蠍座から射手座のテーマへ

11/20~11/26

先週に引き続き星は比較的穏やかな配置となっています。先週末18日(土)の蠍座の新月の後、週明けは射手座の月でスタート。

21日(火)、月は午前9時半ごろ、みなさんもご存じの通り、射手座の第三デーク(26度)を通過中の土星と合(0°)を作った後、午後4時14分に山羊座へ入るまでボイドとなります。その後、今週は惑星の主要なアスペクト(星同士の関係)がない中、午後8時26分には蠍座の金星が冥王星とセキスタイル(60°)を作ります。この時、先月から蠍座を通過してきた太陽の度数はすでに最終の度数である29度に。金星がセキスタイル(60°)を形成する相手の天体、冥王星は蠍座の主星です。21日(火)は…蠍座のテーマの締めくくりを暗示するような展開となっています。「蠍座のテーマ」とは—「秘めた情熱」や「執拗な真相探求」、「逆転と再生」など…。この日の星は…過去一ヶ月蠍座の日々の締めくくりとなるような、私達を「アッ!」と言わせるような大胆な結論を示してくれるでしょう。つまり、私達が興味を持って探求してきた過去一ヶ月のテーマの「総括の日」です。逆に執拗な追求を受ける立場だった人々にはこの21日(火)を難なくやり過ごせば「もう安泰!」と言えなくもないかもしれません。

22日(水)、午後12時5分、太陽は蠍座から射手座へ入場します。今までの重苦しい雰囲気はリセットされて、陽気で楽観的な射手座気質がもてはやされる期間となります。ただ、この日の午後8時過ぎ、今年の6月16日以来、逆行していた海王星が一度留まって(ステーション)、順行に向きを変えます。海王星は「海」のイメージの惑星ですが、海底のみならず地殻変動に関わりが深いのです。幸いマップで観ると、海王星ステーションの影響を受けるエリアから、日本はほんの少し東へ外れているようです。海王星は同時にテロの意味もありますが、こちらの方は逆行よりは順行の方が抜本的な解決のメドが立ちやすいかもしれません。しかし、この日の海王星ステーションが世界情勢にダラダラと波状的に影響を与えると予測するのは否めないところです。

今週は21日(火)~22日(水)にハイライトともいうべきイベントが集中しています。その後はこれらのテーマが持つパワーが様々なパートへ波及していくことになるでしょう。

26日(土)は午後8時ごろ、射手座の水星が牡羊座の海王星にトライン(120°)という好調座相を作ります。これはイノベーションの暗示です。私達はこれらの星に後押しされて、未知の領域に挑戦する勇気を感じるのかもしれません。

NOV 20 2017

瑛利奈

(C)ELINA

幸福とロマンの一週間

11/13~11/19

週明け早々、13日(月)の日没前、愛の星=金星が幸運の星=、木星と蠍座の7度でコンジャンクション(0°)という重要な座相を作ります。これは…金星と木星という太陽系の二大吉星が同じ軌道で重なるのですから、至高の幸福感をもたらすアスペクト(星同士の関係)なのです。前回の金星、木星のコンジャンクション(0°)は何時だったか?というと、2016年8月28日以来です。この時の二つの星の度数は乙女座の27度でした。木星は「十二支のもとになった」といわれるように12年の周期で太陽の周りを回っています。つまり、ひとつのサインを通過するのにほぼ一年かかります。木星が現在の蠍座のひとつ手前、天秤座に入ったのは…昨年の9月9日。前回のコンジャンクション(0°)は約一年と二ヶ月半前ですから、天秤座では一度も金星は木星と重なることがなかったわけです。本来金星は天秤座の主星ですから、最も期待されるべきイベントだったはずなのに、出会うことなく、そのサイン通過してしまったのは非常に残念といわざるを得ません。特に天秤座を始め、双子座、水瓶座の風のサインの方には格別にもったいない流れでしたね。長くなりましたが、天秤座をスキップして、ひさびさ金星と木星が出会うのですから、今回は二割五分増しくらいの価値があろうというものです。特に蠍座のあなたには有利に働きますが、それ以外の方も人それぞれ、各カテゴリにおいて幸運が期待できます。

今週はまた、愛の星=金星の活躍が目立つ週です。17日(金)は午前0時を廻った頃、金星が海王星とトライン(120°)を形成します。金星は…もちろん愛の星ですが、海王星は夢とイマジネーションの星。これは…大ロマンで胸がキュンキュンする暗示です。金星は蠍座の11度ですが、海王星の方は「尽くす愛」を表す魚座です。特に水のサインに金星がある方には直撃かもしれません。溜息が出るような恋心を感じることになるでしょう。

18日(土)は新月です。こちらも太陽、月ともに蠍座の26度の新月…になります。ここから新たな月のサイクルが始まります。秋の夜長、闇夜の空の深さは…あなたに心の深層部まで見透すように、秘めた気持ち、誰にも打ち明けらない想いなどをもう一度見直して、整理する作業を助けてくれます。また、これを機会に新たな目標を立てて、努力を始めるのもいいかもしれません。翌日、19日(日)は一週間の静けさを打ち破るようなチャレンジングな日です。人々の興味は内面の幸せから社会的な繋がりの方へ移り変わって行くでしょう。

NOV 13 2017

瑛利奈

(C)ELINA

週末は火象のグランドトライン!

11/6~11/12

11月5日から14日までトランプ大統領のアジア歴訪が日本を皮切りにスタートしました。ちょうどその翌日、6日(月)の早朝から知性とコミュニケーションの惑星=水星が射手座へ移動。射手座にはグローバルな視野と行動力、また深遠な哲学、などの意味があり、私達が国際問題に理解を深めていくにはうってつけの配置になってきたようです。

7日(火)には愛の星=金星が蠍座へ入ります。こちらは…秋の静かな雰囲気も手伝って、私達に愛に関するテーマをより真摯に深めていくように誘うでしょう。

トランプ大統領は占星学で占ってこの日程を決めたか?と思うほど、今週の星の配置は理性的で、落ちついた動きを示しています。今週も週、後半に太陽や重惑星(外側の惑星)が重みのあるアスペクト(星同士の関係)を作ります。9日(木)の夜には太陽が太陽系の果ての準惑星=冥王星とセキスタイル(60°)という好座相を形成します。太陽は光を、冥王星は深層をと、互いに全く異なる事象を司っていますが、このふたつの天体が調和座相を作ることにより、問題の深層部に光りがあたり、今まで解明しにくかった謎が解けることになるかもしれません。少なくとも冥王星という太陽系の果ての惑星が持つパワーや思考は私達の常識を覆すには十分なものがあるでしょう。セキスタイル(60°)は穏健なアスペクト(星同士の関係)のため、さして現状を破壊することなく、ソフトに改革が進むキッカケを作ってくれるでしょう。

今週一週間で最も重要な星のアスペクトは11日(土)夕刻の土星、天王星のトライン(120°)です。前回、土星、天王星がトライン(120°)を作ったのは今年の5月19日以来の出来事となります。土星はセキュリティと責任を、天王星は新しい発想を表します。そのふたつの惑星がトライン(120°)という互いのいい面をサポートし合う座相を作るわけですから、世界情勢に安定した楔を打ち込む役割になります。私達の仕事やプライベートなテーマに関しても地道な努力を応援してくれることになります。同じ日、さらに月は…獅子座の深い度数にあり、土星、天王星のトライン(120°)にちょうどグランドトラインという正三角形になるのです。

先月、10月は木星が一年ぶり蠍座に入って、水象(蟹座、蠍座、魚座)に幸運が宿りましたが、今週の主役は火象サイン(牡羊座、獅子座、射手座)です。こんしゅうもまた、「私は火象じゃないわ」といわずに、あなたのホロスコープの中にある火象サインを探してください。星の流れとあなたのテーマをリンクしていけば、案外楽に問題解決を図れるものです。

NOV 6 2017

瑛利奈

(C)ELINA

週末、大きなドラマが…!

10/30~11/5

先週に次いで今週も台風の週明けとなりました。とはいえ、27日(金)には蠍座で太陽が木星とコンジャンクション=合(0°)という好調なアスペクト(星同士の関係)を作りました。これは…年に一度しかない好機でした。日経平均株価は10月24日まで過去最長となる16連騰を記録しましたが、現在はそこからさらに高騰しているようです。

その後も太陽と木星が醸(かも)し出す大船に乗ったような安堵感はまだまだ続いているようです。さて、今週の太陽系の主役は金星です。金星は愛の星でもあり、同時に金運も支配します。また、喜び事や癒やし、余裕に満ちたにこやかさなどももたらしてくれます。今週は…週明けから終始この金星が活発に他の天体と関わっていくことになります。

週前半は金星がドラゴンテイル(別名サウスノード)と関わったり、小惑星のベスタと合(0°)を作るなど、ちょっと内向きの雰囲気です。月は11月1日(水)の夕方まで魚座にあるため、よりナイーブな気分を助長してくれます。先週からのまったり感は安定して続くでしょう。

今週のハイライトは11月4日(土)です。同日、夜明けには太陽が海王星とトライン(120°)の好調座相を作ります。海王星は夢とイマジネーションの惑星。そして他人を思いやる優しい星です。新たなビジョンが太陽の光を集めて輝くことになります。その後、午後2時には今週の主役の金星が今度は天王星とオポジション(180°)に。こちらは愛の星=金星が縁切り星といわれる天王星と対立するわけですから「別離」の暗示です。加えて、その20分後には月が正確に太陽の反対側へ回り込み、満月となります。ここで、いままでくすぶっていた問題に結論が出ることになるでしょう。先ほど金星と天王星のオポジション(180°)は「別離」と書きましたが、必ずしも文字通り愛の相手や仕事のパートナー、その人と別れることになるとは限りません。もちろんダイレクトにその相手自身と別れるケースもあるでしょう。逆にその相手とパートナーシップを継続するために、あなたが心の中で執着していた「想い」を手放す…こんなケースもあるかもしれません。この日の星は…少なくとも何らかのものに見極めをつけて結論を出させる…私達にこんな気持ちにさせることでしょう。この日のもうひとつの重要なテーマ、太陽と海王星のトライン(120°)は自己犠牲をして他人のことを思いやることの清々(すがすが)しさを教えてくれるのかもしれません。

OCT 30 2017

瑛利奈

(C)ELINA

蠍座の太陽、木星が幸運を提示!

10/23~10/29

22日(日)は超大型台風が日本列島に接近する中、衆議院選挙となりました。結果は10月10日の公示日の頃の予想に反して、与党大勝となる見込みです。実は…これもこの四半期の日本の運勢を表す秋分図にはっきりと示されていたことなのですが…。

23日(月)は台風21号が未明に上陸して、日本列島は大荒れの天気に。ちょうど同じ時刻、午前3時30分に乙女座を通過していた火星が天秤座へ入場しました。天秤座は風象サインですが、文字通り大風が吹き荒れることになり、これまでの豪雨による土砂災害(乙女座は地象サイン)から風害へと災害の傾向が変わるのかもしれません。

23日(月)は火星の天秤座入場のあと、午後2時27分には太陽が蠍座へと入ります。衆議院選挙により日本の政界の新たな勢力図が明確になる時間帯でもあります。また、政治の世界のみならず、太陽の蠍座入りにより、私達の生活の中でも新たなテーマが新しい気持ちでスタートすることになるでしょう。

今週は波乱の週明けとなりましたが、その後の流れは「この秋最高!」といっても過言ではないほどの好調な星の配置が続きます。中でも突出してラッキーなのは…27日(金)に起きる太陽、木星のコンジャンクション(0°)です。木星といえば…先日、10月10日の夜に一年一ヶ月ぶりに天秤座から蠍座へサインを変えたばかりですが、このポイントに今週から蠍座へ入場した太陽がコンジャンクション=合(0°)となるのです。太陽系の中で最も幸運な惑星である木星に太陽が重なるわけです。言わずもがなですが、太陽は太陽系の中心となる恒星。太陽系の光源です。一方の木星の方は保護、安楽、幸運などの意味がありますが、宗教哲学など思想的な成熟も表します。太陽の持つ基本的な意味=正義と木星の思想的な深遠さ。27日(金)にはこのふたつのものの合体が起こるのですから、非常に貴重で特別な「何か」を得るには最適のタイミングなのです。換言すれば、27日(金)はオールマイティにラッキーな日となります。

みなさんは「私にとってもラッキーなの?」と、疑問を持たれるかもしれませんが、蠍座さんならずとも、みなさんのホロスコープにはそれぞれ12のハウスがあり、その中のどれかひとつに蠍座が配置されていますから、必ずあなたの人生のカテゴリーのうち、どれかひとつに影響があるはずです。それがどこに当たるのか?は生年月日に出生地、出生時刻を入れてホロスコープを作成すればわかります。この方法は「瑛利奈の占星術チャートハウス」にも解説がありますので、興味のある方は御覧になってみて下さい。

また、「幸運の女神には後ろ髪がない」といわれます。チャンスを掴むには幸運なタイミングの前に動き始めていなければいけない…という意味です。ですから、みなさんも27日(金)を待たずに、いますぐ始動しないと駄目ですね!

その後28日(土)は昼過ぎに相次いで金星が冥王星とスクエア(90°)、水星は冥王星とセキスタイル(60°)というアスペクト(星同士の関係)を作ります。愛の星、金星が作るスクエア(90°)の方は不調和な座相ですから、愛の現状に何らかの軌道修正が入るでしょう。次に水星の方はセキスタイル(60°)と好調なアスペクトです。これにより何かの気づきがあるはずです。

今週は…大きな季節の節目、スタートとなります。新たに始まった蠍座の木星の時代…。今週の星は私達に…案外まとまった未来のビジョンを見せてくれ、新たなモチベーションを与えてくれるのかもしれません。

OCT 23 2017

瑛利奈

(C)ELINA

波乱の新月。リセットし過ぎないように

10/16~10/22

天秤座の太陽…今週は最後の週。週明けの16日(月)は…太陽が氷の星といわれる土星とセキスタイル(60°)の関係を保って、文字通り46年ぶりの低温記録の冷たい雨に。17日(火)夕刻には水星が蠍座へ入場して、秋から冬の星座へ太陽系の分布は少しずつ変化していくことになります。「土星」や「蠍座」のキーワードは重厚で意味深長です。これは…私達の関心が表面的なものから内面的なものへ。また、広く浅い視点から狭く深く、本質的なものへと移り変わって行く暗示です。愛に関しても目先の楽しみよりも深い理解や信頼の絆を重要視していくことになるでしょう。

何といっても今週のハイライトは20日(金)です。天秤座26°を通過する太陽が、以前から牡羊座26°付近を逆行中の天王星と午前2時35分にオポジション(180°)=衝の座相を形成します。天王星は革新、分裂など予期せぬ出来事を起こす惑星です、この天王星と太陽が地球を中心として向かい合うわけですから、私達の住む地球はピリピリした緊張状態に置かれてしまいます。これに加えて午前4時13分、新月が重なります。つまり太陽系の内側から太陽、月、地球、そして外側には天王星が一直線に並ぶことになります。このようなテンションに満ちた星の配置は…鋏を持った悪魔の仕業(しわざ)に似ています。「えーい、面倒くさい!何もかも捨てちまえ!」と、私達は悪魔の挑発に乗って、大切なものまで斬り捨ててしまいたい欲望に駆られるかもしれません。「死神の鎌(カマ)」なら枯れてしまったものを切り落とすので、むしろ生産的だとさえいえますが、「悪魔の鋏」は傷口を広げるだけです。「死神の鎌(カマ)」は斬り捨てた後、静かな悲しみを残していきますが、「悪魔の鋏」は切り取った後にさらに怒りの炎を煽り立てていくのです。長くなりましたが、とにかくこのタイミングでは…感情的にならず、冷静に未来予測を立て、慎重に行動することが最善の対策です。20日(金)は月が蠍座へ移動して、午後には木星、水星と合(0°)というちょっとラッキーなチャンスも用意されています。

22日(日)は衆議院選挙の投開票日ですが、週末は…20日(金)から続く緊張状態を書き換えるような特別な星の動きもなく、20日(金)のサプライズの流れを引きずったまま、今週は暮れていくでしょう。

OCT 16 2017

瑛利奈

(C)ELINA

木星、蠍座入場!主役が替わる…

10/9~10/15

先週一週間は…お天気はともかく、星の配置は比較的穏やかに過ぎました。日本では今週10日(火)に衆議院選が公示となり、選挙戦はいよいよ盛り上がってくる見込みです。

週明けの9日(月)は8日(日)夜に形成された金星、土星のスクエア(90°)の影響が尾を引いて、私達国民の選挙への期待値がグンと下がってしまった感があります。しかも9日(月)夜には水星が冥王星とスクエア(90°)という、また私達がガッカリするような新事実が出てくるなどして、さらに混乱する雰囲気に。

10日(火)は衆院選公示となりますが、朝9時台に太陽が冥王星とスクエア(90°)という波乱の座相を作り、再度形勢逆転の流れに変わります。また、この10日(火)は午後10時20分に昨年の9月9日以来、ずっと天秤座を通過していた木星が蠍座へ入場します。これは…中期的なトレンドが変わる暗示です。実際、私達はみな選挙以外にもっとシリアスな問題を抱えているはずですが、それらの仕事や恋愛、金運などのテーマに関しても大きく潮目が変わるタイミングなのです。

 

その後、11日(水)は午後10時38分に火星が土星とスクエア(90°)という非常に危険なアスペクト(星同士の関係)を形成します。これは精神的な影響のみならず、物理的にも事故や破損、崩落などの危険を孕んだ配置です。建物や乗り物の安全に気をつけてください。

12日(木)月が蟹座へ回り、太陽とスクエア…半月です。その後13日(金)にかけて…月は冥王星、天王星も引き込んで緩いグランドクロスを形成していきますので、この秋最大の変化のポイントといっても過言ではないかもしれません。

週末、14日(土)は殆ど星の動きが少ない一日です。ただひとつ、午後7時12分、金星が天秤座へサインを変えます。のんびりできそうな一日ですが、星の力を借りて変化を起こしたい人には変わり映えのない日となるでしょう。

15日(日)には夕方頃に水星が天王星とオポジション(180°)という、議論や口論が騒々しい日です。月はチャレンジしたい人の味方のようなので、このところの不利を取り返す努力にはいいかもしれません。

何といっても今週のハイライトは「木星、蠍座入場」です。今まで天秤座の木星から恩恵を受けていた双子座さん、天秤座さん、水瓶座さんから、主役が蟹座さん、蠍座さん、魚座さんへ変わる新旧交代の時期なのです。運を掴んだり何かをやり果せた人は、これから継続する努力を。新たに時の人となるあなたは、面倒くさがらず、自ら得たいものにチャレンジするように努力するといいでしょう。自分自身で運を切り開く喜びを知るために。

OCT 9 2017

瑛利奈

(C)ELINA

満月、6日(金)に答えが出る…!

0/2~10/8

このところテレビの報道は衆議院選での「希望の党」の話題で持ちきりとなっています。そんな中、今週の星の配置はかなりダイナミックです。先週は意地悪く問題の細部をつつくような動きが多かったのですが、今週になって…順行に転じたばかりの冥王星が至るところに顔を出して来て、キーマンのような動きをしています。冥王星は…今では準惑星にまで降格してしまいましたが、太陽系のいちばん外側に位置する天体です。意味は…「極限」、そして「逆転」、「再生」…。また、火のように激しく燃える性質でもあります。この冥王星が2日(月)には火星を、4日(水)には金星をサポートして、その活動をトコトン高めたり、深めたりしていきます。

今週の星は一定の方向へ動きが始まると、トコトン極限まで極める傾向を持っています。火星はアクションや争い事、競争などを司る惑星です。また、金星は愛情や協調を意味します。つまり、今週の動きの特長としては…競争も、協調も、ひとつのベクトルが示されると徹底的にそちらへ振れていく…ということになるでしょう。秋分後の改革が一挙に始動する感じです。これは私達のプライベートにおいても同じです。新たな目標に向かって、スピーディに物事が進行していくでしょう。

また冥王星の特長として、「秘密を暴露する」一面もあります。これまでのベールを引き剥がして、事実を突き止めたい人や、謎めいた問題の答えを追求したい人にはうってつけのチャンスとなります。

6日(金)は牡羊座の満月です。満月は物事が成就する日。仮に成就しなくても結果が出る日なのです。これまでの新しい挑戦の手応えが出てきたり、努力の成果が実るなど、この6日(金)が当面のゴールとなるでしょう。

その後、今年は…週末の7日(土)~9日(月)までが連休になります。星も連休を反映してか?活発だった動きも突然スローダウン。特に8日(日)は愛の星、金星が土星とスクエア(90°)の不調和座相を作り、私達の気持ちを悲観的に誘導します。新たな現実の壁の存在に気付くことにより、これまでの盛り上がっていた雰囲気が一気にそがれて、ガッカリしてしまうかもしれません。しかし、これも真実を探求するための調整のひとつです。現実から目をそらさずに個々に対応する気持ちがあれば、怖れることはないはずです。

OCT 2 2017

瑛利奈

(C)ELINA

地図のない未来へ…そして不安

9/24~10/1

先週末の秋分、23日(土)から日本の運勢は新たな秋分図に書き換えられて、初めての週明けを迎えます。天秤座に入った太陽は…思いの外苦戦。何の惑星の助けもなく、今週、一週間は過ぎていきます。折しも安倍政権は衆議院解散を表明したようですが、今週の星は…まさにイチからサイコロを振り直すような形です。

この一週間、それぞれの惑星の動きを追ってみると、すべての惑星に好調なメジャーアスペクト(代表的な星同士の関係)は存在せず、ネガティブな方向のみのメジャーアスペクトが目立ちます。

25日(月)は夜明けから火星が海王星とオポジション(180°)という混乱を表す関係になったあと、昼前には天王星とセスキコードレート(135°)というイザコザを意味するマイナーアスペクトを形成。最後、午後11台に乙女座の水星が土星とスクエア(90°)という悲観的なアスペクトを作って一日が終わります。

26日(火)午後には前述の海王星、天王星、火星に三段跳びのように不協和音を奏でてながら移動します。夜半に火星が調整の小惑星、パラスとトライン(120°)という好調座相を作るのが、まだしもの救いです。これは…25日(月)に落としどころのないまま広がっていった問題に新たな方法論や考え方を導入して対処しよう…といったような動きです。

今週の中では27日(水)の月の動きがいちばん好調のように見えます。「相手が譲歩したところを何とか新たな結論へ持って行きたい」…こんな努力が効果的かもしれません。しかし、午後11時過ぎに太陽が犠牲を意味する小惑星、ベスタと合(0°)になり、譲歩や忍耐を甘んじて認めることになるでしょう。

28日(木)は今週の中で最も緊張感が高まる日です。昼前に月が太陽にスクエア(90°)つまり半月を作った後、午後1時過ぎ、木星が天王星とオポジション(180°)になり、テンションマックスとなります。尤も(もっとも)木星と天王星のオポジション(180°)は2016年の12月27日以来、三回目になります。(前回は今年の3月3日ですが)つまり、当面の課題が最も緊迫度を帯びて表面化する日…と考えていいでしょう。木星も天王星も双方とも最も口うるさい論客…とでもいう惑星で、自分自身の主張を決して曲げない、ある意味、机上の空論を唱える観念論者のようなところがあります。この日は木星と天王星が正確にオポジション(180°)という真っ向から対立する位置に入るのです。こんな太陽系の環境の中では、すでに過去の調和を維持することは難しくなっている…ということです。天王星が暴力的なところを持っているのは否めませんが、もう一方の木星は慈愛に満ちた幸運の惑星のはずです。ここですべてはじけ飛んでしまうのはあまりにもったいない…といわざるを得ませんね。これは神様が私達に…「何時の未熟さを知れ!」と、お灸を据えているようなものかもしれません。謙虚な気持ちでこれから訪れるであろう新しい未来に、どう向かい合って、そして理解して、適合していくのか?私達の精神は今後も試され続けることになるでしょう。

その後、29日(金)深夜には逆行していた冥王星が順行に向きを変えます。冥王星が逆行し始めたのは今年2017年4月20日以来です。思い返せば、今年の春以降は森友学園問題から始まって、政治家のスキャンダルなど、私達は殆ど意味の無い報道に踊らされてきたのでした。これからの世の中はもう少し落ちつきを取り戻して、本質に迫ることができるのでしょうか?少なくともこれを境に私達はシリアスな現実に気付くことになるはずです。

30日(土)は愛の星、金星が嘘や曖昧さを表す惑星、海王星とオポジション(180°)の位置を取ります。その二時間後、今度は金星が問題の天王星とセスキコードレート(135°)というマイナーアスペクトを作ります。今年は8月から上記の天王星と海王星がセミスクエア(45°)という細かいトラブルのポジションをとってずっとつるんでいるのです。不良グループといった感じです。愛の星、金星は30日(土)には不良グループに絡まれて、「あんなヤツと付き合うんじゃねぇよ!」などと、脅かされてしまう、といったところかもしれません。少なくとも愛情問題や感情的な揺らぎ、反抗心などで、大切な絆を粗末にする…こんなことにならないよう、気をつけてください。

今週の最終日、10月1日(日)にはようやく星は落ち着きを取り戻し、ようやく癒やしモードに入ります。心の落ち着きを取り戻して、少しは自分自身のことを冷静にみられるようになりそうです。そして、現在地を見失わずに小さな次の一歩を踏み出すことですね。

SEP 25 2017

瑛利奈

(C)ELINA

秋分から日本のチャートも一新

9/18~9/24

日本列島を台風が縦断する大変なシルバーウイークでしたが、みなさまには被害などなかったでしょうか?18日(月)は…ホロスコープ上では夜明け頃から月が木星、金星と好調座相を作って、運気回復の兆しです。その後、午後1時27分には金星が天王星とトライン(120°)という「魅力的な出会い」の暗示が…。愛の出会いはもちろん、私達の感性が何か新しいものに目覚めたり、思いがけない展開にエキサイトする可能性を示しています。

19日(火)は太陽や惑星同士のアスペクトなど、大きな動きが乏しい一日ですが、乙女座の月が気ぜわしくテーマを提示することに。私達は新しいことに気付いてはガッカリし、その後…午後7時半過ぎにはサプライズがあるでしょう。

20日(水)…まず、午前10時16分、愛の星、金星が乙女座へ入場します。これは地象サイン(牡牛座、乙女座、山羊座)の方には愛のチャンスです。続いて午後1時53分、乙女座の老いた度数(終盤)で月が太陽に合(0°)、新月です。これで先月の日食から引き継いだうつろな月のサイクルが完全に終わることに。そろそろ今年度下半期を見据えて具体的な計画を打ち出すタイミングです。しかし、20日(水)の星の勢力図から想像すると、未来の計画は「リスク回避」の傾向が強くなるかもしれません。あまり目先のリスクばかりに囚われずに、あなたが今まで情熱を傾けてきたテーマを実現する方向にもっと力強く踏み出すべき…といえるでしょう。

21日(木)は調整日。あるいは、昨日の流れの続きで、まだ結果が出ない日です。

22日(金)も小幅な星の動きに終始します。午後7時28分に天秤座の月が木星と合(0°)となり、この日の中では最良の時間でしょう。

23日(土)は秋分です。「秋分」というのは太陽が天秤座へ入場する時刻のこと。世界各国、それぞれの標準時に従い、国の運勢を司るホロスコープが書き換えられる大切なタイミングなのです。もちろん日本のホロスコープも新しいものになります。今年の日本の秋分図は…安定感はあるものの、かなり消極的な傾向が観られます。特に国際情勢に関しては譲歩する姿勢が著しく、多くを語らず、堪える時なのかもしれません。

24日(日)は重要なアスペクト(星同士の関係)が観られませんが、蠍座の月だけは好調です。静かながら心の中は活発で、秋の想いに耽る一日となりそうです。今週、一週間は…何から何まで一新して、新しいスタート。辛い思いは切り替えて、楽しい夢はさらに実現目指して、心機一転です!

SEP 18 2017

瑛利奈

(C)ELINA