後半にクライマックスが

11/9~11/15

太陽系の配置は…週後半に向けて、次第にダイナミックな形になってきます。これは…ひょっとすると米大統領選で大きな動きが出てくるのかもしれませんね。

9日(月)は主要な天体のメジャーアスペクト(重要な星同士の関係)はなく、平坦な…というよりは、獅子座の月が山羊座の木星、冥王星、土星とインコンジャクト(150°)という宙ぶらりんな関係になり、何となく腑に落ちないストレスに満ちた配置です。これといった決定的な出来事が起きにくい日です。

10日(火)の主役は金星と海王星です。金星は愛の惑星、もうひとつの海王星の方は慈愛の惑星ですが、理想や自己犠牲も表します。この日は感性を揺さぶられる一日です。午前1時8分、愛の星=金星が男性を意味する火星とオポジション(180°)を形成。愛情問題に答えが欲しいアスペクト(星同士の関係)です。もっとも時間が深夜ですから、こんな気持ちはすでに前日から昂ぶっていることでしょう。午後2時11分、太陽は海王星とトライン(120°)の好調座相を作ります。私達の心の中に夢や希望が広がったり、楽観的な見通しに支配されることになります。

11日(水)午前6時55分、知性の惑星=水星が蠍座に入ります。11日の月はすでに乙女座後半です。午後には月が前述の山羊座の三惑星、木星、冥王星、土星とトライン(120°)になり、物事の流れは常識的になり、安定感が増してきます。

12日(木)…まだまだ重要な星の動きは観られません。午前9時30分の金星と海王星のインコンジャクト(150°)から始まって、その後、太陽とノード、月と天王星など、次々とインコンジャクト(150°)が続きます。これは「何か大きな出来事の伏線だのだろうか?」と思わせるほど、割り切れない星の配置が多い日です。

13日(金)、いよいよダイナミックな星のイベントが始まります。午前6時38分、木星が太陽系の最も外側にいる準惑星=冥王星とコンジャンクション(0°)を形成します。この配置は…今年は4月5日、6月30日に続いて三回目になりますが、これは2007年12月12日以来、13年ぶりの出来事でした。通常これは経済や金融の動きを観る上で重要なポイントとなりますが、今年は…新型コロナウイルスの感染拡大が始まる時期と符合しているような気がします。この日は…この木星、冥王星に加えて土星も同じ山羊座におり、天秤座の月と金星、さらに牡羊座の火星と、幾分ワイド(度数に幅がある状態)ではありますが、6個の天体がT字スクエアを作ります。いずれにしても、あまり有り難くない力が地球にかかることには違いありません。

14日(土)は午前1時18分、月が蠍座へ入ります。午後5時47分、天王星が義務を表す小惑星=ベスタとトライン(120°)を形成。ベスタに対しては午後2時22分、月がセキスタイル(60°)を作ります。また、午前9時35分、火星が順行し始めます。逃げ場のないシリアスな配置です。手抜きは許されない日です。米大統領選でも、そろそろトランプ氏も追い込まれていきそうです。

15日(日)、星は一転して、今月いちばんのラッキーディです。まず、午前4時48分、太陽が冥王星とセキスタイル(60°)の好調座相に。午後12時57分には太陽が木星と同じくセキスタイル(60°)に。太陽の度数は蠍座の23度、木星は山羊座の23度です。物事が成就する暗示です。特にこのあたりに重要な星を持っている方にはベストなタイミングです。ただし、木星の恩恵をウケるには前準備が必要です。もしも今、あなたがこのことを知ったのなら、できるだけ早く行動を起こすべきです。同時に15日(日)は午後2時3分に新月です。ここで月のサイクルはリセットされて、当面のテーマも一新されていくでしょう。

NOV  9 2020

瑛利奈

(C)ELINA

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