31日、スーパーブルームーン

8/28~9/3

先週…8月23日の夕方から太陽が乙女座へ入り、24日にはその乙女座の太陽がちょうど反対側を通過中の土星とオポジション(180°)という困難なアスペクト(星同士の関係)を作りました。たしかにこの日から、高校野球の甲子園大会や世界陸上で盛り上がっていた正義感や怒り世の中の雰囲気がガラッと変わりました。ひとつは、これまで日本人の心の拠り所だった大谷翔平選手が「再び靱帯損傷」というニュースが流れたこと…。もうひとつは東日本大震災の事故後、福島第一原子力発電所が処理水放出に踏み切ったこと。この二つのニュースによって、私たち日本人の気持ちはすっかり秋の気配と寂しさを感じ始めたようです。先週は週末になって一挙に運気が暗転しましたが、今週はというと…大きな動きはなく、かといって流れを挽回するほどの力もなく、マイナーアスペクト(星同士の二義的な関係)で埋め尽くされている一週間です。

28日(月)は山羊座の後半の月から始まります。幸い、現在の太陽系は地象サインが優位ですので、山羊座の月は朝から知性の惑星=水星と好調のトライン(120°)、12時台には天王星とトライン(120°)、午後6時過ぎには海王星とセキスタイル(60°)を形成していきます。締めくくりは午後8時48分の冥王星とのコンジャンクション(0°)です。概ね実務が順調に運ぶ一日ですが、最後の冥王星は問題解決の難しさを私たちに教えてくれることになりそうです。午後11時31分から月は水瓶座へ入ります。

29日(火)は…火星や天王星という熱気を帯びた惑星が目立つ一日です。まず、午前0時39分、月が火星とトライン(120°)を作って、私たちを鼓舞します。その後、午前11時38分、改革の惑星=天王星が逆行し始めます。度数は牡牛座の23度4分です。天王星は…昨年(2022年)の8月24日から今年(2023年)1月23日まで逆行していました。天王星は革命の惑星ですが、逆行期間中はあまり身のある改革は進まず、混乱を招くことが多いのです。処理水を巡る日中関係の悪化や、プーチン政権の迷走、米国の大統領選など、世界を混乱に導く課題は山積みです。

30日(水)は…28日から水瓶座へ入った月が午前0時11分に木星とスクエア(90°)、午後12時4分には天王星とスクエア(90°)を作ります。月は天王星が支配するサインの水瓶座から天王星と対決する形になり、騒動が多い一日になりそうです。午後10時56分に月は魚座へと抜けていきます。

31日(木)午前10時35分は満月。スーパーブルームーンです。天文学的には遠地点の満月よりも14%大きく見える日ということですが、それだけに地球への磁力も強くなります。その前の午前4時32分に月は土星とコンジャンクション(0°)を形成します。土星を伴ったスーパーブルームーンですから、その影響力もより大きくなりそうです。今週のハイライトとなるような出来事が起きる可能性は強いでしょう。

9月1日(金)…9月はスーパーブルームーンの翌日から。午前4時28分、月は水星とオポジション(180°)に。ナーバスな月の始まりです。しかし、その後、月は天王星、海王星を味方に付けて、私たちの心情や理想など、心の問題がテーマになるロマンチックな日になりそうです。午後10時24分から月は牡羊座へ入場します。

2日(土)は…午前3時49分から月と火星がオポジション(180°)という落ち着かない配置に。午前6時には天秤座の火星が土星とインコンジャクト(150°)というねじれの関係を作ります。自己主張の小惑星=ジュノーと自己犠牲の小惑星=ベスタが頻繁に顔を出してきて、私たちの心の軸を混乱させるでしょう。人権問題や社会貢献、個人の自由の束縛などがテーマになる日です。週末で家にいる場合は家族会議になるケースも。不満は出尽くすかもしれませんが、決して落とし所が見つからない日です。

3日(日)は…牡羊座の月が水星、天王星、海王星などとちょこちょことマイナーアスペクト(星同士の二義的な関係)を作って、心が落ち着かない日です。午後4時43分、月はノースノード(ドラゴンヘッド)という社会的な広がりを表すポイントと合(0°)になります。結論を出すよりもまずは、不特定多数と意見交換をした方がいいでしょう。個人主義的な姿勢を押し通せない一日です。午後11時59分になって、月は牡牛座へと入ります。

今週は…なんといっても31日(木)のスーパーブルームーンの日がハイライトになりそうです。雲がなければ美しい月のはずですが、裏に土星が隠れていることを忘れてはいけません。この日に限って、ネガティブな気分に囚われたり、気持ちが動揺するなど、宇宙からのエネルギーを意識して、心の平静を保つように心がけるといいでしょう。逆行する天王星なども考慮しながら、慎重に行動したほうがよさそうな一週間になりそうです。

AUG 28 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

季節は変わっていく

8/21~8/27

先週は…台風7号が15日、紀伊半島に上陸して、近畿地方に大きな被害をもたらしました。夏休みのシーズンにも関わらず、新幹線や航空便などがストップし、被害に遭われた方も多いと思います。世界では先々週のマウイ島の山火事に続いて、スペイン領テネリフェ島やカナダでも大きな山火事がありました。先週、私は「16日は天王星=革命の日」に太陽と天王星のスクエア(90°)について書きましたが、それは世界経済に顕著な影を落としていました。日本時間8月16日前後から、日経平均を始め、NYダウ、独DAX、香港ハンセンなど、世界の株価は軒並み下落に転じています。また、ドル円は146円と昨年(2022年)10月以来の安値をつけています。また、中国経済の先行き不透明な予測も多くなったような気がします。太陽と天王星のスクエア(90°)は無理をしながらやり過ごしてきた世界経済に対する警告のような気もします。今週はというと…先週に増して、殆ど好調なアスペクト(星同士の関係)がなく、いよいよシリアス二なりそうな一週間です。

21日(月)…今週は天秤座の月から始まります。午前5時7分の月と金星のセキスタイル(60°)以外は主要なアスペクト(星同士の関係)がなく、疲れを癒やしながら、淡々と仕事をこなす一日になりそうです。

22日(火)は、太陽の獅子座最後の一日です。午前5時30分、天秤座の月が太陽とセキスタイル(60°)を作ったのち、午前8時21分から蠍座へ。午後4時32分、月は土星とトライン(120°)に。実務的な一日になるでしょう。午後9時16分、金星は木星とスクエア(90°)を形成します。これは…楽観的な見通しは損失を生む暗示です。あらゆる面で気持ちの引き締めが大切な時です。

23日(水)から太陽が乙女座へ入場しますが、その前に見逃せないアスペクト(星同士の関係)があります。午前5時33分の火星と海王星のオポジション(180°)です。これも前日引き続いて、夢を見て現実認識に欠けるアスペクト(星同士の関係)です。私たちのレベルでは少なくとも仕事上のミスに気をつけたいものです。午後6時1分から太陽は乙女座へ入ります。

24日(木)…太陽が乙女座へ入ったので、猛暑日も一段落するかもしれません。午前4時59分から水星が逆行し始めます。水星は通信やコミュニケーションを司る惑星です。申請などの手続きは前日までに済ませておきましょう。午後5時7分から月は射手座へ入ります。

25日(金)は、日付が変わって早々、午前0時28分に月が土星とスクエア(90°)に。世の中の雰囲気は夏休みモードを終えて、シリアスになってきます。午前9時22分、乙女座の火星が冥王星とトライン(120°)を形成します。猛烈な勢いで仕事がスピードアップしてきそうです。午後6時26分には月が金星とトライン(120°)を作って、ひさびさ働いた後の楽しい夜の始まりに。

26日(土)もまだ射手座の月が続きますが、月のアスペクト(星同士の関係)はちょっと不安定です。周囲からのアプローチが多く、忙しい週末になりそうです。あれもこれもと予定を入れてしまうと、自らが追い込まれる可能性も。人間関係の調整日と考えて、多少のサービスは致し方ない一日です。午後10時5分から月は山羊座へ入ります。

27日(日)は…午前3時38分、山羊座の月が乙女座の太陽とトライン(120°)に。5月以来の地象コンビです。夏の終わりを暗示します。午後5時27分、太陽は土星とオポジション(180°)を形成。これは…現実の壁を認識するアスペクト(星同士の関係)です。難しいとは知っていたのに、いまさらながらその大変さを意識する…。そんなタイミングです。怖じ気づいて逃げたくなりますが、現実に立ち向かわなければなりません。問題を正面から見据えることで、解決策が見つかるはずです。午後10時19分、火星が乙女座から天秤座へ入場します。

今週は23日に太陽の乙女座入場、27日には火星の天秤座入場と、太陽系を構成は大分様変わりしてきます。この夏のスタンダードだったことが次第に変わっていくのです。これからは少し認識を改めて、新しい未来を見据えていかないといけないようです。そうなると、仕事量も増えそうですが、夏休みの後ですから、それも仕方がないかもしれませんね。

AUG 21 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

 

 

16日は天王星=革命の日

8/14~8/20

先週は…8月11日が「山の日」ということで、お盆休みが始まりましたが、台風7号が日本列島を直撃するという予想で、各地で対応に追われているようです。海外ではハワイのマウイ島で山火事が発生し、歴史的な町のラハイナは壊滅的な被害を受けました。2018年のカリフォルニアの火事を上回る米国の山火事としては過去最大の被害規模になっているそうです。このような自然災害は世界に広がっており、地球温暖化を始めとする気候変動の影響は顕著になってきました。さて、今週の星の動きというと、太陽と天王星のスクエア(90°)は気になりますが、その他の星のアスペクト(星同士の関係)は概ね良好なようです。

14日(月)は蟹座の第3デークの月から始まります。重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、月は深夜から午後にかけて、火星、天王星、海王星といずれも好調座相を作ります。午後2時を過ぎる頃から月のアスペクトは悪くなり、午後4時46分に冥王星とオポジション(180°)に。仕事は早めに動いたほうがいい日といえるでしょう。午後7時36分から月は獅子座へ変わります。

15日(火)は…あいにくひとつもいいアスペクト(星同士の関係)がない日です。台風が列島上陸する予想なので、潔く諦めたほうがいいのかもしれません。獅子座の月のアスペクト(星同士の関係)はすべてインコンジャクト(150°)、セミスクエア(45°)など、小競り合いや情報の行き違いなど、思わしくありません。午後2時9分に太陽が火星とセミセキスタイル(30°)を形成します。これが10日のベストタイムになります。意味は「身体を張ってコツコツ未来のために努力せよ」…こんなところでしょうか。一日を通じて、海王星の邪魔が入るので、勘違いや思い込み、甘い予測などに注意が必要です。

16日(水)は革命の惑星=天王星の存在が際立つ一日です。午前11時34分には太陽が天王星とスクエア(90°)を形成します。これは今月の大きな分岐点です。いままで燻(くすぶ)っていたトラブルが表沙汰になったり、切れそうな関係がとうとう破綻するなど、天王星が猛威を振るいます。過去に見切りを付けて、決断したい方にはチャンスかもしれません。午後6時3分には月も天王星とスクエア(90°)を作ります。午後6時37分は新月です。要するに、太陽と天王星とスクエア(90°)になっているところへ月が加わる…こう考えてください。大きな変化が起きる一日になりそうです。その後、午後10時53分、火星が天王星とトライン(120°)に。火星は縁切り星の天王星にエネルギッシュに加担することになります。火に油を注ぐような展開になるでしょう。この夏のターニングポイントになるかもしれません。

17日(木)は…午前8時14分、月は乙女座へ入場します。午前9時2分には愛の星=金星が癒やしの小惑星=セレスとセキスタイル(60°)に。ようやく前日の怒濤のような感情が収まって、心の平安を取り戻すでしょう。しかし、午後5時31分、月は魚座の土星とオポジション(180°)を形成して、反省会のような雰囲気に。いままで盛り上がっていた正義感や怒りに任せた行動の損失が意識されるのかもしれません。努力に対する評価が予想よりも低く、疲れを感じてしまいそうです。もしかすると、夏休みの疲れかもしれませんね。

18日(金)になって雰囲気は一気に回復します。午前8時23分、金星が調整の小惑星=パラスとセミセキスタイル(30°)を形成。金星も調整という意味を持ちますから、心の健康を取り戻して、思いやりのある判断力を取り戻すためのエクササイズが始まります。午後2時48分、月は木星とトライン(120°)に。満ち足りたいい時間です。今週いちばんの幸せな一時かもしれません。

19日(土)も月は引き続き乙女座です。アスペクト(星同士の関係)は月のみの静かな一日です。午前中は月は水星。火星とコンジャンクション(0°)に。週末ですが、仕事の処理能力がアップします。文章を書くもよし、掃除や洗濯もよし、という週末のスタートです。午後8時53分、月は天秤座へと入場します。

20日(日)午前2時13分、太陽がノースノード(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)を形成します。人間関係や情報など、物事の広がりを意味します。もしもあなたがオープンにしたい「何か」があったら、積極的にSNSなどで情報を発信するといいでしょう。友達作りにも最適な日です。一転して午後4時40分、太陽が海王星とインコンジャクト(150°)を作ります。少し、方向性に迷いが生じたり、現実認識にズレを感じるアスペクト(星同士の関係)です。予兆を感じたら、すぐ待避したほうが無難です。深みに填まらないよう、逃げることも時には必要です。

今週は…新月の16日(水)がハイライトになるでしょう。しかし、天王星は予想以上に行動的で波紋を広げやすい惑星です。何かに不満がある方や平凡な日常生活に飽きて冒険したい方、あるいは束縛から解放されたい…、他人に対して義憤を持っている…。こんな方は16日には慎重になってください。天王星が動機で起こした行動は、ひとたび動き出すと後戻りできないからです。無計画な自由よりも、豊かな我慢の方がいいのではありませんか?もう一度、じっくり考え直してみるといいでしょう。

AUG 14 2023

瑛利奈

(C)ELINA

愛の答えをつかむ週

8/7~8/13

先週は…台風6号が沖縄付近に停滞し、現在も奄美地方を暴風域に巻き込み、その後北上して九州に接近する見込みです。またその他の地方は猛暑日が続き、地球の海面水温はこれから観測史上最高を記録するそうです。また、8月になって各地で開催される花火大会がですが、火災が発生したり、人手不足や物価高騰で中止に追い込まれるなどの事態も相次いでいます。このように書くと危険な夏のように思われますが、一般的にはコロナ後の開放感をみなさん楽しんでいるようです。

7日(月)は牡羊座第2デークの月から始まります。午前9時2分、太陽が木星とスクエア(90°)を形成。太陽も木星もラッキーな星なので、脅威を感じさせるアスペクト(星同士の関係)ではありませんが、反対に楽観過剰による過失を表します。また、自信過剰ややり過ぎなども。ここから考えると、大きなものを購入したり、重大な出費に繋がるような契約はもう少し待ったほうがよさそうです。午後3時24分から月は牡牛座へ入場します。

8日(火)は…前日の太陽と木星のスクエア(90°)を是正するような動きが目立ちます。まず、午前0時45分、牡牛座の月は土星とセキスタイル(60°)を作って、気持ちを引き締めにかかります。その後、午後2時9分、月は水星とトライン(120°)に。仕事上の問題がスッキリと片付くでしょう。午後5時10分、月は木星とコンジャンクション(0°)を形成します。満足のいく夕暮れです。午後11時46分、月は乙女座の火星とトライン(120°)に。地象サインの能力をフルに発揮する一日になります。

9日(水)…最近の太陽系は主要な天体10個のうち5個までが地象サイン中です。これに対して牡牛座後半を通過する月は次々と調和のアスペクト(星同士の関係)を作っていきます。とても安定感のある一日です。午後7時38分、月は山羊座の冥王星とトライン(120°)を形成。最後に冥王星という地下深くに根を張る準惑星と絡むことにより、様々な深部を掘り起こすことになるかもしれません。これが牡牛座の月の最後のアスペクト(星同士の関係)になります。その後、午後8時8分、愛の星=金星が天王星という縁切り星とスクエア(90°)を作ります。夜のデートには波瀾が付き纏いそうですね。午後10時4分から月は双子座へ移動します。

10日(木)は…午前9時47分、知性の惑星=水星が木星とトライン(120°)を形成します。知性や向上心が冴えを見せ、難しい問題もスラスラと解けるアスペクト(星同士の関係)です。しかし、10日の月は双子座。午前7時44分、月と土星はスクエア(90°)に。午後2時17分、乙女座の火星が義務を表す小惑星=ベスタとスクエア(90°)を作ります。前述の月と土星のスクエア(90°)も併せて考えると、仕事を気安く引き受けると、あなたの職場での負担が重くなってきそうです。重労働の割りに報酬は期待できない一日になりそうです。

11日(金)も引き続き月のサインは双子座です。月は水星、火星とは不調…。仕事に関しては、クライアントや上司との間のクォリティの認識のズレが生じやすい日です。月は癒やしの小惑星=セレスや愛の星とは好調なので、仕事の結果よりも人間関係に重きをおいたほうがいいでしょう。また、愛する人や家庭などを優先に考えるべきです。人生のバランスに関して少し調整が必要かもしれません。

12日(土)、午前2時27分、双子座の月は海王星とスクエア(90°)に。気持ちに迷いが多くなり、現実逃避の傾向が出やすい夜です。午前7時51分から月は蟹座へ入ります。午後になって水星は癒やしの小惑星=セレスとセミセキスタイル(30°)をつくったり、月が金星とセミスクエア(45°)を作るなど、ライフスタイルがテーマになります。寛ぎの環境や美味しい料理、楽しいゲームなどが主役になる一日です。

13日(日)、午前3時過ぎから朝にかけて太陽がキローンとトライン(120°)、小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を形成します。今後の人生について、能力と結果、労力と報酬について考えるタイミングです。午前9時愛の星=金星が火星とセミセキスタイル(30°)を作ったあと、午後8時15分には太陽が金星とコンジャンクション(0°)を形成します。こうなると…愛情問題がテーマの一日といわざるを得ません。あなたの最近の愛の悩み、あるいは可能性に一定の答えが出る一日になりそうです。

今週は13日に太陽が金星とコンジャンクション(0°)を作って一週間が終わります。太陽と金星のコンジャンクション(0°)は昨年(2022年)の10月23日以来です。愛の目標を定めるというよりも、あなた自身が「これからはこれを大切に生きよう!」と何かを掴むのではないでしょうか?多分、今週は…あなたの「いちばん大切なものは何か?」がわかる週だと思います。

AUG 7 2023

瑛利奈

(C)ELINA

穏やかな配置。クオリティアップを

7/31~8/6

先週は…週前半は多少厳しい星の動きがありましたが、週末に向けて次第に穏やかな方向へと変わった一週間でした。実際には、各地で猛暑日が続き、東京都心では7月の猛暑日日数が過去最多を更新。一方、各地で4年ぶりの花火大会が開催され、大変な賑わいとなりました。また、28日までの日銀金融政策決定会合では長期金利の変動幅を見直し、その後、長期金利は9年ぶりの高水準となりました。今週はさらに波瀾は影をひそめ、全般的に穏やかな週になりそうです。

31日(月)の月は山羊座。特に午前9時17分の月と火星のトライン(120°)、午前10時50分の月と木星のトライン(120°)と、二つの月の調和座相により、一週間はスムーズな滑り出しに。その他、牡牛座の木星、天王星、乙女座の水星、火星、山羊座の月と冥王星など、6個の天体が地のサイン中で安定感抜群な配置です。月以外の5個の天体は今後も地のサインに留まるので、この傾向は続くでしょう。

8月1日(火)…早くも8月初日を迎えます。午前中は山羊座の月が続きますが、午前8時54分、月は魚座の海王星とセキスタイル(60°)の好調座相を作って、メンタルに優しい動きです。午前11時12分には月は冥王星とコンジャンクション(0°)に。こちらは相手が冥王星という闇のボスですから、これまでの流れを覆すようなことがあるかもしれません。午後12時57分から月は水瓶座へ入場します。

2日(水)は午前3時31分に満月。月の度数は水瓶座の9度です。この夏の盛り上がりのピークとなるような一日です。午前5時44分、火星が木星とトライン(120°)を形成。火星のエネルギーが木星によって膨張拡大しますから、さらに夏の盛り上がりは過熱するでしょう。ここがまさにピークです。午前11時17分、知性の惑星=水星が土星とオポジション(180°)を作ります。水星は通信やコミュニケーションを司りますから、何らかの理由で社会全体が能率ダウンしてしまいそうです。

3日(木)になると、水瓶座の月が難しいポイントへ差しかかります。午前0時44分、月は天王星とスクエア(90°)に。午前6時15分には月は金星とオポジション(180°)です。これまで好調だった流れに水を差すような考え方が目立ってきます。個人的には感情のコントロールが難しくなったり、暑さのせいか?怠けたり、人によっては遊びたくなったりするでしょう。午後12時5分から月は魚座へ移動します。競争から手を引いて、癒やしや人助けなど、魚座のテーマに傾いていく午後になりそうです。

4日(金)は午後12時14分の月と火星のオポジション(180°)を以て、一日の主要な天体のアスペクト(星同士の関係)はおしまいです。まず、午前0時2分、月と水星はオポジション(180°)に。これはナーバスな雰囲気をもたらすアスペクト(星同士の関係)です。愛する人や家族などと難しい議論は避けたいものです。午前10時19分、月は木星とセキスタイル(60°)を作ります。重要な仕事上の提案や発注などはこの時刻までにすべきです。その後前述の後12時14分の月と火星のオポジション(180°)で唐突に重要な星の動きはストップしてしまいます。午後は大きなチャンスは少なく、いろいろな提案やアドバイスなどを受けても、あまり心を動かさないほうがいいでしょう。

5日(土)はちょっとロマンチックな一日です。午前0時34分の月と天王星のセキスタイル(60°)、午前7時59分の月と海王星のコンジャンクション(0°)。加えて、午前9時24分の太陽と海王星のセスキコードレート(135°)。いずれも日常を離れて、夢の世界へ飛び立ちたい願望を掻き立てます。夏休みの計画などで想像を逞しくするには持って来いの日取りです。午後12時19分から月は牡羊座へ入場して、今度は身体を動かすといいでしょう。

6日(日)午前10時40分、牡羊座の月が太陽とトライン(120°)に。減光期ではありますが、安定の一日です。少し気になるのは…6日は愛の星=金星と癒やしの小惑星=セレスのアスペクト(星同士の関係)が多いことです。愛のジェンダー問題がテーマになるかもしれません。愛するもの同士、努力や労力が不平等に感じたり、心が安まらないことなどを訴えたい気持ちに。息の長いテーマですから、解決を焦らないことが大切です。

今週は穏やかなアスペクト(星同士の関係)が続きます。こんな時には健康に気を遣ったり、生活のクオリティをアップすることを計画するといいでしょう。

JUL 31 2023

瑛利奈

(C)ELINA

目標を定めて、前向きに

7/24~7/30

先週は…週後半に火星、土星のオポジション(180°)や太陽と冥王星のオポジション(180°)など、イヤな星の配置が続きました。国内では特に世界を騒がせるような事件はありませんでしたが、ビッグモーター 保険金不正請求事件や小学生の娘に食事を与えず共済金を騙し取っていた母親の事件など、不愉快な犯罪がいろいろとありました。また、各地で学校が夏休みになった事もあって、水の事故が多かったように思います。しかし、23日から太陽が獅子座へ入場して、関東甲信と東北に次いで、23日には九州南部も梅雨明けした模様です。今週は…波瀾が多かった先週から一変して、穏やかな星の配置が続きます。

24日(月)は…今週のなかでは唯一、主な惑星同士の不調和座相があります。午前6時38分、水星と天王星のスクエア(90°)が形成されました。これを書いている今はすでに24日も終わりそうな時間なのです(申し訳ありません)が、たしかに24日(月)はJR山手線が信号故障のため、「始発から4時間半にわたって運転を見合わせ」というトラブルが起きています。天王星とスクエア(90°)を作った張本人=水星は「通信や交通」を司る惑星です。一方の天王星は「電気」を指しますから、まさに星の意味にピッタリの事態になってしまいました。24日の月は天秤座前半を通過中で、水星と天王星のスクエア(90°)以降もこれをフォローするほどのアスペクト(星同士の関係)も作らず、一日が暮れていきます。

25日(火)の午前中はこれといった重要な天体同士のメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)もなく、午後3時39分には天秤座の月が水星とセキスタイル(60°)を形成。ようやく月が昨日のトラブルの謝罪をするかのようです。その後、午後6時29分、準惑星=冥王星がノードとスクエア(90°)を作ります。冥王星はいってみれば陰の実力者。それがノードと不調…。どこかでよからぬ話し合いがあって、不調に終わった…。そんなイメージです。裏取引には障害が付きまといそうです。その後、午後10時59分になって月は金星とセキスタイル(60°)に。ようやくイヤなムードが払拭されていきます。金星といえば、先週書くのを忘れましたが、23日午前10時32分から逆行し始めました。度数は獅子座の28度です。獅子座さんを始め牡羊座さん、射手座さんなど、火のサインに太陽や金星を持つ方には、やり直しのチャンスかもしれません。時は戻りませんが、愛の星=金星は逆行します。もう一度もとの関係に戻りたい方や明らかに「あの日チャンスを逃した!」と思う方には、一度発車した金星がバックしてきて、もう一回ドアを開けてくれるこのタイミングをすかさず掴むといいでしょう。その他のみなさんも愛だけではなく、失せ物が返ってくるようなこともあり得るかも…です。

26日(水)は午前1時55分から月は蠍座へ。午前7時6分には半月です。その後、月は土星、火星と好調に。コツコツ手堅い努力を重ねるにはいい一日でしょう。

27日(木)…蠍座の月は第2デークへと度が深まります。そうなると、いまは真向かいの牡牛座に木星と天王星がいますから、一日の間にこれらの惑星と月はオポジション(180°)を作ることになります。また、午後12時59分には水星が海王星とインコンジャクト(150°)というストレスを生むアスペクト(星同士の関係)も作ります。総じて理想やイメージは浮かぶけれど、なかなか実現する糸口が見つからない…そんな感じです。金銭の浪費、時間の浪費がありそうな一日です。ただし、現実的な実績を残すことを考えず、非日常を味わったり、ロマンに浸りたい方にはいい日かもしれません。

28日(金)は…月末の金曜日だけあって、今週のハイライトともいえる星同士が緊密に関わる一日です。まず、午前0時15分、水星と金星がコンジャンクション(0°)を作ります。音楽やダンスなどクリエイティブなものに関心がある方には非常に閃くアスペクト(星同士の関係)です。度数は獅子座の28度。8月22~23日前後の誕生日の方には思わぬラブチャンスです。思いがけない誰かにハートを射貫かれるような経験があるかもしれません。既婚者の方も青春が蘇るような場面がある可能性も…。その後、午前9時23分から月は射手座へ入ります。午後1時46分、水星がサウスノート(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)に。仲間が集まる暗示です。繋がりたい誰かと連絡を取るには見逃せないチャンスになります。出遅れないよう、前日くらいから動き出したほうがいいでしょう。午後6時21分、月は獅子座の太陽とトライン(120°)を形成します。増光期(これから満月に向かう時期)のトライン(120°)です。新しい何かを始めたり、企てるにはいい日です。

29日(土)は…午前6時31分に知性の惑星=水星が乙女座へ入場します。乙女座は水星の定位置ですから、これを機会に「仕事ができる水星」となります。乙女座さんを始め、牡牛座さん、山羊座さんなど、地のサインの方々はこれから能率アップして仕事モードに入るでしょう。試験勉強などにも最適な期間です。しかし、午後2時37分、太陽は土星とインコンジャクト(150°)に。太陽さんはイマイチ元気をなくし、伸び悩んだり、モチベーションが上がらないポイントに差しかかります。二、三日で抜けますが…。午後7時57分、月はキローンとトライン(120°)に。これは「従来のやり方を変えて、新しいアドバイスに耳を貸しましょう!」というメッセージです。

30日(日)になって、ようやく週末のマッタリ感が戻って来ます。午前8時51分、月は愛の星=金星とトライン(120°)を作り、楽しく休日が過ごせそうです。月はサウスノート(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)。人との縁が広がる日です。午後12時43分、月は山羊座へ入場します。夕方頃から夜にかけて、月は水星、土星と好調。またもや現実重視の姿勢に立ち戻ってしまいそうです。

今週はソフトな星の配置が多く、月も増光期です。夏休みの計画や今後達成したい目標を具体的に定めて、新たにチャレンジを始めるにはよさそうな一週間です。

JUL 24 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

波瀾を秘めた蟹座最終週

7/17~7/23

先週は…日本列島は豪雨や洪水があり、各地で記録的短時間大雨情報が発表されました。富山県や熊本県では1時間に110ミリ、北海道の美幌町では100ミリ、鳥取市では24時間の降雨量が平年の一ヶ月分を超えました。その他、猛暑日の地点が190地点となり、全国の観測地点の2割に達しました。いまさらながら地球温暖化による異常気象が猛威を振るい始めました。そんな中、今週は蟹座の太陽の最後の週になり、太陽が魚座の海王星と調和する日もありますが、その裏に隠された凶意の強いアスペクト(星同士の関係)も見逃せないでしょう。

17日(月)は、最初の月と木星のセキスタイル(60°)と最後の月と天王星のセキスタイル(60°)だけが調和的…という皮肉な一日です。考えてみれば、月と木星の方は午前1時22分、月と天王星は午後10時21分ですから、好調なのは夜の時間帯のみです。特に午前5時から午後2時までの間は月が小惑星=ジュノーと合(0°)、その他、小惑星=セレス、パラス、その後は火星、土星といずれもマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)を作り、小さな困難が次から次へと襲ってくる感じです。暑さで体力を奪われながら奮闘する私たちの生活さながらです。午後9時48分、獅子座の水星が木星とスクエア(90°)を作りますが、これはもう「体力を消耗してもう頭が回らない…」といったところでしょうか。

18日(火)は午前3時31分、蟹座の新月です。ここで月齢は0にリセットされ、新たな月のサイクルを再構築することになります。午前7時33分、知性の惑星=水星は海王星とセスキコードレート(135°)という小さなトラブルのアスペクト(星同士の関係)を形成。午後12時5分には月は冥王星とオポジション(180°)。午後1時39分に月は獅子座へ入場しますが、なんとなく先が見えない一日です。

19日(水)はあまり重要なアスペクト(星同士の関係)はなく、あっても午後2時1分の月と木星のスクエア(90°)くらいです。小惑星の動きが目立つ一日で、弱者の権利や人権問題など、センシティブな話題が中心になる一日です。午後8時22分、獅子座の月に水星がコンジャンクション(0°)を作って、とりあえず当面の答えは見つかるでしょう。

20日(木)は今週で唯一、幸運な星の動きが主流になります。特に午後10時6分、蟹座の太陽が魚座の海王星とトライン(120°)を形成します。これは…私たちの情緒を揺さぶるアスペクト(星同士の関係)です。日本では夜が深くなり始める時間ですが、海外では活動時間です。世界が海王星が醸し出す思いやりとやさしさに包まれ、ボランティア活動がテーマになる一日です。

21日(金)、午前2時12分から月は乙女座へ入場。しかしその後、午前5時38分、火星が土星にオポジション(180°)を作ります。これは…凶悪さを含んだアスペクト(星同士の関係)です。災害や暴力の行使などで、形あるものが破壊される暗示です。火星は乙女座の6度、土星は魚座の6度です。ここに重要な星を持つ方は注意しましょう。加えて、双子座の6度、射手座の6度に傷がある方も同様です。同じポイントに午後3時台になって、月が重なってきますので、さらに要注意になります。お天気が荒れなければいいのですが…。午後10時39分になって、太陽が愛の星=金星とセミセキスタイル(30°)を形成します。ようやく楽しい方へ私たちの関心が向いていきそうです。

22日(土)は…今年最後の蟹座の日です。午前3時30分に月が木星とトライン(120°)を作って、滑り出しはいいのですが、その後流れが変わっていきます。午後12時52分、太陽が冥王星とオポジションを形成。すべてが迷宮入りする暗示です。問題は内向的になり、真実が隠蔽されていくかもしれません。あるいは、予想だにしなかった事実が発覚することも。蟹座最後の日は謎に包まれて暮れるでしょう。

23日(日)午前10時50分、蟹座の太陽の季節が終わり、太陽は獅子座へ入場します。例年なら梅雨明け宣言ですが。太陽のサインが獅子座へ変わったことで、世の中の雰囲気や話題もガラッと変わり始めます。ひと頃、多かった猟奇的な殺人事件や不倫の話題なども影を潜めるかもしれません。世の中の関心は一気に夏休みやエンタメの方へとテーマが変わっていくはずです。

今週は…21日(金)~22日(土)が深い谷になっています。特に蟹座最後の29度の日は過去の重いものがすべて澱むような重苦しい一日です。今週はこの深い谷、トンネルを抜けて一気に明るい獅子座の季節へと突入することになります。季節の巡りは早いです。みなさんも後悔を残さないように、暑い毎日ですが、しっかり準備して目標を見定めてくださいね。

JUL 17 2023

瑛利奈

(C)ELINA

乙女座の火星と獅子座の水星

7/10~7/16

先週は…線状降水帯の影響で島根県や山口県に豪雨被害が発生しました。その後、福岡県や大分県にも大雨の特別警報が出ています。世界的にも熱波や洪水など、気象災害が多い一週間でした。先週の星の配置は…特にいいアスペクト(星同士の関係)もなく、かといって特別に悪いものもなく、中途半端な、ストレスが溜まるようなアスペクト(星同士の関係)ばかりでした。今週は?というと、先週よりは順調なものが多い一週間になりそうです。

10日(月)は…月は牡羊座の第2デークからスタート。午前8時56分に水星が海王星とトライン(120°)を作って、好調な滑り出しとなりました。水星は知性の惑星ですが、それがイマジネーションを表す海王星と好調座相を組んで、これからのビジョンや夢に期待が持てる気持ちにさせてくれました。午後8時39分、火星が獅子座を出て乙女座へ入場。これまで獅子座の火星に悩まされていた水瓶座さんや牡牛座さん、蠍座さんには、やっかい者がようやく抜けてくれてひと息つけるでしょう。また、乙女座さんや山羊座さんにとっては火星がエネルギーを供給してくれてやる気がアップします。特に牡牛座さんはダブルで2段階アップするポジション。乙女座の火星は働き者なので、総体的に仕事の能率はアップしていくでしょう。

11日(火)は…10日と反対に午前5時47分、蟹座の29度にいる水星が冥王星とオポジション(180°)になります。これは…心の平安を掻き乱されるアスペクト(星同士の関係)です。決まりかかった問題をひっくり返される可能性も。午前7時~8時1、月が冥王星、水星とスクエア(90°)を作って混乱が深まりそうです。しかし、トラブルも8時55分で終わり。月が牡牛座へ入場して、万事解決になるでしょう。午後1時10分、水星は蟹座を離れて獅子座へ入場。獅子座の水星、金星、乙女座の火星という布陣になり、季節は夏真っ盛りに。

12日(水)は幸運な一日です。午前5時3分、牡牛座の月が幸運の惑星=木星とコンジャンクション(0°)を作ります。その後、月と木星によってできた幸運な流れを壊すアスペクト(星同士の関係)はなく、午後9時29分、月は太陽とセキスタイル(60°)の調和座相を形成。一日は順調にエンディングを迎えます。「吉日」に拘りたい方は12日に計画を実行するのがオススメです。

13日(木)はやや波瀾の日です。朝から午後3時過ぎまでに牡牛座の月が天王星、海王星、冥王星とアスペクト(星同士の関係)を組みます。ロマンティックな雰囲気が漂って、これまでの流れを一新したい方にはチャンスかもしれません。午後4時25分には月が双子座へ入場します。これによってロマンは終了。午後7時51分、月は火星とスクエア(90°)の不調和座相に。浪費や食べ過ぎ、飲み過ぎで揉め事を起こすなど、気をつけるといいでしょう。

14日(金)は重労働の一日です。日本の暦では「一粒万倍日」という吉日だそうですが、この日は双子座の月が不調です。午前5時5分には月は土星とスクエア(90°)。午前8時56分には月は自己犠牲の小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)です。午後4時43分には、今度は太陽が土星とセスキコードレート(135°)という小競り合いのアスペクト(星同士の関係)を作ります。肩の荷が重くのしかかりそうな一日になりそうです。

15日(土)は…今週唯一の太陽の好調なアスペクト(星同士の関係)があります。午前8時2分、蟹座の太陽が牡牛座の天王星とセキスタイル(60°)を形成します。度数は蟹座の22度です。蟹座さんや魚座さんには楽しい出会いがあるかもしれません。蠍座さんにとっては「これまでの流れを思い切って変えよう!」と決意する根拠が見つかる可能性も。その後、午後9時26分には双子座の月が獅子座の金星とセキスタイル(60°)に。すべてのみなさんが居心地よく寛(くつろ)げる夜になるでしょう。

16日(日)は…午前2時13分から月は蟹座です。午前3時41分、愛の星=金星が海王星とインコンジャクト(150°)とという、不可思議なアスペクト(星同士の関係)を作ります。好きな人がいながら、いますぐには行動できないジレンマを感じるでしょう。午後2時40分には水星が自己犠牲の小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)に。耐える愛や待つ愛の暗示です。ファンタジーの世界へどこまでも深入りしてしまいそうな一日です。

今週は…このところの星の流れのなかでは、最も順調な一週間になりそうです。10日には火星が乙女座へ入場し、11日には水星が獅子座へと移動します。蟹座の太陽も次第に終盤=第3デークへと度数を深めていきます。夏の気配がよりくっきりと強まって、時には「秋の実り」を感じさせる日もあるかもしれません。思えば夏至から日一日と太陽が傾いてきています。そう、最近は西日が強いですよね。一年の後半戦がスピーディに流れ始めた感じです。

JUL 10 2023

瑛利奈

(C)ELINA

天王星=改革を採り入れて

7/3~7/9

先週は久々に太陽が土星や木星と好調なアスペクト(星同士の関係)がありましたが、これらの正統派の星の動きは…海王星や天王星の人心を惑わす闇のパワーに覆い隠されてしまったように思います。ワグネルを率いるプリゴジンの反乱は…海王星のネガティブな側面としての「詐欺」、「裏切り」に加えて、「テロ」という意味がありますが、まさしくこの海王星が象徴する事件でした。アメリカの銃乱射事件や、日本での猟奇的な殺人事件も海王星的なテーマでしょう。フランスの抗議デモは海王星ではなく、天王星のテーマです。そんな一週間を経て、今月はまたもや主要な天体同士のメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)が極端に少ない一週間になります。

3日(月)は…午前2時19分から月は山羊座です。現在、土星は魚座の第1デーク、木星は牡牛座の第1デークにおり、山羊座の若い度数の月とは仲良しです。3日は月の重要なアスペクト(星同士の関係)が少ないなかで、午後6時1分の月と木星のトライン(120°)は私たちに幸せな時間をもたらしてくれるでしょう。その後、午後8時38分、山羊座の満月です。この時間を以て、6月18日以来の出来事に一応の答えが出ることになります。

4日(火)は…午前中、月は水星とオポジション(180°)だったり、他にいいアスペクト(星同士の関係)は皆無ですが、午後に月が山羊座の第3デークに入るにつれて、午後1時29分には天王星と、午後10譜48分には海王星とセキスタイル(60°)の好調座相を作ります。先週のニュースに何か明るい兆しが見えてくるのかもしれません。

5日(水)は吉凶混交の一日です。午前1時45分、月は冥王星とコンジャンクション(0°)に。午後2時29分から月は水瓶座へ入場します。現在、小惑星=セレスは天秤座、小惑星=ベスタは双子座にいますから、午前8時~10時台に水瓶座の月は両方の小惑星にトライン(120°)を形成。ナイーブな問題が論議の的になる日です。午後6時28分、月は木星とスクエア(90°)を作って、予算オーバーに。こう書くとまさに子育て支援の問題を思わせますね。小惑星=セレスは「子育て」の小惑星ですから。

6日(木)は…殆ど不調和座相でなり立っている日といっても過言ではありません。不調和なマイナーアスペクト(第二義的な星同士の関係)もたくさんありますが、月と天王星のスクエア(90°)、月と金星、月と火星のオポジション(180°)などと続きます。ひょっとすると、金融や経済の分野でのよくないニュースがあるかもしれません。

7日(金)は午前0時47分の火星と海王星のインコンジャクト(150°)から始まります。午前2時32分、月は魚座へ入ります。その後、午後1時46分、月は土星とコンジャンクション(0°)を作って、現実が見えてくるでしょう。午後1時54分、水星が天王星とセキスタイル(60°)を形成。これにより、取捨選択の板挟みになっていた状況に風穴を開けるような新たな選択肢が登場することに。新しいチャレンジに大きく舵を切れば成功の糸口を発見する日です。革新していくことがテーマになります。

8日(土)は順調な土曜日になりそうです。午前3時47分、月は太陽とトライン(120°)を形成します。午後になって、月は魚座の第3デークへ入り、天王星~水星と、次々好調なアスペクト(星同士の関係)を作っていきます。冒険が功を奏する一日です。また、8日は月も太陽も、加えて水星も繊細でエモーショナルな水のサイン中です。お互いに気持ちを大切にすることが重要なカギとなります。

9日(日)午前0時21分、魚座の月は海王星とコンジャンクション(0°)に。前日からの流れが続くと考えていいでしょう。午前4時18分から月は牡羊座へ入ります。ここから一気に流れは変わります。午後6時13分、土星が義務を表す小惑星=ベスタとスクエア(90°)を形成。前後しますが、午後3時57分に月は小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を作っています。土星は自分の肩の荷の重さに気付いて、払いのけようとするでしょう。午後8時55分、月は自己主張の小惑星=ジュノーとスクエア(90°)を作ります。どうも、ひと騒動始まりそうな雰囲気です。

今週は…重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)は7日(木)の水星と天王星とセキスタイル(60°)のみです。意味は…発想の転換です。新たな考え方を採り入れて改革していく…と解釈してもいいでしょう。その後、その改革に重荷が伴うことを知ることになる…。こう考えると、改革したら、逃げるな!耐えろ!と…いうことになるでしょうか?今週は天王星の先進的ないいところを生かしていく一週間になりそうです。

JULY 3 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

太陽は土星、木星と調和して

6/26~7/2

先週前半は…タイタニック探検の潜水艇、タイタン号の事故、週末は…ロシアの民間軍事会社ワグネルとプリゴジン氏の反乱の問題が大きな注目のをひきました。タイタン号の行方は潜水積載していた酸素残量がなくなる時間がタイムリミットとされましたが、結果的には本格的に潜水をする前に爆縮していたことが明らかになりました。タイタン号が潜水を開始したのは現地時間では18日ですが、日本時間に直すと太陽が海王星とスクエア(90°)を作った19日です。糸満市でダイビング中の男女7人が流されたのと同じ日ということになりますね。太陽と海を表す海王星の不調の怖さを改めて思い知りました。

また、「プリゴジンの乱」ともいわれるワグネルの武装蜂起の張本人、プリゴジン氏ですが、どんな人なのか?知りたくて、私はホロスコープを作ってみました。そうしたら!すごくいい人みたいな星ではないですか!太陽が双子座で木星とトライン(120°)、火星とセキスタイル(60°)etc.…とちょっと凶暴そうなところはありますが、プーチン大統領と比べると全然まともです。プリゴジン氏がモスクワへ向かうと宣言したときにプーチン大統領は「裏切られた!」などと、激昂していましたが、プリゴジン氏のチャートの方に「今年(2023年)裏切られる」と、出ていました。しかし、プーチン大統領とプリゴジン氏は非常に相性がいいので、多分、プリゴジン氏はプーチンに乗せられて自分の影響力を過信したのでしょう。ただ、プリゴジン氏は出生時刻がわからないので、正確な日時までは出ませんが、これから1~2年くらいは潜伏するようです。長くなりましたので、今週の運勢ですが、今週は太陽を始め重要なアスペクト(星同士の関係)が非常に多い、メリハリのある星の配置になっています。

26日(月)…週の初めから重要なアスペクト(星同士の関係)が続々と出てきます。深夜の月は乙女座の第3デークから始まりますが、午前7時56分から月は天秤座へ入ります。その少し前の午前7時35分、知性の惑星=水星は海王星とスクエア(90°)を形成。このところのロシア情勢のせいか?情報を正確に把握することができず、私たちのメンタリティーは混乱してしまいます。午後4時49分、半月です。午後6時22分になると火星が天王星とスクエア(90°)に。感情が暴発したり、ストレスから衝動的な行動をとりやすい危険なアスペクト(星同士の関係)です。これらに向かって、このところのロシア情勢が激変してきたのかもしれません。まずは、冷静にやり過ごすことが大切です。

27日(火)は落ち着いた一日になりそうです。午前9時23分から水星が蟹座へ入場します。午後7時56分、月は愛の星=金星とセキスタイル(60°)に。楽しく食事をしたり、映画や音楽など楽しい夜が訪れるでしょう。

28日(水)は、特にリスキーな星はありませんが、少し内向きになりそうな日です。午前5時55分から蟹座に入ったばかりの水星はドラゴンテイルとトライン(120°)に。午前9時27分、水星は自己犠牲の小惑星=ベスタとセミセキスタイル(30°)に。心に重荷を抱えて無口になってしまいそうな配置です。午後5時18分、月は冥王星とスクエア(90°)を作ります。やっと仕事から解放される時間ですが、心の中にわだかまりが残ってしまいそうです。午後5時55分から月は蠍座へ入ります。これで解決かと思いきや、午後9時23分、月がドラゴンテイルとコンジャンクション(0°)に。一日を通じて、内向的な星が続きます。これは世の中の人みんなが感じていることなので、明日に期待して、チャンスを待ちましょう。

29日(木)…ここでようやく太陽が登場してきます。午前10時42分、太陽が土星とトライン(120°)を形成。このところモヤモヤしていたテーマや、抱えていた課題に一応の結論が出そうです。太陽と土星は地味なコンビですが、着実性があります。功を焦らず、ひとまず形にしておきましょう。

30日(金)…6月の最終日は前日の続きのような星です。月は蠍座の第2デークから始まります。午後3時23分、水星が土星とトライン(120°)を作ります。前日の太陽が土星とトライン(120°)で出た答えを文書化するなり、微調整するといいでしょう。午後7時57分から月は海王星とトライン(120°)、午後11時20分には冥王星とセキスタイル(60°)を形成。6月の反省のあと、未来のビジョンが見えてきます。午後11時59分、月は射手座へ入ります。

7月1日(土)は午前6時6分、太陽系のいちばん外側の惑星=海王星が逆行し始めます。海王星が順行したのは昨年(2022年)12月4日です。往々にして海王星は地殻変動に影響を及ぼしますから、日本列島周辺の活動を刺戟しないか少し気になります。しかし、午後になって、幸運の惑星=木星が前面に登場してきます。午後4時10分、水星は木星とセキスタイル(60°)に。私たちの心に明るい光を点してくれます。午後7時25分、太陽が木星とセキスタイル(60°)を形成します。これは幸運を掴むチャンスです。幸運の女神には後ろ髪がないので、準備して、前から飛び込みましょう!

2日(日)は引き続き月は射手座です。午後12時21分、射手座の月は獅子座の金星とトライン(120°)に。愛とロマンに満ちた楽しいひとときが過ごせそうです。しかし、一転して午後11時33分、金星は縁切り星といわれる天王星とスクエア(90°)を形成します。ロマンを求める気持ちが現実を置き去りにして暴走する危険性も。愛もSDG’sが大切です。一瞬の衝動に負けないようにしてください。

今週は太陽が土星とトライン(120°)、木星とセキスタイル(60°)を作る非常にメリハリのあるアスペクト(星同士の関係)が多い一週間です。物事にキビキビと決着が着いたり、納得いく結論が出やすい週と思って差し支えないでしょう。

JUN 26 2023

瑛利奈

(C)ELINA