ダイナミックに宇宙は変わる

9/9~9/15

今週は…未曾有の暴風雨を伴う台風が首都圏に上陸する、という恐るべき出来事から一週間が始まります。9月といえば、二週間後に秋分を控えて、ここから日本のホロスコープも新たなものに書き換わるのですが…。私は先日、今年の秋分図(日本のホロスコープ)を観て、「災害が少なそうでよかった!」と思っていたところだったのです。しかし、天災は日本の運命が書き換わるまでのスキをついて上陸してくるもののようです。

9日(月)は星を観たところでは…そんなに悪くない一日のように見えます。週明けの月は山羊座の第二デークを通過中で、このところ山羊座に集まっている太陽や水星、金星などとトライン(120°)の好調座相を形成。同時に、冥王星が2008年の1月26日から山羊座へ入場して、現在冥王星は山羊座の20度にいますが、正午を回ったところで、ここまで度を進めてきた月が冥王星と合(0°)を作ります。また、デストロイヤーといわれる火星&土星コンビが午後1時13分にトライン(120°)の好調座相を形成します。9日(月)は乙女座と山羊座の地象コンビがガッチリとスクラムを組んだような配置です。ただ、違和感があるアスペクト(星同士の関係)がひとつ…。まだ9日に日付が変わったばかりの午前0時26分に太陽が木星とスクエア(90°)の不協和音を奏でることです。太陽も木星もベネフィックスといわれる吉星ですが、これは…エネルギーを持て余しながらオーバーランといった感じですね。

10日(火)、夜明けとともに月のサインは水瓶座へと変わります。前日、9日とはガラッと変わり、10日(火)は太陽が「蝕知できない」をキーワードにする海王星とオポジション形成し、このアスペクトを軸に一日が展開します。午後6時57分、日没とともに月は天王星とスクエア(90°)の不調和座相を形成。前日9日(月)が現実的な視点からシリアスな対応を求められる日なのと反対に、10日(火)は何か?地に足が着かないおかしな一日です。私達は夢を追い求めて、未知の方向へ現実を変えていこうとするでしょう。

11日(水)が、今週一週間のなかではいちばんラッキーな日かもしれません。惑星間のアスペクト(星同士の関係)はなく、しかも月のアスペクトも少ない日ですが、なかでは午後2時22分、水瓶座の月が射手座の木星にセキスタイル(60°)の好調座相を作るのが光ります。無難に交渉事を進めたいならこの日がオススメです。愛に関する話題もスムーズに運びそうです。

12日(木)は…ちょっと想いが重たく感じられる日です。何故なら、義務と自己犠牲を司る小惑星=ベスタが中心となり、月や金星と絡むからです。反対に早朝から調整を表す小惑星=パラスは天王星に妨害され、また夕刻には法を司る木星は火星にスクエア(90°)で傷を付けられます。この日は…あなた自身が今後の課題をはっきりと認識して、頑張る覚悟を固める日…とでもいったらいいでしょうか。少々騒動らしきものが付き纏(まと)いそうですが、事態を冷静に見つめて、バタバタ動かないことが大切です。

13日(金)は…前日の流れを引き継いでさらに加速していくような日です。あなたも、また対応する相手にも「誇張した認識」があって、それがお互いの関係をギクシャクさせそうです。その原因の一つとして午前1時42分に作られる水星と小惑星=ベスタのトライン(120°)があります。前述のようにベスタは義務と自己犠牲を司る小惑星です。これは…自分自身が「この問題のためにいかに骨身を削って努力したか?」あるいは、「今後、我慢を強いられるか?」…「まず、私の苦労ありき」という意識や発想から交渉事が始まっているため、ついつい恨み辛みなど、ネガティブな感情に囚われやすいのが原因です。必要以上な自己憐憫はあなたを小さく見せるだけなのです。

14日(土)、連休の初日ですが、星はダイナミックに展開し始めます。午前0時10分、知性の星=水星が愛の星=金星と合(0°)を作ります。これはプラトニックラブのアスペクト(星同士の関係)です。アニメや音楽など、学生時代から親しんできたカルチャーに改めて感動したりもする、感性が研ぎ澄まされる暗示です。もちろん誰かに強く愛を感じたりすることも。また14日(土)は重要なアスペクト(星同士の関係)が非常に多く、午前4時42分、太陽が冥王星とトライン(120°)を作ります。冥王星は現状を覆す秘めたパワーを持っています。これにより、隠されていた真実が暴露されて、今までの形勢が逆転するかもしれません。また、これまでの既定路線に飽き飽きしていた方には、流れを変えるチャンスです。また14日(土)午後1時32分、満月でもあります。二週間前の新月からスタートしてきた問題が実りを見せるタイミングです。しかし、14日(土)は伏兵になるアスペクト(星同士の関係もあります。午後2時25分に形成される火星と海王星のオポジション(180°)です。これは一般的に「詐欺」とか「魔術」といわれている配置です。文字通り勘違いや思い違いからミスに繋がるケースもあるかもしれません。少なくとも、努力の割りに成果が上がらないアスペクト(星同士の関係)であることは確かです。反対に、映画や演劇、音楽などでファンタジーにひたったり、ゲームでバーチャルリアリティを楽しむには最高な星といえるでしょう。

14日(土)の午後4時14分、水星が乙女座から天秤座へ、また午後10時42分、水星の後を追うようにして、金星も天秤座へ入場します。これにより太陽系のフォーメーションも秋の色が濃くなり、様変わりしていくことになります。

15日(日)連休の中日、惑星間のアスペクト(星同士の関係)はまばらです。午前7時32分から月は牡羊座へ入場。この牡羊座の月が相次いで前日天秤座へ入った水星、金星とオポジション(180°)を形成。14日(土)があまりに盛りだくさんの星のイベントがあったため、その興奮から醒めやらぬ感じです。連休二日目からレジャーの計画を立て始める方には、もうひとつテーマが絞りにくいでしょう。そんな方は午後3時57分まで待つといいかもしれません。日没が近くなったこの時間に月は預言者でありアドバイザーの彗星キローンと合(0°)を作ります。インスピレーションや天の啓示が下りてくる暗示です。このように、15日(日)は新しい「何か」に期待して、待ち受ける調整日になるのかもしれません。

SEP 9 2019

瑛利奈

(C)ELINA

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