真実が闇に埋もれる新月

12/3~12/9

3日(月)午前2時過ぎ、愛の星、金星が長い逆行の時を経て、再び蠍座へ入ります。これは9月9日に今年初めて蠍座へ入った時と同じポジションです。蠍座に太陽や金星を持つみなさんを始め、蟹座や魚座の方にとっては…長い回り道をしたあとの「思い出のあの日、アノ時」の再来となるかもしれません。その他の方々にとってはグズグズして前に進まなかった愛情問題や感情問題がようやくスムーズな動きを見せ始める感じがするでしょう。

一方、太陽は射手座の第二デークへ入ってきますが、このあたりの度数は魚座に火星、海王星が待ち構えていて、太陽をスクエア(90°)の不調和座相で捉えます。太陽が火星とスクエア(90°)を形成するのは3日(月)、海王星とスクエア(90°)は6日(木)です。太陽も火星も熱気を帯びた天体で、しかもお互いに強い性質を持つので、これがスクエア(90°)ともなると、お互いに譲らず、闘いの様相を呈します。もう一方の太陽、海王星のスクエア(90°)は…太陽の自主性や自信を蝕知しがたい星=海王星が奪って、人を迷いの森へ誘い込む作用を起こさせるのです。

また、7日(金)の午後11時過ぎには火星が海王星へ突っ込んで合(0°)を形成します。これは…火星の熱気を帯びたエネルギーが曖昧模糊とした海王星が持つガスの海へ突入して暴れるので、果てしなく収拾しがたいアスペクト(星同士の関係)ということができます。

これら(太陽、火星、海王星)がスクエア(90°)や合(0°)を作る度数は…太陽&火星がミュータブルサイン(太陽=射手座と火星=魚座)の10度、海王星の方は同じくミュータブルサインの13度(魚座)です。このポイントに太陽や重要な星を持つ方は、もろに煽りを受ける可能性がありますね。ちなみにカルロス・ゴーン氏はハマるかな?と思い、いまホロスコープを確認したところ、太陽は魚座の18度、木星は双子座の17度で、少し外れていますが、火星がかなり近い射手座の14度です。想像するに、本人の自信は堅いが、周囲の男性陣から崩れるのかな?という感じです。

また、6日(木)午後5時16分、逆行していた水星が蠍座の27度で順行し始めます。今週は右往左往する太陽周辺の星をよそに、蠍座の金星、水星がしっかりといい仕事、(金星は愛情など気持ちの問題、水星は頭脳労働)をしていくようです。

そして、7日(金)は新月です。これは奇しくも火星が海王星と合(0°)を形成するのと同じ日。しかも度数は射手座の15度と、火星、海王星に比較的正確なスクエア(90°)です。どうも今回は…「真実が闇に埋もれる新月」になる見込みです。あまり願掛けなどしないほうがいいかもしれませんね。心機一転したつもりでビジョンさえ捨ててしまう…などということになりかねません。

今週の星の配置は…まさに魔術です。射手座特有の演出過多、同時に魚座のムード過剰…。音楽やファッション、演劇、それと飲酒などで、非現実的な夢を楽しむには最適な一週間なのかもしれません。

DEC 3 2018

瑛利奈

(C)ELINA

2件のコメント

  1. […] 第197臨時国会は10日〔月)、政府が提出した法案13本が全て成立して閉会しました。先週は太陽が火星、海王星の合(0°)にスクエア(90°)で突っ込んで、真実が闇に埋もれる一週間でしたが、8日(土)未明には「改正入管難民法」が成立したのが、週の最後となりました。太陽を覆い隠す海王星の蔭で何が起きているのか?私達がよく分からないうちに、国会は閉会を迎えてしまったのでした。 […]

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