水星が活発な一週間

11/23~11/29

22日(日)から太陽が射手座に入り、今年も残すところあと一ヶ月ちょっと。冬の気配とともに新型コロナウイルスの感染者数は日に日に増加しているようです。

23日(火)は連休の最終日、勤労感謝の日になりますが、射手座の太陽はまだ本気のアスペクト(星同士の関係)を作っていません。魚座の前半を通過する月は概ね好調。比較的静かな祝日です。午後3時51分、金星が農業の豊穣を意味する小惑星=セレスとトライン(120°)を作って、まさに収穫祭らしい一日です。

24日(水)は午前0時30分、魚座の月が海王星と合(0°)から始まり、一日を通じてよくも悪くも海王星のアスペクト(星同士の関係)が目立ちます。海王星の象意は献身です。ですから、決して悪意や利害関係で揉める日ではないのです。このところgo to キャンペーンが議題になっていますが、これも国が人助けのために行っている政策なのです。午後1時39分に水星が海王星とトライン(120°)の好調座相を形成して、世の中の流れはより理想主義の方へ傾くでしょう。しかし、前日金星と好調だった小惑星=セレスは太陽とスクエア(90°)と、不調座相に。もうひとつ、ツメが甘い一日になりそうです。

25日(水)午前0時4分、月が牡羊座へ入ります。その後、午前6時12分に月は射手座の太陽とトライン(120°)の調和座相を作ります。順調に物事が育っていく暗示です。特に射手座の太陽、歩羊座の月…と、火象サインですから、何か勉強を始めたり、新たにスポーツに取り組むなどチャンスです。

26日(木)はあまり前向きな星の動きはない一日です。ドラゴンテイルや冥王星など、人々の心にネガティブな作用を及ぼすポイントへの刺戟が多いため、内向きになりすぎないように気をつけましょう。

27日(金)もまだ太陽は重要なステージへ登場してきません。なかでは、水星が権利の中朝を意味する小惑星=ジュノーと合(0°)になったり、冥王星とセキスタイル(60°)を作ったりと、知性の惑星=水星がいちばん活躍します。もしも、あなたが既存の流れに不満を持っていたら、「ちょっと待った!」と、主張するにはいいタイミングかもしれません。また、冥王星の方は隠蔽されていた謎を解明するのに一役買ってくれそうです。

28日(土)は…午前2時10分、愛の星=金星が別離を意味する惑星=天王星とオポジション(180°)を作ります。その後、午前4時10分、このオポジション(180°)の一方の星、天王星に牡牛座の月が重なります。また、午後4時17分、冥王星が小惑星=ジュノーとセキスタイル(60°)を形成。いろいろと騒がしい一日になりそうです。恋愛問題で迷っている場合は、この日に動くのは要注意。別れを早めてしまうことになる可能性も。また、調整や仲直りのための話し合いも逆効果になりかねないでしょう。

29日(日)午前9時36分、いままで逆行していた海王星が順行し始めます。22日に茨城県沖でM5.7の地震がありましたが、この日の海王星順行も引き続き気をつけたい動きです。別な流れとして、水星は午前11時50分に木星とセキスタイル(60°)を作ります。こちらは27日(金)に提案した新たな計画を、より後押しをしてくれるアスペクト(星同士の関係)です。

今週は水星の働きが活発な一週間です。「まずは、溜まった実務処理に専念して、その後のビジョンは後で考えよう」…こんな一週間になるかもしれません。

NOV 23 2020

瑛利奈

(C)ELINA

今週のキモは19日

11/16~11/21

アメリカ大統領選は…先週末のシリアスな星の配置の時期に、バイデン候補が勝利を確実にしましたが、最後に残されたジョージア州では票の数え直しをするようです。また、日本では新型コロナウイルスの感染者が急増して、第三波が訪れようとしています。

先週は、太陽が蠍座の中盤から後半へさしかかり、海王星、冥王星、木星と、次々重要なアスペクト(星同士の関係)を作りました。週明けの16日(月)、太陽の度数は蠍座の24度、これからアスペクト(星同士の関係)を組む惑星は山羊座の27度に控える土星のみとなりました。ここが今週のキモになるでしょう。

16日(月)は愛の星=金星がカギを握る日です。午前4時43分、金星は冥王星とスクエア(90°)の不調和座相を作ります。その後、午後2時32分には金星は木星とスクエア(90°)を形成。午後11時20分には金星は小惑星=パラスとやはりスクエア(90°)。それぞれ意味は違いますが、金星の方は愛の惑星であり、情緒的でエモーショナルな星です。これだけスクエアが多いと私達の気持ちは不安定になってしまいます。現在恋愛中の方は、その時々の状況に一喜一憂してしまうかもしれません。社会的にはコロナ対策とgo toキャンペーン、どちらも選択できない優柔不断な今の状況そのままです。金星は愛の星でもありますが、7ハウス=「結婚のハウス」を支配しています。7ハウス=金星は白か?黒か?「選択する」という意味もあるのです。

17日(火)も引き続き金星が多く登場する日です。午前4時5分に金星は自己犠牲を表す小惑星=ベスタとセミスクエア(45°)に。セミスクエア(45°)は金星トラブルのアスペクト(星同士の関係)です。これも…決断はしたいのだけれど、お金のトラブルなどの小競り合いがあって、なかなか踏み切れない…象意です。その後、午後5時7分になると、知性の惑星=水星が縁切り星といわれる天王星とオポジション(180°)を形成します。イライラしたあげくにキレれてしまうような暗示です。

18日(水)の月は山羊座です。天王星、水星、前日出てきた小惑星=ベスタなどと好調座相を作って、比較的落ちついた一日になりそうです。午後9時18分には知性の星=水星が小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を形成。ベスタは前述のように自己犠牲の小惑星ですから、コロナ対策、愛情問題なども「多少の損失は泣いてもらって問題を解決しましょう」というところです。

19日(木)は今週いちばんの重要な日です。午後4時17分、太陽がいよいよ土星とセキスタイル(60°)を作ります。午後8時28分には、金星が土星とスクエア(90°)を。何かが決まる暗示です。19日(木)は…「このところの問題に一応答えを出さざるを得ない日」という感じです。この日に出した結果はその後も容易には覆らないでしょう。

20日(金)午前5時24分から月は水瓶座へ入り、世の中の雰囲気が一変します。私達はそろそろ新しい時代を望み始めるのかもしれません。

21日(土)午後10時21分、これまで天秤座を通過していた金星が蠍座へ入場します。これまでの天秤座では物事の判断基準は「量って決める」…つまり相対的基準でしたが、蠍座の方は「まず信念ありき」の絶対的基準で物事に対峙すします。また、この日から愛の主人公は蠍座さんになります。蟹座さん、魚座さんも同時に恋愛運アップです。

22日(日)午前5時39分、金星に次いで、今度は太陽がサインを移動。太陽は射手座の0度へ入ります。金星も太陽も新たなサインへ入場して、世界の空気もガラッと変わるでしょう。これから一年でいちばん昼が短い日へ向けて、射手座の月が始まります。射手座は学問研究と哲学的探求心を表します。日が短くなり、寒さへ向かう時期だからこそ、深遠な哲学を探求する気持ちになるのかもしれませんね。みなさんも学問研究に励んでください。

NOV 16 2020

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

後半にクライマックスが

11/9~11/15

太陽系の配置は…週後半に向けて、次第にダイナミックな形になってきます。これは…ひょっとすると米大統領選で大きな動きが出てくるのかもしれませんね。

9日(月)は主要な天体のメジャーアスペクト(重要な星同士の関係)はなく、平坦な…というよりは、獅子座の月が山羊座の木星、冥王星、土星とインコンジャクト(150°)という宙ぶらりんな関係になり、何となく腑に落ちないストレスに満ちた配置です。これといった決定的な出来事が起きにくい日です。

10日(火)の主役は金星と海王星です。金星は愛の惑星、もうひとつの海王星の方は慈愛の惑星ですが、理想や自己犠牲も表します。この日は感性を揺さぶられる一日です。午前1時8分、愛の星=金星が男性を意味する火星とオポジション(180°)を形成。愛情問題に答えが欲しいアスペクト(星同士の関係)です。もっとも時間が深夜ですから、こんな気持ちはすでに前日から昂ぶっていることでしょう。午後2時11分、太陽は海王星とトライン(120°)の好調座相を作ります。私達の心の中に夢や希望が広がったり、楽観的な見通しに支配されることになります。

11日(水)午前6時55分、知性の惑星=水星が蠍座に入ります。11日の月はすでに乙女座後半です。午後には月が前述の山羊座の三惑星、木星、冥王星、土星とトライン(120°)になり、物事の流れは常識的になり、安定感が増してきます。

12日(木)…まだまだ重要な星の動きは観られません。午前9時30分の金星と海王星のインコンジャクト(150°)から始まって、その後、太陽とノード、月と天王星など、次々とインコンジャクト(150°)が続きます。これは「何か大きな出来事の伏線だのだろうか?」と思わせるほど、割り切れない星の配置が多い日です。

13日(金)、いよいよダイナミックな星のイベントが始まります。午前6時38分、木星が太陽系の最も外側にいる準惑星=冥王星とコンジャンクション(0°)を形成します。この配置は…今年は4月5日、6月30日に続いて三回目になりますが、これは2007年12月12日以来、13年ぶりの出来事でした。通常これは経済や金融の動きを観る上で重要なポイントとなりますが、今年は…新型コロナウイルスの感染拡大が始まる時期と符合しているような気がします。この日は…この木星、冥王星に加えて土星も同じ山羊座におり、天秤座の月と金星、さらに牡羊座の火星と、幾分ワイド(度数に幅がある状態)ではありますが、6個の天体がT字スクエアを作ります。いずれにしても、あまり有り難くない力が地球にかかることには違いありません。

14日(土)は午前1時18分、月が蠍座へ入ります。午後5時47分、天王星が義務を表す小惑星=ベスタとトライン(120°)を形成。ベスタに対しては午後2時22分、月がセキスタイル(60°)を作ります。また、午前9時35分、火星が順行し始めます。逃げ場のないシリアスな配置です。手抜きは許されない日です。米大統領選でも、そろそろトランプ氏も追い込まれていきそうです。

15日(日)、星は一転して、今月いちばんのラッキーディです。まず、午前4時48分、太陽が冥王星とセキスタイル(60°)の好調座相に。午後12時57分には太陽が木星と同じくセキスタイル(60°)に。太陽の度数は蠍座の23度、木星は山羊座の23度です。物事が成就する暗示です。特にこのあたりに重要な星を持っている方にはベストなタイミングです。ただし、木星の恩恵をウケるには前準備が必要です。もしも今、あなたがこのことを知ったのなら、できるだけ早く行動を起こすべきです。同時に15日(日)は午後2時3分に新月です。ここで月のサイクルはリセットされて、当面のテーマも一新されていくでしょう。

NOV  9 2020

瑛利奈

(C)ELINA

感情のわだかまりを残す週

11/2~11/8

昨日は大阪都構想の住民投票、3日(現地時間)はアメリカの大統領選と、このところ選挙の話題が多いです。大阪都構想の方は内容よりもネーミングが悪かったような気がします。「大阪府構想」にすれば、もう少し府民のウケはよかったのではないでしょうか。

2日(月)は午前4時5分に水星が土星にスクエア(90°)を作って、あまり気分が盛り上がらない一日になります。今週は重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は極めて少なく、一週間を通じて「水星□土星」のみです。その後、午後6時59分に月が双子座へ入ります。

3日(火)…目立つのは月のアスペクト(星同士の関係)のみ。午前9時31分、月が金星とトライン(120°)の好調座相を作って、和やかな祝日が始まります。その後は月もマイナーアスペクトのみで静かですが、不完全燃焼感が溜まりそうです。

4日(水)午前2時49分、いままで逆行していた知性の星=水星が順行(正常な方向)に向きを変えます。これはアメリカ時間では大統領の日、3日になります。水星がいったん止まって前向きに動き始めることでアメリカ国民が覚醒してくれることを祈るばかりです。やはりこの日も重要な惑星のアスペクト(星同士の関係)はナシです。

5日(木)、午前6時45分から月は蟹座です。この日は月が小惑星を刺戟して、生活に密着した問題がクローズアップされる日です。

6日(金)、順行に変わった水星が再度土星とスクエア(90°)を作ります。私達は悲観的な見通しをダメ押しのように再認識させられて、落ち込んでしまいそうです。今週は…私達が今の状況に批判的になる…こんな一週間になりそうです。

7日(土)、蟹座の第三デークへ入ってきた月が山羊座に並ぶ木星、冥王星、土星と相次いでオポジション(180°)という緊張関係を作ります。少し遅れて天秤座の水星とはスクエア(90°)になり、多重的なT字スクエアに。牡羊座の火星も15度にいますから、今週いちばんのテンションが張り詰めた配置です。土曜日ながら、ピリピリした雰囲気が立ちこめて、多くの問題が浮上するでしょう。

8日(日)は太陽が権利の主張を意味する小惑星=ジュノーと合(0°)を作ります。その他、月のトゲトゲしたアスペクト(星同士の関係)が多く、各所で不満が爆発しそうな日です。この一週間はおしなべていろんな問題が燻りそうな時です。問題は…ひと頃と違い、現在は太陽が蠍座という強い「想い」を表すサインにいること。今の納得しない気持ちを心の奥に秘めて、後々まで引きずりそうなのが気にかかります。しかし、みなさんもそれを解決しようとして、あまり言いたいことを吐き出すのも考えものかもしれません。より大きな反撃に遭ってしまったり、問題を難しくすることも。まずは、マイペースで過ごすのがオススメです。

NOV 2 2020

瑛利奈

(C)ELINA

新しい月は天王星とともに

10/26~11/1

太陽系の惑星の中で「凶星」と怖れられているのは、火星、土星、そして天王星ですが…。先週中盤までは太陽が天秤座の第三デークを通過しており、前述の凶星、火星、土星、さらに冥王星、そして木星ともオポジション(180°)、スクエア(90°)という最もハードなアスペクト(星同士の関係)を形成するポイントを通過してきました。今週の太陽は…蠍座に入ってから早くも4日目となります。まずは、一年のうち最も危険な曲がり角を通り過ぎたといって過言ではないでしょう。

26日(月)、星の配置は先週と違いイージーです。ただ、午前3時22分、太陽に水星が合(0°)になります。これは一見悪くないアスペクト(星同士の関係)のように思いますが、水星にとっては大迷惑で太陽の強すぎる輝度をともなったエネルギーで水星はコンバストという焼き切れた状態になってしまいます。つまり知性の星=水星としての存在が逆光により吹っ飛んでしまうような主体性をなくした状態…というわけです。午後12時30分、魚座の月が蠍座の太陽とトライン(120°)を形成。増光期という月が太っていく時期でもあり、すべてのものが元気に育っていく配置です。

27日(火)も大きな問題は見られませんが、午前1時過ぎには蠍座の水星が小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を作ります。小惑星=ベスタは自己犠牲と義務を表しますから,水星はまだ自由で闊達な働きを取り戻すというところまでは行かないようです。この日、午後6時39分には月が海王星と合(0°)に。海王星はいい意味としては夢や慈愛を表しますが、悪い方の意味としては誤魔化しや麻痺、酒酔いなどがあります。「勘違いに注意」の時間帯です。

28日(水)午前10時33分には水星が逆行して天秤座の領域まで戻っていきます。同じく午前10時40分、今度は金星が乙女座から天秤座へと入ります。天秤座の0度には金星、天秤座の29度には水星という、片方は正門から入場、もう一方は裏門から戻ってくるという面白い形ですね。

29日(木)も太陽を含めて重要な惑星同士のアスペクトは見られません。午前10時31分、知性の星=水星が慈愛を表す小惑星=セレスとトライン(120°)の好調座相を作ります。メンタルへのケアと繊細な心遣いがテーマとなる日です。

30日(金)は今月最後の営業日。未明から牡羊座の月が火星と合(0°)を作って、忙しくなる暗示です。この日の正午を挟んで月は山羊座の木星、冥王星、土星とスクエア(90°)の不調和座相を形成。行き違いが多く、バタバタと一日が暮れていきそうです。

31日(土)は午後11時49分に牡牛座の満月です。奇しくも10月の締めくくりともいえる満月に。太陰暦を使っていた時代は月末に満月など、あり得なかったでしょうね。しかも今月は二回目の満月になります。米大統領選も大詰めといったところです。

11月1日(日)、月が変わって早々、午前0時53分に、現在唯一のフィックスドサインにいる凶星=天王星と太陽がオポジション(180°)を作ります。これから何か?変わったことが起きる暗示です。現在のコロナ禍の時代に私達が溜め込んだ宿題は何か?太陽が革新を司る天王星とオポジション(180°)になり、光を当ててくれるのでしょう。今後ゆっくりと時間をかけて私達は問題の答えを探していかなければならない…ということです。ある程度の覚悟をもって、新しい月、11月が始まります。

OCT 26 2020

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

金星が愛をリードする週

10/19~10/25

このところ厳しい星の配置が続いていましたが、今週はひさびさ愛の星=金星が活躍して、私達に幸せを届けてくれます。

19日(月)は…まず、午前2時1分、いままで逆行していた癒やしの小惑星=セレスが順行し始めます。小惑星=セレスは慈愛と子育て、また植物などの生育も司っています。ギスギスしたり、乾ききった私達の気持ちに慈愛と優しさをもたらしてくれるでしょう。度数は水瓶座の28度。スピリチュアルな効果もありそうです。その後、午後2時37分、牡羊座の火星が山羊座の木星とスクエア(90°)の不調和座相を形成。こちらは要注意の暗示ですが、特に何事も過剰にならないよう、気をつけるべきです。しかし、今週の★ハイライト★はそのあとです。

19日(月)午後4時35分、愛の星=金星が乙女座の19度で山羊座の木星とトライン(120°)の好調座相を形成します。木星といえばスーパー・ラッキーな惑星ですが、なかでも金星と最も相性がいいのです。愛情問題一般、また金運も含めて、私達をハッピー・オーラに包んでくれます。金星が木星とトライン(120°)を作るのは…今年(2020年)の3月28日以来、7ヶ月ぶりになります。金星=乙女座、木星=山羊座ですから、みなさんもお分かりのように地象サイン(牡牛座、乙女座、山羊座)に愛の幸運が届きます。太陽が地象サインになくても、恋愛運の惑星=金星が地象にあればOKです。仮に月が地象サインなら、家庭に幸せがもたらされます。

20日(火)はあいにくあまりいいアスペクト(星同士の関係)はありません。逆に知性の惑星=水星が天王星とオポジション(180°)を作って、法的な解釈が覆されたり、人権問題で議論が沸騰する暗示です。

21日(水)はちょっと弱気な星です。ドラゴンテイルに月が合(0°)だったり、金星がスクエア(90°)など、身の回りに感情のもつれが多そうですね。午後11時前になって太陽が小惑星=セレスとトライン(120°)を作り、このあたりで気分が解消されそうです。

22日(木)は愛の星=金星が冥王星とトライン(120°)の好調座相を作ります。とはいえ、片方は冥王星ですから、手放しで喜べないところもありますが、長い間苦悩していた愛の問題が一転して解決したり、昔の愛が復活するなど、意外な展開があるかもしれません。無くし物探しにもいいチャンスかも。

23日(金)午前7時59分、太陽が蠍座へ入場します。今年も残すところ2ヶ月少しと、カウントダウンに入る感じです。また、蠍座は「死のハウス」ですから、ハロウィーンに象徴される死者の霊が夜の闇の中で間近に感じられる季節です。また、蠍座のキーワードには「死」と同時に「セックス」の意味もあります。「パートナーを探したいシーズン」でもあるのです。

24日(土)は重要な惑星のアスペクト(星同士の関係)はありませんが、25日(日)の午前0時40分に愛の星=金星が今度は山羊座の一番最後に控えている土星とトライン(120°)を作ります。土星はとても現実的な惑星です。浮ついた気持ちを捨てて、地に足が着いた選択をするように私達を誘導してくれるでしょう。もしも、あなたが24日(土)から25日(日)にかけて誰か異性と二人で夜を過ごしていたら、多分その相手はこれからずっと長く続く相手です。

今週の金星は、まず、19日(月)に乙女座の19度で木星とトライン(120°)、次は22日(木)に冥王星と乙女座22度でトライン(120°)、最後に25日(日)深夜、25度で土星とトライン…夢あり、ドンデン返しあり、現実を直視した妥協ありで一週間のあいだに山あり谷ありのラブストーリーを展開してくれます。あなたもその時々のテーマに沿って、運命の人との関係をうまく演出してみてください。「地象サインは私関係ないわ!」という方は、地象サインを持つ相手との関係を調整するのにいいかもしれません。

OCT 19 2020

瑛利奈

(C)ELINA

決断を迫られる曲がり角

10/12~10/18

このところ楽ちんな星の配置はなかったような気がしますが、今週の太陽は…さらに厳しいポイントへとさしかかっていきます。そもそも今年(2020年)の夏、8月頃からでしょうか?火星が牡羊座の深い度数へ入ってきて以来、山羊座に集まる3つの外惑星、木星、冥王星、土星が火星を含めて、9月の頭には蟹座の金星とT字スクエアという厳しい星の形状を作ってきました。これが9月の二週目あたりから解れて、やっと楽になったと思ったのもつかの間、今度は牡羊座の火星と山羊座の木星、冥王星、土星に対して太陽が本格的(?!)にT字スクエアを作り始めたのです。今週の太陽系はこの夏以来、吹き出してきた難問の集大成ともいうべき星の配置へと変わっていきます。

12日(月)は今週のなかではいちばん穏やかな日です。午後4時5分、山羊座の木星が魚座の海王星とセキスタイル(60°)という夢のあるアスペクト(星同士の関係)を作ります。木星が司る「学問研究」のワードからノーベル賞、日本では日本学術会議のあり方に関心が向かったり、海王星のキーワードの社会貢献や理想などがクローズアップされるでしょう。

13日(火)午後1時38分、今度は蠍座の水星が乙女座の金星とセキスタイル(60°)を作ります。こちらは乙女心に引き戻されるような胸キュンのアスペクト(星同士の関係)です。年下の異性に心惹かれたり、音楽やビデオなどでひさびさ感動を味わうなど、心が洗われるような体験をしてしまうかもしれません。また、水星にはメッセージという意味もあります。日頃は言葉にし難い金星=愛情を具体的な文字にして、誰かに伝えるには最適な日といえます。

14日(水)は一転して争い事が表面化する日です。朝の8時25分に天秤座の太陽が火星にオポジション(180°)のポイントへさしかかります。火星は私達に戦争や競争する気持ちを加熱させる役割をします。度数は太陽が天秤座の21度、火星が牡羊座の21度。これに対して前述の山羊座の木星、冥王星、土星がかなり正確なスクエア(90°)で陣取っていますから、カーディナルサイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の21度付近に星が固まっている方は要注意です。アメリカのトランプ氏などもちょっと引っかかるようなので、多少まずいかもしれません。

15日(木)は…午後7時43分に太陽が天秤座の22度まで度を深めて、冥王星にスクエア(90°)を形成します。この動きは前日、14日に起きた火星とオポジション(180°)とセットと考えていいでしょう。要するに今週の太陽系は、中心となる太陽が非常に重要な一触即発ともいうべきポイントを通過するのです。これまで抱えていた火種に一挙に火か点く暗示です。

16日(金)は大きな惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はありませんが、月が天秤座の第二デークから第三デークへ入って、前述のT字スクエアを刺戟します。

17日(土)は午前4時30分、新月です。度数は天秤座の23度。これもまたT字スクエアのド真ん中です。

18日(日)、午後10時57分、今度は太陽が土星とスクエア(90°)を作ります。度数は太陽=天秤座の25度、土星=山羊座の25度。これが今季の厳しい星の最後、総決算です。この夏以来の問題が明確化するでしょう。それについて当面の答えを出さざるを得ない重要な曲がり角となります。私達は現実を認めて、それにふさわしい速度と忍耐力で対応し、努力しなければならないことを悟るのでしょう。現実としっかり向き合うことができれば、この先は這い上がるのみです。

今週は太陽が重要な曲がり角へさしかかり、そこここで決断を迫られることになります。仮にあなたが問題を抱えていいた場合は、一人で抱え込まずに誰かの手を借りたほうがいいかもしれません。こんな星に影響されるもんか!と今の路線を守るのも勇気ある決断です。どちらにせよ、大きな曲がり角に立てば、その先が見えてくるに違いありません。

OCT 12 2020

瑛利奈

(C)ELINA

 

引き続き波瀾

10/5~10/11

先週は土星と冥王星が順行し始めたり、火星&土星のスクエア(90°)、また満月…と、今季のターニングポイントともなるべき星のイベントがたくさんありました。日本では菅総理の学術会議新会員候補者の任命拒否など見逃せない問題もありました。なかでもトランプ大統領が選挙を前にして新型コロナウイルス陽性とのニュースはサプライズでしたね。さすがに土星、冥王星がステーション、火星&土星スクエア(90°)だけのことはあります。

5日(月)は今週のなかでは平和な星です。日本では株価も持ち直して、楽観的なムードが広がります。

6日(火)は前日よりは少しシリアス度が増します。牡牛座の月が未明に土星と調和座相、その後、火星が義務を表す小惑星=ベスタとトライン(120°)を作って、地に足が着いた雰囲気に支配されます。現実を見極めるにはいい日でしょう。

7日(水)は双子座の月が夕刻、天秤座の太陽とトライン(120°)の調和座相を。引き続き安定感がある一日です。

8日(木)あたりから先週の問題がまた蒸し返してきそうです。今まで静かだった世論も、みな「ひとこと言わせて!」と、問題を突っつき始めるでしょう。新たな意見が台頭して、今までの流れを覆す動きが強まります。

9日(金)午後10時9分、逆行中の火星が今度は冥王星とスクエア(90°)を作ります。先週は火星が山羊座の25度にいる土星にスクエア(90°)でしたが、今週は火星がもう少し逆行して、相手は山羊座の22度の冥王星です。先週明らかになった問題をさらに深く追究したくなるアスペクト(星同士の関係)です。このあたり=カーディナルサイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の22度~25度あたりにキズを持っている方は要注意です。みなさん自分のホロスコープを観るのは大変かもしれまので、例えば8月13日や25日、また9月30日前後に手痛い問題が起きた方は、その問題が蒸し返される可能性があるでしょう。あせらず冷静な対応がいちばんです。

10日(土)になると先週以来の緊張した局面から解放されそうです。昼過ぎ、月が海王星とトライン(120°)、夕方にはこのところ火付け役だった火星がノースノード(ドラゴンヘッド)とやはりトライン(120°)で調和します。あまりエゴを押し出さずに、みんなのことを考える姿勢が大切です。逆に自分の利益に誘導したい場合は、まず相手の立場を尊重する姿勢で交渉を始めるといいでしょう。

11日(日)は2つの重要なアスペクト(星同士の関係)があります。まず、午前8時8分に乙女座の金星が牡牛座の天王星にトライン(120°)を形成します。牡牛座さんや乙女座さん、山羊座さんにとってロマンス運到来です!時刻も早いので、愛のチャンスは前日から伏線を張るなどして、行動しておくべきですね。次の重要なアスペクト(星同士の関係)は午後10時34分の太陽と木星のスクエア(90°)です。これは…「引っかけ問題」のような人が悪い作用があります。太陽は天秤座、木星は山羊座ですから、天秤座さんや山羊座さんはもとより、牡羊座さん、蟹座さんも「偽りの幸運の予兆」に気をつけてください。読みが甘くなり、後でガッカリしないように。となると…この日はチャンスと引っかけ問題が両方仕組まれている山羊座さんは戸惑うかもしれませんね。しかし、多分…この2つのアスペクト(星同士の関係)は別な問題だと思うので、分けて考えれば大丈夫でしょう。山羊座さんのことですから、「夜にワナがあるからロマンス運も遠慮しておく」ということになりかねないですから。チャンスはチャンスでしっかり掴むことです。

OCT 5 2020

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

本気の体制へ舵を切る

9/28~10/4

先週は台風と前線の影響で天気は荒れ模様でしたが、週が開けて雲ひとつない秋晴れとなりました。秋分を過ぎてから急速に季節は進んでいるようです。今週の太陽系は…このさわやかな秋の空気からは想像できないような、いくつかのシリアスなターニングポイントを迎えることになります。

28日(月)は重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、直接問題に切り込むようなことはせず、世論を形成していくような日です。

29日(火)午後2時11分、これまで逆行していた土星が前向きに進行方向を変更します。度数は山羊座の25度です。土星が逆行し始めたのは今年(2020年)の5月11日。日本では新型コロナウイルス緊急事態宣言がまだ続いていた時期ですが、この頃から土星の逆行が始まっていたのです。土星はこの現実社会のシステムの基盤となる惑星ですから、あの頃から世界の政治体制を始めとして、すべてのシステムが半分しか稼働していなかったわけです。このいわば手抜き状態だった土星が順行し始めるのですから、非常に良いことではあるのですが、眠れる獅子(いや恐竜のような感じかもしれません)がいきなり起きて活動し始めるわけで、その変化にともなう「余震」のようなもので私達は煽られることになります。たまたまこの日は午前中に金星が…土星とインコンジャクト(150°)を作ったり、午後には火星とトライン(120°)を作るなど、活発に活動します。世の中が一挙に目覚めて、「喝!」を入れられることになるでしょう。また、金星と火星のトライン(120°)は金星が獅子座の25度、火星が牡羊座の25度です。獅子座さんを始め、牡羊座さん、射手座さんの愛が実るタイミングです。度数が25度と老いてきているので、愛の案件を抱えている方はどうしてもこの日までに動くべきです。

30日(水)は午前6時49分、火星が土星にスクエア(90°)を形成します。これも一挙にアラームが点灯するようなアスペクト(星同士の関係)です。「ちょっと前にも火星&土星のスクエア(90°)があったな」と思って調べてみると、ありました!まだ記憶に新しい8月25日でした。今年の8月の出来事というと…「安倍晋三前首相の連続在職日数が2799日となり、歴代最長を記録」したのが、8月24日、そして「持病悪化、辞任の意向を表明」したのが8月28日でした。この時の火星&土星のスクエア(90°)は火星の方が順行、そして土星が逆行中でした。度数は山羊座の26度です。今回のスクエア(90°)は順行の土星に対して火星が逆行しながら作ることになります。2つの当事者の立場が逆になったわけです。意味としては…安倍前総理辞任後の体制を再確認するというところかもしれません。アスペクト(星同士の関係)はスクエア(90°)ですから、次なる問題点があぶり出されるのかも。私達としては「トラブルはたくさんだ!もうこのままで行ってくれ~!」と叫びたいところですが…。(笑)30日(水)は…このような曲がり角が至るところで起きるでしょう。相当の覚悟とビジョンが必要なことは確かです。

10月1日(木)は大きな星の動きはない日です。水星が海王星とセスキコードレート(135°)という金銭トラブルのアスペクト(星同士の関係)を形成します。次のビジョンへジャンプしたいと思いつつ、具体的にターゲットが定まらない暗示です。即決即断はよくないでしょう。

2日(金)午前6時5分、満月。しかし、深夜なので中秋の名月は前日の1日になるようです。これまでの動きの結果が出る日です。また、愛の星=金星は獅子座の最後の度数、29度まで来ています。そのポジションで月や小惑星=セレス、パラスと微妙に関わり、センシティブな一日です。

3日(土)午前5時47分、金星は獅子座を離れて乙女座へ入場します。この時から愛のヒロイン、ヒーローは乙女座さんを始め、牡牛座さん、山羊座さんに替わります。金星が乙女座など、地のサインにある方も恋愛運が上昇しますので、ポジションをチェックしてみるといいでしょう。

4日(日)午後10時32分、今度は冥王星が順行し始めます。度数は山羊座の22度、これも地中の恐竜の目覚めといった感じです。冥王星の逆行が始まったのは4月26日ですから、コロナ禍で世界が空前の混乱になり始めた時期です。土星の順行と冥王星の順行、また木星は9月13日から順行が始まっていますから、この3つの重要な天体の力で世界が再び安定を取り戻すことを祈ります。山羊座中のこれらの重鎮たちは、本気を出せば必ずそのような能力を持っているはずですから。

SEP 28 2020

瑛利奈

(C)ELINA

秋分図、戦いながら夢を追う

9/21~9/27

週明けの21日(月)…日本の運勢を、今年の夏至に書き替えられたホロスコープで観る最後の一日です。思えば、今年の夏至図(夏至の日から秋分の前までの日本の運勢を占うチャート)は日食という重荷を背負わされて、「不吉」で「暗い」烙印を押されたかのようなホロスコープでした。やはり実際にも私達は、「これは新型コロナウイルス、第二波ではない」などと、だましだましの国や地方自治体の方針にストレスを感じながら、何から何まで遠慮がちに、自分たちでセーブしてきた三ヶ月間でした。その間に特に中国をめぐる世界情勢は非常に緊迫の色をが濃くなってきました。それ以上に異常気象による台風や集中豪雨、猛暑、世界的な山火事など、多くの天災に見舞われても来ました。仮に夏至図が三ヶ月間の出来事を表すにしても、これらの災害による地球の汚染や人的被害はとても三ヶ月間で立ち直ることができるようなものではありませんでした。そのツケはさらに今後も続く、いや、これから明らかになるものも多いはずです。このように考えると、悲観的観測が止まらなくなってしまいますが。そういえば、この夏至図の間に安倍前総理が健康の悪化を理由に辞任するという出来事もありましたね。しかし、次の総理も同じ夏至図の期間中に就任しては、やはりスタートの時期が悪いと考えざるを得ませんが…。しかい、太陽のアスペクト(星同士の関係)がラッキーだったのでよかったことにしたいと思います。(笑)

22日(火)は秋分。日本時間、午後10時30分に太陽が天秤座へ入場します。そこから新しく日本のホロスコープが書き替えられ、その秋分図の四半期がスタートすることになります。こうして私達はようやく日食の影響から解放されることになるのです。少なくとも、これからは夏至図の時代よりはよくなるはずなのですが…。

21日(月)と、22日(火)の太陽が天秤座に入る前に、水星が冥王星から傷つけられたり、金星が木星とインコンジャクト(150°)を作ったり、今年の秋分図の弱点となるであろう問題がもう出てきています。水星と冥王星のスクエア(90°)に関しては、23日(水)に今度は土星とスクエア(90°)を形成。24日(木)にはさらに火星とオポジション(180°)を作って、一角を土星、冥王星がダブルになるT字スクエアとなります。これが今後冬至までの三ヶ月間、尾を引くことになる要注意のポイントです。その内容は何か?というと…下に今年の秋分図を添付しますので、興味のある方は観てください。まず、水星は5ハウスにあり、4ハウスと12ハウスのルーラー(支配星)です。この土星、冥王星、火星という太陽系の凶星総出で傷を付けられている「水星」は何を表しているか?これが一番問題です。「4ハウス」は国土を表します。となると、災害です。12ハウスは個人のチャートでは「秘密のハウス」ですが、国を占う場合は「犯罪」を意味します。水星なので、「知能犯」なのかもしれません。また水星は勤務のハウスを司りますから、職権濫用や汚職かも。

反対に水星を傷つけている冥王星は7ハウスにいますが、6ハウスという「健康と勤務ハウス」のルーラー(支配星)です。「健康」からは新型コロナウイルスの被害、「勤務」からは労働問題が導き出されます。こう考えると水星、土星、冥王星、火星のT字スクエアは国土から、労働問題から、国際関係、貿易、国際収支、議会、犯罪まで、たくさんのカテゴリに影を落とすことになりますね。こうしていると、また、悲観的観測が止まらない状態になってしまいます。(笑)

ただ、木星、海王星、太陽は比較的キズが少ないのがちょっと救いかもしれません。とはいえ、木星(7H)と太陽(4H)はテナントしているハウスの主星が先ほどのT字スクエアですでにボロボロですから、健在なのは海王星だけです。ここは何を意味するのか?というと…政府与党です。なるほど、菅政権だけは無傷で元気なのですね!そういえば、菅さんのホロスコープは太陽と海王星がやけに勢いがあったのを思い出します。また、この海王星はMCというホロスコープの頂点に輝きながら、手の届かぬ夢を追っています。

新しい秋分図の意味するものは…「私達国民は数々の障害と戦いながら夢を追う」こんなことを暗示しているのかもしれません。少なくとも夢がなければ実現しませんから、それに近づくことを諦めないことが大切なのでしょう。

2020年日本の秋分図

SEP 21 2020

瑛利奈

(C)ELINA