投げ出したい気持ちと衝動が…

7/30~8/5

月食があった先週、28日(土)。東から西へと逆走する異例のコースを取って台風が日本列島へ上陸しました。週が明けて、今週の星の動きはすべてにおいて低調です。

太陽と8つの惑星は…火星と天王星という熱気を帯びた2つの凶星を除き、あとはすべてメジャーアスペクト(重要な星同士の関係)はありません。

今週の特長として目立つのは…小惑星のベスタです。ベスタは本来神に捧げる「生贄(いけにえ)の処女」を表します。意味としては…自己犠牲や義務など、つらいもの、苦しいものを進んで受け入れる…こんな利他的な、ある意味自己懲罰的な気持ちや状況を表す小惑星なのです。

この小惑星ベスタが30日(月)には太陽とセキスコードレート(135°)、愛の星=金星とスクエア(90°)を形成します。前者は現在のテーマに問題の存在を感じて立ち止まる…。後者、金星とのスクエアは愛することに疲れて投げ出す…。こんな意味を持ちます。私達の気持ちは各々の問題において、「いいのかな?これで」とか、「愛情をかけても報いが少ない」などの懐疑的な感情に囚われるでしょう。季節柄、夏バテも手伝って、すべてが面倒くさくなるようなアスペクト(星同士の関係)です。

その後、8月1日(水)には…今度は知性の星=水星がベスタとトライン(120°)を作った後、今まで逆行していたベスタが順行に向きを変えて、力を強めます。ベスタは前述の意味に加えて、国防、軍隊の意味もあります。となると、防衛のため、イヤな義務や損失も引き受けざるを得ない…と、現実を再認識することになるのかもしれません。

8月2日(木)正午前、以前からずっとスクエア(90°)の関係を持っていた火星が天王星と正確にスクエア(90°)を形成します。火星は逆行中なので、順行でスクエア(90°)を形成した5月16日以来の出来事になります。火星も天王星も向こう見ずで喧嘩好きの惑星です。社会的な問題も心配ですが、個人的には事故や急激な体調の変化などに気をつけたいものです。

その後もこれらの流れを変えるほどのキッカケもなく、一週間を通じて、なんとなく不穏な空気を感じながら、自制しなければならないような微妙な空気が立ちこめる週になりそうです。

JUL 30 2018

瑛利奈

(C)ELINA

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