火星から始まり、土星で終わる週

5/22~5/28

先週は、19日(金)からG7広島サミットが開催されました。初日の19日は…新月の前日で天候にも恵まれず、暗い雰囲気でしたが、20日にウクライナのゼレンスキー大統領が到着してから盛り上がったように見えました。しかし、岸田総理の発表した演説や核軍縮に関する文書には、NGO団体などから批判が相次いでいるようですが、そもそも第二次大戦後の日本の歩みは、内容が曖昧かつ複雑過ぎて、どの日本国民も客観的に総括できる人はいないのではないかと思います。その上、ロシアがウクライナで核使用を止めるためには軍事増強が必要…言い換えれば、核廃絶のためには戦いが必要というパラドックスを前にして、正確な道筋を解き明かしていくことは非常に難しいでしょう。今回のG7広島サミットは…料理の説明のない複雑なフランス料理を出されたような気分の催しだったような気がします。週末の21日(日)から太陽は双子座へ入りました。今週はいつになく太陽がはっきりと今後の行く手を示している一週間です。

22日(月)は…午前中の月は双子座の第3デーク。朝になっても月が海王星とスクエア(90°)だったり、モヤモヤした雰囲気です。午後12時28分に月は蟹座へ入場してから動きが出始めます。午後2時56分、太陽が火星とセキスタイル(60°)を作って、エネルギッシュに仕事を応援してくれる一日になりそうです。

23日(火)になると、星の配置はさらにメリハリが出てきます。午前1時23分、月が土星とトライン(120°)を作った後、太陽が牡牛座の木星とセミセキスタイル(30°)を形成。足下を見極めて、長期の準備を始めるタイミングです。しかし、午後2時12分、火星が木星とスクエア(90°)を形成。何事も過剰になる暗示です。仕事のし過ぎを始め、食欲が旺盛になりすぎる場合も。午後9時44分、月は愛の星=金星とコンジャンクション(0°)に。感性がゆたかになって、愛情表現もうまくできそうです。

24日(水)も蟹座の月が続きます。月は天王星とセキスタイル(60°)、海王星とトライン(120°)となり、冒険や夢をみるなど、ロマンティックな日です。午後11時34分に月は獅子座へ入ります。

25日(木)は午前6時31分、月は太陽とセキスタイル(60°)と調和座相ですが、冥王星、木星、ノードとは、特にサウスノード(ドラゴンテイル)を入れるとグランドクロスです。お金に関する問題や、上下の力関係など、ひとたび衝突が起きると後へ退けなくなる傾向があります。逃げ腰で対応すると墓穴を掘るので、自信がない問題には首を突っ込まないほうが賢明でしょう。

26日(金)午後4時39分、愛の惑星=金星がロマンスの惑星=天王星とセキスタイル(60°)を形成。蟹座さん始め、太陽や金星が水のサインの方には出会いのチャンスです。逆に相手が水のサインの場合は向こうの気分がのっている時。いつもより少し大胆になったほうがいいかもしれません。

27日(土)…午前5時5分、火星がノードとスクエア(90°)。午前6時44分、月が海王星とインコンジャクト(150°)を形成。交通機関や公共的なインフラが乱れる暗示です。午前中はあまり外に出ないほうオススメです。午後12時4分、月が乙女座に入ってから、流れは回復し始めます。特に月が木星とトライン(120°)の午後4時52分、ラッキーな時間帯です。その後の流れもスムーズでしょう。

28日(日)午前0時22分、乙女座の月が太陽とスクエア(90°)、半月です。まずは、この一週間の総括といったところです。しかし、これ以降、ネガティブな配置が続きます。午前1時52分、月が土星とオポジション(180°)に。目の前に障害が立ちはだかる暗示です。最終的には午後7時45分、太陽が土星とスクエア(90°)をを形成します。土星が魚座へ入った3月7日以降、始めめての太陽との不調座相です。前回、太陽が土星とスクエア(90°)を作ったのはいつか?調べてみたところ、昨年、2022年の11月11日でした。この日に何が起きたか?は皆既月食を過ぎてに記述がありますが、ドルが円に対して暴落したようです。たしかにアメリカ国債のデフォルトの期限が迫っていますから、かなり現実的な話です。となると、少なからず世界経済に影響があるでしょう。

今週は…太陽が火星とセキスタイル(60°)の好調座相で週が始まって、太陽と土星のスクエア(90°)という不調座相で締め括りで終わります。誰しも「見栄を張っていいところばかりを見せていられない」ということです。引き締めるべき時には適切に引き締める…。厳しい星には正面から向き合う…。こういう姿勢が必要なのでしょう。今週は、曖昧にして逃げることは厳禁な一週間のようですね。

MAY 22 2023

瑛利奈

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