週末、新たなフェーズへ

3/14~3/20

ロシアによるウクライナ侵攻の勢いは日々激しさを増しています。しかし、ウクライナの首都、キエフ陥落はプーチン大統領の思惑とはうらはらに、そう簡単ではないようです。戦争の報道を目の当たりにしながら、心を痛める毎日が続いています。

先週は牡牛座の天王星と戦争との関係について書きましたが、占星学でいうところの戦争を表す星の配置は…天王星だけではなく、天王星に対して土星が不調和なアスペクト(星同士の関係)を形成することがポイントです。Googleで第二次世界大戦を検索すると「1939年9月の英独戦争に始まり、1941年6月の独ソ戦争、同年12月の太平洋戦争を経て、1945年5月ドイツの、同年8月日本の降伏で終わる戦争をいう」と出てきますが、天王星に土星がコンジャンクション(0°)を作ったのは1942年5月3日です。普通、逆行も入れて、三度は同じアスペクト(星同士の関係)が繰り返されるものですが、この時は一回だけです。次にスクエア(90°)を作ったのが、1951年12月~1952年にかけて。この時は朝鮮戦争でした。その後、土星と天王星のオポジション(180°)は…1965年4月1日~1967年1月7日まで、5回起きています。これは…ベトナム戦争です。この記事を読んでいらっしゃるみなさんの中にもこの時期に生まれた方はいるかもしれませんね。その後、途中は割愛しますが、昨年(2021年)には2月18日と6月15日、12月24日の三度、土星と天王星がスクエア(90°)を作っています。過去のウクライナ情勢関連のニュースを調べてみると、2021年の11月にはプーチンはウクライナ侵攻の計画を固めていたようです。ここは…「瑛利奈の今週の運勢」ですから、「この先どうなるか?」をみなさんは期待していると思います。「戦争」を表す土星と天王星の不調和なアスペクト(星同士の関係)は昨年(2021年)の12月24日で終わり。今後、10年は訪れません!つまり、これからは…ここまでエスカレートしてしまった事態をいかに収束させるか?ということになると思います。というか、いや、願いたいと思います。前置きが長くなってしまいましたが、今週は…前半は重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は殆ど見られませんが、18日(金)を皮切りに大きな動きが出てきそうです。

14日(月)は…午前0時44分、月が蟹座の28度で冥王星とオポジション(180°)を形成。その後、月は明け方に獅子座へ入りますが、概ね不調和なアスペクト(星同士の関係)で終始します。とはいっても、相手が木星や金星、海王星などですから、何となくだらけた一日という感じです。ただ、午後4時17分、月が火星とオポジション(180°)に。これは…一般的な解釈でも「戦闘激化」を意味しますから、ウクライナ情勢は悪化する暗示です。

15日(火)は…吉凶混交の一日です。おもに午前中はロマンチックだったり、癒やしに満ちた星の動きが多く、私達の感性は少年少女のように胸がキュンとすることが多いでしょう。正午をまわってから、月が小惑星=ジュノーとオポジション(180°)や木星と不調和など、なにかと言い分が対立して、議論になることが多くなります。午後7時55分には月が土星とオポジション(180°)、現実の壁にぶつかって、自信をなくすことも。午前と午後、二つの顔を使い分ける必要があるかもしれません。

16日(水)は獅子座の月が海王星とインコンジャクト(150°)から始まり、その後、昼にかけて、太陽や冥王星ともインコンジャクト(150°)を形成。確かな見極めがつかない日です。午後1時58分に月は乙女座へと移動します。しかし夕刻、またもや月は小惑星=ベスタとインコンジャクト(150°)に。事態が流動的なので、様子見するしかできない一日です。

17日(木)は知性の星=水星が活躍する日です。新しい意見を唱えるアドバイザーが現れたり、新たな分析結果が出てくるなど、見識を改める機会が多いでしょう。午後9時13分、水星が天王星とセキスタイル(60°)の調和座相を作ります。新たな要素が加わり、新しい展開が期待できそうです。もしも、何か結論を出さなければならないテーマがあったら、この時間に何が起こるのかを見極めてからでも遅くないでしょう。

18日(金)午後4時17分、乙女座の満月です。3月3日の新月あたりから始まった問題の結果が出るタイミングです。私達は努力してきたことへの気持ちの盛り上がりを感じて、一応の充足感を感じるはずです。

19日(土)は…この一週間で最も重要な一日です。まず、午前4時7分、魚座の28度で太陽が冥王星とセキスタイル(60°)を作ります。前回の太陽と冥王星のセキスタイル(60°)は2021年の11月17日ですが、この翌日の18日、プーチン大統領は「西側諸国がロシア政府の発する『レッドライン』の警告を軽視している」との見解を示しました。このように、何か新しいことが明らかになるタイミングです。その後、午後8時16分には金星が天王星とスクエア(90°)を形成します。プライベートな占いではこれは離婚などの「別離」を表すアスペクトです。太陽が魚座へ入ってから、星の配置はあまり大きな動きはありませんでしたが、ここへ来て一気に次のフェースへと移行していきそうです。

20日(日)の月は天秤座の15度から始まります。月は小惑星=ジュノーや土星とトライン(120°)で調和座相です。夜半になって冥王星とスクエア(90°)を作りはしますが、感情のセーブが利いて落ち着きを取り戻せそうです。月のサイン、天秤座のテーマは「いかに相手と協調するか」です。視野を広げて大人の判断ができそうな日といえましょう。

MAR 14 2022

瑛利奈

(C)ELINA

魚座と海王星がテーマ

3/7~3/13

先週末は魚座で太陽と木星の合(0°)という年に一度の太陽の幸運なイベントがありましたが、現実の世界はウクライナ侵攻のニュースばかりでした。私達は日に日にエスカレートしていくプーチン大統領の率いるロシア軍の暴挙に衝撃を感じる毎日でした。しかし、ゼレンスキー大統領の呼びかけに応じて、ウクライナには西側の義勇兵が2万人集まったという、思わず胸が熱くなるような情報もありました。戦争といえば、アメリカのジョージ・ブッシュ大統領が仕掛けたイラク戦争もやはり3月でした。2003年当時、私は…3月10日に84年ぶりに魚座へ入場した天王星を歓迎するような気持ちで眺めていたのでしたが、3月20日という魚座の最終日にイラク戦争へと突入してしまったのでした。考えてみれば、天王星は水瓶座を支配する惑星です。つまり、水瓶座にいる時がいちばん品位がいいのです。ところが…天王星が魚座へ抜けたとたんに品位を失って、たんなるクレイジー(天王星の負の側面)な惑星に変わってしまったかのようでした。現在、天王星は牡牛座中ですが、これが問題なのです。過去の歴史を思い返すと第二次世界大戦は1939年~1945年の時期ですが、天王星が牡牛座にいたのは1934年~1942年の間。ちょうどド真ん中です。牡牛座は大人しそうに見えますが、大地と所有のハウスを支配するサインです。まさに国同士が戦争を起こす理由はここにあります。現在、2018年の5月15日から天王星は牡牛座にいます。天王星が双子座に抜けるのはまだまだ先。2026年の4月26日です。あと4年余りです!

7日(月)から始まるこの一週間は、先週から引き続き険悪なアスペクト(星同士の関係)はありません。7日(月)の月は前述の牡牛座。午前9時37分、月は牡牛座の天王星と合(0°)に。まさに「領土の紛争だよ!」と宣言しているようですね。太陽が傾いてから月は魚座の木星、太陽とそれぞれセキスタイル(60°)の好調座相を作っていきます。スムーズな一日です。

8日(火)も夜半まで月のサインは牡牛座です。この日の月は…土星、海王星、冥王星という厳(いか)めしい面々とアスペクト(星同士の関係)を作っていきます。午前0時55分には土星とスクエア(90°)、午後5時4分には水星とスクエア(90°)です。ちょっとした間違いをアラ探しされたりして、後に響きそうですから、細心の注意で仕事をしなければなりません。

9日(水)には雰囲気がガラッと変わって、双子座の月がロマンスの星たちといい関係を作ります。月は…午前1時40分には火星、午前2時27分には金星とトライン(120°)です。これは…眠ってはいられまんね。(笑)

10日(木)、午前4時32分に知性の星=水星が魚座へ入ります。ウクライナ侵攻の当事者プーチンは天秤座、ウクライナのゼレンスキー大統領は水瓶座と、二人とも風のサインですから、これまでの水瓶座の水星の時期は知性は冴えていたということです。ここで水星が魚座へ入ると、ゼレンスキーさんはもとから熱い人ですが、冷徹なプーチンの方がちょっと感情的になり始めるかもしれません。そもそも魚座の水星は品位が悪いので、みなさんも知性に感情の影響が出やすい傾向はあるでしょう。

11日(金)午前10時24分から月は蟹座です。蟹座の月は前日から魚座へ入った水星と、とてもいいマッチングです。蟹座の月が全力で感情的な水星を愛や思いやりの方へリードしていきます。逆に合理性や効率から離れて、「心の声」に軸足を置いていけば、意外なヒラメキがあったり、問題解決が早かったりするかもしれません。

12日(土)は…蟹座の月が午前10時37分には天王星とセキスタイル(60°)、午後8時6分には木星とトライン(120°)という…思わぬ幸運に巡り会える日です。ルーティンに囚われないで、ちょっと冒険をしてみましょう!運命の流れが変わる可能性も。

13日(日)は今週唯一の太陽の重要なアスペクト(星同士の関係)があります。ここのところ「魚座」というキーワードが繰り返し出てきていますが、この魚座を支配している海王星に太陽が重なる形となり、合(0°)を作ります。この世界の中心となる太陽が「触知できない」というキーワードを持つ非現実的な惑星=海王星と合(0°)になるのです。スピリチュアル的には非常に貴重なアスペクト(星同士の関係)ですが、海王星の汚れなき利他的な気持ちから、セキュリティ意識を忘れる怖れもあります。映像や音楽、ダンスなど、アートの分野では素晴らしい感動が期待できます。なかには情緒や感情に溺れて、うっかりミスをしてしまうことも。物事には二面性がありますから、注意力が必要な作業は気をつけたほうがいいですね。海王星の公転周期は164.8年です。それが魚座にいる時期は2011年4月~2026年の1月までです。この期間に訪れる魚座の太陽ならではの年に一回の出来事です。貴重な経験ですから、これを意識して過ごすと、新しい発見があるかもしれません。あなた自身のメンタルの奥深くを探れば、何か気付きがあるかも。

MAR 7 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

太陽と幸運の木星が合に!

2/28~3/6

先週は…21日 にロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の分離独立派が実効支配する「ドネツク人民共和国」および「ルガンスク人民共和国」を国家として承認する大統領令に署名し、ここからウクライナ情勢がさらに緊迫化し始めました。ただ、星の動きを観ると、先週の一週間にことさら戦争のトリガーとなるようなものは見当たらないようです。ただ、プーチン大統領のホロスコープを作ってみると、出生図からしてそもそも緊迫感が溢れています。プーチンの太陽は天秤座ですが、蠍座にある金星を囲んでフィックスドサイン(=力を表す)にワイド(軽度)なグランドクロスがあって、昨年から始まった戦争を意味する水瓶座の土星と牡牛座の天王星のスクエア(90°)がプーチンの金星に重なり、刺戟していたようです。ウクライナのゼレンスキー大統領もフィックスドサインにT字スクエアがあって、やはり同じポイントで噛み合ってしまうのでしょう。客観的に見れば、先週は比較的好調な星の配置だったのですが、もしかすると、この好調さに助けられて、ロシア側の準備が進んだのかもしれません。

そんな世界的な有事の最中ですが、今週は…重要な星の動きが続きます。というか、これから年に一回しかない太陽と木星の会合というラッキーなイベントが訪れるのです。

28日(月)の月は水瓶座。この日は月が重要な惑星と好調になることはなく、好調なアスペクト(星同士の関係)を持つのはセレス、パラスなど、小惑星だけです。午後6時33分、火星がドラゴンヘッドとトライン(120°)の好調座相を作ります。火星は戦い、ドラゴンヘッドは仲間を表しますから、ウクライナ情勢も周囲の結束が固まるのでしょう。

3月1日(火)は金星がドラゴンヘッドとトライン(120°)を形成。先週、このところ「金星、火星はランデブー状態」と書きましたので、金星&火星がそろってドラゴンヘッドと好調になります。ウクライナ情勢ならずとも、味方を増やしたり、情報を共有したりするのにいいタイミングです。

2日(水)、午前8時5分、魚座の太陽が天王星とセキスタイル(60°)を作ります。予期せぬ助けが現れたり、新たな方向に舵を切るチャンスです。午後7時32分、水瓶座の18度で水星が土星と合(0°)に。現実の壁を感じる時です。しかし、このタイミングで選択した決断は非常に重く、リアリティの裏付けがあるものです。午後8時34分、魚座の新月です。ここから新たな月のサイクルの始まりです。

3日(木)は正午前に火星が冥王星と合(0°)を形成。火星は戦いの星ですから、戦争は激化する暗示です。冥王星が火星のリミッターを外してしまいます。その後、午後8時55分、今度は金星が冥王星と合(0°)を作ります。火星は行動様式、金星は内面の感情を司りますから、これにより、心身共に本音が露わになることに。

4日(金)の月は…午前3時52分より牡羊座。前後の日に比べて、穏やかな星の動きです。疲れを癒やしたり、心を整えることがテーマの一日です。

5日(土)午後5時6分、太陽が幸運の惑星=木星と合(0°)を形成します。前回太陽と木星が合(0°)になったのは…昨年(2021年)の1月29日です。その日以来ですから、13ヶ月ぶりのラッキーディといえます。今週は「この日の、この瞬間のためにある」といっても過言ではありません。度数は魚座の14度58分です。魚座さんに特に木星の恩恵に浸れるでしょう。次いで、蟹座さん、蠍座さんもチャンスをものにできます。その他のサインの方もそれぞれのホロスコープのどこでこのアスペクト(星同士の関係)が起きるか?が大事です。一般的な象意としては太陽は自分の野心や意思。木星は物心ともに恵まれる暗示ですから、あなたが今何かを狙っているとしたら、このタイミングに合わせて準備をし、行動することです。忙しくてそれどころではない方には一応の仕事のゴールが待っているのではないでしょうか?少なくとも勇気や新たな気付きを与えてくれる星の配置ですから、今週は週末目指して、全力投球で過ごすといいですね。

6日(日)、午前9時22分、戦いの星=火星が水瓶座へ入ります。その7分後の午前9時29分、愛の星=金星が水瓶座へ入場します。7分差とは!火星と金星はこんなに接近しているんですね!火星、金星はこれまで山羊座にいたわけです。実利的な山羊座から金星、火星雅水瓶座へ移動することにより、時代の雰囲気は大きく変わることになります。利益を計算して足下ばかり見ていた私達の目線は上を見上げることになり、理想や原理などの裏付けや論理的な正当性を優先するようになります。ウクライナ情勢も地理的な制圧よりも、政治的理念など、心の問題にこだわるようになるでしょう。山羊座の金星、火星の時代は、双方とも条件で動く可能性はあったかもしれませんが、それが水瓶座へ移動したとなると、さらに決着が難しくなる可能性はあります。私達にとっては、愛情も努力も精神的なバックボーンを大切にするようになりそうです。

FRB 28 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

そろそろ人恋しく…

2/21~2/27

北京オリンピックも終わり、いろいろな課題を残しながらも、世の中は日常の生活を取り戻しました。今週の星の動きは…19日から太陽は魚座へと移動しましたが、その後太陽は重要なアスペクト(星同士の関係)を持たず、水星の存在ばかりが目立ちます。

21日(月)は…日没まで月のサインは天秤座です。深夜から午後にわたって月は山羊座の火星や冥王星とスクエア(90°)の不調座相を作って、イライラが多い週明けとなりました。午後6時18分に月が蠍座へ入ると、トゲトゲした雰囲気はなくなり、午後11時27分、魚座の太陽とトライン(120°)の調和座相に。

22日(火)は吉凶混交の星です。日付が変わるとすぐ、午前0時13分には知性の惑星=水星が海王星とセミスクエア(45°)を作ります。セミスクエア(45°)は煩雑な不調和座相ですから、そうなると海王星のネガティブな一面が強調されて、水星の判断力を惑わします。水星の司る知性と海王星の持つ情的な感性が人の判断力をミスリードすることになります。その後、月は水星とスクエア(90°)、午後2時9分には天王星とオポジション(180°)を作ります。その後、午後3時45分、月は幸運の惑星=木星とトライン(120°)というラッキーな配置に。午後2時9分までは判断を保留したほうがよさそうです。

23日(水)はおしなべて順調な日です。魚座の月は第3デークへ入り、午前6時から午後6時にかけて、金星、火星、海王星、冥王星と好調です。星が味方してくれ、何事もトントン拍子に運ぶ一日です。午後10時28分、月は射手座へ入ります。

24日(木)は半月。また、今週のなかでは珍しく、重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)があります。午前4時11分、火星が海王星とセキスタイル(60°)を形成。これは…ミラクルなアスペクト(星同士の関係)です。魔術的な手法で現実を切り抜ける…特異なスキルを意味します。午後になると水星が予言者の彗星=キローンとセキスタイル(60°)、月は彗星=キローンとトライン(120°)を相次いで作って、新しい発想が採り入れられる暗示です。一日を通じて、空中戦のような議論が多くなるかもしれません。

25日(金)は深夜の金星、海王星のセキスタイル(60°)から始まります。ロマンを夢見るアスペクト(星同士の関係)です。その後、午前11時21分には知性の星=水星が反逆の星=天王星とスクエア(90°)を形成。これは…人間をヒステリックにするアスペクト(星同士の関係)です。また、天王星の持つ頭でっかちな主義主張が問題を引き起こすこともあります。午後10時46分には火星が義務や自己犠牲を表す小惑星=ベスタと合(0°)になります。ウクライナ情勢など、緊張感溢れる駆け引きにペナルティや損失が伴うことを連想させますね。議論は避けたい一日です。

26日(土)午前1時27分、月は山羊座へ入ります。人々は現実的になり、実益を優先する日です。午後になると山羊座の月は太陽とセキスタイル(60°)、夜半には天王星とトライン(120°)になり、前日とは一転して、雲行きは安定してきます。午後9時15分、水星が木星とセミセキスタイル(30°)になって、新たな目標に向けて、コツコツ努力を始めるチャンスです。

27日(日)せき…月のアスペクト(星同士の関係)は順調です。午後2時49分には月は海王星とセキスタイル(60°)に。よいビジョンが浮かびそうです。午後6時をまわる頃から、山羊座の月は金星、火星、冥王星と次々合(0°)になっていきます。冥王星と合(0°)の時刻は午後11時49分です。その合間に月は「人の和(輪)」を表すドラゴンヘッドとトライン(120°)と好調です。婚活などお見合いや、人とのマッチングに最適な夜です。SNSで知り合うチャンスも多いでしょう。コロナ禍のなか、「そろそろ人との付き合いを取り戻したい」…こんな気持ちが強まりそうですね。

FEB 21 2022

瑛利奈

(C)ELINA

金星&火星のランデブー

2/14~2/20

首都圏は8cmの積雪との予報でしたが、実際は雨となり、雪は積もりませんでした。大雪注意報が外れることが多いようです。また新型コロナウイルスの感染者数も高止まりして、東京では返照傾向になるとのこと。しかし、重症者や死者数は増え続けており、対策はこれからが正念場です。北京オリンピックもたけなわですが、疑惑の判定やトラブルが相次いでいます。そうは言いながら、今週の星の配置は引き続き、というよりもさらに先週よりも順調です。

バレンタイン1・デーの14日(月)は…午前4府14分、蟹座の月は海王星とトライン(120°)の好調座相を形成。楽観的な雰囲気で一週間がスタートします。しかし、肝心の昼間になってからの月のアスペクト(星同士の関係)は思わしくなく、午後3時6分に冥王星とオポジション(180°)、午後7時26分には水星とオポジション(180°)を作ります。これでは、好きな人にプレゼントを渡しても、気持ちが通じるどころか、逆に星の方が邪魔をしているような有様に…。午後8時17分に月が獅子座へ移動してからが本番となります。これ以前に動いてしまった方は、メッセージを付け加えたほうがいいかもしれません。

15日(火)午前6時53分、水星が水瓶座へ入場します。今回の水星は…昨年(2021年)12月14日に山羊座へ入ってから、逆行、順行を経て、ようやく2ヶ月ぶりに改めて水瓶座へと移動することになります。これであと3ヶ月は逆行しませんから、安心して仕事ができそうです。15日(火)は小惑星=パラスや彗星=キローンといった賢者を表す星のアスペクト(星同士の関係)が目立ちます。新しい発想や進歩的な考え方などのヒントが多い一日になります。

16日(水)、午後11時28分、愛の星=金星が男性の星=火星に追いつき、コンジャンクション(0°)を作ります。度数は山羊座の16度53分です。愛の星=金星がターゲットである火星にアプローチして、捕まえることになります。これで、これまで順行から逆行、そして先月、1月29日に再度順行した山羊座の金星がかき乱してきた山羊座さんなど、地象サインのみなさんの想いが当面のゴールを迎えるタイミングです。しかし、面白いことに、普通は金星の方が公転周期短いので、通過する速度が火星より速いので、すぐに火星を追い抜いていくことになりますが、今回の金星は逆行して、ステーションしたあと、おもむろに順行に入ったばかりです。従って、金星の速度が遅く、殆どランデブー状態で、しばらく火星とくっ着いたまま移動します。愛のゴールが延長戦に入るわけで、当分、この状態は続きます。山羊座を始め、牡牛座、乙女座んに太陽や金星を持つ方々には頑張ってもらわないといけませんね。(笑)

17日(木)午前1時56分、獅子座の満月です。みなさんもご存じの通り、2月1日の新月以来の出来事に答えが出ます。ウクライナ情勢や新型コロナウイルスへの対応をどうするか?などの見通しが立つでしょう。

18日(金)は、今週のなかでは珍しく、惑星同士のアスペクト(星同士の関係)があります。魚座の木星が牡牛座の天王星とセキスタイル(60°)を作ります。私達の想像以上に時代が一歩先へ歩み出す暗示です。新しい法の解釈や状況の変化によって、現在抱えている問題に新たな展開が期待できます。仕事や投資など、攻めていきたいところです。

19日(土)午前1時42分、これまで水瓶座を通過していた太陽が魚座へと入場します。これにより、世の中の雰囲気が変わり、私達の反応もそれに合わせて変化するでしょう。午後12時50分に月は天秤座へ入った月がその後、癒やしの小惑星=セレスや知性の惑星=水星とトライン(120°)の好調座相を形成を作ります。弱き者へのいたわりや子育て、また、知的な繊細さをもって、問題に対処しようとする一日です。

20日(日)の月は引き続き天秤座です。月は権利の主張を表す小惑星=ジュノーや土星とトライン(120°)を作り、法的な落とし所を探ることに一日です。甘えは厳禁の日。休日ですので、行楽地では交通法規は心して守るべきです。

今週は…先週よりもさらに惑星の不調和なアスペクト(星同士の関係)が影を潜めました。また、水星は14日に進歩的な水瓶座へ、19日には太陽が夢の多い魚座へ入場します。自由に新しい夢を思い描くことができそうです。未来に期待してみたらいかがですか?

FEB 14 2022

瑛利奈

(C)ELINA

平坦な星。小さなチャンスを生かして

2/7~2/13

先週、北京オリンピックが開幕して、スポーツの話題が多くなりました。幾分か世の中の雰囲気が明るくなったような気もしますが、オミクロン株の猛威は相変わらず収まらないようです。そんななか、今週の星の動きは「これは!」と思うようなものもなく、平坦に推移していきます。

7日(月)は特に動きは少なく、月と惑星のメジャーアスペクト(第一義的な星同士の関係)は午前2時20分の月と冥王星のスクエア(90°)のみです。午前7時52分に月が牡牛座へ入ると、その後はこれといった月の絡みはありません。しかも、1月24日に火星が射手座から山羊座へ移動してから、火象サインゼロの状態が続いています。このところはメッセージ性のない、実務型の星です。

8日(火)は…今週のなかでは幸運を感じさせる華やかな一日です。まず、午前0時57分、月が幸運の惑星=木星とセキスタイル(60°)を形成します。この時間帯だと、ほぼ7日(月)の夜と考えた方がいいかもしれません。楽しい計画があるなら、前日から始動すべきでしょう。その後、朝9時までの間に月は火星、金星とトライン(120°)の好調座相を作ります。バレンタインの準備には最高ですね。なんなら、週明けから伏線を張り始めたら面白いかも。この日、午後11時57分、火星が天王星とトライン(120°)を作ります。ホロスコープにしてみると、火星と金星がひとつになって、月と天王星の合(0°)とダブルでトライン(120°)という形です。凶星といわれる天王星が入っていますが、今回はなにか化学反応を起こして、より楽しみが増すかもしれません。「ちょっと冒険してみるのもアリ」といった星の配置です。午後10時49分には半月。前回の新月から、もう一週間経ってしまったのですね。

9日(水)は…月が牡牛座の後半を通過します。魚座の海王星、山羊座の水星、冥王星と好調で物事が順調に運ぶ暗示です。この日の午前11時1分、これまで牡牛座にいた小惑星=セレスが双子座へ入場します。セレスは子育ての小惑星です。ケアのポイントが衣食住などの物質的なものから、より心のケアへと変わっていく暗示です。午後7時26分、月は双子座へ入ります。

10日(木)、主要なアスペクト(星同士の関係)は午前2時28分の月と木星のスクエア(90°)のみです。午後9時28分、太陽が海王星とセミセキスタイル(30°)を作ります。遠い未来のビジョンを思い描くにはいい日です。たまには現実を忘れて、夢を育てていくことを考えてみてはいかがですか?

11日(金)は建国記念の日で祝日です。午後5時22分に双子座の月が太陽とトライン(120°)の調和座相に。その後、午後11時52分に水星が冥王星と合(0°)を形成します。これは…少しイヤな配置です。今年1月16日に太陽が冥王星と合(0°)を作ったときにはトンガで大爆発がありましたが、今回は水星なので、さほど物理的なパワーはないでしょう。しかし、何かインパクトがある情報が漏洩したり、明らかになったりする可能性はありそうです。

12日(土)は午前8時26分から月は蟹座です。相変わらず星は小幅な動きです。午後3時38分、水星がドラゴンヘッドとトライン(120°)に。水星は情報通信を、ドラゴンヘッドはルータみたいなポイントですから、通信環境がスムーズになりそうです。友人関係で情報共有したり、必要事項のコンセンサスを取るなど、うってつけの日です。ランダムに友達の輪が広がるでしょう。

13日(日)、午前4時34分には月が木星とトライン(120°)の好調座相に。午前6時48分には月が天王星と、これもまたセキスタイル(60°)の好調座相を作ります。幸運な一日の始まりですが、午後1時21分以降はそうはいきません。火星、金星、土星、そして小惑星=ベスタが蟹座の月を妨害します。何かやりたいことがあったら、前日の12日(土)から昼前までに片付けた方がよさそうです。昼過ぎからはステイホームがいちばん無難かもしれません。

今週は大きなヤマ場がない星の配置が続きます。そのなかでも、いくつか月が木星や金星と好調座相を作りますので、そのタイミングに乗って動くといいでしょう。ラッキーな星のアスペクト(星同士の関係)を掴むには、幸運の女神と同じく、前もって準備しておくことが大切です。

FEB 7 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

太陽が土星と合。最も重要なポイントに

1/31~2/6

みなさま、「瑛利奈の今週の運勢」の更新が遅くなり、申し訳ありません。新型コロナウイルスの感染者数が日々更新している現在、もしかすると、私の体調を心配してくださってる方がいらっしゃるかもしれませんが、おかげ様で体調は大丈夫です。「今週の運勢」更新の日と月末の雑務が重なってしまったため、遅くなってしまいました。ご迷惑をおかけしました。

31日(月)…週明け早々、太陽はハードな局面へと突っ込んでいきます。午前4時31分、水瓶座の太陽は牡牛座の天王星とスクエア(90°)という困難なアスペクト(星同士の関係)を形成します。これは、これまでの流れ…例えば新型コロナウイルスのパンデミックの問題や、ウクライナ情勢などの国際問題が危ない水域まで緊張感が高まってきたという暗示です。何かとりがーとなる事件があれば、これまで押さえ込まれていたエネルギーが一気に爆発する…ということです。幸い、30日~31日の月は山羊座で、天王星を刺戟する位置ではありません。この流れですと、今日はなんとか持ち堪えることができそうです。

2月1日(火)…オミクロン株の感染者数におどろいているうちに、年明けからもう一ヶ月が経ってしまいました。31日は太陽、天王星のスクエア(90°)がありましたが、1日になると、そのポイントの上に月が乗ってきます。午後12時25分、今度は月が天王星とスクエア(90°)を作ります。度数は水瓶座の10度53分です。昨日の太陽、天王星のスクエア(90°)の方は水瓶座の10度52分でしたから、ほぼ動いていないと同じです。今週は水瓶座などフィックスドサイン(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)の11度~15度に太陽や重要な天体をお持ちの方は注意が必要です。注意というよりも、「覚悟が必要」と言ったほうがいいかもしれません。星によって引き起こされる事象はただ「運が悪かった」というものではなく、この世界の出来事として、それなりに論理的な必然性があるものです。ごく稀にバーテックス(仮想のポイント)のように意味もなく遭遇することになる場合もありますが、太陽や天王星、土星といった星は太陽系を支配している重要な天体です。太陽などはまさに太陽系の論理そのものの発信源ですから、そんなに理不尽なことをやらかすわけがありません。つまり今週、「要注意」だったり「覚悟が必要」だったりする問題はあなた自身の存在の根源から発生してるものなのです。人生や生き様そのもの、それをどのように切り盛りしていくか?という、人生観に関わることなのです。水瓶座さんを始め、牡牛座さん、獅子座さん、蠍座さんにとって、今週一週間はここ6~7年の集大成ともいうべき大切な時期となります。そう思ったら、迂闊には過ごせないでしょう?また、午後2時45分は水瓶座の新月です。前の新月は1月3日でしたから、月初に相応しく、月は第二のサイクルに入っていくことになります。

2日(水)は…これといった主要なアスペクト(星同士の関係)がない一日です。午前8時4分、権利の主張を表す小惑星=ジュノーが山羊座から水瓶座へと移動します。最近の新型コロナウイルス感染拡大による被害者の声が水瓶座が表す「人権」という見地からより強くなるでしょう。今週は北京で冬季オリンピックが開催されますから、人権問題に関する中国への批判もさらに強まるでしょう。ウクライナ情勢に関しては、小惑星=ジュノーが入る水瓶座は少なくとも山羊座より強硬なので、被害が出るとすると、より大きくなるかもしれません。水瓶座のジュノーの時期は4月21日まで続きます。

3日(木)も引き続き重要なアスペクト(星同士の関係)はありませんが、前日の夜半から月は魚座へ入って、世の中の雰囲気は大分柔らかくなります。午前8時57分には月が木星と合(0°)、午後3時34分には月が金星とセキスタイル(60°)を作ります。今週のなかでは珍しく、楽しいことが多い一日です。

4日(金)午前1時12分、これまで逆行していた水星が順行に変わります。書類提出や法的手続きなど、水星が逆行してる間は手控えていた方、そろそろ大丈夫です。しかし、当座はステーションといって向きを変える動作をしますので、水星の動きがとても遅いのです。急ぎでなければ、2、3日待ったほうがいいでしょう。度数は山羊座の24度です。午後10時37分、火星が木星とセキスタイル(60°)を形成。アスペクト(星同士の関係)としては凶意はありませんが、両方とも発熱、拡大を表す惑星です。新型コロナウイルスの感染者数はさらに拡大しそうです。

5日(土)午前4時4分、太陽が土星と合(0°)を作ります。度数は…水瓶座の15度56分です。1月31日の太陽、天王星スクエア(90°)は水瓶座の10度53分でしたから、太陽はもう5度ほど動いてきたことになります。また、土星が現在の水瓶座へ入ったのは2020年の12月17日です。あれから1年2ヶ月も経ちますが、土星は順行、逆行を繰り返すため、土星の度数はまだ半ば…。水瓶座さんを始めフィックスドサイン(牡牛座さん、獅子座さん、蠍座さん)のみなさまはさぞかし大変な時期を過ごして来られたと思います。土星が魚座へ抜けるまで、水瓶座の土星の期間は残すところあと1年1ヶ月です。後半戦で泣き言を言わないように、気を引き締めていきましょう!困難克服のシナリオはエンディングがいちばん大事ですから。話を世の中の情勢に戻しますと、岸田総理始め、政府は「緊急事態宣言は出さない!」という意見のようですが、各所から弱気な発言が強まってくると思います。

6日(日)になると、また重要なアスペクト(星同士の関係)は影を潜めます。午前5時22分、牡羊座の月が土星とセキスタイル(60°)を形成。前日の太陽、土星の合(0°)の結果を受けて、悲観的な意見に支配されるでしょう。

今週は…北京2022オリンピック・パラリンピックが始まります。日程を見てみると、開会式は4日(金)ですが、2日からカーリングの試合などがが始まるようです。この厳しい星の最中、盛り上がるのかなぁ?と心配になったり、逆に夏の東京オリンピックの時のように、試合に気を取られて、オミクロン株の感染拡大がさらに広がったりしないかなぁ?など、いろいろ気を回したりしています。まずは、今週は水瓶座の太陽が最も重要なポイントを通過する週です。みなさん、気を引き締めていきましょう!

FEB 1 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

火星は山羊座へ。金星はようやく順行

1/24~1/30

先週は…ついに新型コロナウイルス感染者数が一日5万人を超える事態になりました。また22日には大分県、日向灘でマグニチュード6.2の地震がありました。さらにはウクライナ情勢が米国の大使館家族に退避命令が出るなど、緊迫感を強めています。これだけの問題を抱えながら、今週もまた太陽の主要なアスペクト(星同士の関係)はゼロです。

24日(月)は…月=天秤座の第2デークから始まります。天秤座の月は…現在の金星を始め、天王星、海王星などとの折り合いはよくありません。また、夜明け頃、火星&土星はセミスクエア(45°)という小競り合いのアスペクト(星同士の関係)を形成。唯一、午前9時25分、水瓶座の土星とはトライン(120°)の好調座相を作ります。ハードな一日です。午後9時52分には、いままで射手座を通過していた火星が山羊座へ入場します。火星がサインを変えるのは昨年(2021年)の12月13日ぶりです。2021年の12月の全国の感染者数は12月13日は…77人で、12月6日の56人に次いで2番目に少なくなっています。これが射手座に火星が入ってから5万人超まで急速に膨れ上がってきたことになります。射手座は「膨張拡大」を司る木星が支配するサインです。それが24日夜から「縮小、制限」を司る山羊座に入るわけです。そうなるとオミクロン株のピークアウトをついつい期待してしまいますね。欧州では、すでにピークアウトとの声も出ていますが…。

25日(火)は…午後12時56分から月は蠍座へ入ります。午後1時47分、蠍座の月は山羊座へ入ったばかりの火星とセキスタイル(60°)に。午後10時40分には半月。午後11時1分に月は木星とトライン(120°)の好調座相を形成。いい一日です。また、当面の課題の答えが出るでしょう。

26日(水)は…蠍座の月が天王星、土星とT字スクエアを作って緊張感が強い日ですが、午前4時31分、今週では数少ない太陽が木星とセミセキスタイル(30°)という、マイナーアスペクト(星同士の二義的な関係)を作ります。微力ながら太陽と幸運の惑星=木星がアスペクト(星同士の関係)を組むわけですから、しっかりとチャンスを掴みましょう。時刻があいにく夜明け前のため、何か願い事や次の目標がある場合は前日中に行動しておくべきです。26日午後12時4分、逆行中の水星が水瓶座から山羊座の領域へとバックで入場します。もしかすると、これは…積み残した夢を再度拾い上げるチャンスかもしれません。

27日(木)も月は蠍座ですが、度数は第3デークに入ります。深夜から時を追って、月は海王星、冥王星、水星と次々好調座相を作っていきます。時間は遡りますが、午前4時28分、山羊座の水星がドラゴンヘッドとトライン(120°)を形成。人同士の絆が広がったり、世論を形成するチャンスです。味方を増やしたい方は饒舌になって、SNSなどで相手を選ばず訴えると効果的です。

28日(金)になると月はすでに射手座です。権利を主張する小惑星=ジュノーと無償の義務を表す小惑星=ベスタが目立つ日です。一見、権利と義務…相反するように見えますが、加害者と被害者は同時に存在するものです。権利義務の問題がクローズアップされるでしょう。もしもあなたが不満を抱えているなら、黙っていられないことになるかも。

29日(土)は…今週のなかでは重要なアスペクト(星同士の関係)が集中する一日です。まず、午前11時57分、太陽が彗星キローンとセキスタイル(60°)を形成。これは、キローンの持つ学術的で先進的な考え方により、私達の意識がアップデートされることを指します。頭の固いトップや執行部にアドバイスする人物が現れたりします。午後1時15分、水星が冥王星と合(0°)を作ります。これは…水星が順行の時、昨年の12月30日に一度起きています。金融や経済の分野でイヤなニュースがあるのでしょうか?その後、午後5時45分、逆行していた金星がステーション。その後、順行を始めます。度数は山羊座の11度4分です。これまでパワーダウンしていた愛の力が戻って来ます。横道へ逸れていた愛も軌道修正か…?山羊座さん、頑張れ!

30日(日)は楽観的な動きと悲観的な思考…ふたつの軸が同時進行する日です。午前10時台までは前述の無償の義務の小惑星=ベスタが太陽、月ともに絡んできます。私達は今後のツケの大きさにうんざりしていまうかも。それが正午をまわる頃から楽観的な動きに変わってきます。もしかすると、私達が「開き直って今を楽しむしかない!」というメッセージを感じるのかもしれませんね。

この世界は複雑かつ重層的な構造になっています。ひとつの発想に支配されて、未来を怖れながら生きていくのは愚かしいことなのかも。私達に必要なのは…発想の柔軟さと、また他人を思い遣る想像力です。そんな気持ちで生きていけば、日々、楽しい発見があるに違いありません。

JAN 24 2022

瑛利奈

(C)ELINA

19日、天王星順行へ

1/17~1/23

先週は…1月15日にトンガで海底火山の大規模な噴火がありました。当初は日本へ津波が来ることは想定されていませんでしたが、気象庁の観測史上初めてとなる海底火山の噴火に伴う「風振」という現象により、太平洋沿岸の世界各地へ津波のような大波が押し寄せました。被害に遭われた方、心からお見舞い申し上げます。また、16日の深夜は私の携帯もひっきりなしに津波警報が鳴り、眠れなかった方も多いと思います。この海底火山噴火のチャートを作ろうと、データを探してみたのですが、あいにく噴火したポイントの正確な緯度経度が分からないため、トンガの首都、ヌクアロファでホロスコープを作ってみました。噴火の時刻は現地時間午後5時10分ごろになります。気象衛星の動画を見ても、すぐに日没が訪れています。これを観ると、やはり16日の太陽と冥王星の合と関わりは深そうです。

また、今日は1月17日ということもあり、1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災に関するニュースもありました。その日は火曜日で、私は当時も仕事はオフの日でしたので、地震の映像を見ながらテレビの前から動けなくなったことを記憶しています。この時のチャートは太陽が天王星と非常に正確に合(0°)、その上海王星もオーブ3°で合(0°)になり、太陽を海王星と天王星が囲んでいました。また、蟹座の満月でした。当時は海王星や天王星などの重惑星が山羊座に集まっていた時代で、やはり太陽は…山羊座の25度、26度でした。

とはいえ、今週の星の動きは…相変わらず太陽の重要な惑星とのアスペクト(星同士の関係)は非常に少なく、また、月を除いた星同士のスクエア(90°)、オポジション(180°)という不調なアスペクト(星同士の関係)は何ひとつありません。これまでの流れを変えるようなキッカケは見当たらないようです。

17日(月)の月は蟹座。蟹座の月は午前5時50分に金星とオポジション(180°)。また、土星、火星、木星などと不調なマイナーアスペクト(惑星同士の二義的な関係)を作るなど、日没まではこれといった効果的な動きはありません。午後7時台から小惑星=パラスや海王星とトライン(120°)を形成して、ようやく順調にこれからの見通しが付いてきそうです。

18日(火)、午前8時48分、蟹座の満月です。度数は月=蟹座27度50分、太陽=山羊座27度50分。当面の結果が出る日です。

19日(水)午前0時25分、牡牛座の10度で、これまで逆行していた天王星がいったん留まり、順行に向きを変えます。多分、これもトンガの海底火山などの地殻変動や活動に秘かに影響を与えていたと思われます。また、トンガの海底火山は…一度噴火が始まってしまった以上はしばらく続くことになるでしょう。この日、獅子座の月は…水瓶座の水星、土星、さらに順行に変わった天王星とT字スクエアを形成します。今週のなかでは最も注意が必要な配置といえましょう。

20日(木)午前11時38分、太陽が山羊座から水瓶座へ入場します。私達のテーマは山羊座から水瓶座へと変わっていく…ということですが、具体的にいうとどういうことなのか?自由を表す水瓶座にもかかわらず、皮肉にもまん延防止等重点措置が適用されることになってしまいそうです。

21日(金)の月は乙女座です。午後7時以降、月は牡牛座の天王星、山羊座の金星と、次々トライン(120°)の好調座相していきます。地象サインのグランドトライン(正三角)になりますね。現在金星がいる山羊座さん、そして牡牛座さん、乙女座さんには楽しい愛のチャンスになりそうです。

22日(土)は…午後2時43分、乙女座の月が海王星とオポジション(180°)を作ったり、水瓶座で逆行中の水星が小惑星=ベスタ、それに加えて木星と変形ヨードを作るなど、物事がうまく行きそうで行かない、現在地がハッキリ見えないなど、立ち往生する暗示です。先を急がず、消極策をとるしかない日です。

23日(日)になると星の配置は好転します。午前7時2分から月は天秤座へ。その後、午後12時42分には月は太陽とトライン(120°)の好調座相を作ります。今後の方向性も掴めて、ようやく未来の指標が見えてきそうです。

このところ、オミクロン株の感染拡大やトンガの海底火山噴火など、いろいろありましたが、星の配置としては…この一週間、月を除くと惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は不調和なものはひとつもありません。いまの問題が片付かない…など、悩みを抱えている方もいらっしゃると思いますが、当面悪い方へ動く要素はなさそうです。逆に、時間を作って、今のうちやりたいことや楽しみたいものなどをドシドシ手がけていくほうがいいかもしれません。タイムイズマネーとはこのことなのかも…。

JAN 17 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

14日夜半、水星も逆行へ

1/10~1/16

先週は日本でもオミクロン株の感染者が急増し、その数字は前の週の10倍から15倍という驚くような日が続きました。しかし、太陽系の配置は…相変わらず重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)は少なく、大きな流れの変化が起きる気配はありません。

10日(日)は成人の日ですが、各自治体では感染対策の上、分散して式典を行うようです。午前3時11分、月は牡羊座19度の半月。先週の新月から一週間が経ち、当面の折り返し点へ。しかし、月は山羊座の金星、太陽、冥王星などとのスクエア(90°)が多く、現在地を見極める日といったところです。

11日(火)は今週のなかでは珍しく、午後12時27分、太陽が海王星とセキスタイル(60°)の好調座相を形成します。ウィズコロナの中、これからの明るい見通しが出てくるでしょう。午後2時15分には「義務」や「自己犠牲」を表す小惑星=ベスタが山羊座へ入ります。ということは…小惑星=ベスタはここ2、3日涙の29度といわれる苦しい度数にいたわけで、しかも射手座というベスタには似つかわしくない自由奔放なサイン中でした。小惑星=ベスタとしては、自分を抑制せねばならないと感じつつ、もうひとつやり方が分からず、混乱してたのかもしれません。それが…11日から厳しい山羊座へと入場して、うまく「義務」や「自己犠牲」の役割を果たせるようになるのではないか?と思います。また、山羊座は「効率」を表すサインです。私達もコロナとの付き合いをしていく上で、「効率よく」、行動をコントロールしたいものです。

12日(水)午前6時43分、前日太陽と好調だった海王星に火星がスクエア(90°)の不調のアスペクト(星同士の関係)を作ります。これは…別に現在、太陽と火星の関係が悪いわけではないのです。太陽が山羊座の20度、火星が手座の20度と、ちょうど30度離れているので、海王星に対して、一方の太陽が好調だと、それを追いかけるように火星が不調になる…という状態なのです。火星と海王星のスクエア(90°)は中毒や詐欺などの不祥事の暗示です。作用としては…非常に意味深ですが、当事者にとっては、あまり意識の上に上らないという困った作用があります。度数は火星が射手座の20度、海王星が魚座の20度ですから、ミュータブルサイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)の20度前後に傷を持つホロスコープの方には注意が必要です。誕生日でいうと、6月11日前後、9月13日前後、12月12日前後、3月11日前後…年によって正確な度数は異なりますので、心配なら「瑛利奈の占星術チャートハウス」などで度数を調べてみるといいでしょう。

13日(木)は午後12時7分を境に午前中は牡牛座の月、午後は双子座です。これといって目立つ星のイベントが非常に少ない一日です。どちらかというと、午前中の方がいい仕事ができそうです。

14日(金)午後8時41分、水星がステーションして、逆行し始めます。度数は水瓶座の10度です。これ以降、水星逆行中は契約問題や重要な手続きはトラブルが起きやすくなります。もしも、あなたが重要案件を抱えているのなら、これを知った今から、できるだけ早く手続きを進めたほうがいいでしょう。14日の今日、「逆行前ならいいだろう」という判断はちょっと甘いかも。すでに水星はステーションを始めており、速度は極めて遅くなっているわけですから。

15日(土)午前6時21分、今度は子育ての小惑星=セレスが順行の体制になります。これまでは他の惑星の動静が忙しくて、セレスの動きに関してはあまり注意を払ってきませんでしたが、小惑星=セレスは昨年(2021年)10月9日から逆行を始めていました。小惑星=セレスは子育ての小惑星ですが、農業や牧畜など、動植物の育成などを司っている小惑星です。そういえば、昨年の秋以降、野菜が値上がりしたりしていたので、これからは農業も順調もなるかもしれませんね。ガーデニングやペットの世話などにも力が入る可能性も。

16日(日)は午前1時10分から月は蟹座です。午前8時30分に月が木星とトライン(120°)の好調座相を作ったり、星の動きは概ね順調。この日、午後11時50分、太陽が冥王星と合(0°)を作ります。冥王星は太陽系で最も外側にいる準惑星で、ラスボスのような位置にあります。当面の問題の最終結果が出る日といっていいかもしれません。これを契機に今後の方針や方向性が若干変わっていく可能性もあります。

今週もオミクロン株の動向をハラハラしながら見ていくことになるとは思いますが、星の動きは大きなイベントが少なく、むしろ停滞した印象がある一週間です。こんな時こそ、煽られないうちに自分のペースで仕事やプライベートなテーマなどに取り組みたいものです。まずは、寒さと雪、また乾燥などに気をつけて、この冬を乗り切ってくださいね。

JAN 10 2022

瑛利奈

(C)ELINA