週末、秘密が明かされる

2/6~2/12

先週は…前の週から引き続き、広域強盗事件のニュースで持ちきりでした。現在、日本の警察はフィリピン入管施設に収容中の容疑者4人の身柄引き渡しを要請し、逮捕するために動いています。また、4日の土曜日に岸田総理は、LGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡り、差別的な発言をしたとして、総理秘書官を更迭する決定をしました。4日といえば、太陽が天王星とスクエア(90°)を形成する今季のなかでも大きな曲がり角になるアスペクト(星同士の関係)が形成された日でした。この事件と総理の決断は、今後も尾を引いて、岸田政権を追い詰めていくことになるかもしれません。最近の星の配置は…山羊座の水星を先頭にして、ズラッと縦に並ぶような配列です。なかでも今週は…月を除いて、トライン(120°)を作る星同士もなく、最大セキスタイル(60°)という、すこぶるダイナミズムを欠く動きとなっています。

6日(月)午前3時28分、獅子座の満月です。天気予報によると、一年でいちばん小さい満月だそうです。それ以降、月のマイナーアスペクト(天体同士の二義的な関係)が続き、スッキリしない一日です。午後11時15分に月は土星とオポジション(180°)を作り、苦々しい雰囲気の中で一日が終わります。

7日(火)は午前3時25分、山羊座の水星が海王星とセキスタイル(60°)を作ります。夢のあるアスペクト(星同士の関係)です。世界のいずれかで問題解決の鍵が見つかったり、新たなビションを発見したりするでしょう。午前6時13分から月は乙女座です。

8日(水)は今週のなかでは重要な動きの多い日です。午後12時16分、月が天王星とトライン(120°)を作り、目の前の扉が開けて、新しい景色が見えてきます。午後1時43分、小惑星=ベスタが魚座から牡羊座へと移動します。ベスタはある意味では軍事を表す小惑星ですが、牡羊座という戦いのサインへ入場することで、より軍事色が強まる暗示です。気球を巡っての米中のやり取りなど、注視していきたいところです。午後2時28分、そんな中で、愛の星=金星がロマンスの惑星=天王星とセキスタイル(60°)を作ります。天王星は革命やハプニングの惑星ですが、恋愛に関しては相手を惹きつける磁力の役割を発揮します。恋愛問題は少し日常を逸脱するくらいがいいのかもしれませんが。金星は現在魚座を通過中ですから、魚座さんを始め、蟹座さん、蠍座さんには愛をもう一歩進めるチャンスとなります。バレンタインデーのための布石を打っておくのがいいでしょう。

9日(木)は水星の存在が目立つ日です。午前11時29分、乙女座の月が山羊座の水星とトライン(120°)に。見るからに仕事が捗りそうなアスペクト(星同士の関係)です。午前[11時48分には水星は土星とセミセキスタイル(30°)、午後10時22分には水星は火星とセスキコードレート(135°)を作ります。これでは、知性の惑星=水星が単独でなかなかいい判断をできそうにありません。午後3時39分には月が冥王星とトライン(120°)を作ります。周囲から上がってきたデータを検討して、それを根拠に判断していくのがいちばんでしょう。思いがけない問題が解き明かされそうな日です。午後5時46分から月は天秤座へ入ります。

10日(金)は…月にオポジション(180°)の木星と、トライン(120°)の火星がリードする日です。天秤座の月の日にしては、動きが荒いかもしれません。大きく賭けて、大きく損失を出す…こんなイメージです。あまり独断で走らないほうがいい一日ですが、同時に周囲の意見に左右される可能性も。いちばんあり得るのが自分への批判を意識して、思わず反対へ振れてしまうこと。まずは、翌日まで答えは持ち越すのがベターかもしれません。土日が入りますから、週明けまで待ってもらうように交渉するといいでしょう。

11日(土)は重要なアスペクト(星同士の関係)がたくさんあります。まず、午前2時15分、水星が冥王星とコンジャンクション(0°)を形成します。水星&冥王星がコンジャンクション(0°)を作るのは昨年(2022年)1月29日以来、約一年ぶりの出来事です。「だからどうなんだ!」と言われると、なかなか意味深な天体同士の関係なので、難しいでですが、重大な問題が発表になったり、発覚したりするでしょう。午後12時38分には月は太陽とトライン(120°)の好調座相に。午後8時22分、水星は長かった山羊座をあとにして、水瓶座へと移動します。

12日(日)は午前3時34分に月は蠍座へ入場します。12日も重要なアスペクト(星同士の関係)が少ない日です。遡りますが、午前3時2分、火星がキローンとセキスタイル(60°)を形成。何か軍事的な問題で変更になるかもしれません。一日を通じて、惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はありませんが、その後、蠍座の月が惑星とメジャーアスペクト(主要な関係)を作るのは午前4時26分の水星とのスクエア(90°)のみです。それ以降はマイナーアスペクトや小惑星との関係のみになりますから、些末な問題に関心が集まる一日になりそうです。

今週は、水星や金星など、繊細な惑星が活躍する、デリケートな問題がテーマになる一週間です。惑星には所管する年齢域というものがあるのですが、水星は学童や10代青少年、金星は20代の若い世代を司っています。水星や金星が活躍する今週は…言ってみれば、若返りの季節です。10代から20代の若い感性を取り戻して、世の中をもう一度見直すのにいい一週間かもしれませんね。

FEB 6 2023

瑛利奈

(C)ELINA