新月と牡羊座の金星

2/20~2/26

ロシアによる軍事侵攻が始まって、一年になろうとしています。これにより世界は大きく変わりました。加えて最近は気候変動の影響がより強く表れて、私たちの日常生活を脅かそうとしています。そのせいか「治安がいい」といわれていた日本も最近はモラルが地に落ちたようなニュースが多くなってきたような気がします。

20日(月)は午前2時4分の金星と冥王星セキスタイル(60°)で始まります。金星の度数は魚座の29度、冥王星は山羊座の29度にあります。最近はいつも主要な天体が冥王星に絡むと大きく世の中が動くようです。今回の金星と冥王星セキスタイル(60°)は各々の惑星が29度で、特に金星は…12サイン=360度のどん詰まりまで来ての最果(さいは)ての準惑星=冥王星との絡みになります。何か終末感が漂うアスペクト(星同士の関係)です。しかし、午後4時5分は魚座の1度で太陽と月が合(0°)の新月です。ここから時の流れは新たなサイクルに入っていきます。そして、午後4時55分、愛の星=金星は牡羊座へ入場します。新しいことづくめの週の始まりです。

21日(火)は…午後2時から3時にかけて、魚座の月が天王星とセキスタイル(60°)、火星とスクエア(90°)を作ります。活気のある一日ですが、気分や雰囲気に流される傾向も。

22日(水)は午前7時22分、水瓶座の水星が牡牛座の天王星とスクエア(90°)を形成。主義主張がぶつかる暗示です。その後、午後1時5分、山羊座の冥王星が登場して、月とセキスタイル(60°)を作り事態が変化。午後2時13分になると月は牡羊座へ。月のサインは牡羊座で元気いっぱいですが、これ以降は穏やかな星の流れに変わっていきます。現状に問題提起したい方は午前中に動くべきですが、仲良しモードが好きな場合は夕刻近くに提案したほうがいいでしょう。

23日(木)は令和の天皇誕生日です。この日から天皇陛下も新たな一年を迎えられることになります。一方、私たちにとっては午前5時13分の水星と火星のトライン(120°)や午前7時48分の月と木星のコンジャンクション(0°)など、幸運なアスペクト(星同士の関係)が多い一日です。行動力を表す火星と知性を司る水星が活躍します。思う存分行きたいところへ飛んで行くべき星の配置です。水星もいいので、勉強や仕事、調べ物なども捗りそうです。

24日(金)は…今週出てきた問題を回収する一日です。意見の違う人たちからの不満や批判などに耳を傾けるうちに、少しメンタルが内向きになってしまいそうです。まずは結論を焦らずに休む時間を取りましょう。午後5時28分から月は牡牛座へ入ります。これまでの流れが悪かった人にはひと息入れるチャンスです。いつものペースが戻ってくる時間帯に。

25日(土)午前3時1分、太陽がドラゴンテイルとトライン(120°)を形成。太陽は指導者、ドラゴンテイルは消滅する場所を意味します。つまりリーダー不在になる現象ですが、私たち自身も逃げ腰になったり、現実逃避したくなってしまいそうです。土曜日なのが不幸中の幸いでした。そうこうするうちに午後9時24分、月が天王星とコンジャンクション(0°)を作って、他動的な動機により、現状突破することになるでしょう。

26日(日)も引き続き月は牡牛座、第2デークです。権利の主張を表す小惑星=ジュノーが度々登場してくる日です。愛する人と一緒に過ごす場合は口論にならないよう、注意したいものです。また、社会では人権問題に関心が集まるでしょう。

魚座の新月から始まり、牡羊座の金星から始まる今週ですが、最初はすべてがリセットされて、流れが刷新される期待を持たされますが、途中から停滞してしまいそうです。こんな時はマイペースを守って、溜まった仕事を整理するのがいいのかもしれません。ただ、現状に不満を抱いている場合はアピールするチャンスです。このところの値上げ攻勢に対する対策なども、抗議という形で手を打つべきなのかも。まずは、あなたの意見をまとめることから始めるといいでしょう。

FEB 20 2023

瑛利奈

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