皆既月食と幻の一週間

5/24~5/30

今週のハイライトは…なんといっても26日の皆既月食です。

24日(月)は午前中の月が天秤座の第三デーク、ちょうど正午から月は蠍座へと入ります。一日を通じて安定の星回り。まずは、何事もスムーズに行くラッキーディといって差し支えないでしょう。月食が始まる前に、仕事や重要なイベントを抱えている方は可能な限り片付けておいたほうが無難です。

25日(火)、蠍座というフィックスドサインの月が、同じくフィックスドサインに居座る天王星や土星と不調和座相を形成します。何事もチェックが入り、スピードダウンしやすい一日です。月末ではありますが、ショッピングもあまりオススメできません。購入したものが汚れたり、破損したりなどしやすい日です。

26日(水)…占星学的には午後8時13分に月食です。占星学の暦の上の数値と実際の天体観測では多少の誤差がありますが、天文台の発表によると、東京では午後8時17分に食が最大になります。日本全国で皆既月食が観測できるそうです。それは…楽しみでもあるのですが、占いの意味合いとしては…古代から忌み嫌われる不吉な暗示となります。月の度数は射手座の太陽の度数は5度25分、太陽の度数は射手座の5度25分です。

27日(木)…引き続き月のサインは射手座。午前9時1分、月が土星とセキスタイル(60°)を形成。午後5時42分、愛の星=金星が小惑星=パラスとスクエア(90°)。その後、このスクエア(90°)に対して、月がたたみかけるようにT字スクエアのポイントは入ってきます。一日を通じて「調整」がテーマになります。現状を認識して、ライフスタイルをいかに調整するか?調整の必要を感じながら、なかなかそれもままならない様を表しているかのようです。

28日(金)午前4時24分、いま双子座の22度にいる愛の星=金星が疑惑の惑星=海王星とスクエア(90°)を作ります。愛情など、感性で把握するもの全般に狂いが生じる暗示です。その理由は何故か?というと、思い込みが強いせいなのです。「私はそんな性格じゃあないわ!」というあなたは…もしかしたら、人がよすぎるせいかもしれません。善意を信じて裏切られる…こんなこともあるかも…です。

29日(土)…星の配置はようやく明るい方へと変わっていきます。朝から月が天王星とトライン(120°)という冒険を求めるアスペクト(星同士の関係)を作ったり、午後2時12分には双子座の24度で水星が金星と合(0°)を作ります。あなたの感性は初恋のころのような新鮮さを取り戻し、音楽やアートなどに感動するでしょう。あるいは、新しい出会いにワクワクすることも。特に双子座さんにはその影響が強いでしょう。楽しい一日になりそうです。

30日(日)、午前7時33分、いままで順調に前に進んでいた水星がいったん止まって、逆行し始めます。水星は通信、伝達を司る知性的な惑星です。今後、水星が逆行中は伝達事項や契約問題などにトラブルが多くなります。物事はこれまで以上に慎重にチェックするように気をつけたほうがいいでしょう。

今週は皆既月食を経て水星逆行など、何かとトラップの多い星の配置です。また皆既月食の二週間後には日食も待ち構えています。まずは、勘違いや不注意が原因で人災などのトラブルを増やさないよう心がけて下さい。

MAY 24 2021

瑛利奈

(C)ELINA

 

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