愛の星=金星が最後を盛り上げます

12/26~1/1

先週は日本を雪雲が襲い、日本海側だけではなく、瀬戸内海地方や四国などでも記録的な積雪となりました。これは…北極で気圧が高く、寒気が放出したのが原因のようです。北米ではクリスマス寒波に見舞われ、飛行機の欠航や停電など、2億人を対象に警報が出ているそうです。

また、先週の「瑛利奈の今週の運勢」日本の運勢、新たな冬至図の20日の項目に、私は増税に対して「腹を括る日」と書きましたが、今になって考えると、これは…日銀の黑田総裁がイールドカーブ・コントロール(YCC)の運用見直しのため、従来の「プラスマイナス0.25%からプラスマイナス0.5%に拡大する」と発表したことでした。これにより137円だったドル円相場も一時1ドル=130円まで値上がりしました。これが20日の「金星が模索」のモヤモヤであり、同時に月と小惑星=ベスタがトライン(120°)&火星とキローンのセキスタイル(60°)の真相でした。前置きが長くなりましたが、年末寒波もクリスマス以上に厳しいらしいです。

さて、今週は…すでに山羊座入りしてしまった太陽に大きな出番はなく、先週と同じように金星が度々顔を出してきます。金星は愛の惑星ですが、12月20日のニュースからも分かるように、もうひとつ「お金」を表す惑星でもあったのです。そうなると、今週もロマンスの風ばかりではなく、お金を巡っての攻防もありそうです。

26日(月)は一日を通じて、月のサインは水瓶座です。その他、月以外の惑星のアスペクト(星同士の関係)はまったくなく、またもや、小惑星=ベスタが目立ちます。大きな動きはないけれど、「まずは現実を受け入れるべし」といった傾向が目立つ一日です。

27日(火)も星の動きは小幅です。午前3時19分、月は水瓶座の土星とコンジャンクション(0°)を作ります。月のメジャーアスペクト(主要な関わり)はこれひとつです。午前4時51分、小惑星=パラスが同じく小惑星=ジュノーとトライン(120°)を作ります。人権問題などのこれまでヤリ玉に上げられていた事件に調整案が出るかもしれません。午後4時33分から月は魚座です。

28日(水)も引き続き、人権問題やモラルの問題などがテーマになります。午前3時7分、海王星が小惑星=ジュノーとコンジャンクション(0°)を形成します。海王星は利他的な星で、一方、小惑星=ジュノーの方は自分の権利を主張する小惑星です。二つの概念はもとより噛み合うはずもなく、海王星の後ろ向きの反応に小惑星=ジュノーの怒りは増すばかりです。これが魚座の22度で起こります。午前4時32分、愛の星=金星は小惑星=パラスとオポジション(180°)に。その後、午前8時53分、魚座の月は火星とスクエア(90°)を作ります。手応えのない泥仕合が続きそうです。午後5時31分になって、愛の星=金星は海王星とセキスタイル(60°)に。ようやく、お互いに価値観の合う相手が見つかりました。「愛」(金星)は他人思いの「優しさ」(海王星)に出会わないと駄目なのです。デートするなら、日没以降がよさそうですね。思いっきりロマンティックな雰囲気が味わえるでしょう。

29日(木)は…朝、7時過ぎから魚座の月は…海王星、小惑星=ジュノー、金星、水星と、各々好調座相を形成していきます。午後3時20分には月は冥王星とセキスタイル(60°)になり、今年一年の締めくくりとなるようは、問題解決を導く結論を出すでしょう。午後6時31分に知性の惑星=水星が山羊座の24度で逆行を始めます。まさしく、今年の仕事納めですね。これ以降、水星は事務的な力を発揮してくれなくなってしまいます。これは年明けまで続きますが…。午後7時35分から月は牡羊座です。29日(木)は、これ以降もラッキーなイベントが盛りだくさんです。午後9時11分には月と木星がコンジャンクション(0°)、午後10時58分には…水星が金星とコンジャンクション(0°)というキュンとして、胸が痛くなるような青春の雰囲気に包まれるアスペクト(星同士の関係)が形成されます。いい音楽や映画など、好きな人と一緒に楽しみたい夜になります。

30日(金)は午前10時20分、牡羊座の半月です。12月23日の新月以降の当面の結果が出るタイミングです。今日の星の配置はスポーツなどの勝負事や投機などには向いています。アクティブな一日になりそうです。

31日(土)は…とうとう2022年の大晦日です。その割りにはこれといった納得感が得られそうにありません。午前11時52分には月は土星とセキスタイル(60°)を作って、落ち着きますが、午後3時以降は月が次々水星、金星、冥王星とスクエア(90°)という不調和座相を作っていきます。一度決まったものをひっくり返したくなったり、屁理屈をこねて家族と言い合うなど、気をつけましょう。

1月1日(日)…年を跨(また)いで午前2時8分、月は牡牛座へ入場します。午後2時24分、金星が冥王星とコンジャンクション(0°)に。あなたの知らないところで何かが起こっている暗示です。12月20日の例もあり、もしかするとまた金融絡みの問題かもしれません。お正月早々、新しい時代にまた、新たな火種が宿っていきそうです。午後10時41分、牡牛座の月は山羊座の太陽とトライン(120°)。落ち着きを取り戻していきます。

太陽が山羊座へ入ってから、冬本番ですね。1月1日の太陽は9度54分、ぎりぎり山羊座の第1デークにあります。月と木星は牡羊座にありますが、太陽、水星、金星、冥王星と、4つの天体が山羊座、天王星が牡牛座と、地象サインが5つ。2023年はカーディナルサインに星が多く、改革が進みそうな太陽系のラインナップです。まずは、みなさま、よい新年をお迎えください。

DEC 26 2022

瑛利奈

(C)ELINA