3/24~3/30
今週になってようやく東京の開花宣言。すでに夏日を記録しているのに、桜の開花は平年並みだそうです。その上、今日は関東から東海にかけて、各地で雹(ひょう)が降りました。そんな、気象状況が気になるこの頃ですが、今週末は…29日に部分日食、30日には海王星が魚座から牡羊座へ入ります。惑星が新たなサインへ入ることをイングレスといいますが、前回海王星が水瓶座から魚座へ入ったのは2011年の4月4日でした。2011年といえば、東日本大震災があったのが3月11日です。当時は「あれ?地震の日と海王星のイングレスはずい分ズレているな」と思ったりもしたのですが、今思えば2011年の4月4日といえば、毎日のように余震があり、地震はまだ活動中だったような気もします。今回の海王星の牡羊座入りは前日に部分日食を伴っているため、世界にかなり波紋を広げるように思われます。幸い私たちの住む日本では3月29日の部分日食は午後7時57分なので、日本では観測できません。というのも、日食はあまり有り難くない影響をその経験した場所や人に植えつけていくからです。今回は日食の帯は日本の上を通りません。下の図が今回の部分日食の軌道ですが、「NATOの国々が主役だ!」と月が語っている日のようです。また、未来の日食を覗いてみると、今後2035年9月2日の部分日食は朝鮮半島から日本の中央部を横断していくようです。10年後になりますが、これが皆既日食ではなく、部分日食なのも、まだ不幸中の幸いでしょうか…。話がドンドン逸れていってしまったようなので、今週の運勢に戻ります。
24日(月)…今週は山羊座の後半の月から始まります。午前4時31分に太陽が冥王星とセキスタイル(60°)を形成します。これにより、今までの世界の混沌とした流れが少しは正当性を帯びてきそうです。午後2時17分には月が天王星とトライン(120°)に。現在の潮流は新しい路線へと好んで行きたがっているようです。
25日(火)、午前0時、月が海王星とコンジャンクション(0°)を作ったあと、午前0時24分に月は水瓶座へ入場します。水瓶座の月は現在の太陽系の中で、いいパートナーを沢山持っていますね。まず、午前3時14分、月は金星とセキスタイル(60°)を作ります。午前4時48分には太陽と水星が牡羊座の4度で合(0°)になります。これは知性の惑星=水星にとってあまりいいことではありません。どうしても太陽のパワーが強いので、水星は繊細な独自の思考が出来なくなってしまうのです。午前6時から8時にかけて、月は冥王星とコンジャンクション(0°)、水星とセキスタイル(60°)を作っていき、その後、午前8時35分には月は太陽とセキスタイル(60°)に。これで25日の主なアスペクト(星同士の関係)は終わりです。あとはマイナーなものばかりが続きます。「午前8時35分までの行動が勝負!」という、朝型の一日になりそうです。
26日(水)も、まあまあ好調な一日といっていいでしょう。午前3時の月と木星のトライン(120°)は物事を推進する力があります。午前7時2分には水星が冥王星とセキスタイル(60°)を形成。新しい方向へ考え方や方法論が変更されます。アップデートされる日です。その後は…午後7時台まで、これといったアスペクト(星同士の関係)はありません。午後7時14分、月は天王星とスクエアを形成。本来天王星は改革の惑星ですが、現状の改革に異論が出てくる可能性も。
27日(木)は…午前4時31分から月は魚座です。月が水瓶座にあったときのようなスムーズさはなくなり、午前5時13分の火星とキローンのスクエア(90°)などは、学識経験者による問題点の指摘を表すのかもしれません。午後5時40分にはこれまで牡羊座を逆行していた金星が牡羊座の0度…つまり魚座との境界線まで到達します。午後10時13分になると、金星は魚座中の海王星とコンジャンクション(0°)に。度数は魚座の29度53分です。「金星が牡羊座へ過ぎていってしまった!」と嘆いている魚座のみなさまには、愛のチャンスが復活するでしょう。やり直しをするにはいい時期かもしれませんが、背後に奉仕の惑星=海王星がついているので、お人好しになっってしまったり、夢を追いすぎないように。
28日(金)も引き続き月は魚座です。午前5時55分には月は木星とスクエア(90°)に。これは一見いいアスペクト(星同士の関係)に見えますが、浅薄な考え方や虫のいい思考により、散財したり、期待を裏切られることを暗示します。午後5時27分には月は火星とトライン(120°)を作ります。額に汗して猛然と働くときです。午後8時3分、月は土星とコンジャンクション(0°)に。「それでも現実はこれか!」と厳しさを感じるアスペクト(星同士の関係)です。逆にこれ以上予想は落ちないので、あとはV字回復するのみです。
29日(土)は…今週のハイライト!になる日です。午前4時16分に魚座の29度の月に金星がコンジャンクション(0°)を作ります。午前5時29分には月は魚座の29度56分で海王星とコンジャンクション(0°)に。その直後の午前5時35分、月は牡羊座へ入場。午前7時2分には月は水星とコンジャンクション(0°)です。つまり金星、海王星、月と水星…この4つの天体が46分という狭い範囲内でひとかたまりになっている形です。ここから約8度離れた牡羊座の8度に太陽がいますが、午後7時57分になると、月が牡羊座の9度0分まで進んできて、太陽とコンジャンクション(0°)に。今日は太陽、月、地球の軌道もほぼ重なっているので、部分日食となります。日本では幸い日没後なので、部分日食は観測できません。下に示した地球儀と地図が今回の部分日食を観測できる地域です。つまり、太陽と月を結んだ一直線上に位置する地域です。よく見たら、NATOに加盟している国々が中心となっているので、最近の米ロ大統領の話し合いによる影なのか?と深読みせざるを得ませんね。ともかく、今週は週末に部分日食を控えているので、私などは「迂闊(うかつ)に契約事は結べないな」と及び腰になっています。
30日(日)は…前述(29日)のダンゴ状態になった金星、海王星、月と水星に動きが出ます。まず、午前11時17分に水星が魚座の29度59分へと逆行してサインを変えます。そして、29分後に水星は海王星とコンジャンクション(0°)に。これで金星、海王星、水星が魚座でほぼ一体となりました。午後12時14分には牡羊座の太陽が天王星とセミスクエア(45°)を作ります。小競り合いのアスペクト(星同士の関係)です。午後9時00分、2011年4月4日以来14年ぶりで海王星が次のサイン=牡羊座へ入場します。前回海王星が牡羊座へ入った日は…1861年4月13日でした。日本ではまだ幕末ですね。その前の年、1860年(万延元年)には遣米使節団アメリカへ行って、日米修好通商条約が批准されています。同じ年、桜田門外の変(大老井伊直弼の暗殺)。海王星が牡羊座へ入った1861年は…アメリカで南北戦争が始まっています。いま、南北戦争が始まった日はいつか?調べてみたのですが、なんと!「1861年4月12日!」海王星が牡羊座へ入る前の日?いや、日本と米国は時差があるので、海王星が牡羊座イングレスの日、その日ではありませんか!あまりに驚くような事実をいま、この場で発見したので、なかなかいいまとめを思いつきませんが…。それを知らなかった私が無知すぎたのか…。それはともかくも、シビル・ワーといわれる内戦は今の世界のどこで起きてもおかしくない状態です。私たちは独裁や政治の腐敗と戦っていかなければなりませんが、冷静さを保って、戦いそのものに呑み込まれたくはないものです。
MAR 24 2025
瑛利奈
(C)ELINA