満月はグランドクロスに

1/9~1/15

先週末、1月7日(土)に太陽が冥王星と合(0°)を形成してから、今週は続々と重要な太陽のアスペクト(星同士の関係)が続きます。11日(水)、午前1時17分に、まず太陽が牡羊座を通過中の天王星とスクエア(90°)を形成します。翌日、12日(木)、午後1時38分には太陽が天秤座の木星とやはりスクエア(90°)を形成。今回の星の動きはこれだけでは終わらず、同12日(木)午後8時33分には太陽が月と衝(180°)。つまり…満月になります。

これらの星の配置は…全体像を眺めてみれば、天王星、木星、月が太陽と冥王星を挟んでグランドクロスを形成することになるのです。グランドクロスというのは…四隅の天体が十字を形成する、アスペクト(星同士の関係)として最もテンションを孕んだ形です。

昨年の冬至から始まった日本の運勢を観るホロスコープでは、このグランドクロスはケイデントといわれる精神を司るハウス内で起きています。関わっている天体は木星や天王星などと派手ですが、影響は?というと、私達の精神の内部や、インフラでいうとソフトの部分への関わりを持つ…ということになるでしょう。

みなさんは「このグランドクロスは具体的にどんな影響があるの?」と疑問に思うでしょう。例えて説明すると、苦痛を堪え忍んで忍耐していた気持ちがどうにもならなくなったり…。胸に秘めていた想いを行動に移さずにはいられなくなったり、ストイックな状況に我慢できなくなる、など、衝動が抑えられなくなることも…。また、楽観的すぎる見通しから無理な計画を遂行してしまう…など、迂闊なミスを犯すこともあるかもしれません。

また、インフラのソフトの一面というと、交通網、インターネットなどの通信網、メディアなど、こんなところで大きな変化、改革、異常などがあることも…。もうひとつ、天体の性質から考えると、国レベルでは国際関係というものも注意すべきテーマのひとつです。

また、今回のグランドクロスは太陽=山羊座20°37′、天王星=牡羊座20°37′から始まって、満月に至る、月=蟹座22°28′、太陽山羊座22°28′まで、度数はカーディナル・サインの20°~22°の領域で起こりますが、特にこのあたりに重要な星を持っている方は慎重に構えたほうがいいでしょう。反対にライバルや落としたいターゲットの相手がこのあたりの度数(カーディナル・サインの20°~22°)の星を持っているとしたら、攻略法としては、ここを攻めない手はないのかもしれません。その場合はまず、あなた自身が影響を被る度数に星を持っていないかどうか?よく調べてからにしたほうが無難ですね。
(星の度数を調べたい方は「瑛利奈の占星術チャートハウス」の「チャートを計算しよう」が便利です)

今週は上のような張り詰めた星の配置ですが、いままでのモヤモヤを一掃してくれる効果があるかもしれませんね。まずは、気をつけながらチャレンジしてください。

JAN 9 2017

瑛利奈

(C)ELINA

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