様変わりする太陽系

6/5~6/11

先週は…穏やかな星の配置で始まりましたが、6月に入ってから火星を始めとするフィックスドサイン(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)のグランドクロスが目立ち、各地で台風が記録的豪雨の爪痕を残していきました。今週は、金星や水星、冥王星などがサインを移動して、太陽系の模様はガラッと変わっていく見込みです。

5日(月)は射手座の月で始まり、午後4時30分から月のサインは山羊座へ。午後10時46分には愛の星=金星が獅子座へ入ります。前回、金星が蟹座へ入ったのはGW明けの5月7日でした。あれからあっという間に季節が進んで5日夜からは真夏を思わせる獅子座です。金星は愛の惑星ですから、もちろん獅子座さんのもとへ愛を運んで来ます。先週息子さんの翔太郎氏の首を切った岸田総理の太陽は獅子座の5度ですから、一件落着して、心の平安が戻ってくるのかもしれません。話が逸れましたが、獅子座の金星は牡羊座さんにとっては恋愛を表す5番目のハウスにあたりますから、牡羊座さんも恋愛運好調です。また、このところ受難の日々が多かった射手座さんにとっても、愛の星が未来の夢を与えてくれる位置になります。

6日(火)は…午前1時4分、獅子座へ入ったばかりの金星が冥王星とオポジション(180°)という足を引っ張られる形になります。牡牛座へ木星が入った時も冥王星に邪魔をされましたが、やはりこれはちょっと痛いアスペクト(星同士の関係)です。獅子座の金星にとって最初に出会う相手が不調和な冥王星とは!これは…ドレスアップして家から外へ出た早々、ヤクザと鉢合わせ…というようなシチュエーションです。愛の出鼻を挫(くじ)かれ、秘密裏にことを進めようということになりかねないですね。6日は山羊座の月と土星のセキスタイル(60°)以外、調和のアスペクト(星同士の関係)がなく、あまり調子の出ない一日になりそうです。

7日(水)は…午後1時台まで山羊座の月は、天王星、水星、海王星などと好調です。仕事が捗りそうな日ですが、午前7時12分に水星が義務を表す小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)を形成。自ら進んで背負いすぎてしまい、逃げられなくなることも。午後5時41分から月は水瓶座へ移動します。ここから反動が出そうです。午後5時47分、月は冥王星とコンジャンクション(0°)に、午後8時38分には月は金星とオポジション(180°)です。反抗的な気持ちからいつものペースを乱したり、お金を使いすぎたりする可能性も。感情のアップダウンに気をつけたい一日です。

8日(木)も前日の感情的な流れが続きそうです。特に午前11時10分、月が獅子座の火星とオポジション(180°)に。他人に強く当たりすぎないよう、注意が必要です。あるいは、マナーを知らない男性との関わりに気をつけることです。午後10時29分になれば、月は太陽とトライン(120°)を形成して、穏やかな夜になるでしょう。

9日(金)…最近は木、金あたりに月がフィックスドサイン(定着サイン)を通過するので、どうも流れがよくないようです。9日は好ましい有力なアスペクト(星同士の関係)がひとつもない一日です。星が追い風を送ってくれないので、何から何まで自前のエネルギーで賄わなければなりません。エネルギッシュな星を持つ方は、逆に他人に差をつけるチャンスかもしれません。午後7時13分から月は魚座へ入場して、この流れは終わります。

10日(土)には…魚座の月が順調な流れを約束してくれます。加えて、午前6時14分、牡牛座の水星が魚座の海王星とセキスタイル(60°)を作ります。クリエイティブな作業にとっては貴重なチャンスです。良いアイディアが閃いたり、夢が広がるなど、ポジティブな発想で心も豊かになるでしょう。しかし、午後には少し引き締めが必要です。午後4時6分、双子座の太陽が彗星=キローンとセキスタイル(60°)を形成。これは…他人からの「アドバイスに耳を傾けろ!」という暗示です。独りよがりにならず、新しい意見や発想を採り入れるべきということです。

11日(日)は…夕方になってから、二つの惑星がサインを移動します。まず、午後6時45分、準惑星=冥王星が逆行のまま山羊座の領域へと戻っていきます。今年(2023年)の3月23日から「水瓶座の冥王星」という冥王星が発見されてから初めての時代が始まりましたが、このタイミングを以て、冥王星はいったん山羊座へ戻ります。冥王星のメッセージに時代の方がついていけないので、「僕はちょっと戻って待ってるよ」と、冥王星が私たちに気を遣ってくれているかのようです。ただ、サインのボーダーラインを冥王星が超えるとき、少し煽りが来るかもしれません。午後7時26分には牡牛座の水星が双子座へ入場します。ただ、面白いことに、水星のイングレス(サインをまたぐこと)の直前、午後7時25分に水星と冥王星は互いに手を取り合って、トライン(120°)の座相を形成します。水星が風のサイン=双子座へ入る前に冥王星から「鍵」を預かるような仕草ですね。「それじゃあ、よろしく!」という声が聞こえるかのようです。その後、午後10時20分、すべてを見届けたかのように月は牡羊座へ入ります。

今週は、まず週明けの5日に金星が獅子座へ入り、最終日、11日に冥王星は山羊座へ、水星は双子座へとサインを移動します。これで太陽系もおおはばに模様替えが完了しました。来週からはこの新しい布陣で新たな景色が待っているはずです。新しい時代に備えて、私たちも少しずつ、心の模様替えをしていかなければなりませんね。

JUN 5 2023

瑛利奈

(C)ELINA