新しい景色を目前に…惑い

3/13~3/19

先週、3月8日からWBCが開幕。8日の対中から1次ラウンドが始まり、9日には東京ラウンドがスタートして、先週から日本中がWBCで湧いています。また、今週13日からマスク着用の義務が緩和され、個人の判断に任されることになりました。最近は日本各地で気温が上がり、5月並の暖かさを記録しているところも。今年は地球温暖化も急激に加速したのか?今日明日中にも東京はサクラの開花宣言がありそうで、開花予想日は記録的な早さとなる模様です。このように一見明るい話題が満載のようですが、今週の星の動きはカラ元気といいますか?見かけ上だけで、移ろいやすいもののようにみえます。

13日(月)は午前1時31分、蠍座の月が太陽とトライン(120°)を形成。一週間は安定の滑り出しをみせます。その後、夕方まで蠍座の月は海王星や冥王星と調和座相を作りながら、順調な一日を提供してくれます。午後4時20分に月は射手座へ入場します。この後、先週から魚座に入った土星が月にスクエア(90°)の不調座相を作ります。スムーズに暮れそうな一日が最後になってそうでもないか?という疑問符を突き付けられるかのようです。

14日(火)は…昼間はあまり順調なアスペクト(星同士の関係)はありません。例えば、朝6時54分の水星がドラゴンヘッドにセミスクエア(45°)や午後1時9分の月と金星のセスキコードレート(135°)など、大きな障害ではありませんが、ちょっとしたことで小さな利害が対立してトラブルになったり、なかなかコンセンサスが得られないなど、ややナーバスが展開が多くなりそうです。しかし、午後6時56分には牡羊座の14度まで度数を進めた木星に月がトライン(120°)の好調座相を形成。これにより、ゆったりとたおやかな夜が訪れます。大切な話し合いや大事な伝えたいことがあったら、この時間帯を狙うといいでしょう。

15日(水)も油断できない一日です。この日、太陽は魚座の24度まで度を深めていますが、魚座の25度には掴みどころのない惑星=海王星がいます。また、火星は双子座の、これも25度です。つまり、太陽は海王星とコンジャンクション(0°)、火星とスクエア(90°)になっているのです。ここへ持ってきてこの日の月は射手座の第3デークへさしかかっています。最終的に月を入れると太陽、海王星、火星、月のT字スクエアになっています。火星と海王星のスクエア(90°)から導き出される象意…詐欺やトリック。太陽と海王星とコンジャンクション(0°)は幻惑。それプラス、月は太陽とスクエア(90°)。これは…どう考えても頭が混乱て、正確な認識を欠いてしまいそうな星の配置ですね。最近取り沙汰されている「総務省の放送法をめぐる政治的公平に関する行政文書問題」などはさらに真相が糊塗されていきそうです。まずは、仕事上の契約を始め、この日起きてきた話には一線をひいて、後日再検討してから回答すべきだと思います。午後9時5分から月は山羊座へ移動します。

16日(木)は…前日から火星とスクエア(90°)を作っている海王星ですが、この海王星に対して太陽が正確にコンジャンクション(0°)になります。太陽という青天白日のもと認識するべき主人公が海王星の霧の中へ埋没してしまうアスペクト(星同士の関係)です。つまり、非現実的な夢を見てしまう日です。3月12日はハリウッドでアカデミー賞のイベントがあったようですが、このような映画やエンターテインメントなどを楽しむには最善の日になります。しかし、現実を見極めてシビアな判断を望んでいる方には、あとで「魔が差した!」と、後悔するような決断をしてしまいかねません。16日は海王星の魔術にかかる日…と覚えて置いてください。魔術を使いたい人、現実逃避をしたい人、あるいは、芸術を志している人にとってはヒラメキを授かる日かもしれません。しかし、これまでの実績やお金などを守りたい気持ちを持っている場合は、雰囲気に呑まれないように気をつけるべきでしょう。

17日(金)も…15日から端を発する太陽、海王星、火星のスクエア(90°)の中で、今度は太陽が火星とスクエア(90°)を形成する日です。それに加えて、水星も魚座の25度になり、このスクエア(90°)に加わってきます。犯罪や事故、感情の高ぶり、株価の暴落など経済変動など、世の中が騒々しくなる日です。午前3時9分に太陽が火星とスクエア(90°)、その後、午後1時48分に水星が火星とスクエア(90°)を作りますが、これが危険なアスペクト(星同士の関係)の連鎖の最後となります。トリガーとなるような問題は出尽くしたということですが、あとは事態収拾に奔走しなければなりません。午前4時58分に又別なポイント=牡羊座の29度の金星が山羊座の29度の冥王星とスクエア(90°)を作ります。これも出所はまったく違うでしょうが、畳みかけるように別な問題が起きてくる感じです。この17日(金)が今週のハイライト。大きな出来事が多く、それが時代の流れを変えていくことになるはずです。そんな中、午前7時33分から愛の星=金星は牡牛座へと入っていきます。また、午後11時24分から月は水瓶座へと移動します。

18日(土)は…前日起きた波瀾や変化に対する調整日ともいうべき日です。すべての意見や見解をまとめるのは非常に大変ですが、それについて議論したり、必要なプロセスを辿っていくでしょう。午前7時25分、牡牛座の金星が魚座の土星とセキスタイル(60°)という安定座相を作ります。まずまずの現実的な着地点を見つけて、落ち着こうという動きになりそうです。

19日(日)は…午前1時26分、月が木星とセキスタイル(60°)を作って、いい雰囲気に。その後、午後12時23分、魚座の29度の水星が冥王星とセキスタイル(60°)の調和座相を形成。真相が解明されたり、気分一新の暗示です。これを最後に水星は、午後1時23分、牡羊座へと入場します。若返った水星や月とトライン(120°)の火星の影響で元気に満ちた、行動的な一日になりそうです。

今週一週間は…ひと頃のように「壁に突き当たって苦悩する」時期はすでに通り過ぎたようです。今週の星のメッセージからは「そういってモタモタするのはもう終わり!」と「時代が変わったのよ!」と言われているかのようです。さて、この踏み入れてしまった新しい時代を、私たちがどのように評価して、現在地を確認していくのか?これが今週やるべきことなのかもしれません。ただ、そういった作業は決してすぐに正解が掴めるものではなく、今のところ、現状を誤って認識したり、古い理想が捨てられないなどで、苦悩したりする時期に入ってきたのでしょう。ただ、今週の星は…強いお酒や魔法のように私たちの頭を麻痺させ、幻想を誘います。また、今週の星は切れ味の良いナイフのようでもあり、軽々に扱うと怪我をする可能性もあるのです。たしかにこれは…最近の流行語の「新しい景色」なのかもしれません。待ったなしの時の流れを前にして、今後の道を慎重に見極めていきたい…今週はそんな時といえるのかも…。

MAR 13 2023

瑛利奈

(C)ELINA