太陽、土星、天王星、緊急事態

8/2~8/8

先週…7月30日、火星が木星とオポジション(180°)を作りましたが、五輪は大人の寛容さでの中で私が心配したとおり、新型コロナウイルスの感染者数は、東京で3800人を超え、全国では毎日10000人を超えるようになりました。それにより、2日(月)から緊急事態宣言が東京都と沖縄県に加えて、首都圏の三県と大阪府でも実施されることに。そうはいいながら、日本国内は東京オリンピックで盛り上がっています。

2日(月)午後3時14分、今シーズンで最も深刻な星の配置、太陽と土星のオポジション(180°)が形成されます。そもそもいま、水瓶座の土星は牡牛座の天王星と相変わらずスクエア(90°)になっていますから、これに太陽が加わり、太陽、土星、天王星のT字スクエアになります。今年はいつ?このような太陽、土星、天王星の不調和なアスペクト(星同士の関係)が作られていたのか?調べてみると…前回の太陽、土星の関係は…スクエア(90°)、それに対して天王星は太陽と合(0°)でした。その時期は…太陽、土星の方が5月3日、太陽天王星の合(0°)は5月1日。前々回の太陽、土星の不調和な絡みは…1月24日~25日でした。この三つの時期はいずれも緊急事態宣言下ですが、最近は年中緊急事態宣言が発出されているので、みなさんは「どうせいつもじゃないか!」と思われるかもしれません。また、新型コロナウイルスの感染者数のグラフを見ると、ピークとも若干ずれています。ところが!死亡者数を見ると、この二つの時期はぴったり一致しているではありませんか!特に日本国内のグラフよりも、世界の死亡者数が特に正確に一致しています。しかし、最近は世界各地でワクチンが普及してきたため、今回は死者がかなり減ってきましたが。太陽に土星が絡むと「死亡者数のピーク」…そう考えると、今回のT字スクエアも、逆に「終わりが見えてくる証し」と考えることもできなくありません。悪いことばかりではないのかもしれませんね。

3日(火)午後3時52分、前日の暗い星とガラッと変わって、愛の星=金星が天王星とトライン(120°)という、大ロマンや予期せぬトキメキをもたらす星の配置があります。劇的で感動的なドラマーがそこここで繰り広げられる暗示です。非日常的な行動や、偶然に身を任せる気持ちが幸運を引き寄せることになるでしょう。

4日(水)は水星と天王星のスクエア(90°)を除いて、重要な天体のアスペクト(星同士の関係)はありません。一日を通じて、ネガティブなアスペクト(星同士の関係)しかない、不調な一日です。重要な会議や決定事項などは、できれば避けたい日です。

5日(木)は午前6時16分から月のサインは蟹座へ。月齢は25日、新月へ向かう三日月です。午後1時43分、水星が金星とセミセキスタイル(30°)という種蒔きの関係に。これから始めてみたいこと等を考えるにはいいかもしれません。

6日(金)も重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。できれば、身体を少し休めて、体力を温存しておきたい一日です。

7日(土)は…午前8時57分、太陽が天王星とスクエア(90°)を作ります。これは2日(月)に次ぐ、テンションに満ちたアスペクト(星同士の関係)です。天王星は「縁切り星」ですから、これまで忍耐しながら抱えてきた問題に結論を出して、斬り捨てる覚悟をすることもあるかもしれません。また、未来は私達の予想を裏切るもののようです。でも、何が起きても、動揺しないことが大切です。もう少し長期的な展望が立つまで、慌てない姿勢が大切です。

8日(日)は2020東京オリンピックの最終日。午後8時に閉会式が始まるようです。その後、午後10時49分、獅子座の新月です。パラリンピックはまだ残っていますが、この日により、長かったオリンピックまでの道のりは新月によりリセットされることになります。

今週は獅子座の太陽を巡って、オポジション(180°)という対峙する水瓶座の土星、スクエア(90°)に構える天王星…この三つの天体のT字スクエアがテーマです。そもそも獅子座の太陽は華やかで劇的な晴れ舞台を、それに対峙する土星は制限、束縛を意味します。この星の配置からして、いま日本が二つの対ものものに引き裂かれて、葛藤しているさまが見てとれます。それに天王星という別離、改革を意味する惑星を加えて、三者三様で譲らず、私達は別なベクトルへ引き裂かれようとしています。今週特徴的なこのアスペクト(星同士の関係)の主役=太陽は獅子座にあり、最も力の強い本来の座です。相対する土星も水瓶座で、こちらも本来の座で、天王星以外は両者とも最高権力者同士の対立なのです。双方とも力が均衡しており、私達はこの対立を頭上に仰ぎながら、この先もずっと解決策を模索していくことになるでしょう。まさにコロナをめぐる経済と医療の対立構造そのものです。東京オリンピックは一方の獅子座の太陽が象徴するにふさわしい一大イベントなのです。この二つの価値観=太陽と土星の対立はオポジション(180°)であり、二者択一は不可能なアスペクト(星同士の関係)です。みなさんの中にも太陽と土星のオポジション(180°)を持っている方はいると思いますが、相反する太陽と土星の性質をどうやって調和させていくか?多分、それはその人にとって一生の課題になるべきものです。

今週は…太陽も、土星も大切。そして天王星も…。心の中でそう思いながら、権力者=太陽とオーソリティ=土星の両者を立てながら、いかに上手くやっていくか?という宿題を私達が抱えることになる一週間といえるでしょう。これを解決するにはやはり「忍耐」という時間が大切なのです。反対に、今週は…こんな一生ものの命題を授かる日々が来る…と考えれば、ゲームや謎解き好きの現代人の私達にとって、得がたい一週間なのかもしれません。57年ぶりに東京オリンピックを開催するのですから、それもそのはずです。

AUG 2 2021

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

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