5/5~5/11
GWも残すところあと1日になりました。先週の星の配置も28日、新月。すべてをリセットに書いたように「メジャーアスペクト(主要な星同士の関係)も5月3日の金星と海王星のコンジャンクション(0°)のみで、閑散とした星の動き」になっていると書いた通り、大きな動きはなかったようです。しかし、行楽地への渋滞や交通事故、また、空港の入管手続きの遅延などはニュースになっていました。またトランプ関税に関する交渉の記事や、新たに「外国で製作された映画に100%の関税を課す」との発表も。トランプ大統領が「ハリウッドは壊滅的打撃」と発言しているそうですが、自動車産業や映画産業など、「自国の産業の凋落をわざわざ宣伝しなくてもいいのにな」と思ってしまいます。今週の星の配置ですが…先週に引き続き、あまり動きはありません。特にスクエア(90°)やオポジション(180°)といった凶角度といわれる配置はひとつも見当たらず、むしろ6日に水星と木星のセキスタイル(60°)や、7日の金星と冥王星のセキスタイル(60°)など、回復を思わせるものばかりです。ただ、ひとつ気になるのは…5日午前0時過ぎに逆行し始めた冥王星くらいです。冥王星が逆行するのは10月半ばまでですが、また時代を少し巻き戻すことになるのでしょうか?
5日(月)…週が明けてすぐ、午前0時27分に、冥王星が逆行へ向きを変えます。度数は水瓶座の3度49分。今年(2025年)の10月14日まで冥王星の逆行は続きます。改革が加速度がついて進みすぎたものを巻き戻す必要があると思われます。5日は月のサインはずっと獅子座で、後半に差しかかっています。主立った有用なアスペクト(星同士の関係)は午後12時13分の月と水星のトライン(120°)と、午後1時43分の月と木星のセキスタイル(60°)くらいで、その後は小惑星相手のごちゃごちゃとしたものばかりです。午後10時3分の月と天王星のスクエア(90°)がちょっと刺激的かもしれません。
6日(火)は…午前2時21分に、今週2つだけの有用なアスペクト(星同士の関係)、水星と木星のセキスタイル(60°)ができます。まだ連休中ではありますが、ソフトのアップデートやOA機器の調整などにいい時間帯です。午前4時39分に月は乙女座へ入場します。その後、月のインコンジャクト(150°)が続き、事態は中途半端に引っかかってしまいます。午後10時13分、太陽が海王星とセミスクエア(45°)という金銭トラブルの関係に。ヒューマンエラーが原因でトラブルになる可能性も。
7日(水)は…今週のなかでは有用な星の動きが多い貴重な一日です。午前6時31分、金星が冥王星とセキスタイル(60°)を形成。金融界でいいことが起こりそうです。時間的に観て、発信源は多分アメリカ合衆国でしょう。午前10時47分、水星が賢者の彗星=キローンとコンジャンクション(0°)に。専門家の忠告が功を奏するのかもしれません。午後1時50分には月は太陽とトライン(120°)を作ります。順調な一日になりそうです。
8日(木)、月は乙女座の第3デークに入ります。午前9時29分、月は天王星とトライン(120°)を形成。前日のいい流れが勢いを得ます。午後1時になると反対勢力、土星に月が阻まれます。午後4時6分には月は天秤座へ。午後6時45分、天秤座の月は海王星とオポジション(180°)になり、混迷状態に。午後11時48分、月は冥王星とトライン(120°)を作って、意外な決着へ。
9日(金)…午前2時22分、天秤座の月は金星とオポジション(180°)に。調整が利かず、なんとなく時間を無駄にしそうな配置です。午前11時6分になると月は獅子座の火星とセキスタイル(60°)を作って、ようやく仕事のペースや体調など、回復していきそうです。
10日(土)…この土日は暦注でいうところの一粒万倍日が続いて、株や預金などオススメしたいところですが、あいにく営業日ではないですね。占星学でも午後3時17分の月と木星のトライン(120°)など、ラッキーなアスペクト(星同士の関係)です。午後9時14分には水星が牡牛座へ入場します。牡牛座は金星のハウスを支配しますから、お金の問題を考えるにはいい時期に入ります。
11日(日)は午前4時58分から月のサインは蠍座へ。しかし、その後あまりいい動きはありません。午前6時15分には月は水星とオポジション(180°)に。ナーバスな配置です。午後12時42分、月は冥王星とスクエア(90°)を形成。問題が謎を深めていく暗示です。午後5時00分には水星が海王星とセミセキスタイル(30°)を作ります。知性の惑星=水星が不可視で掴みどころのない海王星の影響を受けて、思考がリアリティをなくしているかもしれません。結論を急がず、もう少し冷却期間を持った方がよさそうです。
今週は驚愕するような星の配置はなく、比較的安定しながら、淡々とした一週間になりそうです。みなさん連休疲れが出たり、仕事に戻るにも時間がかかったりするでしょう。今後、世の中に大きな動きがあったときに備えて、お金の問題や住まいの計画などを考えておいたらいいかもしれません。
MAY 5 2025
瑛利奈
(C)ELINA