バレンタインデーの傾向とその後

2/13~2/19

先週土曜日の満月は半影月食でした。太陽や月という私達に光りの恵みを与えてくれる天体が闇に包まれてしまう「食」という現象は古代から不吉なものと怖れられてきました。そんな中、トランプ大統領と安倍首相という日米の首脳がゴルフを楽しむという異例の月食となりました。

週が明けて、14日(火)はバレンタインデーです。今年の傾向は?というと…かなりお堅いバレンタインデーとなりそうです。まず、午後2時53分、太陽が太陽系のお目付役、土星とセキスタイル(60°)という安定のアスペクト(星同士の関係)を作成します。「いいか?お前達!真面目にやるんだよ!」と親や上司にひとことクギを刺されたような感じ…とでもいいましょうか?
そもそもこの日は午前中から月が婚姻関係や女性の権利を司る小惑星、ジュノーとスクエア(90°)という不調和なアスペクトを作ってスタートしているのです。これにより男も女も…「なんかケチをつけられた感じ。面白くないなぁ」と、心のどこかに不満の種を仕込まれているような状態になります。そこへ持ってきて土星からのお堅いお達しが…!その後、午後5時21分、ようやく仕事も終わろうとする頃、またもや権利の小惑星、ジュノーが今度はノースノード(ドラゴンヘッド)という太陽と月の交差点とトライン(120°)を形成。トライン(120°)は好調なアスペクト(星同士の関係)ですが、アスペクトを組む星同士が…一方は婚姻関係の権利の主張をするジュノー。もう一方のノースノード(ドラゴンヘッド)は大きな交差点ですから、渋谷駅前の交差点のように公共の場所、つまり公共性を表します。ですから「モラルや法律を遵守しましょう!」というメッセージ…ともいえるのです。

つまり、今年のバレンタインデーは「本命の相手と公式に愛の絆を固める」…このような性質を持つことになるのです。ですから、最愛の人をガッチリと射止めたいあなたには最高の星回りといえるでしょう。しかし、相手側も今回のバレンタインのプレゼントに同じようなメッセージを感じるので、本気でない場合はそれなりに警戒したり、距離を置かれてしまうかもしれません。

また、不倫や遊び心など、いい加減な気持ちで異性にアプローチしようとしているあなたには、後あとこの問題が尾を引いて、トラブルのもとになったり禍根を残すことになるかもしれません。

つまり、今年のバレンタインデーはこころして行動することが大事です。義理チョコにしても、いちいち「これはどういう意味?」と相手や周囲の目線に晒されなければならない…こんな一日になりそうです。日頃は「愛に多くの言葉はいらない」と信条を持っているあなたも、今年はフォローの言葉を用意しておいたほうがいいでしょう。

その後、15日(水)は天秤座の月が火星、天王星、冥王星とT字スクエアを作ります。私達の気持ちはさらにナーバスでピリピリすることに。16日(木)午前1時53分、月が木星と合(0°)を形成しますが、これを機会にこの緊張感は影を潜めていくことになります。

18日(土)午後8時27分、太陽が魚座へ入ります。ここからいよいよ長かった冬が終わる魚座の季節です。やがて世の中のテーマも変わり、活躍する人物もメンバーチェンジしていくことになるでしょう。

FEB 13 2017

瑛利奈

(C)ELINA

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