解放へ。そして19日、部分月食

11/15~11/21

先週は…火星&土星のスクエア(90°)や水星と火星の合(0°)がありましたが、さほど大きな問題には発展しなかったようです。しかし、刃物騒ぎはこのところ多く、火星が一部の人たちの神経を逆撫でしているのでしょう。火星の不調和なアスペクト(星同士の関係)は今週もまだまだ続きます。

15日(月)は比較的穏やかな星の配置です。通常小惑星の動向は…あまり意識しませんが…15日午前5時23分に小惑星=ジュノーが山羊座へサインを移動します。ジュノーは権利の主張を意味します。ジュノーが射手座へ入ったのは昨年(2020年)の12月19日のことでした。射手座が外国、海外を表すのは知られていますが、法律や哲学を表すサインなのです。ここを権利の主張をする小惑星=ジュノーが通過していたのですから、ジェンダーの平等や人種問題などの議論が活発化するはずです。この小惑星=ジュノーが今日から山羊座です。山羊座というのは「実用化する」という意味を持ちます。となると…これからは権利の主張の議論をどういうところへ落とし込むか?そして、法律をどのように運用していくか?がポイントになってくるでしょう。そうなれば、私達は結果を予想しますから、アピールのための無謀な行動は少しは抑制されるのかな?と思います。別な観点から考えると、ピュアな情熱のほとばしりもなくなってしまうのかもしれませんが。

16日(火)午前4時58分、太陽が木星とスクエア(90°)を作ります。太陽も木星も幸運な天体ですが、スクエア(90°)となると、結果はあまり思わしくありません。「幸運を期待しすぎて失望に終わる」といったイメージです。しかし、午後10時54分、牡羊座の月がそれをカバーするかのように木星とセキスタイル(60°)を作り、幸運な雰囲気を演出します。その後、今度は小惑星=ベスタがこれまでのサイン=蠍座から射手座へ移動します。ベスタは義務や自己犠牲を表す小惑星です。ベスタは9月21日から蠍座という軍隊のように厳しいサインにいたので、私達は自主的に行動自粛する気持ちを強めていたのかもしれません。今後は、これが…解き放たれるように感じていくでしょう。小惑星の移動は…世情の移り変わりを感じさせますね。

17日(水)、午前6時1分、太陽が冥王星とセキスタイル(60°)という好調座相を形成。大きく私達の胸を塞いでいた謎が解ける暗示です。少なからず真相が判明して、これからは今まで不利だった人たちは形勢逆転していきます。こうして考えると今週前半のキーワードは「解放」ということになりますね。時代はグンと明るい気分へシフトしていきそうです。

しかし、18日(木)の星は凶意が強いです。まず、午前2時22分、火星が天王星とオポジション(180°)を作ります。中東やウクライナ情勢で動きがあったり、世界的には新型コロナウイルスの感染者数が最多になるなどの悪影響が考えられます。この天王星に月が重なり、また、土星は両者にスクエア(90°)を作って、月、天王星、火星、水星、土星の計=5つの天体がT字スクエアを形成します。何かが勃発しそうな危険な配置です。先週の火星、土星のスクエア(90°)の日…11月11日に何かあった方は特に注意したほうがいいでしょう。

19日(金)は月食です。部分月食ですが、日本(関東以西)では「月出帯食」といわれる月の出からすでに月食が始まっている形になるそうです。時刻は占星学の暦の上では午後5時57分ですが、天文学上は午後6時2分に食の最大になるとのことです。このあと、2週間後には日食が訪れますから、またもや不吉な期間の始まりとなります。

20日(土)の月は双子座。大きな天体同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。午後4時12分、月が土星とトライン(120°)を作り、週末にしては地味な土曜日になるでしょう。

21日(日)は水星のアスペクト(星同士の関係)が2つあります。午前8時42分、水星が木星とスクエア(90°)に。午後6時13分、水星は冥王星とセキスタイル(60°)に。16日(火)~17日(水)の太陽がモ木星、冥王星と作ったアスペクト(星同士の関係)を水星がなぞっていきます。太陽が光を当てた問題を知性の星=水星が分析して、明文化するような動きです。

今週はビッグなイベントが多い一週間になります。大きな動きが出てくるのは16日(火)以降。何事も週の前半から準備して、まとめておいたほうがよさそうですね。

NOV 15 2021

瑛利奈

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