欺瞞やウソで揺らぐ…

9/12~9/18

先週…9月8日、エリザベス女王がスコットランド・バルモラル城で亡くなりました。その在位期間は、1952年2月に即位して以来、70年間という英国史上最長でした。エリザベス女王の国葬は19日にウェストミンスター寺院で行われる予定です。一方、日本では…安倍元総理の国葬は9月27日に日本武道館で行うとの報道が。このタイミングでエリザベス女王の国葬と比較すると、安倍元総理の国葬は、いろいろな意味で大分見劣りがするような気がしますね。規模に於いても、歴史に於いても、また、私たちの祈る気持ちに於いても…です。今週の星の配置は…太陽と海王星のオポジション(180°)や水星、木星のオポジション(180°)など、危機感が漂うものはなく、欺瞞やウソを暗示するものが目立ちます。

12日(月)は午前1時30分に牡羊座の月が木星と合(0°)という幸運なアスペクト(星同士の関係)を作ってから、いわゆる凶星といわれる惑星の不調和なものはなく、世界情勢は小幅な動きばかりです。まずは平和な一日になりそうです。

13日(火)…月以外のアスペクト(星同士の関係)は午前1時8分の太陽と土星のインコンジャクト(150°)のみ。太陽の度数は乙女座の19度52分、土星は逆行中=水瓶座の19度52分です。これだけでは事件を引き起こすだけの決定力はないのですが、午前2時31分になると、牡羊座の月が太陽とインコンジャクト(150°)の位置に回り込み、ヨードといわれる二等辺三角形を作ります。これだけで何か大変なことが起きるとはいえませんが、将来の大きな問題の伏線になるような事件が起きる可能性があるでしょう。今後の動きに注意する必要があります。

14日(水)は…午後3時14分の金星と冥王星のセスキコードレート(135°)、午後9時57分の火星と小惑星=ジュノーのスクエア(90°)など、各所で苦情の声が大きくなりそうです。この日のつきは前日13日の午後8時39分から牡牛座です。午後5時41分には月が金星とトライン(120°)の好調座相を形成しますから、基本的には幸せムードが溢れる一日なのですが、人々のワガママが出やすいのかもしれません。抑えようとして、あまり反論しないほうが賢明です。

15日(木)、月は太陽とトライン(120°)。冥王星を入れて地象のグランドトラインですが、同時に月は…先週、エリザベス女王がお亡くなりになった時と同じ、土星、天王星、ノードを含むT字スクエア(90°)を作ります。「今週の総括」ともいえるテーマが浮き彫りになる日です。一日を通じて誰もが忙しくあっちこっちと奔走することになりそうです。

16日(金)は…午前5時15分から月は双子座です。午後3時を過ぎてから、月は木星、水星と好調に。週末を前に仕事のペースアップを図るには最適な日です。

17日(土)は今週でいちばん、問題の多い一日です。午前3時48分には愛の星=金星が火星とスクエア(90°)を形成。愛情問題に刺戟があるのは結構ですが、過度な欲求からトラブルに発展する場合もあるかもしれません。午前6時26分には…太陽と海王星がオポジション(180°)を作ります。。これは…一週間にわたって、かなり大きな影響を及ぼすアスペクト(星同士の関係)です。欺瞞やウソ、誤魔化し、詐欺などを意味します。まずは、被害者にならないように注意すべきですが、甘い見通しから自分が加害者になるケースもあるかもしれません。週明けの12日あたりから、すでに影響下に入っていると考えてください。乙女座を始めとして、双子座、魚座など、ミュータブルサインが目立つ配置です。他人の言動に惑わされたり、情報操作に乗るなど、日頃のポリシーを忘れることも。決断するには裏を取ること。ダブルチェックするように心がけるときでしょう。

18日(日)は半月です。これに月と海王星のスクエア(90°)も絡んでT字スクエア(90°)になります。17日に続いて、ウソとまやかしに注意です。午後12時43分には水星が小惑星=パラスとスクエア(90°)を形成。水星は知性、小惑星=パラスは調整の星ですから=「うまく調整できない」となります。正義感や心の軸など、いつもあなたが大切にしていることを忘れずに。「今回だけは変えてみよう」や、「たまにはカラを破って!」という発想は間違いのモトです。

今週は…ひと頃の緊張感が大分和らいできますが、逆にそれが心の緩みに繋がることも。太陽と海王星のオポジション(180°)が象徴する一連の欺瞞やウソの流れ、それに加えて、土星、天王星、小惑星=ベスタが形成する自己否定の気持ち…。これらが絡み合って、弱気になりやすい一週間です。弱ったところへつけ込まれないよう、「いつものあなた」、そして、「あるべき姿」を忘れないようにしたいものです。

SEP 12 2022

瑛利奈

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