26日、木星は双子座へ

5/20~5/26

みなさまは先週、5月19日の太陽と木星のコンジャンクション(0°)のチャンスをいかが過ごされましたか?時間が午前3時45分だっただけに「その時間は寝ないで頑張った!」という方は少ないと思いますが…。かく言う私は、気持ちばかり浮ついてしまって、なかなか効果的な行動をとることができませんでした。いつもいうように「幸運の女神は後ろ髪がない」ので、木星のチャンスは事前に=約二週間くらい前から着々と行動に移すことが大切なようです。今週は…太陽と木星の次のイベント、金星と木星のコンジャンクション(0°)があります。度数は牡牛座の29度23分。牡牛座の木星最後の幸運なヒラメキを享受できる時間となります。今週は…その後、26日に木星が牡牛座を去って、新たなサイン=双子座へ入場します。大きな星のイベントが重なる一週間です。

20日(月)は天秤座の月から始まりますが、一日を通じて月は好調なアスペクト(星同士の関係)を作りません。ただ太陽は…午前7時44分、海王星とセキスタイル(60°)に。太陽は牡牛座の29度25分、海王星は魚座の29度25分で、太陽にとっては牡牛座最後の好調角となります。文学的に表現すると「変わりゆく時代への鎮魂歌」のようなアスペクト(星同士の関係)かもしれません。その後、午後9時59分、太陽が双子座へ入場して、前の湿っぽい雰囲気を一掃することになるでしょう。新しい時代の第1の扉が開きます。

21日(火)は午前7時33分から月は蠍座へ入ります。蠍座の若い度数の月に対して、太陽系の環境は厳しく、ハードアスペクト(困難な星同士の関係)ばかりです。午前11時33分、月は冥王星とスクエア(90°)、午後11時18分には月は水星とオポジション(180°)です。深く掘り下げようとすればするほど、困難が伴う…といった一日になりそうです。

22日(水)は権利の主張の小惑星=ジュノーが随所で顔を出してくる日です。午前0時42分には月とジュノーがセキスタイル(60°)。午後12時11分には牡牛座の水星が小惑星=ジュノーとトライン(120°)を作ります。これは…「不平等を感じたらすぐにアピールすべし」というメッセージです。逆の立場の人には…例えば面倒を避けたいなどの理由で細部をスキップしてしまうと、突き上げられたりなどする可能性も。午後6時49分には月が自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)に。相手の主張をのんでようやく決着が着く暗示です。午後7時2分には月が土星とトライン(120°)を作って、「やれやれ、ハードな一日が終わった!」という感じです。

23日(木)は午前0時13分、双子座の太陽が冥王星とトライン(120°)を形成。まさに新しい時代の方向へ流れが変わります。午前2時31分、土星が自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)を形成。午後4時27分、蠍座の29度の月が慈善の惑星=海王星とトライン(120°)に。新しい決定に身を切るような、苦渋の選択をする暗示です。シリアスな一日ですが、午後5時23分から月が射手座へ入場すると、雰囲気がガラッと変わるでしょう。午後5時23分、前述の金星と木星のトライン(120°)という優雅で愛に満ちた素晴らしいアスペクト(星同士の関係)が!このアスペクト(星同士の関係)は牡牛座の29度23分で起こります。牡牛座さんや乙女座さん、山羊座さんなど、地のサインに太陽や金星を持つ方にはラストチャンスです。思い残すことのないよう、告白すべきものは告白し、最愛の人に渡したいものはこの時間までに。23日は…昼間はコツコツ働いて、アフターファイブは愛を謳歌する…こんな一日になりそうです。

24日(金)は…午前5時30分、愛の星=金星が双子座へ入場します。これからは双子座さんや天秤座さん、水瓶座さんに愛のチャンスが巡ってきます。午前6時43分には木星が海王星とセキスタイル(60°)を形成。夢や理想が膨らむ時です。午後8時33分には射手座の月がサウスノードにトライン(120°)。ランダムに仲間が増える暗示です。ベクトルはあくまで外向的。人と人との繋がりが楽しくて仕方がない一日です。

25日(土)もさらに射手座の月が続きます。火星や冥王星が目立って攻めで行きたい日です。午前3時29分に月が土星とスクエア(90°)になるなど、困難に出くわすタイミングも。午後8時16分、双子座の金星が冥王星とトライン(120°)を作ります。愛の手応えを探求していった結果、新たな発見がある可能性が。謎の答えを掴んで、あなた自身の考えが変わってしまうことも。この世界の広さや神秘を感じるかもしれません。

26日(日)、午前0時35分から月は山羊座へ入ります。午前8時14分、昨年(2023年)5月17日から牡牛座へ入場した木星が約1年ぶりに双子座へと移動します。木星はオールマイティの幸運星といわれる惑星です。木星がいるサインの方すべてに加護があると考えていいでしょう。これから双子座さんを中心に世界が回っていくことになりそうです。もちろん、天秤座さんや水瓶座さんも加護にあずかれます。反対に今まで木星が通過していた牡牛座さんにとっては、特別の日々から日常的な日々へとランクダウンした感覚があるかもしれません。しかし、木星に保護されていた期間はお金を借りているのに借金取りが来なかったような状況を想像してみて下さい。たまたま借金取りが来なかっただけで、借りたお金はいつか返さなければならないのです。そう考えれば「ツイテナイ」などと、ボヤかなくても済むでしょう。今日から木星が入ってくる双子座さん始め、風のサインのみなさんもいつまでもこの幸運が続くわけではないので、自分自身の太陽や金星の度数を調べて、幸運の時期をピンポイントに把握して、今から作戦を立てておくことです。そうすれば、木星のパワーをフルに活用できるでしょう。

今週は…20日(月)に太陽が双子座へ入場。23日(木)には牡牛座の最後の度数で金星と木星のコンジャンクション(0°)があります。その後、24日(金)には金星が双子座入りして、26日(日)にはオールマイティの幸運星=木星が双子座へ入場します。このように今週は、イングレス(サインに入ること)始め、重要なイベントが満載の一週間です。毎日を大切にして、有意義に過ごしてくださいね。

MAY 20 2024

瑛利奈

(C)ELINA

牡牛座の木星、ラストチャンスへ

5/13~5/19

先週は…パレスチナの国連加盟を支持する決議案が江連想会で採択されたり、またウクライナでは東部ハルキウでロシア軍の攻勢が続くなど、世界情勢は新たな出来事がありました。日本国内では、政治問題は影が薄れ、いくつかの殺人事件に関する報道が多かったように思います。しかし、いちばん衝撃的なのは、太陽の黒点付近で起きる「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面の巨大な爆発現象です。日本時間の11日から13日にかけて観測された地磁気の変動幅は500ナノテスラを超え、通常の10倍ほどになるそうです。12日には太陽フレアの影響で、世界各地で低緯度オーロラが観測されました。オーロラを見た人や、写真撮影に成功した人はこの希有な現象に立ち会えたことに感激しているようです。しかし「太陽フレア」の影響は占星学でまだ研究されておらず、多分、土星や天王星のコンジャンクション(0°)を怖れる人が多い今日、「太陽フレア」の影響はさらに生理学的にもよくないものと思われるのですが、そこは人間の未知のものを探検したい心理なのでしょう。研究者の好奇心と考えれば、納得できる部分もあります。今回の磁気の変動幅は1991年3月以来だそうです。

さて、星の話に戻りますが、今週は占星学的にも数々のイベントが盛りだくさんの一週間です。なによりも昨年(2023年)の5月17日から牡牛座へ入ってきた木星が今年(2024年)5月26日には牡牛座を去ることになります。今週は、牡牛座の木星が太陽系を守護する最後の一週間といっても過言ではないのです。中でも、木星にとって最も重要な相手=太陽とのコンジャンクション(0°)が今週末の日曜日、19日に形成されます。つまり、この一週間は…木星の恩恵を享受するために努力する日々というわけです。何故なら、木星は…昨年(2023年)の5月17日から牡牛座へ入りましたが、今日までの一年間、まだ一度も太陽とコンジャンクション(0°)を作っていないのです。今週末は、木星が一年待ってようやく太陽と面会する…貴重な日となるのです。

13日(月)…太陽の爆発で磁気嵐が吹き荒れるなか、一週間が始まります。月のサインはほぼ蟹座の第3デークから。午後6時12分には月は海王星とトライン(120°)を作って、順調なアスペクト(星同士の関係)が多い(特に月の)一日でしたが、午後6時13分、太陽が天王星とコンジャンクション(0°)を作ります。これは非常に影響力のあるアスペクト(星同士の関係)です。「変化」を表します。多分、先週のパレスチナの国連加盟やウクライナ情勢の変化などはこの影響と思われます。「改革」のように、必ずしもいい方に変化するとはいえませんが、一定の時代の終わりを暗示するアスペクト(星同士の関係)です。午後7時35分から月は獅子座へ変わります。

14日(火)午前4時44分、牡牛座の金星が土星とセキスタイル(60°)を形成。現実的な線で愛情問題や金銭問題が安定する暗示です。その後はマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)が続き、午後3時48分、月が火星とトライン(120°)に。スポーティで活発な一日です。

15日(水)は一日を通じて月は獅子座です。獅子座の月は午前8時47分に金星とスクエア(90°)、午後4時57分には天王星と同じくスクエア(90°)を作ります。朝、仕事が始まってから仕事終わりまで、重い時間が流れる暗示です。午後8時47分には半月。前後しますが、午後2時36分、癒やしの小惑星=セレスが逆行に変わります。「癒やしが足りない!」…こんな感じの一日になりそう。肩こりや目の疲れ、腰の痛みなどに注意しましょう。

16日(木)午前2時4分、「こころ」を支配する水星が牡牛座へ入場します。これまでの水星の動きは、3月10日に牡羊座へ入場してから、4月2日に逆行、その後、4月25日に順行して、かれこれ2ヶ月以上牡羊座にいました。牡羊座の水星はせっかちで、慌て者。その上、気が短いので、牡羊座と相性が悪い方は、この期間は困ることが多かったかもしれません。ようやく落ち着きのない水星とお別れです。ただ、「金銭」を牡牛座なので、お金の問題が今後のテーマになりそうです。午前6時32分から月は乙女座へ入ります。

17日(金)は…24時間中、好調なアスペクト(星同士の関係)がない一日です。午後4時43分、昨日牡牛座へ入ったばかりの水星が冥王星とスクエア(90°)を作ります。お金の計算をしていたら、「おかしい処理があるな?」といった感じです。あるいは、「おかしいですよ!」と突っ込まれる場合も。さらに踏み込むと、問題を秘密裏に収めてしまうケースも。午後6時47分、乙女座の月が土星とオポジション(180°)に。問題が多い一日で、クタクタになるかもしれません。

18日(土)…前日と打って変わって、順調な一日です。午前4時台から月は金星とトライン(120°)、その後6時前には天王星とトライン(120°)に。楽しいお出かけの計画が進みそうです。午後2時53分には月は太陽とトライン(120°)。何事も安定感抜群です。午後3時41分、月は木星とトライン(120°)に。加えて、何かしらボーナスが出そうです。午後6時8分、月と海王星がオポジション(180°)。ここで初めて警告が!ボーッとしたらミスをしそうです。午後7時22分から月は天秤座へ入場します。このタイミングで夢から覚めるでしょう。午後8時40分、愛の星=金星が天王星とコンジャンクション(0°)を形成。愛に異変が起きる暗示です。もっとも、このアスペクト(星同士の関係)は重要な惑星同士ですから、週の初め頃から感じている方もいるかもしれません。愛の問題で別れを考えたり、決着を着けようとしていたり。そんな方には大きな決断を促すアスペクト(星同士の関係)です。「誰にも干渉されずに我が道を歩こう!」…こんな気持ちになる方も…。

19日(日)…早くも午前3時45分、太陽が木星とコンジャンクション(0°)を作ります。これは…前述のように木星が牡牛座へ入った昨年(2023年)の5月17日以来、一年ぶりのご対面!となります。仮に木星が弁護士だとして、ある事案を任されて尽力してきたとします。契約期間の終わりが迫ってきた今、ようやくクライアントと対面する…というような場面でしょうか。あるいは、海外へホームステイさせていた子供がようやく帰って来て、親と対面するとき…とか。一年待って、最愛の人とようやく会える時のような劇的な瞬間です。特に牡牛座さんにとっては、夢を叶えるチャンスです。ただ、その場限りのお願いではもったいないので、少なくとも二週間くらい前から準備しておくべきでした。いまからでは遅いって?少なくともこれは今までの彼岸を叶えるチャンスなのです。牡牛座さんの次に乙女座さん、山羊座さんにとってもチャンス、それもラストチャンスです。その他のサインの方にとっては、お金や財産の問題、あるいは住まいやアートの問題など、挑戦してみるといいでしょう。19日はこれ以降、ネガティブなマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)ばかりで特筆するようなものがありません。太陽が木星とコンジャンクション(0°)ひとつに絞って、真剣に心を込めることです。

今週は…5月19日に1年1ヶ月ぶりの太陽と木星のコンジャンクション(0°)があります。年に一度しかない幸運なアスペクト(星同士の関係)なので、みなさんも思い切り幸運の女神の胸の中へ飛び込むといいでしょう。絶対失敗はしないはずです。

MAY 13 2024

瑛利奈

(C)ELINA

8日の新月で月はリセット

5/6~5/12

長いGWも6日で終わり。特に後半はさわやかなお天気で、誰でも外へ出たくなるような毎日でした。先週の動向でいちばんの驚きはドル円の為替相場の変動の大きさでしょう。4月29日には1ドルが160円を上回って急騰していたのに、5月3日には151円を割るほど下落しました。連休で海外旅行へいく資金を換金したかたにとっては、ドルを買うときは高くて、円に戻す時には安くなり、災難でしたね。また、先週は世界各地で豪雨による洪水が起きるなど、自然災害も多発しています。

今週の星の太陽系はバンドルタイプといって、太陽を中心に惑星が一箇所へ集中する形になっています。水瓶座の冥王星から始まって次の魚座に土星、海王星、そして牡牛座に木星、天王星と、太陽系の外側の惑星は水瓶座~牡牛座まで最近は並んでいたのですが、太陽が内惑星グループを引き連れて牡羊座に入る頃から、ちょうど魚座の土星と牡牛座の木星の間に入って、太陽系は大きなひとつの塊(かたまり)になっています。天体同士の距離が近いので、いちばん先頭の冥王星と最後の木星との間でも113度どほどになり、トライン(120°)を作る惑星はありません。あっても毎日の移動距離の多い月だけとなっています。従って、あまり変わり映えのない配置となっています。

6日(月)…連休も終わり、帰宅ラッシュのニュースばかりですが…。6日は重要な天体同士のメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)は皆無です。月でさえもマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)か、メジャーアスペクト(主要な星同士の関係)を作ったかと思うと、相手が小惑星だったりと、一日を通じて細かい動きに終始します。月と主要な惑星のアスペクト(星同士の関係)は、午後2時56分の月と水星のコンジャンクション(0°)のみです。ちなみに月、水星は牡羊座。度数は20度です。水星は=移動を表します。また牡羊座は「スピーディに」という意味です。そのこころは「帰宅ラッシュ」というところですかね。

7日(火)は午前6時41分から月は牡牛座へ入場。その後、今週唯一の太陽の重要なアスペクト(星同士の関係)があります。午後2時41分の太陽と土星のセキスタイル(60°)です。太陽は牡牛座の17度土星は魚座の17度。仕事再開に努めて臨む…という感じです。まずは「問題をチェックしてから慎重に」という暗示です。

8日(水)午後12時21分、牡牛座の新月です。度数は牡牛座の18度。4月9日の日食から始まる月のサイクルがようやくリセットされ、不吉な霧もようやく晴れることになるでしょう。午後8時を回ってから月は天王星とコンジャンクション(0°)に。一時的に波瀾の空気が漂いますが、変化を求める気持ちの表れかもしれません。

9日(木)、午前1時30分、牡牛座の月は木星とコンジャンクション(0°)。深夜で残念ですが、ハッピーな時間です。その後、午前8時20分から月は双子座へ入ります。双子座の月は午前11時52分に冥王星とトライン(120°)。午後7時47分には火星とセキスタイル(60°)に。活動的な一日です。積極的に現状を改革したり、問題点を洗い出して、困難な作業に取りかかるにはいいキッカケが掴めそうです。

10日(金)は、落とし所をさぐる日…といってもいいかもしれません。午前0時53分には冥王星が小惑星=パラスとセキスタイル(30°)を作ります。改革や刷新に賢者=パラスの智恵借りて、解決策を探る…といった感じです。月が土星とスクエア(90°)を作った後、午後6時19分には金星が小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)に。「責任を認めて進んで負担を負いましょう」という方向へ物事が動くでしょう。

11日(土)は…午前2時12分に月が水星とセキスタイル(30°)を作ります。目の前の現状の本質を理解するアスペクト(星同士の関係)です。しかし、11日に前向きなのはこのアスペクト(星同士の関係)だけで、その後は金星、海王星のセミスクエア(45°)や月と海王星のスクエア(90°)など、現実逃避的な動きばかりが目立ちます。午後12時12分から月は蟹座へ。午後4時前には月と冥王星のインコンジャクト(150°)など、腑に落ちない動きばかりです。答えを出すのは諦めて、まずは問題点を認識することから始めるときでしょう。

12日(日)も…午後1時48分の月と自己犠牲の小惑星=ベスタのコンジャンクション(0°)に象徴されるような、「重い荷物を進んで背負うしかない」と悟るような星の動きが続きます。GWのしわ寄せかもしれませんね。覚悟を決めたら、午後4時57分からは月が金星とセキスタイル(60°)を作って、楽しい時間の始まりです。

今週は8日の新月から月が新しいサイクルに入り、日食の影からようやく解放されることになります。しかし、前述のように太陽系の惑星が固まっているため、ダイナミックな動きに乏しい一週間です。概ね「溜まった仕事を片付けよう!」といったメッセージばかりですが、まずは「日々精一杯努力する」という姿勢に乗り切るしかありませんね。

MAY 6 2024

瑛利奈

(C)ELINA

金星も火星もオウンサインに

4/29~5/5

先週…アメリカ議会でようやく上院は23日、ウクライナへの追加の軍事支援を盛り込んだ緊急予算案が通り、これでウクライナ軍の戦況悪化が改善される可能性が見えてきました。また、イスラエルが人質解放後に停戦について協議することを初めて提案するなど、国際情勢では明るいニュースも出てきました。一方、日本では衆議院補欠選挙で政府自民党が3議席すべて失って、岸田政権の足元が揺らいできたとの報道も。同時に29日の外国為替市場では円安がさらに加速して午前中、34年ぶりに1ドル=160円台をつける場面がありました。対ユーロも1999年からユーロがスタートして以来の安値、1ユーロ=171円台を打ちました。日銀に植田総裁が就任したのが昨年、2023年4月10日のようなので、その日のドル円レートを調べてみたところ、なんと132円でした。この一年余りの円売りの勢いのすごさに驚きました。今週は先週に続いて、牡牛座の太陽は淡々としており、火星の動きが多少目立つ一週間といえましょう。

29日(月)は「昭和の日」で祝日です。午前11時27分、牡牛座の太陽に山羊座の月がトライン(120°)を作って、安定した一日になりそうです。しかし、午後1ji30分、行動力を表す惑星=火星が夢見る惑星=海王星とコンジャンクション(0°)に。祝日だからまだしもですが、仕事の能率はダウンしそうです。また、海王星がすべての判断力を曇らせるので、ミスリードされないよう、注意が必要です。次に午後8時31分には愛の星=金星が牡牛座へ入場します。牡牛座さんを始めとして、乙女座さん、山羊座さんなど、地のサインに太陽や金星を持つ方々には愛のチャンスが訪れるでしょう。牡牛座の金星は5月24日まで続きます。

30日(火)は三連休の合間ですが、山羊座の月が第3デークへ入ってきてから、午前10時48分の天王星、午後1時38分には木星、午後10時25分には海王星と順調。仕事の手続きなど、社会の動きは順調に進みそうです。

5月1日(水)…例年なら早くも5月というところですが、今年は「この暑さでようやく5月?」といいたくなりますね。午前0時19分、月は水瓶座へ入場。その後、午前0時32分、これまで魚座を通過していた火星が牡羊座へ入ります。牡羊座は火星がオウンサインという最も品位がいい場所にあたります。29日の牡牛座の金星も同じくオウンサインです。ということは、金星も火星も決定権を持つ王の座にいますから、責任を持った働きをしてくれるということになります。まあ「いい暗示」とだけ覚えて下されば結構です。とはいいながら、1日午前1時29分、金星は冥王星とスクエア(90°)の凶座相を作ります。金星の度数は牡牛座の2度6分ですから、牡牛座へ入った早々、秘密の敵に遭遇することになります。これまで順調だった方は秘密の仕掛け人の言葉に耳を貸さないように。流れを変えたい方や的に妨害工作を仕掛けたい方がいたら、チャンスかもしれません。午後8時27分、半月です。

2日(木)は一日を通じて月は水瓶座です。今日は惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。午前7時まえには月が水星とセキスタイル(60°)を作って順調ですが、午後3時5分は月は天王星とスクエア(90°)、午後6時28分には木星とスクエア(90°)に。法的問題やルール違反には注意が必要かも。思わぬ反応に驚くこともあるかもしれません。

3日(金)午前2時46分、これまで順行していた冥王星が一旦止まって、逆行し始めます。外惑星のステーション(留)は周囲に揺さぶりをかけることがよくあります。最近多い地殻変動も中止したいところですが、冥王星ですから世界の権力構造に影響を及ぼすかもしれません。また、逆行ですから、進みすぎた時代を再び元に戻す力となって現れる可能性も。午前3時51分から月は魚座へ入ります。

4日(土)…連休も最後の三連休へ入ります。重要な惑星のアスペクト(星同士の関係)はなく、サプライズもないようです。ただ、午前8時4分には月が土星とコンジャンクション(0°)を作ります。旅の途中の方にはスケジュールの確認が必要な時間帯です。

5日(日)は午前5時40分から月は牡羊座へ入場。牡羊座や火星など、火のサインの勢いが目立つ、活発な一日です。午前8時53分、愛の星=金星が権利を主張する小惑星=ジュノーとトライン(120°)を形成。また、午前11時17分には月が火星とコンジャンクション(0°)を作るなど、自分の権利を主張する動きが目立つ日です。「何も不満なんかないわ」という方は相手から言われてしまう場合もあります。先制攻撃はよくありませんが、自分の立場を説明しないで終わるのはよくありません。後悔することのないよう、言葉を費やすよう、努力してください。

今週は…29日二金星が牡牛座へ。5月1日には火星が牡羊座へ入ります。両方ともオウンサインといわれるその惑星の力をフルに発揮できるポジションです。金星には愛と調整の力を、火星には努力と勇気を、それぞれ発揮してもらいたいものですね。

APR 29 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

居心地のよさを努力して

4/22~4/28

4月9日の日食、先週は木星と天王星のコンジャンクション(0°)があり、このところの太陽系は読めないイベントがメジロ押しでした。17日には四国で2024年愛媛地震があり、マグニチュード6.6、震度6弱ほどの規模でした。専門家の解説によると、これは南海トラフ地震とはメカニズムが異なるものだということですが…。また、太陽が牡牛座へ入場する直前の19日には日経平均が一時1300円安をつけて、年初来最大の下げ幅になりました。NYダウも株高を牽引してきた半導体、NVIDIAが10%下げるなど、大幅な下げとなったようです。やはり木星&天王星のコンジャンクション(0°)はよくない兆候だったようです。前回の2010年~2011年の木星&天王星のコンジャンクション(0°)の時はもともと2008年のリーマンショックの影響もあって、全体的に不景気でよく分からないのですが、その前の2000年の木星、天王星の合(0°)の年はたしかに珍しく日経平均が2万円を上回った時でした。チャートを見るとその後は急落しています。しかし、アナリストの解説によると、今回の日本株の値下がりは調整のようで、また4万の壁を越えるとのこと。なかなか読むのは難しいですが、今回の木星、天王星の合(0°)は同じ日、火星が介入してきたのは敗因だったのはたしかなようです。今週は太陽が牡牛座の2度から始まりますが、先週と同じように非常に重要なアスペクト(星同士の関係)が少ない一週間となります。

22日(月)は…今週唯一の太陽を始め、8大惑星がメジャーアスペクト(星同士の関係)を作る日です。午前2時1分、太陽が冥王星とスクエア(90°)を形成します。これまでの流れが変わる暗示です。その後はマイナーアスペクト(星同士の主要でない関係)が続き、午後9時9分に天秤座の月が水星とオポジション(180°)を作るのが二つ目のメジャーアスペクト(星同士の関係)です。確実な流れが見えにくい日です。

23日(火)も、午前8時23分に月が金星とオポジション(180°)を作るのが唯一のメジャーアスペクト(星同士の関係)です。金星は愛と調整の惑星ですが、金星の優柔不断さが目立つという意味です。23日はその他、金星が天王星と、そして木星ともセミセキスタイル(30°)を作ります。金星は牡羊座、天王星と木星は牡牛座中です。こちらは金星が居心地のいい環境を畑を耕すようにコツコツと育てていく…そんな感じです。

24日(水)午前0時19分、月は蠍座へ入ります。午前8時48分になると、月が太陽とオポジションを作って満月。今週の中で最も重要な日といっても過言ではありません。いろいろな物事に結論が出る、結果が出る日となります。

25日(木)は、蠍座の月が午前7時51分には土星とトライン(120°)、日没後には天王星、木星とオポジション(180°)を作ります。甘い気持ちでは過ごせない、シビアな一日になりそうです。お金の問題がテーマになるかもしれません。午後9時53分になると逆行していた水星がようやく順行し始めます。システム障害が正常化します。最近ニュースになっていたグリコの出荷も差正常化するでしょう。

26日(金)は…午前10時36分から月は射手座へ入場しますが、その前、蠍座の月の方がいい仕事をしています。午前3時25分には月は火星とトライン(120°)に。スポーツや重労働に最適なアスペクト(星同士の関係)ですが、日本ではあいにく睡眠時間ですね。大谷翔平選手は調子がよさそうです。午前8時16分、月は夢見る惑星=海王星とトライン(120°)です。朝から夢を見て出勤ということになりそうです。その後、月が射手座へ入って、午後2時35分、冥王星とセキスタイル(60°)に。改革、刷新にいいアスペクト(星同士の関係)ですが、その後はマイナーアスペクト(星同士の関係)ばかりになります。

27日(土)も引き続き月は射手座です。午後4時59分、月は水星とトライン(120°)を形成。海外から情報入手したり、外国語の勉強などに最高です。新しい何かに興味を持ったり、発見するかもしれません。午後5時21分、月は土星とスクエア(90°)に。こちらは現実の壁が暑く、自信をなくすアスペクト(星同士の関係)です。リラックスする必要があるでしょう。午後9時36分になると愛の星=金星が男性の惑星=火星とセミセキスタイル(30°)を形成します。恋人が欲しい方は友達を発掘して、育てる方向で努力してください。

28日(日)は午後3時台に射手座の月が二つのアスペクト(星同士の関係)を持ちます。ひとつは…火星とスクエア(90°)、もうひとつは金星とトライン(120°)です。いずれも恋愛感情を高める効果があります。その後。4時30分には月は海王星とスクエア(90°)に。こちらは、うっかりミスや勘違いに注意。現実逃避したくなるアスペクト(星同士の関係)です。午後6時37分から月は山羊座へ入ります。

今週も太陽や8つの惑星がほとんどアスペクト(星同士の関係)を作らない一週間です。唯一の、太陽と冥王星とスクエア(90°)は22日の未明に起こります。これこそ「目を覚ましたら世界が変わっていた」という状況です。今週は大きな星の動きは少ないですが、逆にそんな時こそ、居心地のいい日常生活を形作っていくチャンスかもしれません。感性は豊かに過ごせそうな一週間です。たまには自分にご褒美をあげたり、贅沢をしてみるといいかもしれませんね。

APR 22 2024

瑛利奈

(C)ELINA

21日、木星&天王星が合

4/15~4/21

先週は北米で日食があり、私は現地時間8日、ニューヨークが真っ暗になるニュースを見ました。また、13日から14日にかけてイランはイスラエルに向けて多数のミサイルと無人機を使った大規模な攻撃を仕掛けました。イスラエルはアメリカの協力を得てその99%を迎撃したそうです。これらのニュースから、世界は又キナ臭くなっていくように思われますが…。しかし、今週の星の配置は…早くも19日に太陽は牡牛座に入り、21日には13年ぶりになる木星と天王星のコンジャンクション(0°)があります。今週の星からは「未来は明るい」というメッセージしか伝わってきません。

15日(月)は蟹座の月から一週間が始まります。空を見上げると、この間の日食=新月から数えてほぼ一週間。西の空に上弦の半月が出ています。15日の月は水星とはスクエア(90°)になりますが、午前6時から昼にかけて、土星、火星とトライン(120°)、午後5時以降には木星、天王星とセキスタイル(60°)と、好調なアスペクト(星同士の関係)が続きます。まずは、順調な一日と考えていいでしょう。

16日(火)午前4時12分、蟹座の26度の半月です。午前11時23分から月は獅子座へ入ります。午後3時22分に月が冥王星とオポジション(180°)を作ってから、ムーンボイドというわけではないのですが、ずっとメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)を作りません。メンテナンス日和とでもいう感じです。

17日(水)も月はずっと獅子座です。一日を通じて、愛の星=金星と、癒やしの小惑星=セレスのアスペクト(星同士の関係)が目立つ一日です。さしずめ「愛と癒やしの一日」とでもいっておきましょうか。友達に連絡したり、仲間と会う約束をするなど、人との付き合いを楽しみたい一日です。お洒落を楽しんだり、豪華な食事をするのもオススメです。

18日(木)は…金星とノースノードのコンジャンクション(0°)が印象的ですが、時間が午前3時45分なので、前日からの続きの流れと解釈した方がいいかもしれません。人間関係の広がりを意味します。SNSでフォロワーを増やしたい人にはチャンスかも。午前5時台から月が木星、天王星とスクエア(90°)を形成。これは…思わぬ出費が嵩んだり、予想外の方向へ問題が発展する暗示…。午後9時1分、月が太陽とトライン(120°)を作って、このところの事態がようやく安定感のある着地点を見つけられそうです。午後11時10分から月は乙女座へ入ります。

19日(金)…乙女座の月は一日中メジャーアスペクト(主要な星同士の関係)なしで終わってしまいます。午後5時59分、水星が金星とコンジャンクション(0°)に。楽しいアスペクト(星同士の関係)です。少年、少女のような気持ちでワクワクします。特に音楽や映画、アニメなどの鑑賞に最適です。自分で演奏したり、作るのもいいでしょう。度数は牡羊座の17度です。午後10時59分になると太陽が牡牛座へ入場します。例年よりも早いような気がしますが、閏(うるう)年のためでしょう。

20日(土)は主要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)が多い一日です。まず、午前0時28分、火星が木星とセキスタイル(60°)に。火星のエネルギーが強まりパワフルなアスペクト(星同士の関係)です。午前8時55分には火星が今度は天王星とセキスタイル(60°)を形成。こちらは相手が木星ではなく、革命の惑星=天王星ですから、単にパワーが漲るだけとはいえません。溜めていたストレスが爆発する場合もありますから、自分自身をうまくコントロールするよう、注意が必要です。現在、木星と天王星が非常に近づいていますから、私たちの体感で「これは木星!」とか「こっちは天王星!」などと、認識することは非常に難しいはずです。火星に木星と天王星が同時にセキスタイル(30°)を形成してくると考えていれば間違いはないでしょう。かつて経験したことのないような不思議なエネルギーが高まる一日ですから、心して過ごすべきです。ただ、家の中でジッとしていると、エネルギーを持て余すことになりかねません。このタイミングを利用して、溜まった仕事を一気に片付けるというのも手かもしれません。スポーツをするのは最もオススメです。

21日(日)には木星が天王星とコンジャンクション(0°)を作ります。木星の公転周期は12年、天王星は84年ですから、この二つの惑星がコンジャンクション(0°)を作るのは13~4年に一度の出来事になります。今年最大のイベントと謳っているサイトも多いようです。直近の木星と天王星のコンジャンクション(0°)は2010年の6月8日、9月18日、2011年の1月4日でした。この時は木星も天王星も逆行が入ったので、3回になりましたが、今回は4月21日一回だけです。つまり、3回分凝縮しているのです。木星は幸運星、天王星は革命の惑星ですから、まずは、新しいことを始めるチャンスと解釈しておけばいいでしょう。また、好景気を表しますから、投資やギャンブルに関心が集まるでしょう。一攫千金を狙う気持ちが高まるときです。度数は牡牛座の21度49分になります。この日は午後12時8分から月は天秤座へ入場します。

今週は…木星が天王星とコンジャンクション(0°)という13年ぶりのイベントがあります。占星学的には楽観的に考えていいアスペクト(星同士の関係)です。あまり懐疑的にならずにドシドシ前に進めてみることも大切かもしれませんね。

APR 15 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

岸田総理は皆既日食に訪米

4/8~4/14

先週は…3月25日の月食と、4月9日の日食に挟まれた期間でしたが…。4月3日に台湾の東部沖沿岸でマグニチュード7.4の地震が発生して、朝から驚かされました。また、パレスチナのガザ地区はイスラエルの空爆により人道支援の220人以上が犠牲になるなど、さらに死傷者は増え続けています。国内のニュースでは、自民党の政治資金問題で安倍派と二階派の議員ら39人の処分が決まりましたが、党内部の決定が妥当なのか?国民は理解できず、釈然としない思いのままです。岸田総理にしては相当踏み込んだ決定なのかもしれませんが、党の総裁なのですから、もう少し大胆な決断をしてもよさそうなものです。当の岸田総理は…事もあろうに日本時間9日午前3時20分の日食を前にして、皆既日食が横断することになるアメリカを目指して旅立って行きました。今回の皆既日食は下の図のように日本では深夜にあたり観測することができないのですが、「外れてくれてよかった!」と喜んでいた矢先の訪米でした。今週一週間の星の配置は主要な惑星のメジャーアスペクト(星同士の重要な関係)はコンジャンクション(0°)のみという変則的な内容になっています。

8日(月)は…月が牡羊座へ入ってきました。太陽の度数は牡羊座の18度ですから、月が18度まで進んでくると、太陽、月、地球が一直線になるのですが…。8日はまだその前日です。午前1時台に月は金星とコンジャンクション(0°)になり、楽しい夜です。午後になると太陽が木星とセミセキスタイル(30°)を作るなど、努力すれば可能性を見つけられる日です。

9日(火)は午前3時20分、皆既日食です。今度の日食は日本では観測できません。岸田総理も多分飛行機は多分北回りですから皆既日食の直下を通らないでしょうが、「何もこんな不吉な影に接近することはないのになぁ」としか思えません。今度の会談できまった事柄も「実現できないのでは?」と、不安に思います。みなさまも重要な問題は日食の日を避けたほうが賢明でしょう。できれば、もう少し待ちたいものです。午後8時23分に月は牡牛座へと抜けます。

10日(水)は…昼過ぎまでは、金星と小惑星=ジュノーが目立つ日です。女性に関する問題や人権問題がテーマになりそうです。午後8時前後から牡牛座の月が火星、土星と次々セキスタイル(30°)を形成。急に勇ましい雰囲気に変わります。午後11時38分になると、再度金星と小惑星=ジュノーが登場して、インコンジャクト(150°)というストレスの関係に。10日に持ち出された女性や人権の問題は今後に持ち越されることになりそうです。

11日(木)、牡牛座の月は後半に入ります。午前4時台に月と木星がコンジャンクション(0°)を作ったり、ラッキーなものもあるのですが…。ひとつ、気になるものがあります。午後5時35分の火星と土星のコンジャンクション(0°)です。非常に破壊的なアスペクト(星同士の関係)ですから、事故や争い事に注意が必要です。とかく雰囲気が荒れやすいので、冷静に過ごしたいものです。午後9時58分から月は双子座へ入ります。

12日(金)…午前8時2分、太陽に水星がコンジャンクション(0°)に。これは、一長一短のアスペクト(星同士の関係)です。太陽のパワーにより、水星の柔軟性や繊細さが掻き消されるのが難点です。決められた物事を強行突破するにはいいかもしれません。昼過ぎ、月は金星とセキスタイル(60°)、午後11時38分には月は土星とスクエア(90°)です。とかくアップダウンが多い一日になりそうです。

13日(土)…引き続き、月のサインは双子座です。深夜に月と火星がスクエア(90°)になったり、落ち着きがない配置が続きます。午後3時34分、月は太陽とセキスタイル(60°)に。ここでようやく安定しそうです。繊細やテーマを考えたり、アイディアを練るにはよさそうな日です。

14日(日)午前2時44分、月は蟹座へ入場します。休日ではありますが、あまり楽しそうなアスペクト(星同士の関係)がない一日です。月が冥王星や小惑星=ジュノー、ベスタと関わることが多い一日です。冥王星も凶星の一種ですし、ジュノー、ベスタも凶星といわれる小惑星です。人間関係の難しさや主張の強い職場の仲間などのことが忘れられず、気が休まらない日曜日…といった感じです。とかく肩に力が入ってしまいそうなので、リラクセーションを心がけるべきです。逆に溜まった仕事を片付けることでストレス解消するのも手かもしれません。

今週は…9日の皆既日食が気になりますね。不安な時、重要な決定は待つこと。今週に限って、「行動しないで後悔するほうがマシ」といっておきましょう。

APR 8 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

 

 

 

 

 

 

月食と日食に挟まれて…

4/1~4/7

いよいよ2024年も新年度を迎えましたが…。先週は半影月食から始まるという異例のスタートになり、3月31日は東京で28.1度を記録して、ぶっちぎりで記録を塗り替えました。また、世間を騒がせているニュースとしては、小林製薬「紅麹」問題があります。小林製薬が発売したサプリメントによる健康被害が公表されたのは、3月22日のようですが、27日に大阪市は小林製薬に商品回収命じる行政処分を出しました。「「健康被害事例が多数寄せられており、さらに死亡との因果関係が疑われる事例が2例報告されている」との発表でしたが、その後、死者は全国で5人になったようです。一方、今週の星の星の配置は…先週の月食に続いて、来週4月9日には皆既日食を控えており、二つの天体ショーに挟まれた今週は星の動きは非常に少なく、惑星同士のアスペクト(星同士の関係)を抱えた天体は、金星のみとなっています。

1日(月)…4月は射手座の第3デークの月から始まりました。月は金星、海王星とは不調和、水星とは調和…。キビキビとアスペクト(星同士の関係)を作っていきましたが、午後1時5分に月のサインが山羊座に変わると、重要な天体とメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)を作らず、消極的な展開になりました。

2日(火)になると、山羊座の月は活発に他の惑星たちと絡み始めます。午前2時48分には、月は魚座の火星とセキスタイル(60°)に。午後1時台には土星とセキスタイル(60°)、午後8時43分には木星とトライン(120°)を形成。火星、土星、木星と太陽系の屋台骨を担う重要な惑星と次々と好調なアスペクト(星同士の関係)作って、ダイナミックでいい流れを作ります。仕事の効率が上がったり、精度が上がるなど、新年度の課題をバリバリと片付ける一日です。と、いいたいところですが…。思わぬところに伏兵が!2日、午前7時14分から通信や事務作業を司る惑星=水星が逆行に変わってしまうのです。水星のパワーが半減して、システム障害、通信障害などが起きやすくなります。一部の企業では、すでに1日からシステム障害が起きているようなので、同じようなトラブルが広がる懸念はあります。水星逆行は4月25日まで続きますから、注意が必要です。

3日(水)も午後6時7分まで月は山羊座です。午後1時11分に月が逆行中の水星とスクエア(90°)を作って、システムエラーは出やすい状態が続きます。しかし、山羊座の月はその他の惑星とは好調。夜中から午後にかけて月は天王星、金星、海王星と好調座相を作って、案外楽しいことが多い一日になりそうです。午後6時7分から月は水瓶座へ入ります。午後9時22分、水瓶座の月が冥王星とコンジャンクション(0°)を作ります。何か意外な事実が明るみになる暗示です。その後、午後10時10分、愛の星=金星が海王星とコンジャンクション(0°)に。これは…非常に夢のあるアスペクト(星同士の関係)です。度数は魚座の28度。このあたりに太陽や金星を持っている方は突然ロマンの風が吹いてきて、恋に落ちる可能性も…。その他の方々もドラマ、アニメ、ゲームなど、フィクションの世界を堪能できそうです。

4日(木)は…重要なアスペクト(星同士の関係)が少ない一日です。午後7時44分の月と太陽のセキスタイル(60°)のみでしょうか。課題を意識しながら調整していく日になりそうです。

5日(金)…午後12時59分にいままで魚座を通過していた愛の星=金星が牡羊座へ入ります。愛のヒロイン、ヒーローが交替することに。ここから主役は牡羊座さんです。同じ火のサインの獅子座さん、射手座さんにも愛の舞台が回ってきます。午後8時12分から月のサインは魚座へ変わります。

6日(土)…せっかくの週末ですが、星の動きは仕事モードです。月は午後2時7分、火星とコンジャンクション(0°)、午後7時10分には土星とコンジャンクション(0°)に。ジムなどへ行って身体を鍛えるにはいい日です。車の運転や対人関係などは慎重になる必要が…。その他、火星のマイナーアスペクト(星同士の二義的な関係)や小惑星=ジュノーやベスタという人間関係や利害の軋轢を暗示する星が目立つ日です。必要以上に他人の領域へ踏み込まないほうが安全かもしれません。

7日(日)は今週一週間のハイライトになる一日、ベストディです。まず、午前2時12分、魚座の月が木星とセキスタイル(60°)に。大らかで暖かな空気が流れます。デートや友達との付き合いはこれを以てお開きにするのがオススメです。午前2時45分、愛の星=金星が冥王星とセキスタイル(60°)を形成します。愛情問題で逆転を狙う方、相手を危険な領域へ引き込みたい方などにはチャンス到来です。順調だった方には意外な事実が発覚したりする可能性も。現在世の中を騒がせている事件に関しては、何か手がかりが見つかるかもしれません。不思議なことに7日は準惑星=冥王星が頻繁に顔を出してきます。冥王星といえば、秘密性が強く、陰の実力者だったり、「極限」を暗示する準惑星です。つまり、穏やかではない方向へ問題を誘導する星ということです。午後8時24分から月は牡羊座へ入場。午後11時31分、月もまた冥王星とセキスタイル(60°)を形成。これは…週明けからまた「金」の問題がメインになってくるのかもしれません。

今週は…先週の半影月食と来週4月9日の皆既日食に挟まれて、特に目立つような星の動きがない一週間です。しかし、3月31日に記録した夏日の高温や、新年度から起こり始める2024年問題といわれる現象がこれからどうなっていくのか?なんとなく不明瞭…といったモヤモヤした時期です。ただ、2日に逆行する水星を除いて、今月(4月)はその他の惑星は小惑星=ジュノー以外はすべて順行しています。これらの順行の惑星たちのフォーメーションが時代を確実に前に進めていくことだけは確かです。今は新しい時代に適応していくのが私たちにとっては課題ですが、できれば「新しい時代を作っていくんだ!」という意気込みを持ちたいものですね。

APR 1 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

週明けは…月食の闇から

3/25~3/31

先週は…3月20日の春分を境に、世の中が大分騒がしくなってきました。22日にはロシアの首都モスクワ郊外のコンサートホールで銃乱射事件が起きました。これに関して過激派組織イスラム国(ISIS)は「テレグラム」に犯行声明を発表しています。また、21日には大谷翔平選手の通訳を長年にわたって務めてきた水原一平氏がドジャースを解雇され、その賭博の資金問題がマスコミを賑わせています。こちらの方は明日大谷翔平選手が会見をするそうで、騒ぎはますます過熱していきそうです。ただ、今週は週明け早々の25日には半影月食にあたります。時刻が日本時間午後4時前後なので、日本では一部しか観測できませんが、北米はスッポリと観測できる地域に入っています(下図参照)。大谷翔平選手の身内から出た賭博疑惑がこれから全米に広がるのではないか?と非常に気になりますね。

25日(月)は…午前1時36分に愛の星=金星が木星とセキスタイル(60°)を作るなど、ラッキーな動きはあります。しかし、午前5時37分に月が天秤座へ入った後、午後4時00分には満月となり、同時に半影月食が起こります。これは、前述のように下の地図を見て頂ければわかりますが、南北アメリカ大陸の殆どで観ることができます。日本はちょっと外れているのがラッキーだったのかもしれません。月食といえば、日食とセットでやってくるものですが、今回は半影月食が先に起こり、日本時間では4月9日に皆既日食となります。この皆既日食もテキサスからニューヨーク、ボストンへかけて、北米を斜めに横断することになります。まあ、日食、月食は年に2回定期的にやってくるものなので、怖れるほどのものではありませんが、注意すべきものであることは確かでしょう。

26日(火)…前日の月食がインパクトがありすぎて、気が抜けたような星の配置が続きます。午前1時、太陽は天王星とセミスクエア(45°)を作りますが、その他、主要な惑星のアスペクト(星同士の関係)は皆無です。月さえもメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)を作りません。対外的な話し合いが進みそうにない一日なので、実務に専念した方がよさそうです。

27日(水)も夕方まで月は天秤座ですが、好意的なアスペクト(星同士の関係)はナシです。午後3時45分、月が自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)を作ります。「身を削って努力せよ!」という意味でしょうか?肩が凝りそうです。午後6時2分に月は蠍座へ入場します。

28日(木)、午前1時18分、蠍座の月は魚座の火星とトライン(120°)を形成。やっとエネルギッシュなアスペクト(星同士の関係)登場です。時間的には飛びますが、午後10時58分、魚座の金星が天王星とセキスタイル(60°)という好調なアスペクト(星同士の関係)を作ります。一日を通じて月は蠍座。魚座の金星、火星。蠍座の月…。好調さを支える天体はすべて水のサインです。「情」や「思いやり」がテーマです。大谷翔平選手にも有利な日ですね。利害や法律優先ではなく、情に訴えるほうがいいのかもしれません。

29日(金)も一日を通じて、月は蠍座です。蠍座の月も度が深くなってきますが、そうなると、牡牛座の後半にいる木星、天王星と折り合いがよくありません。太陽は調整の小惑星=パラスとトライン(120°)、月は金星とこちらもトライン(120°)を形成。小惑星=パラスの知的なアドバイスによく耳を傾けて、人との愛ある関係を作る日…。こんな感じです。

30日(土)は午前4時51分から月は射手座です。午後3時42分の月と火星のスクエア(90°)はちょっとした騒動を招くアスペクト(星同士の関係)です。軽率な行動は何かと大ごとになり易いので注意が必要です。

31日(日)午前0時44分、月は太陽とトライン(120°)。順調な一日のスタートです。午前6時台の月と土星のスクエア(90°)をやり過ごせば、楽しい人の和を作っていけるでしょう。

今週は不吉な半影月食からスタートする一週間です。二週間後に日食が待ち構えていると考えると憂鬱ですが、それだけに熟慮熟考が大切な時期なのかもしれません。しかし、天体観測をする方には楽しい一ヶ月でしょう。

MAR 25 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

 

 

earthsky.org より

20日から新たな春分図に

3/18~3/24

週明けの星を観ると、太陽が魚座の28度にあり、そのすぐ手前の魚座の27度に海王星があります。太陽の方が28度で、すでに海王星を追い越しているので、太陽と海王星がコンジャンクション(0°)を作ったのは週末、3月17日の日曜日でした。その日のニュースとしては、世界では…ロシアの大統領選でプーチン圧勝。日本では、裏金事件で揺れる自民党が開いた党大会…。いかにも太陽と海王星のコンジャンクション(0°)にふさわしい(?)嘘や欺瞞を暗示するものでした。その他、楽しいニュースとしては大谷翔平選手の奥様が登場したことでしたね。こちらは、世界を上げて祝福してあげたい楽しい話題でしたね。今週は、そろそろ魚座の太陽の時期も終わり間近で、20日に春分が控えています。春分から始まる新しい日本のチャートは「春分図」といっって、今後四半期の日本の運勢を占う重要なホロスコープとなります。

18日(月)は…月が蟹座で水のサイン。他に太陽を始め、金星、土星、海王星が魚座中です。主要な10個の天体のうち5個までが水のサイン中にあり、魚座の太陽のラストランとでもいうような、とても水っぽい構成になっています。蟹座の月は…朝から夜にかけて、金星、土星、木星などと調和的で、とても安定した一日になりそうです。

19日(火)は…前日に続いて、月のサインはずっと蟹座です。ただ、月の度数が蟹座の後半へ入るので、好調なアスペクト(星同士の関係)を作る天体は少なく、午前9時台に天王星とセキスタイル(60°)、午後11時29分に海王星とコンジャンクション(0°)を作って一日が終わります。翌日に祝日を控えているためか?努力の惑星=火星が自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)を作るなど、ノルマに追われて、頑張る一日になりそうです。

20日(水)は春分です。春分とは…太陽が牡羊座へ入場する日のこと。その時刻は午後12時6分です。この時刻で書いたチャートが春分図として、今後夏至までの日本の運勢を担うホロスコープになるのです。下に2024年の日本の春分図をアップしておきます(クリックで拡大します)。このところ、前(2023年)の冬至図といい、日本の運勢は昼間のチャートが続いていますね。たいようを始め、重要な天体が上に上がっていたほうがいいので、最近はいい傾向です。ただ、相変わらず、太陽に海王星がくっついているのが気になりますが、経済では海王星はインフレの星なので、株価が上がるのならよしとしましょう。20日は午前4時32分から月は獅子座です。

21日(木)…前日から太陽は牡羊座、月も前日に引き続き獅子座で、火のサインの天体の勢いが強くなってきました。とはいえ、あいにく獅子座の月はいい相手に恵まれず、太陽は現在1度で若すぎて、アスペクト(星同士の関係)を作ってくれません。午前10時34分、月は木星とスクエア(90°)で、空回りする感じです。午後6時56分に月は水星とトライン(120°)を形成しますが、午後9時6分にまたもや天王星とスクエア(90°)。肩に力は入るけれど、その割りに効率がよくない一日です。

22日(金)は重要な二つのアスペクト(星同士の関係)が形成されます。ひとつは…午前5時2分の太陽と冥王星のセキスタイル(60°)です。牡羊の太陽が本腰を入れて改革を進める暗示です。ただ、相手が冥王星なので、当事者として名乗りを上げるような形ではなさそうです。地下から暗に締め付ける、あるいは、金融政策など、目に見えない力を駆使して流れを変えていくような形かもしれません。現状に不満をもつあなた。この流れに乗って自分の意見を通していくといいでしょう。もうひとつのアスペクト(星同士の関係)は…午前8時9分にできる金星と土星のコンジャンクション(0°)です。これは…非常にシリアスです。数字で現状を突き付けられるような思いをするかもしれません。愛情問題は「この壁を乗り越えられたら本物」といっていいでしょう。大きな二つの動きのあと、午後4時41分から月は乙女座へ入っていきます。

23日(土)は…これまで水瓶座を通過していた火星が魚座へ入ります。時刻は午前8時47分です。火星は戦いの星です。これまでと戦況が変わる暗示です。水瓶座の火星で頑張れた人たちにとってはパワーを抜く時期に変わります。特に水瓶座さんにとっては仕事が一段落するでしょう。代わって魚座さんにとって、これから忙繁期となります。また、乙女座さんにはライバルが登場するかもしれません。天秤座さんは明日に備えて、身体のケアをしておくといいでしょう。

24日(日)も月は引き続き乙女座です。午前0時20分、月が木星とトライン(120°)を作って、一日が始まります。優雅なスタートになるでしょう。24日(日)は概ね静かな日になりそう。午前10時9分に月が天王星とトライン(120°)を作って、未知のものへの憧れを誘います。行ったことがない場所で冒険してみるのもよし、勇気を出して、初めての相手に声を掛けてみるのもいいかもしれません。いつものルーティンを破ってみると、面白いことがありそうです。

今週は…20日に春分という画期的なイベントがあります。この日の午後12時6分を境に日本のホロスコープが書き替えられるのです。多分、あなたにとっても、これまでと違う道が開けてくるはずです。太陽系の星の分布は水象(水のサイン)中心から火象(火のサイン)へと移り変わって行きます。火象サインは行動的で元気がありますから、多分あなたにとっても、刺激のある日々に変わっていくことでしょう。やりたいことにどんどん挑戦してくださいね。

MAR 18 2024

瑛利奈

(C)ELINA