新秋分図。5個の惑星が逆行

9/19~9/25

今週は…イギリスではエリザベス女王の国葬で一週間が始まります。一方日本では、大型の台風14号が九州に上陸してから、日本列島を縦断しようとしています。また、台湾では17日~18日にかけて、震度6強の大きな地震が2度発生しています。波瀾の幕開けを感じさせる今週の運勢ですが、フタを開けてみれば、案外悪くない一週間になりそうです。23日の秋分には、今後四半期の日本の運勢として、新たな秋分図に書きえられることになります。(下の画像参照)

19日(月)は一日を通じて、月は蟹座です。たしかに台風が上陸するだけあって、蟹座の月は午前中…天王星、土星、木星、水星と不調です。その後、午後12時57分、太陽が冥王星とトライン(120°)を形成。これは潮目が変わる暗示です。これまで明らかにされなかったことが表に出たり、不利な状況が覆るなどするでしょう。現在、あなたが不満を抱えて苦しんでいるなら、声を上げるチャンスです。新たな予兆を感じたら、すぐに反応してみることです。

20日(火)、月は蟹座の後半に入ります。午前6時前後に月は金星、天王星とセキスタイル(60°)を形成。これは月を中心として、「小三角」といわれる座相です。ざわざわするような幸福の予感です。その後、午後1時44分、乙女座の金星がラブロマンスの惑星=天王星とトライン(120°)という好調座相を作ります。乙女座さんを始め、牡牛座さん、山羊座さんなど、特に地象サインの方には効果的なアスペクト(星同士の関係)です。予期せぬ出会い、予想以上の反応など、いつもは真面目なあなたも、殻を破るチャンスかもしれません。

21日(水)は午前5時37分から月は獅子座へ。特に重要なアスペクト(星同士の関係)はない日ですが、午後2時31分の月と木星のトライン(120°)など、概ねラッキーに事が運ぶ一日です。

22日(木)には月は獅子座の第2デークへ入ります。願望と状況が噛み合わず、やや調整の必要な日です。しかし、午後2時59分の月と火星のセキスタイル(60°)が代表するように、意思を強く持って努力をすれば、未来が開けるでしょう。

23日(金)は秋分です。午前10時3分を以て、太陽は乙女座から天秤座へ入ります。これにより、日本のこの秋(四半期)のホロスコープが書き換わります。下にチャートをアップしましたが、今回の秋分図はなんと!10個の天体中、5個の惑星(=水星、木星、天王星、海王星、冥王星)が逆行しています。これでは…本腰を入れて、今後の課題に答えを求めるのは難しそう。何事も議論をして、問題点を洗い出すようなたたき台を作る時期なのでしょう。午後3時49分、太陽は逆行中の水星とコンジャンクション(0°)を作ります。これは一見よさそうに見えるアスペクト(星同士の関係)ですが、太陽との合(0°)は…実は水星にとって迷惑なアスペクト(星同士の関係)なのです。何故なら、太陽のパワーの前に水星が屈服して、自らの繊細さがはっきできなくなるからです。午後9時4分、水星は逃げるように、逆行しながら乙女座へ入ります。前後しますが、午後4時53分から月は乙女座です。

24日(土)…太陽が天秤座へ入って早々、金星が海王星とオポジション(180°)という、グレーなアスペクト(星同士の関係)が形成されます。最近は東京オリンピックを巡っての贈収賄事件などが騒がれていますが、同様の事件が多発するかもしれません。個人の運勢においては「愛の迷い」を表します。また、情に流されて騙されたり、裏切られるなどの問題も。逆な立場で考えると、加害者となるケースもあり得ます。ロマンチックな雰囲気に惑わされて、グレーゾーンへ立ち入ってしまったり、あるいは、財布をなくすなど、忘れものなどにも注意しましょう。

25日(日)の月は乙女座の後半です。月は火星とスクエア(90°)、海王星とオポジション(180°)など不調座相。しかし、天王星、冥王星とトライン(120°)、金星、水星と合(0°)など、調和座相も多い日です。おしなべていうと、かなり繊細で、時にはナーバス…。映画鑑賞やコンサートなどで楽しむには最適な休日かもしれません。いつもより感性が鋭く、若返った自分にワクワクしそうです。美術館を訪れたり、スケッチしたり、音楽を演奏したり、アートが心に沁みる一日になるでしょう。

SEP 19 2022

瑛利奈

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