木星、火星、冥王星のT字スクエア

5/29~6/4

5月28日(日)は、太陽が土星とスクエア(90°)を作り、昨年(2022年)11月以来の不調和座相になりました。昨年11月の時はドルが円に対して暴落しましたが、今回は…29日(日)に日経平均が1990年7月以来、33年ぶりの高値を付けました。アメリカの債務問題がなんとか合意にこぎ着けられそうという見通しからといわれていますが、その後の欧米の景気後退を予想した上での資金移動なのかもしれません。しかし、アスペクト(星同士の関係)というものは好調座相、不調座相を問わず、一定の決着を促すものだと、改めて思いました。今週は…太陽が絡む重要なアスペクトなく、主要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は金星と海王星のトライン(120°)のみ。台風は接近していますが、予想を裏切るような事件は少なそうです。

29日(月)は…乙女座第2デークの月で始まります。一日を通じて、月以外のアスペクト(星同士の関係)はなく、ほぼ順調な一日といえるでしょう。午後11時50分に月は天秤座へ移動します。

30日(火)…月が通過している天秤座は風のサインですが、同じ風のサインの若い度数に冥王星と太陽がいます。午前0時台には月は冥王星とトライン(120°)、午後4時38分には月は太陽とトライン(120°)を作ります。また、月は火星や小惑星=パラスともセキスタイル(60°)を形成。月末でもあり、今のうちに調整な必要な問題は話し合っておいたほうがよさそうです。

31日(水)はさらに重要なアスペクト(星同士の関係)が少ない一日です。月が作るメジャーアスペクト(第一義の星同士の関係)は午後11時53分の月と金星のスクエア(90°)のみです。権利を表す小惑星=ジュノーや義務の小惑星=ベスタの動きが目立ちますので、人権問題やコンプライアンスに関することは気をつけるべきでしょう。

6月1日(木)…6月は天秤座の第3デークの月から始まります。その後、午前8時44分から月は蠍座へ入場します。月は冥王星、木星、火星とグランドクロスです。さらに月はネガティブなポイント、ドラゴンテイルと合(0°)というオマケも。どう考えてもトラブルが多くなりそうな配置です。しかも、月がいる蠍座を始め、木星の牡牛座、火星の獅子座、冥王星の水瓶座など、マネタリサインというお金を意味するサイン中です。金銭を巡る問題にはくれぐれも注意が必要でしょう。また、グランドクロスは即効性があるので、すぐに大事に発展する危険性も。魚座の土星がいいポジションにいるので、土星の本来の意味である「制御」が効いた行動や判断が必要になります。

2日(金)になると月は蠍座の第2デークへ移動してきます。午後には月は水星や天王星とオポジション(180°)に。午前4時30分には火星が土星とインコンジャクト(150°)というストレスのアスペクト(星同士の関係)を作っています。先週起きたような引き籠もり事件や殺傷事件などが再び起きそうなイライラの多い配置です。ほとんど好調なアスペクト(星同士の関係)がない一日なので、回避する方法が難しいですね。まずは、焦る気持ちや感情の高ぶりを抑えて、解決を後日に持ち越すのが最善かもしれません。

3日(土)になると…つらいウィークデイを乗り越えて、ようやく光が見えそうな週末です。3日は愛の星=金星に思いを委ねましょう。午前7時42分、蟹座の金星が魚座の海王星とトライン(120°)を形成します。尽くす愛やプラトニックラブのアスペクト(星同士の関係)です。その他、映画や音楽など、アートを鑑賞したり、自分でやったりするにも最高の日です。ひさびさ愛する喜びを実感できそうです。午後2時3分から月は射手座に。最近芸能界でスキャンダルになっていた人は太陽が射手座の人が多いような気がします。こうした「射手座問題」にも当面の答えがでそうです。

4日(日)午後12時41分、射手座の満月です。この二週間に起きた出来事に一応の結果が出る日です。また、最近迷っていた問題を抱えている方にも答えを出そうとする動きが。しかし、星の配置はややネガティブな方へ傾いています。何もいま結論を出さなくてもいいのかもしれません。周囲の人の論調に流されずに、待つ気持ちも大切かも。

本文には書きませんでしたが、6月2日(金)のグランドクロスの日、木星はドラゴンヘッドと合(0°)になっています。楽観的な木星が過剰に問題を広げようとする動き…少し気になります…。

MAY 29 2023

瑛利奈

(C)ELINA