海王星が隠していた闇の淵とは?

11/14~11/20

14日、今日の満月はスーパームーン。地球に最大に接近する満月です。その距離は356,509kmと、68年ぶりの大接近となります。占星学的には…月の引力がグッと地球にかかってきますから、自然界のみならず、社会現象にも負荷がかかることになるでしょう。問題を抱えている場合は持ち堪えきれずにパンク…という事態もあり得ます。しかし、それらの事象もいつかは表面化する時期を迎えるはずで、そのトリガーとなるのがたまたまこういった太陽系のテンションが張り詰めた時期になる…と、考えるのが妥当です。ですから、常に清廉潔白な人には関係のないことなのですが…。

それ以降、今週は比較的無難な星の配置が続きますが、18日(金)以降の海王星の動きが少し気になります。まず、18日(金)の未明、海王星がドラゴンテイルと合(0°)を作ります。海王星とドラゴンテイルという何ともオカルティックな組み合わせが、日に日に日暮れが早くなる蠍座の季節とあいまって、思いも寄らぬ非現実的な物事へ私達の関心を誘うのかもしれません。政治家や有名人の闇の一面がニュースになったり、オカルティックな社会現象が起きるなど、不思議な世界へ誘われてしまうことも…。

もうひとつ、実は…これが一番気になるイベントなのですが、20日(日)午前9時45分、今年の6月14日以来、逆行していた海王星が順行に向きを変えます。順行という前向き方向に転換するのですから、たしかにいいことなのですが、海王星がこの5ヶ月間に溜め続けてきた「たるんだもの」や「ダークなもの」がふるい落とされていくことになるでしょう。これは自然界の地殻変動などにもいえることです。とにもかくにも、私達が気を緩めてきたことや曖昧にしてきたこと…これらの問題が泥沼化する前に進んで解決する…こんな気構えが必要でしょう。

NOV 14 2016

瑛利奈

(C)ELINA

惑星の布陣が変わる週

11/7~11/13

今週の火曜日、8日は現地時刻で米大統領選がありますが、その割りに星の配置は淡々としているようです。むしろ7日(月)がいちばん大きな動きがありそうで、日本時間、夕刻以降、今後の見通しが大きく変更になったり、あらたな方策が浮上するなど、一週間のハイライトが出尽くす感があります。

ただ、たしかに個々の惑星の動きに関しては、今週は次のサインへ移動する惑星が続出して、太陽系を占める火地風水などのバランスが大きく変わる模様です。

9日(水)午後2時48分、今まで山羊を通過していた火星が水瓶へ入場します。12日(土)は金星が…こちらは新たに山羊座へ入ります。同じく12日(土)、午後22時37分、水星が射手座へ入場。蠍座、射手座、山羊座にいた水星、金星、火星がそのままそれぞれ次のサインへ移動…という形です。

9日(水)に水瓶へ抜ける火星の影響としては…今まで大忙しでエキサイトしていた…牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座の人達の幸運が治まり、代わって牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座の人達がヒートアップと、時の人役のバトンが渡されることに。

金星の影響としては、愛情問題の主人公が…牡羊座、獅子座、射手座の人達から牡牛座、乙女座、山羊座の人々へとバトンタッチされることになります。

水星は知性の星、現代ではほぼ仕事の星ですから、これまで頭が冴えていた蟹座、蠍座、魚座の人達から、思考能力アップの運気が…牡羊座、獅子座、射手座へと入れ替わる…といった具合です。

みなさん、自分の太陽のサインでチェックしてみるといいでしょう。例えば東京都知事の小池さんなどは蟹座ですから、興奮が収まり、思考力もダウンですから、就任100日を境に露出が少なくなるのかもしれません。

今週は…テーマ別に新旧交代がありそうな一週間となるでしょう。

NOV 7 2016

瑛利奈

(C)ELINA

夢見心地から行動へシフト

10/31~11/6

今週はソフトな星のアスペクト(星同士の関係)が多く、穏やかな一週間になるでしょう。31日(月)午前2時37分、月が太陽と合(0°)となり、今週は蠍座の新月から始まります。新月とは…月のサイクルの初日ですから、「蠍座事始め」とでも表現すべき新たなテーマや考え方がが浮上してくる日となります。

11月1日(火)は太陽が心優しい惑星、海王星と好座相を形成します。海王星は日常から離れたロマンの空気で私達を覆い尽くす惑星です。私達の気持ちは敏感になり、理想主義や純愛などにいつにないトキメキを感じることも…。もちろん愛の雰囲気作りにはうってつけの日ですが、経済観念に関しては楽観的になり、お財布のヒモが緩むかもしれません。

週中盤は文化の日を挟んで流れは概ね順調ですが、秋の気配も手伝って、積極的に社会との交流を図るにはイマイチな内向的な気分が続くでしょう。

5日(土)は愛の星、金星と磁石のように人を惹きつける天王星がトライン(120°)を作ります。しかも両者とも火のサイン中ですから、恋愛感情に火が尽きやすい状況です。特に牡羊座、獅子座、射手座などに太陽や金星など、重要な星を持っている方には影響が大きいでしょう。恋愛運だけではなく、仕事や人脈開拓などに行動力を与えてくれることも。

ちょっと安心してあなたの世界を楽しめる一週間となりそうです。

OCT 31 2016

瑛利奈

(C)ELINA

27日はこの秋最高の日!

10/24~10/30

23日(日)から太陽が蠍座へ入場して、世界はスッポリと蠍座の雰囲気に包まれます。「『蠍座の雰囲気』ってなあに?」ですって?手短に説明すると…蠍座はホロスコープの中では8番目のハウス=「死と遺産のハウス」という「あの世」と繋がる場所を所管しています。最近すっかり国民的なイベントになった「ハロウィン」も蠍座の時期ならではのお祭りなのです。今週、25日(火)には水星も蠍座へ入り、この世とあの世を繋ぐ蠍座の静謐(せいひつ)で、なおかつ重苦しい、秋本番ともいうべき雰囲気がさらに高まっていくでしょう。

26日(水)はそんな静けさと現実の手応えの曖昧さを感じて、何事にも疑心暗鬼になってしまう日です。手探りしながら苦し紛れに手を打つと「やらなきゃよかった!」と悔やむ結果に…。判断力の乱れ、気迷いに要注意の日です。

そんな中、27日(木)はこの秋初めて訪れるラッキーディです!愛情の悩みを抱えている方、告白したい相手がいるあなた、また金運改善を狙っているみなさんにも是非活用して頂きたい計画実行のチャンスとなります。その他、漠然と今後の課題を探しているあなたにも幸運の女神はヤル気と勇気を与えてくれるかもしれません。人生を前向きな方向へ姿勢を正すキッカケを見つけることも。

28日(金)以降は…公共の問題やプライベートともに、個々のテーマの現状を精査して、具体的な解決策へと絞り込んでいく努力をしていくといいでしょう。

OCT 24 2016

瑛利奈

(C)ELINA

二転三転の落としどころは?

10/17~10/23

先週に引き続き、今週も前半後半で明暗を分ける週になるでしょう。新たなチャレンジやパワー増強したい方は17日(月)に積極的に動いてください。

18日(火)には目新しい二つの動きが…。午前3時41分に小惑星、パラスが逆行から順行へと方向を正します。加えて、午後3時57分には金星が蠍座から次の射手座へ入場します。パラスは調整を意味する理性的な小惑星。金星の方は愛の星ですが、この日から「冒険と哲学」という意味を持つ射手座へ移動するのです。ということは…これまで両者譲らず平行線を辿っていた問題に新たな道が見つかる可能性が…!私利私欲や利害に終始していた交渉事にも、もっと高い視点から何かヒントが舞い降りる可能性もあります。

愛の難問で悶々としていた人には…閉ざしていた心の扉を開こうとする何かの兆しが見つかるかもしれません。特に相手に心を閉ざされて困っていたあなた。広い心をもって、大きな夢を語れば、相手の心を動かすことも可能かもしれません。

しかし19日(水)日が落ちてから星の配置は危機感を高めてきます。20日(木)、人々の気持ちは敏感になり、ともすると過剰反応をしがちに…。この流れを受けて、ドタバタと忙しい週末になりそうです。

23日(日)、午前8時42分、これまで天秤座を通過していた太陽が蠍座の領域へ入場します。同日、すでに月は獅子座へと移動しています。蠍座の太陽、獅子座の月、という重々しいコンビがこれまでの乱高下を伴う不安定な流れにガッチリと楔(くさび)を打ち込むことになるでしょう。ここで波乱はいったん落ちつき、最終的な結論を求めていくことに。

OCT 17 2016

瑛利奈

(C)ELINA

プレゼンや告白は週前半に

10/10~10/16

「体育の日」から始まる一週間…。連休明けの11日(火)は議論も弾み、順調な滑り出しとなるでしょう。12日(水)は妙案が出たり、思いがけない展開が期待できる面白味のある星の配置です。プレゼンの際にはあなたのアイディアの独自性をサプライズを交えて鮮やかに披露すると好評を博すことに。愛の告白や好きな異性へのアプローチも独自目線であなたの世界をアピールすることです。相手を煙に巻くような勢いが強いほど成功率は高まるでしょう。何とよらず、ユニークさが注目を惹く一日となりそうです。

週中盤から流れは変わり、心証、心情ともに意地の悪い力に左右されたり、多数派工作に押し切られるなど、常識の壁の厚さを感じるような場面が多くなるでしょう。

その後、金曜日から週末にかけて、一度決まりかかったテーマが泥濘(ぬかるみ)に踏み込むことが多くなります。反対者の反撃を食ってドタバタ劇が目立つ展開に。

今週をうまく生き抜くための処世術としては…プレゼンやお誘いは週前半にすること。金曜日以降の予想外なドタバタ劇はできれば上手くスルーすることです。非常識な意見はいずれ淘汰されます。困った問題に直面した時も慌てず騒がず、落ちついてあなたの自身の姿勢を貫くことが大切です。

OCT 10 2016

瑛利奈

(C)ELINA

始動する天秤座コンビの行く手は?

10/3~10/9

先週は…冥王星順行から始まって、大きなイベントが多い週でしたが、週末になって天秤座の新月が訪れました。これを以て日食、月食の不吉なサイクルはリセット。今週からは太陽も月も逃げ隠れすることなく、地に足の着いた新たな流れが始まることになりました。

週前半はサプライズは少なく、太陽、木星の天秤座コンビが今後の方針を確認するような動きとなります。天秤座のモットー「コミュニケーションを大切に」、そして今週、多く見られるセキスタイル(60°)というアスペクトから引き出される「着実に」がキーワードになるため、事態の展開は遅く、何事もスピードには欠けるでしょう。
その後、7日(金)午後4時52分には水星が天秤座へ入場します。

—とここまでの今週の星はすべて順調に終わるかのようにみえていましたが、週末には再度波乱の種が…!もコンセンサスが固まったようにみえた物事に次なる障害が登場する可能性も…。

しかし、愛の星、金星はこれらの波乱とは異なる蠍座にあり、ちょっと内向的ではありますが、独自の愛情観を固めていけるでしょう。今週は…外的要因に振り回されることなく、あなた自身の信念、そして想いを大切にして、ブレずに生きていくことを心がけてください。

OCT 3 2016

瑛利奈

(C)ELINA

日食がリセット、そして本格始動

9/26~10/2

週明けの26日(月)、12年ぶりに天秤座へ入場した木星に早くも太陽が合(0°)というビッグなアスペクト(星同士の関係)を作ります。一方は太陽、もう一方は木星という両者ともに非常にポジティブな天体。超ラッキーな星の配置と考えて間違いありません。時刻は26日(月)午後3時56分です。この溢れ出る幸運を掴むには…勇気を出して自ら飛び込むこと!ただ、週明けにいきなりですから、みなさまに事前告知して、時間的猶予をさし上げなかったのは申し訳ありませんでした。

「幸運の女神には後ろ髪がない」といわれますが、前から飛び込んで、ひとたび女神の懐へ入ってしまえば、その状態はずっと続くのです。例えば、結婚して入籍する、試験を受けて合格する…etc. など、この世界の出来事は一度形にしてしまうと固定化して、継続する性質があります。よって…26日(月)は極力あなたの幸運だと思う事柄を実践して、形にしてしまうといいのです。

また、今週は大きなイベントの多い週です。26日(月)午後6時46分には2016年4月18日から逆行していた冥王星が順行に変わります。これは…冥王星の変則的な影響が正常化されるわけですから、喜ぶべきことなのは確かですが、過去5ヶ月の間、冥王星がやるべき仕事をサボっていたしわ寄せが一気に来る可能性はあるでしょう。怠慢だった世の中の動きにピリピリするような緊迫感が出てくるかもしれません。私達も延び延びになっていた作業に姿勢を正して取り組むよう、心構えを一新する必要があります。

27日(火)は火星が射手座を離れて山羊座の領域へ入ります。現在射手座には土星が居座っていますから、火星が土星を追い越して次のサインへ入場するのは…やはり喜ぶべきことです。さらに火星は山羊座とは相性が良く、「高揚の座」となります。天秤座の木星とはスクエア(90°)ではありますが、世の中の澱(よど)んだ空気を一掃する効果はあるでしょう。

週前半、このようにいくつもの活発なイベントが続いた後、10月1日(土)午前9時10分は新月…。これで9月1日から始まった日食~月食の月のサイクルが終わり、新月としてリセットされることになります。いよいよここから運気は本格始動!みなさんもそれぞれの人生を開拓すべく行動を開始するといいでしょう。

SEP 26 2016

瑛利奈

(C)ELINA

心に十字架を負った秋分図

9/19~9/25

思えば8月23日に太陽が獅子座を抜けて以来、たまに月が通る以外、ホロスコープを構成する十大天体が「フィックスドサイン=ゼロ」の状態が一ヶ月も続きました。「フィックスドサイン」とは「定着サイン」とか、「不動宮」などと呼ばれますが、「安定を好み、変化に抵抗し、自らの信念を貫く」性質を持ちます。今年は3月8日~4月6日までの期間もフィックスドサイン=ゼロでした)このような時期に限ってニュースや状況分析は日々、めまぐるしく変化し、些細な問題がズルッと大きな事件へと発展しやすい傾向があります。そんな状況が非力ながらも金星が9月23日、午後11時47分にフィックスドサインのひとつ、蠍座へ入ります。

いや、それ以前にお伝えしなければならない今週のハイライト!は…9月22日、午後11時17分の秋分です。この時刻を以て日本並びに世界のホロスコープは秋分図という新しいチャートに書き換えられます。しかしながら、2016年秋分図はまだ金星が蠍座へ入場する前のもの。となると…12月の冬至まで、世界の運勢を支配するのは「フィックスドサイン=ゼロ」のチャートになります。つまり世の中はまだまだ流動的でいつ新しい変化が起こるかわからない時代…ということになりますね。

日本の秋分図では月がちょっとワイド(やや誤差が大きい)ですが、精神性を司るハウスに困難を意味するグランドクロスが形成されています。どのハウスにグランドクロスができるか?は国によって違いますが、秋分図によると日本では…変化はまず人々の「心の内部」に一石を投じることになるでしょう。

こんな新たな時代への扉を開ける今週の星…。みなさんの不安を掻き立てるような書き方をしてしまったかもしれませんが、今週、一週間の流れは悪くありません。

まず、9月22日午後2時24分に逆行していた水星が順行へ軌道を回復します。その他の星の動きも概ね順調に。中でも19日(月)午後8時53分の金星、火星のセキスタイル(60°)は7月7日の七夕の日以降初の好調座相です。恋人との仲がこじれていた人やキッカケが掴めなかったあなたには嬉しい変化があるかもしれません。その後の星の動きも愛や仕事で説得を重ねていくにはチャンス。諦めていた事態がいい方向へ再び動き出す可能性も…。

SEP 19 2016

瑛利奈

(C)ELINA

潜在意識を揺さぶる星々…

9/12~9/18

9月10日(金)の夜に土星が海王星とスクエア(90°)というネガティブなアスペクト(星同士の関係)を作って以来、世の中は重苦しい雰囲気に包まれています。週明けは…それを払拭するほどの星の動きがないのですが、知性の星、水星や賢者の彗星キローンなどの働きが活発なため、頭を使うことだけで忙しく、エネルギーを消耗してしまいそうな流れです。

13日(火)にはちょっと小康状態が訪れますが、翌日の太陽VS火星のスクエア(90°)という戦いのアスペクト(星同士の関係)ですぐにかき乱されてしまうでしょう。

そうこうする中、17日(土)は月食です。食の最大の時刻が午前3時54分と夜中ですが、半影月食なので肉眼で観察するのは難しいようです。

その後、今週末は17日(土)~18日(日)と、火星、金星が天王星とアスペクト(星同士の関係)を持ちます。火星も金星も恋愛感情に関わりの強い惑星です。それが天王星という改革を意味するアグレッシブな惑星と関わるのですから、愛情問題に何か新しい動きが出てくるかもしれません。

今週の星の動きは私達の潜在意識を刺戟したり、隠蔽された過去の出来事を明るみに出したり、さらに新たな愛へシフトしたい気持ちを呼び覚ます…など、私達の心の内部にただならぬ揺さぶりをかけてきそうです。これは…平凡な日常に飽き飽きしている人にはチャンスかもしれません。あるいは、運命のいたずらに辟易している人は「まだやるかい!」という気持ちにさせられてしまうことも…。
手加減もせず、スペーディに展開してくる今週の星の動き。くれぐれも過剰反応しないように!応戦するときは相手の意図、もしくは事件の真相を見極めてからにするといいでしょう。

SEP 12 2016

瑛利奈

(C)ELINA