太陽の相手は、土星から木星へ

6/23~6/29

6月13日にイランとイスラエルが交戦状態になってから、情勢は予測できない方向へ変わっていきました。13日、イスラエルは核と弾道ミサイルの脅威を取り除くためとして、イランへの攻撃を開始し、核関連施設や防空システム、弾道ミサイル拠点などを空爆。17日にはトランプ米大統領がイラン攻撃計画を承認。「二週間の猶予を与える」と宣言したトランプ大統領が2日しか経たないうちに、22日イランのテヘランの核関連施設に直接軍事攻撃を実施。「ミッドナイト・ハンマー作戦」のコードネームが付けられたこの攻撃はB-2爆撃機6機がフォルドゥにバンカーバスター12発を投下。潜水艦からナタンズとイスファハンに巡航ミサイル30発などを発射した。「大変なことになったものだ!」と、これらの情報やホロスコープを調べていた私は…不覚にもPCの前で眠ってしまいました。気がついた時は…「トランプ米大統領は23日午後(日本時間24日午前)、交戦が続くイスラエルとイランの間で、『完全かつ全面的な停戦が完全に合意された』」との記事が…!その後、停戦の信憑性を調べているうちに、すでにお昼を回ってしまいました。更新が遅くなって申し訳ありません。トランプ大統領がイラク攻撃を決断したタイミングは…まさに太陽が土星とスクエア(90°)を形成する直前でした。今週の星の配置は23日を除いて、その後は25日の別格でラッキーな太陽と木星のコンジャンクション(0°)などがあり、好調なものが続きます。

23日(月)は、日本時間午前3時35分、太陽が土星とスクエア(90°)という究極の二択で一方を斬り捨てるという、決断の座相が形成。午前11時56分から月は双子座に変わります。午後5時28分、太陽は海王星とスクエア(90°)を形成。ホルムズ海峡が封鎖される怖れなど、中東情勢が一段と緊迫化し、原油価格が4%余り上昇し、1バレル=78ドル台半ばまで値上がりしました。その後、トランプ大統領がSNSでイスラエルとイランが停戦に合意したと発表すると下げ幅が拡大し、一時、1バレル=64ドル台まで下落、先週末と比べると、14%下落になりました。海王星は石油を表す惑星です。

24日(火)は…前日の太陽と土星のスクエア(90°)を経て、緊迫感は著しく低下します。太陽はもとより、月も含めて、8大惑星との重要なアスペクト(星同士の関係)はひとつもない一日です。午後3時14分、木星は冥王星とインコンジャクト(150°)を形成します。これから時代が大きく変わっていく必要性とエネルギーを秘めていますが、いかにして、どの方向へ変わるべきか?を模索するアスペクト(星同士の関係)です。木星は宗教を表しますから、中東問題の根が深く、正解が見えないことを象徴しているかのようです。午後9時59分には太陽が冥王星とインコンジャクト(150°)に。冥王星という根が深いもの、地中に埋もれたもの、隠されているものを「いかに突き止めて、改革するか?」が問題提起される日です。

25日(水)、午前0時16分、太陽が幸運の惑星=木星とコンジャンクション(0°)を作ります。これは…一年に一度しか作られないとても幸運なアスペクト(星同士の関係)です。これまでの紆余曲折はこの太陽と木星のコンジャンクション(0°)を目指して起きていた…といっても過言ではありません。起きるのが25日の午前0時台ですから、この情報を知ったあなた、すぐに行動に移すべきです。「トランプ大統領もこのタイミングを狙ったのかなぁ?」と詮索するくらい、幸運を掴むには有効なアスペクト(星同士の関係)です。前からエフェメリス(暦)を観れば分かるのに、人はどうも困難な土星の方に意識が向きがちなものです。今回の太陽と木星のコンジャンクション(0°)は蟹座の3度21分で起きます。蟹座さんはもちろん、蠍座さん、魚座さんにとってはまたとないチャンスです。ちなみに昨年(2024年)の太陽と木星のコンジャンクション(0°)は牡牛座の28度18分で起きました。トランプ大統領と同じ双子座の方は、たまたま木星が双子座へ入った日に太陽はすでに双子座の5度まで進んでいたので、木星は太陽に追いつけなかったのです。しかし、その場合はトライン(120°)やその他のチャンスで埋め合わせがあるのものです。私事ですが、昔、私の金星の真上で木星がステーションして、長く留まったことがありましたが、幸運も余り長くなると、麻痺してしまい、効力がなくなるものです。やはり「幸運を掴もう!」と意欲がある人の勝ちだと思いますよ。25日は午後12時43分から月は蟹座へ入り、午後7時31分、新月です。

26日(木)は夕方以降、チャンスが来ます。午後6時44分、蟹座の29度まで度を進めた水星が天王星とセキスタイル(60°)を作ります。天王星の方は牡牛座の29度。最近は太陽系の外惑星が相次いで次のサインに入ったので、老いた度数にいるのは天王星だけです。変化を促すアスペクト(星同士の関係)です。午後11時11分には太陽が火星とセキスタイル(60°)に。日本では夜遅い時間帯なので、ここで活動を切り上げるように前もって動いたらいいでしょう。

27日(金)、午前0時7分、蟹座の月が金星とセキスタイル(60°)に。まったりと楽しい時間です。午前4時8分、これまで蟹座を通過していた水星が獅子座へ入ります。午後3時5分には月が獅子座へ入場。これまで蟹座という「家庭」で寛ぐ雰囲気でしたが、一挙にフォーマルに変わります。午後6時4分には月は土星とトライン(120°)、午後6時49分には月は海王星とトライン(120°)、午後8時38分には月は冥王星とオポジション(180°)を作ります。その間、太陽が小惑星=ベスタとトライン(120°)を作りますから、海外で軍事的な動きが強まってくるでしょう。

28日(土)も引き続き小惑星=ベスタが目立つ一日です。小惑星=ベスタは「軍隊」という意味もあります。これは27日の動きが継続している感じです。午後12時52分、水星が土星とトライン(120°)を形成。現実を把握するのに役立つアスペクト(星同士の関係)です。その後、午後8時57分には水星は海王星とトライン(120°)に。現在、土星が牡羊座の1度、海王星が同じく牡羊座の2度にあるので、海王星のアスペクト(星同士の関係)が追ってくるのは仕方がないのです。土星は現実を、海王星は夢を表しますが、セットになっている現在、両方の焦点をぼかす感じがあるのは仕方ないところです。

29日(日)も月は引き続き獅子座です。重要なアスペクト(星同士の関係)が少ない日曜日です。午後4時57分、水星が冥王星とオポジション(180°)を形成。問題の根深さ、難しさに気付かせてくれるアスペクト(星同士の関係)です。午後8時43分から月は乙女座へ入ります。「さあ、ここから対処法を考えよう」という流れに変わるでしょう。

今週は25日に太陽が木星とコンジャンクション(0°)を作ります。一年に一回しかできないラッキーなアスペクト(星同士の関係)です。理想を高く持って挑戦する人に木星は勇気を与えてくれますが、反対に安楽な生活を望む人には、変わり映えのない「楽ちんな生活」を提供してくれます。どちらを選ぼうと自由ですが、チャンスが過ぎたあとのことを保証してくれないのが木星の特長です。

JUN 24 2025

瑛利奈

(C)ELINA

 

太陽と土星がスクエアの夏至

6/16~6/22

先週は…12日の午後から山羊座の月が土星と正確なスクエア(90°)、それに海王星、木星を含めてT字スクエアを作りました。まさしくこの日から世界は最悪な流れになりました。現地12日午後1時39分にアーメダバードの空港を離陸したエア・インディア機AI171便が揚力を失って墜落。乗客242人のうち241人が死亡しましたが、さらにバイラムジー・ジージーボイ医科大学および市民病院の医師らの居住施設に激突。居住人を加えて、270人が死亡するという事故がありました。13日にはイスラエルがイランの核施設を攻撃。イランもイスラエルを報復攻撃して、軍事衝突で死者イランで224人、イスラエルで14人に。15日には米ミネソタ州で民主党の州議会議員2人とそれぞれの配偶者の計4人が殺傷された事件が起きました。12日以降、特に15日には火星、土星のスクエア(90°)、午後11時過ぎには木星と土星のスクエア(90°)が形成されて、このところの星の配置の危うさを実感することになりました。今週は、先週ほどには凶意が強い星の配置ではありませんが、惑星同士の好調なアスペクト(星同士の関係)は22日の火星と木星のセキスタイル(60°)のみという状態です。そんな中、21日(土)には太陽が蟹座へ入場して、世界は新たな夏至図へと書き替えられます。幸か不幸か?日本の夏至図は太陽がオールマイティの吉星=木星と一緒になって、MCと合(0°)という、いまだ経験したことのない名誉?というのか?高貴なチャートになっています。これからどんな時代が訪れるのか?太陽は最も苦しい土星とのスクエア(90°)を待機しながら、どんな活躍を見せてくれるのでしょうか?

16日(月)…今週は水瓶座の月から始まります。一日を通じて、重要なアスペクト(星同士の関係)といえば、午後7時1分の月と太陽のトライン(120°)のみです。その他のマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)を観ると、これから起きてくるテーマの問題提起の日とでもいえそうです。そういえば、参院選ですね。夏至図によると、やはり僅差で野党優勢としか読めませんね。

17日(火)は午前3時8分から月は魚座です。午前6時、月は木星とトライン(120°)を作って、朝から幸せな流れです。午後5時35分、このところ4月18日から獅子座にいた火星が乙女座へ入ります。乙女座の冷静さで、世界各地で起きている戦争状態が少しでも沈静化するといいですね。

18日(水)は…午前0時1分、魚座の月が牡牛座の金星とセキスタイル(60°)に。好調な一日のスタートです。午前9時8分には月は水星とトライン(120°)を形成。午前10時38分には月は権利の主張の小惑星=ジュノーとトライン(120°)に。午後8時39分、今度は水星と小惑星=ジュノーがトライン(120°)を作ります。小惑星=ジュノーの核として月と水星がグランドトライン(大三角)を作ります。これで、少しは弱き者の声も届くのかな?と思われます。もしも、あなたが強者に迫害されていると感じているのなら、アピールするのに絶好な一日です。

19日(木)…午前4時18分、月が太陽とスクエア(90°)を作ります。19日は至るところで、スクエア、スクエア、スクエア。スクエアがテーマの一日です。スクエア(90°)というのは勝ち負けがハッキリするアスペクト(星同士の関係)なので、いろいろな問題に結果が出る日です。午前8時7分から月はシロクロをハッキリつける牡羊座へ。まず、午前10時37分、月と土星がコンジャンクション(0°)に。これは厳しいアスペクト(星同士の関係)です。問題の困難さを知るのでしょう。その後、牡羊座の月へ蟹座の木星と月と同じ牡羊座の海王星が絡んできます。午後12時15分、木星と海王星はスクエア(90°)を形成。なるほど…。牡羊座の月と土星は、「現実的、実利的」という側面で相性がいいですが、木星や、特に海王星は「現実的、実利的」とは最も乖離した惑星たちです。言ってみればローマの教皇とカルト教団のトップとが「手を結ぼう!」と会談しているようなイメージです。奇々怪々な言い回しやハッタリばかりで、ロクな結論が出るはずもありません。「煙に巻かれるのがオチ」といったアスペクト(星同士の関係)です。「一見崇高なように見えるトリックに注意」と言ったらいいかもしれません。先週末の土星&木星のスクエア(90°)のあとに、厄介なオマケが着いてきました。このようなタイミングで現実的な話をする方が野暮…とでもいう一日です。

20日(金)…そうこうするうちに、双子座最後の日が訪れます。午前9時8分の火星と土星のインコンジャクト(150°)、午後2時47分の太陽と天王星のセミセキスタイル(30°)など、いますぐに動けないアスペクト(星同士の関係)ばかりです。「そのうちやりたいこと」を考えておく一日になりそうです。

21日(土)、午前10時52分から月は牡牛座です。その後、午前11時42分、太陽が蟹座へ入ります。夏至です。この時刻で書いたチャートが今後四半期の日本の運勢となるのです。こんなに太陽がMC(天頂)に近い四季図は、私の記憶では近来ないですね。2010年の秋分図が9月23日、午後12時10分で、太陽がMCに近そうに思うのですが、東京だと標準時と19分ズレがある上に、太陽がMCを過ぎて、9ハウス側へ移動してしまっているので、活躍という意味とは大分違ってきます。敵も多そうですが、日本は世界で名誉な役割が回って来そうです。

22日(日)の月は引き続き牡牛座です。午前2時1分、月は金星とコンジャンクション(0°)に。愛に溢れた楽しい時間です。このタイミングを掴むには土曜日から行動し始めることが必要でしょう。午後7時31分には火星が木星とセキスタイル(60°)を作ります。これは火星のエネルギーに拍車がかかる暗示です。ジムで身体を鍛えたり、スポーツを楽しむにはいい時間です。反対に家に籠もって何にもしないと、ストレスが溜まるので要注意です。まずは、発散することを心がけたい日曜日といえるでしょう。

今週は…先週ほど、危険なアスペクト(星同士の関係)はありませんでしたね。火星も乙女座へサインを変えて、太陽も蟹座へ入り、大巾に刷新される一週間です。過去の慣習を捨てて、新しいコトに挑戦していく時期に入りますが、木星と海王星のスクエア(90°)に象徴されるように、まだ未来がハッキリ見えず、やりたいことに取り組むには自信がイマイチなようです。まずは、現状を整理して、自分自身のポテンシャルを把握しておくことが大切です。

JUN 16 2025

(C)ELINA

 

週末、木星に土星の壁が…

6/9~6/15

9日、中国地方・近畿・東海が梅雨入り。関東も10日には梅雨入りするとのこと。沖縄地方は「梅雨明けしたとみられる」との発表で、平年より13日早く、2015年とならび1951年からの統計で最も早い記録だそうです。先々週からニュースは備蓄米の話題で持ちきりでしたが、先週は東京都の一部店舗だけではなく、地方でもぼちぼち購入できるようになったとか。小泉農水相の「コメの流通経路は際立って前時代的」との発言を受けて、JAに批判の目が向かっていると見る向きも。小泉農水相じゃ以前(2016年)の発言に「農家は農協職員を食わせるために、農業をやっているのか」というを発見しました。この記事の時のJA職員の数は17万人だそうですが、念のため、最近の農業従事者数を調べてみたところ、「2023年は約116万人」だそうです。生産者が116万人のところ、農協職員が17万人というのは、私の勘違いでなければ、生産者の15%も農協職員がいるって…!信じがたい数字です。その人達に農作業を手伝ってもらいたい気持ちです。今から50年くらい前なら、農協の人も穫り入れを手伝う風景もあったような気がしますが。アメリカではイーロン・マスクとトランプ大統領の罵り合いが話題になっています。イーロン・マスク氏は太陽が蟹座の5度なので、5月25日に牡羊座へ入った土星が太陽にスクエア(90°)に接近してきたのが原因でしょう。イーロン・マスクのプログレス(進行座相)を観ると、今年は完全にアウトです。昨年からトランプ氏に接近したのは、完全に判断ミスですね。私から観ると、主張はイーロン・マスクの方が完全にノーマルで、トランプ大統領がクレイジーな人としか見えないですが。前置きが長くなりましたが、今週は9日に水星が蟹座へ入り、10日早朝、水星の後を追うように木星が蟹座入りします。水星が頑張っていますが、その他、好調なアスペクト(星同士の関係)がないのが今週の特長です。来週G7サミットがありますが、各国の意見はまとまらないでしょう。

9日(月)…今週は蠍座の月から始まります。蠍座の月は火星とスクエア(90°)、天王星とオポジション(180°)と不調です。午前5時11分、双子座の29度で水星と木星がコンジャンクション(0°)を形成。水星と木星が双子座に別れを惜しむかのようです。その後、午前7時57分、水星はひと足早く蟹座へ入場します。しかし、午後7時58分、水星は土星とスクエア(90°)に。「今日は評価も低く、疲れる一日だったな」と実感するような流れです。午後11時55分から月は射手座へ入ります。

10日(火)、午前2時20分、金星が冥王星とスクエア(90°)を形成。金星は愛の惑星ですから、「不純な愛情」あるいは、「愛を見失う」などがキーワードです。金融業界ではイヤなニュースも。午前6時1分には双子座を通過していた木星が蟹座へ入ります。木星が双子座へ入ったのは、昨年(2024年)5月26日でした。その後、木星は10月9日から逆行はしましたが、双子座を出ることはありませんでした。木星が双子座から出るのは、1年と半月ぶりのことです。10日はもうひとつ、惑星同士のイベントが…。午前7時54分、水星が海王星とスクエア(90°)を作ります。知性の惑星=水星が海王星という欺瞞の惑星に惑わされて、判断力を失う暗示です。前述の愛情問題にしろ、金融不安にしろ、裏切りを感じたり、狼狽したりなど、動揺しないように。午後になると、月と小惑星=セレスがトライン(120°)や火星とキローンのトライン(120°)など、慰めや現状分析やアドバイスなどが入って、まずは、冷静さを取り戻しそうです。

11日(水)はマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)ばかりの一日です。午後4時43分、射手座の満月です。月の度数は射手座の20度39分、太陽は双子座の20度39分です。今週、待たれていた結論が出るタイミングです。今週のピークといってもいいかもしれません。

12日(木)、午前4時40分、水星が金星とセキスタイル(60°)を作ります。若返ったり、楽しい気分で一日が始まります。朝から音楽やゲームに興じたい気分に。午前10時54分、月が山羊座へ入ると、空気はシビアに変わります。それ以降、午後にかけて、月は木星、土星、海王星と不調和に。T字スクエアです。夢と現実の乖離を感じますが、現実を捉えきれない気持ちです。午後11時21分になると、山羊座の月は牡牛座の金星とトライン(120°)に、現実的な快楽を見つけて、気を取り直すでしょう。

13日(金)も不協和音だらけの一日です。山羊座の月は、午前0時55分、水星とオポジション(180°)に。小さなことが気になります。その後、午後6時47分になると、太陽が「人の和」を表すノードとスクエア(90°)を作ります。人間関係でイライラ。午後9時56分、山羊座の月は自己主張の小惑星=ジュノーとセキスタイル(60°)を作って、意見を吐き出すことに。主張すれば、それなりにいいことはあります。

14日(土)…午前6時1分、山羊座の月はサウスノード(ドラゴンテイル)とトライン(120°)に。何となく、人嫌いな気分です。午後5時51分になって、ようやく山羊座の月を元気づけてくれる味方が現れます。好奇心豊かな天王星です。取りあえず、新しい行動をとって気分を変えることです。午後7時59分、月が水瓶座へ入ります。ここからは気分も安定、午後10時過ぎてから、土星、海王星とセキスタイル(60°)を作って、落ち着きを見出すでしょう。

15日(日)は…ネガティブな意味で「今週のクライマックス」です。午前3時2分、逆行していた自己犠牲の小惑星=ベスタが順行し始めます。ある意味、開き直って世の中のため、社会のために犠牲的な行動を取ろうと気持ちが決まるでしょう。そうはいいながら、午後12時56分、月が金星とスクエア(90°)に。弱気やためらいが襲ってきて、行動が遅くなります。午後6時46分、火星が天王星とスクエア(90°)を作ります。これは…危険なアスペクト(星同士の関係)です。体制からの抑圧、圧政に反撃したい気分にさせます。喧嘩や戦争がエスカレートしそうです。午後11時35分、木星が土星とスクエア(90°)を形成。木星は援助の惑星、土星は財政的困窮を表します。「いくら待っても、物価高だし、生活は困窮するばかりだぁ!」と、忍耐しきれず、立ち上がる決意を促すタイミングです。財政破綻を意識するアスペクト(星同士の関係)といっても過言ではないでしょう。株価は底を打つかもしれません。

今週は最後の最後になって、いちばんシリアスなカードが出てしまいました。お世辞にも夢のある一週間とは言えないですね。週明け、9日の水星と木星のコンジャンクション(0°)で現状に目が開いて、10日の金星&冥王星のスクエア(90°)、水星と海王星とスクエア(90°)で感情的に落ち込み、最後に木星と土星のスクエア(90°)で方針転換する決意をする…。こんな流れの一週間のようです。いままでぬるま湯に浸っていた自分にカツを入れる週なのかもしれません。

JUN 9 2025

瑛利奈

(C)ELINA

今年初めて!金星と木星が好調

6/2~6/8

5月21日、小泉進次郎氏が新農相に起用されてから、日本国内は備蓄米の話題一色となりました。昔から「食べ物の恨みは怖い」といわれますが、日本人のお米への関心は非常に強いようです。石破総理は2009年の麻生内閣のもとで、農相として米の生産調整改革に取り組み始めましたが、すぐに野党に政権を奪われて、その計画は頓挫していました。16年後の今になって、米価高騰という事態になりましたが、逆にこれが農業改革のきっかけとなれば、ピンチをチャンスに変えることが出来るのかもしれません。星の動きは先々週の方が新たな動きが始まるターニングポイントが多く観られましたが、先週はその問題提起を受けて、スムースに対策を実行していくような流れでした。今週の星はどうなっているのか?というと、先週よりも更に穏やかに、特に愛の星=金星がラッキーな動きを見せるなど、順調な一週間になりそうです。しかし、双子座の太陽はすでにアスペクト(星同士の関係)は出尽くしたようで、水星と金星が一生懸命働く形です。

2日(月)…6月の営業日、第一週は獅子座の第3デークの月から始まります。一日を通じて、不調和なものは少なく、特に午前3時51分の月と金星のトライン(120°)、午前8時37分の月と木星のセキスタイル(60°)など、幸せな気分を盛り上げるでしょう。午前11時59分から月は乙女座へ入ります。それ以降は特に重要なアスペクト(星同士の関係)はない状態が続き、後に結論を繰り越すような流れが続きます。

3日(火)は、不調和なアスペクト(星同士の関係)のみのスッキリしない一日です。午後12時40分には乙女座の月が双子座の太陽とスクエア(90°)を形成。半月です。先週の新月(27日)からスタートした出来事に一応の結果が出るタイミングです。これ以降、午後は「月のアスペクト(星同士の関係)はなし」というメリハリのない動きです。

4日(水)も乙女座の月が続きます。乙女座の月は現在双子座にいる水星や木星と相性が悪く、午前0時23分の月と水星のスクエア(90°)、午後8時11分の月と木星のスクエア(90°)など、お互いにいいところが出せない状態です。双子座中の水星や木星の自由さや明るさを、細かい乙女座の月が許さず、前に進めないような状態です。唯一、午後7時14分、月は牡牛座の28度にいる改革の惑星=天王星をトライン(120°)という好調座相で助けます。午後10時38分から月は天秤座へ入場します。

5日(木)は今週でいちばんの重要な日です。午前0時から2時台にかけて、天秤座の月は土星、海王星とオポジション(180°)に。重たい空気が立ち込めます。それが午前5時51分の月と冥王星のトライン(120°)により、逆転します。午前11時31分には愛の星=金星と幸運の惑星=木星がセキスタイル(60°)を作ります。金星と木星がラッキーなアスペクト(星同士の関係)を作るのは、なんと!今年初めてです。前回は2024年の12月20日に金星と木星がトライン(120°)を作りましたが、それ以来の出来事です。アメリカのトランプ氏が大統領に就任してから初めて!ということになりますね。金星も木星も度数は28度。双子座の木星が金星と好調座相を作るのはこれが最後になります。特に双子座さんにラッキーなこのアスペクト(星同士の関係)。次は天秤座さん、水瓶座さんです。この1年を振り返って、やり残したことがある方は、今から再チャレンジして下さい。その他の方も金星がいる「牡羊座」、木星がいる「双子座」がテーマとしていることはラッキーです。例えば牡羊座が意味する「新規にスタート」や「自己主張」など。また双子座の方は「出会い」や「通信」などですね。携帯やWi-Fiルータを交換する…とか、学校に申し込むなどがこのテーマになります。

6日(金)は…午前5時46分、月は太陽とトライン(120°)を形成。安定した一日の夜明けです。午前7時9分に水星が火星とセキスタイル(60°)に。5日の項目の「双子座のテーマ」がスピーディに展開しします。午後1時42分には愛の星=金星が牡牛座へ入場します。最近は風のサインがトレンドでしたが、天王星と並んで地のサインの惑星が二つになります。文字通り牡牛座さんには愛のチャンスです。乙女座、山羊座に太陽や金星がある方も楽しい時期に入ります。

7日(土)は…月が天秤座にいる午前中は快調なペースです。特に午前10時4分、月が木星とトライン(120°)を形成。月は天秤座、木星は双子座、双方とも29度でのトライン(120°)です。29度の次は次のサインの0度ですから、2024年5月25日から始まった双子座の木星の恩恵を受けるには、9日の水星と木星のコンジャンクション(0°)を除いて、ラストチャンスとなります。このあと、午前11時22分から月は蠍座へ入ります。蠍座の月は牡牛座の金星や水瓶座の冥王星と折り合いが悪く、7日にチャンスを掴みたいなら、朝早くから行動することですね。

8日(日)は一個も主要なアスペクト(星同士の関係)がない一日です。強いていうなら、午後1時23分の金星と海王星のセミセキスタイル(30°)です。「愛の夢を紡ぐ準備をせよ」というミッションとしては、消極的なものですが。意味としては「推し活を始めてみたら?」というところでしょうか。午後2時31分にもセミセキスタイル(30°)がありますが、こちらは水星と天王星です。意味は「新しいコトを何か習得したら?」です。その後、蠍座の月は水星、木星、土星、海王星といずれもセスキコードレイト(135°)の小競り合いや金銭トラブルのアスペクト(星同士の関係)を作っていきます。キーワードは「金銭問題に注意」の日曜日の午後になります。

今週、木星や天王星はいよいよ最後の度数に近づいてきました。以前から引き続いてきたテーマの時代もそろそろ終わりが近づいてきた…ということです。心残りがないように過去を繙(ひもと)くといいかもしれません。

JUN 2 2025

瑛利奈

(C)ELINA

双子座の水星と若返った土星

5/26~6/1

先週は…25日(日)の午後12時35分、土星が牡羊座へ入場しました。これは29年ぶりのことです。土星のサインが変わってから、日本は目まぐるしく新たなフェーズへ入ったようです。21日に石破茂首相は、江藤拓農相が辞任(実質的には更迭)したのを受けて、後任に、自民党の小泉進次郎元環境相(44)を起用しましたが、それ以来、日本のニュースは小泉進次郎農水大臣一色に変わったようです。たしかに江藤拓前農相は太陽が蟹座で、これから土星がスクエア(90°)という凶角度に入ってくるだろうし、小泉新農相は太陽が牡羊座でこれから土星の度が深まってくると、正念場を迎えることにはなっています。しかし、私が驚いたのは、魚座の29度の土星が牡羊座の0度へリセットされたと同時に世の中の雰囲気が急に忙しく活気づいて来たことです。他のサインのイングレス(0度へ入ること)と違って、魚座の29度は通し度数でいうと359度になり、牡羊座は0度ですから、落差もひとしおなのかもしれません。

26日(月)…今週の月は牡牛座の第2デークから始まります。午前9時59分、コミュニケーションの惑星=水星が双子座へ入ります。双子座は水星にとって本来いるべき「本来の座」ですから、水星の品位は最高になります。要するにフルに働くことができるという意味です。午前10時45分、水星は牡羊座へ入ったばかりの土星とセキスタイル(60°)に。新鮮な者同士、お互いの力を共有し合います。午後10時51分、月は革命の惑星=天王星とコンジャンクション(0°)を作って、改革が始まった一日を締め括ります。

27日(火)は午前2時21分から月は双子座です。午前2時~5時台にかけて、月は土星とセキスタイル(60°)、水星とコンジャンクション(0°)、海王星とセキスタイル(60°)を作って、順調に雰囲気を盛り上げていきます。午前5時36分、注目の水星は海王星とセキスタイル(60°)を形成。夢を広げます。午後12時2分は新月。今後はさらに実のある議論がスタートするでしょう。

28日(水)は午前2時55分、水星は冥王星とトライン(120°)を形成。水星は内惑星ですから、進む速度が速いのですが、実にいい味方を捕まえます。これで状況を一挙に逆転させることに。これ以降重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はありませんが、双子座の月は午後10時の木星とコンジャンクション(0°)など、いい相手に恵まれて、幸運を振りまいていきます。

29日(木)、午前2時32分から月は蟹座です。あいにく蟹座の月にはいいパートナーがおらず、午前2時58分、初めて作るアスペクト(星同士の関係)は土星とスクエア(90°)という厳しいものです。この日は蟹座の月にとっては敵ばかりで、幸運なアスペクト(星同士の関係)は皆無です。ただ、午前9時44分、水星は義務を表す小惑星=ベスタと、これもまた落とし所が見つからないアスペクト(星同士の関係)=インコンジャクト(150°)を形成します。水星はどこまで自己犠牲したらいいのか?探っていきます。午後1時13分、月とベスタはトライン(120°)を作り、負担や譲歩は重くなります。

30日(金)は午前中、惑星はおろか、月さえも有効なアスペクト(星同士の関係)が非常に少ない時間帯にです。午後1時12分、太陽と水星はコンジャンクション(0°)を作ります。これは、コンバストといって、水星の繊細さを太陽が大量の熱で奪うことになります。午後5時44分、月は金星とスクエアを作って、徒労感を以て一日が終わっていきます。その後もイマイチ真実に辿り着けない夜になりそうです。

31日(土)は午前5時16分から月は獅子座です。5時台から午前8時31分まで、獅子座の月は土星、海王星とトライン(120°)を作り、午前11時43分には、月は冥王星とオポジション(180度)を形成。難航の兆しです。午後1時26分、火星は権利の主張の小惑星=ジュノーとオポジション(180°)に。議論になりそうです。

6月1日(日)は、引き続き月は獅子座です。この日、月がいいアスペクト(星同士の関係)を作るのは、午前3時37分に水星とのセキスタイル(60°)のみです。午後7時40分の月と火星のコンジャンクション(0°)もありますが、月が火星の攻撃性を帯びるので、平和に過ごしたい方にはよくないでしょう。それよりも午前11時39分の金星と調整の小惑星=パラスのセキスタイル(60°)は、この日が調整日であることを象徴しています。緊張やストレスをほぐして、精神の安らかさを取り戻したい日です。

今週は26日の水星の双子座入りと27日の新月がクライマックスになります。目標が決まったら、あとはコツコツ積み重ねの一週間といえるでしょう。

MAY 26 2025

瑛利奈

(C)ELINA

25日、土星の牡羊座イングレス

5/19~5/25

先週は…週末、18日に太陽が天王星とコンジャンクション(0°)になり、その象意のとおり、事故の多い一週間でした。まず、ニューヨークのブルックリン橋にメキシコ海軍の帆船が衝突する事故や、16日には高松沖 船舶火災、15日には小型の漁船が別の船に衝突する事故などがありました。ネットで検索すると、「5月17日にカヌー、ヨットの海難事故同時多発」という記事もあります。また、14日には自衛隊機が愛知県犬山市の入鹿池に墜落するというニュースも。一方、陸上では悪質な交通事故も多く、三郷市のひき逃げ事件や新名神高速“逆走事故”など、外国籍の人の事故も目に付きます。ひと頃は逆走事故といえば、高齢者がテレビなどでヤリ玉に上げられていましたが、今度は外国人がターゲットになるような感じもします。そうなると、アメリカやEUと同じく、日本も排他的な論調が強まる恐れもあるのかな?と気を回してしまいます。ロシアとウクライナの停戦交渉も上手く行かず、ガザでもイスラエルが大規模攻撃をかけています。私も実感として「太陽と天王星のコンジャンクション(0°)は人の感情や意識に直接働きかけてくるな」と実感しているところです。今週は21日に太陽が双子座に入って、太陽のアスペクト(星同士の関係)はかなり本格的なものが揃っていますが、25日には土星が牡羊座入場という大変に重要な動きもあるのです。この先は世界を動かすシステムとパワーバランスが大きく変わることにならざるを得ないでしょうね。

19日(月)…今週は水瓶座の月からスタート。しかし、午後3時17分に月が金星とセキスタイル(60°)、午後5時22分に月が火星とオポジション(180°)を作りますが、それ以外は重要な天体同士のメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)はできない一日です。以前から続いてきた流れの続き…という感じです。

20日(火)、水瓶座の月は第3デークに入ります。午後1時12分に木星とトライン(120°)を作って、いい流れです。その後、午後6時38分に太陽が土星とセキスタイル(60°)を形成。度数は太陽=牡牛座の29度37分、土星は魚座の29度37分でこれまでの時代の締めくくりに。さらに午後8時58分、月は太陽とスクエア(90°)を作って、当面の結果が出ることになります。午後9時28分、月は魚座へと入っていきます。

21日(水)は…午前3時54分、太陽は双子座へ。新時代の前哨戦が始まります。しかし、21日はそれ以外の重要なアスペクト(星同士の関係)は極めて少なく、「双子座の時代が始まりますよ~!」という掛け声のみの一日です。要するに太陽系はまだ無風状態で、「これから双子座の風が吹くから準備してね!」というアナウンスのみです。4月20日から主役は牡牛座さんでしたが、これからの約一ヶ月は双子座さんが主役に交代するのです。天秤座や水瓶座のみなさんも動きやすい季節になります。

22日(木)は一日を通じて月は魚座です。午前11時20分には月は水星とセキスタイル(60°)を作って、仕事が捗る日です。午後4時41分には牡羊座の金星が獅子座の火星とトライン(120°)を作ります。牡羊座さんを始めとして、獅子座さん、射手座さんなど、火のサインに太陽や金星がある方は恋愛運、社交運がラッキーな日です。一歩前進するには絶好のタイミングに。金融界では順調に円高が進む可能性も。午後9時39分には双子座へ入ったばかりの太陽が海王星とセキスタイル(60°)を形成。度数は太陽=双子座、海王星=牡羊座、共に度数は1度になります。理想主義の夢を紡ぐよう星に促されます。

23日(金)、午前1時25分から月は牡羊座へ。その前の午前1時6分には魚座の29度48分で月は土星と合(0°)になっています。魚座時代にあったことを最後に合意して、「さて、次に行こう!」となるような感じです。月が牡羊座へ入ったあとには、海王星と合(0°)になり、新たな合意を得ます。午前5時42分には牡羊座の月は太陽とセキスタイル(60°)になり、「これからはこんな方向で」と打合せします。午前7時41分、月は冥王星とセキスタイル(60°)を作って、「初仕事は刷新だ!」と意気込みます。これで朝から一日のピークが過ぎてしまい、午後は残務整理の時間です。

24日(土)…明日は「土星の牡羊座イングレスという大仕事が控えているので、疲れを癒やして、英気を養う日にするといいでしょう。午前5時~6時には月は火星とトライン(120°)、金星とコンジャンクション(0°)を作って、楽しい週末を約束してくれます。その後はこれといって注意するような動きはなく、午後8時43分、月は木星とセキスタイル(60°)を作って、幸せな夜が訪れます。リラックスできる日になるでしょう。

25日(日)…先週も日曜日が「ハイライト」でしたが、今週はそれを上回る画期的な日となりそうです。午前0時55分、太陽が冥王星とトライン(120°)を形成。大きな変化、進展がありそうです。日本時間では夜なので、海外発の動きかもしれません。午前2時37分、月が牡牛座へ入ります。午前8時15分、水星が天王星とコンジャンクション(0°)を作ります。先週は太陽が天王星とコンジャンクション(0°)でしたから、その動きを受けて、実務的な部分で大きな変化がありそうです。その後、午後12時35分には土星が牡羊座へ入場します。これからは土星が牡牛座へ抜ける2028年4月13日まで牡羊座の土星と仲良くしていかなければなりません。

土星がまず二つ前の水瓶座へ入ったのは…コロナの年、2020年3月22日でした。次のサイン魚座へ入ったのは2023年3月7日でした。今回、2025年5月25日から土星は新たなサイン、牡羊座へと歩を進めます。ちなみに土星が前回牡羊座へ入ったのは1996年4月7日でした。私にとって非常に印象的な年でしたが、この時は「まだ生まれていない」という方もいるでしょう。その前年の1995年にWindows95が発表されて、1996年はインターネットの黎明期でした。当時はクリントン政権の時代で、ここからITバブルが始まったのでした。これまで「双子の赤字」を抱えて喘いでいたアメリカが再生したのですね。今回はトランプ政権で二匹目のドジョウが狙えるかどうか?牡羊座の土星は何を改革してくれるのか?もっとも、土星は改革の惑星ではないので、「何を実用化してくれるか?」が正しいかもしれません。そういう意味では今度の牡羊座の土星にも世界を変えてくれることを期待したいですが…。そういえば、私が「瑛利奈の山手タロット館」を立ち上げたのは前回の牡羊座の土星の時でした。忘れていましたが、そう考えると何か勇気が湧いてくるような気がします。私の私感はともかくも、新たな時代の幕開けということは間違いありません。土星を「試練の星」と考えている方も多いかもしれませんが、「テクノロジーでコントロールする」という風に考えれば、強い味方にできるのです。「土星が来る!」と思って、戦々恐々としている牡羊座さんが多いですが、土星が自分の太陽に乗ってくる時はその人が真の力を発揮するチャンスなのです。土星は逃げると怖い惑星ですが、立ち向かう者には方法論を用意してくれる親切な惑星でもあります。幸運といわれる「木星」には時々裏切られることがありますが、土星はあなたを裏切りません。非常に信頼に足る星なのです。「牡羊座の土星を信じて頑張る!」…これが5月25日からのスローガンですね!

MAY 20 2025

瑛利奈

(C)ELINA

18日の太陽と天王星へ

5/12~5/18

週明けはいつもサプライズが起こるようで、12日にはスイスで行われていた米中貿易協議の結果、相互に課している追加関税を115%引き下げることで合意しました。私は最初このニュースを目にしたとき、対中国のトランプ関税が145%から115%になるのかと思ったのですが、さらに軽減されてマイナス115%、つまりアメリカ30%、中国10%になったのでした。もっとも90日間という条件が付いていましたが。そのせいでNYダウは大幅反発、一時1000ドル超高、一方ドル/円は、円安が進み、148円台まで下がっています。今週の星の配置は先週に引き続き、凶座相といったものは少なく、ひとことで言うと小18日幅な動きです。ただ、週末、18日(日)には、太陽が天王星とコンジャンクション(0°)という年に一回のイベントがあります。天王星が初めて牡牛座へ入った2018年5月18日ですが、その年の太陽と天王星とコンジャンクション(0°)はまだ牡羊座中でした。牡牛座での太陽と天王星とコンジャンクション(0°)は今年が7回目。そして、牡牛座で起きるのは最後になります。このアスペクト(星同士の関係)は「時代の変わり目」を表しますが、牡牛座のテーマ=金銭、土地(領土)、所有権で「時代の変わり目」となるのはついに最終回です。

12日(月)、週明けの月は蠍座。一日を通じて、ひとつしかメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)がない日です。そのひとつというのは…午前2時38分の月と火星のスクエア(90°)。なんとなくダーティな印象の一日です。

13日(火)は…午前1時55分に蠍座の満月です。今月も4月の次くらいに月は遠地点にあり、ミニマムムーンになります。午前2時22分、水星が冥王星とスクエア(90°)を形成。これは…経済の混乱はこれが最後…という意味でしょうか?その後、午後5時34分から月は射手座へ入ります。

14日(水)…月が射手座に入ってから他の惑星との関係はソフトになりました。午前1時台から午後5時台までに月は冥王星とセキスタイル(60°)、金星とトライン(120°)、火星とトライン(120°)を作っていきます。まあまあ、ダイナミックに行動がサポートされる日です。

15日(木)は…午前3時9分、太陽が権利の主張の小惑星=ジュノーとオポジション(180°)を作ります。午後5時53分、月は木星とオポジション(180°)に。小惑星ジュノーのテーマ、「権利」と木星が持つ「法律」がテーマになります。午後10時40分、牡牛座の水星が自己犠牲の小惑星=ベスタとオポジション(180°)に。権利を侵害された怒りが収まらない一日になりそうです。

16日(金)は午前3時28分、月は土星とスクエア(90°)を形成。現実の厳しさを知るアスペクト(星同士の関係)から一日が始まります。午前4時57分から月は山羊座です。午前8時54分には太陽がサウスノード(ドラゴンテイル)という逃げ腰なポイントとトライン(120°)を形成。戦う気も失せて、殻に閉じこもってしまいそうな日です。

17日(土)は午前2時45分、山羊座の月が金星とスクエア(90°)を形成して、ダラダラと遊んでしまいそうです。午前3時19分、癒やしの小惑星=セレスが行動的な牡羊座へ入場します。午前5時23分には水星が金星とセミセキスタイル(30°)を形成。心の中で羽ばたきたい思いがメラメラしそうです。思い切って「推し活」に乗り出したら、何かが変わるかも。少なくとも身体を動かしたい欲求が芽生えるでしょう。

18日(日)は今週で最もインパクトのある一日です。午前8時32分、冒頭で書いた太陽と天王星のコンジャンクション(0°)が形成されます。その後,9時23分、27分とそれを上書きするように月と天王星のトライン(120°)、月と太陽のトライン(120°)が次々とできます。太陽と天王星のコンジャンクション(0°)を月が応援している形です。何かが変わる、ターニングポイントになる日です。もしも、あなたが「何かを変えたい」、あるいは、「古いものを捨てたい」と思っていたら、この時に決断するはずです。ただ、午後1時35分には水星と火星がスクエアを形成して、神経をナーバスに苛立たせます。人によっては攻撃的になることも。天王星は改革を煽るのが大好きな惑星なので、少し冷静になることも必要かもしれません。とにかく世間では事件や事故が増えそうです。午後2時29分から月は水瓶座へ入ります。そうなると、さらに変わった行動を取りたくなるでしょう。午後5時26分、月は海王星とセキスタイル(60°)を、午後9時33分には月は冥王星とコンジャンクション(0°)を作って、理想主義の方へ振り切っていくかもしれません。

今週は、何といっても18日の太陽と天王星のコンジャンクション(0°)がクライマックスですね。最初、助走から始まって、次第に自由へと羽ばたいていく…そんな一週間になりそうです。

MAY 13 2025

瑛利奈

(C)ELINA

冥王星逆行、過去への回帰

5/5~5/11

GWも残すところあと1日になりました。先週の星の配置も28日、新月。すべてをリセットに書いたように「メジャーアスペクト(主要な星同士の関係)も5月3日の金星と海王星のコンジャンクション(0°)のみで、閑散とした星の動き」になっていると書いた通り、大きな動きはなかったようです。しかし、行楽地への渋滞や交通事故、また、空港の入管手続きの遅延などはニュースになっていました。またトランプ関税に関する交渉の記事や、新たに「外国で製作された映画に100%の関税を課す」との発表も。トランプ大統領が「ハリウッドは壊滅的打撃」と発言しているそうですが、自動車産業や映画産業など、「自国の産業の凋落をわざわざ宣伝しなくてもいいのにな」と思ってしまいます。今週の星の配置ですが…先週に引き続き、あまり動きはありません。特にスクエア(90°)やオポジション(180°)といった凶角度といわれる配置はひとつも見当たらず、むしろ6日に水星と木星のセキスタイル(60°)や、7日の金星と冥王星のセキスタイル(60°)など、回復を思わせるものばかりです。ただ、ひとつ気になるのは…5日午前0時過ぎに逆行し始めた冥王星くらいです。冥王星が逆行するのは10月半ばまでですが、また時代を少し巻き戻すことになるのでしょうか?

5日(月)…週が明けてすぐ、午前0時27分に、冥王星が逆行へ向きを変えます。度数は水瓶座の3度49分。今年(2025年)の10月14日まで冥王星の逆行は続きます。改革が加速度がついて進みすぎたものを巻き戻す必要があると思われます。5日は月のサインはずっと獅子座で、後半に差しかかっています。主立った有用なアスペクト(星同士の関係)は午後12時13分の月と水星のトライン(120°)と、午後1時43分の月と木星のセキスタイル(60°)くらいで、その後は小惑星相手のごちゃごちゃとしたものばかりです。午後10時3分の月と天王星のスクエア(90°)がちょっと刺激的かもしれません。

6日(火)は…午前2時21分に、今週2つだけの有用なアスペクト(星同士の関係)、水星と木星のセキスタイル(60°)ができます。まだ連休中ではありますが、ソフトのアップデートやOA機器の調整などにいい時間帯です。午前4時39分に月は乙女座へ入場します。その後、月のインコンジャクト(150°)が続き、事態は中途半端に引っかかってしまいます。午後10時13分、太陽が海王星とセミスクエア(45°)という金銭トラブルの関係に。ヒューマンエラーが原因でトラブルになる可能性も。

7日(水)は…今週のなかでは有用な星の動きが多い貴重な一日です。午前6時31分、金星が冥王星とセキスタイル(60°)を形成。金融界でいいことが起こりそうです。時間的に観て、発信源は多分アメリカ合衆国でしょう。午前10時47分、水星が賢者の彗星=キローンとコンジャンクション(0°)に。専門家の忠告が功を奏するのかもしれません。午後1時50分には月は太陽とトライン(120°)を作ります。順調な一日になりそうです。

8日(木)、月は乙女座の第3デークに入ります。午前9時29分、月は天王星とトライン(120°)を形成。前日のいい流れが勢いを得ます。午後1時になると反対勢力、土星に月が阻まれます。午後4時6分には月は天秤座へ。午後6時45分、天秤座の月は海王星とオポジション(180°)になり、混迷状態に。午後11時48分、月は冥王星とトライン(120°)を作って、意外な決着へ。

9日(金)…午前2時22分、天秤座の月は金星とオポジション(180°)に。調整が利かず、なんとなく時間を無駄にしそうな配置です。午前11時6分になると月は獅子座の火星とセキスタイル(60°)を作って、ようやく仕事のペースや体調など、回復していきそうです。

10日(土)…この土日は暦注でいうところの一粒万倍日が続いて、株や預金などオススメしたいところですが、あいにく営業日ではないですね。占星学でも午後3時17分の月と木星のトライン(120°)など、ラッキーなアスペクト(星同士の関係)です。午後9時14分には水星が牡牛座へ入場します。牡牛座は金星のハウスを支配しますから、お金の問題を考えるにはいい時期に入ります。

11日(日)は午前4時58分から月のサインは蠍座へ。しかし、その後あまりいい動きはありません。午前6時15分には月は水星とオポジション(180°)に。ナーバスな配置です。午後12時42分、月は冥王星とスクエア(90°)を形成。問題が謎を深めていく暗示です。午後5時00分には水星が海王星とセミセキスタイル(30°)を作ります。知性の惑星=水星が不可視で掴みどころのない海王星の影響を受けて、思考がリアリティをなくしているかもしれません。結論を急がず、もう少し冷却期間を持った方がよさそうです。

今週は驚愕するような星の配置はなく、比較的安定しながら、淡々とした一週間になりそうです。みなさん連休疲れが出たり、仕事に戻るにも時間がかかったりするでしょう。今後、世の中に大きな動きがあったときに備えて、お金の問題や住まいの計画などを考えておいたらいいかもしれません。

MAY 5 2025

瑛利奈

(C)ELINA

28日、新月。すべてをリセット

4/28~5/4

先週はトランプ政権、最大の試練にを書きましたが、トランプ米大統領が就任してから、4月30日で100日を迎えるとのこと。CNNの世論調査ではトランプ大統領の支持率が41%に落ち込み、歴代大統領の中で最低だったそうです。なかでも経済対策の不支持率は64%、移民対策の不支持率も53%という記事もありました。また、アメリカ軍がイエメン北部にある移民を収容する施設を空爆して、これまでに68人が死亡したと伝え、中東イエメンの反政府勢力、フーシ派に近いメディアは28日、戦争犯罪にあたるなどとアメリカへの非難を強めています。トランプ大統領はロシアとウクライナの仲裁にも手を焼いているようです。週明けの28日は新月です。3月14日の月食、3月29日の日食と、不吉な流れが続いてきた今日、ようやく新月を迎えて、すべてがリセットされようとしています。今週の星の配置は…行き詰まりや危険を暗示するものは見当たらず、メジャーアスペクト(主要な星同士の関係)も5月3日の金星と海王星のコンジャンクション(0°)のみで、その他はマイナーなものばかりです。GWで日本国民の関心も行楽の方へ向かっているだけあって、閑散とした星の動きになっています。

28日(月)午前4時30分、新月。太陽も月も牡牛座の7度46分です。前述の通り、3月14日の月食から続いてきた不吉な星の流れはリセットされます。これまでの騒ぎはどうも「虚のエネルギー」に支配されていたようで、これからは「実」のある、地に足が着いた日々が訪れるはずです。とはいえ、月と太陽のコンジャンクション(0°)=新月以外はマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)か、あっても相手が小惑星だったりと、注目すべきものがないままに一日が終わっていきます。

29日(火)は昭和天皇の誕生日、「昭和の日」です。さすがに星たちの活動も賑やかな一日です。といっても、今週は主要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は5月3日の金星と海王星のコンジャンクション(0°)のみですから、活躍するのは月のアスペクト(星同士の関係)のみになります。午前9時32分、牡牛座の月は天王星とコンジャンクション(0°)に。天王星も大分老いた度数に入ってきて、牡牛座の26度です。その後、午前11時50分には月は土星とセキスタイル(60°)に。努力が要るのはここまで。午後2時17分には月は金星とセキスタイル(60°)を作って、楽しい時間帯に。午後3時34分から月は双子座へ入場します。夕方以降、双子座の月は海王星、冥王星、火星と、マレフィックス(凶星)たちと好調座相を作っていきます。一日を通じて、順調に物事が進む一日になりそうです。

30日(水)…4月の最終日になりますが、星の動きはまばらです。午後2時49分、月は水星とセキスタイル(60°)を作ります。この時までに4月分の振込を済ませておきたいものです。

5月1日(木)は数多くのアスペクト(星同士の関係)ができる日です。まず、午前1時57分、双子座の月は木星とコンジャンクション(0°)、ラッキーな時間帯です。午前2時15分には愛の星=金星が逆行して3月27日から魚座の領域へ戻っていましたが、再度牡羊座へと入ります。そもそも最初に金星が牡羊座へ入ったのは2月4日のことです。金星は牡羊座の10度まで度を進めた3月2日、逆行を始めてしまったわけです。つまり、牡羊座の10度以降に太陽や金星を持っている人や、獅子座、射手座の10度以降で愛の星=金星が来て、いいアスペクト(星同士の関係)を作ってくれるのを待っていた人たちは、金星の逆行によってとんだお預けを食らってしまったことになります。そんなみなさま、待った甲斐がありました!これからようやくチャンスが訪れます。逆行から順行へ向きを変えた惑星の動きは、最初のうちは遅いので、5月半ばになれば、逆行した度数まで再びやって来ます。それまで、再チャレンジの方策を練っておくことですね。午後4時22分から月は蟹座へ入ります。

2日(金)はカレンダー通りでは営業日ですが、星の方はあまり仕事のやる気はなさそうです。午後12時44分、月は太陽とセキスタイル(60°)。蟹座の月が牡牛座の太陽と好調。家庭中心、安定の日です。「美味しいランチが食べたい!」と星が叫んでいます。午後3時27分には太陽が義務の小惑星=ベスタとオポジション(180°)を作ります。面倒くさいことをすべて投げ出したい気持ちを表しています。寛ぎたい!解放されたい!というのが2日のテーマです。

3日(土)は…今週唯一の惑星同士のアスペクト(星同士の関係)ができる日です。しかしそれは…午前2時6分の金星と海王星のコンジャンクション(0°)です。意味は…「愛の夢をずっと見ていたい!」。あるいは「嘘でもいいから愛されたい!」…こんな感じかも。現実から目を背けて、虚構の幸せに陶酔していたい気持ちです。今から言うのもなんですが、醒めたときの失望感が大きいでしょう。この夢見心地がずっと続いて、午後2時5分には月は天王星とセキスタイル(60°)を作り、さらに冒険を求めていくことに。この流れは午後3時18分の太陽と土星のセミスクエア(45°)で遮られます。現実的な金銭トラブルや身近な人との揉め事などが気になるアスペクト(星同士の関係)です。午後5時1分、月は土星とトライン(120°)を形成。現実に立ち返る時です。午後8時28分から月は獅子座へ入ります。午後10時過ぎてから、今度は獅子座の月が海王星、金星と次々にトライン(120°)の好調座相を作っていきます。夜になると、またもや華やかな宴(うたげ)が始まってしまいそうです。

4日(日)はいままでになく、緊張感溢れた星の配置です。まず、午前3時24分、月は冥王星とオポジション(180°)に。何かをキッカケに雰囲気がガラッと変わるでしょう。午前9時12分、月は火星とコンジャンクション(0°)に。戦いに参戦するよう、気持ちを鼓舞されるアスペクト(星同士の関係)です。午後10時51分には月は太陽とスクエア(90°)を形成、半月です。一週間前の事件を思い起こさせるような流れになりそうです。

今週は…週末になって、雰囲気は引き締まってきますが、それまではGWののどかな空気が続く一週間です。まずは、日頃の疲れを癒やすべく、たまには仕事の悩みやお金の心配を忘れてリラックスするといいでしょう。牡羊座や獅子座、射手座に主要な天体があるみなさまには、愛のチャンスが再び巡ってくるようなキッカケがあるかもしれません。「ストレスを取って、おもむろに始動!」これが今週のテーマです。

APR 28 2025

瑛利奈

(C)ELINA

トランプ政権、最大の試練に

4/21~4/27

先週は…赤沢経済再生相は米ワシントンで16日、関税を巡りトランプ米政権の閣僚らと初めて協議しました。トランプ大統領も急遽会議に参加して、赤沢大臣の「私は格下」という発言が話題になりました。その成果はまだ発表されていませんが、様々な議論をよんでいます。トランプ大統領の「相互関税」の税率を見ると、「どうもトランプさんはアジア人がお嫌いなのかな?」と思えてしまいます。中国への関税=145%、ベトナム 46%、カンボジア 49%なのに対して、イギリス、オーストラリア、ブラジルなどは10%です。アジアの中でもシンガポールは10%と、どうも好き嫌いが入っているような気がします。赤沢大臣も「格下も格下」などと発言してトランプ氏の懐へ飛び込もうという作戦なのかもしれませんが、もともと好きでもない人に懐へ飛び込まれてどんな気持ちなのか?私には分かりません。占い師なのに分からないのか!と突っ込まれると逃げるわけにはいきませんので、ホロスコープで観てみました。トランプ大統領の月が赤沢大臣の太陽にコンジャンクション(0°)で、第一印象はとてもいいようです。ただ、トランプ氏は蟹座に水星、土星、金星があり、赤沢大臣の方は山羊座マジョリティーで、月や金星、最後の方は海王星、土星まで6個の星が集まっています。しかし一部、前世では赤沢氏はトランプ氏の部下だったような繋がりもあり、興味は持つけれど、お互いに相容れない相性のように見えます。あまりトランプさんに近づきすぎない方がいいでしょうね。話が逸れてしまいましたが、今週は週が明けてから、バチカンのフランシスコ・ローマ教皇が死去されたり、NYダウ一時1300ドル超下落して、米ドルは約3年ぶりの安値を付け、米長期債利回りも上昇、投資家の米国に対する信認を傷つけ、「トリプル安」をつけるなど、今後の不安を暗示しています。今週の星も…太陽、火星、冥王星のT字スクエアに加えて、金星と土星の合(0°)など、ひさびさ調子の悪い配置が続きます。

21(月)は午前10時33分、太陽が火星とスクエア(90°)を形成。その2分後に水瓶座の月も火星とオポジション(180°)を作ります。太陽と月は緊張感を煽る半月です。未明には金星と天王星のセキスタイル(60°)など、いいものもありましたが、火星が登場してきて、いい流れを引き裂いてしまいます。

22日(火)は…前日に悪いものが出尽くしてしまったせいか、気の抜けたような配置です。午後8時4分、水瓶座の月が双子座の木星とトライン(120°)を形成して、明日へ希望を繋いでいきます。

23日(水)は…午後2時6分まで月は水瓶座です。水瓶座の月は変化の惑星=天王星や権利の主張の小惑星=ジュノーとスクエア(90°)を作って、トゲトゲした雰囲気です。月が魚座に入ってから、穏やかな流れになっていきます。

24日(木)午前2時10分、太陽が今度は冥王星とスクエア(90°)を作ります。冥王星は「悉く消去する」など、流れを変える準惑星です。これまでの悪い流れを一掃することを期待したいのですが…。午後1時35分、金星がノード(ドラゴンヘッド)とコンジャンクション(0°)に。横関係の繋がりを作っていくチャンスです。

25日(金)は、魚座がテーマの一日です。午前9時1分、魚座の金星が土星とコンジャンクション(0°)を形成。度数は魚座の27度です。金星は愛の星でもありますが、同時に金銭、金融も表します。土星の意味は「ストップ」、ここで株価はV字の底になる可能性も。たしかに「失望の時」ですが、未来に期待したいものです。午後4時23分に月は牡羊座へ入ります。

26日(土)は…今週にしては消極的な配置です。午前7時4分、月が水星とコンジャンクション(0°)に。何か発表があるかもしれません。情報に聞き耳を立てましょう。

27日(日)午前10時5分、イヤなものが残っていました。火星と冥王星のオポジション(180°)です。残虐な事件を思わせるアスペクト(星同士の関係)です。攻撃的な行動に注意です。もちろん、出遭うことも。午後4時16分には月は牡牛座へ入場します。午後10時台には月が火星、冥王星とT字スクエア(90°)に。午前中にできた火星と冥王星のオポジション(180°)を蒸し返すような出来事がありそうです。休日ではありますが、世の中の動きに目が離せない一日になりそうです。

今週は最近にないダイナミックな変動がありそうです。主役は太陽と火星、冥王星です。いずれの天体もマネタリーサインというお金に関係の深いサインにあり、同時に権力を表す天体でもあります。私たち小市民(そうでない人はごめんなさい)も全力で立ち向かわなければならないのでしょうか?すでにパワーが尽きた感じもしますが、そうも言っていられない正念場なのかもしれません。

APR 22 2025

瑛利奈

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