波瀾を秘めた蟹座最終週

7/17~7/23

先週は…日本列島は豪雨や洪水があり、各地で記録的短時間大雨情報が発表されました。富山県や熊本県では1時間に110ミリ、北海道の美幌町では100ミリ、鳥取市では24時間の降雨量が平年の一ヶ月分を超えました。その他、猛暑日の地点が190地点となり、全国の観測地点の2割に達しました。いまさらながら地球温暖化による異常気象が猛威を振るい始めました。そんな中、今週は蟹座の太陽の最後の週になり、太陽が魚座の海王星と調和する日もありますが、その裏に隠された凶意の強いアスペクト(星同士の関係)も見逃せないでしょう。

17日(月)は、最初の月と木星のセキスタイル(60°)と最後の月と天王星のセキスタイル(60°)だけが調和的…という皮肉な一日です。考えてみれば、月と木星の方は午前1時22分、月と天王星は午後10時21分ですから、好調なのは夜の時間帯のみです。特に午前5時から午後2時までの間は月が小惑星=ジュノーと合(0°)、その他、小惑星=セレス、パラス、その後は火星、土星といずれもマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)を作り、小さな困難が次から次へと襲ってくる感じです。暑さで体力を奪われながら奮闘する私たちの生活さながらです。午後9時48分、獅子座の水星が木星とスクエア(90°)を作りますが、これはもう「体力を消耗してもう頭が回らない…」といったところでしょうか。

18日(火)は午前3時31分、蟹座の新月です。ここで月齢は0にリセットされ、新たな月のサイクルを再構築することになります。午前7時33分、知性の惑星=水星は海王星とセスキコードレート(135°)という小さなトラブルのアスペクト(星同士の関係)を形成。午後12時5分には月は冥王星とオポジション(180°)。午後1時39分に月は獅子座へ入場しますが、なんとなく先が見えない一日です。

19日(水)はあまり重要なアスペクト(星同士の関係)はなく、あっても午後2時1分の月と木星のスクエア(90°)くらいです。小惑星の動きが目立つ一日で、弱者の権利や人権問題など、センシティブな話題が中心になる一日です。午後8時22分、獅子座の月に水星がコンジャンクション(0°)を作って、とりあえず当面の答えは見つかるでしょう。

20日(木)は今週で唯一、幸運な星の動きが主流になります。特に午後10時6分、蟹座の太陽が魚座の海王星とトライン(120°)を形成します。これは…私たちの情緒を揺さぶるアスペクト(星同士の関係)です。日本では夜が深くなり始める時間ですが、海外では活動時間です。世界が海王星が醸し出す思いやりとやさしさに包まれ、ボランティア活動がテーマになる一日です。

21日(金)、午前2時12分から月は乙女座へ入場。しかしその後、午前5時38分、火星が土星にオポジション(180°)を作ります。これは…凶悪さを含んだアスペクト(星同士の関係)です。災害や暴力の行使などで、形あるものが破壊される暗示です。火星は乙女座の6度、土星は魚座の6度です。ここに重要な星を持つ方は注意しましょう。加えて、双子座の6度、射手座の6度に傷がある方も同様です。同じポイントに午後3時台になって、月が重なってきますので、さらに要注意になります。お天気が荒れなければいいのですが…。午後10時39分になって、太陽が愛の星=金星とセミセキスタイル(30°)を形成します。ようやく楽しい方へ私たちの関心が向いていきそうです。

22日(土)は…今年最後の蟹座の日です。午前3時30分に月が木星とトライン(120°)を作って、滑り出しはいいのですが、その後流れが変わっていきます。午後12時52分、太陽が冥王星とオポジションを形成。すべてが迷宮入りする暗示です。問題は内向的になり、真実が隠蔽されていくかもしれません。あるいは、予想だにしなかった事実が発覚することも。蟹座最後の日は謎に包まれて暮れるでしょう。

23日(日)午前10時50分、蟹座の太陽の季節が終わり、太陽は獅子座へ入場します。例年なら梅雨明け宣言ですが。太陽のサインが獅子座へ変わったことで、世の中の雰囲気や話題もガラッと変わり始めます。ひと頃、多かった猟奇的な殺人事件や不倫の話題なども影を潜めるかもしれません。世の中の関心は一気に夏休みやエンタメの方へとテーマが変わっていくはずです。

今週は…21日(金)~22日(土)が深い谷になっています。特に蟹座最後の29度の日は過去の重いものがすべて澱むような重苦しい一日です。今週はこの深い谷、トンネルを抜けて一気に明るい獅子座の季節へと突入することになります。季節の巡りは早いです。みなさんも後悔を残さないように、暑い毎日ですが、しっかり準備して目標を見定めてくださいね。

JUL 17 2023

瑛利奈

(C)ELINA

乙女座の火星と獅子座の水星

7/10~7/16

先週は…線状降水帯の影響で島根県や山口県に豪雨被害が発生しました。その後、福岡県や大分県にも大雨の特別警報が出ています。世界的にも熱波や洪水など、気象災害が多い一週間でした。先週の星の配置は…特にいいアスペクト(星同士の関係)もなく、かといって特別に悪いものもなく、中途半端な、ストレスが溜まるようなアスペクト(星同士の関係)ばかりでした。今週は?というと、先週よりは順調なものが多い一週間になりそうです。

10日(月)は…月は牡羊座の第2デークからスタート。午前8時56分に水星が海王星とトライン(120°)を作って、好調な滑り出しとなりました。水星は知性の惑星ですが、それがイマジネーションを表す海王星と好調座相を組んで、これからのビジョンや夢に期待が持てる気持ちにさせてくれました。午後8時39分、火星が獅子座を出て乙女座へ入場。これまで獅子座の火星に悩まされていた水瓶座さんや牡牛座さん、蠍座さんには、やっかい者がようやく抜けてくれてひと息つけるでしょう。また、乙女座さんや山羊座さんにとっては火星がエネルギーを供給してくれてやる気がアップします。特に牡牛座さんはダブルで2段階アップするポジション。乙女座の火星は働き者なので、総体的に仕事の能率はアップしていくでしょう。

11日(火)は…10日と反対に午前5時47分、蟹座の29度にいる水星が冥王星とオポジション(180°)になります。これは…心の平安を掻き乱されるアスペクト(星同士の関係)です。決まりかかった問題をひっくり返される可能性も。午前7時~8時1、月が冥王星、水星とスクエア(90°)を作って混乱が深まりそうです。しかし、トラブルも8時55分で終わり。月が牡牛座へ入場して、万事解決になるでしょう。午後1時10分、水星は蟹座を離れて獅子座へ入場。獅子座の水星、金星、乙女座の火星という布陣になり、季節は夏真っ盛りに。

12日(水)は幸運な一日です。午前5時3分、牡牛座の月が幸運の惑星=木星とコンジャンクション(0°)を作ります。その後、月と木星によってできた幸運な流れを壊すアスペクト(星同士の関係)はなく、午後9時29分、月は太陽とセキスタイル(60°)の調和座相を形成。一日は順調にエンディングを迎えます。「吉日」に拘りたい方は12日に計画を実行するのがオススメです。

13日(木)はやや波瀾の日です。朝から午後3時過ぎまでに牡牛座の月が天王星、海王星、冥王星とアスペクト(星同士の関係)を組みます。ロマンティックな雰囲気が漂って、これまでの流れを一新したい方にはチャンスかもしれません。午後4時25分には月が双子座へ入場します。これによってロマンは終了。午後7時51分、月は火星とスクエア(90°)の不調和座相に。浪費や食べ過ぎ、飲み過ぎで揉め事を起こすなど、気をつけるといいでしょう。

14日(金)は重労働の一日です。日本の暦では「一粒万倍日」という吉日だそうですが、この日は双子座の月が不調です。午前5時5分には月は土星とスクエア(90°)。午前8時56分には月は自己犠牲の小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)です。午後4時43分には、今度は太陽が土星とセスキコードレート(135°)という小競り合いのアスペクト(星同士の関係)を作ります。肩の荷が重くのしかかりそうな一日になりそうです。

15日(土)は…今週唯一の太陽の好調なアスペクト(星同士の関係)があります。午前8時2分、蟹座の太陽が牡牛座の天王星とセキスタイル(60°)を形成します。度数は蟹座の22度です。蟹座さんや魚座さんには楽しい出会いがあるかもしれません。蠍座さんにとっては「これまでの流れを思い切って変えよう!」と決意する根拠が見つかる可能性も。その後、午後9時26分には双子座の月が獅子座の金星とセキスタイル(60°)に。すべてのみなさんが居心地よく寛(くつろ)げる夜になるでしょう。

16日(日)は…午前2時13分から月は蟹座です。午前3時41分、愛の星=金星が海王星とインコンジャクト(150°)とという、不可思議なアスペクト(星同士の関係)を作ります。好きな人がいながら、いますぐには行動できないジレンマを感じるでしょう。午後2時40分には水星が自己犠牲の小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)に。耐える愛や待つ愛の暗示です。ファンタジーの世界へどこまでも深入りしてしまいそうな一日です。

今週は…このところの星の流れのなかでは、最も順調な一週間になりそうです。10日には火星が乙女座へ入場し、11日には水星が獅子座へと移動します。蟹座の太陽も次第に終盤=第3デークへと度数を深めていきます。夏の気配がよりくっきりと強まって、時には「秋の実り」を感じさせる日もあるかもしれません。思えば夏至から日一日と太陽が傾いてきています。そう、最近は西日が強いですよね。一年の後半戦がスピーディに流れ始めた感じです。

JUL 10 2023

瑛利奈

(C)ELINA

天王星=改革を採り入れて

7/3~7/9

先週は久々に太陽が土星や木星と好調なアスペクト(星同士の関係)がありましたが、これらの正統派の星の動きは…海王星や天王星の人心を惑わす闇のパワーに覆い隠されてしまったように思います。ワグネルを率いるプリゴジンの反乱は…海王星のネガティブな側面としての「詐欺」、「裏切り」に加えて、「テロ」という意味がありますが、まさしくこの海王星が象徴する事件でした。アメリカの銃乱射事件や、日本での猟奇的な殺人事件も海王星的なテーマでしょう。フランスの抗議デモは海王星ではなく、天王星のテーマです。そんな一週間を経て、今月はまたもや主要な天体同士のメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)が極端に少ない一週間になります。

3日(月)は…午前2時19分から月は山羊座です。現在、土星は魚座の第1デーク、木星は牡牛座の第1デークにおり、山羊座の若い度数の月とは仲良しです。3日は月の重要なアスペクト(星同士の関係)が少ないなかで、午後6時1分の月と木星のトライン(120°)は私たちに幸せな時間をもたらしてくれるでしょう。その後、午後8時38分、山羊座の満月です。この時間を以て、6月18日以来の出来事に一応の答えが出ることになります。

4日(火)は…午前中、月は水星とオポジション(180°)だったり、他にいいアスペクト(星同士の関係)は皆無ですが、午後に月が山羊座の第3デークに入るにつれて、午後1時29分には天王星と、午後10譜48分には海王星とセキスタイル(60°)の好調座相を作ります。先週のニュースに何か明るい兆しが見えてくるのかもしれません。

5日(水)は吉凶混交の一日です。午前1時45分、月は冥王星とコンジャンクション(0°)に。午後2時29分から月は水瓶座へ入場します。現在、小惑星=セレスは天秤座、小惑星=ベスタは双子座にいますから、午前8時~10時台に水瓶座の月は両方の小惑星にトライン(120°)を形成。ナイーブな問題が論議の的になる日です。午後6時28分、月は木星とスクエア(90°)を作って、予算オーバーに。こう書くとまさに子育て支援の問題を思わせますね。小惑星=セレスは「子育て」の小惑星ですから。

6日(木)は…殆ど不調和座相でなり立っている日といっても過言ではありません。不調和なマイナーアスペクト(第二義的な星同士の関係)もたくさんありますが、月と天王星のスクエア(90°)、月と金星、月と火星のオポジション(180°)などと続きます。ひょっとすると、金融や経済の分野でのよくないニュースがあるかもしれません。

7日(金)は午前0時47分の火星と海王星のインコンジャクト(150°)から始まります。午前2時32分、月は魚座へ入ります。その後、午後1時46分、月は土星とコンジャンクション(0°)を作って、現実が見えてくるでしょう。午後1時54分、水星が天王星とセキスタイル(60°)を形成。これにより、取捨選択の板挟みになっていた状況に風穴を開けるような新たな選択肢が登場することに。新しいチャレンジに大きく舵を切れば成功の糸口を発見する日です。革新していくことがテーマになります。

8日(土)は順調な土曜日になりそうです。午前3時47分、月は太陽とトライン(120°)を形成します。午後になって、月は魚座の第3デークへ入り、天王星~水星と、次々好調なアスペクト(星同士の関係)を作っていきます。冒険が功を奏する一日です。また、8日は月も太陽も、加えて水星も繊細でエモーショナルな水のサイン中です。お互いに気持ちを大切にすることが重要なカギとなります。

9日(日)午前0時21分、魚座の月は海王星とコンジャンクション(0°)に。前日からの流れが続くと考えていいでしょう。午前4時18分から月は牡羊座へ入ります。ここから一気に流れは変わります。午後6時13分、土星が義務を表す小惑星=ベスタとスクエア(90°)を形成。前後しますが、午後3時57分に月は小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を作っています。土星は自分の肩の荷の重さに気付いて、払いのけようとするでしょう。午後8時55分、月は自己主張の小惑星=ジュノーとスクエア(90°)を作ります。どうも、ひと騒動始まりそうな雰囲気です。

今週は…重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)は7日(木)の水星と天王星とセキスタイル(60°)のみです。意味は…発想の転換です。新たな考え方を採り入れて改革していく…と解釈してもいいでしょう。その後、その改革に重荷が伴うことを知ることになる…。こう考えると、改革したら、逃げるな!耐えろ!と…いうことになるでしょうか?今週は天王星の先進的ないいところを生かしていく一週間になりそうです。

JULY 3 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

太陽は土星、木星と調和して

6/26~7/2

先週前半は…タイタニック探検の潜水艇、タイタン号の事故、週末は…ロシアの民間軍事会社ワグネルとプリゴジン氏の反乱の問題が大きな注目のをひきました。タイタン号の行方は潜水積載していた酸素残量がなくなる時間がタイムリミットとされましたが、結果的には本格的に潜水をする前に爆縮していたことが明らかになりました。タイタン号が潜水を開始したのは現地時間では18日ですが、日本時間に直すと太陽が海王星とスクエア(90°)を作った19日です。糸満市でダイビング中の男女7人が流されたのと同じ日ということになりますね。太陽と海を表す海王星の不調の怖さを改めて思い知りました。

また、「プリゴジンの乱」ともいわれるワグネルの武装蜂起の張本人、プリゴジン氏ですが、どんな人なのか?知りたくて、私はホロスコープを作ってみました。そうしたら!すごくいい人みたいな星ではないですか!太陽が双子座で木星とトライン(120°)、火星とセキスタイル(60°)etc.…とちょっと凶暴そうなところはありますが、プーチン大統領と比べると全然まともです。プリゴジン氏がモスクワへ向かうと宣言したときにプーチン大統領は「裏切られた!」などと、激昂していましたが、プリゴジン氏のチャートの方に「今年(2023年)裏切られる」と、出ていました。しかし、プーチン大統領とプリゴジン氏は非常に相性がいいので、多分、プリゴジン氏はプーチンに乗せられて自分の影響力を過信したのでしょう。ただ、プリゴジン氏は出生時刻がわからないので、正確な日時までは出ませんが、これから1~2年くらいは潜伏するようです。長くなりましたので、今週の運勢ですが、今週は太陽を始め重要なアスペクト(星同士の関係)が非常に多い、メリハリのある星の配置になっています。

26日(月)…週の初めから重要なアスペクト(星同士の関係)が続々と出てきます。深夜の月は乙女座の第3デークから始まりますが、午前7時56分から月は天秤座へ入ります。その少し前の午前7時35分、知性の惑星=水星は海王星とスクエア(90°)を形成。このところのロシア情勢のせいか?情報を正確に把握することができず、私たちのメンタリティーは混乱してしまいます。午後4時49分、半月です。午後6時22分になると火星が天王星とスクエア(90°)に。感情が暴発したり、ストレスから衝動的な行動をとりやすい危険なアスペクト(星同士の関係)です。これらに向かって、このところのロシア情勢が激変してきたのかもしれません。まずは、冷静にやり過ごすことが大切です。

27日(火)は落ち着いた一日になりそうです。午前9時23分から水星が蟹座へ入場します。午後7時56分、月は愛の星=金星とセキスタイル(60°)に。楽しく食事をしたり、映画や音楽など楽しい夜が訪れるでしょう。

28日(水)は、特にリスキーな星はありませんが、少し内向きになりそうな日です。午前5時55分から蟹座に入ったばかりの水星はドラゴンテイルとトライン(120°)に。午前9時27分、水星は自己犠牲の小惑星=ベスタとセミセキスタイル(30°)に。心に重荷を抱えて無口になってしまいそうな配置です。午後5時18分、月は冥王星とスクエア(90°)を作ります。やっと仕事から解放される時間ですが、心の中にわだかまりが残ってしまいそうです。午後5時55分から月は蠍座へ入ります。これで解決かと思いきや、午後9時23分、月がドラゴンテイルとコンジャンクション(0°)に。一日を通じて、内向的な星が続きます。これは世の中の人みんなが感じていることなので、明日に期待して、チャンスを待ちましょう。

29日(木)…ここでようやく太陽が登場してきます。午前10時42分、太陽が土星とトライン(120°)を形成。このところモヤモヤしていたテーマや、抱えていた課題に一応の結論が出そうです。太陽と土星は地味なコンビですが、着実性があります。功を焦らず、ひとまず形にしておきましょう。

30日(金)…6月の最終日は前日の続きのような星です。月は蠍座の第2デークから始まります。午後3時23分、水星が土星とトライン(120°)を作ります。前日の太陽が土星とトライン(120°)で出た答えを文書化するなり、微調整するといいでしょう。午後7時57分から月は海王星とトライン(120°)、午後11時20分には冥王星とセキスタイル(60°)を形成。6月の反省のあと、未来のビジョンが見えてきます。午後11時59分、月は射手座へ入ります。

7月1日(土)は午前6時6分、太陽系のいちばん外側の惑星=海王星が逆行し始めます。海王星が順行したのは昨年(2022年)12月4日です。往々にして海王星は地殻変動に影響を及ぼしますから、日本列島周辺の活動を刺戟しないか少し気になります。しかし、午後になって、幸運の惑星=木星が前面に登場してきます。午後4時10分、水星は木星とセキスタイル(60°)に。私たちの心に明るい光を点してくれます。午後7時25分、太陽が木星とセキスタイル(60°)を形成します。これは幸運を掴むチャンスです。幸運の女神には後ろ髪がないので、準備して、前から飛び込みましょう!

2日(日)は引き続き月は射手座です。午後12時21分、射手座の月は獅子座の金星とトライン(120°)に。愛とロマンに満ちた楽しいひとときが過ごせそうです。しかし、一転して午後11時33分、金星は縁切り星といわれる天王星とスクエア(90°)を形成します。ロマンを求める気持ちが現実を置き去りにして暴走する危険性も。愛もSDG’sが大切です。一瞬の衝動に負けないようにしてください。

今週は太陽が土星とトライン(120°)、木星とセキスタイル(60°)を作る非常にメリハリのあるアスペクト(星同士の関係)が多い一週間です。物事にキビキビと決着が着いたり、納得いく結論が出やすい週と思って差し支えないでしょう。

JUN 26 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

新たな夏至図と小惑星たち

6/19~6/25

先週は…国内で18日の北海道バス・トラック事故や14日の自衛官候補生が小銃発射などの事故がありました。しかし、海外ではロシアのプーチン大統領がアフリカ7カ国の首脳らと会合をしたり、米 ブリンケン国務長官が習近平国家主席と会談するなど、少なくともコミュニケーションを取ろうとする動きが目立ちました。日本株はさらに1990年3月以来の値上がり、同時にドル円は7ヶ月ぶりの円安となりました。また、最近は夕方になってもやたら明るいと感じていたのですが、早くも今週の半ばには夏至を迎えます。下に2023年の日本の夏至図を載せましたが、相変わらず日本の国の運勢は多くの天体が地平線下に沈んで、あまりパッとしないようです。

19日(月)は…蟹座の若い度数の月から始まります。午前9時台は月が木星、土星と調和していい調子なのですが、午後12時53分、太陽が海王星とスクエア(90°)を形成します。19日昼前、沖縄県糸満市の西の沖合でダイビング中の男女7人が流された事件がありましたが、タイバー達を見失ったのは午前11時50分だそうです。その後、海上保安部が6人を発見したのが、午後1時55分ごろ、残りの1人を発見したのが午後2時45分ごろということで、ダイバーを見失っていたのは太陽が海王星とスクエア(90°)を作っていた時間帯になります。海王星は「海」を象徴する惑星ですから、太陽とスクエア(90°)になって翻弄されてしまったのでしょう。

20日(火)は午前0時52分、木星が土星とセキスタイル(60°)を作ります。あいにく日本では深夜ですが、予算編成や今後の資産運用などを考えるのに最適なアスペクト(星同士の関係)です。今後の計画は地に足が着いた結論を引き出せるでしょう。午後1時33分、月は天王星とセキスタイル(60°)に。新たな展開に期待する気持ちが高まりそうです。午後4時36分、今度は太陽が小惑星=ジュノーとコンジャンクション(0°)になります。一転、経済的利益を優先するよりもコンプライアンスや弱者の保護などを求められる流れに変わります。不用意な発言は気をつけた方がよさそうです。

21日(水)は夏至です。午前7時3分から月は獅子座へ入ります。日本時間では21日もギリギリ、午後11時57分に太陽が蟹座へ入場します。この時刻のホロスコープが新たな四半期の日本の運勢となります。下に載せたチャートが2023年の日本の夏至図となります。

22日(木)午前0時22分、双子座の水星が火星とセキスタイル(60°)を形成します。午前10時41分には水星が帚星=キローンとセキスタイル(60°)を形成。午後4時40分、山羊座の冥王星が義務を表す小惑星=ベスタとトライン(120°)に。午後9時41分には、今度は月が火星と合(0°)です。スピーディに物事が推移していく一日になりそうですが、個々のチェックは厳しそうです。しかし、多忙な雰囲気の中、一日が暮れていくでしょう。

23日(金)は…午前4時13分、義務を表す小惑星=ベスタが双子座へ入場します。これまで小惑星=ベスタは今年(2023年)4月16日から牡牛座を通過していましたから、2ヶ月と一週間ぶりにサインが変わることになります。ベスタは前述のように「義務」や「自己犠牲」を表す小惑星です。これが今まで牡牛座という最も物質的で重々しい牡牛座にいましたから、私たちは責任と負担の重さを意識して、「軽々に新しい問題に手を付けられない」という気持ちに縛られていたかもしれません。それが今度は双子座というデュアル・ミーニングで変幻自在なサインへ入ると、義務た自己犠牲の持つ意味が自ずと変わってくることになります。これからは「ちょっと新しいコトでもしてみるかな?」という気持ちになることも。また、今週はこの小惑星=ベスタだけではなく、21日午後8時22分には小惑星=セレスが乙女座から天秤座へ移動しています。こちらも乙女座という勤勉で義務感の強い乙女座から口八丁な天秤座への移動ですから、やはり肩の荷は軽く感じるでしょう。もうひとつ、22日夜半に小惑星=ジュノーが双子座から蟹座へ入場しています。こちらは権利の主張の小惑星ですから、弱者の権利の主張はより大きく、感情的に切々と訴える方向に変化していきます。これら小惑星たちの力を総合すると、ジェンダー問題やハラスメントに関する主張など、これからは以前よりも、より踏み込んでいくことになるでしょう。23日は午後7時34分から月は乙女座です。

24日(土)は週末ですが、この日は少し特異です。午前0時55分、太陽がドラゴンテイルとトライン(120°)を作って、内向的な流れになります。その後、数々のマイナーアスペクト(星同士の関係)が続き、午前10時7分に月は土星とオポジション(180°)を作って、くらい雰囲気に。その後11時52分に月は木星とトライン(120°)になり、一気に気分が解れるでしょう。ラッキーな時間帯です。その後、午後は殆ど月もアスペクト(星同士の関係)は作りません。ベタ凪の午後になりそうです。

25日(日)も主要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。午後2時52分、乙女座の月が天王星とトライン(120°)を形成。ちょっとした冒険をするにはいい時間帯です。

今週は21日(水)の夜、太陽が蟹座へ入って、日本の運勢は新たな夏至図に書き換わります。その影で小惑星=セレス、ベスタ、ジュノーがそれぞれサインを移動して、私たちのメンタリティーを秘かに違う方向へと舵取りをしそうです。今週は「最近のマンネリを吹き飛ばしたい!」…そんな気分になるかもしれませんね。

JUN 19 2023

瑛利奈

(C)ELINA

過去への曲がり角

6/12~6/18

先週はウクライナ、ヘルソン州のダム決壊や航空機事故、北海道でのマグニチュード6.2の地震など、数々の災害がありました。星の配置は…週末の11日に水星が双子座へ入場しましたが、それと同時に私としては、冥王星が逆行して山羊座へ戻ったことに大きな意味を感じています。また、今週は…重要な惑星の調和のアスペクト(星同士の関係)はひとつしかなく、不調和座相のスクエア(90°)ばかりが目立つ一週間になります。

12日(月)は、午前0時39分の金星と木星のスクエア(90°)から始まります。金星も木星もラッキーな惑星ではありますが、スクエア(90°)となると、楽観過剰から金銭を浪費したり、贅沢に流れるなどの意味になります。牡羊座の前半の月が若い度数の金星や火星とトライン(120°)を作って元気はありますが、エネルギー消費の激しい一日になりそうです。

13日(火)も引き続き月は牡羊座です。午後12時59分、月は双子座の太陽とセキスタイル(60°)に。比較的穏やかな一日です。

14日(水)は午前3時31分から月は牡牛座へ入ります。午後2時40分、月は木星とコンジャンクション(0°)を形成します。牡牛座の木星の力を借りたい牡牛座さん始め、乙女座さん、山羊座さんには幸運を掴むには吉日です。木星の恩恵はこちらから求めていかなくては得られないので、積極的な行動がカギとなります。

15日(木)は…午後1時24分、知性の星=水星が木星とセミセキスタイル(30°)を作ります。マイナーアスペクト(星同士の関係)ですが、今後学びたいことや、やってみたい趣味などの計画を立てるのにいい日です。また、調整の小惑星=パラスが何度か顔を出して、これまでの問題の調整日になるでしょう。

16日(金)午前1時9分、水星が土星とスクエア(90°)を形成します。今週の中で主要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はこの水星と土星とスクエア(90°)と、12日(月の金星と木星のスクエア(90°)のみです。金星&木星のスクエア(90°)の方が楽観過剰だとすると、水星&土星のスクエア(90°)は悲観過剰という意味になります。過剰に自信を失ったり、未来の希望が見えなくなったり、このアスペクト(星同士の関係)は疑心暗鬼の気分を掻き立てます。仮に気持ちが落ち込んだ場合は「ここが最低ラインだ」と解釈するといいでしょう。そうすれば、怖いものがなくなります。午前10時45分から月は双子座へ入ります。

17日(土)は午前0時19分に月が土星とスクエア(90°)を作り、前日の水星が土星とスクエア(90°)と同じような気分が続きますが、その後一転して、月は水星、金星、火星と好調座相を作っていきます。幸い土曜日ですから、前から行きたかったところへ出かけたり、日頃の願望を実行するのに最適な週末になりそうです。行動的になるといいでしょう。

18日(日)は午前0時29分、今週唯一の惑星同士の好調なアスペクト(星同士の関係)、水星と金星のセキスタイル(60°)が形成されます。これは…夢のあるアスペクト(星同士の関係)です。水星は…若者、金星は…愛。若者のように初々しい気持ちで誰かを愛する…という意味です。文字通り、純愛…を表しますが、音楽などアートを愛する気持や、演劇や映画を観るのもいいでしょう。SNSで写真や言葉で気持ちを語ってみるのもチャンスかも。午後1時36分、双子座の新月です。度数は双子座の26度。この一ヶ月の流れが総括されるタイミングになります。

今週は…先週と違い、大きな事件が起きそうな星の配置はないですが、先週示された新たな方向転換に関して、各論といいますか、各自、個人個人で実感するような出来事がありそうです。そろそろ一年も折り返し点に近づいています。このへんで計画を修正したり、見直してみたりするといいかもしれません。

JUN 12 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

様変わりする太陽系

6/5~6/11

先週は…穏やかな星の配置で始まりましたが、6月に入ってから火星を始めとするフィックスドサイン(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)のグランドクロスが目立ち、各地で台風が記録的豪雨の爪痕を残していきました。今週は、金星や水星、冥王星などがサインを移動して、太陽系の模様はガラッと変わっていく見込みです。

5日(月)は射手座の月で始まり、午後4時30分から月のサインは山羊座へ。午後10時46分には愛の星=金星が獅子座へ入ります。前回、金星が蟹座へ入ったのはGW明けの5月7日でした。あれからあっという間に季節が進んで5日夜からは真夏を思わせる獅子座です。金星は愛の惑星ですから、もちろん獅子座さんのもとへ愛を運んで来ます。先週息子さんの翔太郎氏の首を切った岸田総理の太陽は獅子座の5度ですから、一件落着して、心の平安が戻ってくるのかもしれません。話が逸れましたが、獅子座の金星は牡羊座さんにとっては恋愛を表す5番目のハウスにあたりますから、牡羊座さんも恋愛運好調です。また、このところ受難の日々が多かった射手座さんにとっても、愛の星が未来の夢を与えてくれる位置になります。

6日(火)は…午前1時4分、獅子座へ入ったばかりの金星が冥王星とオポジション(180°)という足を引っ張られる形になります。牡牛座へ木星が入った時も冥王星に邪魔をされましたが、やはりこれはちょっと痛いアスペクト(星同士の関係)です。獅子座の金星にとって最初に出会う相手が不調和な冥王星とは!これは…ドレスアップして家から外へ出た早々、ヤクザと鉢合わせ…というようなシチュエーションです。愛の出鼻を挫(くじ)かれ、秘密裏にことを進めようということになりかねないですね。6日は山羊座の月と土星のセキスタイル(60°)以外、調和のアスペクト(星同士の関係)がなく、あまり調子の出ない一日になりそうです。

7日(水)は…午後1時台まで山羊座の月は、天王星、水星、海王星などと好調です。仕事が捗りそうな日ですが、午前7時12分に水星が義務を表す小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)を形成。自ら進んで背負いすぎてしまい、逃げられなくなることも。午後5時41分から月は水瓶座へ移動します。ここから反動が出そうです。午後5時47分、月は冥王星とコンジャンクション(0°)に、午後8時38分には月は金星とオポジション(180°)です。反抗的な気持ちからいつものペースを乱したり、お金を使いすぎたりする可能性も。感情のアップダウンに気をつけたい一日です。

8日(木)も前日の感情的な流れが続きそうです。特に午前11時10分、月が獅子座の火星とオポジション(180°)に。他人に強く当たりすぎないよう、注意が必要です。あるいは、マナーを知らない男性との関わりに気をつけることです。午後10時29分になれば、月は太陽とトライン(120°)を形成して、穏やかな夜になるでしょう。

9日(金)…最近は木、金あたりに月がフィックスドサイン(定着サイン)を通過するので、どうも流れがよくないようです。9日は好ましい有力なアスペクト(星同士の関係)がひとつもない一日です。星が追い風を送ってくれないので、何から何まで自前のエネルギーで賄わなければなりません。エネルギッシュな星を持つ方は、逆に他人に差をつけるチャンスかもしれません。午後7時13分から月は魚座へ入場して、この流れは終わります。

10日(土)には…魚座の月が順調な流れを約束してくれます。加えて、午前6時14分、牡牛座の水星が魚座の海王星とセキスタイル(60°)を作ります。クリエイティブな作業にとっては貴重なチャンスです。良いアイディアが閃いたり、夢が広がるなど、ポジティブな発想で心も豊かになるでしょう。しかし、午後には少し引き締めが必要です。午後4時6分、双子座の太陽が彗星=キローンとセキスタイル(60°)を形成。これは…他人からの「アドバイスに耳を傾けろ!」という暗示です。独りよがりにならず、新しい意見や発想を採り入れるべきということです。

11日(日)は…夕方になってから、二つの惑星がサインを移動します。まず、午後6時45分、準惑星=冥王星が逆行のまま山羊座の領域へと戻っていきます。今年(2023年)の3月23日から「水瓶座の冥王星」という冥王星が発見されてから初めての時代が始まりましたが、このタイミングを以て、冥王星はいったん山羊座へ戻ります。冥王星のメッセージに時代の方がついていけないので、「僕はちょっと戻って待ってるよ」と、冥王星が私たちに気を遣ってくれているかのようです。ただ、サインのボーダーラインを冥王星が超えるとき、少し煽りが来るかもしれません。午後7時26分には牡牛座の水星が双子座へ入場します。ただ、面白いことに、水星のイングレス(サインをまたぐこと)の直前、午後7時25分に水星と冥王星は互いに手を取り合って、トライン(120°)の座相を形成します。水星が風のサイン=双子座へ入る前に冥王星から「鍵」を預かるような仕草ですね。「それじゃあ、よろしく!」という声が聞こえるかのようです。その後、午後10時20分、すべてを見届けたかのように月は牡羊座へ入ります。

今週は、まず週明けの5日に金星が獅子座へ入り、最終日、11日に冥王星は山羊座へ、水星は双子座へとサインを移動します。これで太陽系もおおはばに模様替えが完了しました。来週からはこの新しい布陣で新たな景色が待っているはずです。新しい時代に備えて、私たちも少しずつ、心の模様替えをしていかなければなりませんね。

JUN 5 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

木星、火星、冥王星のT字スクエア

5/29~6/4

5月28日(日)は、太陽が土星とスクエア(90°)を作り、昨年(2022年)11月以来の不調和座相になりました。昨年11月の時はドルが円に対して暴落しましたが、今回は…29日(日)に日経平均が1990年7月以来、33年ぶりの高値を付けました。アメリカの債務問題がなんとか合意にこぎ着けられそうという見通しからといわれていますが、その後の欧米の景気後退を予想した上での資金移動なのかもしれません。しかし、アスペクト(星同士の関係)というものは好調座相、不調座相を問わず、一定の決着を促すものだと、改めて思いました。今週は…太陽が絡む重要なアスペクトなく、主要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は金星と海王星のトライン(120°)のみ。台風は接近していますが、予想を裏切るような事件は少なそうです。

29日(月)は…乙女座第2デークの月で始まります。一日を通じて、月以外のアスペクト(星同士の関係)はなく、ほぼ順調な一日といえるでしょう。午後11時50分に月は天秤座へ移動します。

30日(火)…月が通過している天秤座は風のサインですが、同じ風のサインの若い度数に冥王星と太陽がいます。午前0時台には月は冥王星とトライン(120°)、午後4時38分には月は太陽とトライン(120°)を作ります。また、月は火星や小惑星=パラスともセキスタイル(60°)を形成。月末でもあり、今のうちに調整な必要な問題は話し合っておいたほうがよさそうです。

31日(水)はさらに重要なアスペクト(星同士の関係)が少ない一日です。月が作るメジャーアスペクト(第一義の星同士の関係)は午後11時53分の月と金星のスクエア(90°)のみです。権利を表す小惑星=ジュノーや義務の小惑星=ベスタの動きが目立ちますので、人権問題やコンプライアンスに関することは気をつけるべきでしょう。

6月1日(木)…6月は天秤座の第3デークの月から始まります。その後、午前8時44分から月は蠍座へ入場します。月は冥王星、木星、火星とグランドクロスです。さらに月はネガティブなポイント、ドラゴンテイルと合(0°)というオマケも。どう考えてもトラブルが多くなりそうな配置です。しかも、月がいる蠍座を始め、木星の牡牛座、火星の獅子座、冥王星の水瓶座など、マネタリサインというお金を意味するサイン中です。金銭を巡る問題にはくれぐれも注意が必要でしょう。また、グランドクロスは即効性があるので、すぐに大事に発展する危険性も。魚座の土星がいいポジションにいるので、土星の本来の意味である「制御」が効いた行動や判断が必要になります。

2日(金)になると月は蠍座の第2デークへ移動してきます。午後には月は水星や天王星とオポジション(180°)に。午前4時30分には火星が土星とインコンジャクト(150°)というストレスのアスペクト(星同士の関係)を作っています。先週起きたような引き籠もり事件や殺傷事件などが再び起きそうなイライラの多い配置です。ほとんど好調なアスペクト(星同士の関係)がない一日なので、回避する方法が難しいですね。まずは、焦る気持ちや感情の高ぶりを抑えて、解決を後日に持ち越すのが最善かもしれません。

3日(土)になると…つらいウィークデイを乗り越えて、ようやく光が見えそうな週末です。3日は愛の星=金星に思いを委ねましょう。午前7時42分、蟹座の金星が魚座の海王星とトライン(120°)を形成します。尽くす愛やプラトニックラブのアスペクト(星同士の関係)です。その他、映画や音楽など、アートを鑑賞したり、自分でやったりするにも最高の日です。ひさびさ愛する喜びを実感できそうです。午後2時3分から月は射手座に。最近芸能界でスキャンダルになっていた人は太陽が射手座の人が多いような気がします。こうした「射手座問題」にも当面の答えがでそうです。

4日(日)午後12時41分、射手座の満月です。この二週間に起きた出来事に一応の結果が出る日です。また、最近迷っていた問題を抱えている方にも答えを出そうとする動きが。しかし、星の配置はややネガティブな方へ傾いています。何もいま結論を出さなくてもいいのかもしれません。周囲の人の論調に流されずに、待つ気持ちも大切かも。

本文には書きませんでしたが、6月2日(金)のグランドクロスの日、木星はドラゴンヘッドと合(0°)になっています。楽観的な木星が過剰に問題を広げようとする動き…少し気になります…。

MAY 29 2023

瑛利奈

(C)ELINA

火星から始まり、土星で終わる週

5/22~5/28

先週は、19日(金)からG7広島サミットが開催されました。初日の19日は…新月の前日で天候にも恵まれず、暗い雰囲気でしたが、20日にウクライナのゼレンスキー大統領が到着してから盛り上がったように見えました。しかし、岸田総理の発表した演説や核軍縮に関する文書には、NGO団体などから批判が相次いでいるようですが、そもそも第二次大戦後の日本の歩みは、内容が曖昧かつ複雑過ぎて、どの日本国民も客観的に総括できる人はいないのではないかと思います。その上、ロシアがウクライナで核使用を止めるためには軍事増強が必要…言い換えれば、核廃絶のためには戦いが必要というパラドックスを前にして、正確な道筋を解き明かしていくことは非常に難しいでしょう。今回のG7広島サミットは…料理の説明のない複雑なフランス料理を出されたような気分の催しだったような気がします。週末の21日(日)から太陽は双子座へ入りました。今週はいつになく太陽がはっきりと今後の行く手を示している一週間です。

22日(月)は…午前中の月は双子座の第3デーク。朝になっても月が海王星とスクエア(90°)だったり、モヤモヤした雰囲気です。午後12時28分に月は蟹座へ入場してから動きが出始めます。午後2時56分、太陽が火星とセキスタイル(60°)を作って、エネルギッシュに仕事を応援してくれる一日になりそうです。

23日(火)になると、星の配置はさらにメリハリが出てきます。午前1時23分、月が土星とトライン(120°)を作った後、太陽が牡牛座の木星とセミセキスタイル(30°)を形成。足下を見極めて、長期の準備を始めるタイミングです。しかし、午後2時12分、火星が木星とスクエア(90°)を形成。何事も過剰になる暗示です。仕事のし過ぎを始め、食欲が旺盛になりすぎる場合も。午後9時44分、月は愛の星=金星とコンジャンクション(0°)に。感性がゆたかになって、愛情表現もうまくできそうです。

24日(水)も蟹座の月が続きます。月は天王星とセキスタイル(60°)、海王星とトライン(120°)となり、冒険や夢をみるなど、ロマンティックな日です。午後11時34分に月は獅子座へ入ります。

25日(木)は午前6時31分、月は太陽とセキスタイル(60°)と調和座相ですが、冥王星、木星、ノードとは、特にサウスノード(ドラゴンテイル)を入れるとグランドクロスです。お金に関する問題や、上下の力関係など、ひとたび衝突が起きると後へ退けなくなる傾向があります。逃げ腰で対応すると墓穴を掘るので、自信がない問題には首を突っ込まないほうが賢明でしょう。

26日(金)午後4時39分、愛の惑星=金星がロマンスの惑星=天王星とセキスタイル(60°)を形成。蟹座さん始め、太陽や金星が水のサインの方には出会いのチャンスです。逆に相手が水のサインの場合は向こうの気分がのっている時。いつもより少し大胆になったほうがいいかもしれません。

27日(土)…午前5時5分、火星がノードとスクエア(90°)。午前6時44分、月が海王星とインコンジャクト(150°)を形成。交通機関や公共的なインフラが乱れる暗示です。午前中はあまり外に出ないほうオススメです。午後12時4分、月が乙女座に入ってから、流れは回復し始めます。特に月が木星とトライン(120°)の午後4時52分、ラッキーな時間帯です。その後の流れもスムーズでしょう。

28日(日)午前0時22分、乙女座の月が太陽とスクエア(90°)、半月です。まずは、この一週間の総括といったところです。しかし、これ以降、ネガティブな配置が続きます。午前1時52分、月が土星とオポジション(180°)に。目の前に障害が立ちはだかる暗示です。最終的には午後7時45分、太陽が土星とスクエア(90°)をを形成します。土星が魚座へ入った3月7日以降、始めめての太陽との不調座相です。前回、太陽が土星とスクエア(90°)を作ったのはいつか?調べてみたところ、昨年、2022年の11月11日でした。この日に何が起きたか?は皆既月食を過ぎてに記述がありますが、ドルが円に対して暴落したようです。たしかにアメリカ国債のデフォルトの期限が迫っていますから、かなり現実的な話です。となると、少なからず世界経済に影響があるでしょう。

今週は…太陽が火星とセキスタイル(60°)の好調座相で週が始まって、太陽と土星のスクエア(90°)という不調座相で締め括りで終わります。誰しも「見栄を張っていいところばかりを見せていられない」ということです。引き締めるべき時には適切に引き締める…。厳しい星には正面から向き合う…。こういう姿勢が必要なのでしょう。今週は、曖昧にして逃げることは厳禁な一週間のようですね。

MAY 22 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

牡牛座の木星と新月、太陽は双子座へ

5/15~5/21

珠洲市で震度6強の地震があったのは先々週の出来事です。そして先週は…5月10日に太陽が天王星とコンジャンクション(0°)を作りましたが、それ以降、10日に能登半島沖でM5.0、11日には千葉県南部でM5.2、宮古島近海でM5.9など、日本列島を囲んで地震が頻発しています。またロシア情勢など目が離せないニュースが多かった先週ですが、今週は…木星の牡牛座入場や、日食のサイクルをリセットする新月など、明るいニュースをお知らせできそうです。

15日(月)は魚座の第3デークの月から一日が始まりましたが…。午後12時16分、今まで逆行していた知性の惑星=水星が順行に変わります。4月21日から始まった水星逆行による障害がひとまず改善されていく見通しです。午後4時55分、月は牡羊座へ。午後10時44分、蟹座の火星が海王星とトライン(120°)を形成します。火星と海王星のトライン(120°)は魔術を暗示するアスペクト(星同士の関係)です。魔術にかかったかのようなミラクルな出来事が起きる可能性も。ひさびさ夢が持てる一日になりそうです。

16日(火)は重要なアスペクト(星同士の関係)はなく、関わるのは月のみ。穏やかな一日になるでしょう。しかし、小惑星=パラス、ジュノー、ベスタと権利や義務を表す小惑星が多く顔を出して、人権問題がクローズアップされてきます。身内や親しい人同士の付き合いにも甘えは禁物かもしれません。

17日(水)午前2時19分、今週最大のトピックスとして、幸運の惑星=木星が牡牛座へ入場します。木星が牡羊座へ入ったのは昨年2022年12月20日でした。あれから5ヶ月足らずで木星は急速に牡羊座を駆け抜けていきました。尤も昨年(2022年)の5月11日にも木星は一度牡羊座へ入って、10月28日まで牡羊座に滞在していますが、その時は木星の度数は牡羊座の8度43分までで、逆行してしまったのでした。ですから、牡羊座の9度以降に太陽など、重要な天体を持つ方は5ヶ月足らずという超特急で木星が頭の上を駆け抜けていったことになります。今度の牡牛座の木星は…来年(2024年)5月26日まで、牡牛座を出ることなく、通過していきます。まずは、牡牛座さんは今後約一年、木星の恩恵を受けることになります。続いて、乙女座さんと山羊座さんも手を伸ばせば木星の恩恵を掴めるはずです。反対にいままで木星の加護を得ていた牡羊座さん並びに獅子座さん、射手座さんたちは、木星が過ぎ去った虚脱感を感じるかもしれません。しかし、本当のことを言えば、ただそれは「盛り上がらない」と感じるだけで、特に影響はないのです。いつものように努力していくことで、ペースを取り戻せるはずです。午後9時27分、今度は月が牡牛座へ入ります。その後、月は木星とコンジャンクション(0°)に。完全に牡牛座が主役の一日になるでしょう。

18日(木)午前10時10分、前日から牡牛座へ入場した木星が初めて惑星とアスペクト(星同士の関係)を作ります。相手は水瓶座の冥王星、アスペクト(星同士の関係)はスクエア(90°)です。木星が初めて出会う相手としては…「イヤな奴」としか言いようがありません。冥王星の陰湿な扇動を受けて、さすがの木星もちょっと激しいところを見せるかも。荒れ模様の可能性が…。特に経済情勢、株価などが要注意です。午後5時59分、太陽が海王星とセキスタイル(60°)を形成します。G7広島サミットが19日から開催されますが、それを睨んで理想論が展開されそうです。

19日(金)の月はずっと牡牛座です。午後3時39分、水星が土星とセキスタイル(60°)に。G7広島サミットが開催されますが、話し合いが地に足をつけて順調に進むアスペクト(星同士の関係)です。いわゆる凶角度といわれるアスペクト(星同士の関係)はひとつもなく、穏やかな一日になるでしょう。

20日(土)午前0時53分、新月です。度数は月、太陽とも牡牛座の28度25分です。ようやくこれで4月20日から始まった日食のサイクルがリセットされ、世界は新たなスタートを切ることができます。午前3時47分から月は双子座に入場。午後3時57分に月は土星とスクエア(90°)になり、やや渋滞気味ですが、まあまあの一日になりそうです。

21日(日)午前0時31分、火星が獅子座へ入場。この獅子座の火星は午後0時11分に冥王星とオポジション(180°)に。冥王星は18日に木星とスクエア(90°)を作っていましたから、火星、木星、冥王星のT字スクエアということです。ドラゴンテイルを入れるとグランドクロスにもなります。力と力のぶつかり合い、パワーゲームの暗示です。物理的にも、また心理的にもかなりストレスの大きいアスペクト(星同士の関係)です。「サミットはどうなっちゃうのだろう?」と思いますが、こちらはすでに折り込み済みなのかもしれません。しかし、エネルギーを秘めたこのアスペクト(星同士の関係)の影響は各方面にありそうです。午後4時8分、今度は太陽が双子座へ入場します。今週は週末になって、太陽系はガラッと様変わりしていくようです。

今週は星の上では重要なイベントメジロ押しの一週間ですね。水星の順行から始まって、木星の牡牛座入場と新月。週末の21日(日)は火星が獅子座、そして太陽が双子座へ。また火星、木星、冥王星のT字スクエアも気になります。しかし、時代の流れを変えていこうとするエネルギーが強いのも確かです。トルコの大統領選やタイの下院総選挙など、政治的にもすでに動き始めているようです。私たちは、ゴールデンウィークや日食、月食を口実にして、休みすぎていたような気もします。いよいよ、エネルギーを振り絞って頑張らなければいけない時期が来たのかもしれませんね。

JUN 15 2023

瑛利奈

(C)ELINA