協調性を失う星たち

12/9~12/15

先週の星の配置は…「土星&木星がスクエア(90°)のポイントに対して太陽がT字形を作る最も張り詰めた位置へ入ってきます」と書きましたが、驚くようなことがいろいろありましたね。

まずは韓国戒厳令です。韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は3日夜、「非常戒厳」の宣布を発表しましたが、4日の早朝、国会は6時間後に非常戒厳を解除しました。この混乱を受け、尹大統領は一切の政治活動を禁止され、国会で弾劾訴追されることになりましたが、与党が退席、棄権したため、弾劾訴追案の採決は不成立に終わりました。野党は今後も弾劾訴追案を出し続けるとのことです。今後の韓国の政情不安は避けられそうにないようです。8日、シリアでは反政府勢力が、首都ダマスカスを制圧し、アサド大統領は後ろ盾となってきたロシアに亡命しました。日本国内では54歳で亡くなった中山美穂さん死去のニュースに関心が集中しているようです。さて、今週の星はというと、先週に最も困難なアスペクト(星同士の関係)が集まっていただけに、今週は太陽のアスペクト(星同士の関係)は重要なものがなく、波瀾は少ないでしょう。

9日(月)、今週は…魚座の半月からスタートします。まず午前0時26分、月は太陽とスクエア(90°)に。月は魚座の17度、太陽は射手座の17度です。増光期(月が大きくなる時期)ですから、新たなスタートの方向性を確認するような感じです。昼過ぎに魚座の月は天王星とセキスタイル(60°)、午後5時44分には海王星とコンジャンクション(0°)に。揺れながらビジョンを描いていきます。午後10時37分、月は牡羊座へ入ります。

10日(火)は金星、火星と好調な関係を作っていきます。人に対して、どう働きかけるか?がテーマになる一日です。月は牡羊座、火星は獅子座ですから、遠慮なく自分の思いをアピールすることに専念してください。午後2時18分になると、月は水星とトライン(120°)に。要約すると「行動的にコミュニケーションを取りましょう!」という意味です。気持ちのアピールにいいタイミングということですが、そうなると、恋愛の告白にも最適かもしれません。午後4時30分になると、金星がサウスノード(ドラゴンテイル)とトライン(120°)になってしまいます。金星がサウスノード(ドラゴンテイル)は引っ込み思案のポイントですから、「アピールは日没前に!」という意味ですね。

11日(水)は…朝のうちまでが好調な日です。牡羊座の月が木星とセキスタイル(60°)を作るのが午前1時23分、午前7時13分には月と太陽が増光期のトライン(120°)で勢いがあります。新しい計画を実行するのにいい日です。ただ、午前2時48分、太陽が彗星キローンとトライン(120°)、午前6時54分には月が彗星キローンとコンジャンクション(0°)に。これは…新しい意見を採り入れる余地がある…ということ。柔軟に専門家の意見を聞く姿勢が大切なようです。午前7時13分以降は有効なアスペクト(星同士の関係)がありません。特に午前9時1分の月と小惑星=ベスタのオポジションには、面倒くさくて腰を折られるかもしれません。手間がかかっても、負担が重くても腰が退けないように。

12日(木)は午前0時54分から月は牡牛座です。しかし、最近の牡牛座の月は助けてくれる惑星が少なく、午前中に冥王星、金星&火星とスクエア(90°)を作っていきます。月を中心として、冥王星、金星、月、火星がT字スクエアを形成します。要(かなめ)の部分が月ですから、T字スクエはそんなに長くは続きませんが、停滞の暗示であることは確かです。午後7時45分には金星と火星がオポジション(180°)を形成。経済、金融界で何かありそうです。ちょっと注視したいタイミングです。

13日(金)は義務の小惑星=ベスタの存在が目立つ一日です。小惑星=ベスタは肩の上に十字架を背負うイメージです。軍事費が嵩むことを覚悟しなければならないのか?負担金が増えるなど、気が重いニュースがあるかもしれません。午後4時44分になると、水星と金星がセキスタイル(60°)を作って、明るい雰囲気にガラッと空気を変えてくれるでしょう。楽しい話題で盛り上がる時です。

14日(土)、午前2時21分から月は双子座へ。午前中、双子座の月は冥王星、火星と好調です。シャープに真相が解明されたり、新しい方向へ踏み出したりと、動きが多い日です。ただ、午後1時19分、月が水星とオポジション(180°)を作ります。ナーバスになって喧嘩などしやすい時間帯です。午後3時39分には月は金星とトライン(120°)を形成。楽しい時間を共有できるでしょう。

15日(日)…アップダウンのない今週ですが、その中でいちばんダイナミックな星の配置です。午前0時33分、月は土星とスクエア(90°)。ネガティブなアスペクト(星同士の関係)です。飲み会などでこの時間まで長居をしてしまうと不利な展開になる可能性も。午前3時42分、月は木星とコンジャンクション(0°)を形成。夜中なので、このタイミングに合わせるのは難しそうですが、相手が海外の人ならよさそうですね。時間が飛びますが、午後6時1分、満月です。東の空から木星をともなって、美しい満月が昇るでしょう。新月以来のテーマが実って満足な時間です。その後、11時台には二つの惑星が…。ひとつは月が海王星にスクエア(90°)を形成。その後太陽が天王星とインコンジャクト(150°)を形成します。海王星の方は現状認識を曇らせて、誤った方向へ誘導する暗示です。後者の天王星の方は変革を急いでストレスが溜まる暗示です。次の手を打つにはまだ早いのです。不十分な勝算で動くよりは現状維持のほうが価値がありそうです。

今週は先週と比べて穏やかな星の配置です。とはいえ、これといって決め手となりそうな回答が得られそうもない時です。まずは、いろいろな意見を採り入れながら現状分析をしておくといいでしょう。

DEC 9 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

一年でいちばん難しいポイントへ

12/2~12/8

先週の星の配置は…いま観るとととてもイージー(吉)なものばかりに思えます。たしかに私の解釈も「27日の太陽と火星のトライン(120°)」で、それが「先週のハイライト」などと楽観的なものでした。アメリカのバイデン大統領はレバノンのイスラム教シーア派ヒズボラとの13カ月にわたる戦闘を終結させる停戦が合意されたと発表しました。現地ではイスラエル軍が攻撃したとのニュースもありますが、合意は現地時間27日午前4時(日本時間27日午前11時)で、ちょうど太陽が火星とトライン(120°)を形成した日でした。一転して今週は…このところ土星は魚座の12度にあり、双子座の16度にいる木星とスクエア(90°)の状態です。今週は、この土星&木星がスクエア(90°)のポイントに対して太陽がT字形を作る最も張り詰めた位置へ入ってきます。先週の太陽は火星とトライン(120°)以外消極的でしたが、今週は進んで土星や木星と厳しいアスペクト(星同士の関係)を作るところまで度数を深めてきます。金星は?というと、7日から水瓶座へ入ってきますが、その前の山羊座の深い度数などで有効なアスペクト(星同士の関係)を連発してくれます。シビアな一週間にはなりそうですが、何かとメリハリが利いた展開になると思われます。

2日(月)の月は射手座です。1日の新月から月の方は、射手座の第2デークへと歩を進めてきます。午前5時44分、木星とオポジション(180°)、午前10時28分には水星とコンジャンクション(0°)など、将来太陽が歩むであろう道を慣らし運転のように一足先に通過していきます。法的な問題がテーマになるなど、スケールの多いニュースが多い日です。午後11時42分、金星が天王星とトライン(120°)を作って、未知の冒険に憧れる気持ちを残して一日が暮れていきます。ロマンスを行動で表現するには最高の夜になりそうです。

3日(火)は地味な一日です。午前6時8分から月は山羊座へ入場。午前9時13分には木星が自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)を形成します。いくら冒険好きな木星といっても、小惑星=ベスタと好調座相を作る状況では地道に働かざるを得ません。「忍耐が美徳」といわれそうな一日です。

4日(水)、午前6時16分、山羊座の月が土星とセキスタイル(60°)を形成。午前7時57分には水星が前述の小惑星=ベスタとセキスタイル(30°)を作ります。「真面目に仕事に励むのが最善!」という日です。集中力はアップしますが、午後2時29分を過ぎると、月は小惑星=ベスタとスクエア(90°)になり、集中は一気に切れそうです。午後7時15分になると、水星が木星とオポジションを作り、ホラ話が横行するでしょう。

5日(木)午前1時18分、今週のV字の谷となるようなアスペクト(星同士の関係)が…。射手座の太陽が土星とスクエア(90°)を形成します。いま歩もうとしている道が塞(ふさ)がれる暗示です。限界を感じるアスペクト(星同士の関係)です。セットバックせざるを得ないでしょう。度数は太陽=射手座の13度、土星=魚座の13度です。その後、午前3時51分、金星が海王星とセキスタイル(60°)を作って、想像力を掻き立てて夢の世界を与えてくれます。午後1時20分には月は水瓶座へ入ります。

6日(金)…午前0時27分、水瓶座の月は火星とオポジション(180°)に。事故や喧嘩に注意の時間帯です。午前11時17分、太陽と水星がコンジャンクション(0°)に。これは、太陽の強すぎる磁力で水星の知性が自主性を失う暗示です。午後3時38分、水瓶座の月が太陽とセキスタイル(60°)に。一日の安定を保証してくれます。午後6時52分、月が木星とトライン(120°)を形成して、ラグジュアリーな時間が始まります。

7日(土)午前8時32分、火星が逆行を始めます。度数は獅子座の6度10分です。ここから何か?流れが変わってきます。まずは金融、為替など。いくら大人しい日本の国民といえども騒ぎ出すかもしれません。国際関係ではどこかで羽目を外す国が…。7日は非常に重要なイベントが盛りだくさんの日です。まず、午前10時53分、水星が土星とスクエア(90°)を作ります。失望する暗示です。気分は鬱(ふさ)ぐでしょう。その後、午後3時13分には愛の星=金星が水瓶座へ入場します。これからは水瓶座さん、双子座さん、天秤座さんが愛の星=金星の恩恵を預かることになります。恋愛はもちろん、お金やショッピングなど、物質的にも恵まれる期間に入ります。午後6時12分になると、癒やしの小惑星=セレスも水瓶座へ入ってきます。水瓶座的な癒しとは…?涙よりも理想を掲げた理論派の癒やしのイメージです。午後6時48分、月は魚座へ入場。午後11時18分になると、愛の星=金星が冥王星とコンジャンクション(0°)を形成。冥王星は太陽系外からやってきたアウトローの惑星です。愛の概念が変わるかもしれません。度数は水瓶座の0度です。金星や太陽が水瓶座の方には特に大きな影響が…。これを機会にひと皮剥けることになる可能性も。

8日(日)午前5時57分、太陽が木星とオポジション(180°)を作ります。太陽と木星…この二つの惑星の悪い面が強調されるアスペクト(星同士の関係)です。太陽は自信過剰、木星は贅沢…。ポジティブな気持ちが過剰になって、自信過剰になる暗示です。未来予測が甘々(あまあま)になるかもしれません。贅沢をし過ぎる可能性も。午前8時42分、今まで逆行していた海王星が順行し始めます。海王星は地球の活動に侮れない影響を及ぼすので、地殻変動が活発化したり、なども少し心配です。8日の月は魚座ですが、午後2時過ぎから月は水星にスクエア(90°)、土星とコンジャンクション(0°)、木星とスクエア(90°)と、次々絡んで、太陽、水星、月、土星、木星…と、5個の天体がタイトなT字スクエアを作ります。トリガーになる「何か」があれば、5個の天体が一気に連動して動く可能性があります。日曜日ではありますが、気を抜けない一日になりそうです。

今週は…太陽が土星、木星と記念碑的なアスペクト(星同士の関係)を作っていく週です。いままで星の配置の緩さに助けられて表面化しなかった事象が姿を現してくる可能性があります。キビキビした星の配置ではありますが、ミュータブル・サイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)の13度~16度あたりに重要な天体を持つ方は、巻き込まれないように注意したほうがいいかもしれません。ミュータブル・サインの怖さは地滑り的に連動して動くことです。まずは、必要以上に大騒ぎして、ことを大きくしないように心がけたいものです。

DEC 2 2024

瑛利奈

(C)ELINA

ハイライトは27日。週末は新月

11/25~12/1

20日、冥王星が再び水瓶座へ入場し、22日には太陽が射手座へ入りました。地球温暖化といわれていた今年の秋ですが、偏西風の蛇行により、突然気温が低下して冬が来たようです。先週は、新しい時代を横目で見ながら、アメリカの次期大統領、トランプ氏も新政権の人事を発表したりしています。日本では、早くも石破政権の不支持率が支持率を上回ったようです。気になるニュースとしては、19日にバルト海で海底ケーブルが切断されたとのニュースです。中国船が関与したとの見方もあるようですが、日本などは海底ケーブルで世界に繋がっているわけで、私は以前から「ここを攻撃されたらお終いかも」と、危惧していたところでした。海底いえば海王星です。海難事故も複数ありました。先週は吉凶ともに海王星のアスペクト(星同士の関係)が目立っていたような気もします。さて星の動きですが、27日の太陽と火星のトライン(120°)を除いて主要な絡みが非常に少ないのが今週の特長といえます。

25日(月)…月は乙女座の20度から始まります。アスペクト(星同士の関係)を持つのは月のみで、ダイナミックな動きが少ない日です。午前9時58分に、月は天王星とトライン(120°)。午後2時34分になると、前述の海王星とオポジション(180°)を作ります。午後になると仕事は捗りそうにもありません。日没後、午後8時19分、月は天秤座へ入ります。

26日(火)は、午前4時31分、天秤座の月が太陽とセキスタイル(60°)で好調。午前7時18分には月は火星とセキスタイル(60°)を作って、元気な朝を迎えます。しかし、あいにく午前11時42分、知性と通信の惑星=水星が逆行を始めます。年末を控えて仕事のピッチを上げたいところですが、水星が思うように状況を整えてくれません。今後は書類の不備やシステムのトラブルなどに気をつけたいものです。今後、12月15日に水星が順行するまで重要な契約は控えたほうがいいかもしれません。

27日(水)は、今週いちばんのラッキーディです。午前3時32分、太陽はノースノード(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)を形成。午前8時26分、天秤座の月が木星とトライン(120°)に。午後5時6分には射手座の太陽が火星とトライン(120°)を形成します。行動半径を広げたい人、攻めで行きたい人、一気に仕事を片付けたい人にはチャンスです。星が人との繋がりを広げてくれ、またあなたには勇気を与えてくれます。スポーツで思いっきり盛り上がるのもいいでしょう。

28日(木)は、午前9時20分から月は蠍座へ入ります。このところ、特に浅い度数で蠍座に味方してくれる天体はいないようです。午前9時39分には月は冥王星とスクエア(90°)、午後8時48分には月は火星とスクエア(90°)になり、何事も一筋縄で決着しないでしょう。交渉事は問題を深掘りしているうちに双方で感情を害する可能性も。いずれにしても感情の対立が加熱したり、後腐れが残るアスペクト(星同士の関係)が続きます。早すぎる決着に「待った!」を入れるにはいいタイミングかもしれません。しかし、泥を被る怖れも。

29日(金)も引き続き月は蠍座です。午前11時6分に月、土星がトライン(120°)を作って、安定感はありますが、前日同様、イージーに事が運ばないのは同じです。前日と違うのは、小惑星=ジュノー、セレス、パラス、ベスタと、総動員で月に絡んできます。力の論理で押し切ろうとすると、しっぺ返しにあう日です。弱き者へのいたわりを忘れないようにするのがポイントです。

30日(土)は午前3時50分、蠍座の月が山羊座の金星にセキスタイル(60°)を作ります。鉄壁の友情に似た愛の誓いを固められそうです。「忠実な愛」がキーワード。午前6時26分には水星が金星とセミセキスタイル(30°)を作ります。音楽やアニメ、ビデオやゲームなどを楽しむには最適な時間です。週末でもあるので、新作にチャレンジしたり、未知の領域へ一歩踏み込むにもチャンスです。これからは、年下との恋もいいかもしれません。午後8時52分、月は射手座へ入ります。夜中から一人で作り上げたシナリオを実践してみたくなる時です。午後9時17分、月は冥王星とセキスタイル(60°)を作って、予想外な方向へ事態は発展していくかもしれません。

12月1日(日)、午前8時23分、射手座の月が獅子座の火星とトライン(120°)を形成。パワフルな希望に満ちた朝になりそうです。午後3時21分、月は太陽とコンジャンクション(0°)に。新月です。新月と1日が重なって、心新たに12月がスタートするでしょう。しかし、午後9時48分、月は土星とスクエア(90°)に。足元に横たわる問題に気付く時です。現実をしっかり見定めながら、抜本的な対策を立てていくことです。

今週は、なんといっても27日(水)がハイライトといえるでしょう。中盤で攻めて、一気に仕事や思いを解消。その後、週末の1日(日)は新月となって、一ヶ月の流れが収斂していきます。まずは、やれるところまで頑張って、すべてを出し切り、後半は時代の収拾、反省。その後は今後を分析しながら、新しいコトを手がけていく…。こんなイメージで過ごしてみて下さい。

NOV 25 2024

瑛利奈

(C)ELINA

射手座の季節、冥王星は水瓶座へ

11/18~11/24

アゼルバイジャンではCOP29が開かれ、ブラジルではG20が開かれて、国際会議に石破総理が出席しています。国内では17日、栃木県知事選挙や、兵庫県知事選挙の投開票がありました。兵庫県知事は、今年の夏からパワハラの疑いで県政を混乱に陥れたとして失職中。その斎藤前知事がメディアの予想を覆して当選しました。米大統領選のトランプ候補圧勝といい、兵庫県知事選といい、最近は大手メディアのニュースは実情とは乖離し始めているようです。そんな状況のなか、今週20日には冥王星がいよいよ本格的に水瓶座へ入場します。今後2043年まで水瓶座の冥王星の時代が続くことになります。冥王星は時代認識も半ば強制的に変革する準惑星です。先週から順行し始めた土星と合わせて、今週は…新たな時代へ第一歩を踏み込む一週間といえるでしょう。

18日(月)…今週の月のサインは双子座、後半から始まります。とはいえ、あいにく月も太陽も有効なアスペクト(星同士の関係)を作らず、午後1時8分、月は雲を掴むような惑星=海王星とスクエア(90°)になり、曖昧な情報しか出ない日です。午後4時49分、月は蟹座へ入場。午後5時54分、知性の惑星=水星と木星がオポジション(180°)を形成して、さらに誤情報に翻弄される一日になりそうです。

19日(火)は午前11時7分、太陽が海王星とトライン(120°)を作ります。18日のところで、「海王星は雲を掴むような惑星」と書きましたが、トライン(120°)は吉角なので、海王星のいいところを引き出してくれます。「夢とビジョン」も海王星のポジティブな側面ですが、もうひとつ、「利他的」というキーワードもあります。ここから「ボランティア」という意味が引き出されるのですが。このタイミングは「善意を以て、理想を描く時」といったらいいのかもしれません。夢のある時間です。午後3時27分には、蟹座の月が土星とトライン(120°)を形成して、現実的な形ある結論が出る時です。午後8時28分には水星が賢者の彗星=キローンとトライン(120°)に。何らかの軌道修正があるでしょう。

20日(水)…午前5時29分、冥王星が水瓶座へ入ります。冥王星はそもそも2023年の3月23日に水瓶座へ入りましたが、同じ年の5月2日にすぐに山羊座へ戻ってしまいました。その後、2024年1月21日に再び水瓶座へ入り、その後、5月3日から逆行を始めて9月2日に再再度山羊座入り。ここから今に至りますが、11月20日に水瓶座へ入場すると、もう山羊座へは戻りません。冥王星は時代の底辺で秘かに私たちの無意識を変革していきます。無意識なだけに気が付いたら常識が変わっていた…ということになるのです。20日の蟹座の月は午後になって、天王星、海王星、太陽と、次々と好調座相を作っていきます。順調な一日といえるでしょう。午後10時50分に月は獅子座へ入場します。

21日(木)は…若い度数の獅子座の月で始まります。午前7時15分、月は火星と合(0°)に。エキサイティングな朝になります。午前8時9分、ノースノード(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)くらいです。積極的に他人に働きかけたら反響が大きく広がるでしょう。21日の時点では、獅子座の月と相性の良い天体は少なく、その後はなんとなくモチベーションが上がらない一日になりそうです。

22日(金)午前4時56分、いよいよ太陽が射手座へ入場します。今日は月も入れて、火のサインが4つになり、活気が出てくるでしょう。午前4時49分、射手座の0度の太陽は冥王星とセキスタイル(30°)を作ります。太陽、冥王星とお互いに刺戟しながら、刷新を促します。午前9時20分、月は木星とセキスタイル(60°)、午後3時36分には水星とトライン(120°)に。実りのある一日です。午後8時54分、山羊座の金星が土星とセキスタイル(60°)を形成。火のサインのみならず、地のサインにも現実的な成果が上がるでしょう。

23日(土)は…午前8時から月は乙女座です。午前10時27分、月は太陽とスクエア(90°)、半月です。午後3時34分、獅子座の火星がノースノード(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)を作ります。行動的な一日になるでしょう。スポーツで身体を鍛えるのもよし、SNSで人間関係を広げるのにもチャンスです。チームプレーもOKです。午後9時44分には月が権利の主張の小惑星=ジュノーとセキスタイル(60°)を作るので、反省会になりそうです。

24日(日)…夜明け前は土星や海王星など、重惑星といわれる外側の惑星が小惑星=ベスタやパラスと不調です。なんとなく重い夜明けの暗示です。午前9時23分、乙女座の月が土星とオポジション(180°)に。日曜日なのに、さらに重い気分です。午後1時21分、ようやく月が金星とトライン(120°)を作って、まったりする時間が持てそうです。とはいえ、月は乙女座なので、まめまめしく家事をしたり、仕事の準備をする休日になるかもしれません。

今週は…20日午前5時29分、冥王星が水瓶座へ入ります。9月2日以来、2ヶ月ぶりの本格的な水瓶座体制の始まりです。22日には太陽が射手座へ入ります。射手座は哲学のサインなので、冥王星が潜在的に持っているエネルギーのコンセプトを理解しようとするでしょう。射手座の太陽は新しい時代の牽引役になってくれます。そうこうするうちに、もういよいよ12月ですね。時の流れを追いかけるのではなく、時代の先駆者とまではいかなくても、時の流れに歩調を合わせていきたいものです。

NOV 18 2024

瑛利奈

(C)ELINA

現実路線へシフトチェンジ

11/11~11/17

先週は…5日に米大統領選挙投開票され、米東部時間6日午前5時半(日本時間午後7時半)過ぎに、カマラ・ハリス候補と接戦という予想を覆して、ドナルド・トランプ前大統領の勝利が確実となりました。あとで考えると、日米ともにメディアは民主党支持者が多く、世論調査にもバイアスがかかっていたような気がします。週が明けて、今週は日本でも国会で総理大臣指名選挙が行われ、衆議院の一回目の投票結果は221票で石破総裁、決選投票でも同じ221票で石破総理大臣が103代目の首相に選出されました。そんななか、私が驚いたのは「首班指名結果はどうなったかしら?」とニュースを見ると、いきなり国民民主の玉木代表が謝罪しているではありませんか!玉木氏といえば、いまキャスティングボートを握っているという「時の人」のはずなのですが、なんと!不倫会見でした。海外では政治家の不倫は日本ほど問われないようですが、最近の日本の風潮では特に不倫には厳しいようです。謝るのなら玉木氏も代表を辞めればいいのですが、「仕事とプライベートは別だ」という論理で代表は続けるとのこと。「それなら謝罪などするべきではないでしょう」ツッコミを入れつつも、ちょうど絶妙にインパクトがあるタイミングの謝罪会見に国政への期待がだだ下がりになってしまいました。またしばらくこのネタで持ちきりになるのは、勘弁してもらいたいですね。といいつつ、今回、「瑛利奈の今週の運勢」の更新が遅くなり、申し訳ありませんでした。

11日(月)…今週の星の配置は週末に太陽と天王星のオポジション(180°)がありますが、それ以外に太陽の重要なアスペクト(星同士の関係)はありません。あまり活発な動きのある一週間ではないようです。特に11日は午前10時39分に魚座の月が土星とコンジャンクション(0°)という抑制的な絡みがあり、午後10時16分に月が太陽とトライン(120°)という調和座相を作って一日が終わります。

12日(火)は…午前3時25分、愛の星=金星が山羊座へ入場します。これより、山羊座さん、牡牛座さん、乙女座さんは愛のチャンスです。月のサインは前日から引き続き魚座、第3デークに入ります。午前8時前から午後3時過ぎまで、月が天王星とセキスタイル(60°)、海王星とコンジャンクション(0°)、冥王星とセキスタイル(60°)を作り、活発な動きです。前から引き続いた仕事の総ざらえといった感じで、ピッチが上がるでしょう。午後3時25分、月は牡羊座へ入場。ここからは個人技の時間となりそうです。仕事や人間関係のアピールをしたり、午後4時29分には月は先ほど山羊座へ入ったばかりの金星とスクエア(90°)を作って、ボヤキの時間だったり…。午後10時21分には射手座の水星が土星とスクエア(90°)に。あまり先進的な企画や考え方は周囲に受け入れられないようです。

13日(水)も牡羊座の月が続きます。月以外のアスペクト(星同士の関係)はない一日です。午後になってから、1時18分、月は水星とトライン(120°)、午後10時50分には月は木星とセキスタイル(30°)を作って、安らかに一日が終わりそうです。

14日(木)も惑星のメジャーアスペクト(惑星同士の一義的な関係)はなく、午前11時43分の太陽と小惑星=セレスのセキスタイル(60°)が目立ちます。小惑星=セレスは癒やしの小惑星です。このところの忙しさから、人々は「癒やし」を求めているようです。午後3時58分から月は牡牛座へ。牡牛座は「所有のハウス」を支配しているので、ショッピング日和といえるでしょう。また、牡牛座はグルメでもあり、特に月と金星がトライン(120°)を作る午後9時12分前後はデートや食事など、楽しい時間を過ごせそうです。

15日(金)の月も牡牛座です。15日は午後2時6分の金星と小惑星=ジュノーのセキスタイル(60°)が異彩を放っています。小惑星=ジュノーは不倫や浮気など、モラルに厳しい星です。人権問題や裏金などの問題で議論が過熱する暗示です。午後11時20分には今年(2024年)6月30日から逆行していた土星が順行し始めます。ここから世の中の規律が厳しくなり、管理者としての土星の真骨頂発揮の時期となります。

16日(土)は午前6時28分、満月です。月の度数は牡牛座の24度、太陽は蠍座の24度になります。これにて、米大統領選や日本の石破総理誕生など、一連の新しい出来事が一件落着というところでしょうか。最近の出来事の盛り上がりもピークです。午後4時8分には月は双子座へ入ります。

17日(日)は午前11時44分、今週唯一の太陽の重要なアスペクト、太陽と天王星のオポジション(180°)が形成されます。これは、今までの流れが変わる大きな分岐点になるといっていいでしょう。しかし、この時刻のチャートを観ると、太陽と天王星のオポジション(180°)を取り持つ「調停座相」といわれる位置に海王星は太陽に、冥王星は土星にトライン(120°)を作っています。同じ17日、午後になると、双子座の月は土星、水星、木星とT時スクエア(90°)を形成します。金星、火星以外、太陽系の8つの天体が総動員して、変化を後押しするのです。これでは…日本、いや世界は変わらざるを得ないですね。日本の秋分図では太陽と天王星のオポジション(180°)が労働環境のハウスで起きているので、103万円の壁が突破されるのは時間の問題かもしれませんね。

今週は…12日、金星が山羊座へ入場、15日には土星順行、最終日の17日には太陽と天王星のオポジション(180°)があります。これまでの変化は精神的だったり、抽象的だったりしましたが、今回は現実的な問題で具体的な形で答えが出る可能性もあります。これからはもう少しシビアにシフトチェンジして生きていかなければならない時代なのかもしれません。

NOV 12 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

日本も米国もリーダー不在の週

11/4~11/10

今週は、日本もアメリカも次のリーダーが誰になるのか?わからないまま、一週間が始まります。先週は…11月1日、金曜日の夜半に新月となり、これまでの月のサイクルがリセットされ、ここから本気モードにスイッチが入ったような気がします。今週になって、金星に次いで水星も射手座へ入り、4日の午後から火星も獅子座へ入ります。次第に火のエレメントの割合が多くなって、人々も次第に政治に関心が向いていくようです。

4日(月)は…午前0時24分の金星と木星のオポジション(180°)から始まります。いくら金星と木星といっても、オポジション(180°)では幸運が空回りするばかりで、出費ばかりが嵩んで手にするものは少ないアスペクト(星同士の関係)です。午後1時9分になると、火星が獅子座へ入ってきます。10日ほど前までは、水と地のサイン(マイナスサイン)に※が固まって、受動的に沈滞している印象だったのが、4日は月の射手座も加わって、行動的で自己主張もハッキリしてくるでしょう。

5日(火)午前2時35分、太陽と土星がトライン(120°)を作ります。これが今週太陽が作る唯一の好調座相です。好調とはいえ、相手が土星ですから、非常に現実的に現状を把握するアスペクト(星同士の関係)です。米大統領選は日本時間でみると5日の夜からになりますが、地に足を着けて大統領選に臨むのはよかったのかもしれません。

6日(水)は…午前0時17分から月は山羊座。より現実的なアングルに視線が向けられそうです。月と小惑星=ジュノーのセキスタイル(60°)や、月と小惑星=ベスタのスクエア(90°)。それに加えて、午後2時台には水星が小惑星=ベスタとセセキスタイル(60°)を作ります。米大統領選の候補者、トランプ氏とハリス氏はともに太陽が風のサインの第3デークになるので、本当は二人は相性が良さそうなのですが…。特に水星が小惑星=ベスタとセセキスタイル(60°)は…「負担が重いのはゴメンだ!」的な気分のアスペクト(星同士の関係)なので、スケールの大きな野望を語っても有利には働かなそうな日です。もうちょっと夢のある星の配置の日に大統領選をしたかったですね。今回も接戦なので、結果が出るには4日くらいかかるらしいです。

7日(木)も引き続き月は山羊座です。一日を通じて、癒やしの小惑星=セレスがちょいちょい顔を出してきます。「疲れたよ~!」と、世界中の人々が安らぎを求めているかのようです。また、午後には賢者の彗星=キローンが月とスクエア(90°)や、小惑星=セレスとこちらもスクエア(90°)を作るのが気になります。これは…賢者のアドバイスが裏目に出る暗示です。解ったようなことを言う人ほど、物事の深層が把握できていないのかもしれません。

8日(金)になると、良好なアスペクト(星同士の関係)が増えてきます。午前7時57分までの月は山羊座ですが、月が天王星、海王星、冥王星と好調に絡んで、新たな方向に舵を切りそうな日です。午前7時57分から月は水瓶座です。午前11時20分に金星と天王星がインコンジャクト(150°)というストレスの多いアスペクト(星同士の関係)を形成します。「とりあえず現状では決められない」という意味です。午後6時11分になると、またもや義務を表す小惑星=ベスタが登場して、月とトライン(120°)を作ります。「重い義務を果たすこと」にばかり関心が行く日です。小惑星=ベスタは「国防」という意味もあります。

9日(土)の深夜2時55分、半月です。1日の新月からなんとか一週間が過ぎ、あれからの出来事を総括するタイミングに。その後、月と木星のトライン(120°)というラッキーなアスペクト(星同士の関係)もありますが、一日の最後の午後10時15分、金星と海王星がスクエア(90°)を作ります。またもやゴールを見失ったり、勘違いする人が続出しそうです。理想に手が届かないのを実感する時です。

10日(日)の月は水瓶座の第3デークに。午前9時23分、月が金星とセキスタイル(60°)を作って、ようやく寛(くつろ)げる日曜日になりそうです。午後12時59分から月は魚座へ入ります。午後5時10分、自己主張の小惑星=ジュノーが月とトライン(120°)を形成。また、いいたいことや表現したいことを思いつくでしょう。困難が去った後、「あれもしとけばよかった!」などと、思い出すかも。

今週一週間は抑え気味な星の配置が続きます。秋が深まって、内省的な気分になるのでしょうか。こんな時は秋の夜長を静かに楽しむのにいいかもしれません。考えたことややりたいことを記録に残しておくといいでしょう。

NOV 4 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

月食~秋分~日食。ようやく新月へ

10/28~11/3

先週は…北朝鮮の部隊がロシアに配備されたり、大リーグのワールドシリーズでドジャースが2連勝するなどのニュースがありました。国内では、27日に衆議院選挙があり、自民、公明の与党は自民党が191議席、公明党が24議席の215議席で、過半数の233議席を下回りました。与党が過半数を割り込むのは民主党政権が誕生した15年前の2009年以来となりました。今後は選挙から30日以内に臨時国会が開催されて首班指名の選挙をすることになります。現段階では自民党の総裁である石破総理が指名されるかどうか?はわからない状態です。海外の反応としては、過去の30年の政治空白に続き、40年の政治空白になるという記事も。2024年の秋分図(下に表示)に現れた政府与党を表す10ハウスの土星、さらに隣りに居座る太陽とオポジション(180°)の不詳事を表す海王星の怖さをまざまざと実感しました。

28日(月)…衆議院選挙から一夜明けての月曜日。月のサインは引き続き乙女座です。午前2時55分、月は土星とオポジション(180°)に。重圧の夜です。これ以降、重要なアスペクト(星同士の関係)はなく、午後9時30分になって、火星が海王星とトライン(120°)を形成。何か?いいアイディアが湧く時間帯です。午後10時34分になると金星が土星とスクエア(90°)になって、またもや暗い雰囲気に。総じて、現実の厳しさを知る一日というところです。

29日(火)は…月のアスペクト(星同士の関係)は快調です。午前5時台から昼過ぎにかけて、月は天王星、火星、冥王星と好調座相に。天王星の影響で思わぬ展開があったり、火星のパワーに助けられたり、午後12時54分には冥王星の影響で大逆転が可能になったりと、柔軟な姿勢で臨めばチャンスを生かせるでしょう。午後1時29分から月は天秤座へ入ります。これ以降は気持ちを入れ替える必要があります。ルール厳守と協調性が求められる時です。

30日(水)は…午前2時43分、月はサウスノード(ドラゴンテイル)と合(0°)に。人間関係の繋がりを避けようとする気持ちが強まります。その後、午前9時23分の金星と冥王星のセミスクエア(45°)という金銭トラブルのアスペクト(星同士の関係)があり、交渉事がスピードダウンする暗示です。午後8時38分二月と金星のセキスタイル(60°)があり、これを目標にすれば、仲良し関係も成立、愛情運も上々、楽しめる時間の始まりです。

31日(木)、午前7時14分、水星が天王星とオポジション(180°)に。神経質になり、落ち着かない気分を刺戟されます、あるいは通信関係のトラブルに遭うかもしれません。午前7時22分、月が木星とトライン(120°)を形成して、こちらは幸運の暗示。8分しか違わないので、多分別個の問題でしょう。外にアンテナを張れば、助けが来るはずです。

11月1日(金)…週末から月が変わります。太陽は蠍座の⒏度にいますが、午前2時29分から月も蠍座へ入ります。午前9時33分、蠍座の水星が海王星とトライン(120°)を作ります。たまたま火星は蟹座にいますから、水星、海王星、火星のグランドトライン(大三角)という超ラッキーな正三角形が形成されます。度数は水星=蠍座の27度、海王星=魚座の27度、火星=蟹座の28度です。このあたりに太陽や重要な天体を持つ方は願望達成のチャンスです。この流れに乗れば、スムーズに事態が運ぶでしょう。この3つの惑星に加えて、月、太陽が蠍座、土星は魚座ですから、合計6つの天体が水のサイン中にいるわけです。水のパワーを生かせば、思わぬ動きを引き出せるかも。午後9時46分、蠍座の新月です。ようやくこれで、9月18日の月食~10月3日の日食へと続くイヤな流れは終わって、新たな月のサイクルの始まりです。

2日(土)はダイナミックな展開が続く日です。午後5時7分、木星がキローンとセキスタイル(30°)を形成。木星の度数は双子座の20度ですから、太陽=水瓶座の石破総理が何か方向転換しようと閃くかもしれません。さらに太陽が双子座の22度のトランプ候補の方が近そうですね。午後5時21分になると、水星が火星とトライン(120°)を作ります。蠍座さん、蟹座さんに自信が漲る感じです。前向きが気持ちで一日が暮れていくでしょう。

3日(日)午前0時2分、水星が冥王星とセキスタイル(60°)を形成。蠍座の水星が大活躍ですね。度数は蠍座29度です。その後、午前4時17分、水星は蠍座をあとにして、射手座へ入ります。午後2時19分、月も射手座へ入場。午後8時37分には火星が冥王星とオポジション(180°)という危険がアスペクト(星同士の関係)が形成されます。ガザやウクライナなど、紛争が起きている地域は戦闘激化の怖れも。日常生活では気持ちが攻撃的になるときです。何事もやり過ぎになないよう注意が必要です。

今週はこれから日本の政治がどうなるのか?不安な状況で週が明けましたが、11月に入ってから次第に方向性が見えてきそうです。太陽系も蠍座を中心とした水のサイン過多の配置から、次第に射手座へと惑星達が移動して、火のサインも強くなってきます。火のサインは指導力を表しますから、流されるままの状態はそろそろ出口が見えてくるだろう…ということです。

OCT 28 2024

瑛利奈

(C)ELINA

太陽は蠍座へ

10/21~10/27

先週は金星がいち早く射手座へ入り、太陽系の惑星たちも秋色が濃くなってきました。最近は「闇バイト」による強盗事件が首都圏多発していて、朝のニュースでは「闇バイト」一色でした。午後になったら大谷翔平選手の活躍で「ドジャースリーグ優勝!名門ヤンキースとワールドシリーズへ」というニュースで上位が埋まる状況になってきました。それにしても最近は日の入りが早く、「瑛利奈の山手タロット館」のある横浜では午後5時を切り始め、午後4時58分=日没です。「秋分から数えてまだ一ヶ月なのに」と思い、春の日の入りの時刻を調べてみたところ、ビックリ!春どころではなく、東京で日没=午後4時58分の日は1月23日でした。国立天文台のサイトによると、冬至や春分、秋分とズレているのは地軸が傾いているからだとのこと。たしかにホロスコープを描いてみても、東京でDSCに太陽が合になるのは午後4時53分と、5分くらいは誤差があるようです。今週は太陽が天秤座から蠍座へと移動する週でもあり、今週の主役は太陽のようです。

21日(月)…今週は午前0時43分の太陽と海王星のインコンジャクト(150°)から始まり、どうやら掴みどころのない一週間になりそうです。月のサインは双子座。午前3時6分に月が土星とスクエア(90°)という悲観的な座相を作ったかと思えば、午後12時54分には太陽が土星とセスキコードレート(135°)の金銭トラブルのアスペクト(星同士の関係)を作ります。それが午後4時24分になると、月が幸運星=木星とコンジャンクション(0°)を作って、一気に明るい雰囲気に変えてくれます。

22日(火)は、午前7時49分から月は蟹座へ入ります。午後3時34分、知性の惑星=水星が土星とトライン(120°)を形成。正確な判断が期待できるアスペクト(星同士の関係)です。難しい案件に現実的な回答を出したり、溜まったデータを整理するなど、確実な仕事ができる日です。そんな流れが日没後変わります。午後6時36分、海王星が自己犠牲の小惑星=ベスタとオポジション(180°)を形成。必要以上に自分を追い込んで、すべての責任を背負い込もうとするなど、自責の念を過剰に感じるかもしれません。午後11時15分になると、太陽が冥王星とスクエア(90°)を作ります。これが天秤座の太陽の最後のアスペクト(星同士の関係)です。事態がひっくり返って真相が暴かれるなど、驚くべき事態になる可能性も…。ドンデン返しを狙って、最後まで諦めない方がよさそうです。

23日(水)、午前4時14分、太陽が蠍座へ入場します。そういえば、アメリカの大統領戦は「投票日は「11月の第1月曜日の翌日の火曜日」と決まっていますから、太陽の位置は蠍座に固定されていますね。独立記念日も蟹座ですし、意外にも水象サインが強い国柄のようです。今年は日本の衆議院選挙も27日ですから、太陽=蠍座の日程ですね。ともあれ、23日は月も蟹座だし、このあと、魚座の土星、蠍座の水星と相次いでトライン(120°)を形成。ほぼ正確な水象のグランドトライン(星三角)ができます。物事がどんどん決まって、動く一日です。スピードアップを計りたい人にはうってつけの日。ただ、崩れるのも早いので注意が必要です。

24日(木)も引き続き月は蟹座です。月が火星と合(0°)、天王星、海王星と好調座相を作ったあと、午後1時47分に冥王星とオポジション(180°)を形成。良いこと、悪いこと、いろんなことが起きる一日です。午後2時23分から月は獅子座へ入ります。

25日(金)は順調なアスペクト(星同士の関係)が多い日です。月はサウスノード(ドラゴンヘッド)や金星と好調。仲間作りにはチャンスです。もちろん選挙運動も仲間が集まる日です。午前9時12分、火星が天王星とセキスタイル(60°)に。朝からテンションが上がります。むしろ、その後は疲れが出るのか?沈静化していきます。

26日(土)も獅子座の月の好調なアスペクト(星同士の関係)が多い一日です。午前6時41分、月は木星とセキスタイル(60°)に。あまりに朝が早いので、このタイミングを狙って、前の晩から作戦を始動しておいた方がいいでしょう。午後5時を過ぎると星の動きは少し厄介な方向へ変わっていきます。まず、午後5時3分、月が天王星とスクエア(90°)を作ります。流れが変わる暗示です。午後11時53分、冥王星が自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)を形成。負担を覚悟の上で、腹を括るハメになりそうです。ひょっとすると、海外で軍事的な動きがあるかもしれません。

27日(日)は…衆院選の日ですね。午前0時47分から月は乙女座へ入場します。とはいえ、午前8時54分の月と太陽のセキスタイル(60°)を最後に主要なアスペクト(星同士の関係)は終わりです。選挙でいうと、浮動票は棄権に回るのではないでしょうか?休日の方は、予定が決まらないまま、中途半端に一日を過ごすことになるかも。午後5時50分の水星と木星のインコンジャクト(150°)、午後8時48分の海王星が権利の主張の小惑星=ジュノーとのインコンジャクト(150°)など、理想と現実の分離を感じて、ストレスが溜まる日です。100点を求めず、ベターを選択したほうがいい日といえるでしょう。

今週は23日に太陽が蠍座へ入ります。気温は高い日がありますが、日の入りは一日ごとに早まってくるのを感じます。空気が澄んで遠くの音が聞こえたりする夜は、真実の探求にいちばんいい季節なのかもしれませんね。

OCT 21 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

太陽と木星のトラインから

10/14~10/20

10月14日はスポーツの日で三連休になります。この秋、9月16日の三連休から始まって、秋分の日の三連休と、過去一ヶ月で三連休は三回目となります。その三連休のせいか?今週は14日(月)に太陽と木星のトライン(120°)という最もラッキーな天体同士の好調座相があり、順調なスタートとなりました。しかし、先週は「太陽フレア」と呼ばれる磁気嵐が11日未明から続き、日本の地磁気観測所(茨城県石岡市)で観測した最大変化量は432ナノテスラという、平常時の9倍ほどの値を記録したとのことです。その影響で世界各地で低緯度オーロラを観測。北海道はもとより、南は予想を超えて兵庫県や愛知県や、11日には米・ハワイでも164年ぶりにオーロラが発生したそうです。

また、ハリケーン「ミルトン」がフロリダ半島横断 竜巻や洪水で大きな被害をもたらしました。ハリケーン「カーク」はフランス南部のマルセイユに集中豪雨を降らせ、町のあちこちが冠水したようです。一方、いいニュースもありました。日本時間の11日、日本被団協が今年のノーベル平和賞に選ばれました。

14日(月)は…午後12時51分、前述の太陽と木星がトライン(120°)の吉座相を形成。こうして書いている今、すでにチャンスは過ぎてしまって申し訳ないのですが、太陽系の中心太陽と、幸運をもたらす木星という最強のコンビによるラッキーな配置となりました。また、14日は午前4時23分に水星が蠍座へ入場。直後の4時55分に月は魚座へ。しかし、午後5時15分には太陽は闘いの星=火星とスクエア(90°)を形成。幸運のあとに争いの火種を置くような一日となりました。

15日(火)は…ひと言でいうと、変化の日。物事が行き詰まり、過去のやり方を突破していく…。午前4時21分、金星が改革の惑星=天王星とオポジション(180°)を作ります。片方が金星なので、愛情や感情問題、また生活に密着したものとの別離や変化などがありそうです。しかし、午後になると、月が木星とはハードなアスペクト(星同士の関係)、火星、天王星とはソフトなアスペクト(星同士の関係)を連続的に作って、意欲的に過去を乗り越えていくことに。「変化に前向きに!」が15日のキーワードです。

16日(水)は夢のある一日です。まず、深夜から未明までの間に魚座の第3デークの月が金星、海王星、木星と概ね好調座相を形成。ロマンに期待するムードを作っていきます。その後、午前5時33分、月は牡羊座へ移動します。午前9時48分には愛の星=金星が海王星とトライン(120°)を作ります。純粋なものや美しさにウットリとする気分を演出してくれます。このまま夢に浸る気分を残して一日が過ぎていくでしょう。

17日(木)は権利の主張を司る小惑星=ジュノーが目立つ日です。まず、午前0時16分、太陽がジュノーとコンジャンクション(0°)に。「今日のテーマは権利の主張ですよ!」と宣言したようなものです。月のサインは16日から牡羊座で、自己主張が強い性質です。午後5時過ぎから夜半にかけて月は火星、小惑星=ジュノーとT字スクエア(90°)に。午後8時26分、満月です。このところ、株高をつけている日経平均などはピークになる可能性も。午後9時30分、今度は愛の星=金星は冥王星とセキスタイル(60°)に。順調なアスペクト(星同士の関係)です。愛の星=金星は15日に天王星と決別しましたが、新たにいいパートナーを見つけたようです。しかし、冥王星は太陽系の外れに位置する準惑星です。金星を老獪な手法でアウトローな道へ引き寄せることもあるかもしれません。ちょっとスリリングな一日になりそうです。

18日(金)は…午前4時28分、愛の星=金星が蠍座を離れて射手座へ入場します。これからは射手座さんを始め、牡羊座さん、獅子座さんにとって愛のチャンスです。愛に関心のない場合は金運や人間関係で利益を得ることも。午前4時56分から月は牡牛座へ入ります。これで太陽系を形成する顔ぶれがかなり変わりましたね。秋がさらに深まっていくでしょう。

19日(土)は週末にもかかわらず、自己犠牲の小惑星=ベスタが目立ちます。「役割の自覚」がテーマになるでしょう。午前8時49分、太陽は小惑星=ベスタとセミセキスタイル(30°)に。さほど重要なアスペクト(星同士の関係)ではありませんが、「自己犠牲しなければならない前準備」とでも言ったらいいかもしれません。牡牛座の月は午前2時台には土星と、午後5時台には火星とセキスタイル(30°)を作って、努力の必要性と方法が具体的になっていきます。午後10時39分には天王星が小惑星=ベスタとトライン(120°)を形成。天王星の自由で変幻自在な改革へのアイディアに小惑星=ベスタが潔いほどの集中力を与えます。上手くこの波に乗れたら、天才的なヒラメキを得るかもしれません。その30分後、月は天王星と合(0°)、ベスタとトライン(120°)を形成。何か画期的な決断がされる夜になる可能性も。

20日(日)は…午前5時56分から月は双子座へ。これ以降、月の吉座相は少ない一日です。午前9時29分、月は金星とオポジション(180°)に。午後3時50分、月はドラゴンテイルとトライン(120°)に。意味は、表に出せない会合…。どうも、私には選挙の裏工作としか見えなくなりました。月と金星のオポジション(180°)といい、ドラゴンテイルのトライン(120°)といい、「内輪で寛ぎたい」暗示です。社会から現実逃避したい日曜日になりそうです。

このところ、緊張感のある星の動きが続いていましたから、今週になって気が抜けたような気分です。しかし、水面下で新しい変化への準備が始まっているようです。今週は潜在意識を解放して、自分の本音と向き合うことが必要なのかもしれません。

OCT 14 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

木星逆行、冥王星が順行

10/7~10/13

10月3日の金環日食も過ぎて、7日でイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まって1年になります。このところ、イスラエル軍による攻撃がさらに激しくなったように思われます。日本では1日に石破政権が正式に発足しましたが、史上最短というスピードで0月9日解散、15日公示、27日投開票という日程で総選挙となります。総選挙の裏金議員を自民党公認か?非公認にするか?に関して、野党からは「甘い」と批判され、内部からは強い反発が出て、どちらにしても正解はないようです。今週の日本列島は前線に被われて、気候はようやく秋らしくなってきました。

7日(月)は…重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)は、午前3時28分の太陽と土星のインコンジャクト(150°)のみです。意味としては、土星が促す「断捨離」や「論理性」と太陽が持つプライドや野心が上手く折り合わず、「変わりたくても変われない状態」を表します。変革期だとは意識しながら、「まだその問題に手を着けられない」と考える苛立ちのようなものです。私なども毎日のように感じるストレスですね。(笑)とはいえ、月のアスペクト(星同士の関係)はさほど悪くなく、夜中から午前8時33分までは月は蠍座ですが、天王星、海王星、冥王星とかかわり、いろいろな着想はあるでしょう。午前8時33分以降、月は射手座へ。ここから他の惑星との関わりはよくありません。午後9時33分、月はドラゴンヘッド(サウスノード)とトライン(120°)を形成。仲間作りには最適な時間帯です。

8日(火)はダイナミックな星の動きが多い日です。午後2時45分、月は太陽とセキスタイル(60°)、安定の関係に。午後7時21分、金星と火星がトライン(120°)を作ります。金星は愛の惑星、火星は男性や行動力を表します。恋愛が順調に進むアスペクト(星同士の関係)です。度数は金星が蠍座の18度、火星が蟹座の18度。野球の大谷翔平選手の太陽は蟹座の13度ですが、オーブ5度で、まあまあ影響圏内でしょう。蟹座さん、蠍座さん、魚座さんには絶好のタイミングです。午後9時22分には水星が木星とトライン(120°)を作ります。こちらは勉強や仕事など、知性の働きを最大限に助けるアスペクト(星同士の関係)です。度数は水星が天秤座の21度、木星が双子座の21度です。いうまでもなく、双子座さん、天秤座さん、水瓶座さんの能力が遺憾なく発揮できそうです。

9日(水)は午後4時4分、木星が逆行し始めます。度数は双子座の21度です。木星はこの後2025年の2月4日まで逆行を続けます。2月4日の木星の度数は双子座の11度。つまり双子座の21度から11度までに太陽や重要な星がある方には木星の恩恵を受けるチャンスがもう一度訪れるということです。再チャレンジのチャンスですね!ただ、木星が度数を戻す間はやや…真実が見えにくい状況が続くので、注意が必要です。午後6時38分、月は山羊座へ入ります。

10日(木)は、一日じゅう月は山羊座ですが、これといった効果的なアスペクト(星同士の関係)が見当たりません。ドラゴンヘッドや権利の主張を表す小惑星=ジュノーがいたずらに目立って、細かい調整で揉めそうな一日です。午後6時32分、月が癒やしの小惑星=セレスとコンジャンクション(0°)を作って、ようやく落ち着きます。午後8時16分、月は土星とセキスタイル(30°)を作って、ようやく及第点にこぎ着けるでしょう。

11日(金)、午前0時43分、金星と木星のインコンジャクト(150°)のアスペクト(星同士の関係)で一日が始まります。こちらは太陽と土星のように深刻さはありませんが、金星も木星も幸運を期待する性質があるため、他人からの愛や、特別扱いを期待して、逆に思うようにならない現実に苛立つアスペクト(星同士の関係)です。他人を羨(うらや)む気持ちを持って淋しさを感じたり、現実的でない夢を見て心の隙間が広がる…というような感じです。午前3時54分は半月です。あの金環日食からようやく一週間が経とうとしているんですね。午前10時57分に月が金星とセキスタイル(60°)を作って、山羊座の月は第3デークに。ここから調子が出てきます。日没後、月は天王星、海王星と好調に。エネルギーを出し惜しまず、フルに能力を発揮すれば、満足の行くエンディングになると思いますよ!

12日(土)は冥王星が主役に…。まず、午前0時52分、月が冥王星とコンジャンクション(0°)に。その後、午前1時30分、月は水瓶座へ入ります。午前9時31分、これまで逆行していた冥王星が順行し始めます。思えば、今年(2024年)冥王星が逆行し始めたのは、5月3日からでした。当時の「瑛利奈の今週の運勢」を見ると、ドル円が初めて160円を超えたタイミングでしたね。確かにあれ以来世界経済は激動だったかもしれません。また、世界のリーダーシップや正義など、混沌としていた流れも冥王星が順行することで少しは改善していくでしょう。午後4時34分には木星が彗星=キローンとセキスタイル(60°)に。キーワードは「ヒーラー現る!」といったところです。異次元からのアドバイスで何か閃(ひらめ)くことがありそうです。

13日(日)も水瓶座の月が続きます。午後12時29分、月は太陽とトライン(120°)に。ここから月が木星とトライン(120°)の午後2時21分にかけて、一日でいちばんいい時間帯です。その後、午後11時2分、水星が冥王星とスクエア(90°)を形成。上辺(うわべ)だけ順調な流れが終わる暗示です。驚くべき事が暴露されるかもしれません。

このところ、時代の流れが超特急で変わっていましたから、今週はその中で忘れられていたものや、解決しなければならない問題に焦点が当たりそうです。また、8日の水のサインのラッキーディや11日の風のサインの愛が順調な日など、ダイナミックな星の動きが私たちを押してくれることもありそうです。みなさまもラッキー-ディをフルに生かして、活動する時でしょう。

OCT 7 2024

瑛利奈

(C)ELINA