水星と火星が実務を担う

10/27~11/2

9月21日に高市内閣が発足してから一週間が経ちました。先週は高市早苗氏が総理大臣に決まった後、株価はいったん下げに転じましたが、半導体やレアアースを巡る米中の緊張が落ち着いて、27日には5万円の壁を乗り越えて、50,512円と、最高値を記録しました。今週は…トランプ米大統領の来日など、賑やかな週になりそうに思いますが、星の動きは案外地味で、実務的な一週間になるようです。

27日(月)は午前1時52分から月は山羊座へ入ります。トランプ氏来日という大きなイベントがありますが、星の動きはフラットです。午前9時35分に山羊座の月が蠍座の太陽とセキスタイル(60°)を作ったあとは、これといった重要なアスペクト(星同士の関係)はなく、平凡に一日が暮れていきます。

28日(火)は…仕事と努力の惑星=火星が主役です。午前1時39分、火星は賢者=キローンとインコンジャクト(150°)を形成。キローンに今後の方向性やアドバイスを請いますが、インコンジャクト(150°)というネジれの位置に阻まれて、納得いく回答を得られないままにいます。その後昼頃から月がサウスノード(ドラゴンテイル)とトライン(120°)で結びついたり、月が金星とスクエア(90°)という不調な関係になるなど、弱気なアスペクト(星同士の関係)ばかりです。トランプ大統領の日程を見ると、午前中は高市首相と首脳会談、午後は横須賀の米海軍基地を視察する予定のようですが、両者とも突っ込んだ話は出ないでしょう。午後3時18分に火星と木星がトライン(120°)を作ります。このタイミングを上手く掴めば、大抵の話はまとまりそうです。スポーツにもいい時間帯です。

29日(水)は山羊座の月が大活躍する日です。午前3時36分に月は火星とセキスタイル(60°)を作ると、その後、土星、水星、海王星と次々セキスタイル(60°)を作っていきます。午後12時55分になると、月は水瓶座へ入って、その後、天王星とトライン(120°)、冥王星とコンジャンクション(0°)を形成。何事もキビキビ予定をこなして、順調に決まっていきそうです。残念ながら、首脳会談の方は終わってしまいますね。みなさんも月末の溜まった仕事を処理するには有り難い一日です。午後4時26分、水星が海王星とトライン(120°)を形成。水星は蠍座の29度、海王星は魚座の29度にあり、水星の方は次のサインへ移動する直前に大切なアイディアを残していく感じです。午後8時1分になると、水星は射手座へ入場します。

30日(木)は…午前1時20分、水瓶座の半月です。先週21日は新月でしたが、何かが再スタート、あるいは、Reスタートした日でした。このテーマに一応のメドが立つ日です。午前4時5分には火星と土星がトライン(120°)という重要なアスペクト(星同士の関係)を作ります。日本時間ではまだ眠っている時間ですが、仕事のペース調整には最適なタイミングです。「どのくらいの力の入れ方だったら持続性を持てるのか?」…それが自ずと分かってきます。午前4時35分、水星が天王星とオポジション(180°)を作ります。こちらは…ピリピリしたり、ナーバスになったりと、おちおち眠っていられないときです。30日は、これ以降は、取り立てていい配置はありません。

31日(金)…29日の夜、水星が射手座へ入ってから、発想がグローバルに変わっていきます。午前7時5分、そのグローバルな射手座の水星が冥王星とセキスタイル(60°)を作ります。発想が国境の向こうへ広がって、冒険したくなるでしょう。転職の決断をする人もいるかもしれません。31日は午後になると、ネガティブなアスペクトばかりです。午後8時45分、月は水瓶座から射手座へと変わります。

11月1日(土)…ようやく週末になりました。今週出てきた課題に疲労してきたあなた、あまり最初からムキにならず、距離を取ってみれば、様々な問題点が浮上してきそうです。問題の対応は慎重に。個人的な時間の調整や、改善して欲しいポイントなど、少し距離を置いてまとめておくといいでしょう。

2日(日)、午前2時43分、月がドラゴンヘッドと合(0°)を作ります。SNSなどを上手く使って、仲間を増やすにはいい時です。改めて周囲を観れば、視野が広がることも。しかし、今後の方針や努力などに踏み込むには、慎重すぎるかもしれません。午後4時16分あたりが決断する最高のタイミングです。そのあとは、弱気にならずにまずは、努力してみることです。

今週は…案外地味な星の配置が続きます。実務型、溜まった業務を一掃するのにいい一週間といえるでしょう。努力は、出来るうちにしておく…こんな気持ちが大切です。

OCT 27 2025

瑛利奈

(C)ELINA

総理指名選挙は新月から

10/20~10/26

先々週、公明党の連立離脱で不透明になった高市早苗新総裁。その後、金星が天秤座へ入った14日から情勢が変わって、金星が天王星とトライン(120°)を作った頃には情勢が一転して維新の党との連立が決まりました。自民党総裁選以来、この10日間で目まぐるしく勢力図が変わり、21日の総理指名選挙には高市早苗新氏が第104代首相に指名されることが確実になったようです。9月22日の日食(新月)から月が一周して、21日には次の新月が訪れます。

20日(月)、今週は天秤座の月から始まります。午前3時25分、月は金星とコンジャンクション(0°)。午後3時51分には水星が火星とコンジャンクション(0°)を作って、スピーディに事態が動いていく日です。混沌としていた日本の政治状況も見通しが立って、内容はともかくも、まずは安定を取り戻すことに。

21日(火)、月はずっと天秤座ですが、一日を通じて幸運なアスペクト(星同士の関係)が皆無の日です。午後には月と木星のスクエア(90°)や月と土星のインコンジャクト(150°)など、なかなか現実的な線が見えない日です。午後9時24分、月が太陽とコンジャンクション(0°)を作って新月。ようやく月は月食、日食から新たなサイクルへ入ります。

22日(水)は午前0時41分から月は蠍座へ入場。22日も前日に引き続き、好調なアスペクト(星同士の関係)が一個も見当たらない一日です。特に午前11時7分の義務の小惑星=ベスタとノードのスクエア(90°)はキツイかもしれません。今後起こるべき情勢の大変さに腰が退けて、誰も責務を負おうとしません。そのうち午後6時46分には逆行中の海王星が牡羊座から魚座の領域へと戻ってしまいます。ある意味、過去の時代の復活を意味します。9月の秋分図を観ると、海王星は8ハウスという国の債務や貿易収支を表す場所にいます。魚座は海王星の本来の座になりますから、海王星の意味=「犠牲」が二乗されてしまいます。次の政権が大きな負債を残す暗示かもしれません。

23日(木)は午後12時50分から太陽が蠍座へ入ります。しかし、蠍座の太陽を取り巻く環境は、いま他の惑星がひとつも太陽を助けようとしません。たしかに木星、土星は水のサイン中にいますが、度数が遠いのでそこまで届くには11月17日まで待たなければなりません。しかし、23日の月は足が速いので、午後7時55分には月は火星と、午後11時56分には水星とコンジャンクション(0°)を作ります。他人に頼らず、自分のパワーを出して乗り切らなくてはならない一日です。

24日(金)、午前2時18分、ようやく蠍座の月は木星とトライン(120°)に。やっと恩恵にありつけます。しかし、24日は…先月あたりから始まった改革が暗礁に乗り上げる日です。午前2時46分、太陽が天王星とインコンジャクト(150°)を形成したかと思うと、午後10時24分には太陽は冥王星とスクエア(90°)に。目の前に一挙に壁が広がります。短期間で壁を乗り越えようとせずに、「今後の課題が見つかった」程度に受け止めるといいでしょう。問題点を自覚すれば、他者からの援助が見つかるはずです。24日は午後1時18分から月は射手座です。

25日(土)、午前0時7分、水星が木星とトライン(120°)の好調座相を作ります。現状分析が成功します!午後6時16分、月が金星とセキスタイル(60°)を形成。お目当ての人とキッカケが出来るタイミングです。さもなければ、趣味の時間を楽しめるでしょう。緊張感が続く毎日なので、リラックスすることが大切です。

26日(日)、午前4時58分、月は自己犠牲の小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)に。肩の上の荷物が重くて仕方ありません。その後、午前6時16分、水星が土星とトライン(120°)を作ります。これは現状が客観的に掴める暗示です。因果関係や原因を理論的に把握できれば、対処法も自ずと見えてきます。午後2時47分、射手座の月はキローンとトライン(120°)を形成。大局的な視野や国際情勢の理解が問題の解決を早めてくれます。謙虚な気持ちで新しい意見を採り入れると進歩があるでしょう。

今週はこれといって恩恵に浴すようなチャンスは少なく、自分の力で地道に歩む一週間です。先を急がず、新しい情報に耳を傾ければ、新しい発見があるでしょう。いつものパターンに拘らず、謙虚な気持ちで、不得意と決めつけずに、新しいものに関心を持つようにすることですね。

OCT 21 2025

瑛利奈

(C)ELINA

 

冥王星順行と金星に託される週

10/13~10/19

先週は…6日、大阪大学の坂口志文特任教授が2025年ノーベル生理学・医学賞を受賞。8日には京都大学の北川進特別教授ら3人がノーベル化学賞を受賞するなど、嬉しいニュースもありました。また、13日にはトランプ米大統領の提案により、ガザ停戦合意の第1段階としてハマスの人質解放のニュースも。一方国内では、自民党の高市早苗総裁と公明党の斉藤鉄夫代表は10日午後、国会内で2回目の政策協議を行った結果、26年に渡る自公連立の歴史に幕を引く形となりました。これで、高市早苗新総裁の総理大臣選出の可能性が一挙に先行き不透明になりました。10日というと、前回の「瑛利奈の今週の運勢」、総裁選後…先の見えない一週間に書いたように9月8日の皆既月食の月が高市早苗総裁の太陽にコンジャンクション(0°)の影響が具体的になってきたようです。

13日(月)…今週は蟹座の月から始まります。週明けの月曜日は比較的好調なアスペクト(星同士の関係)が多く、午前7時10分には月が水星とトライン(120°)を形成。午後4時6分には月が火星と同じくトライン(120°)に。月は蟹座、水星と火星は蠍座にあって、両方とも水のサイン中です。午後10時22分には月がもう一つのトライン(120°)を作るうお座にあるノースノード(ドラゴンヘッド)トラインを作ります。心情の一致を確かめて、絆や仲間を作るにはいい日といえるでしょう。

14日(火)、午前3時12分には蟹座の半月です。月の度数は蟹座の20度39分。太陽は天秤座の20度39分です。次のサイクルに向かって当面のゴールといったところです。午前6時18分、愛の惑星=金星が天秤座へ入ります。天秤座は金星が最も力を発揮する位置。愛情問題や関係修復には最善の時期に入ります。特に天秤座さんや双子座さん、水瓶座さんには愛のチャンス。天秤座の金星は11月7日まで続きます。午前11時52分、今年(2025年)の5月5日から逆行し始めた冥王星が順行に入ります。そういえば、5月5日当時はトランプ米大統領が相互関税を発動するとやらで大騒ぎでしたね。今度は中国レアアースの輸出規制に対して、トランプ米大統領が中国に100%の追加関税を架す関税戦争は冥王星が順行するとなると、常態化するのかもしれません。午後7時46分から月は獅子座へ入ります。一日の終わりの11時9分、金星が天王星とトライン(120°)を作ります。これは、良い兆候です。例えば、このところ日本の政治が五里霧中常態になっていますが、この暗礁に乗り上げた常態に意外な解決の兆しが見えてくる可能性もあります。プライベートでは、思わぬラブロマンスに恵まれたり、アンラッキーだと思っていたことが意外にいい結末を導き出すなど、予期せぬ幸運のキッカケができそうです。14日は今週一週間のなかで、ハイライトにカウントすべき日かもしれません。

15日(水)は引き続き金星がラッキーなアスペクト(星同士の関係)を作ります。午前8時44分の金星と冥王星のトライン(120°)です。最近はトランプ大統領の中国に100%の関税をかけた件と自公連立解消の影響で、先週最高値を更新した株価が下落していましたが、持ち直す可能性も。金星と冥王星のトライン(120°)は絶望から再生して運を逆転するアスペクト(星同士の関係)なのです。どん底まで堕ちた人のみが掴む逆転運です。その後の月のアスペクト(星同士の関係)を観ると、腹を括って大胆な手を打つことが、幸運を掴むカギになる一日です。

16日(木)は前日、前々日に比べると、平坦な一日です。午後2時5分の獅子座の月と天秤座の太陽のセキスタイル(60°)がこの日のピークです。その後、月とキローンのセキスタイル(60°)もあり、いつものやり方に固執せずに、何事もリニューアルする気持ちを大切にするといいでしょう。

17日(金)は午前3時5分から月は乙女座へ。現在の星の分布は乙女座など、地のサインの惑星が皆無で、乙女座の月は調和する相手が見つかりません。午前4時36分、月は天王星とスクエア(90°)に。これは分裂を誘発するアスペクト(星同士の関係)です。未知の体験を怖れずに、冒険したい気持ちが大切な時です。午後2時45分には太陽が木星とスクエア(90°)を形成。これは…楽観過剰により失敗する暗示です。また、ジャブジャブにお金を使うという意味も。浪費と甘い見通しのワナに陥りやすい日といえるでしょう。

18日(土)も乙女座の月が続きます。前日の楽観過剰の結果など、過去の問題のフォローに追われる日です。午後1時33分、月はサウスノード(ドラゴンテイル)とコンジャンクション(0°)に。自分の中に引き籠もりたい気持ちになりそうです。その後、夜になると、友人からのお誘いや元気いっぱいの人と関わることで、復調しそうです。

19日(日)、午前1時42分、乙女座の月が木星とセキスタイル(60°)を作って、いまの生活に満足を感じる時です。とはいえ、午前6時過ぎから月は土星とオポジション(180°)を形成。現状に悲観的になって落ち込むアスペクト(星同士の関係)です。午後1時1分から月は天秤座へ入場。午後1時10分には月は海王星とオポジション(180°)、午後2時27分には月は天王星とトライン(120°)を作っていきます。外からの刺戟に不安を感じたり、魅力を感じたり、日常から脱出したい気持ちになります。午後3時43分には月は冥王星とトライン(120°)を作って、とうとう自己改革や思い切った決断をするでしょう。午後5時31分、水星はサウスノード(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)を作って、新しい仲間ができます。首相指名選挙を巡って画策するさまが頭に浮かびますね。新しい組織に加入したり、初めてのことに手を着けるのにいい日です。

今週は…14日にいままで逆行していた冥王星が順行の方へ舵を切ります。改革をするぞ、するぞ!といいながら、後ずさりしていた気持ちが前向きに変わるでしょう。時代の潮流の変化は加速することになります。また、今週は金星のアスペクト(星同士の関係)が目立ちます。しかも、14日から金星は一番品位のいい天秤座に入ります。今週は、愛情問題や人間関係の調整がテーマで、努力すればその調整もうまく行くはずです。こうして書いてみると、いまの場所に留まっていたら時代に置いて行かれそうですね。時代の流れよりもより早足で歩いてみませんか?それが今週を快適に過ごすポイントかもしれません。

OCT 13 2025

瑛利奈

(C)ELINA

 

総裁選後…先の見えない一週間

10/6~10/12

みなさま、「今週の運勢」の更新が遅くなり、申し訳ありません。先週は、4日(土)に自民党総裁選があり、高市早苗氏が他の4候補を破って勝利しました。4日の占いに、私は「予想を裏切る結果になりそう」と書きましたが、「なって欲しいランキング」では高市氏は一位でした。ただ、政治評論家の方々には「大方の予想を覆す結果」だったそうです。また、高市早苗氏のホロスコープは太陽を含めるきれいなグランドトラインを描いています。その正三角形の中心になる太陽に対して、9月8日の皆既月食の月がコンジャンクション(0°)になっているというのが、一部の人の興味を惹いているようです。月食は満月に起きる上、普通の満月の数十倍インパクトがありますから、「人生のピーク」ということになります。その後は変容しながら生まれ変わって行くことになるので、今後の高市氏の思想や行動は未知数…ということに。しかし、高市氏が持つグランドトラインは水のサインなので、振り幅も大きい上に、変化(へんげ)するタイプかもしれません。ともあれ、今週の星は…太陽は前面に出ず、水星もいいアスペクト(星同士の関係)がなく、金星のみが木星と好調だったり、土星と不調だったりなど、気分のアップダウンが多い一週間です。

6日(月)…今週は魚座の月の最後のデークから始まります。午前2時15分に月が木星とトライン(120°)を作り、いい雰囲気ですが、午前9時29分には月は土星と合(0°)になり、せっかくのいい雰囲気を帳消しにしてしまいます。午後1時47分から月は牡羊座へ入って、そのあとは順調です。

7日(火)…午前1時40分、水星が今までの天秤座を抜けて、蠍座へ入ります。今後は言論が慎重になる暗示です。午後12時47分、満月です。昨日は高市新総裁誕生で日経平均株価は前週末比2175円高の4万7944円と急伸し、最高値を更新しましたが、この満月がピークとなるのかもしれません。

8日(水)、月は牡羊座の第3デークから、午後2時12分には牡牛座へ入ります。牡牛座の月は日没までに冥王星や水星と不調座相を作っていきます。最後に午後8時40分には愛の惑星=金星が幸運の星=木星とセキスタイル(60°)という好調座相を形成。幸運な流れです。ショッピングやデートなど、人生を楽しんでおくといいでしょう。特に金星がいる乙女座さんにはラッキーなときです。

9日(木)は…月も太陽も入れて、すべての星がネガティブな動きをする一日です。午前8時15分には牡牛座の月が蠍座の火星とオポジション(180°)を形成。対立に注意です。牡牛座も蠍座もいったん言い出したらあとへ退かないので、まずは、腹が立っても相手を刺戟しないことです。午前10時34分には天秤座の太陽が双子座の天王星とセスキコードレイト(135°)という小競り合いのアスペクト(星同士の関係)を作ります。現状を変えたいけれど予算がない…とか、誰も賛成してくれないなど、立場のツラさを感じます。午後7時4分には月がサウスノード(ドラゴンテイル)とトライン(120°)を作って、内向的になってしまいそうです。

10日(金)は…昨日の分を取り返すほどのキビキビした星の配置です。午前3時から6時過ぎ、月が木星、金星と次々ラッキーなアスペクト(星同士の関係)を形成。午前9時30分には月は土星とセキスタイル(60°)になって、安定します。午後2時11分から月は双子座へ。その後も海王星、天王星、冥王星と好調に。一挙に仕事が捗りそうな一日です。ただ、午後5時56分頃からはオフにしましょう。これ以降は休んだ方が賢いようです。

11日(土)は、一日を通じて月は双子座です。しかし、月のアスペクト(星同士の関係)は期待できない上に、午後8時10分には金星が土星とオポジション(180°)という愛の終わりの関係になります。せっかくの連休初日ですが、これから愛を育みたいかたは、午後8時13分から行動を起こすといいでしょう。この時間には月が太陽とトライン(120°)を形成して、意欲回復の暗示です。

12日(日)も、残念ながら、星同士の配置に恵まれない日です。なかでもマシといえるのが午前7時26分の月とキローンのセキスタイル(60°)です。プランを変えるといいことがあります。午後3時36分から月は蟹座へ入ります。夕方はあまり冒険をせずに、まったり過ごすのがオススメです。

今週のなかでは、8日午後8時40分の金星と木星のセキスタイル(60°)がもっともラッキーな瞬間です。このアスペクトは乙女座さん以外の方にも生かしていただきたい楽しめるタイミングです。そのためには、今週は早めに計画を立てて、今から動くといいかもしれません。

OCT 7 2025

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

小惑星=ジュノーは射手座へ

9/29~10/5

日食、秋分など、先週は星のイベントが盛りだくさんでしたが、今週は重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)が非常に少なく、閑散とした一週間です。日本では自民党総裁選が10月4日に投開票となります。これまで最有力と思われていた小泉進次郎議員農林水産相の陣営がステマコメントを依頼する指示を出していたとの報道で、情勢がさらに読めなくなり、また、国民の期待も削がれていく模様です。今までの自民党総裁選では一位を取る政治家が必ずしも幸運な時期でないことが多かったのですが、岸田元総理だけは、人生のシナリオで非常にいい時期に総理大臣に選ばれたのが私の記憶に残っています。調べてみると、通算在職日数1,094日で令和になってからいちばんの長期政権となっています。このところ、総裁選の候補者、5人の星を観ていますが、どの候補も海王星が目立っていて、政治家特有の虚言癖=嘘つきの特長が見て取れます。海王星のアスペクト(星同士の関係)がいい候補者もいますが、その場合は理想を語る傾向が強いのです。ただ、一番人気が無いといわれている茂木氏のホロスコープには、「今後人生で最もラッキーな時期が訪れる」と出ているのが気になりますね。冗長になるので、今週の流れを観ていきましょう。

29日(月)…射手座の第3デークの月から始まります。午後2時43分、月は土星とスクエア(90°)を作って、低調な週明けです。午後6時54分、月は山羊座へ入ります。

30日(火)、午前4時55分、山羊座の月は火星とセキスタイル(60°)を形成。エネルギーを秘めて夜が明けます。その後、午前8時53分、半月に。先週の日食から月が折り返し点の半分まで到達してきました。一応の結果が望まれるタイミングです。午後12時7分、太陽が自己犠牲の小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を作って、昼食を楽しむよりも、仕事の任務が肩の上に重く、寛(くつろ)げません。午後9時19分、月が愛の惑星=金星とトライン(120°)に。ようやく心が解放されて、愛の時間が訪れます。

10月1日(水)も引き続き月は山羊座です。午前6時24分、月は引っ込み思案のポイント、サウスノード(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)に。他人と関わりたくない気分です。午後12時38分になると、月は水星とスクエア(90°)を形成。神経が過敏になって、細部が気になったり、ピリピリしそうです。反対に午後2時40分になると、月が木星とスクエア(90°)に。前のピリピリの反動か?今度は太っ腹になって、大盤振る舞いしてしまいそうです。午後4時55分には自己主張の小惑星=ジュノーが射手座へ入ります。射手座は信条や法律を雄弁に語るサインなので、今後はコンプライアンスや権利の問題には細心の注意を以て対処すべきです。

2日(木)は午前4時51分から月は水瓶座です。このあと、水瓶座の月は射手座のジュノーや牡羊座の海王星、午前7時を回ると双子座の天王星とはいい相性で、夢や理想を語るでしょう。ただ、午前5時58分、水星と木星がスクエア(90°)を形成して、話に尾ヒレが着いて、さらに広がります。ホラ話や嘘に注意です。午後5時28分には月は火星とスクエア(90°)で刺戟を受けるので、この要注意の傾向は続きます。午後10時41分、月は太陽にトライン(120°)を作って。ようやくいつもの安定を取り戻すでしょう。

3日(金)も月は引き続き水瓶座です。ただ、午前6時19分、金星が冥王星とセスキコードレイト(135°)という小競り合いのアスペクト(星同士の関係)に。午前10時22分には海王星が権利の小惑星=ジュノーとトライン(120°)を組みます。権利の小惑星が海王星というボランティアや慈善を意味する王道の惑星を取り込みます。金星問題や権利侵害など、面倒くさい問題が起きるかもしれません。法やルールをキチッと守って行動したい一日です。

4日(土)も月は水瓶座、第3デークにあります。午前3時14分、月は水星とトライン(120°)に。発想がトントン拍子に湧いてきます。そういえば、この4日は、総裁選投開票の当日でしたね。午前11時6分、月は魚座へ入ります。これ以降はあまりいいアスペクト(星同士の関係)はなく、午後1時6分に月が天王星とスクエア(90°)を形成して、ハプニングの予感…。午後6時20分のように金星がサウスノード(ドラゴンヘッド)とコンジャンクション(0°))を作るなど、内向きな配置が続きます。そういえば、自民党総裁選の投開票の日でしたね。予想を裏切る結果になりそうです。

5日(日)は魚座の月が続きます。午前1時36分に月が火星とトライン(120°)を作りますが、これ以外に好調なアスペクト(星同士の関係)は皆無の日です。午前9時31分、水星が土星とインコンジャクト(150°)を形成。フラストレーションのアスペクト(星同士の関係)です。自民党総裁選を契機に、私たちは今のシステムでは理想を実現できないことに不安を感じるでしょう。インコンジャクト(150°)の困ったところは、現状ではすぐ着手できないことです。何段階か経て改善していくという、息の長い気持ちが必要なのです。

今週一週間は、小惑星=ジュノーが射手座に入ることに象徴されるように、「私たちも声を上げなくては!」と、積極的に自分の意思表示をする必要性を感じる気持ちがスタートすることです。射手座の前は蠍座で、蠍座のキーワードは「沈黙」でした。射手座は?というと、レクチャーしてあげること。10月1日や3日の項目に、私は小惑星=ジュノーに少し批判的なコメントを書いたと思いますが、このように考えることもできます。それは…私たちは次の世代や前の世代に不満を感じながら、諦めていたことが多かったかもしれません。「今ドキの人はマナーを知らない」とか、「年寄りだから仕方がない」など。最近話題になっている外国人に対してもそうです。「詳しい人や教養がある人が教えてあげる」…その精神があったら、世の中は今よりも騒々しく、面倒くさくなるかもしれません。しかし、放っておくよりも未来が明るくなると思いませんか?行政や政治のせいばかりにしていては、世の中はよくならないですから。

SEP 29 2025

瑛利奈

(C)ELINA

 

22日、日食。23日は秋分…。

9/22~9/28

今週は22日午前4時53分の部分日食から一週間が始まります。週明け早々、しかも、秋分という国家の運勢を占う重要な日、秋分点という瞬間までが23時間しかない接近したタイミングで日食とは!不吉な暗示だと思っていました。しかし、月食や日食について調べてみると、22日の日食は部分日食でもあり、天文学的にはさほど重要性はないようです。それよりも9月8日の皆既月食に着目している記事が多いようです。今回の日食は…サロス周期154の日食。9月7日の月食はサロス周期128の月食だそうです。また、現在=2020年代は日食、月食の数が特に多い周期に入っているようです。地球と月の傾きがそれほどズレていない時期に当たるのでしょうか?とはいえ、日食の22日は、日本では総理大臣を輩出する自由民主党の総裁選公示の日になります。日食の闇から生まれる次期総裁はどんな運命をたどるのか?とても気になります。

22日(月)…今週の太陽は乙女座の29度から始まりますが、月も太陽の近く、乙女座の26度から一日がスタートします。午前3時41分に月が土星とオポジション(180°)を作ったあと、午前4時53分に日食です。冒頭に今回の日食は「さほど重要性はない」と書きましたが、乙女座の29度で重なる月と太陽に対して、魚座の28度の土星と牡羊座0度の海王星が向かい合っています。これは…土星が来るべき未来の困難さを示していると同時に、海王星の方はその原因を前向きに見定めることの難しさを示していますね。要するに海王星が欺瞞性を発揮しているように見えます。22日は星のイベントが多い一日で、午後4時54分には火星が蠍座へ入場します。こちらの方は蠍座の火星は品位がいいので、矛先を鈍らせずに敵を追い詰めてくれそうです。午後8時35分には天秤座の7度で月と水星がコンジャンクション(0°)に。午後11時45分には金星が自己犠牲の小惑星=ベスタとスクエア(90°)を作って、「あー、疲れた!」と、一日が終わりそうです。

23日(火)…日食の翌日は秋分です。午前3時19分、太陽は天秤座へ入場します。この時刻を以て、2025年の日本の運勢を読み解く「秋分図」とします。MCは牡牛座の28度、そのすぐそばに天王星がカルミネート(頂点に達する意味)して、今後の日本のテーマは「改革だ!」と宣言しています。天王星のアスペクト(星同士の関係)はいいので、未来はそんなに悲観したものでもないのかもしれません。23日はその後、殆どいいアスペクト(星同士の関係)はなく、午後9時53分、太陽と海王星のオポジション(180°)という欺瞞のアスペクト(星同士の関係)で締め括られます。

24日(水)は、いいアスペクト(星同士の関係)なしに終わった前日を取り返すかのような流れです。天秤座第3デークの月がいいアスペクト(星同士の関係)が無いなか、太陽が天王星、海王星と次々好調なアスペクト(星同士の関係)を形成していきます。太陽と天王星のトライン(120°)の方は午前11時54分。改革が思ったよりもいい結果を生みそうです。あるいは、海外でいい変化があるのかも知れません。太陽が冥王星とトライン(120°)を作るのは午後3時4分。太陽と天王星よりも、さらにえぐったような深さで事態がひっくり返ります。予期せぬ変化がある一日です。午後6時、月は蠍座へ入ります。その後、午後8時51分、火星が冥王星とスクエア(90°)を形成。攻撃の惑星=火星と悉(ことごと)く消去せよというキーワードの冥王星がスクエア(90°)という戦いの角度で雌雄を決します。夜半が大荒れになりそうな日です。

25日(木)は…重要な天体や惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は見当たらない一日です。午前7時17分、蠍座の月は乙女座の金星とセキスタイル(60°)に。幸運なアスペクト(星同士の関係)ではありますが、サインの象意を加えると、骨身を削って献身的な努力した上での喜びですね。その後、水星や月が「もう少し楽なペースを!」と訴えますが、午前7時58分から土星と権利の主張の小惑星=ジュノーがトライン(120°)という好調角を作って、管理体制が自己主張を囲い込む図式です。その後も調整がつかないまま、一日が終わります。

26日(金)は…蠍座の第2デークに入った月がノースノード(ドラゴンヘッド)や木星とトライン(120°)を形成して、グランドトライン(星三角)に。同時に太陽は天王星、冥王星とグランドトラインを作っていますから、ヘキサゴンのような形に。何事もスムーズに進む「大ラッキーDAY」です。奇しくも月末の金曜日でもあり、この日のうちに何事もまとめておいたほうがよさそうです。

27日(土)は午前2時43分、蠍座の月が土星とトライン(120°)を作って好調なアスペクト(星同士の関係)で一日が始まります。好調座相ではありますが、水象土星コンビなので、ズルっと前に進みすぎることも。午前6時36分、月は射手座へ入ります。射手座の月は海王星、冥王星と好調座相を作ったり、太陽ともセキスタイル(60°)に。チャレンジングな一日になるでしょう。趣味やスポーツなど、取りあえずやってみるのもいいかもしれません。

28日(日)になって、射手座の月は第2デークへ入ってきますが、今度はいい関係を作る相手がいません。午前2時59分、月は金星とスクエア(90°)を形成。愛情問題が割り切れない時間帯です。その後、主要な天体はマイナーアスペクト(星同士の二義的な関係)ばかり続きます。午後4時43分になって、ようやく月と水星が唯一のメジャーアスペクト(主要な天体同士の関係)、セキスタイル(60°)を作ります。明日からの仕事の準備をするのに最適な時間です。

今週は週明け早々、部分日食に出くわしてモチベーションが下がってしまいますね。しかし、日食の意図するところは「これからイチからで直しですよ!」というメッセージです。慣れないことの準備やら、初めての体験で緊張の連続…など、疲れることが多い一週間です。オマケに気温も下がって秋の気配が忍び寄れば、体調を崩す方も多いかもしれません。まずは、自分らしく、いつもの力を出せるように、欲張らず地道に進めることを心がけて下さい。

SEP 22 2025

瑛利奈

(C)ELINA

週末、太陽は土星と衝(180°)に

9/15~9/21

先週は…8日の皆既月食から始まる一週間でした。ネパールでは、政府がフェイスブックやインスタグラム、Xなどの主要なSNSを使えなくする措置を執り、デモが発生して、51人が死亡する事態に。政府はSNSを使えなくする措置を撤回、オリ首相は辞任を発表。その後、12日午後には元最高裁判所長官のスシラ・カルキ氏(73)が同国初の女性首相として暫定的に就任しています。9日にはイスラエル軍が中東カタールの首都ドーハで、イスラム組織ハマスの指導部を狙った攻撃をしかけました。11日にはアメリカの保守派活動家、チャーリー・カーク氏銃撃事件が発生。13日は、英ロンドンで移民に反対する大規模デモがあり、約11万人が参加するなど、世界は不満で渦巻いているようです。日本では、石破茂総裁の後任を決める自民党総裁選が行われることになり、こともあろうに日食の9月22日告示、10月4日議員投票・開票と決まったようです。さて、今週の星の動きは?というと、水星や太陽がちょうど土星の真向かいに回ってきて、土星とオポジション(180°)=「衝」を作ります。また、土星は同じ時期、18日~20日に獅子座の金星とインコンジャクト(150°)、天秤座の火星とも反対側からインコンジャクト(150°)を作って事態を難しくさせます。今週は、週末になって土星がどの程度の力で大ナタを振るうのか?持ち堪えられなくなる問題もそこここに出てくると思われます。

15日(月)…双子座、第3デークの月から始まる敬老の日。祝日の朝、午前9時30分から月は蟹座へ入ります。その後、蟹座の月はひとつも好調なアスペクト(星同士の関係)を持たず、一日が終わっていきます。夜が明けてからというもの、月でさえ、午前7時46分に双子座の月が土星とスクエア(90°)を作り、午前11時12分には蟹座の月が海王星とスクエア(90°)を作って、一定の軸のないまま、一日が暮れていきます。太陽は?というと、午後4時29分、調整の小惑星=パラスとセスキコードレート(135°)という小競り合いのアスペクト(星同士の関係)を作るのみです。何をやりたいのか?積極的に方針を立てないと、流されて一日が終わりそうです。

16日(火)は蟹座の月が続きます。午後12時3分には獅子座の金星が火星とセキスタイル(60°)を形成。華やかな交際ができそうなアスペクト(星同士の関係)です。特に獅子座さんにはイケメンと接近できるチャンスかも。午後9時17分には月が蟹座の木星とコンジャンクション(0°)を作って、優雅な雰囲気に。「連休がもう一日長ければ!」と悔やまれる日なのかも。

17日(水)…月は蟹座の第3デークへ。火星、金星、水星、土星も老いた度数まで度を深めている現在。月は火星とはスクエア(90°)、水星、土星とは好調座相となり、金星とは小吉のセミセキスタイル(30°)です。12時台までは仕事のモチベーションが上がります。その後、午後2時19分、月が獅子座へ入場すると、今度は海王星、天王星とは好調、冥王星とはオポジション(180°)=不調に。獅子座の月になってからは、遠い未来のビジョンを描くといいでしょう。

18日(木)、午前2時46分、知性の惑星=水星が土星とオポジション(180°)に。悲観的にしか考えられない時間帯です。水星は乙女座の28度まで来て、逆行中の魚座の28度の土星と向前になってしまいます。水星は通信や交通、事務作業全般を表す惑星です。これらのテーマの問題点があぶり出される日です。午後7時5分、水星は天秤座へとサインを替えます。その後は、獅子座の28度にある愛の星=金星が土星とインコンジャクト(150°)を作ります。こちらは、金星が司る恋愛問題や私的感情わだかまりなど、気になるけれどすぐには手を着けられない状態でストレスを感じることに。どうも、18日は問題を難しく考える一日になりそうです。

19日(金)は今週でいちばんのイベント豊富な一日です。まず、午前7時には水星が海王星とオポジションに。これは、「勘違い」のアスペクト(星同士の関係)です。もっというと、詐欺に遭ったり、騙したり、騙されたりすることも意味します。午後になると、このイヤな空気は一掃され、午後3時26分、水星が冥王星とトライン(120°)を形成。抱えていた謎が解けたり、思わぬ方法で解決法が見つかる…。あるいは、別な方法へ辿り着いたりなどするかもしれません。午後9時22分には月が、38分には愛の星=金星が乙女座へ入場します。これからは乙女座さんがAIの主役になる時期です。牡牛座さん、山羊座さんにもチャンスが増えるでしょう。

20日(土)は一日を通じて月は乙女座です。午前5時16分、水星が自己犠牲の小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)に。水星は天秤座、ベスタは射手座です。総意としては…「公共のためには私的利益を返上して、頑張らなければなるまい」…というような感じです。「やむを得ない」と腹を括るアスペクト(星同士の関係)です。午後2時20分には金星が海王星とインコンジャクト(150°)、午後2時23分には火星が土星とインコンジャクト(150°)を形成します。二つのインコンジャクト(150°)のペアが絡み合って二律背反のような形に…。難しい状況ですね。少なくとも二つのルーツの違う問題の間で、「あちら立てればこちらが立たぬ」のような状況に陥るでしょう。何となく日本の政治のような感じですね。

21日(日)は前日とは違い、シロクロ着きそうな日です。まず、午前0時40分、金星が縁切り星=天王星とスクエア(90°)を形成。別れの決意をするタイミングです。午後2時45分には太陽が土星とオポジション(180°)を作ります。こちらは、「今進められないことが分かる」といったアスペクト(星同士の関係)です。今週は最終日になって、何か決断をするのかな?断捨離の日曜日になるかもしれません。

今週は土星がマメに活躍する一週間です。土星の「キーワード=制止」を18日には水星に、21日には土星にかけてくるでしょう。前に進みにくい一週間ですが、土星という現実的な惑星のメッセージは避けて通れないのです。「厳しいアドバイスには耳を傾けろ」という一週間になりそうです。

SEP 15 2025

瑛利奈

(C)ELINA

 

皆既月食で始まる一週間

9/8~9/14

今週は皆既月食から一週間が始まりました。時刻は…8日午前3時8分。珍しく日本で観測できる皆既月食です。いつもいうように日食月食は、不吉な暗示を秘めているのです。そんな皆既月食を前にした先週末、三つの出来事がありました。ひとつは…秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまがお誕生日を迎える6日、古来の「元服」を由来とする男性皇族の慣例儀式「成年式」に臨まれました。もうひとつは…「石破辞めるな」と言われながら、自民党内では総裁選挙前倒しを求める動きが広がり、8日が賛否の投票になる予定でした。8日は皆既月食の日で、その日に結果が出るとなると、自民党の国会議員の言葉通り自民党は「解党的出直し」になる、いや、それでは済まず、「月食のように消滅する運命にある」と、私は考えていたのでした。それが、急遽前日の7日、首相官邸で緊急記者会見を開き、午後6時、退陣を正式に表明しました。皆既月食の6時間前の決断で、「消滅」はギリギリセーフだったのでしょうか?悠仁さまの「成年式」もギリギリで天皇家が存続する…ということだったのでしょうか?そうそう、先週末の三つめの出来事は…私事ですが、windows10がサポート終了になるので、私はとうとう長年使っていたPCを買い替えたのでした。取りあえず、モニターと本体を購入して、PCの方は台風の最中、ギリギリで5日に届いたのでした。私は8日の皆既月食以前にナントカしようと、データ移植の準備を始めたのですが、なかなか進まず、取りあえず、ギリギリで7日夜、PCを立ち上げてアカウント作成まではこぎ着けました。この三つのギリギリ問題が先週末にあったのです。皆既月食の数時間前でもセーフなのかどうか?実証実験の結果を見守りたいと思います。そんなわけで、今週は午前3時8分の皆既月食から始まるという不吉な一週間になりそうです。とはいえ、9月12日は太陽が木星とコンジャンクション(0°)を作った6月25日以来のラッキー-ディ、太陽が木星とセキスタイル(60°)を形成します。奇しくも自民党は総裁選の告示だそうです。

8日(月)午前3時8分は、前述の日本で観察できる皆既月食。同じ時刻、魚座の月は乙女座の太陽とオポジション(180°)、満月です。度数はいずれも15度22分です。午前9時24分には月が木星とトライン(120°)を作って、ラッキーな流れに。午後5時37分、月は人権の小惑星=ジュノーとトライン(120°)、午後11時39分には自己犠牲の小惑星=ベスタとこちらもトライン(120°)を形成。まずは、権利と義務、両方から詰め寄られた形です。すべてに結論が出る日です。

9日(火)は…午前2時43分、魚座の29度で月と土星がコンジャンクション(0°)に。午前3時36分、月は牡羊座へ入ります。その後、午前6時台までに月は海王星、天王星、冥王星と小三角を作って、悪くない配置です。しかし、午前7時以降、主要な天体のアスペクト(星同士の関係)はなく、月の好調座相は時差の関係から、海外向けといった感じです。

10日(水)は…ストレスのアスペクト(星同士の関係)、インコンジャクト(150°)が目立つ一日です。まず、午前2時30分に月と水星がインコンジャクト(150°)、午前7時29分には金星とノースノードがインコンジャクト(150°)、午前8時34分には月と太陽がインコンジャクト(150°)、次は月と金星がようやくトライン(120°)を形成。ようやく幸運なアスペクト(星同士の関係)が!しかし、午前11時42分、月は木星とスクエア(90°)、午後3時53分には月は火星とオポジション(180°)を作ります。これでは、午前中のインコンジャクト(150°)の方がストレスフルではあるが、まだマシです。午後は揉め事に発展しやすい配置なので、注意しましょう。

11日(木)は…午前5時3分から月は牡牛座です。午前7時42分には月は冥王星とスクエア(90°)に。金銭絡みの問題が多い日です。午前8時12分の金星と木星のセミセキスタイル(30°)が唯一の悪くないアスペクト(星同士の関係)です。お金の問題がテーマの一日。コツコツとビジョンを作っていくのが大切です。

12日(金)は…午前10時58分、水星がサウスノード(ドラゴンテイル)とコンジャンクション(0°)に。言いたいことがあっても、心の中の砂漠の砂にすべて吸い込まれてしまいそうな日です。引っ込み時間な気分の日で朝が始まります。月が水星とトライン(120°)を作って、午前11時17分から流れは回復。午後1時28分には月は太陽とトライン(120°)に。安定感が出ます。午後1時39分には月は木星とセキスタイル(60°)を形成。頼み事や説得など、動くといい時間帯です。午後3時53分、土星が自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)を作ります。相手の肩の上にある重い荷物を一緒に背負う気持ちで物事に取り組みましょう。午後4時29分、冒頭に書いた太陽と木星のセキスタイル(60°)です。6月25日以来の幸運コンビ、太陽と木星の好調座相ができます。今週、重要な計画があるあなた!決してこの時間を逃すべきではありません。計画を持たないあなたの場合は、予期せぬ幸運に恵まれるでしょう。いずれにしても、これを読んだ「今」から12日午後4時29分を頭の中に入れて、この時間までにすべてを出し尽くすべきです。願い事があれば、熱く念じるといいでしょう。

13日(土)もきラッキーな流れは続きます。午前6時38分から月は双子座へ。情報通信、勉強など、頭を使うには最適な日です。午前6時53分、水星が木星とセキスタイル(60°)を作ります。午前8時から9時にかけて、月は海王星、天王星、冥王星と有益な座相を作っていきます。13日、大きく事態が動くのは午前中のみ。午後は…いい流れを途切れさせないよう、慎重に。

14日(日)は午後12時4分から月は射手座へ入ります。しかし、射手座の月をサポートしてくれるパートナーはおらず、仲間関係と水くさい関係に。午後7時32分、月は太陽とスクエア(90°)を形成して、半月です。皆既月食から次の部分日食までの中継点のような半月です。とりあえず、先週末の出来事には目鼻が付いてきます。午後11時9分、射手座の月は獅子座の金星とトライン(120°)を作って、楽しい夜を迎えられそうです。

今週は、明田と思ったらいきなりの皆既月食に動揺した方も多いはず。不吉な月のサイクルに入りはしましたが、12日午後4時29分には太陽は木星とセキスタイル(60°)を作ります。こちらは得がたい幸運なチャンスですから、皆既月食から気持ちを切り替えて、しっかりとチャンスはものにして下さい。

SEP 8 2025

(C)ELINA

1日、逆行の土星は魚座へ

9/1~9/7

先週…私はこちらに太陽、水星、火星は惑星同士の主要なアスペクト(星同士の関係)は作らず、ただ、金星のみが活発に活動していますと書きましたが、たしかに日頃に比べて大きな動きはなかったようです。今年の夏の暑さは異常で、気温が40度以上の日が多く、13都府県で、9日間、40度以上が観測されたのは過去最多記録だそうです。その他、最近は凶悪な殺人事件などが目に付きます。今週の太陽系の傾向は?というと、やはり主要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)は非常に少なく、トライン(120°)やセキスタイル(60°)という好調座相は皆無です。ただ、スクエア(90°)の凶座相は水星と天王星、火星と木星が二つだけありますね。目立つのは週明け早々、1日の逆行しながらの土星の魚座イングレス(入場)、6日の天王星の逆行…。いままで逆行星は土星、海王星、冥王星の3つでしたが、天王星も加わって、土星より外側の惑星はすべて逆行という、逆行のオンパレードになってしまいます。これにより、前へ進もうとしていた時代の流れも否応(いやおう)なく過去へ押し戻されてしまいそうです。

1日(月)…今週は、月の始まりとともにスタートします。月のサインは乙女座の半ばから。午前6時52分、月が火星とセキスタイル(60°)になり、元気に夜が明けますが、その後はこれといったアスペクト(星同士の関係)もなく夕方を迎えます。午後5時5分、土星が魚座へ入場します。土星といえば、「牡羊座じゃなかったっけ?」と思われる方も多いと思いますが、土星は7月13日から逆行し始め、とうとうもとの魚座へ戻ったのです。今週は…逆行の土星が魚座イングレス(入場)から始まります。時の流れが前の時代へ巻き戻されるのでしょうか…?

2日(火)は…午前8時36分、射手座の月が水星とトライン(120°)を作ります。いいニュースで一日が始まりそうです。その後、午前10時38分、月は土星とスクエア(90°)に。一転して、現状の厳しさが問題に。午前10時44分になると、月は山羊座へ入場。現実的な発想のもと、その対策を考るモードに変わります。午後に入って、山羊座の月は海王星とスクエア(90°)、天王星とインコンジャクト(150°)、冥王星とセミセキスタイル(30°)を作っていき、なかなかいい解決策がみつからない時間帯です。午後9時20分には獅子座の29度の水星が土星とインコンジャクト(150°)に。月=使者ではいい解決策が出ないので、とうとう水星=行政官がお出ましという感じです。午後10時22分、水星は最も力を発揮するサイン=乙女座に入ります。全力をあげて、問題解決を探る一日になりそうです。

3日(水)は、乙女座へ入った水星が流れをリードする一日です。午前1時44分、先週活躍した金星が調整の小惑星=パラスとオポジション(180°)を形成。愛の星=金星が「私の手には負えないわ」とリタイアを宣言する構図です。「愛やきれいごとでは現状は解決しない」と宣言するかのようです。3日は…その後、知性の惑星=水星が、まず、午前2時49分、癒やしの小惑星=セレスとセスキコードレート(135°)を作ります。これは…「『弱きものへの配慮=セレス』や『環境保護=セレス』などを考えていたら、『この問題』は予算的に決着がつきませんよ」と、AIが分析するかのようです。午後に入ってから、水星は海王星とインコンジャクト(150°)、天王星とスクエア(90°)、冥王星とインコンジャクト(150°)を作っていきます。現状を分析した結果、「誰もが喜ぶ満額の回答はないね」ということに。午後9時55分、月はサウスノード(ドラゴンテイル)とトライン(120°)を形成します。これは会議に掛けた結果「コンセンサスは取れませんでした!」という意味です。「あなたを始め、現在の社会が抱えている問題の解決策はなかなか見つからないことが分かる」という一日です。「難しさが分かるだけでも前向きな一歩だ」と考えるしかないですね。

4日(木)は、午前3時36分、木星とノースノード(ドラゴンヘッド)のトライン(120°)から始まります。前日の流れを受けて、「いい考えがありますよ!」という暗示です。「民主的に下の声を吸い上げようとせず、宗教や哲学の力を借りて、上から感化すればいいのですよ」という声が上がるのかもしれません。それに応えるように、午前中は山羊座の月のアスペクト(星同士の関係)はあまり良くありません。午前11時39分の月が自己犠牲の小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)は戦時中の圧政を思い起こさせる我慢を強いられるアスペクト(星同士の関係)です。午後7時31分から月は水瓶座へと移動します。これを契機に、月が海王星、天王星、冥王星と好調になり、自由な発想が出始めるでしょう。

5日(金)は…午後12時11分の月と調整の小惑星=パラスのコンジャンクション(0°)を除いて、月と小惑星を含めても、ひとつもいいアスペクト(星同士の関係)がない一日です。午前2時52分の火星とノースノード(ドラゴンヘッド)のインコンジャクト(150°)や、午後11時58分の火星と木星のスクエア(90°)など、火星の不調和なアスペクト(星同士の関係)が目立ちます。世の中の人すべてが、「最近いいことないね」とイラつく日なのかもしれません。怖いのは、「まともな方法では埒が明かないから暴力に訴えた方がいい」と考える人達が増えることです。最近はSNSのユーザが多い時代ですから、危険な考え方が流布しやすい日です。午後7時15分、水瓶座の月は太陽とインコンジャクト(150°)というストレスを溜めたアスペクト(星同士の関係)ができます。世の中に不満が溜まる一日なのかも知れません。

6日(土)…イマイチな流れの今週ですが、週末は、より不穏な雰囲気が充満しそうです。午前5時51分、水瓶座の月が火星とトライン(120°)を作って、火星が行動的な方へ人々を誘導します。その後、午後1時51分、天王星が逆行し始めます。度数は…双子座の1度27分です。天王星の逆行は、ほぼ一年に一回起こり、5ヶ月ほどで順行に戻ります。21世紀になってからは、最初の8年は双子座で逆行し、11月には順行に戻るというパターンでした。その後、蟹座で逆行する期間が続き、2017年以降は獅子座で逆行し始め、年を跨いで1月には順行に戻るという形に。逆行のポイントが9月になったのは2024年からです。今後2030年まで9月天王星逆行開始が続きます。また現在天王星は双子座にいるので、世界の双子座の重要人物、アメリカのトランプ大統領と中国の習近平主席らに双子座での天王星逆行は少なからぬ影響を与えると思われます。しかし、天王星が二人の指導者の太陽に大きな影響を与える位置まで来るにはあと数年かかりますが…。6日は世界の流れが変わり始めるキッカケができそうな日です。

7日(日)は午前0時54分から月は魚座です。せっかくの日曜日ですが、この日も重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はナシです。しかもメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)も少なく、午前3時25分の月と天王星のスクエア(90°)と、午後4時40分の月と水星のオポジション(180°)のみです。しかも神経がピリピリするものばかりなので、またもや凶悪犯罪の動機が増えるかもしれません。実は…週明けの8日(月)には皆既月食があります。時間は午前3時8分なので、日本は絶好の観察ポイントになりそうです。月食を機会に世の中の流れはネガティブな方へと引っ張られますから、健全な心とポジティブな展望を持つように、意思を強くする必要があるでしょう。

今週、一週間はこれといった好調座相もなく、土星の魚座入りからスタート。土曜日には天王星が逆行モードになり、週明けの午前3時は皆既月食です。このように並べると、ドラキュラが暗躍しそうな星回りですね。最近はアニメなどでいい吸血鬼も多いですが、ホンモノは決して侮れません。心の中にネガティブなものを受け入れてしまいそうな一週間です。そんな心のスキ間を作ったのはこの夏の暑さかも知れません。みなさん、夏の疲れが出る頃ですから、体調に気をつけてくださいね。

SEP 1 2025

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

 

獅子座の金星が活躍する

8/25~8/31

すでに今週は始まってしまったのですが…。更新が遅くなって申し訳ありません。先週は23日から太陽が乙女座へ入場して、多少は秋の空気が感じられるようになって来ました。世界では、先々週のトランプ、プーチン会談から続いて、現地時間18日、ワシントンで、トランプ大統領はウクライナのゼレンスキー大統領ら欧州首脳と会談しました。今回は停戦後のウクライナの安全の保証に関する問題が議題になったようです。また、国連は22日、パレスチナ自治区ガザ地区での飢饉(ききん)を公式に宣言しました。ガザ地区ではイスラエル軍の病院攻撃により、少なくとも20人が死亡したそうです。ガザ地区の政府メディアによると、これまでガザで死亡したジャーナリストの数は232人にのぼるということです。日本では、日照りや豪雨などの影響で、今年の新米の作柄はよくないとのニュースも聞きますが、農家が増産に意欲的で、2025年産米の収穫量見込みの伸びが過去最大となるとの見方もあるようです。さて、今週の星の動きは…太陽、水星、火星は惑星同士の主要なアスペクト(星同士の関係)は作らず、ただ、金星のみが活発に活動しています。金星は愛と人間関係を司りますから、社交性や愛の表現が今週の運を左右するといっても過言ではないでしょう。

25日(月)…今週は、乙女座後半の月からスタートします。乙女座の月は朝5時台から7時にかけて、小惑星=ジュノー、ベスタとセキスタイル(60°)を作っていきます。小惑星=ジュノーとベスタは蠍座の20度付近でコンジャンクション(0°)になっているということですね。ジュノーとベスタが正確に0度になったのは…先週、8月21日でした。ジュノーは権利の主張、ベスタは義務を表しますが、軍事的な防衛の意味もあります。ジュノーはまさにウクライナのゼレンスキー大統領の気持ち、ベスタはトランプ大統領を始め、NATO側の立場そのものです。25日になると、ここに乙女座という雇用関係を表す月が絡んでくるので、スケールはNATOの会談まで大きくなくても、個々の会社や会合で役割分担や資金の負担などが細部にわたって決められるタイミング…ということになります。実務者会議といったところですね。午後3時55分になると、コミュニケーションの惑星=水星が現実を表す土星とセスキコードレート(135°)という金銭トラブルのアスペクト(星同士の関係)を作ります。ちょっと揉めたりしながら、協議することになります。午後10時53分にはようやく月と金星がセキスタイル(60°)を作って、「やれやれ」という安心感に包まれていくことでしょう。この時、金星は蟹座の29度で、蟹座最後の仕事になります。午後11時7分に月は天秤座へとサインを変えます。

26日(火)午前0時0分には月が土星とオポジション(180°)を作って、スタートは低調ですが…。その後いろいろな動きがある一日です。まず、午前1時26分、金星が獅子座へ入場します。ここから獅子座さんが愛のステージの主人公になります。牡羊座さん、射手座さんもこれからは楽しい日々が過ごせるでしょう。午前1時~3時にかけて、月は天王星とトライン(120°)、海王星とオポジション(180°)、冥王星とトライン(120°)を形成していきます。夜中ではありますが、ロマンティックな動きを感じる夜です。午前9時55分には愛の星=金星が土星とトライン(120°)という恒久的に安定する関係を樹立します。結婚の約束や、お金の計画などを決めるにはこのタイミングを逃すべきではないですね。午後12時27分には水星が木星とセミセキスタイル(30°)という種蒔きの関係に。いいアイディアが宿るのかもしれません。午後11時25分には月が火星とコンジャンクション(0°)に。ここですぐに行動に移したくなる方も多いかもしれません。有意義な一日になりそうです。

27日(水)は…午前5時57分、金星が天王星とセキスタイル(60°)を形成。午前7時18分には金星は海王星とトライン(120°)です!恋愛の発展には最高な流れです。特に前述の獅子座さん、牡羊座さん、射手座さんや獅子座など、火のサインに金星がある方には有効なアスペクト(星同士の関係)です。金星は「愛」と同時に「金銭」の惑星でもあります。今後のお金に関わる投資計画やショッピング、売買にもいいタイミングです。しかし、午後2時53分になると、金星は冥王星とオポジション(180°)を作ります。これは行き過ぎや過剰に盛り上がるなど、要注意なアスペクトです。感情が昂ぶって危ない方へ一線を越えることも。しかし、現在の星の配置では冥王星がオマケで着いてくるのは不可避なので、冷静さを失わない、コンプライアンスや節度を大切にすることですね。

28日(木)は…午前10時26分から月は蠍座へ入ります。蠍座の月は現在の太陽系では良いパートナーに恵まれず、午前11時あたりから蠍座の月は牡羊座の土星とインコンジャクト(150°)、次に双子座の天王星とインコンジャクト(150°)、午後1時22分には牡羊座の海王星とインコンジャクト(150°)と、インコンジャクト(150°)に囲まれて、ヨードという身動きが取れない形になってしまいます。テンションが高まり、ピリピリする時間帯です。不注意や軽率な行動に気をつけたいときです。その後、午後2時9分には月は冥王星とスクエア(90°)、午後4時47分には月は金星とスクエア(90°)を形成。不調和なアスペクト(星同士の関係)が連発される一日です。午後9時27分になって、月は太陽とセキスタイル(60°)の調和角を形成。ようやくホッとひと息つけるでしょう。

29日(金)、午前9時8分には重惑星同士、天王星が海王星とセキスタイル(60°)を形成します。天王星と海王星のセキスタイル(60°)は1968年5月12日以来です。なんと!57年ぶりですね。これを読んで、「この時はまだ生まれてないわ」という方も多いのではないでしょうか?天王星と海王星は1966年~1968年までの間に5回、セキスタイル(60°)を作っています。この時代はベトナム戦争でちょうど、アメリカが疲弊してきた時代です。中国の文化大革命もこの時代でした。ビートルズの全盛のときでした。そもそも天王星はフランス革命を象徴する惑星ですが、海王星の方はもう少しメンタルを蝕んでくるような「触知しがたい」というのがキーワードの惑星です。革命のつもりが泥沼になる…という意味かもしれません。今回の天王星と海王星のセキスタイル(60°)は2027年6月6日に5回目が来ます。一度泥沼になった世界は形が付くまでかなり長いでしょうね。しかし、天王星と海王星というまったく価値観も思考の次元も違う二つの惑星が曲がりなりにもセキスタイル(60°)という好調座相で関わるのですから、何かいいことも生み出すのではあるでしょう。いま、それ以前の天王星と海王星の絡みをみて、愕然としました!天王星と海王星がトライン(120°)という最もラッキーといわれる好調座相を作った時代は1939年~1943年の間でした。第二次世界大戦真っただ中ではないですか!たしかに人々は希望的観測に基づいて戦争を仕掛けるのですからね。…話が長くなりましたが、29日の午前9時8分には天王星と海王星が60度の好調座相になって絡む…と。29日の月はまだ蠍座の後半です。午後9時37分になって、月は木星とトライン(120°)を形成して、幸せな夜が訪れます。

30日(土)になると月は蠍座の第3デークへ。朝から昼過ぎまで、獅子座の水星に対して、.蠍座の月、小惑星=ジュノー、ベスタの3者がスクエア(90°)の不調座相で絡みます。しつこい尋問を受けてイライラするような気分になりそうです。特に午後1時43分の水星と小惑星=ベスタのスクエア(90°)は肩の上に荷が重く「こんなものを背負わなきゃいけないのか!」と溜息が出そうです。土曜日にしては、目の前のやるべき仕事が山積みで自由に遊べない日です。午後11時4分になって、ようやく月が射手座へ入場。ここから少し元気が出るでしょう。

31日(日)…夜中の間は射手座の月が海王星、天王星、冥王星と絡んでいろいろなアイディアが出で、じっとしていられない気分です。午後12時11分には射手座の月が金星とトライン(120°)を作って、好きな人と楽しい時間を過ごせるでしょう。そのためには朝早くから行動開始した方がいいですね。午後3時24分、月は太陽とスクエア(90°)に。半月です。8月23日から始めたことが一応の形を作るときです。午後10時22分になると、エネルギーを表す火星が小惑星=セレスとオポジション(180°)になって、充電が切れてしまいそう。早めに休むのがオススメです。

今週は…いちばんラッキーな日は26日(火)でしょうか…。更新が遅くなったので、そろそろ26日も終わりそうです。ごめんなさい。その後、29日には天王星が海王星とセキスタイル(60°)という歴史的なアスペクト(星同士の関係)がありますね。天王星や海王星など、太陽系の外側の惑星は公転周期が長いので、ついつい遠視眼的な見方になってしまいます。天王星も公転周期84年と長いですが、海王星の方は165年です。AIによると、地球から約43億5千万キロメートルだそうです。それだけ距離があって、しかも「触知しがたい」ガスで出来ている惑星ですから、海王星の真意を汲み取るのも大変です。日頃はせいぜい数メートル先のことしか考えない私たちも、たまには43億5千万キロ先に想いを馳せるのもいいかもしれません。「触知しがたいもの」をイメージする…。これを夏休み最後の宿題にしておきましょう。

AUG 26 2025

瑛利奈

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