海王星が幻想を紡ぐ週

3/8~3/14

先週のニュースとしては…新型コロナウイルス対策として首都圏4都県の緊急事態宣言が二週間延長になってしまいました。そんな中、今週は緊張感を持って過ごさなければならないはずなのに、星の動きは春霞のように非常にボーッとしたものになっています。

8日(月)は、比較的安定した星の配置です。月は山羊座の後半にかかり、魚座の太陽や海王星とセキスタイル(60°)の調和した関係です。午後4時52分に月が冥王星と合(0°)になり、今抱えている問題の根の深さを暗示することに。午後11時40分から月は水瓶座へ入っていきます。

9日(火)はゴタゴタしそうな一日です。午前5時22分、水瓶座の月が双子座へ入ったばかりの火星とトライン(120°)を形成します。若い度数だけに私達に溌剌(はつらつ)とした刺戟を与えてくれますが、なかなかこれにつづくものがありません。仕事が始まる午前9時を回ったところで、愛の星=金星がノードとスクエア(90°)に。これは…人々の気持ちがまとまらず、感情的な齟齬が生まれたり、逆に馴れ合いになったりなどして、スピードダウンしてしまいそうです。おまけに夕方には土星もブレーキをかけ始めそうです。

10日(水)は、午前9時57分に月が水瓶座の木星と合(0°)になり、とてもいい空気を運んでくれます。10日に重要なテーマがある方は早めの行動がオススメです。この日、午後4時には魚座の太陽が海王星と合(0°)を作ります。太陽も海王星も太陽系の中では大きな天体ですから、この影響はもっと早くからあったはずなのですが…。海王星の持つ「蝕知できない」という掴みどころのない性質によって、太陽のパワーが奪われるアスペクト(星同士の関係)です。希望的観測が多すぎて、現実が把握できない…。ボーッとして頭が冴えない…。海王星が善悪の判断を鈍らせる…。などの悪影響があるかもしれません。一方いい影響としては…いい夢を見られる、幻想的なイマジネーションが湧く、人に尽くしたくなる…などが挙げられます。少なくとも、シリアスな契約問題や、現実的な数字を予測するには不向きなアスペクト(星同士の関係)であることは間違いありません。

11日(木)は月が海王星が支配しているサイン、魚座へ入ります。また午後2時8分には太陽が権利の主張を表す小惑星=ジュノーとスクエア(90°)の不協和音を奏でます。そこかしこで議論が多くなりそうです。その後、問題の解決策は新しい方向へ誘導されていくでしょう。

12日(金)は重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。魚座の月が金星、海王星と次々合(0°)を作っていきます。非常にムーディな一日です。

13日(土)午前2時21分、新月です。ここから草木など、生物の発育が活発になっていきます。桜など、花々のつぼみもふくらんでいくでしょう。同日、午後8時7分、今度は愛の星=金星が海王星と合(0°)を作ります。非常にロマンティックなアスペクト(星同士の関係)です。この星の配置は片想いや無償の愛を意味します。星空を仰いで夢に浸る夜になりそうです。

14日(日)はホワイトデーですが、前日の金星&海王星が愛のお返しへの期待を膨らませたかもしれませんね。14日の星はその夢をしぼませるような意地悪な配置はありません。午前8時55分には牡羊座の月が小惑星=セレスと合(0°)を作ります。小惑星=セレスはとても家庭的な星ですから、おうち時間を楽しもうと、頑張る気持ちに火を着けてくれます。しかし、午後9時30分には愛の星=金星が、今度は権利を主張する小惑星=ジュノーとスクエア(90°)の凶角度をつくります。このへんの時間帯は最愛の人と言い争いになりそうな可能性も。ジュノーは愛するパートナにたいして「もっとよくしてくれてもいいじゃない!」と苦情を言わせる小惑星です。こんな愚痴をいいたくなるのもあなたの尽くし過ぎが原因かもしれません。見返りを求めない愛などは机上の空論。愛のバランス感覚を崩してしまう破壊者なのかもしれませんから。

大分話が逸れてしまいましたが、今週は海王星の存在が非常に目立ちます。それこそ海王星は「無償の愛」の発信源です。しかし、同時に海王星の負の側面は「嘘」や「自己欺瞞を」意味する惑星でもあるのですから。

MAR 8 2021

瑛利奈

(C)ELINA

 

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