アフターコロナへの分岐点

5/11~5/17

先週は比較的穏やかな星の配置が続いて、コロナ問題も小康状態。このまま「光が見える?」と期待したところだったのですが…。しかし、週が明け、今週は太陽系で異変です!というのは…一週間にわたって相次いで重要な惑星の逆行があるのです。

まず、11日(月)は午後1時9分、土星が逆行し始めます。度数は水瓶座の1度57分で、逆行は9月末まで続きます。土星はこの世界の屋台骨を担う惑星で、政治や経済などのシステムに強い影響を及ぼしますが、逆行時は…その土星の力がうまくコントロールできず、波瀾が多い時期なのです。現在、問題になっているのは検察官の定年を延長する「検察庁法改正案」ですが、「土星逆行」の意味から推測すると、さしずめ「権力の暴走」に繋がりかねません。

12日(火)午前6時57分、水星が双子座へ入ります。水星は双子座にいる時がいちばん品位が高いので、これは歓迎すべき位置です。その後、午前9時23分には山羊座の月が牡牛座の太陽とトライン(120°)を作って、今週のなかでは安定感のある日となります。

13日(水)午後1時17分、これまで水瓶座を通過していた火星が魚座へ入場します。4月以降、スジを通そうと水瓶座で頑張ってきた火星が魚座という優しくはあるが、周囲に流されやすく、また感染に弱いサインへ移動してくるので、少し気にかかります。同じ日の午後3時44分、今度は金星が逆行に入ります。金星といえば愛の惑星ですが、逆行することにより、前向きな姿勢を失しなうなど、乱れが出てくる暗示です。

14日(木)になると、午後11時31分に木星が逆行を始めます。木星は幸運の星ですが、法を司る惑星でもあります。ここからも前述の「検察庁法改正案」の行方にさらに懸念が深まりますね。さらに木星は財運の惑星でもあり、逆行時は株価が乱高下したり、異変が起きるのです。よほど目が利くデイトレーダーでもない限り、投資は要注意の期間に入ります。ちなみに木星は今年の9月13日まで逆行しています。

15日(金)~16日(土)は大きな惑星同士のアスペクト(星同士の関係)やステーション(逆行に入るなど進行方向が変わる)などのイベントはありません。しかし、これで土星、金星、木星、また4月26日からすでに逆行に入っている冥王星を加えて、4つの惑星が逆行することになります。こんな状態で政治や経済のシステムが上手く回るのか?と不安は残ります。

17日(日)には午後5時29分、小惑星=パラスまでもが逆行し始めます。思えば、小惑星=ジュノーも2月9日から逆行していますから、太陽系の惑星、小惑星のうち半数までが逆行という、イレギュラーな状態です。小惑星=パラスは「調整」を司りますが、「医学」の意味もあります。これにより新型コロナウイルス感染拡大の出口が見えなくなるような「改悪」が加えらるようなことのないよう、祈りたい気持ちです。もしかすると、コロナウイルスに現代医学を驚愕させるような性質があることがわかったりするのかもしれません。話が戻りますが、最近でいちばん逆行星が多かったのは…2019年の7月でした。この時期逆行していたのは…水星、木星、土星、海王星、冥王星と小惑星=セレス、彗星=キローンでした。猛暑で気候変動の夏でしたね。しかし、今思えば4月26日に冥王星が逆行に入る前は、すべての惑星(小惑星ジュノーを除く)が順行していました。それでもコロナ禍が進行していましたから、逆行は恐るるに足らないのかもしれませんが。

今週は…土星、金星、木星が逆行モードに入って、時代のトレンドが変わる時です。占星学では「逆行星がある人は大統領になれない」といいます。そこから考えると、世界各国でトップや政府などの支配が弱まるターニングポイントなのかもしれません。「官」の力が弱まれば、頼りになるのは「民」の力です。今こそ!私達が世の中のために立ち上がらなければならないのかもしれませんね!

MAY 11 2020

瑛利奈

(C)ELINA

 

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