秋分図、戦いながら夢を追う

9/21~9/27

週明けの21日(月)…日本の運勢を、今年の夏至に書き替えられたホロスコープで観る最後の一日です。思えば、今年の夏至図(夏至の日から秋分の前までの日本の運勢を占うチャート)は日食という重荷を背負わされて、「不吉」で「暗い」烙印を押されたかのようなホロスコープでした。やはり実際にも私達は、「これは新型コロナウイルス、第二波ではない」などと、だましだましの国や地方自治体の方針にストレスを感じながら、何から何まで遠慮がちに、自分たちでセーブしてきた三ヶ月間でした。その間に特に中国をめぐる世界情勢は非常に緊迫の色をが濃くなってきました。それ以上に異常気象による台風や集中豪雨、猛暑、世界的な山火事など、多くの天災に見舞われても来ました。仮に夏至図が三ヶ月間の出来事を表すにしても、これらの災害による地球の汚染や人的被害はとても三ヶ月間で立ち直ることができるようなものではありませんでした。そのツケはさらに今後も続く、いや、これから明らかになるものも多いはずです。このように考えると、悲観的観測が止まらなくなってしまいますが。そういえば、この夏至図の間に安倍前総理が健康の悪化を理由に辞任するという出来事もありましたね。しかし、次の総理も同じ夏至図の期間中に就任しては、やはりスタートの時期が悪いと考えざるを得ませんが…。しかい、太陽のアスペクト(星同士の関係)がラッキーだったのでよかったことにしたいと思います。(笑)

22日(火)は秋分。日本時間、午後10時30分に太陽が天秤座へ入場します。そこから新しく日本のホロスコープが書き替えられ、その秋分図の四半期がスタートすることになります。こうして私達はようやく日食の影響から解放されることになるのです。少なくとも、これからは夏至図の時代よりはよくなるはずなのですが…。

21日(月)と、22日(火)の太陽が天秤座に入る前に、水星が冥王星から傷つけられたり、金星が木星とインコンジャクト(150°)を作ったり、今年の秋分図の弱点となるであろう問題がもう出てきています。水星と冥王星のスクエア(90°)に関しては、23日(水)に今度は土星とスクエア(90°)を形成。24日(木)にはさらに火星とオポジション(180°)を作って、一角を土星、冥王星がダブルになるT字スクエアとなります。これが今後冬至までの三ヶ月間、尾を引くことになる要注意のポイントです。その内容は何か?というと…下に今年の秋分図を添付しますので、興味のある方は観てください。まず、水星は5ハウスにあり、4ハウスと12ハウスのルーラー(支配星)です。この土星、冥王星、火星という太陽系の凶星総出で傷を付けられている「水星」は何を表しているか?これが一番問題です。「4ハウス」は国土を表します。となると、災害です。12ハウスは個人のチャートでは「秘密のハウス」ですが、国を占う場合は「犯罪」を意味します。水星なので、「知能犯」なのかもしれません。また水星は勤務のハウスを司りますから、職権濫用や汚職かも。

反対に水星を傷つけている冥王星は7ハウスにいますが、6ハウスという「健康と勤務ハウス」のルーラー(支配星)です。「健康」からは新型コロナウイルスの被害、「勤務」からは労働問題が導き出されます。こう考えると水星、土星、冥王星、火星のT字スクエアは国土から、労働問題から、国際関係、貿易、国際収支、議会、犯罪まで、たくさんのカテゴリに影を落とすことになりますね。こうしていると、また、悲観的観測が止まらない状態になってしまいます。(笑)

ただ、木星、海王星、太陽は比較的キズが少ないのがちょっと救いかもしれません。とはいえ、木星(7H)と太陽(4H)はテナントしているハウスの主星が先ほどのT字スクエアですでにボロボロですから、健在なのは海王星だけです。ここは何を意味するのか?というと…政府与党です。なるほど、菅政権だけは無傷で元気なのですね!そういえば、菅さんのホロスコープは太陽と海王星がやけに勢いがあったのを思い出します。また、この海王星はMCというホロスコープの頂点に輝きながら、手の届かぬ夢を追っています。

新しい秋分図の意味するものは…「私達国民は数々の障害と戦いながら夢を追う」こんなことを暗示しているのかもしれません。少なくとも夢がなければ実現しませんから、それに近づくことを諦めないことが大切なのでしょう。

2020年日本の秋分図

SEP 21 2020

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

 

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