14日夜半、水星も逆行へ

1/10~1/16

先週は日本でもオミクロン株の感染者が急増し、その数字は前の週の10倍から15倍という驚くような日が続きました。しかし、太陽系の配置は…相変わらず重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)は少なく、大きな流れの変化が起きる気配はありません。

10日(日)は成人の日ですが、各自治体では感染対策の上、分散して式典を行うようです。午前3時11分、月は牡羊座19度の半月。先週の新月から一週間が経ち、当面の折り返し点へ。しかし、月は山羊座の金星、太陽、冥王星などとのスクエア(90°)が多く、現在地を見極める日といったところです。

11日(火)は今週のなかでは珍しく、午後12時27分、太陽が海王星とセキスタイル(60°)の好調座相を形成します。ウィズコロナの中、これからの明るい見通しが出てくるでしょう。午後2時15分には「義務」や「自己犠牲」を表す小惑星=ベスタが山羊座へ入ります。ということは…小惑星=ベスタはここ2、3日涙の29度といわれる苦しい度数にいたわけで、しかも射手座というベスタには似つかわしくない自由奔放なサイン中でした。小惑星=ベスタとしては、自分を抑制せねばならないと感じつつ、もうひとつやり方が分からず、混乱してたのかもしれません。それが…11日から厳しい山羊座へと入場して、うまく「義務」や「自己犠牲」の役割を果たせるようになるのではないか?と思います。また、山羊座は「効率」を表すサインです。私達もコロナとの付き合いをしていく上で、「効率よく」、行動をコントロールしたいものです。

12日(水)午前6時43分、前日太陽と好調だった海王星に火星がスクエア(90°)の不調のアスペクト(星同士の関係)を作ります。これは…別に現在、太陽と火星の関係が悪いわけではないのです。太陽が山羊座の20度、火星が手座の20度と、ちょうど30度離れているので、海王星に対して、一方の太陽が好調だと、それを追いかけるように火星が不調になる…という状態なのです。火星と海王星のスクエア(90°)は中毒や詐欺などの不祥事の暗示です。作用としては…非常に意味深ですが、当事者にとっては、あまり意識の上に上らないという困った作用があります。度数は火星が射手座の20度、海王星が魚座の20度ですから、ミュータブルサイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)の20度前後に傷を持つホロスコープの方には注意が必要です。誕生日でいうと、6月11日前後、9月13日前後、12月12日前後、3月11日前後…年によって正確な度数は異なりますので、心配なら「瑛利奈の占星術チャートハウス」などで度数を調べてみるといいでしょう。

13日(木)は午後12時7分を境に午前中は牡牛座の月、午後は双子座です。これといって目立つ星のイベントが非常に少ない一日です。どちらかというと、午前中の方がいい仕事ができそうです。

14日(金)午後8時41分、水星がステーションして、逆行し始めます。度数は水瓶座の10度です。これ以降、水星逆行中は契約問題や重要な手続きはトラブルが起きやすくなります。もしも、あなたが重要案件を抱えているのなら、これを知った今から、できるだけ早く手続きを進めたほうがいいでしょう。14日の今日、「逆行前ならいいだろう」という判断はちょっと甘いかも。すでに水星はステーションを始めており、速度は極めて遅くなっているわけですから。

15日(土)午前6時21分、今度は子育ての小惑星=セレスが順行の体制になります。これまでは他の惑星の動静が忙しくて、セレスの動きに関してはあまり注意を払ってきませんでしたが、小惑星=セレスは昨年(2021年)10月9日から逆行を始めていました。小惑星=セレスは子育ての小惑星ですが、農業や牧畜など、動植物の育成などを司っている小惑星です。そういえば、昨年の秋以降、野菜が値上がりしたりしていたので、これからは農業も順調もなるかもしれませんね。ガーデニングやペットの世話などにも力が入る可能性も。

16日(日)は午前1時10分から月は蟹座です。午前8時30分に月が木星とトライン(120°)の好調座相を作ったり、星の動きは概ね順調。この日、午後11時50分、太陽が冥王星と合(0°)を作ります。冥王星は太陽系で最も外側にいる準惑星で、ラスボスのような位置にあります。当面の問題の最終結果が出る日といっていいかもしれません。これを契機に今後の方針や方向性が若干変わっていく可能性もあります。

今週もオミクロン株の動向をハラハラしながら見ていくことになるとは思いますが、星の動きは大きなイベントが少なく、むしろ停滞した印象がある一週間です。こんな時こそ、煽られないうちに自分のペースで仕事やプライベートなテーマなどに取り組みたいものです。まずは、寒さと雪、また乾燥などに気をつけて、この冬を乗り切ってくださいね。

JAN 10 2022

瑛利奈

(C)ELINA

三日の新月…ここからリセット

1/3~1/9

2021年、世界は…12月4日の皆既日食が尾を引きながら、オミクロン株の感染拡大の不安の中で暮れていきました。幸い日本は東京や大阪の感染者数を気にしつつも、まだなんとか持ちこたえているようです。

3日(月)午前3時33分、山羊座の新月。ここで皆既日食の影響を受けた不穏な月のサイクルがリセットされることになります。前日の2日に水瓶座へと入場した水星は午前8時43分に木星とセミセキスタイル(30°)を形成。これは…自ら種蒔きをして努力すれば成果が出るというアスペクト(星同士の関係)です。年初に際して、今年の努力目標を立てるといいでしょう。水星は知性の惑星、木星は学問研究ですから、今年学びたいテーマを決めて、いまからスタートすることです。創作活動や他人に教えることを念頭に置く場合もあるかもしれません。古い言葉で「一年の計は元旦にあり」といいますが、今年に限っては「三日スタート」がオススメです。

4日(火)は午前7時43分までは山羊座の月、それ以降、月は水瓶座です。水瓶座の月はノースノードや水星と好調。仕事始めの方にはいい初日になりそうです。

5日(水)…太陽など重要な惑星のアスペクト(星同士の関係)はひとつもない日です。午前3時43分、水瓶座の月は土星と合(0°)、午前9時44分には火星とセキスタイル(60°)を作ります。比較的順調な今週のなかでは、少し凶意が強い一日です。事件が多かったり、意見が纏まらなかったりすることが多いかもしれません。

6日(木)午前1時2分、愛の星=金星が海王星とセキスタイル(60°)に。献身的愛を表すアスペクト(星同士の関係)です。時刻が深夜ですから、この傾向は前日、いやもう少し前から始まっている場合もあります。午前9時16分、月が魚座へ入ります。魚座は海王星が支配するサインですから、「献身的」というキーワードはさらに強められることに。午前11時56分、月は魚座へ入ったばかりの木星と合(0°)を作ります。善意に満ちた美談やボランティア活動がテーマになる一日です。もしも、あなたが誰かに頼み事をしたければ、この日がチャンスです。あなたが断りたい立場なら、流されて引き受けてしまわないように、気をつけた方がいいでしょう。

7日(金)も楽しげな星の配置が続きます。愛の星=金星がクローズアップされて、愛情問題がテーマになります。もしも、あなたが嫉妬に苦しんでいるなら、その気持ちを相手にぶつけてみましょう。シリアスな話し合いは午後8時3分までに行ってください。それ以降はフェードアウトします。

8日(土)も重要な惑星のアスペクト(星同士の関係)は出てきません。午後2時25分に月は魚座から牡羊座へ変わります。心に重くのしかかった想いの調整がテーマになる一日です。安易に解決を求めてはいけません。一定の節度を守りながら、あまり自分自身を悲劇のヒーロー、ヒロインに仕立て上げないようにして下さい。本当にあなたのことを分かってくれるのは、あなた自身だけなのですから。

9日(日)…今週になって初めて太陽が多くのアスペクト(星同士の関係)を持つ、重要な一日です。午前4時36分、太陽は小惑星=パラスとセキスタイル(60°)に。小惑星=パラスは調整の小惑星ですから、副交感神経が活発になって、質のいい睡眠が取れそうです。と同時に、乱れた気持ちを整えてくれます。午前9時47分、山羊座の太陽が愛の星=金星と合(0°)を形成します。金星は前述の通り愛の惑星です。太陽は太陽系の中心となる光の源。つまり、愛の本質が明らかになる時です。誰かに告白したい方がいらっしゃったら、このタイミングを掴んでください。時刻が早すぎますか?それなら、前日から伏線を張っておくといいでしょう。あなたが告白した相手が目を覚ましたとき、愛に気付く…。こんな流れもあるかもしれません。特にラッキーなのは山羊座さんですが、牡牛座さん、乙女座さんにも恩恵があるでしょう。逆にオポジション(180°)になる蟹座さんの場合、自分が主人公となろうとせずに、相手を褒めたり、相手に花を持たせると効果的です。同時に、この日は行動の惑星=火星が2つのセミセキスタイル(30°)を作りますから、この日から日々の努力を怠らないようにするといいでしょう。

今週はひさびさ、平和そうな星の配置に満ちています。「追い込まれないとヤル気がしない」などといわないで、思いついたことをどんどん行動に移してくださいね。

JAN 3 2022

瑛利奈

(C)ELINA

魚座の木星が新年を祝う

12/27~1/2

先週は…オミクロン株が世界で猛威を振るい、クリスマスの最中、特に欧米では感染者が爆発的に増えています。また、「オミクロン株の脅威を見定めるには3~4週間の時間が必要」などといわれながら、すでに一ヶ月が経とうとしています。また、22日は冬至で、それぞれの国の運勢を表す冬至図が新たに書き換わる日でした。しかしながら、今回の冬至は11月19日の皆既月食、12月4日の日食がまだ影を落とす期間でもあり、いま、コロナ禍が小康状態の日本でも、まだまだ今後に懸念を持つ人は多いようです。

27日(月)は半月。午前1時23分から月は天秤座で、ノードや火星、土星と好調な一日です。午前6時28分、山羊座の水星が海王星とセキスタイル(60°)の好調座相を形成して、何事も好意的な判断が期待できそうです。

28日(火)重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。日没後、天秤座の月が第3デークに入ると、水星、金星、冥王星と時間を追ってスクエア(90°)の不調和座相を作っていきます。吉角は義務を表す小惑星=ベスタのみです。問題を重く受け止め過ぎる傾向がある一日です。視野を広く持てば、寛容な気持ちになれるはずです。仕事納めの方も多く、たしかに、プレッシャーを感じるのは仕方がないのかもしれません。

29日(水)午後1時9分、昨年(2020年)12月19日以来、水瓶座を通過していた木星が一年ぶりにサインを変えて、次の魚座へ移動します。木星は太陽系でいちばんの幸運星です。この日から幸運の女神の微笑みを一身に集めるヒーロー、ヒロインが水瓶座さんから魚座さんへ交替することになります。同時にいまの世界のトレンドも変わっていくはずです。これからは少し頭を柔らかくして、新しい風がどちらから吹くのか?今後のゴールもどんな方向に移動していくのか?観察してみるといいでしょう。ですが、今度の魚座の木星は非常に通過するスピードが速く、来年(2022年)の5月11日には牡羊座へ抜けてしまいます(その後、逆行もありますが)。木星の公転周期は12年ですから、ひとサインを通過するのに一年かけるのが一般的なのですが、今回は超特急です。しかし、私の経験では、ダラダラと停滞するよりもスピードが出ている時の方が木星の威力は大きいような気がします。そうなると、短期決戦で木星の恩恵を受け止めなければなりません。それには…前もって今回の魚座の木星に架ける願いをあらかじめ具体的に絞り込んでおいたほうがよさそうですね。流れに任せずに、しっかり計画を立てること、なかなか難しい一大プロジェクトになりそうですね。

30日(木)は火星が土星にセキスタイル(60°)を作ったり、水星が冥王星と合(0°)を形成するなど、惑星の動きが活発です。大きく物事が動く日です。しかし、火星と土星という太陽系の二大凶星が仲良くセキスタイル(60°)を作っていますから、安定した展開にはなるでしょう。計画が捗る一日、そして、もしかしたら、これまでの謎が解けるような、驚きの事実が解明されるかもしれません。

31日(金)は午前8時過ぎまでは…月は蠍座の第3デークにいます。この間の月のアスペクト(星同士の関係)は…ほぼ好調。しかし、午前8時8分、月は射手座へ。その後、魚座に入った木星に初めてアスペクト(星同士の関係)を組むのは…この射手座の月です。しかし、スクエア(90°)の凶角度です。幸運の女神の微笑みは、まだまだこわばっている感じです。午後9時50分、月は彗星、キローンとトライン(120°)に。新月前の糸のような月です。未来の指標も掴めず、ニューカマー=魚座の木星に幸運を祈るような気持ちで、2021年は暮れていくことになりそうです。

1日(土)…いよいよ2022年の元旦です。さすが、お正月だけあって、午後6時49分、太陽は天王星とトライン(120°)の好調座相を作ります。このアスペクト(星同士の関係)は私達に「新しい年は予想以上にいいことありそうかも!」と、いい予感を抱かせてくれるでしょう。これは現状改革のアスペクト(星同士の関係)でもあります。2021年は「SDG’s」という言葉がここかしこで踊っていましたが、2022年は持続するだけではなく、もっと強い意志を持って貫いていくべきなのかもしれません。元旦の星は射手座の月を先頭にして牡牛座の天王星まで、ズラズラっと星が連なっています。この傾向は2022年の5月までさらに強まって、3月~4月には端から端までがトライン(120°)よりもさらに狭く、105度くらいに集中していきます。世界情勢的に考えると、異なる信条を持っている人の間で、コミュニケーションがさらに難しい世の中になっていくのかもしれません。

2日(日)午前9時12分、山羊座へ入った月が魚座の木星に初めて好調座相を作ります。素晴らしい初夢が見られそうないいお正月ですね。午後4時9分、知性の星=水星は山羊座から水瓶座へと移動します。

今週は、29日に木星の魚座入場という大きなイベントがあります。魚座の木星で恩恵を受けるのはもちろん魚座さんですが、同時に蟹座さん、蠍座さんも幸運度がアップするでしょう。牡牛座さんや山羊座さんも手を伸ばせば幸運に手が届く位置です。反対に水瓶座さんにとっては木星の底上げがなくなる訳ですから、火の消えたようなフツーの日々が到来するでしょう。しかし、それば別に不運というわけではなく、昔はそれが普通だったのです。それを理解していれば、急に慌てることもなく、冷静に自分の道をマイペースで歩んでいけるでしょう。「いま私はどんな星なのか?」を前もって知っていくことは、将来を生きていくためにとても有意義な安心材料になるはずです。

DEC 27 2021

瑛利奈

(C)ELINA

 

冬至図。新たな日本の運勢へ

12/20~12/26

欧米でオミクロン株が急拡大したり、大阪のクリニック放火事件など、選集は不穏なニュースが目に付きましたが…。

週明けの20日(月)は…午前9時31分に太陽が木星とセキスタイル(60°)の好調座相を形成して、10月15日以来の二ヶ月ぶりのラッキーディでした。これは…先週から予告しておくべきでしたね。失礼いたしました。20日の月の位置は蟹座の前半。午後5時16分には牡牛座の11度にある天王星とセキスタイル(60°)を作るなど、概ね順調な流れで一日が終わりそうです。

21日(火)は…射手座最後の一日となります。射手座の太陽はすでに他の重要な惑星とのアスペクト(星同士の関係)はなく、太陽は残る射手座の29度を過ぎゆくのみ。午前5時18分に知性の星=水星が天王星とトライン(120°)を作って、水星パワーは元気いっぱいです。また、午前11時59分に月も海王星とトライン(120°)といういい関係を作ります。頭の働きもよく、いいアイディアが出そうな午前中です。日没後は急にマッタリした雰囲気に変わっていきそうです。

22日(水)午前0時59分、冬至です。この時刻に日本の運勢も新たなホロスコープへ書き換わることになります。下に2021年の冬至図を載せましたが、月と天王星以外は全部地平線下という地味なチャートです。十大天体のうち、7個までがマイナスサイン。しかも太陽、水星、冥王星、金星、天王星が地象サインです。さらに天王星以外の4個の天体はすべて山羊座。一見大人しそう似見えますが、ASC、MCなどのポイントも入れて、カーディナル・サイン(基本サイン)に多くの星が分布しています。カーディナル・サイン(基本サイン)は活発に動く性質も持つので、目まぐるしく情勢が変わる冬になりそうです。アラビック・パートを観ると、土星と天王星が「病気のパート」に入っているのが気にかかりますね。しかし、「Water Journeys」、「 Land Journeys」という2つの旅行のパート、両方ともに海王星が入っていますから、海外旅行はまだまだ危なそうです。おまけに「 Land Journeys」の方には自己犠牲を表す小惑星=ベスタもスクエア(90°)で入っています。でも、政治は比較的と順調に進みそうです。

23日(木)…太陽が山羊座に入ってから重要なアスペクト(星同士の関係)はナシ。水星の動きが目立つ日です。気分をリフレッシュして、新しい風を入れたい一日です。

24日(金)今夜はクリスマスイブですね。残念ながら、星の配置は土星が天王星とスクエア(90°)を作って、警鐘を鳴らしています。国際関係に波瀾があるのかもしれません。午後5時24分、月が乙女座へ入ってから、少しホッとできそうです。午後11時4分に月は太陽とトライン(120°)になり、安定感が増すでしょう。清潔感に満ちたクリスマスイブです。

25日(土)も引き続き乙女座の月が続きます。夜になって、またもや!金星が冥王星と合(0°)を作ります。これは…ごく最近経験しましたね。週末、愛情運に異変… の週、12月11日にも同じ金星が冥王星と合(0°)がありました。あれから二週間ですが、ちょうど一週間後にあたる19日に金星が逆行したのです。25日(土)、金星が再度同じポイントへ戻って来て、冥王星と合(0°)です。前回(11日)、「反社会的な秘密の扉を開けてしまう」ディーブなアスペクト(星同士の関係)と書きましたが、運命が「やり残したことはないかい?もう一度チャンスを与えてやるよ!」と言わんばかりの再チャレンジの入口になる日です。みなさんの中には「ノーマルな方へ戻ればいい」考える方がいらっしゃるかもしれませんが、アブノーマル×アブノーマル=ノーマルとはなかなかいかないものです。フォローしたつもりがさらに深みにはまる可能性の方が多いかもしれませんね。

26日(日)は乙女座の月が多くの惑星たちと関わりを持ちます。午前5時から夕方の5時にかけて、山羊座の水星、金星、冥王星とトライン(120°)の好調座相を作ります。途中、海王星とオポジション(180°)も入りますが…。楽しみが多い休日になるでしょう。

今週は…日本のホロスコープが書き替えられて、占星学的には新年くらいの新たなスタートといえる週です。冬至図に変わった日から昼間の時間が少しずつ長くなります。春が待たれる時期にさしかかったということですね。

DEC 20 2021

瑛利奈

(C)ELINA

おうh

金星逆行etc. いつもとは違う時代へ

12/13~12/19

先週は…ダイナミックな星の動きがありましたが、今週は重要な天体同士メジャーアスペクト(星同士の主要な関係)はひとつもありません。ただ、火星と水星が次のサインへ入場、また愛の星=金星が週末には逆行し始めます。なんとなく、いつもとは違う時代へ入る予感です。

13日(月)は…月でさえもメジャーアスペクト(星同士の主要な関係)が少ない、淡々とした一日です。午前1時49分に牡羊座の月が土星とセキスタイル(60°)を作りますが、それ以降、月とメジャーアスペクト(星同士の主要な関係)を組むのは小惑星のみ…。いつも通りの一日ですが、午後6時52分、いままで蠍座を通過していた火星が獅子座へ入場します。火星はエネルギーと努力の惑星です。つまり…これまでは蠍座さんを始め、蟹座さん、魚座さんなどの水のサインの方々が最前線で頑張っていたのですが、これからは戦いの主役が射手座さんや牡羊座さん、獅子座さんなど、火のサインの方々へと交替することに。ご多忙ムードの当事者が入れ替わることになります。逆に火星が不調和座相を作る双子座さんや、乙女座さん、魚座さんたちは敵の勢力が強まったような気がしますから要注意。必要以上にエネルギーを出そうと、気ばかり焦ることになりそうです。

14日(火)…午前1時3分、牡羊座の月が太陽とトライン(120°)の好調座相を形成。安定感のある一日になりそうです。午前2時51分、知性の惑星=水星が山羊座へ入ります。山羊座さんの知的能力が冴える暗示です。次いで、牡牛座さん、乙女座さんなど地のサインの方々も勉強のチャンスです。午後5時10分、月は牡牛座へ。さらに地象カラーが強まり、世の中の判断はより現実的に傾いていくでしょう。ニュースによると「衆院予算委 13日に補正予算案の実質審議入り」とのことで、いいタイミングです。

15日(水)は…やや波瀾が多い日です。午後から牡牛座の月が土星とスクエア(90°)、天王星と合(0°)を作って、何事も思うように前に進みません。従来のやり方に拘らず、発想の転換が必要な日です。

16日(木)も終日、月は牡牛座です。午前5時12分、射手座の火星はノードとオポジション(180°)を形成。午前11時14分、牡牛座の天王星が小惑星=ジュノーとトライン(120°)を作ります。少数派の意見を汲み取る必要がある暗示です。日没後…粛々と進む今週の星のなかでは、新しい方向性が打ち出されそうな日になります。

17日(金)は午前5時42分から月は双子座です。午後になると太陽が相次いで土星とセミスクエア(45°)、冥王星とセミセキスタイル(30°)を作ります。両方ともマイナーアスペクト(星同士の二義的な関係)ですが、これからの課題というか、努力目標が提示されそうです。

18日(土)になると、太陽は天王星とセスキコードレート(135°)を形成。金銭トラブルや小さなイザコザを表すアスペクト(星同士の関係)です。日没以降、双子座の月が小惑星=ベスタとオポジション(180°)、海王星とスクエア(90°)を形成。面倒くささに負けて、譲歩しすぎる暗示です。お人好しになりすぎないよう、気をつけましょう。

19日(日)午後1時35分、前の皆既月食以来、ふたたび満月です。その後、午後3時1分、月は木星とトライン(120°)を作り、日曜日に相応しく優雅ないいい雰囲気を演出してくれます。午後7時35分になると、愛の星=金星が逆行し始めます。度数は山羊座の26度です。愛の星=金星が変調を来す暗示です。前向きな愛のパワーが減退したり、誤作動したりし始める可能性が…。道ならぬ恋に惹かれたり、片時の快楽にひたりたくなったり、いつものあなたでなくなることも。特に、山羊座に太陽や金星がある方には影響が強いかもしれません。この金星逆行の現象は来年の1月末まで続く予定です。その時は金星が山羊座の11度まで逆行しますから、今回、その先さらに山羊座を抜けるのに長い時間がかかります。いつもならほんの三週間ちょっとで過ぎ去っていく愛の星がずっと山羊座に居座るわけですから、日頃は冷静な山羊座さんといえども「少し恋愛を楽しんでみるか!」と、らしくない気分になるかもしれませんね。逆に、日頃はお堅い山羊座の上司を秘かに狙っている方には、絶好のチャンスといえるかも…。なにはともあれ、これからどんな展開になるのか?楽しみですね。

DEC 13 2021

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

週末、愛情運に異変…

12/6~12/12

先週は1日に海王星が逆行から順行に変わり、4日は日食。地球に負荷が…に書きましたが、海王星の影響に日食が重なって、私が危惧したとおり日本でも震度5弱の地震が複数回ありました。最初は12月2日午前1時58分頃の茨城県南部を震源とするマグニチュード5の地震。3日は山梨県東部・富士五湖で二回、その3時間後に紀伊水道でマグニチュード5.4の地震がありました。5日はトカラ列島近海で二日間で128回という群発地震が起きています。しかし、専門家によると、これらは南海トラフ地震とは関係がないそうです。新型コロナウイルスに関しては、新たにオミクロン株、国内3例目感染確認したものの、感染者数は低水準を維持しているようです。

今週の星の配置は先週のような危機感はあまり感じられませんが、火星、海王星、冥王星が絡むアスペクト(星同士の関係)がやや目立ちます。

6日(月)の月は山羊座。月のアスペクト(他の惑星との関係)は安定しています。午後8時41分、火星が冥王星とセキスタイル(60°)を形成。火星はエネルギー、冥王星は変容を表しますが、今の時期こんな言葉を見たら、「新型コロナウイルスが変異を加速する」と読めてしまいますね。ウイルスが普通の風邪へと変異を早めてくれることを祈ります。

7日(火)は重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。午後1時をまたがって、山羊座の月は前日セキスタイル(60°)を作った冥王星、火星と次々と合(0°)、セキスタイル(60°)を作っていきます。しかし、冥王星が絡んでいる以上、あまり新しい事実は見えてこないでしょう。

8日(水)午前0時15分、水星が海王星とスクエア(90°)を形成。これは「偽証」を表すアスペクト(星同士の関係)です。最近贈収賄疑惑問題が話題になっていますが、さらに新たな問題が加わるなど、私達の不信感は深まっていきます。同時に水星と海王星とスクエア(90°)は「勘違い」を表します。みなさんも勘違いや不注意からのミスに気をつけてください。その後、午後3時21分には火星が木星とスクエア(90°)を形成します。これは…行動や出来事を大きく広げたり、エスカレートさせたりする意味があります。核心を外れたところで、ついつい大騒ぎしてしまいそうな一日です。

9日(木)0時56分、水瓶座の月が太陽とセキスタイル(60°)の調和座相を作って、一日が始まります。その後、午後5時52分、月は木星と合(0°)に。何事も順調に進みいい位置に地になりそうです。

10日(金)も引き続き重要なアスペクト(星同士の関係)はありません。月は一日を通じて魚座の前半を通過します。魚座は音楽やダンスを表すサインです。午後9時49分、水星が金星とセミセキスタイル(30°)という…種蒔きをして育てる関係になります。歌や踊り、楽器演奏、作曲などを始めるには楽しそうな日ですね。写真を撮ったりしながら、年賀状のプランを考えるのもいいかもしれません。

11日(土)は半月です。先週の皆既日食から月が90度移動し、当面の結果が出ることに。午後10時前には魚座の月が金星、冥王星とセキスタイル(60°)の調和座相に。ひさびさ誰かと海食したり、デートするなど、楽しい時間が持てるでしょう。

12日(日)午前1時28分、愛の星=金星が冥王星と合(0°)を作ります。これは…なかなか深い意味を持つアスペクト(星同士の関係)ですね。金星は愛を、冥王星はセックスを表す惑星です。もし、あなたがこの時間を恋人と過ごせることができるとしたら、普段は想像できないほど、二人の関係を深めることができるでしょう。しかし、冥王星には前に書いたように変容や、また、アウトローという意味もあります。もしも、この時間をあなたを狙っている悪い人間とともにしていたら、その人と反社会的な秘密の扉を開けてしまうことになるかもしれません。12日は午前4時24分に金星&冥王星のディープなアスペクト(星同士の関係)とは別に、知性の星=水星がも木星とセキスタイル(60°)の好調座相を作ります。これは…勉強運アップの効果や、良い判断ができるアスペクト(星同士の関係)です。12日はもうひとつ…午後3時20分、太陽が海王星とスクエア(90°)を作ります。これは詐欺や裏切りなど、不名誉なアスペクト(星同士の関係)です。場合によっては、騙される方の被害者になることも。

12日、金星が冥王星と合(0°)は山羊座で起こります。となると…前述のこのアスペクト(星同士の関係)がもたらす事件の主人公は山羊座さんとしか考えられませんね。同じ地のサインの乙女座さんにとっては、かえっていい影響になるかもしれません。牡牛座さんにも頭を柔らかくしたり、発想の転換に役立つかも。最後の太陽と海王星のスクエア(90°)は太陽が射手座、海王星は魚座で起こります。となると、当事者は射手座さん、魚座さんということですね。双子座さんと乙女座さんも巻き込まれる怖れはあります。両方のアスペクト共に、太陽だけでなく、金星などの位置もチェックしたほうがいいでしょう。

今週は重要なアスペクト(星同士の関係)が週末にまとめて起こります。ウィークディは平常運転しながら、日曜日のイベントに備えてください。

DEC 6 2021

瑛利奈

(C)ELINA

 

4日は日食。地球に負荷が…

11/29~12/5

先週26日、世界保健機関(WHO)は南アフリカで検出された新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」をを「懸念される変異ウイルス(VOC)」に指定しました。ここから世界の株価が暴落するなど、世界的な不安が高まっています。こうして私が「今週の運勢」を書いているなか、岸田総理はいち早く外国人の新規入国を一時的に原則停止する方針を表明しました。この「オミクロン株」が最初に南アフリカで確認されたのは11月9日だそうですが、今思えばこの週は11日=火星&土星スクエア。今後の指標にに書いたように星の配置がとても困難だった時期です。また、今月(11月)19日は歴史的な部分月食、解放へ。そして19日、部分月食があり、不吉な期間の始まりでした。そして…月食の次に来るもの、それは…日食です!

29日(月)は…乙女座の第3デークの月から始まり、日没後、月は天秤座です。「オミクロン株」がメディアを騒がせているわりには落ちついた星の一日です。午前5時18分、知性の星=水星が自己犠牲を表す小惑星=ベスタと合(0°)に。世界はストイックな方向へ舵を切ったようです。午後11時29分、火星が海王星とトライン(120°)を作ります。今回の政府の対策は上手く稼働しそうです。オミクロン株にワクチンが効くのか?それとも、効果的な治療薬があるのか?「薬が効く」アスペクト(星同士の関係)です。

30日(火)も引き続き星のは位置は落ちついています。天秤座の月は…太陽、水星、土星といい関係(小三角)を作り、午後4時18分には水星が土星とセキスタイル(60°)の安定したアスペクト(星同士の関係)を形成します。午後11時37分、太陽がキローンとトライン(120°)。専門家の先読みがいいことを表しています。

早くも水曜日から12月です。1日(水)、水星に替わって今度は太陽が土星とセキスタイル(60°)を形成。シリアスではありますが、安定したアスペクト(星同士の関係)です。世の中の雰囲気は株価のように低値安定といった感じです。ただ、気にかかるのは…午後10時22分の海王星のステーション(いったん留まって、向きを変えること)です。逆行していたものが順行に変わるのですから、結果的にはいいのですが、一定の地殻変動などへの影響はあると思われます。

2日(木)は重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。一日を通じて月は蠍座。何となく不安な雲行きを感じさせる一日です。少し悲観的な方へ予想がブレる可能性も。

3日(金)も午後9時12分まで月は蠍座です。ニュースによると、東京では一年でいちばん日の入りの早いのは…今年は11/28~12/13だそうです。昼が短いのは冬至だと思うのですが、日没雅早いのは丹沢や箱根山があるからでしょうか?この情報に相応しく、3日は新月直前の三日月で、月の位置は太陽から見て秘密と障害の12ハウス。一年でいちばん暗い雰囲気の一日…といっても過言ではないでしょう。しかし、月のアスペクト(星同士の関係)は悪くないので、心静かに過ごせる日になりそうです。

4日(土)は皆既日食です。とはいっても観測できるのは南極です。日本では観測できませんが、時刻は日本時間で午後4時42分頃です。見えないとはいっても、少なからず影響はあります。いつもいうように月食~日食のサイクルは占星学的には不吉な暗示を持っています。太陽、月、地球が正確に一列に並ぶ時ですから、いつもに増して過剰な負荷がかかる時です。新しいチャレンジはもう少し待った方がいいでしょう。

5日(日)になると少し星が和らぎます。午後2時7分、射手座の月が水瓶座の木星とセキスタイル(60°)の安定座相に。

今週は…海王星のステーションと順行、そして皆既日食と、地球を取り巻く太陽系の環境はとても過酷です。テンションが張り詰めてピリピリしている感じです。こんな時には健康な人でも肩が凝りやすいものです。特に悩みを抱えている方は持ち堪えられずに早く肩の荷を下ろしたくなるかもしれません。しかし、そう思っているのはあなただけではないのです。世界中の人がピリピリしている時期ですから、キッカケをつくると大騒ぎ人ル可能性も。私はあまり我慢を強制するのは嫌いな方ですが、今週ばかりは気持ちをコントロールして安らかに過ごして頂きたいと思っています。

NOV 29 2021

瑛利奈

(C)ELINA

 

射手座の季節です

11/22~11/28

先週、19日(金)の「日本全国で観測可能な『ほぼ皆既』」は…89年ぶりといわれるだけあって、圧巻でしたね。しかし、この月食がどんなメッセージを私達の心の中へ忍ばせたのか?中身がちょっと不安でもあります。今週は…11月5日に金星が山羊座へ入ってから、火のサインがゼロだった太陽系に元気な射手座の天体が続々と増えてきます。また、今週は重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、比較的穏やかな星の配置です。

22日(月)午前11時33分、いままで蠍座を通過していた太陽が射手座の領域へ入ります。これにより、一年で最も昼の時間が短い一ヶ月へと入っていきます。しかし、蠍座の静けさと違い、射手座のシーズンは冬本番に向かうにもかかわらず、クリスマスを待つ気持ちが楽しいワクワク感になったりもするようです。とはいえ、射手座の本質は「深遠な哲学」です。長い夜が私達を精神的なものへと惹きつけるのかもしれません。

23日(火)の月は蟹座。勤労感謝の日です。現在、太陽系の暴れん坊の2つの惑星、火星&天王星はオポジション(180°)の関係にありますが、これに対して23日の月は調停座相という両者を取り持つポイントに来ます。月が火星、天王星のエネルギーをなんとかうまくコントロールして、穏便に着地できる一日でしょう。

24日(水)になると月は第3デークへ。午前5時50分、月は海王星とトライン(120°)を作ります。思いやりや人助けなど、海王星がテーマに。やや感情的に流されることも…。

25日(木)午前0時36分、知性の星=水星が射手座へ入ります。射手座は前も書きましたが、学問研究や深遠な哲学を意味します。ところが、知性の星=水星にとって射手座はデトリメントといって、もっとも力を発揮しにくいサインになります。真理を探究したいがために忙しく動き回る性質が顕著になります。となると…社会的な人の動きは活発になっていくでしょう。午前0時58分から月は獅子座へ入ります。

26日(金)…獅子座の月、二日目です。今度は23日の蟹座の月と違い、月は…火星&天王星を敵に回して、T字スクエアを形成。今週のなかでは対立の多い一日になるでしょう。

27日(土)は午前11時11分から月は乙女座へ。午後12時49分、太陽は小惑星=セレスとオポジション(180°)に。午後8時38分には月が小惑星=セレスとスクエア(90°)です。小惑星=セレスは子育ての小惑星です。この日は…子供に絡む問題が議論されるでしょう。その後、午後9時27分には半月です。先週の月食を経て、来週の日食への通過点となります。

28日(日)も、引き続き小惑星=セレスのアスペクト(星同士の関係)がよくありません。今度は水星が小惑星=セレスとオポジション(180°)です。水星は勉強の星です。子供の教育を巡ってなかなかいい結論が出そうもない一日です。午後7時24分、太陽が義務を表す小惑星=ベスタと合(0°)に。今後のスケジュールがハードになっていく暗示です。

このところ、荒波続きの太陽系でしたが、今週は大きな浮き沈みはなく、日常的なテーマに終始するでしょう。今週の星から考えると、今後の目標が高すぎたり、あるいは、関心が偏りすぎたりする傾向があります。まずは、視野を広く持って、焦らず、いまできることから少しずつ始めてみよう!何事もこんな気持ちで取り組んでいくといいでしょう。

NOV 22 2021

瑛利奈

解放へ。そして19日、部分月食

11/15~11/21

先週は…火星&土星のスクエア(90°)や水星と火星の合(0°)がありましたが、さほど大きな問題には発展しなかったようです。しかし、刃物騒ぎはこのところ多く、火星が一部の人たちの神経を逆撫でしているのでしょう。火星の不調和なアスペクト(星同士の関係)は今週もまだまだ続きます。

15日(月)は比較的穏やかな星の配置です。通常小惑星の動向は…あまり意識しませんが…15日午前5時23分に小惑星=ジュノーが山羊座へサインを移動します。ジュノーは権利の主張を意味します。ジュノーが射手座へ入ったのは昨年(2020年)の12月19日のことでした。射手座が外国、海外を表すのは知られていますが、法律や哲学を表すサインなのです。ここを権利の主張をする小惑星=ジュノーが通過していたのですから、ジェンダーの平等や人種問題などの議論が活発化するはずです。この小惑星=ジュノーが今日から山羊座です。山羊座というのは「実用化する」という意味を持ちます。となると…これからは権利の主張の議論をどういうところへ落とし込むか?そして、法律をどのように運用していくか?がポイントになってくるでしょう。そうなれば、私達は結果を予想しますから、アピールのための無謀な行動は少しは抑制されるのかな?と思います。別な観点から考えると、ピュアな情熱のほとばしりもなくなってしまうのかもしれませんが。

16日(火)午前4時58分、太陽が木星とスクエア(90°)を作ります。太陽も木星も幸運な天体ですが、スクエア(90°)となると、結果はあまり思わしくありません。「幸運を期待しすぎて失望に終わる」といったイメージです。しかし、午後10時54分、牡羊座の月がそれをカバーするかのように木星とセキスタイル(60°)を作り、幸運な雰囲気を演出します。その後、今度は小惑星=ベスタがこれまでのサイン=蠍座から射手座へ移動します。ベスタは義務や自己犠牲を表す小惑星です。ベスタは9月21日から蠍座という軍隊のように厳しいサインにいたので、私達は自主的に行動自粛する気持ちを強めていたのかもしれません。今後は、これが…解き放たれるように感じていくでしょう。小惑星の移動は…世情の移り変わりを感じさせますね。

17日(水)、午前6時1分、太陽が冥王星とセキスタイル(60°)という好調座相を形成。大きく私達の胸を塞いでいた謎が解ける暗示です。少なからず真相が判明して、これからは今まで不利だった人たちは形勢逆転していきます。こうして考えると今週前半のキーワードは「解放」ということになりますね。時代はグンと明るい気分へシフトしていきそうです。

しかし、18日(木)の星は凶意が強いです。まず、午前2時22分、火星が天王星とオポジション(180°)を作ります。中東やウクライナ情勢で動きがあったり、世界的には新型コロナウイルスの感染者数が最多になるなどの悪影響が考えられます。この天王星に月が重なり、また、土星は両者にスクエア(90°)を作って、月、天王星、火星、水星、土星の計=5つの天体がT字スクエアを形成します。何かが勃発しそうな危険な配置です。先週の火星、土星のスクエア(90°)の日…11月11日に何かあった方は特に注意したほうがいいでしょう。

19日(金)は月食です。部分月食ですが、日本(関東以西)では「月出帯食」といわれる月の出からすでに月食が始まっている形になるそうです。時刻は占星学の暦の上では午後5時57分ですが、天文学上は午後6時2分に食の最大になるとのことです。このあと、2週間後には日食が訪れますから、またもや不吉な期間の始まりとなります。

20日(土)の月は双子座。大きな天体同士のアスペクト(星同士の関係)はありません。午後4時12分、月が土星とトライン(120°)を作り、週末にしては地味な土曜日になるでしょう。

21日(日)は水星のアスペクト(星同士の関係)が2つあります。午前8時42分、水星が木星とスクエア(90°)に。午後6時13分、水星は冥王星とセキスタイル(60°)に。16日(火)~17日(水)の太陽がモ木星、冥王星と作ったアスペクト(星同士の関係)を水星がなぞっていきます。太陽が光を当てた問題を知性の星=水星が分析して、明文化するような動きです。

今週はビッグなイベントが多い一週間になります。大きな動きが出てくるのは16日(火)以降。何事も週の前半から準備して、まとめておいたほうがよさそうですね。

NOV 15 2021

瑛利奈

11日=火星&土星スクエア。今後の指標に

11/8~11/14

このところ、少し落ちついた星の配置が続いてきました。同時に新型コロナウイルスも収束に向かったような感があります。政府は8日から外国人のビジネス関係者や留学生、技能実習生らに対する入国制限を大幅に緩和することになりました。ニュースによると「磯崎仁彦官房副長官は8日の記者会見で『感染が下火になっており、経済界からも強い要望がある中で一部緩和に踏み切った』と述べた」とのこと。しかし、海外ではドイツやロシアなど、感染者数が過去最大になった国も多く「『感染が下火にな』ったのは日本国内」のみなのに、一日3500人まで受け入れるのはかなり不安な気がします。今週の星も…少し危険なポイントにさしかかっていきます。

8日(月)は重要な天体同士のアスペクトはないのですが…。午前5時23分、火星が海王星とセスキコードレート(135°)を形成。午前6時57分には天王星が小惑星=ジュノーにこちらもセスキコードレート(135°)。現状認識が曖昧で、何事も意見がまとまりません。細部に囚われて作業効率が悪い日です。午後になって、山羊座へ入った月がいいアスペクトを作り始め、次第に見通しが明るくなっていきます。

9日(火)も引き続き月は山羊座。午前中には天王星、午後は太陽と好調座相を形成します。順調な流れです。しかし、午後6時34分、今度は水星が海王星とセスキコードレート(135°)に。午後2時過ぎから再び、判断に正確さを欠く流れです。メンタルケアを心がけましょう。

10日(水)午後9時56分、蠍座の水星が火星に追いついて、合(0°)を作ります。マインドを表す繊細な水星が激しい火星の刺戟を受けて、イライラすることに。知的作業のスピードアップを計ることにもなりますが、ミスも多くなるので注意が必要です。特に車の運転は荒くなりやすいので気をつけてください。

11日(木)は…現在、水瓶座の7度を通過中の土星が主役です。前日の夜に合(0°)になった火星と水星がそのまま土星とスクエア(90°)の不調和座相を形成します。水星の方がスクエア(90°)を作るのは午前2時3分。火星が土星とスクエア(90°)を作るのは午前8時13分です。火星と土星がスクエア(90°)を作るのは今年の1月13日以来です。過去のニュースを調べてみると、2021年1月7日に東京都をはじめとする1都3県に発出された緊急事態宣言が11都府県に拡大されたのがまさに1月13日です。また、今年(2021年)7月1日には火星と土星がオポジション(180°)を作っていますが、この時は7月4日に火星がもうひとつの凶星=天王星とスクエア(90°)を作って、T字スクエアというさらに不穏な配置になっています。熱海市、伊豆山で土石流が起きたのがちょうどこの前日、7月3日でした。過去のこれらの出来事を考えると,火星と土星の不調和座相が決して侮るべきではないことがわかります。さらにこの日は午後9時45分に月は太陽とスクエア(90°)、半月です。11日は今後を予見するための非常に大切なメッセージを私達に与えてくれるでしょう。

12日(金)午前4時52分、水瓶座の月が木星と合(0°)を作って、一気に星の配置が緩みます。

13日(土)午前1時23分、太陽が海王星とトライン(120°)の好調座相を作ります。夢のあるいいムードです。この時間帯ですと、私達の頭の中はまだ金曜日の25時という認識でしょう。このあとも夢が溢れた発想や、いいニュースが私達の耳に次々飛び込んできそうです。今抱えている問題の新たな解決策や処方箋なども出てくるはずです。

14日(日)は深夜に水星が天王星とオポジション(180°)を作って、神経が昂ぶりやすい日です。しかし、その後の星の配置は良好。おしなべて平和な休日になりそうです。

今週は11日(木)の火星&土星とスクエア(90°)が最も厳しい曲がり角といえます。この火星&土星とスクエア(90°)は精神的な影響だけではなく、物質的にも破壊的な力を持つアスペクト(星同士の関係)です。週の初めから気を引き締めて、マイホームや車のメンテナンス、PCたスマホのセキュリティ、また、あなた自身の身体のケアに気を配ように心がけたほうがいいかもしれません。

NOV 8 2021

瑛利奈

(C)ELINA