水瓶座の冥王星…再び

1/15~1/21

年明け早々ですが、今週は…今年(2024年)最大といってもいいくらいの画期的な星のイベントがあります。現在世界は、ウクライナや中東など、戦争や紛争を抱えている地域は多いですが、これも大局的な視点から観てみれば、世界が転換していくプロセスなのかもしれません。また、日本では…能登半島の地震や自民党の政治資金問題などで意気消沈するニュースばかりですが、一方で日経平均はバブル後の高値を5営業日更新して、一時3万6千円をつけています。そんな今週末、太陽は山羊座を抜けて水瓶座へ入場。また太陽系のいちばん外側の準惑星=冥王星は再び水瓶座へサインを変えようとしています。

冥王星といえば…いつも書くように私にとっていちばん印象に残っているのは1995年の1月17日に射手座へ入場したときのことでした。2023年に春分。そして水瓶座の冥王星に同じことを長々と書いていますが…。その日、1995年の1月17日、冥王星が射手座へ入ったのは午後6時15分でしたが、同じ日の午前5時46分、阪神淡路大震災がありました。この日、私はたまたま休みで、凍り付いたように一日中地震のニュースを見ていました。阪神淡路大震災のときの冥王星の度数は蠍座の29度59分でした。考えてみれば、今度の令和6年能登半島地震のときも、冥王星の度数は山羊座の29度、分は…22分でしたが。冥王星がサインを変わる直前の29度にいることは同じですね。このように書くと、すべて未来は暗いように思えてしまいますが、先ほど書いた日経平均がバブル以来の最高値などという景気のいいニュースもあります。今回の冥王星はすでに昨年(2023年)に一度水瓶座へ入っています。その日は2023年3月23日でしたが、その前日22日に大谷翔平のいる侍ジャパンがWBCで優勝して、大変なブームを巻き起こしています。私は「冥王星のイングレス(入場)も楽しいこともあるのだなぁ!」と今日、改めて認識しました。たしかに水瓶座の冥王星はまさに「新時代」を意味します。これからは「新時代を迎える私たちが数々の洗礼を受けながら、栄光を勝ち得るとき」と解釈することにしましょう!

15日(月)の月は魚座。午前7時47分に金星がノースノードとトライン(120°)を作って、人との繋がり、和を大事にする一日になります。

16日(火)は午後1時48分まで魚座の月が続きます。16日は特に魚座食が強い日です。午前6時2分に月は魚座の海王星(海王星は魚座の主星です)とコンジャンクション(0°)に。その後、午前9時37分、太陽は海王星とセキスタイル(60°)に。他人へ対する「思いやり」がテーマです。「人間の『善なる部分』を信じよう!」というメッセージです。午後1時48分から月が牡羊座へ入って、雰囲気がガラッと変わります。今度は「自己主張」が新たなテーマに代わります。午後6時4分、月は水星とスクエア(90°)。ちょっとピリピリして疲れてしまいそうです。

17日(水)は…重要そうなアスペクト(星同士の関係)は午前5時13分の牡羊座の月と火星のスクエア(90°)だけです。その他は金星と小惑星=セレスの合(0°)だったり、金星と小惑星=ジュノーのスクエア(90°)、また、月と彗星=キローンのコンジャンクション(0°)など、「調整」がテーマになります。心のバランスを整えて、神経系の調整を考えたい日です。また、身近な人たちとの心の機微に気を遣いたい一日です。

18日(木)も夜明けまでは前日と同じテーマが続きますが…。午前9時56分、愛の星=金星が自己犠牲の小惑星=ベスタとオポジション(180°)に。尽くすことや、一心に思い詰めることに疲れが出てきてしまいそうです。午後12時52分、牡羊座の半月です。夕方、には月が冥王星とスクエア(90°)を作って、方向転換の必要性を感じそう。午後5時11分、月は牡牛座へ入場します。その後、水星が土星とセキスタイル(60°)を作って、現実路線へ回帰していくでしょう。

19日(金)は…牡牛座の月が土星、水星、木星、火星…と、次々いい関係を作って、順調な一日です。午後6時30分、山羊座の水星が牡牛座の木星とトライン(120°)を形成して、地のサインの安定感や事務処理能力を発揮します。仕事が捗る一日です。

20日(土)は…重要なアスペクト(星同士の関係)が多い日です。まず、午前0時48分の金星と海王星とスクエア(90°)です。心と頭が違う方向を向いて、迷いが生じます。その後、午後にかけて牡牛座の月は天王星とコンジャンクション(0°)、海王星とセキスタイルを作って、ロマンに憧れたり、駆り立てられるような気持ちになるかもしれません。そんなところへ山羊座の29°59分の太陽が同じく山羊座の29°59分の冥王星とコンジャンクション(0°)を形成します。何か大きな流れの締めくくりになりそうな大がかりな一日です。午後11時7分、太陽は山羊座にサヨナラして、水瓶座へ入場。ここから新時代の幕開けになるでしょう。

21日(日)も引き続き、「新時代の幕開け」のテーマは続きます。午前9時50分、太陽系の果てを公転する準惑星=冥王星が水瓶座へ入ります。前述のように冥王星は一度2023年の3月23日に水瓶座へ入りましたが、5月2日から逆行し始めて、6月11日に山羊座へ戻ってしまいました。それ以来、2023年後半は山羊座時代の冥王星がやり残した仕事を総ざらえのような形に終始していました。「所詮時代は全然前に進まないんだ!」と思っていた方も多いと思います。しかし、これからは違います。今年(2024年)の冥王星は9月にちょっと40日ばかり山羊座へ戻りますが、それ以外は水瓶座の道をひたすら進みます。多分、土星だったら、山羊座時代にやり残した仕事は責任を持って決着を着けると思いますが、相手は冥王星です。やり残したことは見切っていくか?さもなければ闇の中へ忘れ去られて行くのではないでしょうか?あるいは、ルール自体を大きく変えて、「全取替え」ということもあるかもしれません。

冥王星は小さな星ですから、私たちに発するメッセージはそれほど強くないかもしれません。しかし、本人も気が付かないうちに意識が変わっている…という場合や、新時代に抵抗感を感じる方にとっては、心を病む方向に変わったりするケースも。まずは、去年2023年の春に冥王星が水瓶座へ入った時代にあなたはどうだったのか?それをよく思い出して、対策を立てるといいでしょう。

JAN 15 2024

瑛利奈

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