二つの正三角形と13日の日食

7/9~7/15

先週は太陽が木星、海王星とグランドトライン(大三角)を作りました。これは…何事もスムーズに進む暗示なのですが、気象に関しては空前の豪雨をもたらすことになってしまいました。被害に遭われた方、心からお見舞い申し上げます。三角形を作る三つの天体…太陽は蟹座、木星は蠍座、海王星は魚座と、たしかにすべて水のエレメントです。調和の配置とはいえ、水のグランドトラインは怖ろしいものがありました。

今週は…10日(火)の午前11時31分、愛の星=金星が乙女座へ入ります。その後、11(水)午前1時39分、今まで逆行していた木星が蠍座の13度で順行に変わります。話は前後しますが、先週の太陽が木星とトライン(120°)を形成した5日(木)、株は大きく値上がりしたようです。木星の順行は…これまでのイレギュラーだった木星が司るお仕事を正常化してくれることになるのです。そもそも木星が司る役割は?というと、占星学の教科書によると法律、宗教、哲学ですが、社会的には経済、教育が大きなテーマです。ようやく投資はOKに。このところ混乱していたスポーツと大学問題にも少しは落ちついた裁量が期待できるようになるかもしれません。

12日(木)は乙女座の金星が5月から牡牛座へ入ってきている天王星とトライン(120°)を形成します。金星は愛の星、天王星はラブロマンスを表しますから、乙女座、山羊座、牡牛座など地のサインに関わりのあるあなた!には愛のチャンスをもたらします。金星は14日(土)には山羊座の土星ともトラインを作りますから、乙女座の金星を囲んで、牡牛座の天王星、山羊座の土星がグランドトラインを形成することになります。先週の太陽を中心とする木星、海王星のグランドトラインもまだまだ効力の範囲内ですから、今週は地象の正三角形に加えて水象の正三角形と、二つの正三角形を持つ配置ということになります。もしこれが個人のホロスコープだとすると、超楽観的な、悪気が全くない素直な人…になるでしょう。

とはいえ、今週の星は侮れない伏兵がいます。それは…ひとつには、12日(木)午後6時59分の太陽と冥王星のオポジション(180°)。もうひとつは…13日(金)の新月にともなう日食です。冥王星は地下に埋もれた目に見えにくい問題を、日食は潜在意識に深く関わりがありますから、すぐに表には出ないような形で、社会情勢に秘かなジャブが入る…。こんな動きがどこかで始まるのかもしれません。この日食は部分日食が南極周辺で起きる程度ですが、まずは太陽と冥王星の度数が蟹座と山羊座の20度。日食の度数もやはり蟹座の20度です。このあたりに重要なポイントを持つ方はマークしておいたほうがいいでしょう。

星のイベント満載の週ですが、不安なところばかりに気を取られずに、生かすものはしっかり生かして、あなたの人生のポイントにして下さい。基本的には二つのグランドトラインに支配されてこの潮流がスムーズに進む、こんな一週間となるでしょう。

JUL 9 2018

瑛利奈

(C)ELINA

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。