土星か?海王星か?どっち取る?

6/13~6/19

太陽が双子座の第3デークへ入り、日本列島は各地で遅い梅雨入りの模様です。メディアでは、国際情勢よりも給付金詐欺や岸田総理の投資のススメ、日銀黑田総裁の「値上げ許容」発言など、また、別な意味では「都民割り」のようなお金に関係のある話題が多くなっているようです。これも…金銭を表すサイン、牡牛座に星たちが集まっているためかもしれません。

週明けの13日(月)は…午前0時1分に蠍座の25度の月が海王星とトライン(120°)から始まり、午前7時31分には月は射手座へ移動。午後4時25分に月は幸運の惑星=木星とトライン(120°)の好調座相を作って、概ね安定の一日です。

14日(火)午前0時26分、水星が双子座へ再び双子座へと入場します。というのは…今年の4月30日に水星は一度は双子座へ入ったのですが、5月10日に双子座の4度から逆行し始めたのでした。その後、水星は牡牛座の26度まで戻って、ようやく14日、双子座の0度の境界線をくぐることになります。これにより、最近のトレンドとなっていた金銭の話題も過去のものとなり、双子座のテーマへと変わっていくものと思われます。双子座のテーマといえば、旅行ですが、県民割り、都民割りから始まって、次は海外旅行や、海外からの旅行者のニュースが多くなってくるでしょう。来週には金星も双子座へ移動しますから、さらにこの流れは加速するはずです。また、14日(火)は満月の日です。午後8時51分、月は太陽とオポジション(180°)に。これまでの流れが総括されて、当面の答えが出る日です。

15日(水)、満月を過ぎて、月は減光期に入ります。新月から満月までの期間は万物が成長する時です。14日の満月を境にこの傾向は反転します。庭の植物が生い茂るペースも少し弱まるかもしれません。満月から次の新月までは雑草を取ったり、木を小さくしたい場合は剪定するチャンスです。髪の毛をショートに纏めたい方にもカットに最適なタイミングです。午前11時47分には金星が小惑星=パラスとコンジャンクション(0°)に。金星もパラスも「美」を司る天体なので、今後の美容やファッション、インテリアなど、理想のデザインを考えるにはベストな日です。月のアスペクト(星同士の関係)はマイナーなものばかり。午後11時16分には火星がキローンと合(0°)になります。キローンは先週も触れましたが、ヒーラーであり、医者ですから、火星というアクションを表す惑星が象徴する人間の肉体に対して、今後どのようにボディを作っていったらいいか?そして、健康を管理するべきか?こちらもスケジュールを考えるのにいい日です。

16日(木)は今週の中で唯一、太陽が惑星と重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)を作る日です。しかも二つも。午後4時13分、双子座の25度で太陽が土星とトライン(120°)を形成します。これは…現実的な安定を意味します。世界情勢も政治体制も、当分の間、現状維持ということになりそうです。もしも転職や新たな改革を考えている方がいたら、「いまあなたが感じていることが当面の答えだ」という意味です。午後10時41分、太陽は海王星とスクエア(90°)を作ります。これは…残念ながら、「理想は潰える」という意味です。足下をよく見ながら、現実的選択をするしかなさそうです。

17日(金)は…午前3時41分に山羊座の月が冥王星と合(0°)に。これにより、前日から続く現状確認の最終段階が終わります。午前6時43分に月は水瓶座へ。水瓶座の月は午前11時29分には水星とトライン(120°)、午後4時27分には木星とセキスタイル(60°)を作ります。現状をしっかり把握したあと、少しずつ前に進む準備が整い始めます。午後6時8分、天王星が小惑星=ジュノーとセキスタイル(60°)を形成。動く前に反対意見をよく聞きながら、法律や条例をよく学んでおいたほうがよさそうです。

18日(土)は月と小惑星=パラスのアスペクト(星同士の関係)しかありません。月は天王星、火星、金星、土星との絡みがありますが、ポジティブなものは戦いを表す火星とのセキスタイル(60°)のみです。週末ではありますが、各所にゴタゴタがあり、あまり楽しい一日とはいえないようです。

19日(日)午前6時31分、愛の星=金星が土星とスクエア(90°)を作ります。金星の度数は牡牛座の25度5分、土星は水瓶座の25度5分です。牡牛座、水瓶座など、フィックスドサインの第3デークに重要な星を持つ方は愛の壁を感じて、心が挫けるかもしれません。何故なら、愛の星=金星にスクエア(90°)で働きかける土星は結論を急ぎたがるからです。しかも、土星は終了という形で愛のゴールを作りたがる天体です。午後1時5分、今度は愛の星=金星が海王星とセキスタイル(60°)を形成。海王星は愛の星=金星に「大切なのは信じることだよ!」とエールを送ります。海王星は遠い惑星ですが、夢とビジョンを与えてくれます。ただ、海王星には土星のような「期限」という概念はありません。そうなると、選択すべきは「タイムリミット」を儲けるかどうか?ということになりますね。あなたが「タイム・イズ・マネー」と考える人なのかどうか?また、愛や努力に見返りを求める人なのかどうか?それによって、土星の声に従うか?海王星に夢を託すか?二つの選択がある…ということです。

現在太陽系の土星の度数は水瓶座の25度。海王星は魚座の25度にあります。この二つの外惑星が太陽に対しては土星がトライン(120°)で好調、海王星はスクエア(90°)で不調。愛の星=金星に対しては土星がスクエア(90°)で不調で海王星はセキスタイル(60°)で好調…という土星と海王星の二つの惑星が違う角度から、それぞれ個別の問題に対してアプローチをかけている…という状態になっています。あなたはどちらの声を聞くのでしょうか…?どちらを選択しても個人の自由ですが、占星学的なアドバイスをすると…土星と海王星はそれぞれまったく違う性質を持っています。従って、「両方取る」とか、「両方とも立てる」などの曖昧な選択は、結果的に最も不利になるはずです。日によって「行きつ戻りつ」もオススメできません。問題ごとに切り分けて、矛盾のないように、整合性をとって、あなた独自の答えを出していくことをオススメします。

JUN 13 2022

瑛利奈

(C)ELINA

パラスのアラート、天王星&金星の合

6/6~6/12

週明けの6日、気象庁により「関東甲信が梅雨入りしたとみられる」との発表がありました。しかし、「九州から東海にかけての地域では、梅雨入りは平年よりも遅れる予想」だそうです。何かと例年の常識が覆される2022年です。先週は…コロナ持続化給付金をめぐる詐欺事件の話題がメディアを騒がせていましたが…。今週の星は…目を引くような危険な動きはありませんが、一気に駆け抜けてきた世界情勢も、そろそろ頭を冷やして、調整していく必要を感じさせます。

6日(月)…午前中、獅子座の月が土星、水星とスクエア(90°)、併せてT字スクエアに。これまでの流れの問題点を浮き彫りにしていきます。その後、午後3時21分に月は乙女座へ移動します。一日を通じて、重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はありませんが、午後5時44分の太陽とキローンのセキスタイル(60°)と、午後6時43分の天王星と小惑星=パラスのコンジャンクション(0°)の二つのアスペクト(星同士の関係)が未来を予見させるような気がします。前者、キローンは…小さな彗星ではありますが…預言者とか、ヒーラーといわれる、見識の高い高いです。後者の小惑星=パラスも非常に知的な調整者です。これら二つのとても感度の高いスイッチのような天体がひとつは太陽にセキスタイル(60°)という友人のような位置から働きかけ、もうひとつは時代の変革者である天王星と合(0°)を作る…。これは…もしかしたら、時代の転換点ともなる新たな気付きの一日になるかもしれません。

最近の時の人といえば、ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領です。この二人のホロスコープの中で、キローンと小惑星=パラスはどんな位置を占めているか、興味があったので観てみました。さすがにプーチンの方はキローンもパラスもダメダメでした。言葉で表せば…「良心の声を聞こうともしない、野心に取り憑かれた妄執の人」とでもいう感じです。ゼレンスキー大統領の方は…さすがに小惑星=パラスは太陽、金星とセキスタイル(60°)、火星ともワイドですが悪くない…本当の意味で賢い人のようです。小惑星=パラスはユーモアのセンスも表すようですが、「さすがにゼレンスキーさんは元コメディアンだけあるな」と私は見当違いに感心しました。

7日(火)も乙女座の月が続き、午後11時48分、半月です。時間が前後しますが、午後6時35分、今度は太陽が天王星とセミセキスタイル(30°)を形成。マイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)ではありますが、やはり未来の方向に若干修正が加わることになりそうです。

8日(水)は太陽と小惑星=パラスがセミセキスタイル(30°)に。すでにパラスと天王星は合(0°)を作っていますから、当然のことながら順番にこうなります。乙女座の月は時間を追って、小惑星=パラス、水星、冥王星とトライン(120°)の好調座相を形成していきます。新たな考え方を採り入れて、これまでの流れを改善していこうという動きが加速します。実りある一日になりそうです。

9日(木)、午前0時22分、月は天秤座へ。午前には牡羊座の木星と、午後には火星とオポジション(180°)を作って、騒がしい一日に。議論が空転する暗示です。新しいテーマを発表するにはあまり望ましくない日です。

10日(金)になると天秤座の月がようやく双子座の太陽とトライン(120°)の調和座相を作ります。午後9時27分には水瓶座の土星とトライン(120°)に。前日のドサクサから何とか軌道を逸しないで済みそうです。

11日(土)午前5時40分、月は蠍座へ入ります。蠍座といえば、バイデン大統領がいますが、今日は何か発言があるかも…。午前6時21分、水星が冥王星とトライン(120°)で調和します。週明けから出てきていた今後の方針転換がさらに具体的になるかもしれません。

12日(日)午前7時57分、牡牛座の金星が天王星とコンジャンクション(0°)を形成します。これは年に一度の出来事です。2021年は4月23日、2020年は3月9日に金星、天王星のコンジャンクション(0°)はできています。過去の出来事を参考にすると、昨年、一昨年ともに株が暴落しています。ただ、2020年は「ドル円が101円に届く」という騒ぎで円高株安でしたが。最近世界的に物流が滞っていますが、それに追い打ちをかけるような何かが起きる可能性もありますね。

今週は時代の転換点となる天王星の動きが目立つ一週間です。目立つといえば、小惑星=パラスも活発に惑星たちと関わっています。パラスを始め4つ小惑星は…サイズこそ小さいですが、アスペクト(星同士の関係)を作る相手が大きな惑星の場合、数学でいう「係数」のように結果に大きな変動が出ます。小惑星=パラスは「気づき」の星です。これまで執念や思い込みで動いてきた世界情勢に新たな気づきをもたらすため、小惑星=パラスはアラートを点灯しているのだと思います。

JUN 6 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

新月。再スタートの週

5/30~6/5

先週、5月22~24日にはバイデン氏訪日がありました。その後、ウクライナ情勢としてはロシアがウクライナ東部の要衝、セベロドネツクをめぐって攻勢を強めてきて、ウクライナは苦戦しています。国内では、岸田総理が二年ぶりに外国人観光客受け入れを再開すると発表しました。そんななか今週の星の動きは…重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は何ひとつなく、淡々とした動きに。双子座の太陽は多くを語らない様子で、第二デークへと度を深めていきます。

30日(月)は午前2時22分から月は双子座へ。月は調和座相が多く、概ね流れは順調。午後8時30分には月は太陽と合(0°)になり、新月です。これにより、5月1日の日食、16日の月食が引きずる不吉な流れが完全にリセットされることになります。さあ、ここから新たなスタートです!

31日(火)には月は双子座の第二デークへ入りますが、太陽を始め、太陽系の8つの惑星との主要なアスペクト(星同士の関係)は皆無です。これからの方向を予見させる要素はなく、日常的なレベルで物事が動いていきそうです。ハプニングは少ないわけですから、これまでに準備してきたことを遂行するにはいい日取りかもしれません。

6月1日(水)も同じような流れです。ただ、前日よりは少し動きがあるかも。午前3時33分、牡牛座の3度まできた愛の星=金星が牡羊座の3度にいる木星とセミセキスタイル(30°)を作ります。これは…マイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)ですが、金星と木星というラッキーな星同士の組み合わせですから、今後の「幸運のゴール」を想定して、「種蒔き」をしていくといいでしょう。午前7時2分には土星と海王星がセミセキスタイル(30°)を形成します。土星は現実的で具体的、もうひとつの海王星は雲を掴むような夢想的な惑星です。まったく異質な惑星同士の関わりですが、土星が海王星の持つ幻想やビジョンにリアルな分析を加えるようなアスペクト(星同士の関係)です。つまり、夢への最初のステップはどこにあるか?検証するような効果があるはずです。そうすると、6月1日は「今後の設計図を考える日」…とでもいったらいいかもしれません。まずは、自分の心の中にある想いを見定めて、ロードマップ作りをすることですね。

2日(木)…前日の午後2時48分から月は蟹座です。午前0時23分、月は愛の星=金星とセキスタイル(60°)に。午前2時30分に月は火星とスクエア(90°)を作ります。愛情問題や感情問題がテーマになる日です。セレス、ジュノーといった愛や家庭に関係の深い小惑星たちが何度も顔を出してきます。愛情表現はもとより、日頃の鬱憤(うっぷん)を吐き出したい気持ちが高まりそうです。こういったテーマで話を持ちかけられたら、デリケートな対応が必要でしょう。

3日(金)は…蟹座の月が深夜から天王星、サウスノード(ドラゴンテイル)、その後、夕方には海王星、水星といずれも好調座相を形成していきます。午後5時にはこれまで逆行していた水星が牡牛座の26度で順行へと向きを変えます。いろいろな物事が決まったり、答えが出るなど、一週間分の仕事が捗(はかど)りそうな一日です。

4日(土)は…午前0時14分に月が冥王星とオポジション(180°)を作ったあと、午後3時37分に月は獅子座へと入場していきます。午前6時18分、愛の星=金星が火星とセミセキスタイル(30°)を形成。金星は女性、火星は男性を表しますから、恋愛がテーマになる日ではあります。しかし、アスペクト(星同士の関係)がセミセキスタイル(30°)と消極的なので、大きな方向が見えるかどうか?はその人の星次第でしょう。人によっては膠着状態になる場合もあるかもしれません。午後12時8分に向けて、月が木星とトライン(120°)を作って、幸運な時間帯に。その後、午後7時15分には月は火星とトライン(120°)…行動のチャンスです。これらの星の動きを上手く捉えれば、恋愛にある程度の進展は期待できるはずです。

5日(日)午前6時46分、これまで順行していた土星が水瓶座の25度で逆行し始めます。せっかく日食の期間が終わり喜んでいた矢先なので、この土星の非協力的な態度に「くぅ~」という感じですね。土星の逆行は今年(2022年)の10月23日まで続きます。今後の土星逆行の期間は…逆転の発想で、これまで良くなかったことや失敗したことなどをもう一度見直し、取り戻す期間と考えるといいでしょう。このところ、急速に前に進んできた時代の流れも、あたかも時を戻すかのように過去の時代が戻って来たように感じることもあります。時の流れも時々足下を見直しながら、調整期間に入るのです。次の時代のテーマを念頭に置いて、やり残したことを消化したり、積み残した荷物などを回収していくことです。

今週は…短期的には水星の順行で仕事が助けられ、長期的には土星の逆行により、現在の進捗状況を見直しながらテコ入れ…。加えて、ようやく日食の呪縛から解放される週でもあります。猛暑のシーズンを前にして、私達も馬力を上げていく用意をしなければなりませんね。

MAY 30 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

双子座の太陽は順調に

5/23~5/29

5月16日の月食を経て、今週の星の動きは概ね順調です。21日から双子座に入った太陽は、もう凶星たちに脅かされる心配はありません。

23日(月)午前0時49分、月は魚座へ入場。魚座の月を入れて、太陽、水星、火星、海王星と、太陽系の10個の天体のなか、5個までがミュータブルサイン(双子座と魚座)中という最近では珍しいフォーメーションとなっています。ミュータブルサイン=変移サインは柔軟宮とも呼ばれて、流動的で変化しやすい性質を持つサインですから、情況は日々変わりやすいのです。午前10時14分、5月10日から逆行に入った水星が、双子座から牡牛座へとサインを跨いで戻っていきます。その後、午後8時4分、太陽が幸運の惑星=木星とトライン(120°)という調和座相を作ります。これは3月5日にできた太陽と木星のコンジャンクション(0°)に次ぐ幸運なアスペクト(星同士の関係)です。「23日はラッキーな日」ということです。もっと前にみなさんにお伝えしておけばよかったですね。失礼いたしました。いいニュースが多い一日になります。ちょうどバイデン米大統領が日本を訪問していますが、バイデンさんも占星学で観たのかもしれませんね。(笑)

24日(火)も引き続き順調な一日です。午後12時16分、逆行中の水星が火星とセキスタイル(60°)を形成。その後、午後8時5分、金星が土星とセキスタイル(60°)に。現実を把握しながら、しっかりとした足取りで前に進むことができる日です。ただ、午後4時53分、月はドラゴンテイルとトライン(120°)を作って、その後海王星と合(0°)に。また、小惑星=ベスタがこの日から魚座へ入場します。これらを総合して考えると、メンタル的には弱腰、内向的になりやすい傾向も。確定的な答えは出さない方が無難かもしれません。

25日(水)は午前6時39分には月が牡羊座へ入り、午前8時17分には火星が牡羊座へ入場します。月のサイクルは29日と短いので、さほど問題はないのですが、火星の公転周期は約2年2ヶ月。こちらの方は今後の情勢にかなり大きな影響があると思われます。ロシアがウクライナ侵攻を始めた2月24日には火星は山羊座の22度でした。それ以来、初めての火象サインの火星です。しかも、牡羊座は火星の本来の座で、火星が最も好戦的になる位置です。ウクライナ情勢は、ロシアの攻撃がより激しさを増してくる可能性があります。また、プーチン大統領は太陽が天秤座ですから、牡羊座の火星はさらにプーチン氏のイライラを増大させかねないでしょう。火星は今後三週間くらいかけて、プーチン大統領の太陽にオポジション(180°)の位置へと移動してきます。6月12日あたりがプーチン大統領の怒りがマックスの日になりますね。

26日(木)は水星が冥王星とトライン(120°)を作ります。水星が逆行しながら、過去のおさらいをするような感じです。前に同じアスペクト(星同士の関係)ができたのは4月28日です。その日に明らかになった問題に関して、さらに新事実が書き加えられるでしょう。

27日(金)…午前中は順調な星の配置が続きます。午後3時22分に月が牡牛座へ移動。その直後の午後3時28分、金星が冥王星とスクエア(90°)を形成。今週唯一の重要な惑星同士の凶座相です。しかし、片方が金星というベネフィックス(吉星)なので、さほど凶悪な出来事が起きるとは思えませんが、モラルに反した事件や偽証、汚職などの問題は出てきそうです。プライベートでは不倫の誘惑に注意が必要です。すでに不倫に手を染めている人は、さらにもう一歩深まるチャンスでもあります。このことは多分…バレないでしょう。

28日(土)は牡牛座へ惑星たちが集まる日です。月は前日から牡牛座ですが、午後10時50分、月が天王星とコンジャンクション(0°)を形成します。これは…私達の心理にアラームが点灯したような影響を与えるアスペクト(星同士の関係)です。未知への冒険に誘われる人も…。午後11時45分、金星は牡牛座へ入場します。これにより、牡牛座の天体は金星、天王星、月、水星と、計4個になります。これに山羊座の冥王星を加えると、地象サインが5個と太陽系の天体の半数を占めることになります。今年は年初から山羊座で金星逆行が起き、長い山羊座の金星の期間が続きました。これにより愛に異変を感じた方も多いかもしれません。28日からその時の衝動がもう一度、蘇ってくる可能性もありますね。

29日(日)になって…少し不穏な星の動きに変わります。午後4時50分、月が土星とスクエア(90°)に。その後、午後7時30分、牡羊座で火星が木星とコンジャンクション(0°)を作ります。激しく何かが燃えさかる暗示です。ウクライナ情勢を始め、世界の軍事化が進む可能性も。何事もやり過ぎになる日ですから、プライベートでは暴飲暴食やお金の使いすぎに気をつたほうがいいでしょう。

今週は順調な一週間でしたが、週末になってちょっと波瀾の兆し…といった感じです。

MAY 23 2022

瑛利奈

(C)ELINA

フラワームーンは皆既月食

5/16~5/22

先週はロシアの独ソ戦戦勝記念日から始まって、15日は沖縄返還の50周年の記念日。過去の戦争の歴史を振り返ることが多い週でした。日本では梅雨前線の影響で雨が多く、お天気は荒れ模様でした。また11日、木星は牡羊座への12日(木)の星の動きに私は「現在日本で注目されている知床観光船事故や道志村の女児行方不明事件などは何かが明らかになるかもしれません」と書きましたが、本当にそのようになりましたね。

今週は…週明け早々、16日(月)午後1時過ぎ、地球は皆既月食となります。5月の満月はフラワームーンと呼ばれ、草木を育てる恵みをもたらしますが、今回の満月は…5月1日の部分日食を引き引き継ぐ皆既日食で、ブラッドムーン…。下の写真のように「血の月」といわれる不吉なものです。いわば「Flower Blood Moon」です。下の図を見ると、今回の皆既月食は大西洋を中心にして起きています。まさにNATO(北大西洋条約機)が「今回の主役ですよ!」と宣言しているかのようです。この月食の影響は今後長く尾を引くものと思われます。

17日(火)は…前日の16日に数多くのアスペクト(星同士の関係)が見られたのに反して、太陽系の動きは閑散としています。太陽のアスペクト(星同士の関係)はもとよりありませんが、月と惑星のメジャーアスペクト(一義的な星同士の関係)も午前2時18分の月と水星のオポジション(180°)のみです。月は前日の夜半から射手座、一日を通じて若い度数で、多くの新しいトライ&エラー的な動きが観られるかもしれません。

18日(水)の動きは打って変わって、重厚です。午前0時38分、水瓶座の土星と魚座の海王星がセミセキスタイル(30°)を作ります。太陽系のかなり外側の動きですので、みなさんの中でこれを体感することはほぼないと思いますが、度数は土星は=水瓶座の24度58分、海王星は=魚座の24度58分です。午後3時32分、海王星に対して火星がコンジャンクション(0°)になってきます。火星と海王星は魔術のアスペクト(星同士の関係)ですが、トリックや中毒という意味もあります。また、海王星は海洋を司りますから、「海」がキーワードになります。ウクライナ情勢では黒海、知床観光船事故ではオホーツク海や根室海峡などが注目されることになります。そうでした!…16日の皆既月食から考えると「北大西洋」ですね。18日は午後9時1分から月は山羊座へ入ります。

19日(木)は…太陽系の主役、太陽が重要なアスペクト(星同士の関係)を作ります。午後9時10分の太陽と冥王星のトライン(120°)です。太陽の度数は牡牛座の28度30分、一方の冥王星は山羊座の28度30です。これが牡牛座の太陽にとって最後のアスペクト(星同士の関係)になります。しかし、冥王星は悉(ことごと)く消去したり、ひっくり返したりするアウトロー的な準惑星です。牡牛座へ入ってから太陽が汗水垂らして作ってきた数々のアスペクト(星同士の関係)をこれで最後にひっくり返してしまうのでしょうか?これを機会に世界情勢や私達を取り巻く雰囲気が大きく変わることになるでしょう。

20日(金)、月のアスペクト(星同士の関係)は概ね良好です。午前10時32分、水星が木星とセキスタイル(60°)を形成。話し合いが順調に進む日です。ただ、午後7時23分に月が前日太陽とアスペクト(星同士の関係)を組んだ冥王星と合(0°)を作りますが、その後、午後8時59分に月は太陽とトライン(120°)を作るので、着地は安定するでしょう。午後9時52分に月は水瓶座へとサインを変えます。

21日(土)午前10時22分、太陽が双子座へ入場します。これからは主役が牡牛座さんから双子座さんへと交替する暗示です。双子座といえば、ウクライナのゼレンスキー大統領がいますが、再度全面に出てくることになるのかもしれませんね。ウクライナ情勢でいうと、地上戦から情報戦へ再度変わってくるのでしょう。「空中戦」という解釈もありますが、そうなると第三次大戦の入口になるので…考えるのも怖ろしいです。話を戻しますが、この日を機会に双子座さんのみならず、天秤座さん、水瓶座さんも活躍しやすい期間になります。

22日(日)…太陽が双子座へ入って二日目。午前4時17分、水星が太陽と合(0°)に。これは…一見よさそうに見えますが、水星にとっては迷惑なアスペクト(星同士の関係)です。何故なら、太陽がまぶしすぎて、水星の活動が霞んでしまうからです。思考の繊細さが失われたりします。午前11時40分、月が愛の星=金星とセキスタイル(60°)に。楽しい休日になりそうです。その後、日没近くなってから月は相次いで、土星、火星、冥王星という凶星たちとアスペクト(星同士の関係)を持ち、のどかな気分が水を差されることに。週明けの重責の覚悟を感じながら、一日が終わることになります。

皆既月食から始まる一週間…。あまり気を許すことができない流れですが、今後の方向性を探るにはいい時期かもしれません。これからの世界は流動的です。固定観念に囚われずにアンテナを研ぎ澄ましていくと、チャンスをキャッチできるかもしれませんね。

MAY 16 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

11日、木星は牡羊座へ

5/9~5/15

5月9日は…旧ソビエトがナチス・ドイツに勝利した「戦勝記念日」ということで、モスクワ赤の広場でのプーチン大統領の演説に世界の注目が集まっていました。しかし、英国防相が予想したような戦争宣言もなく、なんとなく湿っぽい演説になったように私は感じました。第二次世界大戦の独ソ戦でのロシア(旧ソビエト)の死者数が民間人も含めて2100万人のぼることを、私は実は…今日初めて知りました。これまでは漠然と第二次世界大戦の死者数は日本がいちばん多いのだろうと思っていたのでした。資料によると、日本人の死者数は232万人だったようです。ドイツ人の死者は685万人…。我ながら無知だったことに驚きました。だからといって、ナチスドイツに恨みを持つプーチンに共感するようなことは断じてありませんが、現在のウクライナ人の方々に哀悼の意を表したいのと同じように、かつて第二次世界大戦で被害者だったロシア人の方々にも哀悼の意を表したいと思います。

9日(月)は獅子座の半月です。午前2時41分、獅子座の月は天王星とスクエア(90°)、午後9時38分には土星とオポジション(180°)に。月のアスペクト(星同士の関係)は主要な惑星との調和はまったくなく、あまりいい日ではありません。涙をこらえながら、「いつかやり返してやるぞ!」と、心に誓うような星の配置です。決してウクライナ情勢だけではなく、これを世界各地で同じように感じる一日です。フィリピンでは大統領選の投票日だそうですが、やはり同じような気持ちでしょう。

10日(火)も主要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、月のメジャーアスペクト(第一義的な星同士の関係)は水星とのスクエア(90°)のみです。これでは、連休中に溜まった仕事も捗(はかど)りそうにないですね。午後8時47分には水星が逆行し始めます。度数は双子座の4度57分です。この日からしばらく(水星が順行するまで)、契約事、入籍などはやり直しになる暗示です。

11日(水)午前8時21分、昨年(2021年)12月29日から魚座を通過していた木星が牡羊座へとサインを変えます。木星は干支と同じに12年周期なので、ひとサインに一年は留まるのが普通ですが、今回の魚座の木星は超特急で魚座を抜けていきます。秋にはまた一時期戻って来ますが…。ただ、木星の効果は長く留まってくれればいいというものでもありません。速度が速ければ、それだけ効力も強いと考えてください。野球など球技のボールのようなイメージです。今回の魚座の木星は剛速球だったということですね。11日(水)朝からは、木星は牡羊座です。魚座さんに代わってこれからは牡羊座さんが木星の恩恵を受けることになります。また、世界も様変わりしてくると思いますが、ただ…牡羊座は戦いの星=火星が支配しているサインです。火星といえば「軍事」、この影響で世界が軍事色を帯びて来るのはイヤですね。

12日(木)は吉凶混交の一日です。午前中は午前5時52分に木星と天王星がセミスクエア(45°)という金銭トラブルのアスペクト(星同士の関係)を形成。アメリカのバイデン大統領はウクライナ支援強化のため総額330億ドル(4兆3000億円)の補正予算を議会に提出したそうですが、この件も議論が紛糾するのでしょうか。午前6時16分には月が海王星とオポジション(180°)を、午後4時1分には月が木星とオポジション(180°)を作ります。これらを総合して、11日~12日にかけて、投資や大きな買い物など、お金に纏(まつ)わる話し合いは…希望的な憶測による判断や誤算が多く、タブーといえましょう。その他、午後12時59分には月が冥王星とトライン(120°)を形成して、情勢が逆転する暗示が。現在日本で注目されている知床観光船事故や道志村の女児行方不明事件などは何かが明らかになるかもしれません。

13日(金)は…13日の金曜日のせいではないでしょうが、すべてネガティブなアスペクト(星同士の関係)ばかりの日です。しかも、午後12時49分の月と金星のオポジション(180°)以外はすべてマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)です。何事もグズつきそう。小さなトラブルでいっぱいで、イライラしてしまいそうな一日です。即決したい問題は持ち出さない方が得策でしょう。

14日(土)、月は天秤座の後半へ。午前10時53分、月は水瓶座の土星とトライン(120°)と、好調座相を作りますが、相手が土星だけに厳しい現実を前にして、スローダウンせざるを得ない状態です。午後2時19分の月と自己犠牲の小惑星=ベスタのトライン(120°)も併せて考えると、重い責任を覚悟で決断しなければならないのかもしれません。のちの支払いが肩の上に重くのしかかる日です。午後7時33分から月は蠍座へ入ります。

15日(日)は…午前8時30分、火星がサウスノード(ドラゴンテイル)とトライン(120°)を形成。その後、午後4時7分になると、癒やしの小惑星=セレスが蟹座へ入ります。午後9時12分には金星が予言者の彗星キローンと合(0°)に。総合して考えると、世界に静けさが戻ってくるような感じがします。10日(火)の運勢に書いた「世界が軍事色を帯びて来る」のとは裏腹に軍事よりも弱者の立場を尊重する動きが目立ってくるようです。ようやく静かな休日を過ごせるかもしれませんね。

今週はロシアの戦勝記念日から始まり、過去の戦争の歴史をちょっと調べてみましたが、いままで知らないことだらけだった自分に驚き、とても反省しました。現代の日本はデモクラシーの国で自由にものが言えるのかもしれませんが、イヤなことは知ろうとしない、語ろうとしない風潮があるように感じました。これを機会にこのような態度を変えていかないといけませんね。

MAY 9 2022

瑛利奈

(C)ELINA

後半、大きな動きが…

5/2~5/8

このところ、4月23日に起きた二つの事件で報道は持ちきりのようです。ひとつは…知床で起きた遊覧船事故。もうひとつは…山梨県道志村で人骨が発見された事件です。こちらはの2019年9月21日にキャンプ場で女児が行方不明になった事件の手がかりかと思われるものです。両方とも4月19日に起きた太陽と冥王星のスクエア(90°)のポイントに23日の月が合(0°)で重なったためかと思いますが、もう少し検証してみたいと思います。

5/2(月)…前日の部分日食をやり過ごして、月は牡牛座の第二デークへと入ります。重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、月のアスペクトは午前8時32′の土星とのスクエア(90°)を最後に、海王星、木星、冥王星、金星と次々、好調座相を形成していきます。連休の中日らしく穏やかな一日になるでしょう。

5/3(火)午前1時10分、これまで魚座を通過していた愛の星=金星が牡羊座へサインを変えます。金星が魚座にいたのは4月6日からですので、この日から約一ヶ月、魚座さんを始め、水象サインに太陽や金星を持つ方が恋愛運好調の時期でした。それが、5/3(火)から牡羊座さんへバトンタッチすることになります。もちろんこれからは獅子座さん、射手座さんにもラッキーな期間です。また、前日までは星の構成が火象サインゼロの状態で、淡々とした雰囲気だったのですが、金星が牡羊座へ入ることで、ちょっと盛り上がりが出てくるかと思います。しかし、このところ減少傾向を見せていた新型コロナウイルスの感染者数に関しては、増加へ変わることになるかもしれません。

5/4(水)は木星が魚座の28度で冥王星とセキスタイル(60°)を形成します。木星は…昨年(2021年)年末から魚座へ入場しましたが、早くも来週には魚座を去っていく予定です。これは…魚座の木星最後の魚座での大仕事といえるでしょう。木星は膨張拡大、そして楽観的な冒険の惑星です。冥王星という太陽系の果てにある極限を意味する準惑星を相手に、ひとつ冒険をしかけてやろうという効果になります。これをラストチャンスと捉えて、いまのうちにもう一勝負したい方は、絶対この機を逃すべきではありません。このアスペクト(星同士の関係)は午前7時33分に形成されますから、4日から動くのでは遅すぎます。これに気付いたら、できる限り早く手を打つべきです。多分、ウクライナ侵攻の当事者、プーチン大統領などは、先月から手ぐすねを引いて計画しているのではないでしょうか。5/4(水)は昨年の年末以来の流れのなかで、最後の賭けをしたい人にとって、ラストチャンスと考えるときでしょう。

5/5(木)は牡牛座の太陽が、すでに4年前から牡牛座にいる天王星とコンジャンクション(0°)を作ります。天王星は革命や予期せぬ出来事を意味する、かなり性格が荒く、主張の強い惑星です。牡牛座の14度まで度を進めてきた太陽が、この日の午後4時21分に天王星と重なります。これにより、時代の流れが大きく変わることになります。国によってその影響が異なりますが、日本にとっては金融、経済に大きな変化がありそうです。太陽と天王星のコンジャンクション(0°)は…太陽はきちんと365日周期で12サインを周回していますから、天王星の動きに合わせて、年に一回、このアスペクト(星同士の関係)は起きることになっています。昨年(2021年)は何か起きたか?調べてみたところ、地震が起きていますね。昨年は宮城県沖を震源とするマグニチュード6.8の地震が起きています。

5/6日(金)は蟹座の月が太陽とセキスタイル(60°)で、比較的安定した一日です。午前3時に双子座の水星が牡羊座の金星とセキスタイル(60°)を形成。めっちゃ若くて、元気のあるアスペクト(星同士の関係)ですね。みんなか若者のような気持ちになって、キュンキュンする一日です。サブカルチャーや音楽のイベントなども楽しいでしょう。

5/7(土)は大きな動きがありそうな一日です。牡牛座の太陽が火星とセキスタイル(60°)を作ったり、月が冥王星とオポジション(180°)、土星と義務を表す小惑星=ベスタの合(0°)など、重厚なアスペクト(星同士の関係)が続きます。ウクライナ問題を始めとして、世界的な軍事的な動きが加速しそうです。プライベートな場面では連休の終わりを意識するためか?「やるべきことは一挙にこなそう!」ということで、みなさんが活動的になるのではないでしょうか?みんなが行動的になり、お金の動きもそれなりにありそうな一日です。

5/8(日)は重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、調整日というかんじでしょうか。午後9時1分、獅子座の月が牡羊座の金星とトライン(120°)を作って、火のサインが持つ活気が戻る感じです。

今週は5/5(木)の太陽と天王星のコンジャンクション(0°)がメインイベントといえるでしょう。これまで我慢強く、それぞれの事情で堪えてきた世界の人々の不満が世界各地で爆発するかもしれません。度数は牡牛座の14度です。フィックスドサイン(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)の第二デークに重要な天体を持つ方は…あおりがあるかもしれません。天王星は電光石火(そういえばプーチンがこの言葉を使っていましたね)の行動を促す惑星です。天王星の影響を感じたら、「ちょっと立ち止まって冷静に考える」…この心がけを大切にするといいでしょう。

MAY 2 2022

瑛利奈

(C)ELINA

5月1日、部分日食

4/25~5/1

今週も…相変わらず惑星たちは牡牛座周辺に集まり、ほとんどハードなアスペクト(星同士の関係)を作りません。どころか…幸運な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)が目立ちます。しかし、世界情勢はロシアのウクライナ侵攻を始めとして、そこここで新たな力学で再構築されようとしています。今週の星の動きは一見順調なように見えて、裏では潮流を変えるような大きな力が働いているようです。

25日(月)は…水瓶座の月から始まります。午前7時36分、牡牛座の水星が海王星とセキスタイル(60°)を作り、私達に明るいビジョンへと誘います。今後実現したい、希望やゴールを見極めるにはいい日です。午後7時14分、月は魚座へ移動します。

26日(火)は…前日とは異なり、弱気な星の配置が目立ちます。午前5時44分、愛の星=金星が子育てを表す小惑星=セレスとスクエア(90°)に。午後12時38分には金星がノースノード(ドラゴンテイル)とトライン(120°)を作ります。守りの気持ちが強くなり、ついつい愚痴をこぼしてしまいそうな日です。夜になって、月と天王星のセキスタイル(60°)ができて、ようやく気分転換できそうです。

27日(水)は…午後2時11分に水星が木星とセキスタイル(60°)を作りますが、これを基本にして、前向きな分析や計画が進みそうです。魚座の第3デークまで度を深めた月が水星&木星のセキスタイル(60°)と平行して、魚座の金星、海王星、木星と次々コンジャンクション(0°)を作っていきます。今週のなかでは最もダイナミックな星の動きが見られる日です。今週は週末に日食を控えています。というより、みなさんにはGWのほうが重要ですね。27日(水)はフル稼働で、やりたいことを全部済ませておきましょう。

28日(木)は午前1時9分に月は牡羊座へ入ります。この日もふたつ、重要な惑星のアスペクト(星同士の関係)があります。ひとつは…午前4時11分、愛の星=金星が海王星とコンジャンクション(0°)を形成。たしかに清楚で美しいアスペクト(星同士の関係)ではありますが、ウクライナ情勢など、戦いの場では夢や理想に傾きすぎる側面があるでしょう。意味としては…愛の夢を見る…。手に入らないものへの憧れ…などです。午後9時4分、今度は水星が冥王星とトライン(120°)を形成します。何か新しい事実が明るみに出てくるでしょう。それは…現状を刷新するキッカケを与えてくれます。

29日(金)…暦の上ではこの日からGWです。重要な惑星同士の絡みはなく、中でもいちばん目立つのは…午後10時15分の牡羊座の月と土星のセキスタイル(60°)です。その他、月が義務を表す小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を作るなど、連休にもかかわらず、星は「ルーティンワークを疎かにするな!」と戒めているかのようです。引き締めの強い一日です。

30日(土)は大きな動きがある一日です。まず、午前3時35分、山羊座の28度で冥王星が逆行し始めます。冥王星が進行方向を変えるのは…昨年(2021年)の10月7日、順行に変わった以来、約半年ぶりです。翌日の部分日食と相まって、これが最近多くなってきている地殻変動を刺戟しないといいのですが…。その後、午後7時22分、知性の星=水星が双子座へ入場します。すべてがガラガラと書き改められていく暗示です。

5月1日(日)午前5時27分、部分日食です。これは…下図のように南極から南アメリカにかけて起こります。あいにく日本では観測できませんが、できれば、日食のような磁場の偏りの影響を受けたくないものです。しかし、日本はちょうどブラジルの裏側にあたりますから、少なからず影響はあるものと思われます。日食を占星学的にラッキーと捉える考え方も随所に見られますが、今抱えている問題を外的な磁力により、無理にこじ開けられるのは、決して快適ではないはずです。うっかりとネガティブな気持ちに身を委ねていると、突然の変化に弱いものです。問題を感じたらそれを放置せずに、前向きに対処する心構えを持っておくべきです。これを機会に世界が変わっていく可能性を秘めていますから。そうそう、日食の陰に隠れて、もうひとつ…超ラッキーなアスペクト(星同士の関係)があります。午前6時13分の愛の星=金星と幸運星=木星のコンジャンクション(0°)です。こちらの度数は魚座の27度です。幸運の女神が手を広げて待っているような意味合いです。前回の金星と木星のコンジャンクション(0°)は2021年の2月11日。15ヶ月ぶりの幸運な出来事なのです。前回は水瓶座の12度でしたから、前回の主役は水瓶座さん、今回は魚座さんということになります。毎回いうように「幸運の女神に後ろ髪はない」のです。5月1日の午前6時13分にこのアスペクト(星同士の関係)ができる前にしっかり準備して、できるだけ早く幸運へ向かってジャンプするといいでしょう。

APR 25 2022そ

瑛利奈

(C)ELINA

牡牛座=国土への執念

4/18~4/24

ウクライナ情勢は日に日に凄惨さを増してきました。しかし、13日に巡洋艦モスクワがウクライナのネプチューンミサイルによって沈没したとのニュースも。それに対してロシア軍が報復のため、一時は沈静化したキーフ周辺へのミサイル攻撃がまた始まったそうです。一方、マリウポリでは、5月9日の戦勝記念日に向けて、ロシアは攻撃をさらに強めてきました。そんななか、日本のマスコミは…ロシアには経済制裁はあまり効果がなくて、逆に日本が円安・株安・原油高のトリプル攻撃を受けていると強調する報道が多く、国民に「負」の感情ばかり煽っているような気がします。そろそろ牡羊座の太陽の季節も終盤にさしかかり、今週は前半は牡羊座の太陽、後半は牡牛座…と二分されます。

18日(月)は…水星、金星、天王星が縦横に関わって、ロマンチックな雰囲気を醸し出す一日です。午前10時8分、牡牛座の水星が魚座の金星とセキスタイル(60°)を形成。プラトニックラブのような感性が敏感になったり、胸がキュンキュンするアスペクト(星同士の関係)です。間に水星と天王星の合(0°)を挟んで、午後4時14分には…愛の星=金星がロマンス運をもたらす天王星とセキスタイル(60°)を作ります。これらの星の配置は…恋愛感情や未知の冒険などに期待する気持ちを高めてくれるでしょう。

19日(火)午前0時14分、牡羊座の太陽が山羊座の冥王星とスクエア(90°)を形成します。これまでの情勢や予想がひっくり返る暗示です。午前0時30分には月も土星とスクエア(90°)に。ロマンに満ちた前日の雰囲気が一転して、夜中から現実の厳しさを目の当たりにすることになります。しかし、その後、月は海王星や木星、冥王星と好調座相を組みますから、落ち込んだだけでは終わらない日です。反対に、あなたがこれまで形成不利な問題を抱えているとしたら、反撃するチャンスをものにできるかもしれません。

20日(水)午前11時24分、これまで牡羊座を通過していた太陽が牡牛座へ入場します。時の主役が牡羊座さんから牡牛座さんへと交替することになります。山羊座さんにとってもいいポジションを取るチャンスです。乙女座さんにとっては…心強いアドバイザーが現れる時です。ウクライナ情勢に関しては…天秤座のプーチンはすでに先月から追い込まれていましたが、水瓶座のゼレンスキー大統領にとっても苦しいヤマ場が続くことになります。

21日(木)は…午後になると、月は山羊座へ入場し、太陽系のフォーメーションは地のサインに10個中5個の星が集まる形となります。今年(2022年)の1月を思わせるような、地のサインに集中して、火のサインはゼロという形です。1月の時は山羊座に集中していましたが、今度は牡牛座です。牡牛座は12サイン中もっとも物質的な星座といわれており、「所有のハウス」と財産=大地を支配しています。となると、ウクライナ情勢においても「国土」に執着して、争う気持ちがさらに強まることは間違いないでしょう。

22日(金)もこの流れを継承しますが、月は天王星、金星と好調で、順調な一日となりそうです。

23日(土)…ひとによっては、そろそろGWの休暇に入っているかもしれませんね。午後3時過ぎまで山羊座の月ですが、月のアスペクト(星同士の関係)は好調です。午後8時56分、水瓶座の半月です。今週の問題の結果が出るタイミングです。

24日(日)も今週のなかでは重要な曲がり角に。午後10時49分、牡牛座の水星が土星とスクエア(90°)という不協和音のアスペクト(星同士の関係)を形成します。これは…頭から冷や水をかけられるような悲しい気持ちを引き起こすアスペクト(星同士の関係)です。現実の壁を感じて、世界は暗くなってしまうかもしれません。目先の数字に惑わされて落ち込んでしまわないことです。自分の駄目さが痛いほど分かる時ですが、自信を失って逃げずに、これを「修正ポイントが把握できた」と、受け止めることが大切です。まずは、第一関門をクリアしていきましょう!

APR 18 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

日食前の重要な時期

4/11~4/17

このところの星の配置は—下のホロスコープのように、その日の月を除いて、山羊座の28度の冥王星から牡牛座の12度の天王星まで、非常に狭い範囲に集まったまま、あまり動きがありません。日々、私達のもとへ届くウクライナ情勢はロシア軍の侵攻、大量虐殺のニュースがさらに悲惨さを増しています。発表によると、ウクライナの経済成長率は前年比マイナス45%とのこと。それだけではなく、ロシアへの経済制裁の影響は世界中に重く負担がのしかかっているようです。

そんななか、今週の星の配置は…前述のように一点に集中した形になっており、月を除いてお互いにオポジション(180°)はおろか、スクエア(90°)さえも、土星がノードと11日にスクエア(90°)を作るのみで、非常に変化が乏しい状態です。

11日(月)午前11時9分、3月27日に牡羊座へ入った水星が早くも牡牛座へ移動します。牡牛座といえば=フィックスドサイン、力の維持を意味するサインです。11日の月は同じくフィックスドサインの獅子座ですから、これにより、水瓶座の土星、火星、牡牛座の水星、天王星、それに獅子座の月を加えて、重要な10個の天体のうち5個までが力を表すフィックスドサインにテナントしていることになりました。ウクライナ情勢も双方の戦力に応じて押し合う状況になり、「力」によって物事が決定する時期に入ったといえるでしょう。

12日(火)になると月は獅子座の第3デークまで度数を深めます。12日午前8時、太陽と月はトライン(120°)の安定座相に。その他の月のアスペクト(星同士の関係)も多く、ダイナミックな動きが多い一日です。午後7時16分、月が火星とオポジション(180°)の激しいアスペクト(星同士の関係)を作って、状況がへ激化したあと、午後11時7分に月は乙女座へ抜けます。その後、午後11時42分、魚座で木星が海王星と合(0°)を作ります。木星は宗教、哲学を司る高邁な精神を司る惑星です。一方の海王星は慈悲と自己犠牲を表します。これにより、世界的に慈悲心や利他的な気持ちが高まって、スケールが大きな夢が私達を魅了します。人間性善説や理想主義が優勢になり、一時的に楽観主義へ傾くかもしれません。しかし、その後の展開について、注視していく姿勢が必要です。

13日(水)午前9時14分、今週唯一の重要なアスペクト(星同士の関係)、太陽と土星のセキスタイル(60°)が形成されます。太陽系のパワーの源太陽と、太陽系の警察ともいえる厳しい土星のアスペクト(星同士の関係)ですから、信頼に足るものです。今週になって模索していた懸案事項に現実的な答えが出ることになります。一日を通じて、具体的、実務的な流れが定まってくる、今週のなかでは見逃せない重要な一日になるでしょう。

14日(木)も悪くない日です。午前8時48分、太陽が木星とセミセキスタイル(30°)というマイナーアスペクトを作ります。マイナーアスペクトとはいえ、太陽と木星という最重要なメンバーですから、チェックすべきタイミングです。意味は「目標を定めて種蒔きをしなさい」です。幸運が向こうから舞い込んでくるほどのパワーはありませんが、自分で種から蒔いて、実りを刈り取る…腰を据えて努力する新たなプロジェクトを設定するにはいい時です。「でも夢がないんだもん」という方は、探せばきっとあなた自身が実現したいと思っていることが見つかるはずです。

15日(金)午後12時15分、3月6日から水瓶経入ってきていた火星が魚座へ入場します。これにより、パワーゲームを支えてきた一角が崩れることになります。また、水瓶座の火星に悩まされていた牡牛座さん、獅子座さん、蠍座さんにとって、いちばんシンドイ時期が終わりを告げるでしょう。ウクライナのゼレンスキー大統領などの水瓶座の方々にとっては肩の力が抜けると同時に、疲れが襲ってくるかもしれません。これを境に魚座さん(蟹座さん、蠍座さんも)が頑張る番!になります。ちなみにこの日は午前5時45分から月は天秤座です。

16日(土)は…ジュノー、ベスタ、セレスなど、小惑星が活躍する日です。とはいえ、勇ましく人権問題を主張するよりも、忍耐する必要性や疲労を労う必要など、持久戦を意識する時です。新型コロナウイルスとの戦いも持久戦との見通しが立つことも。

17日(日)午前3時54分、天秤座の26度の満月です。これまで、4月1日の新月から始まったサイクルがいよいよクライマックスに達するのです。これまでの計画も一応の見通しが立つなど、随所に結果が出てくるでしょう。また、今からみなさんにお伝えしておこうと思いますが、次の新月(5月1日)は日食です。次回の日食は部分日食ですが、日食後は続いて月食もあり…あとになって物事が無に帰したりする不吉な期間に入ります。ですから、日食前にやるべきことは思い残すことがないよう、今のうちにフルに動いてください。「迷うんだったら決断して、行動せよ!」…これが現在のメッセージです。

APR 11 2022

瑛利奈

(C)ELINA

ごぜ