蠍座の太陽と部分月食

10/23~10/29

先週は…東京の気温がまたもや25度を超えて、観測史上最多タイの140日を記録しました。今年の東京は夏日、真夏日、猛暑日、すべての回数が過去最多になりました。気候変動の中、野生の熊の被害が全国で急増しています。また、10月15日の日食に続いて、今週は週末に部分月食を観測できます。

23日(月)の月は水瓶座。午前1時12分、蠍座の水星が土星とトライン(120°)の好調座相を形成。その後、水瓶座の月のアスペクト(星同士の関係)は火星、木星などと不調和ですが、主要な天体同士の不調なアスペクト(星同士の関係)はありません。太陽は天秤座の最後の度数、29度。何事も過剰になりやすく、コントロールが難しい一日です。

24日(火)午前1時20分、太陽が蠍座へ入場します。これで太陽、水星、火星が蠍座へ揃いました。その他、現在は土星と海王星は魚座中です。これで10大天体のうち、5個までが水のサイン中に入ることになりました。水のサインに偏るといえば偏っていますが、相互の関係は「水のサイン中で良好」という状態です。午後4時13分、さっそく蠍座の太陽が魚座の土星とトライン(120°)を作ります。太陽は蠍座の0度、土星も現在は魚座の0度まで逆行しています。午後5時32分、月が魚座へ入ります。これで水のサインの天体は…月をプラスして、合計6個となりました。その後、午後6時台には月は太陽と、午後11時56分には月は水星とトライン(120°)の好調座相を作ります。水のサイン中で調和する一日になります。ということは…太陽などが水のサイン(蟹座、蠍座、魚座)の方にはエネルギーが行き渡りラッキーな時期、特に24日は大ラッキーです。かといって、水のサインが少ない方にはよくないか?というと、そうでもありません。不足しているものが供給されて、ひと息つける…といったケースもあります。

25日(水)…魚座の月が午前7時57分には火星とトライン(120°)、午後12時56分には木星とセキスタイル(60°)を形成。順調に物事が推移する一日です。午後9時21分には月は慈愛の小惑星=セレスともトライン(120°)に。心を潤すようなテーマには最適な一日です。誰かとギクシャクしていたり、家族の悩みを抱えている方は相手の敏感な「心」に触れるように努力するとうまく行きます。気持ち、感情問題、寂しさや妬み…水のサインにはいろいろな側面がありますが、これらの不調を改善することができる一日です。

26日(木)も前日に引き続き、主要な惑星のアスペクト(星同士の関係)がない一日です。午後7時1分までは月は魚座ですが、日の出ごろ、月は天王星とセキスタイル(60°)、日没ごろ月は冥王星と同じくセキスタイル(60°)を作ります。重惑星が月を見守り、総じて順調に行くでしょう。ただ、午前11時21分、月が海王星とコンジャンクション(0°)を作る時間帯は感情的になりやすかったり、主観に溺れて現実認識が甘くなったりしやすい時です。詐欺や勘違いに要注意です。午後7時1分、月は牡羊座へ入場。湿っぽい雰囲気がガラッと一掃されるでしょう。

27日(金)…ここで多くの惑星たちがアスペクト(星同士の関係)を作ってきます。しかし、相手は小惑星だったり、あるいは、マイナー・アスペクト(二義的な星同士の関係)だったりします。午前2時50分、水星が自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)を作ります。小惑星=ベスタは意外にも命を懸けて母国を守るところから「軍隊」を表します。パレスチナ問題が硬直化しそうですね。また、民間の私たちに関しては「この一週間にやり残した仕事をなんとか片付けなくては!」と、怒濤の仕事モードになりそうです。とはいえ、そのごの惑星のアスペクト(星同士の関係)から観ると、午前10時10分の金星とキローンのインコンジャクト(150°)は…指示系統が悪くて、能率が上がらない暗示。午後4時20分の火星と海王星のセスキコードレート(135°)では疲労が蓄積して能率がダウンしそうです。あるいは仕事の交通整理がうまく行かないのかもしれません。やや疲れが見える一日です。

28日(土)は…午前5時59分、太陽が小惑星=ジュノーとセキスタイル(60°)を形成します。小惑星=ジュノーは「権利の主張」を表しますが、現在のサインは乙女座です。乙女座は勤務のハウスを支配するサインですから、労働者の環境や待遇がテーマに上る暗示です。また、被害者救済のための議論が活発になりそうです。午後12時13分には月がノードとコンジャンクション(0°)をに。これは…太陽と地球、そして月が一直線になった印…。来るべき月食を予告するものです。次第に太陽系のテンション、私たちを取り囲む空気が張り詰めてきます。午後8時44分、月は太陽と反対側=牡牛座へ入場します。

29日(日)は…まず、午前1時2分に火星が木星とオポジション(180°)に。火星も木星も火気を帯びた惑星ですから、キナ臭いですね。その後、午前5時23分に部分月食です。国立天文台によると、食は午前4時34分頃から始まります。食の最大が午前5時14分。終わりが午前5時53分。今度の部分月食は始まりから最後まで観測できるそうです。また、月のすぐ近くまで木星が異常接近して見えるそうなので、つまり…今回の部分月食は前述の火星と木星のオポジション(180°)とほぼ重なっているということ。どうも、火に油を注ぐようなことになりそうですね。また、29日は月と太陽のオポジション(180°)=満月を始め、水星と木星のオポジション(180°)や月と水星、火星のオポジション(180°)など、蠍座の太陽、水星、火星が牡牛座の月、木星、天王星とオポジション(180°)など…複数の天体同士で対立する座相を作ります。しかも、蠍座は古くは戦いを表す火星が支配して、現代では支配星は冥王星ですが、冥王星は「報復」という意味を持ちます。反対側の牡牛座は所有のハウスを支配する「領土」を表すサインですから、世界中の空気は一挙に戦闘モードになりかねません。「月食」には即効性がありませんから、あとあと悔恨を残す選択をしてしまう可能性もあります。私たちも世界情勢を注視していく必要があるでしょう。

今週はソフトな星の配置なのかと思いきや、週末には一気にテンションが高まってきます。24日から太陽が蠍座へ入場して水のサインが過半数を占めますが、「蠍座」というのは水のサインのなかでは「力」を表すフィックスドサインです。こうなると、蠍座と仲良しの魚座の土星の調停、また、牡牛座と調停座相の乙女座の金星に活躍してもらいたいところです。ひさびさ太陽系はピリピリしたムードになりそうです。

OCT 23 2023

瑛利奈

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