半影月食と蟹座の金星

5/1~5/7

世の中はゴールデンウィークで賑わっていますが、占星学上では、むしろ4月20日の日食でできた月の影が尾を引くネガティブな期間になります。元来「食」は日食、月食二つセットになっているものです。日食から二週間を経て、今月6日には月食があります。今度の月食は皆既月食のようなはっきりしたものではなく、月に地球が薄く影を落とす半影月食です。

1日(月)の月は乙女座。一日を通じて、重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、月のアスペクト(星同士の関係)もソフトなものばかりです。午前4時5分には月は水星トライン(120°)。午後4時38分には月と天王星のトライン(120°)があります。祝日の合間の貴重な営業日としては、仕事が捗るいい一日となるでしょう。

2日(火)午前2時8分、3月23日に15年ぶりにサインを移動して水瓶座へ入ったばかりの冥王星が逆行を始めます。今回の逆行で冥王星は6月11日に再び山羊座へ戻ることになります。新しい時代へ一歩前進したか?と思った世の中がまた前に戻っていくような感じです。冥王星といえば、ほぼ半年毎にダイレクト(順行)とリトログレード(逆行)を繰り返していますが、2010年以降は…春に逆行、秋に順行のペースになっています。その逆行と順行が始まる日が毎年3日ほど遅れながら、徐々に時代は変わってきています。となると、最近の小学生以下の人たちは春夏生まれは冥王星逆行の星を持ち、秋冬生まれは冥王星順行の人たちということになりますね。午後3時8分から月は天秤座へ入ります。

3日(水)は「憲法記念日」ですが、この日は特に主要な天体のメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)が皆無です。目立つのは午前1時56分に小惑星=パラスが獅子座へ入ることくらいです。午前4時38分、前日から逆行し始めた冥王星が小惑星=ジュノーとトライン(120°)を形成。小惑星=ジュノーは「権利の主張」を表しますから、いかにも「人権問題を見直そう!」と言っているかのようです。冥王星は午後11時30分に調整の小惑星=パラスとオポジション(180°)という対立の関係になり、反対勢力の壁の厚さを見せつけられてしまいます。

4日(木)は「みどりの日」。いかにもイージーな名づけ方だと思いますが、占星学は関係がないのでこれまでにして。この日も主なものは月のアスペクト(星同士の関係)しかありません。午前6時10分、天秤座の月は火星とスクエア(90°)。午後4時54分には月は金星とトライン(120°)を形成します。午後6時16分には月が木星とオポジション(180°)に。カーディナルサイン(牡羊座さん、蟹座さん、天秤座さん、山羊座さん)の方はキツイ一日になりそうです。風のサイン(双子座さん、天秤座さん、水瓶座さん)は楽しそうですね。午後11時32分から月は蠍座へ入ります。

5日(金)になって、ようやく重要な動きが出てきます。この日は愛の星=金星が午前と午後、二つのアスペクト(星同士の関係)を作ります。午前2時39分、金星は海王星とスクエア(90°)を形成。これは…愛の幻想を意味します。幻惑的な愛にハマったり、恋に恋したり…。あり得ないものを求めて彷徨うような気持ちです。ある意味ロマンの神髄ですが、現実に返ってから失望が待っています。午後1時2分にはまったくこれと反対の幸運なアスペクト(星同士の関係)ができます。愛の星=金星と幸運星=木星のセキスタイル(60°)です。セキスタイル(60°)はちょっと努力をプラスすれば、幸運が掴めるアスペクト(星同士の関係)です。金星は双子座の27度、木星は牡羊座の27度にありますから、このあたりに太陽や金星を持っている方は愛を掴むチャンスです。一方、グルメやショッピングに関心がある方には楽しくお金を使うには良い日といえるでしょう。

6日(土)は午前2時33分、月食です。今度の月食はあまり正確ではなく、地球が薄く影を落とす半影月食です。とはいえ、普段の満月とは異なる不吉な前兆でもあります。みなさんも大切なプランや重要な決定をしたい場合は次の新月=5月20日を待ったほうがいいかもしれません。

7日(日)は…午前5時3分から月は射手座へ入場します。この日もまた主要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。月のアスペクト(星同士の関係)も相手が冥王星や土星など、重いものばかりです。ゴールデンウィークの最終日になりますから、わざわざ外出すると疲労を溜めることになってしまいそうです。午後11時24分になって、金星が双子座から蟹座へ入場します。これまで双子座さんを始め、天秤座さんや水瓶座さんなど風のサインの方々が愛の主役でしたが、この時から愛のヒロインが蟹座さんなど水のサイン(蠍座さん、魚座さん)の方々に替わります。真面目に頑張ってきた蟹座さんにはこれからは少し楽をしてもらいたいですね。

今週はGWのせいか?星の動きも小さいです。しかし、冥王星逆行や半影月食など、不気味な動きは地下に潜んでいるようです。7日には金星が蟹座へ入場して、幸運なヒロインも少しずつ新旧交代していくようです。

MAY 1 2023

瑛利奈

(C)ELINA

着実に一歩、一歩

4/24~4/30

先週は4月20日の日食や、21日の水星逆行など、転換点となるような動きが目立ちましたが…。しかし、今週は…おかげ様でというべきか?平凡な星の動きが多く、振り幅も少ないようです。

24日(月)は…太陽を含めて、惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は午後12時18分の水星と火星のセキスタイル(60°)だけです。月は双子座の第2デークにあり、月のアスペクト(星同士の関係)も穏やかです。午前6時17分に海王星が調整の小惑星=パラスとトライン(120°)という調和の関係になったり、太陽が人が集まる場所=ドラゴンヘッドとコンジャンクション(0°)を作るなど、人間関係の調整を求められる一日です。象徴的なのは…午後5時32分の太陽と自己犠牲の小惑星=ベスタの合(0°)。お互いが自己主張したい思いを我慢しながら、狭い社会にひしめくように生活していく…。少しの遠慮と水星と火星のセキスタイル(60°)が表す仕事の効率化。日本社会の雛形のようなイメージの一日です。

25日(火)は午前3時58分から月は蟹座です。25日のテーマは…午後7時47分の太陽と土星のセキスタイル(60°)です。この日は午後1時台に月が太陽とセキスタイル(60°)、土星とトライン(120°)を作って、太陽、土星、月が小三角という調和座相を形成しています。その上太陽は前日から小惑星=ベスタと合(0°)です。まさに「セキュリティ」がテーマの一日です。最近中国の秘密警察の話題をよく聞きますが、セキュリティ強化のための方策が各所で厳格に採られていくでしょう。うっかりと法を逸脱するような行為をすると、すぐに指摘されるかもしれません。

26日(水)は…午前8時49分の金星とキローンのセキスタイル(60°)や午後3時45分の月と天王星のセキスタイル(60°)など、今までの常識を改変するような意識が高まる日です。周囲の保守的な空気に抵抗を感じて、一歩踏み出したい、またはアピールしたい方にはチャンスです。応援や追い風が期待できるでしょう。

27日(木)も前日からのロマンティックな空気が続きます。午後3時29分に月が獅子座へ入場すると、喧噪の方へガラッと雰囲気が変わるでしょう。

28日(金)は獅子座の半月です。月のアスペクト(星同士の関係)は厳しく、先週の日食以来の動きがチェックされる時です。新たな試みの可能性と不可能性が選別されることになります。この日を最後の営業日としてゴールデンウィークに入ることになりますね。仕事は土壇場まで溜めずに早めに仕上げたほうがよさそうです。

29日(土)は「昭和の日」。昭和天皇の誕生日は祝日として残されたのですね。朝には獅子座の月が金星とセキスタイル(60°)、夕には木星とトライン(120°)を形成して、一日を通じていい流れが続きます。ちょっと贅沢な遊びをしてみたくなる日です。

30日(日)は午前3時58分から月は乙女座です。午前5時4分、今週のなかでは数少ない惑星同士のアスペクト(星同士の関係)、火星と天王星のセキスタイル(60°)が形成されます。火星という戦力を表す惑星と改革の惑星=天王星のアスペクト(星同士の関係)は、かなり厳めしいイメージです。世界の軍事的な問題で新たな節目になったりするかもしれません。プライベートではいつもに増して頑張って新しい景色を見るべく、チャレンジしたくなることも。午後2時41分、月は土星とオポジション(180°)に。その後、小惑星=ベスタが絡んで、緊張感が増す可能性も…。やがて午後11時59分には月は太陽とトライン(120°)を作って、太陽系は落ち着きを取り戻すでしょう。

今週は…ベタ凪といってもいいほど、星の動きは静かです。先週の日食を経て、すでに太陽系はゴールデンウィークの準備に入っているかのようです。しかし、着実に一歩、一歩を刻むような一週間になりそうです。

APR 23 2023

瑛利奈

(C)ELINA

20日はハイブリッド日食

4/17~4/23

先週の土曜日、15日は愛の星=金星が土星とスクエア(90°)を作ったり、土星がドラゴンテイルと関わるなど、ネガティブな星の配置が続きましたが、やはり岸田総理が演説先で爆発物を投げ入れられるという、不穏な事件が起きました。その時刻は15日午前11時25分頃ということですが、その直前の午前11時7分に月が天王星のスクエア(90°)を作っています。事件を占うとき、その直前の月が作るアスペクト(星同士の関係)によって、その動機を観ますが、まさに星が示すとおり「自分の主張に固執して」突飛な行動をとったのでしょう。この事件が代表するように、先週の週末は、ストレスに満ちた空気に満ちていたように感じます。

今週は?というと…先週末に負けず劣らず、いや、それよりももっと根が深いところで不穏な成り行きがくすぶるような日食があります。日食は20日です。その翌日の21日には知性の惑星=水星が逆行を始めます。さて、今週の攻略法は、一筋縄ではいかなそうです。何故なら「努力をすれば運が開ける」というような簡単なものではないからです。

さて、今週の星の配置は…太陽や重要な惑星が作るアスペクト(星同士の関係)が非常に少なく、唯一、21日の太陽と冥王星のスクエア(90°)のみです。たったひとつできる太陽のアスペクト(星同士の関係)を作る相手が冥王星…。しかも不調和座相…。なんとなく、先週日本列島を被ったPM2.5のような不快な微粒子が立ちこめるようなイメージですね。

17日(月)の月は魚座の第2デークから第3デーク。アスペクト(星同士の関係)を持つのは月のみですが、その月のアスペクト(星同士の関係)は悪くありません。深夜から月は火星と好調。朝は水星と、午後には天王星とセキスタイル(60°)を作って、淡々と努力をする者は成果を得るような一日です。

18日(火)は午前3時56分、魚座の月が海王星とコンジャンクション(0°)を作りますが、これは…甘い夢を見るアスペクト(星同士の関係)です。午前10時9分から月は牡羊座へ入ります。その後、月は冥王星とセキスタイル(60°)を作って、仕事が活発になるかと思いきや、金星と木星のセミスクエア(45°)など、マイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)に邪魔をされて、予算が折り合わない、人選がうまくできないなど、雑多な障害に掻き回されてしまいます。

19日(水)は…日食前の貴重な一日です。しかし、牡羊座の月が愛の星=金星や子育ての小惑星=セレスとセキスタイル(60°)を作ったり、蟹座の火星にスクエア(90°)で邪魔をされるなど、スピーディな進展はオススメできない日です。金星や小惑星=セレスが示すような、子供さんや弱き者を優先にするような優しい気持ちでスケジュールを考えていく必要がありそうです。

20日(木)午後1時12分、日食です。今度の日食は滅多に起きない、皆既日食と金環食と両方が観られる「ハイブリッド日食」です。いくらハイブリッドといっても、同じ時刻に両方観測できるというわけではなく、皆既日食の地域のうち最初の地域と最後の地域だけ金環食になるというものです。地球の自転分だけ月が遠ざかって見えるとでも考えたらいいかもしれません。前にハイブリッド日食が見られたのは2013年11月4日だそうです。その時のことは私にとってまだ記憶に新しく、当時買った日食眼鏡もまだ保存してあります。しかし残念ながら、今回の日食は日本では沖縄~鹿児島~房総半島の先端で太陽のごく一部が欠けるのみで、その他の地域ではまったく観測できません。ただ、これはまだしも不運を免れたという状況です。オセアニアを始め、太平洋の国々では未来の災害の種を蒔かれてしまうことになります。この地域から考えると、地球温暖化による気候災害が連想されてしまいますが…。あるいは中国の影響力が強まる国々…なのでしょうか?日食の時刻は占星学の暦によると、午後1時12分です。

20日(木)は日食の直後の午後1時29分、太陽が牡牛座へ入場します。太陽は6度手前の牡羊座に木星を伴い、月は…ちょうど新月ですから0度09分先にいます。その2度先には自己犠牲の小惑星=ベスタがいます。ベスタに縛られ、日食の烙印を押された、悲壮感漂う牡牛座の太陽…という感じですね。

21日(金)は今週唯一の太陽のアスペクト(星同士の関係)、太陽と冥王星のスクエア(90°)が午前1時26分に形成されます。21日の午後5時34分には知性の惑星=水星が逆行を始めます。水星は情報伝達や契約事など、ひろく頭脳を使うような事象を司る惑星です。これが逆行すると水星の働きが半減しますので、注意が必要です。契約書は念入りに裏を取る必要があります。また、通信障害が起きやすい時期でもあります。今週は、できれば早い時期にデータのバックアップを取っておくといいでしょう。PCやスマホ、OA機器などの購入は、これから水星が順行になるまで待った方が賢明ですね。ちなみに水星が順行モードに入るのは5月15日です。ここまで待ったら、せっかくですから、新たな試みは次の新月=5月20日まで待つことをオススメします。

22日(土)は日没まで月はまだ牡牛座です。牡牛座の月は小惑星=セレス、パラス、そして海王星と好調ですから、ガーデニングやDIY、ファッションやインテリアなどに時間を使うのが最適です。あまり、ガリガリ仕事をしようとすると、相手や状況が乗ってこず、しっぺ返しを受ける可能性が。あ、土曜日でしたね。午後7時10分から月は双子座です。これ以降は、現在抱えている不満の改善案などを話し合うのにいい時間帯です。

23日(日)午前3時59分、双子座の月が土星とスクエア(90°)。疲れが溜まって物事が進まない暗示です。休養日にしてください。午後9時43分には月が愛の星=金星とコンジャンクション(0°)です。「愛の時間」とでもいったらいいでしょうか。好きな人と楽しみを分かち合い、あるいは、ひとりで自由気ままに過ごすなど、リラックスできるときです。

今週は…20日にハイブリッド日食…。せっかく「これから!」と張り切っていた人には日食は痛いですね。イスラム教の方は日食でラマダンが終わるそうですが、占星学的にはこれ以降次の新月までが新しいチャンスをものにしにくい時期です。しかも21日から水星逆行になります。これからしばらくは、ベクトルが内面に向かう期間なのです。私などが「あれもやるな、これもやるな!」といっても不愉快なだけですよね。それは…人間のみならず、地球環境や経済なども、「何故こうなったのか?」と、不具合を考察したり、分析する期間に充てるといいでしょう。日食を機会に陽の当たる部分だけではなく、物事の闇の部分にも関心を持つ…。このように考えるといいかもしれません。

APR 17 2023

瑛利奈

(C)ELINA

※赤の部分が金環食です。

 

 

太陽と木星の合。一気に攻めて!

4/10~4/16

先週は…陸上自衛隊のヘリコプター墜落や千葉県に打ち上げられたイルカなど、海のニュースが多かったような気がします。週末の9日には統一地方選挙がありましたが、投票率は低下の一途だそうです。特に私が住む神奈川県では知事のスキャンダルがありがなら圧勝で当選して、選挙への関心の低さを露呈しました。しかし、今週の星の配置は前ほど悪くないようです。

10日(月)は…午前4時21分に射手座の月が土星とスクエア(90°)を作る以外は、月のアスペクト(星同士の関係)も含めて、なにひとつメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)がありません。海でいうとベタ凪という感じです。問題は感じながら、解決を未来に持ち越していく一日です。

11日(火)午前10時48分、射手座の月が牡羊座の太陽とトライン(120°)という好調座相を形成。その後、午前11時54分、月は木星とトライン(120°)に。相次いで火のサインの吉座相を作って、活気ある午前中になります。早めに仕事の成果を出したい日です。午後1時46分には愛の星=金星が牡牛座から双子座へ入場します。これからは双子座さんを始め、天秤座さん、水瓶座さんに愛のチャンスです。恋愛に関心がない方は、まったりと自分の時間を楽しめるタームに入ります。午後7時14分、双子座の金星は最近水瓶座へ入ったばかりの冥王星とトライン(120°)を作ります。人生を改革したい意欲や愛の冒険などに潜在意識が誘導されるアスペクト(星同士の関係)です。胸騒ぎの多い春の夜になりそうです。

12日(水)は午前2時32分から月は山羊座へ。午前7時6分には最重要な天体=太陽が幸運を運ぶ惑星=木星とコンジャンクション(0°)を形成します。この太陽と木星が作る幸運なアスペクト(星同士の関係)は今年(2023年)の中でもナンバーワンです。というか、今年一年で4月12日一回しかありません。この日が年に一回の幸運な日と分かっていたら、願い事を叶えるため、精一杯幸運の女神の胸に飛び込むべきです。ごめんなさい、もう少し早くお伝えしておけばよかったですね。このことを知ったあなた!できるだけ早くチャンスを得るための行動を起こすといいでしょう。これが今週のなかではピークといえるイベントになります。

13日(木)は…午前8時23分、山羊座の月が天王星とトライン(120°)を作ります。新しい目標に向かって冒険の旅に出発する時間です。午後6になると月が木星や太陽とスクエア(90°)を作って、風はややアゲインストに変わるでしょう。

14日(金)は午前5時41分から月は水瓶座です。14日は月以外のアスペクト(星同士の関係)は無し。月のアスペクト(星同士の関係)も少なく、変化のない一日です。

15日(土)は週末にも関わらず、午前1時38分、愛の星=金星が土星とスクエア(90°)をを作ります。これは…自分の愛や、恋愛の相手がとてもつまらなく感じるアスペクト(星同士の関係)です。相手を批判して気まずくなったり、逆に邪推して自ら落ち込むなど、ネガティブな気分に囚われそうです。午前2時30分、土星がドラゴンテイルとトライン(120°)を形成します。土星は疑い深く、ドラゴンテイルはシャイなポイント…。一人で部屋に引き籠もりたい気分になるかもしれません。午前11時7分の月と天王星のスクエア(90°)も、それに拍車をかけるアスペクト(星同士の関係)です。自分の主張に固執して頑固者と思われてしまったり、離別の二文字が頭を占領するなど、自我が非常に強くなる時です。午後7時35分にようやく水瓶座の月が木星とセキスタイル(60°)を作ります。この日にデートを計画している方は日没後にしたほうが無難かもしれません。

16日(日)は午前0時15分、月が太陽とセキスタイル(60°)の好調座相を作りますが、それ以降は殆どいいアスペクト(星同士の関係)がありません。午前7時56分、月は魚座へ入りますが、その後、自己犠牲の小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を作ったり、午後にはドラゴンテイルとトライン(120°)を作り、最終的には午後2時57分に月と土星が合(0°)になります。どんどん暗くなる一途を辿りそうですね。午後5時58分には月は金星と絡みますが、これもスクエア(90°)の不調和座相です。16日は一日を通じて、気分が沈んでしまいそうな日です。

今週は12日(水)に今年のハイライトともいうべき太陽と木星のコンジャンクション(0°)があり、それ以降はだだ下がりですね。仕方がない!今週は「12日にチャンスを掴む!」このように一点豪華主義に徹するしかなさそうです。年に一回のチャンスですから、それだけ波及効果も大きいと思われます。まずは、どれだけスピーディに目標に迫れるか?勇気と瞬発力がある人が「勝ち!」を掴む週となりそうです。

APR 14 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

牡羊座~牡牛座にひしめく星々

4/3~4/9

今日は早く「瑛利奈の今週の運勢」をアップしようと、朝からPCに向かったのですが、「瑛利奈の山手タロット館」を開こうとすると「インタネットに接続されていません」の画面が…。ルータを見ると、赤の接続ランプが点滅しており、Wi-Fiルータの方はインターネットのランプが消えています。私は別なプロバイダに接続しなおしたり、ルータを再起動するなど、1時間以上も悪戦苦闘してしまいました。その後、テレビのニュースで知ったのですが、今日はNTT東日本、西日本で午前7時10分から通信障害が起きたそうです。NTT東日本のエリアは東京、神奈川で「フレッツ光」が約26万件使えなくなったとの報道が。私はその26万件の中の一件だったわけです。機器の故障だったそうですが、私の感触では、不具合はどうも先週後半から始まっていたような気がします。実は…先週からスマホがWi-Fiに繋がらなくなり、二日間くらい機器をいじって試行錯誤していたのです。その他、3日は午後には全日空のシステムで不具合が発生して、手作業でチェックインをするなど、結果55便が欠航することになりました。

3日(月)の星の配置の中でいちばん通信障害に影響を与えたのはどれか?観てみましたが、火星とドラゴンテイルのトライン(120°)がいちばん怪しいように思います。このアスペクトが作られた時刻も午前6時59分と、NTTの通信障害が起きる10分前です。また火星は…注目してみると、実に社会の動きに密接に影響を与えていることがわかります。火星がアスペクト(星同士の関係)を持った相手のドラゴンテイルはターミナル的な意味を持つドラゴンヘッドの正反対のポイントで、ドラゴンのシッポといわれている太陽を食べてしまう「日食」を起こす場所です。ブラックホールのようにインターネット通信を吸い込んでしまってもおかしくないでしょう。

4日(火)は…午前1時22分に、これまで牡羊座を通過していた水星が牡牛座へ入場します。水星のサインがリニューアルされて、少しは風通しがよくなるはずです。月のサインは前日の3日から引き続いて乙女座です。しかし、午前3時55分、水星は水瓶座の0度へ入ったばかりの冥王星とスクエア(90°)になってしまいます。またもや通信、コミュニケーションには壁が立ちはだかります。その後、午前5時28分になると月は天王星とトライン(120°)。午後3時過ぎには愛の星=金星とトライン(120°)を作り、順調どころか、とてもラッキーな一日に変わっていきます。

5日(水)は午前6時50分から月は天秤座です。5日は今週のなかでは唯一、月以外、なにひとつ他の天体同士のアスペクト(星同士の関係)がない一日です。午前7時13分に月が冥王星とトライン(120°)を形成をしてからは、ずっとマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)が続きます。日没近くになって、午後5時11分、天秤座の月は蟹座の火星とスクエア(90°)の不調座相に。頼み事や重要問題の申請などは避けたい日といえそうです。

6日(木)は天秤座の満月です。時刻は午後1時34分。しかし、今回の満月には彗星キローンが太陽に合(0°)、月にオポジション(180°)で付きまとっています。彗星キローンはヒーラーや医者、予言者の星ですから、今回の満月は少なからず病んでいるのでしょう。6日の知性の惑星=水星は健全に活動しています。午前時20分の水星と土星のセキスタイル(60°)で正確な現状認識を。そして、午後2時18分の水星とドラゴンヘッドの合(0°)で、現在の世界が抱えている諸問題をコンセンサスとしておくといいでしょう。

7日(金)も月のマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)が続きますが、午後1時42分に太陽が天王星とセミセキスタイル(30°)を作ります。7日のなかでは、これが最も重要なアスペクト(星同士の関係)かもしれません。意味としては「改革の準備をしておこう」…。午後3時29分から月は蠍座です。午後9時43分、月は魚座の土星とトライン(120°)を作って、「気を引き締めて行こう!」という感じですね。

8日(土)になって、ようやく水星や金星が華やかなアスペクト(星同士の関係)を作り始めます。午前2時57分、金星は海王星とセキスタイル(60°)です。現実主義で疲れた私たちのこころに海王星が夢と潤いを与えてくれます。午後3時24分、愛の星=金星が子育ての小惑星=セレスとトライン(120°)を形成。これは子育て支援の政府の政策よりも効果がありそうです。土曜の午後、いちだんと寛いで、アットホームの生活の楽しみが増えるでしょう。その直後の午後3時28分、水星が火星とセキスタイル(60°)を形成。こちらは運動神経がよくなりそうなアスペクト(星同士の関係)です。アクティブにゲームやスポーツを楽しんだり、なかには、やり残した仕事を片付けたりする人も。

9日(日)は、これまでと違って、スケールの大きなアスペクト(星同士の関係)が多い一日です。たしかに「統一地方選挙」の日ですが、冷静な判断ができるというよりも、なんとなく、雰囲気で理想的な文言に乗せられてしまいそうなアスペクト(星同士の関係)が目立ちます。特に午前10時21分の木星と調整の小惑星=パラスのスクエア(90°)や、月と海王星のトライン(120°)、月と金星のオポジション(180°)など、ムードに流されて判断が甘くなってしまいそうです。特に月と金星のオポジション(180°)はグズグズして外に出るのが面倒くさくなるようなアスペクト(星同士の関係)です。午後9時56分に月が射手座に入場して、ハッと我に返るかもしれません。9日、日曜日の計画はあらかじめ少し前から考えておいた方がよさそうです。

今週の星は蟹座の火星から始まり、水瓶座の冥王星で終わる、150度くらいの間にたくさんの星がひしめいているボウルタイプです。つまりくっ着きすぎてあまりダイナミズムが生まれない団子(だんご)になっているような状態です。なんとなく見せ場が少なく、変わり映えのない日々が続きます。年度初めということもあり、みなさんもとりあえず周囲を観察してから行動を決めようと思っているのかもしれませんね。まずは、環境が変わった方は、多分ストレスを感じていらっしゃると思うので、リフレッシュすることを考えるといいでしょう。

APR 3 2023

瑛利奈

(C)ELINA

見通せない年度末…

3/27~4/2

先週は…3月21日の朝、午前6時24分に太陽が牡羊座に入場して春分となりました。その翌日、22日(水)にWBC侍JAPANが決勝でアメリカを下して、14年ぶりの優勝を飾りました。それ以来、日本国内はWBC一色に染まって、週明けの今日になっても、未だに興奮が冷めやらないようです。当初から日本が優勝した場合、その経済効果は600億円といわれていましたが、この分だとさらにそれを上回ってしまう勢いです。たしかに現在の星の配置は…太陽、水星、木星が牡羊座。牡羊座は元気のいい火星が支配する戦いとスポーツのサインです。なかでも木星は12年に一度巡る幸運星な上に、まだ太陽よりも12度も先にいて、キローン、小惑星=ベスタまで牡羊座にいますから、この勢いはまだまだ続くものと思われます。しかし、今週は太陽の度数はまだ若く、牡羊座に入ってからまだ一度もメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)を作っていません。先週はまだマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)がありましたが、今週になるとそれさえもない状態、休眠状態です。今週は…内惑星の水星と金星が太陽系を切り回していきます。

27日(月)は…一日を通じて月は双子座。午前3時57分、水星が彗星キローンとコンジャンクション(0°)をを作り、午後2時40分には今度は月が彗星キローンとセキスタイル(60°)を形成します。彗星キローンは医者やヒーラーの役割を持つ天体です。ここで彗星キローンは知性の惑星=水星を癒やそうとしている…つまり、いま世界のメンタリティーはダメージを負っていて、キローンの癒やしを必要としていることを逆に立証しているかのようです。

28日(火)は…午前中は自己犠牲を表す小惑星=ベスタや制限の土星、欺瞞の惑星=海王星などが登場して、不信や迷いが多い気分が続きます。その後、午後3時50分、水星は木星とコンジャンクション(0°)に。冒険好きで華やかな木星に水星が元気をもらっていきます。午後7時21分から月は蟹座です。

29日(水)…午前0時3分、月が土星とトライン(120°)、その後、さらにドラゴンテイルとトライン(120°)など、内省的だったり、内向的なアスペクト(星同士の関係)が続きます。午後11時32分、月は太陽とスクエア(90°)=半月です。過去を顧みて、反省し、軌道修正していく一日になりそうです。

30日(木)も、ここ2~3日と同じような調整日です。あまり元気を鼓舞されるような星の配置は見当たりません。なかでは、午前1時台から4時台にラッキーなアスペクト(星同士の関係)が集まっています。しかし、午前8時34分の月と木星のスクエア(90°)や、午後3時29分の月と水星のスクエア(90°)など、社会活動が始まる時間帯はどうもよくありません。見通しが甘くなったり、そうかとおもうと神経質になりすぎたりしそうです。一日の終わる午後11時7分に知性の惑星=水星が犠牲の小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)になって、責任を感じることになるでしょう。

31日(金)…一週間の営業日が終わると共に、今年度も終わりですね。堰を切ったようにに重要なアスペクト(星同士の関係)が立て続けに起きてきます。まず、午前4時3分、蟹座の火星が魚座の土星とトライン(120°)という調和のアスペクト(星同士の関係)を作ります。調和の関係ではありますが、なにせ火星と土星という二大凶星ですから、慎重さと努力、そして忍耐をもってことを成し遂げなくてはなりません。その後、午前7時25分、愛の星=金星が革命の惑星=天王星とコンジャンクション(0°)を作ります。強面(こわもて)の火星と大御所の土星が慎重に事を運んでいるそばから、若者と自由人が踊り出す…こんなイメージです。午前7時30分には月が獅子座へ入ります。平成4年どは土壇場になって、来年度に持ち越さなければならない課題を抱えるかもしれませんね。いろいろな問題が発覚してきそうな日です。何があっても驚かない、万全な体制をしいておいたほうがよさそうです。

4月1日(土)は比較的穏やかな一日です。午前5時28分、獅子座の月が太陽とトライン(120°)に。安定の座相です。午後3時43分、金星が火星とセミスクエア(45°)を形成。愛とお金の問題で内輪もめする暗示です。しかし、午後7時33分、愛の星=金星は調整の小惑星=パラスとセキスタイル(60°)の調和座相を作って、反省点や妥協点を見つけて調整がうまくいくでしょう。午後10時24分、月は木星とトライン(120°)です。豊かさと幸せを感じられる夜になるでしょう。

2日(日)…4月になってから星の流れは落ち着いてきたようです。午後1時18分、愛の星=金星が幸運星=木星とセミセキスタイル(30°)を作ります。これは…幸運が向こうからやってくるというわけにはいきませんが、幸運を自分で育んでいくにはいいアスペクト(星同士の関係)です。実現可能な目標を立てて、コツコツ努力していくことです。午後7時57分から月は乙女座へ入ります。

春分から太陽は牡羊座へ入りましたが、今週一週間はまだ太陽の出番はないようです。若い部下=水星と金星が切り回して、ときどき失敗をやらかして反省する…。今週はそんな一週間になりそうです。年度末とはいえ、まだ確定的な見通しは立たず…。そんな時はあなた自身がスキルアップするための計画を考えるのがいちばんです。まずは、WBCの侍ジャパンに見習って、闘志を出すことですね。

MAR 27 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

春分。そして水瓶座の冥王星

3/20~3/26

今月7日を以て水瓶座の土星が終わりを告げ、21日は春分。この日、太陽が牡羊座に入る瞬間が世界各国、それぞれの2023年春の四半期の国の運勢になります。それに加えて今週は…太陽系のいちばん外側の準惑星=冥王星が長い山羊座の時代を終えて水瓶座へ入ります。私の手元の暦によると、太陽の周りを公転している冥王星が前回、水瓶座にいた時期は…1777年~1799年になります。なんと18世紀の出来事なのです。冥王星の公転周期はあまりに長いので、しかも前回の18世紀の時は冥王星という星の存在すら知らなかったので、その影響がどんなものなのか?研究などはまったくされていませんでした。今週、人類は初めて水瓶座を通過する冥王星を確認することになります。これは…わくわくというべきか?ドキドキなのか?まさに水瓶座の冥王星に懸ける期待と不安、特に不安は非常に大きなものがあります。とはいえ、今週は太陽始め主要な惑星たちのアスペクト(星同士の関係)は非常に少なく、太陽始め冥王星のイングレス(サインに入ること)に自然と注目が集まってしまいます。

20日(月)は午前0時11分から月は魚座へ入ります。そして、午前2時27分、月は魚座の土星とコンジャンクション(0°)に。シリアスで重々しい動きです。その後、午前5時54分、月は牡牛座の金星とセキスタイル(60°)を作って、ようやく雰囲気が和らぎます。午後11時30分、今度は牡牛座の金星がドラゴンヘッドとコンジャンクション(0°)を形成。合意形成にはいいアスペクト(星同士の関係)です。これから開催予定の国際会議の打合せにはいいタイミングでしょう。私たちの身の回りでも「21日は話し合いに良い日」になりそうです。

21日(火)…春分の日で祝日ですね。前述の通り午前6時24分を以て、日本の運勢は書き替えられますが、その前にひとつ重要な太陽のアスペクト(星同士の関係)があります。これが今週で唯一の8大天体のアスペクト(星同士の関係)なので、特に重要といえます。それは…魚座の29度57分の太陽と山羊座の29度57分の冥王星がセキスタイル(60°)を作るのです。山羊座の冥王星が「これが改革の総仕上げだ!」とでも宣言しているようです。これまでの改革したかった課題に当面の結果が出る日とでもいったらいいかもしれません。冥王星がガス抜きをしてからサインを変えるので、衝撃が少しは緩和されると期待しています。そして、6時24分が日本での春分の瞬間です。この時刻のホロスコープがこれからの日本の運勢を担うことになるのです。前回の冬至図の時は6時48分でしたが、日が延びたので、今回の方が太陽はアセンダント(東の地平線)の上、12ハウスという目立たない場所に入っています。下に今年の春分図を載せておきますので、関心がある方はご覧になってください。

22日(水)は…午前1時1分から月は牡羊座へ入場します。その後、午前2時22分に新月です。月と共に新たな一ヶ月の始まりです。

23日(木)は…今週で二つ目の大きなイベントがあります。もしかすると、春分よりも重要かもしれません。午後9時13分、冥王星が山羊座を出て、水瓶座へサインを変えます。というのは…私にとって、冥王星がサインを変える時の記憶は…1995年の阪神淡路大震災の時でした。地震が起きたのは1995年1月17日午前5時46分でしたが、この日の午後6時15分に冥王星が蠍座から射手座へサインを変えることになっていたのです。しかし、公転周期248年の冥王星にとってこの誤差12時間というものは、ないに等しいものなのかもしれません。いまこの時の前後の冥王星のアスペクト(星同士の関係)を調べてみると、確かにしばらくの期間、太陽などとの重要なアスペクト(星同士の関係)はできていないですね。その後、逆行は除いて冥王星のイングレス(サイン入場)は2008年1月26日に山羊座へ入っています。この年はリーマンショックの年ですね。これらを考えると冥王星のもたらす改革(というべきか?)は少なからず手荒なので、心して迎えたいものです。

24日(金)は午前3時41分から月は牡牛座です。午前3時42分、牡牛座の月が水瓶座の冥王星とスクエア(90°)を形成。水瓶座の冥王星にとって、他の天体との初アスペクト(星同士の関係)です。これまでの雰囲気をガラッと変えてくれるでしょう。午後4時20分、月は牡牛座の小惑星=ジュノーとコンジャンクション(0°)、午後7時30分には月は愛の星=金星とコンジャンクション(0°)を作ります。女性がテーマになる一日です。小惑星=ジュノーの方は愛のあり方や問題点を告発したり、揉め事を起こしたりします。つまり要注意です。しかし、そのあとで金星が互いの愛を強化して、楽しい繋がりを作ってくれます。まずは、愛情問題や女性の問題にフォーカスされる日だと覚えておくといいでしょう。

25日(土)は…これもまた重要なイングレス(サインに入場すること)があります。昨年(2022年)の8月からずっと双子座を行ったり来たりしていた火星がようやく蟹座へ入るのです。昨年、火星が双子座へ入ったのは8月25日の夜でしたから、それ以来ずっと調子が悪い方やトラブル続きの方がいらっしゃるかもしれません。そういうケースはこの日から「トラブル解消!」ということになります。反対に蟹座に入って忙しくなったり、騒動が多くなるのは太陽など、重要な天体がカーディナルサイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)にある方々です。蟹座の場合は火星が入ってエネルギー増強になりますから、悪いばかりではありませんが、他のサインの方々は今後注意が必要です。忙しいのを覚悟して、まずは冷静さを持つことが大切です。

26日(日)は午前9時41分から月は双子座へ入ります。今週は、太陽を始め、いろいろな天体のイングレスがありましたが、すべてで尽くした感があります。午前9時46分に双子座の月が水瓶座の冥王星とトライン(120°)を形成するのが目新しいところでしょうか。調整日といった感じです。

今週は太陽の牡羊座イングレス(サインに入場)、冥王星の水瓶座イングレス(サインに入場)そして長かった双子座の火星の蟹座イングレス(サインに入場)…。いろいろと新しいことが起こります。それだけ、私たちはこのところ、変わらなければならない問題を抱え込んでいた…ということでしょう。それが堰を切ったように一気にやってくるのが今週です。これらを受け入れて、気持ちを切り替えるのに忙しい一週間ですが、逆に切り替えるとその分パワーが充填されるという効果も期待できます。後ろ向きにならないで、前向きでいきましょう!

MARCH 20 2023

瑛利奈

(C)ELINA

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新しい景色を目前に…惑い

3/13~3/19

先週、3月8日からWBCが開幕。8日の対中から1次ラウンドが始まり、9日には東京ラウンドがスタートして、先週から日本中がWBCで湧いています。また、今週13日からマスク着用の義務が緩和され、個人の判断に任されることになりました。最近は日本各地で気温が上がり、5月並の暖かさを記録しているところも。今年は地球温暖化も急激に加速したのか?今日明日中にも東京はサクラの開花宣言がありそうで、開花予想日は記録的な早さとなる模様です。このように一見明るい話題が満載のようですが、今週の星の動きはカラ元気といいますか?見かけ上だけで、移ろいやすいもののようにみえます。

13日(月)は午前1時31分、蠍座の月が太陽とトライン(120°)を形成。一週間は安定の滑り出しをみせます。その後、夕方まで蠍座の月は海王星や冥王星と調和座相を作りながら、順調な一日を提供してくれます。午後4時20分に月は射手座へ入場します。この後、先週から魚座に入った土星が月にスクエア(90°)の不調座相を作ります。スムーズに暮れそうな一日が最後になってそうでもないか?という疑問符を突き付けられるかのようです。

14日(火)は…昼間はあまり順調なアスペクト(星同士の関係)はありません。例えば、朝6時54分の水星がドラゴンヘッドにセミスクエア(45°)や午後1時9分の月と金星のセスキコードレート(135°)など、大きな障害ではありませんが、ちょっとしたことで小さな利害が対立してトラブルになったり、なかなかコンセンサスが得られないなど、ややナーバスが展開が多くなりそうです。しかし、午後6時56分には牡羊座の14度まで度数を進めた木星に月がトライン(120°)の好調座相を形成。これにより、ゆったりとたおやかな夜が訪れます。大切な話し合いや大事な伝えたいことがあったら、この時間帯を狙うといいでしょう。

15日(水)も油断できない一日です。この日、太陽は魚座の24度まで度を深めていますが、魚座の25度には掴みどころのない惑星=海王星がいます。また、火星は双子座の、これも25度です。つまり、太陽は海王星とコンジャンクション(0°)、火星とスクエア(90°)になっているのです。ここへ持ってきてこの日の月は射手座の第3デークへさしかかっています。最終的に月を入れると太陽、海王星、火星、月のT字スクエアになっています。火星と海王星のスクエア(90°)から導き出される象意…詐欺やトリック。太陽と海王星とコンジャンクション(0°)は幻惑。それプラス、月は太陽とスクエア(90°)。これは…どう考えても頭が混乱て、正確な認識を欠いてしまいそうな星の配置ですね。最近取り沙汰されている「総務省の放送法をめぐる政治的公平に関する行政文書問題」などはさらに真相が糊塗されていきそうです。まずは、仕事上の契約を始め、この日起きてきた話には一線をひいて、後日再検討してから回答すべきだと思います。午後9時5分から月は山羊座へ移動します。

16日(木)は…前日から火星とスクエア(90°)を作っている海王星ですが、この海王星に対して太陽が正確にコンジャンクション(0°)になります。太陽という青天白日のもと認識するべき主人公が海王星の霧の中へ埋没してしまうアスペクト(星同士の関係)です。つまり、非現実的な夢を見てしまう日です。3月12日はハリウッドでアカデミー賞のイベントがあったようですが、このような映画やエンターテインメントなどを楽しむには最善の日になります。しかし、現実を見極めてシビアな判断を望んでいる方には、あとで「魔が差した!」と、後悔するような決断をしてしまいかねません。16日は海王星の魔術にかかる日…と覚えて置いてください。魔術を使いたい人、現実逃避をしたい人、あるいは、芸術を志している人にとってはヒラメキを授かる日かもしれません。しかし、これまでの実績やお金などを守りたい気持ちを持っている場合は、雰囲気に呑まれないように気をつけるべきでしょう。

17日(金)も…15日から端を発する太陽、海王星、火星のスクエア(90°)の中で、今度は太陽が火星とスクエア(90°)を形成する日です。それに加えて、水星も魚座の25度になり、このスクエア(90°)に加わってきます。犯罪や事故、感情の高ぶり、株価の暴落など経済変動など、世の中が騒々しくなる日です。午前3時9分に太陽が火星とスクエア(90°)、その後、午後1時48分に水星が火星とスクエア(90°)を作りますが、これが危険なアスペクト(星同士の関係)の連鎖の最後となります。トリガーとなるような問題は出尽くしたということですが、あとは事態収拾に奔走しなければなりません。午前4時58分に又別なポイント=牡羊座の29度の金星が山羊座の29度の冥王星とスクエア(90°)を作ります。これも出所はまったく違うでしょうが、畳みかけるように別な問題が起きてくる感じです。この17日(金)が今週のハイライト。大きな出来事が多く、それが時代の流れを変えていくことになるはずです。そんな中、午前7時33分から愛の星=金星は牡牛座へと入っていきます。また、午後11時24分から月は水瓶座へと移動します。

18日(土)は…前日起きた波瀾や変化に対する調整日ともいうべき日です。すべての意見や見解をまとめるのは非常に大変ですが、それについて議論したり、必要なプロセスを辿っていくでしょう。午前7時25分、牡牛座の金星が魚座の土星とセキスタイル(60°)という安定座相を作ります。まずまずの現実的な着地点を見つけて、落ち着こうという動きになりそうです。

19日(日)は…午前1時26分、月が木星とセキスタイル(60°)を作って、いい雰囲気に。その後、午後12時23分、魚座の29度の水星が冥王星とセキスタイル(60°)の調和座相を形成。真相が解明されたり、気分一新の暗示です。これを最後に水星は、午後1時23分、牡羊座へと入場します。若返った水星や月とトライン(120°)の火星の影響で元気に満ちた、行動的な一日になりそうです。

今週一週間は…ひと頃のように「壁に突き当たって苦悩する」時期はすでに通り過ぎたようです。今週の星のメッセージからは「そういってモタモタするのはもう終わり!」と「時代が変わったのよ!」と言われているかのようです。さて、この踏み入れてしまった新しい時代を、私たちがどのように評価して、現在地を確認していくのか?これが今週やるべきことなのかもしれません。ただ、そういった作業は決してすぐに正解が掴めるものではなく、今のところ、現状を誤って認識したり、古い理想が捨てられないなどで、苦悩したりする時期に入ってきたのでしょう。ただ、今週の星は…強いお酒や魔法のように私たちの頭を麻痺させ、幻想を誘います。また、今週の星は切れ味の良いナイフのようでもあり、軽々に扱うと怪我をする可能性もあるのです。たしかにこれは…最近の流行語の「新しい景色」なのかもしれません。待ったなしの時の流れを前にして、今後の道を慎重に見極めていきたい…今週はそんな時といえるのかも…。

MAR 13 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

7日、土星が魚座へ入場

3/6~3/12

今週のトピックスは、なんといっても土星の魚座入場でしょう。最初に土星が水瓶座へ入ってきた2020年3月22日からようやく3年が経とうとしています。今週、日本時間3月7日の夜、土星は魚座へとサインを変えようとしています。土星が最初に水瓶座へ入った2020年の夏至の日、ちょうどこの日に重なるように日食が起きたのは記憶に新しいところでした。また、改めて過去の土星の動きを観てみると、この時以来、2020年~2022年までの期間は…土星のイングレス(サインへ入場する時)が毎回日食の日と非常に近いことに気付きました。2020年、土星逆行の後、二回目に土星が水瓶座へ入ったのは、2020年12月17日ですが、その2日前の12月15日は日食でした。翌年、2021年土星が水瓶座の13度で逆行を始めたのが5月23日、その3日後の26日に月食。まあ、これは3日弱、間が空いていますが。その後、昨年、2022年10月23日に土星は順行し始めますが、この2日後の10月25日もまた日食です。日食は不吉なポイントですが、水瓶座の土星は常に日食に付き纏われていたように見えます。しかし、一般的に食を観るときに2日も誤差があれば、さほど影響はないと読みますが、今回水瓶座の土星の動きのように連続的に重なれば、多少気になるというものです。みなさんは将来のことを不安に思うかもしれません。そこで、今後10年間の土星の動きと日食のリンクを調べてみましたが、2020年~2022年のように接近することはありません。ご安心ください。

6日(月)は…午後12時38分に月が乙女座へ入る前は、後ろ向きだったり、不調和な星の動きが多く、いまいち雲行きは不穏な雰囲気でした。午後になり、月が乙女座へ入ってからは穏やかに変わります。特に午後10時41分には…太陽が天王星とセキスタイル(60°)を作って、新たな未来へのステップとなるでしょう。自由と改革へのキッカケ作りに最適な日です。

7日(火)は前述の天王星と乙女座の月が好調。いい流れが続きます。午後9時40分は魚座の満月です。そのすぐ後の午後10時34分、土星が3年ぶりに水瓶座を出て、魚座へ入場します。日食によって蔭に隠されてしまった水瓶座の土星が29度から0度へリセットされて魚座の土星になって蘇ります。新たに誕生した魚座の土星に期待をかけたいところなのですが、占星学的には魚座は土星の良さを発揮しにくいサイン…。海王星が支配する魚座の中で、土星がどこまで真価を出せるか?予想がつきにくいですが、水瓶座という科学の申し子のようなサインからサイキックな魚座へと入った土星に新たな分野での改革…土星ですから、改革というよりも法整備といった方がいいでしょう。海王星の象意=蝕知しがたいもの…つまりメンタルや未知の概念、現実的な課題としては、心の病気やマインドコントロールなどに論理的、なおかつ科学的なメスを入れて欲しいですね。決して不可知なものが溢れ出すような世界にならないように願いたいです。

8日(水)は…乙女座の月が双子座の火星や、魚座の海王星といったミュータブルサイン(変移サイン)の惑星に翻弄されます。昼間は迷いが多く、現実逃避的になりやすい日です。午後11時7分に月が冥王星とトライン(120°)を作って、この流れを変えるでしょう。午後11時43分から月は天秤座です。

9日(木)…太陽や惑星、月ともにメジャーアスペクト(主要な天体同士の関係)がない、平坦な一日です。いい波も悪い波も来ないので、各自、実力勝負するしかないですね。

10日(金)は…午後6時を過ぎるまで、天秤座の月が木星や土星、金星、小惑星=パラス、ベスタなどと不調和です。午後12時8分に水星が小惑星=パラスとトライン(120°)を作るのが唯一の救いです。感覚で動くと、オーバーアクションや、生ぬるいなど、経済性を欠いた行動になってしまいそうです。水星が小惑星=パラスが示す「知性で判断せよ!」という暗示を忘れないようにするといいでしょう。

11日(土)は午前9時5分から月は蠍座です。これといったアスペクト(星同士の関係)がなく、「攻め」に出られるような武器がありません。過去の間違いをチェックしたり、自分との対話など、調整日です。恋人や家族がいる方はおうち時間を楽しむ休日になりそうです。また、翌日12日の午前0時4分には愛の星=金星が火星とセキスタイル(60°)を形成します。この時間を目標に気持ちを温めていくといいでしょう。

12日(日)は…前述の金星&火星とセキスタイル(60°)、つまり愛の盛り上がりの時間から始まります。しかし、午前6時4分になると、知性の惑星=水星が天王星とセキスタイル(60°)を形成。知的好奇心や新しいことにチャレンジしたい気持ちがムクムクと頭をもたげてきます。行動的になるには午前中が最適です。昼過ぎから迷いが多くなり、午後2時~4時は問題を修正する時間帯です。真剣に課題に向き合えば、午後4時過ぎには問題は解決しそうです。

今週は…なんといっても7日(火)夜の土星の魚座入場がいちばんの関心事です。なにせ、3年に一度の出来事ですから、当面の風向きどころか、潮流が変わるような大きな変化のポイントになるでしょう。

さて、みなさんが一番関心があるところは「土星って怖い星だよね?魚座はどうなるの?」という質問でしょう。土星は真面目に努力している人にとっては決して怖い星ではありません。むしろ、努力が報われない人を後押しして、陽が当たる場所へ押し出してくれるようなこともしてくれます。ただ、怖れなくてはいけないのは、これまで怠けてきた人や嘘で塗り固めてきた人です。そんな人には土星は厳しく現実を突き付けてくるでしょう。長くなりますので、今回はこのへんで。

MAR 6 2023

瑛利奈

(C)ELINA

水瓶座29度、土星は最終週へ

2/27~3/5

先週は…ロシアがウクライナ侵攻以来初めてバイデン米大統領がウクライナを電撃訪問しました。これでG7首脳の中でウクライナを訪問していないのは岸田総理のみになったということで、焦っているとの報道も。しかし、第二次世界大戦の敗戦後、憲法など法秩序を守り続けている国としては致し方のないことでしょう。最近の岸田総理を見ると、明治維新直後の政治家のように見えてしまいます。また、2月23日の天皇誕生日はロシアの祖国防衛の日だと知り、「これは、将来ずっと続くぞ」と報道のボリュームからも不安材料に。しかし、ひとあし早く金星が牡羊座へ入って来ただけあって、春の訪れは早いようです。

27日(月)は午前0時47分から月は双子座へ。愛の星=金星と癒やしの小惑星=セレスが目立つ日です。一日を通じて、優しさと心地よさがテーマになります。午後2時7分、金星が小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)を形成。小惑星=ベスタの象意は「尽くす愛」…いってみれば、束縛される愛です。愛することの責任の重さを実感することに。午後5時台になると月が相次いで小惑星=ベスタ、金星とセキスタイル(60°)を作ります。真剣に愛のために負担を負うことを覚悟するアスペクト(星同士の関係)です。午後11時7分になると月は木星とセキスタイル(60°)に。これでようやく開放的になれるでしょう。

28日(火)は月以外のアスペクト(星同士の関係)が非常に少なく、バラエティのない一日です。一日をリードするのは午後1時20分の月と火星のコンジャンクション(0°)です。火星は軍事とスポーツの惑星です。ウクライナへの軍事支援や世界の紛争の話題が目立ったり、スポーツでは第5回ワールド・ベースボール・クラシックにさらに関心が集まりそうです。

3月1日(水)になると、双子座の月は第3デークへ入ります。深夜には海王星に邪魔をされて、ちょっと判断力が鈍りますが、午前4時以降、月は知性の惑星=水星、続い午前10時台にはて土星とトライン(120°)の安定座相を作っていきます。仕事へのモチベーションがアップして、さらに確実な集中力も発揮できる時間帯です。午前11時39分、月は蟹座へと移動。ここからはプライベートな事情や感情問題へ関心が移っていきそうです。

2日(木)は今週でいちばんラッキーな一日といっても過言ではないでしょう。午前10時9分、蟹座の月は魚座の太陽とトライン(120°)と好調。スムーズに物事が運ぶベースを作ります。午後2時35分、牡羊座で金星と木星がコンジャンクション(0°)を形成。愛の星=金星と幸運星=木星は非常にいいコンビで、幸福のクライマックスを演出してくれます。愛の喜びを感じる瞬間です。告白はもとより、頼み事などもチャンスです。また、ショッピングやプレゼントなどにもラッキーです。こういったいい気分の時、人はついつい財布のひもが緩むので、営業にはベストコンディションといってもいいかもしれません。午後7時2分には月が天王星とセキスタイル(60°)を作って、冒険気分が高まります。しかし、最後には午後11時34分、水星が土星とコンジャンクション(0°)を作って、一挙に現実を見ることに。一日の締めくくりはほろ苦いですが、多分、ラッキーな問題と現実に目覚めるこの時間に気が付く問題は別なものでしょう。

3日(金)は…午前7時51分、水星が魚座へ入場します。午後1時23分には蟹座の月が海王星とトライン(120°)を形成。とてもナイーブな日です。他人の気持ちを汲んで援助したり、芸術的なヒラメキを感じるなど、感性豊かな午前中になりそうです。しかし、午後2時39分を過ぎると雰囲気がガラッと変わります。これ以降はあまり他人の心の問題に踏み込まないように。さもないと面倒な問題を抱えてしまうかもしれません。

4日(土)は午前0時15分から月は獅子座です。しかし、獅子座の第1デークの月は他の天体と折り合いが悪く、一日を通じてちょっと内向的になってしまいそうです。特にドラゴンテイルが月や火星とネガティブなアスペクト(星同士の関係)を作るので、なかなかコンセンサスが取れず、チームワークに乱れが出るかもしれません。今日は土曜日、休日の方も多いでしょうから、チームワークの乱れはプライベートな人たちかも。こんな時にカラ元気を出そうとしても疲れるだけですから、信頼を高めるための努力をするといいでしょう。

5日(日)は…ラッキーなアスペクト(星同士の関係)が多いダイナミックな一日です。まず、午前1時56分、獅子座の月は木星とトライン(120°)に。豊かな気分を盛り上げてくれます。午前7時台には月が金星とはトライン(120°)の好調座相を。一方、天王星とはスクエア(90°)になり、少々波瀾を好む展開に。午前11時45分には愛の星=金星が天王星とセミセキスタイル(30°)を作ります。セミセキスタイル(30°)はマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)なので、あまり実感を感じないかもしれませんが、心のどこかで無意識に次のロマンスを期待し始めるアスペクト(星同士の関係)なのです。この後も愛の出会いを求める人にはモチベーションが上がりそうですが、やや危険度高めなので、注意が必要です。

今週は…週の頭の土星の度数は水瓶座の28度56分、週の終わり(5日24時)には土星は水瓶座の29度46分。この時点で水瓶座の土星は残すところあと2日になります。惑星の度数、29度は「涙の29度」といわれ、もっとも辛くて、重く、しんどい度数です。今週一週間、土星の度数は老いてしまって何事もかったるいのかもしれません。みなさんも今の仕事やテーマに専念して、新たなスタートを待つ…。「さあ、これから最後の一仕事だぁ!」…こんな気持ちでいてください。

FEB 27 2023

瑛利奈

(C)ELINA