週末、立ち塞がる壁が

7/25~7/31

ロシアのウクライナ侵攻が始まって、5ヶ月が経ちました。先週、小惑星=ベスタが起こした事件に書いたウクライナからの小麦輸出の合意文書は…24日の水星と木星のトライン(120°)を待たずしてトルコと国連を間に入れて22日に署名されましたが、ロシアとウクライナの二国間の直接合意は実現しなかったそうです。しかし、早くも23日にはロシア軍の巡航ミサイルでオデーサの港が攻撃を受けています。日本では、新型コロナウイルス第7波の感染急拡大に歯止めがかからず、23日に1日当たりの感染者数が20万人を超えて過去最多を更新しました。今週の星の動きはそうした流れを受けて、何ひとつ主要な天体同士の好調なアスペクト(星同士の関係)がなく、おまけに主要な不調座相{スクエア(90°)、オポジション(180°)}さえも水星と金星しか持たないという…夏枯れのような状態になっています。

25日(月)、午後3時12分には金星と木星がスクエア(90°)を形成。両方とも幸運な惑星ですが、スクエア(90°)というお互いに悪い面ばかりを強調するアスペクト(星同士の関係)です。愛の星=金星は木星が持つ豪勢な富を努力することなくして要求する…といった意味合いです。幸運を狙いすぎて怠惰になる…と解釈してもいいでしょう。個人のホロスコープでは結婚して玉の輿に乗りたがる人などによく観られます。その後、午後3時47分には小惑星=ジュノーが逆行し始めます。7月10日は小惑星=ベスタでしたが、「今度はジュノー、お前もか!」と言いいたくなりますね。小惑星=ジュノーは権利の主張を表しますから、「私はいかに虐げられ、被害を被ったか!」を主張することに。マスコミでは、旧統一教会がヤリ玉に上げられそうです。

26日(火)は午前2時53分から月は蟹座へ入ります。一日を通じて、主要なアスペクト(星同士の関係)はまったくありません。午後8時34分、月は牡羊座の木星とスクエア(90°)に。贅沢で誠意がなく、迷走するアスペクト(星同士の関係)です。午後11時54分になって月が金星とコンジャンクション(0°)を作り、初めて心の幸せを取り戻すでしょう。

27日(水)午前4時12分、水星は火星とスクエア(90°)を作ります。日本ではみなさん睡眠中だと思いますが、神経が苛立って安眠できないアスペクト(星同士の関係)です。これは…この瞬間のみならず、前後2、3日の間、影響がありますから、この時期は何かと攻撃的な思考に陥ってしまいそうです。また、盗難事件も多くなる可能性があります。戸締まりに注意しましょう。午後になると、月が蠍座のドラゴンテイルとトライン(120°)を形成。これも反社会的なアスペクト(星同士の関係)ですが、ここまでいうと言い過ぎかもしれませんね。オタクになってしまいそうな一日です。

28日(木)午前1時54分、水星が癒やしの彗星=キローンとトライン(120°)の好調座相を作ります。キローンは医者ですから、前日から引き継いだ病める気持ちを調整してくれるでしょう。「気づき」が大切な一日です。午後3時35分、月は獅子座へ入ります。

29日(金)は今週の中では最も重要な一日になります。午前2時54分、獅子座の新月です。その後、午前5時37分、牡羊座の木星が逆行し始めます。それこそ「時を戻そう!」とでもいうように、過去の出来事を再確認しながら木星は逆行していきます。ステーション(留)の度数は牡羊座の8度43分です。その後、午前6時15分、水星が天王星とスクエア(90°)を形成します。午後1時58分には水星がドラゴンヘッドとスクエア(90°)に。今日の新月以降、今までの流れや、せっかく決まった事柄などが、ご破算になってしまうかもしれません。少なくとも、意見はまとまらず、しばらくはゴタゴタするでしょう。

30日(土)、第3デークに入った獅子座の月は火星、天王星、水星、土星、そしてドラゴンテイルを含めてグランドクロスに。29日に明らかになった問題点に足を取られて前に進めなくなりそうです。焦る気持ちやイライラなどを抑える必要があります。冷静になって、現実を見つめ直すことが大切な一日です。

31日(日)午前3時10分から月は乙女座です。7月は…最終日になって、大反省会になりそうです。午後3時5分、獅子座の水星が土星とオポジション(180°)を作ります。獅子座は体制や組織の運営を表すサインです。力を行使して現体制を稼働していくことが困難になりそうです。新型コロナウイルスの感染者数が最大になるのかもしれませんね。また、国際問題でも難しい根っこに足を踏み入れて、身動きが取れなくなる可能性も…。午後12時32分に月が小惑星=ベスタともオポジション(180°)を作るのも気になります。私たちの肩の上に負荷がかかりすぎて、堪えられなくなってしまうかもしれません。ここを乗り切るには目先の損失に気を取られないで、長期的なビジョンを持つことが重要でしょう。堪えられないで撤退する…こんな判断が結果的には最も大きな損失を生むことになるかもしれません。弱音を吐かないで、たとえゴールが遠くとも、こう!と決めたからには前に進んでいくべきです。

JUL 25 2022

瑛利奈

(C)ELINA

1件のコメント

  1. […] 週明け1日(月)…午前7時36分、太陽が木星とトライン(120°)という幸運なアスペクト(星同士の関係)がありました。太陽と木星の調和座相は…コンジャンクション(0°)は3月5日、今日と同じトライン(120°)は昨年(2021年)の10月15日以来になります。この幸運の恩恵に預かるのは、前から準備して、しかも、このアスペクト(星同士の関係)ができる前に、幸運の女神に前から飛び込んで行った人のみ…と言われています。みなさんに先週のうちから予告しておけばよかったですね!まったく不覚でした。しかし、先週は週末、立ち塞がる壁がに書いたように週末に向けてフィックスドサインのグランドクロスがタイトになっていき、私たちの目の前の道に立ち塞がっていったのでした。新型コロナウイルスの感染者数もうなぎ上りに増加して、それどころではなかったのでした。しかし、トルコが仲介したウクライナの小麦輸出は、太陽と木星のトライン(120°)の功績か?輸出したのはトウモロコシだったようですが、8月1日になんとかオデーサ港を出航できたようです。 […]