新月でリセット。前に進める週

3/27~4/2

27日(月)の午前0時5分、マインドを司る惑星=水星が型破りな惑星=天王星と合(0°)を作っての週明けです。

その後、28日(火)午前1時42分にはアクションの惑星=火星が夢と幻想の惑星=海王星とセキスタイル(60°)に。あたかも見世物小屋の口上でも聞こえてきそうな、「マジックでも始まるの?」と私達を幻惑するような星の配置です。話は逸れますが、2017年は元旦早々、今回と同じく火星と海王星コンビが合(0°)を作って始まったのでした。それが0°から60°へと火星が海王星を引き離して、今年2回目のメジャーアスペクト(重要な星同士の関係)を形成することになったのです。

28日(火)はそのあと、午前11時54分に月が太陽と合(0°)になり、新月です。これによって、あの忌まわしい2月26日の日食から始まった月のサイクルがリセットされることになります。

30日(木)午前3時16分、水星が土星とトライン(120°)という好調座相を作ります。天王星の影響を受けて暴走しつつあるかのような水星の知性パワーに土星が重力を効かせて足下の整理を図るでしょう。この日は…厳しいながらも一応妥当性のある結論を導き出せる日です。

しかし、31日(金)には…このところ火種となっている木星、天王星、冥王星のT字スクエアの最後の一撃とて逆行中の木星が冥王星と正確にスクエア(90°)を作ります。このアスペクト(星同士の関係)を文字通り読むと…木星が意味するモラルや法的、宗教的正義と冥王星の意味する闇の権力、隠れた妨害がスクエアという相互に潰し合う関係になる…こんな意味でしょうか…。つまり「表面上の利害関係の対立以上に根深い戦いが表面化する」ということになります。面倒くさそうですね。もしも、あなたがプライベートでこんな問題に直面した時は…解決を焦らず、そして敵を刺戟しないように、寛容な気持ちを持って、ちょっと忍耐する…。いちばん大切なことは事態の難しさを前にして、あなた自身が自信喪失しないこと。いくら難問でもいつか解ける時が必ず訪れるのですから。

4月1日(土)、午前2時31分、水星が牡牛座へ入場します。1日(土)の夜には愛の星=金星が調整の小惑星パラスと合(0°)。こじれた感情をほぐしたり、二人の間の微妙な問題を話し合うにはいいチャンスです。

2日(日)は双子座の月が木星や天王星といいアスペクト(星同士の関係)を作り、あなたを行動的にしてくれるでしょう。

MAR 27 2017

瑛利奈

(C)ELINA

春分から新たなチャートへ

3/20~3/26

週明けの20日(月)は春分の日です。「春分」というのは…太陽が牡羊座の0°へ入場する日のこと。今年は20日(月)の日没後、午後7時24分に太陽が牡羊座へ入ります。これを以て日本国の今後を占うホロスコープ=春分図も新しく書き換えられることになります。

2017年の日本の春分図は上記のように日没直後になるため、太陽を始め水星、金星が6ハウスという西の地平線の下に沈んで、やや不利な形となってしまいます。同時に月、土星、冥王星は3ハウス中にあり、これもホロスコープの最もボトムに沈み込む位置。おまけに6ハウスも3ハウスもケイデントといういちばん奥まった動きにくいハウスです。さらに太陽に対して月と土星はスクエア(90°)の不調和座相…etc.。あまりパッとしない新年度の第一四半期になりそうです。

また、昨年の冬至図から現れ始めたカーディナルサインのT字スクエア(天秤座の木星、牡羊座の天王星、山羊座の冥王星が作る緊張関係)はさらに顕著に、アクシスというホロスコープの軸に緊密に関わる形でチャート全体を支配しています。これは…一発触発の危険を秘めているといわざるを得ません。ただ、唯一救いなのは…私達、国民を表すポジションが幸運の星、木星であることです。しかし、私達が危険なトラップに囲まれていることを気付かずに案外楽天的に過ごしていく…こんな状態を意味しているのかもしれません。

今週、上のT字スクエアを刺戟する山羊座に月が入ってくるのが21日(火)~22日(水)です。特に22日〔水)はT字スクエアに月を加えてグランドクロスになるため、波乱が予想されます。当面は毎週毎週、カーディナルサインに月が巡ってくるたびに同じ緊張した事態が繰り返される…ということになるでしょう。

24日(金)、今度は水星がこのT字スクエアを刺戟します。これでまた、今まで出た結論が覆されたり、新たな真実が露呈するなど、騒ぎが大きくなることも。

その後、25日(土)からはガラッと空気が変わり、癒やしの風が吹いてきます。25日(土)は日付が変わってまもなく、午前0時59分、木星パワーでハッピーな出来事が!そして25日(土)午後7時19分、金星が逆行しながら太陽に合(0°)を形成して、愛の気分を盛り上げてくれます。これは…金星が逆行しながら太陽を捕まえる現象ですから、一度失った愛を取り戻すのに絶好のチャンスかもしれません。また、バレンタインデーに告白できなかったあなた、今年度最後の週末ですから、意中の人に再チャレンジしてみたらいかがですか?

26日(日)はそのまま危険な配置もなく、ちょっとおこもり的な傾向になりつつ、平和に休日が過ぎていくでしょう。

MAR 20 2017

瑛利奈

(C)ELINA

魚座最後のココロの週

3/13~3/19

今週は冥王星に太陽や水星が絡んだり、月がグランドクロスのポイントを通過したりと、太陽系はダイナミックな動きがありました。それに伴い最近の情勢にシロクロが付くような大きな出来事がここかしこで起きました。今週は先週に匹敵するほどの星の動きはなく、太陽が魚座を通過する最後の調整期間といった趣(おもむき)です。

水星は早々と14日(火)早朝から牡羊座入りします。その後、15日(水)は今週の中では幸運な出来事が多い一日になりそうです。午前6時50分、月が幸運の星=木星と合(0°)を形成したあと、昼頃には小惑星=パラスと彗星=キローンが一団となって太陽と合(0°)を形成します。パラスもキローンも知的、精神的にレベルの高い星です。何か新しい発想を採り入れたり、目からウロコが落ちるような意識の改革に目覚めることなどがあるかもしれません。柔軟な精神状態で心のアンテナを伸ばすことを心がけると良いことがありそうです。

16日(木)は一転して少し気持ちが重くなる日。自己主張したい思いが先立って、そこここで対立する場面が目立つかもしれません。しかし、言うべきことを言っておけば、夜になってスッキリと納得する…こんな流れになりそうです。

17日(金)は蠍座の月が海王星、冥王星と小三角を作って、私達の感受性を刺戟します。問題を抱えているあなた、この日は相手の同情心に訴えば、案外コトはスムーズに運ぶかもしれません。

18日(土)、太陽が土星とスクエア(90°)を形成します。これは現在抱えている問題に限界が見えてくる暗示です。これ以上同じ手法で押しても解決のメドは立たないかもしれません。現実的な落としどころを想定していくべきタイミングです。

19日(日)はリラックスモードで夜が明けますが、とりとめもなく一日が過ぎてしまいそうです。20日(月)春分を前にして魚座最後の日となります。

MAR 13 2017

瑛利奈

(C)ELINA

逆転のチャンスが!

3/6~3/12

火星が土星とトライン(120°)という厳(いか)めしいアスペクト(星同士の関係)から始一週間が始まります。火星といえば戦いの惑星。一方の土星は秩序などセキュリティを司る惑星です。この相反する星がトライン(120°)という調和座相を形成するのは…ちょっと怖い感じがしますが、「これ以上危険な事件は起こさせないよ!」という星からの責任あるメッセージです。波乱の多かった最近の世の中の動きが徐々に落ちついていく暗示です。

その後、魚座へ入ってから他の惑星と関わりを持たなかった太陽も徐々に動きを見せ始めます。特に9日(木)の冥王星とセキスタイル(60°)というアスペクト(星同士の関係)は…このところ山積していた疑問や難問に答えを出さざるを得ない状況を作るでしょう。冥王星といえば、「極限」や「悉く消去する」などの意味を持つ小さいながらも激しい準惑星です。現状をひっくり返す「逆転する力」や秘密を「暴露する力」もありますから、何かを嘘で固めていた人、おざなりな決着で事を済ませようとしていた人などは想定外の展開になることも。反対に理不尽な壁に立ち塞がれて苦しんでいたり、不利な状況に苦しめられていた人には「逆転のチャンス」です。太陽と冥王星のセキスタイル(60°)は9日(木)、午後5時24分に起こります。前日8日(水)の午後2時19分には太陽に先行して水星が冥王星とセキスタイル(60°)を形成します。これを伏線として利用しない手はないかもしれません。但し、8日(水)の月は蟹座にあり、冥王星、木星、火星とグランドクロスを作りますから、自ら大波乱に飛び込む覚悟は必要です。

10日(金)前9時31分、グランドクロスの一角と作っていた火星が牡牛座へ抜けます。この日の月は獅子座の第三デークと、いいポジションにあり、星の配置はこれをもって安定の方向に動いていくことになります。

今週中盤は勇気を出して問題あぶり出しや改革、改善などに力を注ぐこと。そうすれば、10日(金)~週末はこころ安らかに過ごせるでしょう。

MAR 6 2017

瑛利奈

(C)ELINA

火星の凶座相と金星逆行

2/27~3/5

日本時間26日(日)午後11時55分、地球の裏側で金環日食が起きました。本来日食は…太陽と月、地球が正確に一列に並ぶため、地球にかかる重力の負荷が非常に強くなります。そうなると物理的に、また精神的にもかろうじて平穏を保っていた部分が持ち堪えられなくなり、はじけてしまうことが多いのです。

今週は…こうした日食とともに週明けに。それに加えて27日(月)は太陽系の中で熱気を持つといわれる三つの惑星、火星、天王星、木星がタイトに凶座相を形成します。午前9時26分に火星が天王星と合(0°)を。午後11時21分には火星が木星とオポジション(180°)を形成します。いずれも激しい熱気を持つ天体の絡みですから、世界は荒れ模様に…と、いわざるを得ません。

その後3月2日(木)には太陽が太陽系の最も外側の惑星、海王星と合(0°)になります。海王星はガス体でできた「蝕知しがたい」といわれたり、曖昧さを司る惑星です。ポジティブな意味としては…慈善的、夢想的、ネガティブな方は嘘や裏切り、現実逃避などを表します。太陽という正義を司る天体が海王星に捕まってしまっては、真実を知るよしもなく、世界の流れは日食~火星、天王星、木星の悪影響が敷いたレールをそのまま引き継いでしまいそうです。

さらに4日(土)、夕刻には愛の星、金星が逆行し始めます。「金星、お前もか!」と、いいたくなるような後ろ向きの動きに、みなさんは当惑してしまうかも。

火星、天王星、木星の騒がしいアスペクト(星同士の関係)~海王星の真実隠蔽の動き。週末は愛の星、金星も後ずさりを始めるとなると、いかにも「打つ手なし」という感じですが、このような時期こそ冷静な判断力と確固とした意思の力、そして公平さを重んじる正義感を忘れてはいけないのです。もしかすると多数派や周囲の流れの方が間違っているのかもしれません。ちょっとした躓きでヤル気を失ってしまわないように、理想をしっかりと見据えて、前向きに努力していくことです。

FEB 27 2017

瑛利奈

(C)ELINA

日食へ向かう一週間

2/20~2/26

先週は13日に北朝鮮のキム・ジョンナム(金正男)氏が暗殺されるという、まさに月食(11日)~日食(26日)の期間が持つ「闇」を象徴するような事件がありました。

先週末から太陽は魚座に入りましたが、今週は太陽をサポートしてくれる惑星が現れず、太陽が持つエネルギーが発揮される機会はまだないようです。その代わり、今週活躍するのは水瓶座の水星です。水星は知性や情報を意味する星。試験勉強や仕事の契約、プラン作成など、知的な労働の後押しをしてくれるでしょう。特に有り難いのは21日(火)~22日(水)です。天王星、木星と、これまた知的な能力をアップしてくれる惑星が小三角という両サイドからサポート体制を作ってあなたの力を盛り上げてくれます。その後24日(金)には水星は土星とセキスタイル(60°)を作ります。土星は権威のある秩序と保守の惑星ですから、しっかりとチェック機能を果たしてくれるでしょう。

ただ、このところの火星の動きがちょっと気になります。22日(水)の夕刻には冥王星とスクエア(90°)という攻撃的なアスペクト(星同士の関係)を形成します。火星も冥王星も情け容赦のない強烈な性質を意味します。今の月食~日食の時期に水面下で進行している問題(プライベートから政治まで)が激化しなければよいのですが…。

さて、今週の最後の最後、26日(日)午後11時55分には日食が起きます。今度の日食は…あいにくというべきか?幸運にもというべきか?日本では観測することができません。南太平洋~南米、アフリカなど、日本の裏側では金環日食となります。この新月から始まる日食のサイクル、いつもいうように決して歓迎するべきものではありません。しかし、特に不幸を運ぶかというとそうでもないのです。世界の人々の関心が暗黒の方へ向かう時期…とでもいったらいいのかもしれません。これを機会にあなたの身辺に潜む暗黒、また心の中の闇、これらのものに関心を持ち、メスを入れるキッカケを与えてくれる…。大切なのはその一歩を踏み出していくあなたの「勇気」です。

FEB 20 2017

瑛利奈

(C)ELINA

バレンタインデーの傾向とその後

2/13~2/19

先週土曜日の満月は半影月食でした。太陽や月という私達に光りの恵みを与えてくれる天体が闇に包まれてしまう「食」という現象は古代から不吉なものと怖れられてきました。そんな中、トランプ大統領と安倍首相という日米の首脳がゴルフを楽しむという異例の月食となりました。

週が明けて、14日(火)はバレンタインデーです。今年の傾向は?というと…かなりお堅いバレンタインデーとなりそうです。まず、午後2時53分、太陽が太陽系のお目付役、土星とセキスタイル(60°)という安定のアスペクト(星同士の関係)を作成します。「いいか?お前達!真面目にやるんだよ!」と親や上司にひとことクギを刺されたような感じ…とでもいいましょうか?
そもそもこの日は午前中から月が婚姻関係や女性の権利を司る小惑星、ジュノーとスクエア(90°)という不調和なアスペクトを作ってスタートしているのです。これにより男も女も…「なんかケチをつけられた感じ。面白くないなぁ」と、心のどこかに不満の種を仕込まれているような状態になります。そこへ持ってきて土星からのお堅いお達しが…!その後、午後5時21分、ようやく仕事も終わろうとする頃、またもや権利の小惑星、ジュノーが今度はノースノード(ドラゴンヘッド)という太陽と月の交差点とトライン(120°)を形成。トライン(120°)は好調なアスペクト(星同士の関係)ですが、アスペクトを組む星同士が…一方は婚姻関係の権利の主張をするジュノー。もう一方のノースノード(ドラゴンヘッド)は大きな交差点ですから、渋谷駅前の交差点のように公共の場所、つまり公共性を表します。ですから「モラルや法律を遵守しましょう!」というメッセージ…ともいえるのです。

つまり、今年のバレンタインデーは「本命の相手と公式に愛の絆を固める」…このような性質を持つことになるのです。ですから、最愛の人をガッチリと射止めたいあなたには最高の星回りといえるでしょう。しかし、相手側も今回のバレンタインのプレゼントに同じようなメッセージを感じるので、本気でない場合はそれなりに警戒したり、距離を置かれてしまうかもしれません。

また、不倫や遊び心など、いい加減な気持ちで異性にアプローチしようとしているあなたには、後あとこの問題が尾を引いて、トラブルのもとになったり禍根を残すことになるかもしれません。

つまり、今年のバレンタインデーはこころして行動することが大事です。義理チョコにしても、いちいち「これはどういう意味?」と相手や周囲の目線に晒されなければならない…こんな一日になりそうです。日頃は「愛に多くの言葉はいらない」と信条を持っているあなたも、今年はフォローの言葉を用意しておいたほうがいいでしょう。

その後、15日(水)は天秤座の月が火星、天王星、冥王星とT字スクエアを作ります。私達の気持ちはさらにナーバスでピリピリすることに。16日(木)午前1時53分、月が木星と合(0°)を形成しますが、これを機会にこの緊張感は影を潜めていくことになります。

18日(土)午後8時27分、太陽が魚座へ入ります。ここからいよいよ長かった冬が終わる魚座の季節です。やがて世の中のテーマも変わり、活躍する人物もメンバーチェンジしていくことになるでしょう。

FEB 13 2017

瑛利奈

(C)ELINA

木星逆行と半影月食が!

2/6~2/12

今週は星のイベントが盛りだくさんです。まず、週明けの6日(月)午後3時2分に木星が逆行し始めます。これは…2016年5月9日以来ですから、9ヶ月ぶりの出来事となります。木星は本来、豊かさや学問、宗教など、高尚な意味を持つ幸運星です。これから6月9日まで約4ヶ月間、木星は逆行を続けることになりますが、さて、その期間には何が起きるのでしょうか?しかし、何といっても木星は太陽系随一の幸運を司る星です。逆行期間中も悲惨な災害をもたらすものではないのですが、片時の幸せを恒久的なものと見誤るなど、私達の心をいたずらに弄(もてあそ)ぶ人の悪さや人を喰った態度は持ち合わせているのです。株価などが乱高下して世界経済を攪乱したり、一部の人々を狂信的な気持ちに陥れるなどの問題が起こるかもしれません。

7日(火)夕刻、水星が水瓶座へ入ります。その後10日(金)早朝には水瓶座の太陽が牡羊座の天王星とセキスタイル(60°)という好調座相を作ります。今週は10日(金)まで概ね好調に進行するといっていいでしょう。

注意すべきなのは11日(土)の満月です。この日の満月は半影月食となります。ただ、観測できるのは大西洋を中心としてヨーロッパからアフリカにかけてのみで、月に落ちる地球の影もごくわずかではあります。しかし、この後、二週間後には常に月食とセットになっている日食が控えています。この11日(土)以降、月が次のサイクルに入るまでの約一ヶ月間は新たな試みが不問に付されたり、思うような結果が見えにくい時期に入ってしまうことになります。

とはいいつつ…12日(日)は太陽が木星とトライン(120°)という今季最大のラッキーディが訪れます。半影月食が落とすダークな影を怖れず、「しっかりと掴むべき幸せは手にするんだ!」と、負けん気を出して愛に仕事に頑張る気持ちが大切です。

FEB 6 2017

瑛利奈

(C)ELINA

週末は…ズバズバ切り込め!

1/30~2/5

トランプ米大統領が大統領令を乱発して世間を騒がせていますが…。星の配置は?というと、山羊座の水星が他の惑星と数々のアスペクト(星同士の関係)を作り、大活躍で、今週は水星の独壇場とでもいいたいような勢いです。現在の日本のホロスコープでは水星は経済、通信、輸送などを司る非常に敏感な惑星です。今週の水星のアスペクトを観ると、先週から引き続き、何かと既成概念を覆される動きに右往左往しそうです。「新たな次の一手は?」と考えつつ、現実の壁にぶつかってしまい、「今度は発想を変えてみようか?」と思いながら、新しい考え方の空虚さに振り回され…。週末の3日(金)あたり、結局リスクが取りきれずに投げ出してしまう…。こんな感じになりそうです。

2月4日(土)午前0時47分、今まで魚座を通過していた金星が牡羊座へ入ります。これで火星に続いて金星も牡羊座へ入場する…というランデブー状態に。金星、火星が新たに牡羊座に加わることで、以前から牡羊座にいた天王星や射手座の土星に火象サインの惑星達のプラス効果は大きいはず。ここからまた世界は活気を取り戻していくでしょう。

プライベートにおいてもこれらの火象の惑星は…恋愛やレジャーの場で「ズバズバとやりたいことに切り込まなければ!」と私達を勇気づけてくれるに違いありません。この流れはバレンタインデーへの伏線となってその後も続いていくことでしょう。

JAN 30 2017

瑛利奈

(C)ELINA

新たな視点で考えるとき

1/23~1/29

現地時間、1月20日、トランプ氏が米大統領に就任しましたが、その時の太陽の度数は水瓶座の0°50′でした。それ以来、水瓶座の太陽は他の惑星とまったくアスペクト(他の星との関係)を持たず、孤独な状態?(マイペース?)です。その流れは今週も続きます。動きがあるのは…パラパラと水星、金星が海王星や土星と関わるのみです。これは…トランプ氏が大統領に就任しても世界の情勢が既定路線から大きく外れることはない…ということでしょう。

今週の中で動きがありそうなのは28日(土)です。まず午前2時46分に前述のように魚座の金星が土星とスクエア(90°)を形成します。その後、午前9時5分に水瓶座の月が太陽と合(0°)になり新月。午後になって2時36分に魚座を通過していた火星が牡羊にサインを変えます。この日あたりが今週の最大のイベント、とハイライトの日といえましょう。

それまでは日常的な時間が淡々と流れる、といった暗示ですが、24日(火)から27日(金)にかけて私達の身近なところで「価値観の見極め直し」のような動きが繰り返し出てきそうです。

今週は…世界情勢の潮流の変化を予感して、今までと違う考え方を採り入れてみようか?と考えながら、いろいろと試行錯誤する週…とでも表現したらいいのかもしれません。新たな流れが見えてくるまでに。まずは足下の問題を片付ける…。このような気持ちで努力するといいでしょう。

JAN 23 2017

瑛利奈

(C)ELINA