もう少し見極めてから

12/24~12/30

12月22日=冬至。この日から日本の運勢が新たなチャートに書き換えられましたが…。週明けは天皇誕生日の振替休日となり、世の中はまだ動き出してはいませんが、28日(金)で世の中の主なお仕事は終わりに。今週は一年の締めくくりになる重要な一週間のはずです。しかし、何故山羊座の最初の10日間だけ一年の最後にくっついているのか?不可解ですが、新たな日本の運勢はすでに始まっているのです。

しかし、今週末、30日(日)の太陽の位置もまだ山羊座の8度にいて、惑星達は木星が射手座の10度、土星も山羊座の10度がいちばん若い度数ですから、今週の太陽はまだメジャーアスペクト(主要な惑星との星同士の関係)を作りません。その他の惑星のメジャーアスペクトも今週はまだパラパラの状況です。ざっくりいうと星のイベント閑散期といった感じですね。逆にクリスマス気分が明けて、出社したら大どんでん返しでビックリ…ということもなさそうです。

25日(火)は水星が海王星とスクエア(90°)を作ります。これは…12月3日~6日に私が「真実が闇に埋もれる」と書いたポイントとほぼ同じですから、それによって私達に投げかけられた謎や闇はさらに迷路に入っていく…と考えられます。

27日(木)は火星がノード(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)の好調座相を作ります。火星=男性、ノードは賑やかな交差点を意味しますから、大勢の人とオープンに関わり合うにはいい日です。この日、ノードは蟹座の26度にいますから、特に7月19日頃に生まれた方には面白い出会いがたくさんあるでしょう。

29日(金)には金星が冥王星とセキスタイル(60°)という好調な関係を作ります。金星は愛の星、冥王星は再生を意味しますから、このアスペクト(星同士の関係)は私達の愛の認識や深層心理に一石を投じることも…。度数としては…金星が蠍座の20度、冥王星が山羊座の20度ですから、この近くに何か重要な惑星がないか?マークしてみたらいいかもしれません。

その後、天秤座の月が太陽と90°の半月を作り、今週は暮れていくことになります。今週の星は比較的ニュートラルな感じですが、私達に多くの反省点を求めているような気がします。かといってすぐに路線変更するのも早計です。もう少し流れを見極めながら、問題意識を心の中で温めていく…こんな落ち着きをもって、みなさんも今年最後のお仕事を終わるようにするといいでしょう。

DEC 24 2018

瑛利奈

(C)ELINA

新たな冬至図は…またもやASC山羊座

12/17~12/23

太陽が射手座に入ってから、日に日に日没の時刻が早くなりました…。今週末。22日(土)は、いよいよ一年でいちばん日が短い日=冬至です。冬至とは…占星学的にいうと、太陽が山羊座へ入場する日のことです。太陽が山羊座へ入るその瞬間…12月22日(土)の午前7時23分に日本の国を占うホロスコープも新たな冬至図に書き換えられるのです。

新たな冬至図は…午前7時23分という早朝。太陽は東の地平線から上ったばかりで、ホロスコープのハウス分割とは逆回りですから、太陽は12ハウスという一番最後の「秘密と障害のハウス」の中に入ります。東の地平線=ASCの度数は山羊座の7度。最近のチャートでは今年、2018年の夏至図もASC(東の地平線)が山羊座の2度で今回の冬至図と惑星の配置はかなり似ています。季節が夏と冬ですから、太陽を始め内惑星(水星、金星)や公転周期が早い火星の位置は異なりますが、それよりも外側の惑星は夏至図のそれとほぼ同じ位置に来ています。

今年の夏至図のときの今週の運勢「21日から新たな夏至図に」を改めて読んでみると、「この春の春分図と驚くほど似通ってい」ると私は書いています。2018年の春分図もASCは山羊座の2度。となると…2018年は秋分図だけを除いて、春分図、夏至図、冬至図と残りすべてのチャートがASCは山羊座の2度、7度で似ている…ということになりますね。

今年は…年末に決まる一年の漢字が「災」だっただけあって、非常に災害が多い年でしたが、この傾向は冬至以降もまだまだ続くことになりそうです。

今週の傾向としては…ちょっと朗報です。12月に入ってから混沌としてい情勢にようやく明るい兆しが見えてきます。17日(月)は魚座の火星が山羊座の冥王星とセキスタイル(60度)の調和座相を作って、湿り勝ちだった最近の流れにイケイケ気分を盛り上げます。

その後、21日(金)には太陽が牡羊座の天王星とトライン(120°)の調和の関係を作って、射手座最後の日らしく未来への道を開いてくれます。今まで出口が見えず苦悩していた問題にも明るい見通しが立ちそうで、射手座という最も楽観的なサインとしての面目躍如といったところです。

22日(土)午前7時23分には前述のとおり冬至=太陽が山羊座へ入ります。23日(日)未明に月が蟹座へ入って、満月…。この22日(土)~23日(日)は今年の総決算ともいうべき重要な日です。今年起きたすべての出来事に一応の結論が見つかる…といっても過言ではないほどです。この日以降、太陽は日ごとに日照時間を増していき、気温よりも一足先に明るい季節へと歩を進めていくことになります。

みなさんもやり残したことがあれば、23日(日)の満月を待たずに出来るだけ早く手を付けておいたほうがいいでしょう。やりたいことができるチャンスは今だけしかないかもしれません。完成までとはいいませんから、「できる限り早く手がける」これを今週のモットーとして、私からみなさんにプレゼントしたいと思います。

DEC 17 2018

瑛利奈

(C)ELINA

荒波に漂い、ようやく陸地が

12/10~12/16

第197臨時国会は10日〔月)、政府が提出した法案13本が全て成立して閉会しました。先週は太陽が火星、海王星の合(0°)にスクエア(90°)で突っ込んで、真実が闇に埋もれる一週間でしたが、8日(土)未明に「改正入管難民法」が成立したのが週の最後となりました。太陽を覆い隠す海王星の蔭で何が起きているのか?私達がよく分からないうちに、国会は閉会を迎えてしまったのでした。

海王星は雲を掴むような惑星ですが、真実を覆い隠す作用—欺瞞や裏切りと同時に、感覚を麻痺さたり、しびれを引き起こす作用もあります。今まさに日本人の頭の中がこんな状態なのかもしれません。

先週は太陽が泥濘(ぬかるみ)のいちばん悪いところを通過していったので、今週の太陽は他の惑星とのメジャーアスペクト(重要な星同士の関係)はひとつもありません。12日(水)に冥王星とセミセキスタイル(30°)を作るのみです。

そんな中、13日(木)には水星が射手座へ入ります。ここから太陽、水星、木星が射手座、火星、海王星が魚座…と、10個の天体のうち、5個までがミュータブルサイン(変移サイン、柔軟宮ともいう)に入ります。13日(木)の夜半から月も魚座へ入りますから、さらにミュータブルサイン(変移サイン)が増えることになります。これは…ちょっとしたことで状況がズルッと変わるような星の配置です。特に太陽など重要な星がミュータブルサイン=双子座、乙女座、射手座、魚座に多く入っている方には影響があるかもしれません。何か心に動揺を感じたときは「これは星の影響かもしれない」と、自分の感覚に少し距離を置くように心がけたほうがいいでしょう。

週末になってようやく愛の星=金星がいい方向に活動を始めます。15日(土)午前1時、金星が蠍座の8度で木星にセミセキスタイル(30°)のマイナーアスペクトではありますが、「じっくり種蒔きをすれば愛が育つ」前向きな関係を作ります。その後、16日(日)の午後11時過ぎ、金星は土星にセキスタイル(60°)という安定のアスペクト(星同士の関係)を形成します。金星は前述のように蠍座、土星は最も力を発揮する山羊座にいますから、今までミュータブルサインに揺さぶられた気分や愛のあり方、また読めなかった経済状況などに現実的なゴール指し示してくれるでしょう。

DEC 10 2018

瑛利奈

(C)ELINA

真実が闇に埋もれる新月

12/3~12/9

3日(月)午前2時過ぎ、愛の星、金星が長い逆行の時を経て、再び蠍座へ入ります。これは9月9日に今年初めて蠍座へ入った時と同じポジションです。蠍座に太陽や金星を持つみなさんを始め、蟹座や魚座の方にとっては…長い回り道をしたあとの「思い出のあの日、アノ時」の再来となるかもしれません。その他の方々にとってはグズグズして前に進まなかった愛情問題や感情問題がようやくスムーズな動きを見せ始める感じがするでしょう。

一方、太陽は射手座の第二デークへ入ってきますが、このあたりの度数は魚座に火星、海王星が待ち構えていて、太陽をスクエア(90°)の不調和座相で捉えます。太陽が火星とスクエア(90°)を形成するのは3日(月)、海王星とスクエア(90°)は6日(木)です。太陽も火星も熱気を帯びた天体で、しかもお互いに強い性質を持つので、これがスクエア(90°)ともなると、お互いに譲らず、闘いの様相を呈します。もう一方の太陽、海王星のスクエア(90°)は…太陽の自主性や自信を蝕知しがたい星=海王星が奪って、人を迷いの森へ誘い込む作用を起こさせるのです。

また、7日(金)の午後11時過ぎには火星が海王星へ突っ込んで合(0°)を形成します。これは…火星の熱気を帯びたエネルギーが曖昧模糊とした海王星が持つガスの海へ突入して暴れるので、果てしなく収拾しがたいアスペクト(星同士の関係)ということができます。

これら(太陽、火星、海王星)がスクエア(90°)や合(0°)を作る度数は…太陽&火星がミュータブルサイン(太陽=射手座と火星=魚座)の10度、海王星の方は同じくミュータブルサインの13度(魚座)です。このポイントに太陽や重要な星を持つ方は、もろに煽りを受ける可能性がありますね。ちなみにカルロス・ゴーン氏はハマるかな?と思い、いまホロスコープを確認したところ、太陽は魚座の18度、木星は双子座の17度で、少し外れていますが、火星がかなり近い射手座の14度です。想像するに、本人の自信は堅いが、周囲の男性陣から崩れるのかな?という感じです。

また、6日(木)午後5時16分、逆行していた水星が蠍座の27度で順行し始めます。今週は右往左往する太陽周辺の星をよそに、蠍座の金星、水星がしっかりといい仕事、(金星は愛情など気持ちの問題、水星は頭脳労働)をしていくようです。

そして、7日(金)は新月です。これは奇しくも火星が海王星と合(0°)を形成するのと同じ日。しかも度数は射手座の15度と、火星、海王星に比較的正確なスクエア(90°)です。どうも今回は…「真実が闇に埋もれる新月」になる見込みです。あまり願掛けなどしないほうがいいかもしれませんね。心機一転したつもりでビジョンさえ捨ててしまう…などということになりかねません。

今週の星の配置は…まさに魔術です。射手座特有の演出過多、同時に魚座のムード過剰…。音楽やファッション、演劇、それと飲酒などで、非現実的な夢を楽しむには最適な一週間なのかもしれません。

DEC 3 2018

瑛利奈

(C)ELINA

幸運を確かなものに

11/26~12/2

26日(月)午後3時32分、木星を追いかけていた太陽が木星をキャッチします{=合(0°)}。度数は…射手座の3度56分。太陽は意思を表し、木星は幸運を意味しますから、これは非常にラッキーなアスペクト(星同士の関係)です。前回、太陽が木星と合(0°)を作ったのは2017年10月27日のこと。これは年に一度の幸運な出来事…つまり、あなたの意思や実現したい計画を木星が背中を押してくれるチャンスなのです。

この勢いに乗って、今週の太陽系の配置はほぼ幸運なアスペクト(星同士の関係)で埋め尽くされていますが…。27日(火)は太陽が逆行中の水星と合(0°)ですが、これは水星に対して太陽のエネルギーが大きすぎるので、水星の繊細さを押し殺して、あまりいい効果が期待できるアスペクト(星同士の関係)ではありません。

28日(水)朝6時台には火星が土星とセキスタイル(60°)…これは火星の暴走を土星がほどよく制御する好調なアスペクト(星同士の関係)です。午前7時台には水星が木星と合(0°)。水星は逆行中ではありますが、木星の叡智が水星の実務能力を助けて、知的な活動、コミュニケーションなどが活発になる有益なアスペクトです。28日(水)は勉強と仕事に最適な日…ということですね。

その後、週末はやや不安定になります。30日(金)には金星が海王星とセスキコードレート(135°)。12月1日(土)には金星、天王星がオポジション(180°)を形成します。先週は海王星が順行に転じましたが、これに先だってNISSANのゴーン氏逮捕の報道でマスコミは大騒ぎになっています。前回も書きましたが、海王星は汚職など不祥事を表します。金星がセスキコードレート(135°)という金銭トラブルの位置から海王星を刺戟することで、さらに事態が混乱することが考えられます。その後の金星が天王星という縁切り星にオポジション(180°)という最後通告のアスペクト(星同士の関係)を形成して、事態はもう後戻りできないところまでいくでしょう。

これはゴーンさんの問題だけではなく、みなさんのプライベートや仕事関係でも同じです。金星は愛を意味する惑星ですが、人間関係などの感情問題全般を司ります。それが縁切り星といわれる物事をズバズバッと切ってしまう天王星とオポジション(180°)になるのですから、「許せない。もういい加減にして!」となるのです。

今週の星の配置はラッキーから始まって、開き直りで終わる…というなんとも神様はひどいストーリーを考えたものです。しかし、考えてみてください!その対策として…太陽と木星の合(0°)で得たものを恒久的な形にしておくことです。金星は情緒的な惑星ですから、あなたの大切な成果を感情論で覆されないようなシッカリした形にしておけばいいのです。

また、こうも考えられます。12月1日(土)の金星、天王星のオポジション(180°)はこれからチャレンジしようとする新しい計画に対するあなたの迷いや不安、またしがらみなどを断ち切る助けになるのかもしれません。そうすれば、現在の太陽、木星がいる射手座のテーマのように、後ろを振り返らずに一直線に前に進むことができるでしょう。

NOV 26 2018

瑛利奈

(C)ELINA

太陽は木星を追いかけてる

先週は…16日(金)の朝7時過ぎ、火星が魚座へ入りましたが、先週は他のことに気を取られて、ウッカリとこれには触れていませんでしたね。週が明けた19日(月)、火星は魚座の2度を通過中です。木星の方は11月8日夜から射手座に入って、現在射手座の2度。20日(火)に火星が木星の度数に追いついて、スクエア(90°)のアスペクト(星同士の関係)を作ります。火星も木星も熱気を帯びた惑星ですから、スクエア(90°)となるとさらにエキサイトしてきます。これは…「過剰になると怪我(ケガ)をしますよ!」という意味です。怪我とは…物理的、精神的、特に経済的にもいえることで、何事も行き過ぎになりやすい配置です。

とはいえ、今週は…若い度数に多くの星が集まり、太陽系は一気に若返りを見せ始めます。22日(木)午後6時1分には太陽が射手座へ入場して、度数も射手座の0度へリセットします。これで度数が一桁台の天体が…太陽を始め、火星、木星、土星、逆行中の水星…23日(金)午後1時過ぎ、月も双子座へ入って若返ります。その直後の午後1時を廻ったところで満月です。満月は…過去の結果が出る日です。私達がこのところ努力してきたこと、また世界の動向など、一応の答えを掴んで決着する…といった日となります。

こうして観ると、23日(金)の勤労感謝の日に向けて、星のイベントは満載。クライマックスに向かって加速していく感じですね。

25日(日)は逆行していた海王星が順行に変わります。海王星が逆行を始めたのは今年(2018年)の6月19日からですから、ほぼ半年ぶりの出来事になります。いくら海王星でも順行してくれたほうがいいのですが、過去のニュースを検索すると、2018年6月18日に大阪府北部地震が起きています。この翌日以来、海王星が逆行しながら、どんなエネルギーを溜めていたのか?ちょっと気になるところです。また、海王星には汚職、スキャンダルの意味もあります。こうした事件がさらにクローズアップされてくる可能性もあるでしょう。

とはいえ、今週は先々週、射手座へスタートを切った木星を追って、太陽が射手座へと入場する週といえます。やがて来週には太陽が木星に合(0°)…という非常に幸運なアスペクト(星同士の関係)を形成しますから、今週はすでにその助走に入っている…と考えて間違いありません。みなさんもそれぞれ射手座のポイントやイベントを探し出して、楽しい計画を立てたり、野心的な思いをぶつけたりなど、思い切って行動するといいでしょう。太陽も木星も野心的でチャレンジ好きな天体です。素晴らしい理想を実現しようとするあなたの努力に必ず手を貸してくれると思いますよ!

NOV 19 2018

瑛利奈

(C)ELINA

金星が順行して愛、正常化へ

11/12~11/18

木星が射手座へ入場してから4日ほど…。太陽始め10大天体にはそれぞれ支配しているサインがあります。太陽は獅子座、月は蟹座ですが、木星が支配するサインは射手座です。太陽、月も含め、各惑星がそれぞれ本来の座へ入ることをオウンサインといいますが、これはスポーツでいうホームのような感じで、その天体の持ついちばんいい性質をのびのびと発揮できる位置なのです。先週から射手座の木星の時期が始まりましたが、現在の星の配置を改めて観てみると、木星のほかに土星も昨年、2017年12月24日から山羊座に入ってオウンサイン、海王星も2011年の6月3日から魚座へ入って(その後水瓶座へ逆行もしましたが)オウンサイン。その他、金星も今月、1日から逆行しながら天秤座へ入って、これもオウンサインです。このように4つの天体がオウンサインに入ることはかなり稀です。しかも、地球より外側の天体、木星、土星、海王星とオウンサインで3つも揃うのは極めて稀といってもいいでしょう。前述の通り、オウンサインは各天体がいちばんいい顔を見せる期間です。このように観ると、最近は世の中が乱れている…どころか、滅多にないほど、「地球を囲む外惑星達が私達を応援してくれている…!」としか考えられないのではないでしょうか?!

本題に戻りますが、さすが射手座の木星!先週末から世の中の動きが活発になって来たようにみえます。今週は…週明け早々、12日午前0時過ぎ、蠍座の太陽が冥王星とセキスタイル(60°)の調和のアスペクト(星同士の関係)を作りました。それとほぼ同時刻に月が土星と合(0°)。慎重で辛口の一週間のスタートとなりましたが、その後、今週の星はこれ以上の厳しいものはありません。むしろ、今の流れをテコ入れするような星の動きが続きます。

16日(金)午後7時47分、金星が天秤座の25度で順行を始めます。10月6日以来の金星逆行の時期もようやく終わりです。金星は愛情問題や社交性、金銭や楽しいこと全般を司る星ですが、これが10月6日以降、逆行のおかげでギクシャクすることが多かったのです。16日(金)の金星順行により、いままで滞っていた感情問題や毎日の生活に密着した物質的な行き違いなどがスッと氷解していくことになります。これはショッピング運にもいえることです。16日(金)の夜からショッピングも解禁。逆行のときのように趣味の悪いモノやいらないものを買って後悔したりすることも少なくなります。また、前に購入して大切にとっておいたモノなどを初めて使うにも最適なタイミングです。

17日(土)には、今度は水星が逆行を始めます。水星は知性と通信、契約問題などを司る惑星ですが、現代ではビジネスに関することはほぼ水星が絡んでいます。水星逆行は契約問題や結婚後の入籍にも避けたい配置です。金星の逆行が終わったと思ったら、今度は水星逆行!一難去ってまた一難ですね。(ちなみに水星の逆行が終わるのは12月7日です)

18日(日)は魚座の月が蠍座の太陽とトライン(120°)で調和の位置ですが、この日は小惑星ジュノーの存在がやたらと目立つ日です。ジュノーは自己主張が強く、嫉妬深い小惑星で、「権利の主張」という意味があります。太陽、月が非常に情け深い配置になっている時だけに、そこにジュノーが加わるとなると、過去の感情問題が蒸し返して、どろどろになるケースもあるかもしれません。18日(日)には…愛情や人間関係の問題に触れないほうが賢いでしょう。反対に「日頃の恨み辛みをこの際ぶつけてやろう!」などと、ずっと心の中に抱えている場合は…「ひとこと言わせて!」と、口を開けば現状を覆(くつがえ)すこともできるかも…。蠍座の太陽の時期も終わりが近いですが、蠍座最後の情感溢れる日になるでしょう。

NOV 12 2018

瑛利奈

(C)ELINA

木星が射手座へ、天王星が牡羊座へ

11/5~11/11

今週はダイナミックに星の配置が変わります。ひとつは…7日(水)に天王星が牡牛座から逆行して、もとの牡羊座に戻ること。もうひとつは…8日(木)、木星が蠍座から射手座へサインを変えることです。

天王星が逆行して牡羊座へ戻る7日(水)(日本時間)は…アメリカでは6日(火)、中間選挙の日に当たります。二年ぶりに上院は35議席、下院は435人全員が改選されます。大方の予想では上院は共和党、下院は民主党が獲るとの見方が多いようですが、少なくともこの中間選挙の結果は今後の世界情勢に大きな影響があることは確かです。

アメリカの中間選挙の開始は日本時間、午後8時からですが、選挙開始前にあたる6日(火)は太陽が海王星とトライン=好調(120°)だったり、月が火星とトライン(120°)だったりと、夢のある配置です。しかし、アメリカで中間選挙の当日午後にあたる7日(水)日本時間午前3時3分、天王星が牡羊座の29分の領域へと戻ります。ちょうどこの位置は月、金星とオポジション(180°)、ノードとスクエア(90°)にあたるため、グランドクロス。ノード(ドラゴンヘッド)というのは公共性が強いポイントですから、それがグランドクロスというのは…まさにアメリカ分断を暗示しますね。

今週のハイライトとしては…8日(木)午後9時36分、木星が一年ぶりにサインを変えて、射手座へ入場します。木星の公転周期は12年ですから、各サインをほぼ1年間かけて通過していくのです。木星はオールマイティーの幸運星ですから、この日から射手座の方には12年ぶりの幸運が降り注ぎ始めることになります。また、牡羊座、獅子座の方には4年ぶりの幸運になります。しかし、木星が射手座に滞在する一年間すべて幸運全開と解釈するのは早計で、それぞれの太陽など、各天体の度数にアプローチする二週間が最も幸運な時期となります。みなさん、自分の星の度数をよく調べて、幸運期を計算してください。分からない方は私の占星学サイト「瑛利奈の占星術チャートハウス」の掲示板で質問して下されば、お教えいたします。

その後、10日(土)午前0時、逆行中の金星が火星とトライン(120°)の好調座相を形成。愛情問題で良いことがありそうです。また、金星は金融も表しますから、株価も復調の兆しかもしれません。

射手座へ入った木星は2019年の12月3日まで射手座中を一度逆行、そして順行して通過していくことになります。これは…確実に新しい時代の幕開けになるでしょう。みなさんもよりグローバルな視点に立って、新たなビジョンを描いてみるといいかもしれません。

NOV 5 2018

瑛利奈

(C)ELINA

蠍座の木星、最後の日々

10/29~11/4

昨年(2017年)の10月10日に木星が蠍座へ入ってから、早いもので、そろそろ蠍座の木星の時期の終わりが近づいています。今週は…蠍座の木星が一週間ずっと続く最後の週となりました。そのせいか?今週のアスペクト(星同士の関係)は木星に対してのものが7個と、一番多くなっています。天王星に対するアスペクト(星同士の関係)も同じく7個ですが、天王星の方も来週は逆行して牡羊座に戻るので、こちらの方も一週間まるまる牡牛座にいる最後の週というわけです。

29日(月)の星の配置は比較的穏やかで、アップダウン続きだった最近の動きをカバーするかのようです。午後8時4分、こちらも蠍座の老いた度数を通過中の水星が蠍座27度で木星と合(0°)を形成します。27度といえば賢者の度数。木星という恩師が蠍座を去る前に、水星という教え子に自分の趣旨を言い聞かせるかのようなアスペクトですね。木星が水星に高次の知識を伝授する形ですから、当然、知識を必要とする問題…例えば、試験勉強や契約書作成、法律問題の対策など…にはラッキーな知恵が授かる日となります。

30日(火)は重箱の隅をつつくような問題で、お互いに感情的になりやすい日です。あまり「言ったもん勝ち」ではなさそうなので、些末な問題を暴いたりすると後で引っ込みが付かなくなるでしょう。

31日(水)は…午後1時38分、水星が射手座へサインを変えます。また日没後には蠍座の金星が天王星とオポジション(180°)のアスペクトを作ります。またウォール・ストリートで一波乱あるかもしれません。このところ下げ続ける世界の株価ですが、これが下げ止まりとなって欲しいものです。(その可能性はあります)

11月1日(木)には現在逆行中の金星が蠍座から天秤座の領域まで戻ります。射手座の水星、天秤座の金星と、少しずつ蠍座離れの兆候が見えてきましたね。

ここから週末にかけて…主要な天体同士のメジャーアスペクトはありません。しかし月のアスペクト(星同士の関係)は比較的穏やかです。

2日(金)の午後はショッピングや目新しいものを探しに外出するにはよさそうな日です。月は乙女座にあるためエステやヒーリングにも最適です。

3日(土)はアミューズメント、エンタメ系のイベントが楽しめる日です。心を揺さぶられてしまいそうです。となると…告白などもいいかもしれません。

4日(日)は午後3時12分までは小惑星ジュノーが流れを支配します。家族や恋人同士で話し合いをすると、余計にややこしいことになるかもしれません。午後4時24分を過ぎると月が木星と調和して、リラックスタイムに!ここからは残りの休日をのんびりと過ごすといいでしょう。

OCT 29 2018

瑛利奈

(C)ELINA

困難は25日まで。未来が見えてくる

10/22~10/28

天秤座の日々は24日(火)で終わり…。9月23日以来、太陽が天秤座に入場してから、いろいろと事件がありました。秋らしいさわやかな22日(月)、24時間すべて太陽が天秤座にいる最終日となります。

23日(火)午後8時21分、太陽は蠍座へと入って、さらに昼の時間は短くなっていきます。24日(水)、太陽がまだ蠍座の0度にいるうちに、牡牛座の0度まで逆行してきた天王星とオポジション(180°)の座相を形成します。天王星は衝動的なパワーを持つ革命の惑星です。この星と太陽のオポジション(180°)は、少なからず世界に波紋をもたらすはずです。無理をして調和を保ってきたものがはじけてしまう…そんな感じです。私達の我慢と忍耐に対する最後の挑戦状と考えたらいいでしょう。逆に現状を打破したいと思っている人にはキッカケとなる「何か」が訪れるかもしれません。

25日(木)午前1時42分、月が牡牛座の1度で満月。今週は…これを以て、波乱のリスクを秘めた星の配置が終わります。社会情勢も落ち着きを見せ始め、次第にいいニュースが多くなるでしょう。

これ以降初めての太陽が惑星と作るメジャーアスペクト(重要な星同士の関係)は…26日(金)午後11時過ぎの金星との合(0°)です。度数は蠍座の3度。これは…蠍座の方を始め、他の水象サイン(蟹座、魚座)の方に愛の幸せを運んでくれるでしょう。世の中全体も楽しい雰囲気に心がなごむはずです。

28日(日)には蠍座の太陽が山羊座の土星にセキスタイル(60°)の好調座相を作ります。これでようやく心の中の軸が落ちついたように感じるでしょう。

このところ、太陽に重要なアスペクト(星同士の関係)がなかったため、世の中は方向性が見えなくなり、リーダーシップ不在の傾向がありましたが、これでようやく現実的な着地点を見つけることになります。今週は蠍座を始め、論理的な思考を求める人々にはとても有り難い星の配置です。人生、たとえ苦しくとも、自分が納得して進めていくことにはさほど葛藤は伴わないはずです。自ら歩むその一歩の意味がはっきりと把握できていれば、長期の目標に向かって頑張れるようになるでしょう。

OCT 22 2018

瑛利奈

(C)ELINA