しそうなビルや橋など建造物には負荷が強くかかることになります。そのような人工的なもの以外のもの、例えば人間の身体などでも同じような影響を受けます。火星は獅子座の12度、土星は水瓶座の12度ですから、このあたりに重要な天体を持つ方、なかでもその天体が他の天体とスクエア(90°)やオポジション(180°)で傷つけられている場合などは、怒りがコントロールできなくなったり、実際に物理的に傷つけられて怪我や発熱することもありますから、注意が必要です。しかし運良く、1日は午前10時21分から月が牡羊座へ入って、火星&土星のオポジション(180°)に対して、調停座相という間を取り持つ役割をしてくれます。これにより、少し凶意が和らぐことになるはずです。

2日(金)、月は牡羊座の第二デークに入ってきます。午前6時10分、蟹座の太陽に対して半月です。今週あった問題の当面の結果が出ることになります。小池都知事の健康状態なども明らかになるかもしれませんね。

3日(土)は午前1時12分に月が知性の惑星=水星とセキスタイル(60°)を作ったあと、概ねネガティブな動きのみです。週末ながら、なんとなく冴えない一日になりそうです。

4日(日)は今週でいちばんイヤな星の配置が起こります。前日の午後9時27分から牡牛座へ入った月が深夜に木星とセキスタイル(60°)を作って、小さな幸せが…。その後、午前10時39分、獅子座の13度まで度数を進めた火星が天王星とスクエア(90°)を形成します。下に載せたチャートはこの時のものです。1日に火星がオポジション(180°)を作った土星もまだ水瓶座の12度に居座っていますから、火星、土星、天王星でフィックスドサインのT字スクエアを形成することになります。しかも同じ日の午後10時6分に月は土星とスクエア(90°)を作って、このT字スクエアをさらに補強する形です。火星のそばに獅子座の金星も寄り添っていますから、合計5個の天体がT字スクエアを作る形となるのです。7月4日は東京では都議選の投開票日です。またアメリカでは独立記念日です。政治情勢も荒れる可能性があるでしょう。

今週の太陽系は火星が席巻して不穏な空気です。6月10の日食のサイクルを抜け出して、次の新月が待たれるところです。

JUN 28 2021

瑛利奈

(C)ELINA

夏至、華やぐ星々

6/21~6/27

21日(月)は…午後12時32分、太陽が蟹座の0度、つまり夏至のポイントに入ります。これを以て、日本の国のホロスコープは新たな「夏至図」に書き替えられ、国の運勢が一新されることになります。実はこの21日は、夏至の方ばかり取り沙汰されますが、その12時間前の午前0時4分に木星がいったん留まって、過去の方向へと戻る木星逆行が始まっています。その度数は魚座の2度11分になります。その後、午後10時57分には愛の星=金星が海王星とトライン(120°)を作ります。週明けから、今週の太陽系の動きはとても華やか。つまり、これから始まる新たな日本の四半期のホロスコープはとても華やかなものになるのです。たしかにこれから東京オリンピックを控えている日本ですから、華やかになるのも当然といえますね。下に2021年の夏至図を表示しておきます。MC(ホロスコープの頂点)付近に金星と太陽がエレベートして、全体を優雅に支配しています。しかも太陽はガッチリと木星に支えられています。月も蠍座で蟹座の太陽と調和的です。ただ、金星のとなりにいる火星が土星、天王星とT字スクエア。しかも火星、土星、天王星は太陽系の三大凶星の上に蠍座の月を加えるとグランドクロスを作っています。なかなかパワフルな夏至図ですね。よくも悪くもフル稼働しないとやっていけない感じです。

前日に大きなイベントが出切ってしまったため、22日(火)は重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。あるのは…月のみです。蠍座の月は海王星、金星、冥王星と好調。順調な一日になりそうです。

23日(水)午前6時59分、これまで逆行していた水星が双子座の16度で順行に変わります。今回、水星が逆行し始めたのは5月30日からです。水星が逆行している期間は話し合いがなかなかまとまらなかったり、約束事が守られない、通信機器や交通情勢の不具合など、問題が起こりやすい時期でしたが、これからは知性の惑星=水星が順調に稼働し始めます。東京オリンピックに関しても、この先の読みが立ってくるはずです。同日、午後7時11分、太陽が木星とトライン(120°)の好調座相を作ります。過去に遡って調べてみると、昨年(2020年)12月19日に木星が水瓶座へ入ってから、トライン(120°)を作るのは今回が初めてです。4月16日にトライン(120°)に準じる好調座相、セキスタイル(60°)を作っていますが…。よく考えると今年はこれまで、木星が水瓶座にいるうちに、一度も太陽とトライン(120°)を作らなかったのでした。今回の太陽&木星のトライン(120°)も木星が水瓶座を抜けて魚座へ入って、しかも逆行してからようやく…ということになります。なかなかパーフェクトな幸運のチャンスは訪れないものですね。とはいえ、今回も十分幸運にあずかれる貴重なチャンスです。みなさんもこの情報を知った今から、幸運を掴むために自ら積極的な行動を取るといいでしょう。やり残したテーマや願い事はそれを叶えるべく、即行動に移してください。

24日(木)は…午前8時39分、金星が冥王星とオポジション(180°)を作ります。少し感情が高ぶりやすい日です。午後にはそれをコントロールする動きが出てきますので、日没まで熟慮熟考を心がけるべきです。

25日(金)は前日夜半から月は山羊座です。午前3時39分、満月です。ここ二週間の出来事の結果が出る日です。

26日(土)午前4時21分、魚座の23度で海王星が逆行に変わります。いつもいうように海王星は地殻変動に影響を与えます。また、ここのところおかしな事件や事故が多いので、ちょっと心配ですね。まずは、この情報を知ったらすぐに防災、防犯対策を強化しておくといいでしょう。

27日(日)、午後1時26分、愛の星=金星が獅子座へ入場します。獅子座さん始め、牡羊座さん、射手座さんなど火象サインの方々には愛のチャンスです。また、世の中全体も獅子座が持つ華やかなムードでつつまれることになります。このところ湿り勝ちだった私達の気分も盛り上がっていくはずです。

今週は夏至を境に世の中が一気に華やかなムードへ変わっていくでしょう。不安や怖れを抱いて悩む前に、その解決策を考え、行動に取りかかる…今週の星々はきっとあなたにそんなキッカケを与えてくれるはずです。

JUN 21 2021

瑛利奈

(C)ELINA

 

15日に大きな壁

6/14~6/20

先週は10日に日食があり、その後、週末に星の配置は回復し、イギリスで行われたG7もなんとかラッキーな日に最終日を迎えられたようです。

6/14(月)は午前3時22分に月が獅子座へ。午前8時39分、太陽が海王星とスクエア(90°)を形成。霧を表す海王星の象意どおり、日本列島が霧に包まれ、関東地方もいよいよ梅雨入りとなりました。

6/15(火)は…太陽系のなかの二大凶星といわれる土星と天王星がスクエア(90°)を作ります。逆行中の土星は水瓶座の13度06分、天王星は牡牛座の13度06分です。また、悪いことに獅子座の月が加わって、かなり正確なT字スクエアになります。そもそも土星の公転周期は29年、天王星は84年ですから、この2つの惑星がスクエア(90°)などのアスペクト(星同士の関係)を作る機会も非常に少ないのです。例えば、前回スクエア(90°)を作ったのは今年の2月18日ですが、その前は…2000年5月13日でした。土星は年に一回逆行するため、2月は順行、6月は逆行、そして12月に順行でスクエア(90°)を形成します。前の「瑛利奈の今週の運勢」を見ると、前回の土星&天王星スクエア(90°)の2月18日は東京オリ・パラ組織委会長が森喜朗氏から橋本聖子氏に代わった日だったようです。15日をもって、また時代の流れが変わるでしょう。日本の政治の中枢にも変化があるのかもしれません。みなさんのなかでは現在土星がいる水瓶座の13度付近に重要な天体を持つ方、また、天王星がいる牡牛座の13度付近の方、さらに獅子座の13度付近、蠍座の13度付近に太陽など、重要な星を持つ方は…予想するのも忍びないのですが、煽りを受けるでしょう。ホロスコープの中には10個以上のポイントがありますから、誰しも何らかのカテゴリで影響があるはずです。

しかし、土星&天王星のスクエア(90°)といえども「怖れるなかれ」です。占星学的には古き因習を捨てて、新しいものへチャレンジするチャンスといわれています。ただ、変化や急カーブには多少の横揺れはつきものです。心の軸をしっかりと保って、あなたの真に求めるゴールの方向へハンドルを切るといいでしょう。

16日(水)は獅子座の月が太陽とセキスタイル(60°)を作って、安定の方向へ…。その後、あまり重要なアスペクト(星同士の関係)はなく、ネガティブなものばかりです。とはいえ、金星や木星など、ベネフィックス(吉星)が多く絡んでいるので、気が緩んでダレた感じです。特に午後11時22分の水星と小惑星=ベスタのスクエア(90°)は「疲れたから、もういい加減にしてよ!」と、肩の荷を投げ出したい気持ちを表しています。

17日(木)になると、今度は小惑星=ベスタが金星や月と効果的に絡んで、「気を取り直して、もう一度頑張ろう!」という気分にさせてくれます。新しい未来が見えて、ヤル気を取り戻す一日になるでしょう。

18日(金)は乙女座の月が深い度数まで来て、海王星、冥王星などと関わります。太陽との関係は半月です。当面の方向が概ね決まるでしょう。

19日(土)は悪くない一日です。天秤座の月が土星、水星と好調。土曜日ながら順調に仕事が運びます。ワクチン接種などもスムーズに行われそうです。

20日(日)は天秤座の月が金星、冥王星とはT字スクエア。同時に太陽とトライン(120°)ここに木星も加わってグランドトライン(正三角)です。ダイナミックな星の配置です。いろいろな問題が活発な動きを見せる日です。新しい計画に着手するのもよさそうです。

今週は…何と言っても15日の土星&天王星のスクエア(90°)がハイライトです。6/15(火)の予想にも書いた通り、大きな時代の変わり目です。しかし、双子座の太陽が巻き込まれていないので、大きなテーマではありながら、私達の生活への直接的な影響は大きくないでしょう。ただ、この星の配置は…「現状に流されず、いざという時には改革も必要だ!」と私達に「覚悟を持て!」と諭しているかのようです。のんのんと現状維持に固執するだけが人生ではないはずです。ちょっと苦しい壁にぶつかるのは、飛躍するチャンスなのかもしれません。

JUN 14 2021

瑛利奈

(C)ELINA