バレンタインの夜に何かが変わる…

2/11~2/17

北極から南下してきた寒波のため、あいにく大変寒い連休となってしまいましたが、先週は太陽&木星が合(0°)という今季最高のラッキーなイベントがありました。

さて、週が明けて…今週の太陽は重要なアスペクト(星同士の関係)を持ちません。11日(月)は小惑星=ジュノーが牡牛座から双子座へサインを変えます。ジュノーは「権利の主張」を意味する小惑星ですが、今までの牡牛座という金銭を支配する、そして、フィックスドサイン特有の「頑固で独断的な性質の牡牛座」から「多様性と対話を重んじる双子座」へ移動することになります。小惑星=ジュノーは利害の対立や愛情問題のこじれなど、私達にとって身近なトラブルに関わりの深い星ですから、今までの閉塞感に少し新しい風が吹き込んでくる可能性があるかもしれません。

また、その後、重要な動きを見せるのは…「エネルギーとアクション」を意味する戦闘的な惑星=火星です。13日(水)午後2時30分に火星が天王星と合(0°)を形成します。火星が合(0°)を作るもう一方の惑星、天王星は火星以上に激しい破壊的なパワーを持つ惑星です。一般的には「革命、改革」などの意味を持ちますが、クレイジーで突然変異するような読めない星でもあるのです。合(0°)を作る度数は牡羊座の29度。合(0°)のオーブ(許容範囲)は約8度ですから、2月1日ごろから火星は天王星にジワジワ近づいていたことになります。もちろんトラブルに要注意のアスペクト(星同士の関係)ですが、これまでのモヤモヤに何らかの結果が出るタイミングでもあります。

14日(木)は…午後7時51分、火星が牡羊座から牡牛座へ入場します。火星が牡羊座へ入ったのは今年の1月1日ですから、もしもあなたがこのあたりから火星に悩まされていたのだとしたら、14日(木)を以て、この悩みは過ぎ去っていくでしょう。太陽が牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座の方の中にこれに当てはまる方がいると思います。ここが長い闘いの日々の終わりです。

14日(木)は…バレンタインデーなのですが、今週のこれまでの星の配置は「権利の主張」や「怒りの爆発」など、あまり愛の演出に役立ちそうなものはありませんね。お相手にプレゼントを渡して告白したいのなら、14日(木)の午後7時51分以降に照準を合わせるしかないですね。愛する人との間に疑念やシコリがある場合は、さらに前日までに自発的に大きな動きをとるべきではないでしょう。あなた自身が別れたい場合や、相手を特定の人と別れさせたい場合は別ですが…。

その後、17日(日)は午後5時44分、愛の星=金星が海王星とセキスタイル(60°)の好調座相を作ります。意味は…献身的愛と純愛…。海王星はイマジネーションの惑星ですから、巧みな演出や雰囲気作りが功を奏するでしょう。17日(日)は午前0時過ぎからすでに月が海王星とトライン(120°)という吉座相を作って雰囲気を盛り上げ始めますから、日曜日は…一日を通じてロマンに満ちた日となるでしょう。

FEB 11 2019

瑛利奈

(C)ELINA

不吉な日食をリセット、新たな幸運へ

2/4~2/10

4日(月)早朝、金星が山羊座へ入場します。これは…1月7日以来、ほぼ一ヶ月ぶりのこと。金星は愛の惑星ですから、愛情運が射手座=火のサインから山羊座=地のサインへ移動したことになります。土星、冥王星に居座られて閉口していた山羊座さんや太陽や金星が牡牛座、乙女座の方には朗報といえるでしょう。

5日(火)午前6時3分、水瓶座の15度の新月。こちらも1月6日の日食、21日の月食という不吉なおかつ番狂わせが起きやすい不穏な流れにピリオドが打たれます。これからは論理性や約束事が通用するいつも通りの日々を取り戻すことができそうです。新月に願いをかけたいあなた、また心機一転してパワーアップしたい方々も心配することなくゴールへ向かって思いを貫いてください。今週はこれ以降も幸運なアスペクト(星同士の関係)が続きますから。

6日(水)~7日(木)は重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。6日(水)は多くの小惑星たちがアスペクト(星同士の関係)を持つ日です。概して感情問題の調整日といえるでしょう。7日(木)は幸運へむけてのウォーミングアップの日という感じです。夢と現実、可能性と不可能性をシッカリ見極めることです。

8日(金)は…今季最高ともいうべきラッキーディです。昨年(2018年)の11月8日夜から射手座へ入った木星が、すでに射手座の18度まで度数を進めてきていますが、これに対して水瓶座の太陽がセキスタイル(60°)という幸運な座相を形成します。セキスタイル(60°)とは「手を伸ばせば幸運が手に入る」という幸運な関係です。太陽の進む速度は1日1度、そして木星も太陽の12分の1の速度で進んでいますから、太陽が木星と合(0°)を作って以来、昨年(2018年)の11月26日以来のラッキーな日となります。大きな目線で考えてみれば、今週の星はこの日のための準備期間だったといっても過言ではないでしょう。

「幸運の女神に後ろ髪はない」という諺は有名ですが、これは木星の幸運を射止めるための喩えです。つまり、「8日(金)の太陽&木星のセキスタイル(60°)のチャンスに乗りたいのなら、その前に行動せよ!」ということ。この記事を読んだあなた!できるだけ早く幸運を掴むための行動を起こしてください!木星はリクエストした人だけにプレゼントをくれる惑星です。「そんな馬鹿な!真面目にしていればいいことがあるんじゃないの?」と考えるあなた!それは思い違いです。木星は射幸心が強い、投機的な惑星なのです。たしかに真面目にしている人には「平凡な幸せ」を与えてくれるかもしれませんが、それは…お年玉年賀葉書でいうと切手シートくらいのものでしょう。日頃は謙虚なあなたでも、たまにはいち早く大声を上げてみるのもいいのではないでしょうか?

その後、週末も比較的穏やかな星の配置が続きます。10日(日)は…OFFの日ではありますが、仕事の惑星、水星が天王星とセキスタイル(60°)を形成。何か新しいことを勉強したい興味が湧くでしょう。10日(日)午後7時50分、夜の訪れとともに水星が魚座へ入場して、一週間が暮れていきます。

FEB 4 2019

瑛利奈

(C)ELINA

欠けていく月とその後

1/28~2/3

今週は…半月から始まり、三日月へと次第に月が欠けていく静かな一週間です。この半月は…1月6日の新月&日食に始まった新たなサイクルがそろそろ収束に向かう最後の曲がり角になります。太陽が作る大きなアスペクト(星同士の関係)は30日(水)に水星との合(0°) しかなく、ダイナミックな動きにも欠けます。この日、日(水)は革命の惑星=天王星が義務を表す小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)の調和座相を作って、「お互いに義務を守って穏やかにやりましょう」という穏健なおかつ保守的な考え方が一日の雰囲気を支配するでしょう。

31日(木)は…今週の中ではいちばんラッキーな日といえるかもしれません。夜明け頃、射手座の月が夢想的な惑星=海王星とスクエア(90°)…というロマンチックではあるが、心をかき乱すような座相を作りますが、午前9時23分、射手座の17度まで進んだ月が同じ位置で待ち構えていた幸運の惑星=木星と合(0°)でキャッチ!憧れを渇望して彷徨っていた心に喜びと楽しい手応えを与えてくれるでしょう。同日、午後11時過ぎには太陽系の外側で土星と海王星がセキスタイル(60°)の調和座相を形成します。保守と既存の規則厳守を唱える土星に海王星の持つ「奉仕」のキーワードが同意して、犠牲的精神を持たざるを得ない状況に。

金曜日からいよいよ2月。1日(金)早朝は射手座の月が金星や天王星と関わって楽しい一日の始まりとなりますが、夜に向けて次第に仕事の重みがのしかかって、ハードワークの虜となりそうです。

2日(土)午後12時19分、牡羊座の火星が山羊座の冥王星とスクエア(90°)という激しいぶつかり合いの座相を作ります。火星の度数は牡羊座21度ですが、その背後牡羊座28度には天王星が控えており、また、冥王星の前方、山羊座の15度には土星が待機しています。これに山羊座の月、ノードと小惑星=パラスを加えるとかなり多くの天体が揃ってグランドクロスを形成することになります。一度は治まった問題をまた刺戟するような衝動的な事件や過激な動きなど、心配な配置となります。

3日(日)は夜明け前までは前述のグランドクロスのポイントを月が刺戟していきます。その後、午前8時41分、愛の星=金星がラブロマンスの惑星=天王星とトライン(120°)という絶好調の関係を形成します。これは…これまでの波瀾万丈のエネルギーがすべて愛の力に変わっていく…といっていほどのミラクルな愛のチャンスです。「私、関係ないわ」と言わないで、あなたもこの不思議な波に乗れるよう、参加してみたらいかがでしょう?一歩踏み出せば、現実を変える扉はあなたを待っているのかもしれませんから。

JAN 28 2019

瑛利奈

(C)ELINA

21日、アメリカ大陸で皆既日食。

1/21~1/27

週明けの21日は…午後12時54分に月が獅子座へ入場。前日から水瓶座へ入った太陽と次第にオポジション(180°)を作っていき、満月となりますが、今回の満月は特別。21日(月)午後2時15分には皆既月食を伴います。日本は昼間なので観測することはできませんが、皆既月食は南北アメリカ大陸の頭上で起こります。

21日(月)は月食の少し前に金星が海王星とスクエア(90°)を形成。夜半になって火星が土星とスクエア(90°)を作ります。幸いこれらの不調和座相は日食(満月)と直接重なってはいませんが、至るところで不協和音が聞かれるありがたくない一日には違いありません。

22日(火)にはイヤな雰囲気が一変するような幸運なアスペクト(星同士の関係)=金星&木星の合(0°)が起こります。金星は愛情とお金と美の表示星、木星はオールマイティの幸運の惑星です。太陽系の中で最もラッキーといわれるこの二つの星が重なるのです。度数は…射手座の16度です。先週の金星&火星のトライン(120°)に引き続き、金星が次々に幸運を引き寄せて、ポイントを取ってくれるという感じですね。前日の21日(月)の金星&海王星のスクエア(90°)も金星が木星が接近しながらの出来事でした。サッカーに喩えると…幸運なゴールへの手前で、惑わす何者かがいる…このように考えてくださるといいかもしれません。「ゴールを前にして嘘に惑わされるな!」ということです。

23日(水)からは水星が主役になってきます。しかし、この日は午後8時過ぎ、山羊座の第三デークを通過中の水星は天王星とスクエア(90°)を形成。その後午後9時30分頃に預言者=キローンがセキスタイル(60°)からフォローしますが、夜になっても神経が昂ぶる仕事が気になる日になりそうです。

24日(木)午後、水星は山羊座を抜けて、水瓶座へ。25日(金)は惑星の重要なアスペクトはありませんが、しかし比較的穏やかな日となるでしょう。しかし、ここでもまた午後1時17分に水星が木星とセミスクエア(45°)の不調和座相を作ります。ウィークディの最終日の午後になって、また面倒な指摘が入った…こんな感じかもしれません。

26日(土)は夜中に牡羊座の火星と射手座の木星がトライン(120°)と、好調な関係に。遠出やスポーツに最適な週末です。しかし、良いアスペクトといっても火星は凶星と言われている星です。ケガややり過ぎ、金銭の浪費には注意したほうがいいでしょう。

26日(日)は惑星同士のアスペクトがありません。しかし、天秤座第三デークを通過する月が冥王星や天王星とT字スクエアを作って、人間関係を一新したくなる気持ちに…。こういうきときは…相手を変えようとするよりも、自分自身の環境を変えてみることを優先にしましょう。見知らぬ土地へ足を運ぶのもよし、初めてのイベントへ参加するなど、気分一新にはいろいろな選択肢があります。

今週は…1月6日の日食、そして21日の月食と、太陽系が正確に並んで緊張感が強いときです。次の新月になれば、この雰囲気は和らいできます。それは…春の訪れと一緒かもしれませんね。

JAN 21 2019

瑛利奈

(C)ELINA

週末は愛のチャンスに!

1/14~1/20

来週の月曜日、21日はアメリカ大陸を中心として皆既月食がありますが、週明け14日(月)の月(MOON)は日食と月食の中間点、半月です。

14日(月)は未明に木星が海王星とスクエア(90°)を形成します。木星はご存じの通り、幸運を代表する惑星ですが、相手が海王星で、しかもスクエア(90°)というネガティブな性質を強調するアスペクト(星同士の関係)です。木星の持つ「正義」や「慈悲心」が海王星の悪い側面、「嘘」や「裏切り」に翻弄されて、迷いの森の中へ呑み込まれてしまいそうです。午後10時過ぎには水星が海王星とセキスタイル(60°)を形成。こちらは調和のアスペクト(星同士の関係)になりますが、海王星が主役となる一日には違いありません。

今週の太陽は…すでに重要なアスペクト(星同士の関係)は出つくした感があり、残すところは19日(土)の太陽&天王星スクエア(90°)のみです。この話はのちほどしますが、16日(水)は太陽が小惑星=パラスとスクエア(90°)を作ります。パラスは法を司る「調整」の小惑星ですが、こちらもまた不調和座相。今週は…今の政治情勢やプライベートな問題など、すべてに暗中模索しながら進むぺき方向が見つからない暗示です。

19日(土)の金星&火星のトライン(120°)が唯一今週のハイライトともいうべきラッキーなアスペクト(星同士の関係)です。愛の星=金星が男性運を表す火星と好調な関係を持ちます。これは今まで行き詰まっていた愛に青天霹靂のチャンスというしかないでしょう。金星の度数は射手座の11度、火星は牡羊座の11度と、両方とも火象サインです。太陽や金星が火象サイン(牡羊座、獅子座、射手座)のあなた!が特にラッキーです。度数が11度前後ならさらに幸運に近いでしょう。度数の誤差はプラマイ8度までが圏内ですが、正確なほど手に入りやすいといえます。このアスペクトは…現在恋人がいる方やもちろん既婚者の方、片想い中の方に幸運をもたらしますが、案外何も期待せずに恋愛を諦めている人にも予想外のチャンスを与えてくれるかもしれません。また、金星には「愛」と同時に「金銭」や「美」、「楽しみ」という意味もあります。金星&火星のトライン(120°)は…「このチャンスを金運やショッピング、グルメに生かしたい!」というあなたにも十分答えてくれるでしょう。

そうそう、先ほど書きかけた太陽&天王星スクエア(90°)を忘れてはいけませんでした。このアスペクト(星同士の関係)は…19日(土)午前10時30分、太陽=山羊座の28度、天王星=牡羊座の28度で起こります。太陽が山羊座から抜ける前日に起きるこのアスペクトはすべての今までの決定を覆してしまうかもしれません。何故なら天王星は革命、反逆の星ですから。天王星は過去のすべてに別れを告げて、新たな出発を促すエネルギーを与えてくれます。時系列的に考えると…前述の金星&火星のトライン(120°)が起きるのが午前1時50分、太陽&天王星スクエア(90°)が午前10時30分になりますから、みなさんは「愛が実った後、すぐにサヨナラするの?」と思われるかもしれませんが、この二つのアスペクトは「主語」が違います。ひとつは…金星、もうひとつは太陽なのです。つまりあなたの人生や、ひいてはこの世の中で、複数の問題が複合的に起きている…こう考えるのが妥当でしょう。例を挙げれば…「そろそろ今の生活にケジメをつけたいな」と思っている時期に片想いの相手と上手く行ってしまう…こんな感じです。それは…どこかで新しい恋愛を求めていたのかもしれない…と考えてもいいですし、両方の出来事はまったく別もの…と考えてもいいでしょう。この世の中は複雑で、すべての問題が複合的に起きているものです。内部でどんな繋がりを持つのか?わからない問題を短絡的に「関係がある!」と決めつけるのもどうなのかな?というところです。「この真相は分からない…」と含みを持たせながら、心の奥にしまっておく余裕も持ちたいものです。

20日(日)午後6時、昨年の冬至から山羊座を通過していた太陽が水瓶座へ移動します。これからは太陽の配置も今までの厳しいものから少し緩んでくる見込みです。長い冬も峠を越える…こんな流れになるのかもしれません。

JAN 14 2019

瑛利奈

(C)ELINA

当面、地球はちょっと揺れます!

1/7~1/13

6日(日)は日本で観測できる部分日食がありました。今週は…6日の日食と21日の月食に挟まれた、いかにも居心地の悪い一週間となります。

7日(月)は未明に今まで逆行していた天王星が順行に変わります。これは…天王星の凶意を恐れる私たちにとってはいいことなのですが、各惑星が順行から逆行、逆行から順行に変わるポイントはステーションといって、グンとその惑星の衝撃が地球へ伝わるのです。1月3日に熊本で震度6弱の地震がありましたが、これにも天王星が少なからず影響を与えているはずです。

7日(月)午後8時過ぎには…愛の星=金星が射手座へ入ります。現在、オールマイティの幸運星=木星は射手座の13度にいますから、金星が木星を追う形となり、これは文句なく幸運の印です。しかし、金星が木星に追いつくにはあと二週間以上かかりそうですが…。太陽や金星が射手座のあなた。加えて牡羊座、獅子座の方にとってはまたとないLOVEチャンス、同時にMONEYのチャンスともなりそうです。

8日(火)~9日(水)は総じてイライラが募る日です。正月休みのしわ寄せからか?8日(火)は手早い処理を求めがちなり、ミスが多くなりそうです。交通事故やケガ、オーバーワークにも注意が必要です。

9日(水)はノルマや納期など、仕事へのプレッシャーから双方で言い分が対立してしまうことも。過剰な責任感に押しつぶされないよう、自信を持つことです。

11日(金)は山羊座を通過中の太陽が冥王星と合(0°)を作ります。太陽も冥王星も度数は山羊座の20度57分ですから、すでに山羊座の3分の2を過ぎたことになります。冥王星の公転周期は248年と非常に長く、最初に山羊座へ入場したのは…2008年1月26日。すでに10年以上が経過しているのですね。また、太陽の公転周期は365日=一年。つまり、毎年一度、太陽は冥王星と合(0°)を作っていることになります。喩えていえば、「太陽という現CEOがフィクサー(冥王星)宅へ挨拶に出向いて、今年の方向性についてお伺いを立てる」こんなところです。今回の太陽と冥王星のアスペクト(星同士の関係)は合(0°)ですから、良くも悪くも互いの意思をどっぷり受け入れて、ズブズブ状態…の模様です。そんな意味深な言い方はやめて!ですって?冥王星は秘密主義ですから、この会談の結果、とんでもない爆弾をしかけている可能性もあるでしょう。

週末は12日(土)の夕刻から月が牡羊座へ入ります。これが13日(日)になって、山羊座の水星、土星に相次いでスクエア(90°)の不調座相を作っていき、夜半になって、水星が土星と合(0°)…。気分が沈むアスペクトです。今後の世の中の動向や、自分への評価など、悪い方にばかり考えてしまうように土星が陰で操るのです。今週末は「土星のバイアスがかかっているぞ!」と自覚しながら、あなた自身の感情をうまくコントロールしていくことが大切です。逆に、これを現状再チェックのチャンスと前向きに捉えるのもいいかもしれません。

私たちは…この世界はどこまでも続く平地のような気分で生活していますが、地球は銀河系宇宙とともに大宇宙の中を螺旋を描いて進む球体なのです。視点をひいて、自分自身を俯瞰で見てみれば、私たちが住むこの地球がどんな環境の中を通過しているのか?大きなイメージを抱くことができるはずです。この居心地がいい地球もたまには大きく揺れることもありますから、動揺しないようにするといいでしょう。

JAN 7 2019

瑛利奈

(C)ELINA

太陽は土星と合、そして日食

12/31~1/6

この度は「瑛利奈の今週の運勢」の更新が遅くなり、誠に申し訳ありません。更新が遅れているうちに年が暮れ、2019年になってしまいました。

復習となりますが、昨日2018年12月31日(月)はどんな日だったのでしょうか?重要な天体のアスペクト(星同士の関係)はない平凡な日だったようです。

しかし、1月に入ると、1日(火)、午前11時19分、火星が牡羊座へ入場します。その後、2日(水)には…これが今季最大といってもいい重要な位置へ太陽が進んできます。それは何か?というと…2017年の年末から太陽系で木星と並んで最も重要な惑星である土星が山羊座へ入ってきているのはみなさんもご存じでしょう。土星の公転周期は29.458年で、太陽のまわりを回っている目で見える惑星の中では最も外側の星です。そして、土星は山羊座を支配するルーラーといわれる惑星です。それが約29年半ぶりに山羊座へ戻ってきていたのです。
前回の山羊座の土星の時期は?というと最初に土星が山羊座へ入ってきたのは…1988年の2月14日でした。その後一時射手座へ逆行して、再度山羊座へ入場したのは…1988年11月12日。その後、土星は1991年の2月7日まで山羊座を通過していたのでした。この間に日経平均株価が過去最高を打ち、その後バブルが崩壊したのでした。

日経平均が過去最高値を更新したのは…1989年12月29日の出来事でした。山羊座の土星の期間です。そして昨年、2018年といえば…10月2日に27年ぶりに過去27年来の最高値を更新しています。(もちろん1989年12月29日の最高値には遠く及びませんが)

また、過去の日経平均最安値の時期は…リーマンショックの最安値の前に、2003年4月に一度最安値をつけています。最高値~最安値の時期を計算してみると、ほぼ土星の周期の半分になります。このように観ると、土星は株高のピークをもたらすと同時に、株価下落へのキッカケも作っているのです。

2日(水)には太陽が上記のような経済に多大な影響を及ぼす土星に合(0°)となります。

その後、3日(木)は月が木星に合(0°)となり、幸運な日です。5日(土)も太陽が海王星とセキスタイル(60°)の調和座相を形成して、夢が広がる日に。

しかし、6日(日)は新月と同時に日食です。今回は部分日食ですが、中国~シベリア東部、太平洋北西部で観測できるそうで、日本では午前8時43分から太陽が欠け始め、午前10時6分に最大。午前11時36分まで続きます。

日食は天文観測としては貴重なイベントですが、占星学では不吉な出来事として扱われます。そもそも私たちが住む地球の前に太陽、月、地球の順番で整列するわけですから、磁場が非常に緊張状態になることは確かです。しかし、日食の影響はさほど顕著なものではなく、思わぬところへ隠れたワナをしかけていく…といった場合が多いようです。みなさんが気をつけることとしては…日食の当日に重要な計画を決めないこと。日食の後には月食が訪れますから、もう少し、猶予を持って行動できる場合は計画実行は次の新月まで待てばベストです。

今週は新年早々、太陽&土星の合(0°)、山羊座の新月、そして日食と、重要なイベントが続きます。これは…現在の気候と同じく、厳寒の候といった感じです。このような星の配置のときは…みなさんも働きすぎて疲れを溜めないよう、また、緊張感を持ちこたえられずに、不用意な行動をしてしまったり、過度に不安を持つなど、自分自身が意に反した反応をすることがあるかもしれません。まずは、今週の星のイベントを頭に入れて、自分自身をコントロールしていくといいでしょう。寒い日が続きます。みなさまも風邪などひかれないよう、お身体に気をつけてください。

JAN 1 2019

瑛利奈

(C)ELINA

もう少し見極めてから

12/24~12/30

12月22日=冬至。この日から日本の運勢が新たなチャートに書き換えられましたが…。週明けは天皇誕生日の振替休日となり、世の中はまだ動き出してはいませんが、28日(金)で世の中の主なお仕事は終わりに。今週は一年の締めくくりになる重要な一週間のはずです。しかし、何故山羊座の最初の10日間だけ一年の最後にくっついているのか?不可解ですが、新たな日本の運勢はすでに始まっているのです。

しかし、今週末、30日(日)の太陽の位置もまだ山羊座の8度にいて、惑星達は木星が射手座の10度、土星も山羊座の10度がいちばん若い度数ですから、今週の太陽はまだメジャーアスペクト(主要な惑星との星同士の関係)を作りません。その他の惑星のメジャーアスペクトも今週はまだパラパラの状況です。ざっくりいうと星のイベント閑散期といった感じですね。逆にクリスマス気分が明けて、出社したら大どんでん返しでビックリ…ということもなさそうです。

25日(火)は水星が海王星とスクエア(90°)を作ります。これは…12月3日~6日に私が「真実が闇に埋もれる」と書いたポイントとほぼ同じですから、それによって私達に投げかけられた謎や闇はさらに迷路に入っていく…と考えられます。

27日(木)は火星がノード(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)の好調座相を作ります。火星=男性、ノードは賑やかな交差点を意味しますから、大勢の人とオープンに関わり合うにはいい日です。この日、ノードは蟹座の26度にいますから、特に7月19日頃に生まれた方には面白い出会いがたくさんあるでしょう。

29日(金)には金星が冥王星とセキスタイル(60°)という好調な関係を作ります。金星は愛の星、冥王星は再生を意味しますから、このアスペクト(星同士の関係)は私達の愛の認識や深層心理に一石を投じることも…。度数としては…金星が蠍座の20度、冥王星が山羊座の20度ですから、この近くに何か重要な惑星がないか?マークしてみたらいいかもしれません。

その後、天秤座の月が太陽と90°の半月を作り、今週は暮れていくことになります。今週の星は比較的ニュートラルな感じですが、私達に多くの反省点を求めているような気がします。かといってすぐに路線変更するのも早計です。もう少し流れを見極めながら、問題意識を心の中で温めていく…こんな落ち着きをもって、みなさんも今年最後のお仕事を終わるようにするといいでしょう。

DEC 24 2018

瑛利奈

(C)ELINA

新たな冬至図は…またもやASC山羊座

12/17~12/23

太陽が射手座に入ってから、日に日に日没の時刻が早くなりました…。今週末。22日(土)は、いよいよ一年でいちばん日が短い日=冬至です。冬至とは…占星学的にいうと、太陽が山羊座へ入場する日のことです。太陽が山羊座へ入るその瞬間…12月22日(土)の午前7時23分に日本の国を占うホロスコープも新たな冬至図に書き換えられるのです。

新たな冬至図は…午前7時23分という早朝。太陽は東の地平線から上ったばかりで、ホロスコープのハウス分割とは逆回りですから、太陽は12ハウスという一番最後の「秘密と障害のハウス」の中に入ります。東の地平線=ASCの度数は山羊座の7度。最近のチャートでは今年、2018年の夏至図もASC(東の地平線)が山羊座の2度で今回の冬至図と惑星の配置はかなり似ています。季節が夏と冬ですから、太陽を始め内惑星(水星、金星)や公転周期が早い火星の位置は異なりますが、それよりも外側の惑星は夏至図のそれとほぼ同じ位置に来ています。

今年の夏至図のときの今週の運勢「21日から新たな夏至図に」を改めて読んでみると、「この春の春分図と驚くほど似通ってい」ると私は書いています。2018年の春分図もASCは山羊座の2度。となると…2018年は秋分図だけを除いて、春分図、夏至図、冬至図と残りすべてのチャートがASCは山羊座の2度、7度で似ている…ということになりますね。

今年は…年末に決まる一年の漢字が「災」だっただけあって、非常に災害が多い年でしたが、この傾向は冬至以降もまだまだ続くことになりそうです。

今週の傾向としては…ちょっと朗報です。12月に入ってから混沌としてい情勢にようやく明るい兆しが見えてきます。17日(月)は魚座の火星が山羊座の冥王星とセキスタイル(60度)の調和座相を作って、湿り勝ちだった最近の流れにイケイケ気分を盛り上げます。

その後、21日(金)には太陽が牡羊座の天王星とトライン(120°)の調和の関係を作って、射手座最後の日らしく未来への道を開いてくれます。今まで出口が見えず苦悩していた問題にも明るい見通しが立ちそうで、射手座という最も楽観的なサインとしての面目躍如といったところです。

22日(土)午前7時23分には前述のとおり冬至=太陽が山羊座へ入ります。23日(日)未明に月が蟹座へ入って、満月…。この22日(土)~23日(日)は今年の総決算ともいうべき重要な日です。今年起きたすべての出来事に一応の結論が見つかる…といっても過言ではないほどです。この日以降、太陽は日ごとに日照時間を増していき、気温よりも一足先に明るい季節へと歩を進めていくことになります。

みなさんもやり残したことがあれば、23日(日)の満月を待たずに出来るだけ早く手を付けておいたほうがいいでしょう。やりたいことができるチャンスは今だけしかないかもしれません。完成までとはいいませんから、「できる限り早く手がける」これを今週のモットーとして、私からみなさんにプレゼントしたいと思います。

DEC 17 2018

瑛利奈

(C)ELINA