順調な流れは続く…

7/8~7/14

2024年は世界的な選挙イヤーといわれていますが…。先週はイギリスで総選挙があり、労働党が単独過半数獲得。14年ぶり政権交代となりました。フランスでは7日、国民議会選挙の決選投票が実施され、野党で左派連合の新人民戦線(NFP)が最大勢力となり、マクロン大統領が率いる中道の与党連合と選挙協力し、極右政党を第3勢力に抑え込みました。7日投開票された東京都知事選は現職の小池百合子氏が3選を果たし、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏は次点になり、蓮舫氏は3位に沈みました。先週も安定の星の配置でしたが、今週はさらに惑星同氏の調和座相が全体を占め、不調和なのは12日の金星と冥王星のオポジション(180°)ただひとつです。

8日(月)の月は獅子座。朝から月は水星とコンジャンクション(0°)、木星とセキスタイル(60°)と、一週間は順調に滑り出します。特に午後8時3分、金星が天王星とセキスタイル(60°)を作って、新しい流れへの期待を盛り上げます。金星は愛の星、天王星はロマンスの惑星ですから、もちろん恋愛運アップにも効果的です。午後11時25分には水星が木星とセキスタイル(60°)に。こちらは勉強運アップのアスペクト(星同士の関係)です。いいことずくめの一日といえるでしょう。

9日(火)になると、月は獅子座後半へ。午前6時17分には月は火星と、午後3時3分には月は天王星といずれもスクエア(90°)の凶角度を形成。前日と比べると、荒れ模様の一日です。午後10時47分に月は乙女座へ移動します。

10日(水)は…今週の中では珍しく、ポジティブなアスペクト(星同士の関係)がひとつもない日です。午前7時3分、木星がトライン(120°)を作りますが、相手がサウスノード(ドラゴンテイル)です。今回の選挙を受けて、現行の法律を見直す必要を感じるのかもしれません。相手がサウスノード(ドラゴンテイル)だけに、即効性のある作戦がなかなか出てこないようです。午後11時46分、調整の小惑星=パラスが順行に向きを変えます。午後7時7分には月は木星とスクエア(90°)に。まずは調整日といったところです。

11日(木)は…今週最重要なアスペクト(星同士の関係)があります。午後12時4分の太陽と土星のトライン(120°)です。太陽が示す未来の方向づけに土星が品定めをして、現実的な方法を具体的に示す…アスペクト(星同士の関係)です。太陽の熱とエネルギーに土星が冷静な形を付与して、恒久的なモノにしていく作業です。困難が伴い、努力が必要ですが、頑丈なレールを敷くことが出来るでしょう。11日(木)は夜になって、もうひとつのトライン(120°)があります。午後11時31分の金星と海王星のトライン(120°)です。こちらは甘い夢やビジョンを描くアスペクト(星同士の関係)です。物質と精神、両方に於いてクリエイティブな一日です。

12日(金)は…午前1時18分から愛の星=金星が獅子座へ入場。これからは獅子座さんや牡羊座さん、射手座さんも愛のチャンスです。これまでなかなか会えなかった恋人とデートの約束が決まったり、偶然恋が芽生えたりするかもしれません。午前11時6分から月は天秤座です。午後0時14分には月が金星とセキスタイル(60°)になり、愛のまったりした時間が訪れます。その後、午後1時24分には月は冥王星とトライン(120°)を作って、逆転のチャンスに。ただ、午後11時11分、愛の星=金星は冥王星とオポジション(180°)に。これは…調子よく滑り出した車が突然縁石に乗り上げたような形です。「愛に障害アリか?」という疑問が湧くかもしれません。なかには刺戟を受けてさらに攻勢を強める強硬派も。即効性のあるアスペクト(星同士の関係)ではないので、動揺しないことが大切です。午後11時20分には義務の小惑星=ベスタがサウスノード(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)に。「責任感を持って遂行せよ!」というメッセージです。

13日(土)は…午前8時57分の月と木星のトライン(120°)がこの日でいちばんのアスペクト(星同士の関係)です。早めに動き出したほうがラッキーな一日です。ただ、午前7時46分の月と自己犠牲の小惑星=ベスタのセキスタイル(60°)や、午後1時23分の太陽と自己主張の小惑星=ジュノーのセキスタイル(60°)など、ベスタ、ジュノーという凶星系の小惑星がちょいちょい顔を出す日です。行動や発言に関してはコンプライアンスを意識するといいでしょう。揚げ足取りをされるとせっかくのお休みが台無しですから。

14日(日)も引き続き月は天秤座です。今週のなかでは珍しくひとつもラッキーなアスペクト(星同士の関係)がない一日です。午前7時48分、天秤座野月は蟹座の太陽とスクエア(90°)。半月です。6日の新月から始まったサイクルの当面の答えが出るタイミングです。まずは、計画をチェックすること。世の中全体が他人の行動に厳しい日ですから、軽率な行動に気をつけましょう。午後11時52分、月は蠍座へ入ります。

今週は…11日(木)に太陽と土星のトライン(120°)で土台作をして、堅実な一週間です。12日から金星が獅子座へ。これで水星、金星が獅子座中となり、太陽の獅子座入場を待ち受ける形です。早くも夏も本番という感じかも。一週間を通じて、好調なアスペクト(星同士の関係)が続きます。あなたの計画も順調に進むことでしょう。

JUL 8 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

 

7月、地味な努力を重ねて

7/1~7/7

先週は…両陛下のイギリス訪問のニュースで日英親善が進み、ほっこりするようなニュースが多かったようです。一方、円・ドル相場は一時、37年半ぶりの安値をつけて、現在も4日連続で円安相場は続いています。先週、「瑛利奈の今週の運勢」の29日の記事で、円安に触れたのですが、今後も反発する要因はないようです。また今週は、フランス議会下院選挙は7日に決選投票、イラン大統領選の方は5日に決選投票があり、日本でも東京都知事選の投開票が7月7日に行われます。アメリカの大統領選もテレビ討論会でバイデン大統領が言葉に詰まるなど、年齢を不安視されていますが、本人は撤退する意思はないそうです。いずれの選挙もどんな結果が出ても先が読めないことは変わりないのかもしれません。その割りには今週の星の動きは平穏。特に東京とフランスの選挙の投票日にあたる7日の星の配置は良好です。

1日(月)…今週は月のサインは牡牛座前半から始まります。1日はあまりダイナミックな星の動きは少なく、月が主要な惑星とメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)を作るのは、午後1時56分の月と太陽のセキスタイル(60°)だけです。午後1時過ぎに木星がキローンとセミスクエア(45°)を作るなど、今後の指針を模索しながらも現実問題が追いつかない暗示です。

2日(火)も引き続き月は牡牛座。月は深夜から夕方にかけて、火星、天王星とコンジャンクション(0°)、土星とセキスタイル(60°)を作って、やや荒い動きです。午後7時40分になると、海王星が逆行し始めます。これで逆行星は冥王星、土星に加えて3個となります。海王星逆行の直後の午後8時53分、水星が海王星とトライン(120°)を形成。海王星逆行の煽りを水星が調整してくれる形ですが、水星には少し荷が重いかもしれません。通信機器のトラブルなどが起きないといいのですが…。

3日(水)は午前0時49分に月は双子座へ入場。月は未明に冥王星とトライン(120°)、午後には木星とコンジャンクション(0°)と、好調な座相が続きます。また、午前10時40分に蟹座の金星が魚座の土星とトライン(120°)の調和座相を作って安定した一日です。そういえば、新札が発行されるのは3日ですが、発行の時刻は何時なのでしょうか?造幣局のWEBサイトを見ても時刻までは書いていないようですが、金運を司る金星が土星とトライン(120°)なので、よしとしましょう。

4日(木)は惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はひとつもなく、月のアスペクト(星同士の関係)も不調和なものばかりです。午前10時57分の月と土星のスクエア(90°)がV字の底になりそうです。午後1時23分に月は金星とセミセキスタイル(30°)を作ります。地味に今後の幸せ目指して、準備を進めるにはいい時です。

5日(金)は午前5時51分から月は蟹座へ。午後0時28分、火星が自己主張の小惑星=ジュノーとトライン(120°)を作ります。イラン大統領選の決選投票の日なので、デモなどで一波乱あるかもしれません。その他、随所で自己主張する動きがありそうです。

6日(土)は午前7時57分に新月です。月のサイクルとしては新たな出発になります。その少し前の午前4時2分、火星が土星とセキスタイル(60°)を作ったり、午後5時台には月が土星とトライン(120°)、火星とセキスタイル(60°)になり、システムを再構築する動きが進みます。甘いお願いは一蹴されそうなので、週末ではありますが、シリアスな気持ちで過ごすべき日といえるでしょう。

7日(日)…午前中の月は蟹座です。東京では都知事選、フランスでは下院選挙の決選投票の日(時差はありますが)になります。蓮舫氏もマクロン大統領も偶然太陽が射手座です。午前2時27分、土星が自己主張の小惑星=ジュノーとオポジション(180°)を形成。都民や国民の溜まった不満がはけ口を求めている暗示です。同時に、午前11時42分、水星が義務の小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)に。与えられた環境の中で忍耐しなければならない自覚を促します。小惑星=ジュノーとベスタに挟まれて、月は改革の惑星、天王星とセキスタイル(60°)に。私たちが求めている改革が実現できる可能性も。午後0時55分から月は獅子座へ入場して、その後はやや荒れ模様の展開です。

今週は、世界各地で選挙が多く、新たな体制がスタートする週です。星の動きも不調和な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は見当たらず、小康状態を保てる一週間のようです。しかし、いずれも華々しいスタートというほどのものはなく、手探りで地味な努力を重ねる日々の始まり…といったところです。まずは、未来を諦めない気持ちが大切なようです。

JUL 1 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

 

 

蟹座がリードする一週間

6/24~6/30

先週は、17日に金星、水星が蟹座入り。その後、21日午前5時50分、太陽が蟹座へ入場して、新たな夏至図を頂く夏のシーズンとなりました。日本では各地で豪雨が降り、また猛暑と、6月らしからぬお天気が続いています。そんな中、東京都知事選では過去最多の56人が立候補して、それにともなって前代未聞のポスター問題がメディアで取り沙汰されています。海外では世界各地で紛争があり、ロシア南部の2都市でユダヤ教会堂やロシア正教会、警察の施設に相次いで銃撃があり、正教会司祭などが死亡する事件がありました。

24日(月)、週明けの日本は猛暑から始まりました。24日は山羊座の第3デークの月から始まり、午前中は…月と天王星、海王星と調和して、いい流れに。午後0時14分から月は水瓶座へ入場して、午後11時51分には月は木星とトライン(120°)を作って、重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、順調な一日です。

25日(火)はさらにメジャーな星の動きはない一日になります。午前7時58分の水瓶座の月と火星のスクエア(90°)が最も重要なアスペクト(星同士の関係)になります。権利の主張の小惑星=ジュノーや、慈愛の小惑星=セレスが水星と絡むので、子供や弱者への配慮が必要な一日になります。

26日(水)は…午前4時1分、金星が天王星とセミスクエア(45°)を形成して、私たちの感情を揺さぶります。午前7時台には月がこれらの惑星と絡んで、天王星とスクエア(90°)、金星とセスキコードレイト(135°)を作ります。感情的な高ぶりが外界へ波及していく暗示です。午後3時7分から月は魚座へ。これも感情を掻き立てるサインです。まずは、感情のコントロールが必要な日です。

27日(木)、午前0時25分、魚座の月は太陽とトライン(120°)。安定の座相から一日が始まります。午前3時9分、蟹座の水星が魚座の土星とトライン(120°)の好調座相を作ります。水のサインというデリケートなサインに支配されつつも、安定した座相により、その良さが際立ちます。「愛」と「思いやり」、「心」がテーマです。潤いに満ちた日です。

28日(金)…魚座の月は第3デークへ。水のサインの水星、海王星がその夢や優しさ、繊細さをフルに発揮する一日です。午後5時51分になると、月は牡羊座へ移動します。午後8時17分には月は冥王星とセキスタイル(60°)を作って、現状打破をするエネルギーが高まってくるでしょう。

29日(土)午前6時53分、減光期の半月です。午後1時49分、金星は火星とセキスタイル(60°)に。円安がさらに進み、株高の状況が続くのでしょうか?愛情運は安定する時です。今週末は愛する人と楽しいデートをするべきです。

30日(日)、午前4時5分、これまで順行していた土星が逆行し始めます。土星は昨年、2023年11月4日から順行に入っていました。約8ヶ月ぶりに逆行することになります。過去のウクライナ戦争ではウクライナは土星が逆行している時に反転攻勢が成功しているので、今後も期待したいところです。また、日本の政治改革の流れもいったん流れを過去に戻して整理する段階になるのかもしれません。少なくとも今後、再度土星が順行するまでは「ビシビシ改革!」という流れは滞るでしょう。午前11時19分、水星が天王星とセキスタイル(60°)を形成。あいにく日曜日ですが、仕事には企画力や今後のビジョンなどに有効なアスペクト(星同士の関係)です。午後9時から月は牡牛座へ入場します。

今週は…太陽、水星、金星が蟹座中、土星と海王星が魚座…という水のサインが過半数を占める配置です。親和性のある星の配置ではありますが、水のサインは大きくブレる…というか、変化が過剰になる、波が大きくなる性質を持っています。うなると傍観者であり続けることが難しくなることもありそうです。まずは、流れに巻かれることなく、自分の意思をはっきり持って対処したいものです。

JUN 24 2024

瑛利奈

(C)ELINA

21日、新たな夏至図へ

6/17~6/23

今年は…平年よりも梅雨入りが遅れていましたが、本州付近も続々と梅雨入りとなる見込みだそうです。たしかに占星学の暦の上でも17日には金星と水星が蟹座入り。21日には太陽が蟹座へ入場して夏至に。いよいよ蟹座の季節が始まります。この夏至の瞬間から日本のホロスコープが書き替えられて、新たな日本国夏至図となります。また、海外の国々も新たな夏至図に変わるわけで、フランスで6月末から投票が始まる下院選では、極右政党のみならず、同時に極左も世論調査でリードしており、世界の金融業界を揺るがせています。たしかに、フランスの2024年の夏至図を作ってみましたが、与党連合は僅差で野党を下回っています。日本では、東京都知事選も近く、自民党改革で岸田政権の支持率は過去最低を打ったといわれていますが、下の日本国夏至図から観ると、政府与党はかろうじて逃げおおせるようです。

17日(月)は、二つの惑星が蟹座へ入場します。ひとつは…午後3時20分に蟹座入りする金星です。もう一つは水星。こちらは午後6時6分に蟹座へ入ります。水星は内惑星で一番太陽に近いため、すぐに金星に追いつきます。その時刻が午後9時42分。水星と金星がコンジャンクション(0°)になります。17日は一日を通じて、水星と金星がメインキャラクターとなり、若々しく、繊細、音楽的な一日です。その他、午前8時13分、天秤座の月が太陽にトライン(120°)と、安定した日です。しかし、金星と水星の方は海王星とスクエア(90°)を作って、よくいえば夢と幻想を織りなしますが、現実的に考えると、日頃の判断力を失って、つまらないミスをしたり、人に裏切られたりすることも。月は午後3時37分から蠍座へ入ります。

18日(火)も引き続き月は蠍座です。まず、午後0時13分、知性の惑星=水星が冥王星とインコンジャクト(150°)に。これは、秘密のファクターに邪魔されて、判断できないアスペクト(星同士の関係)です。午後11時12分には愛の星=金星が同じく冥王星とインコンジャクト(150°)を作ります。こちらも愛が秘密のファクターに邪魔されて、引っかかる暗示です。

19日(水)は午前5時18分、月が魚座の土星とトライン(120°)を形成。「まずは、現実を重視しましょう!」というメッセージです。その後は夕方まで思うようなアスペクト(星同士の関係)がありません。午後4時24分、蠍座の月が天王星とオポジション(180°)を作ります。予想外の事態です。その後、午後11時14分、蠍座の月は太陽とインコンジャクト(150°)に。有効なアスペクト(星同士の関係)がないままに、一日が終わります。

20日(木)は…午前0時52分に海王星が小惑星=ベスタとトライン(120°)を形成。海王星も小惑星=ベスタも「犠牲」を表します。やむなく相手に譲って、苦しい譲歩を受け入れてしまう暗示です。午前1時台にはここに月も加わって、水象の小惑星=ベスタ、月、海王星という、自己犠牲三銃士のようなグランドトラインが出来上がります。譲らざるを得ないような事態が起きるのかもしれませんね。EUやイギリスなどでは仕事の時間帯になりますが、幸い日本では深夜にあたるので、具体的な動きは少なそうです。むしろ、少し前=週明けくらいからの流れと看たほうがいいでしょう。午前1時31分から月は射手座へ入ります。午前4時32分、月が冥王星とセキスタイルに。このあたりから流れが変わっていきます。午前7時7分、自己犠牲のグランドトラインの一角にある小惑星=ベスタが獅子座へとサインを変えます。これまで蟹座にいて、自己犠牲を強いられているという被害者意識が、メソメソするのを止めて、確信へと変わる暗示です。宗教的、あるいは政治的理念に基づく信念が狂信的になってくると考えた方がいいかもしれません。午後0時21分、射手座の月は双子座の木星とオポジション(180°)に。月がいる射手座は木星の本来の座です。また木星は宗教を表します。こう書いているうちに、このアスペクト(星同士の関係)が「世界の分断」を表すように見えてきました。

21日(金)は夏至です。まず、午前3時12分、双子座の太陽が海王星とスクエア(90°)を形成します。嘘、または誤認を意味するアスペクト(星同士の関係)です。海王星の影響で判断力が朦朧としているうちに、午前5時50分、太陽が蟹座へ入場。夏至です。この瞬間で日本の運勢、日本国夏至図が書き換わります。下に今年(2024年)の夏至図をアップしたので、ご覧下さい。見れば見るほど、危なっかしいチャートですね。MC上の海王星が未来を模索していく感じです。しかし、案外ハードな傷はないので、個別に見れば悪くないのかも知れません。

22日(土)、午前8時8分から月は山羊座。午前10時7分、満月です。6月6日の新月以来の出来事の結果が出る時です。前後しますが、午前1時22分、水星は火星とセキスタイル(60°)がこの日唯一の好調なアスペクト(星同士の関係)です。スピーディな処理能力を表します。その他は太陽と冥王星のインコンジャクト(150°)など、マイナーアスペクト(星同士の関係)が多い一日ですが、方向さえ間違わなければ、意外とパワーは出そうな一日です。

23日(日)も山羊座の月が続きます。午前1時37分、月が火星とトライン(120°)に。深夜ですが、活動的です。海外でスポーツの試合があるのでしょうか?その後、午前中は月や水星がノードとスクエア(90°)に。身の回りの人間や環境などにイライラしそうです。午前11時33分、月が自己主張の小惑星=ジュノーとトライン(120°)を作ります。不満があったら直接交渉すれば、有利に解決します。午後になると月が癒やしの小惑星=セレスとコンジャンクション(0°)を作ったり、土星と好調になるなど、落ち着きそうです。

今週は、17日に金星と水星が蟹座へ入り、太陽系の様子も真夏モードに変わってきます。21日(金)は夏至。ここから新たな四半期の始まりです。今年の夏至図は蟹座の太陽、水星、金星に加えて、土星、海王星が魚座。もうひとつ、ASCの蟹座。5個の天体+ASC…水のサインが過半数を占めるラインナップになっています。これまでカサカサと乾いていた気候も一挙に湿潤に変わったり、人の心もウエッティに変化してくるかもしれません。蟹座さん、蠍座さんや魚座さんにとっては、水を得た魚の如く生きやすい世の中になるでしょう。反対に水のサインが少なく、ドライなチャートを持っている方には、自分にとって不足している水のエレメントが手に入って、案外快適になることも。新たな四半期に幸運が訪れるよう、私も蔭ながら応援しています。

JUN 17 2024

瑛利奈

(C)ELINA

まずは、目の前の問題から

6/10~6/16

みなさま、更新がおそくなって申し訳ありません。さて、双子座の季節ももう3分の2が終わろうとしています。先週は6日に新月…。その後、先週末には金星、太陽が土星とスクエア(90°)を作って、私たちは新たな選択を迫られることになりました。そんな時期だけあって、インドでは4日、4月19日~6月1日に投票が行われたインド議会下院選挙の結果が開票されました。モディ首相が率いる与党は予想より議席を減らし、連立によってなんとか過半数を維持しました。モディ首相は3期目の政権を発足させはしましたが、インド国民の間には不平等感による不満が渦巻いているようです。また、(EU)欧州議会選挙でも親EUの主流会派の勢力が後退し、右傾化する傾向が見られました。日本国内も「実質賃金マイナス」というニュースが飛び交っています。現在の双子座の太陽を取り巻く水星、金星を始め、双子座の木星など、星たちは「もう一つの選択をしたらどうなるの?」というメッセージを私たちに送っているようです。

10日(月)は午前4時28分から月は獅子座。午前5時23分には月は火星とスクエア(90°)、午前7時50分には月が冥王星とオポジション(180°)と、「どうする?どうする?」と真顔で迫ってくるようなアスペクト(星同士の関係)が続きます。午前11時8分に月が木星とセキスタイル(60°)を作って、ようやく雰囲気がほぐれます。とはいえ、真剣勝負の一日という印象です。

11日(火)になると獅子座の月は第2デークに。午前11時34分に月は水星とセキスタイル(60°)、午後8時57分には月は太陽とセキスタイル(60°)をを作って、概ね順調な一日になるでしょう。ただ、午後10時21分、牡牛座の火星が冥王星とスクエア(90°)を形成します。強烈な力と意思の闘いです。牡牛座へ入場したばかりの火星が影の実力者=冥王星に怖いもの知らずで挑んでいきますから、双方とも後へ退くということを知らないかもしれません。牡牛座さん始め、フィックスドサイン(獅子座、蠍座、水瓶座)の1度前後に太陽などを持つ方は自重すべきでしょう。

12日(水)は…午後2時38分から月は乙女座です。午後7時26分、月が牡牛座の火星とトライン(120°)に。月は火星と冥王星の闘いで、火星側に加勢します。午後7時47分には、双子座の水星が土星とスクエア(90°)です。熱い闘いから冷たい弱気へと温度が一挙に冷めていくでしょう。午後10時49分、月が木星とスクエア(90°)を形成。一見、明るそうなアスペクト(星同士の関係)ですが、カラ元気かもしれません。問題を甘く見ないことが大切です。

13日(木)は…乙女座の月が続きます。主要な惑星のメジャーアスペクト(星同士の関係)がまったくない一日です。大きなテーマが浮上してこないので、身の回りの人間関係や職場での不平等問題などを考慮して、デリケートに過ごしたい一日です。

14日(金)も月は乙女座の第2デークから第3デークを通過していきます。午前5時17分、月は土星とオポジション(180°)を作って、ちょっと憂鬱な朝になります。その後、午後2時18分、月は太陽とスクエア(90°)に。先週、6日の新月から約一週間経ち、あれからの歩みの成果をチェックする時です。午後4時50分、月は天王星とトライン(120°)を作ります。好奇心旺盛になって、ちょっと冒険してみたくなるかもしれません。

15日(土)午前1時32分、太陽が水星とコンジャンクション(0°)を作ります。これは…水星にとってあまり有り難くないアスペクト(星同士の関係)です。太陽のパワーがあまりに強く、水星はコンバスト(燃焼)という現象に陥ります。太陽があまりに強い意志とパワーを持っているため、水星は独立性を失って太陽に吸収されてしまうのです。例えば、太陽の力が「支配」だとすると、水星は「コミュニケーション」です。つまり「コミュニケーション能力」…相互に話し合う力が発揮できなくなって、太陽の主張に押し切られてしまう…ことになるのです。その後、午前2時53分には月は海王星とオポジション(180°)を形成。頭がボッーとする暗示です。徹夜で仕事をしたり、夜更かしをすると、後で過ちに泣かされる可能性も。午前3時11分から月は天秤座へ入ります。ここから流れが変わって、午後12時43分に月は木星とトライン(120°)を形成。ここが15日(土)の最高の時間帯です。午後は節度を守って過ごすといいでしょう。

16日(日)…日曜日ではありますが、天秤座の月がドラゴンテイルとコンジャンクション(0°)を作って、なんとなく引き籠もりたい気分です。日中もイマイチ有効なアスペクト(星同士の関係)がありません。最も大切な人、一人に絞って、罪滅ぼしや日頃の恩返しのために、その人に尽くしたらよさそうな一日です。あまり強く自分を出さずに思いやりに満ちた対応がいい結果を招きます。なんとなく内気な一日になりそうです。

今週は…先週のようなキビキビした星の動きは影を潜めて、各自、自分の問題に没頭したほうがよさそうな日が続きます。まずは、通過点の一週間といったところです。

JUN 11 2024

瑛利奈

(C)ELINA

週末に大きな契機が…

6/3~6/9

双子座に木星が入ったのが、5月26日…。新たな木星の時代はもう一週間あまり過ぎました。あれから、メキシコではシェインバウム氏が勝利して、初の女性大統領が誕生しました。一方ではトランプ前米大統領に、ニューヨーク州地裁の陪審員は全員一致で前大統領を有罪とする評決を下しました。ドナルド・トランプ氏は誕生日が6月14日で双子座。メキシコの新大統領、シェインバウム氏の生年月日を調べてみましたが、彼女も6月24日生まれの、こちらは蟹座。東京都知事選に出馬すると見られている現職都知事、小池百合子氏も7月生まれの蟹座です。前米女子オープンで優勝した笹生優花選手も6月20日生まれの双子座です。さすが!双子座~蟹座の有名人が「時の人」になっていますね。

3日(月)は牡羊座の第3デークの月から始まりますが、牡羊座の月のアスペクト(星同士の関係)は低調。メジャーアスペクト(主要な星同士の関係)は午前7時3分の月と火星のコンジャンクション(0°)くらいです。火星といえば、午前6時31分ごろの地震警報には驚かされましたね。能登半島地震の余震のようですが、被災地の半壊している家屋などには影響があったでしょう。しかし、1月1日の本震の時にはこのような警報は鳴らなかったような…。午前9時12分には木星が冥王星とトライン(120°)を形成して、こちらの方は「力強く人生を生きていく」というエールです。午後2時55分から月は牡牛座へ入場。その後、午後4時36分に水星が双子座へ入りますが、水星にとって本来の座なので、知的活動、通信環境、コミュニケーションなどはスムーズになりそうです。

4日(火)は引き続き、ずっと月は牡牛座です。午後2時29分、双子座の金星がドラゴンテイルとトライン(120°)を形成。これは…愛の星がシャイになって、内向的になる暗示です。なんとなく、メソメソ、じとじとする雰囲気に。午後3時11分になると、水星が冥王星とトライン(120°)を作って、理性的に覚醒しそうです。驚くようなニュースが入ってくるかもしれません。午後7時23分、水星が木星と双子座でコンジャンクション(0°)に。水星の働きはマックスになります。大切な発表をしたり、論文、文章を書くには最適な時間です。感情を内向きに引っ張る金星にかまけないで、理性的に徹したほうがいい日ということでしょう。

5日(水)は午前0時33分から太陽が金星とコンジャンクション(0°)に。とはいいながら、昨日のドラゴンテイルの影響は受け続けていますから、「疑心暗鬼になった愛が太陽の光で自信を取り戻す」と考えるべきです。「最初に心に誓った愛の目標を忘れずに!」と。愛を信じましょう!午後5時35分から月は双子座へ。その後、午後9時49分には月は木星と合(0°)になり、いつもの楽しい夜が戻って来ます。

6日(木)は午後9時37分、双子座の新月です。5月8日の新月以来のひと月がリセットされることに。連休明け以降、こころなしか、今年は色々あったような気がしますね。ここから心機一転して、新しい月のサイクルに入ります。

7日(金)…第2デークの双子座の月は魚座の土星とスクエア(90°)が待っています。時刻は午前2時118分。その後、午前10時55分には太陽が冥王星と小競り合いの関係=セスキコードレート(135°)を作ります。金銭問題も絡むことに。ちょうど、自民党が政治と金の問題のような感じです。「改革したいけれども雑事が片付かない」というストレスを表します。ここまで書くと、苦悩とストレスに満ちた一日…になりそうですね。午後9時40分から月が蟹座へ入場して、気分が変わるでしょう。

8日(土)は一日を通じて月は蟹座です。またもや、深刻なアスペクト(星同士の関係)があります。午後5時25分の金星と土星のスクエア(90°)です。金星は愛の星ですが、土星は愛を諦めさせようとする冷たい星です。土星が示す「現実」が「愛」の前に立ちはだかって、「別れれば楽になるよ」と、計算づくのアドバイスをするのです。フィフティ、フィフティで優柔不断になっている人にはいいかもしれませんが、まだまだ可能性がいっぱいある人も弱気になるタイミングです。殺伐とした気持ちになりやすい時です。金星と土星のスクエア(90°)を頭に置いて、「悲観的になりすぎているかも」と憂鬱な気持ちを払ったほうがいいかもしれません。

9日(日)…今週の週末は大きな契機になりそうなアスペクト(星同士の関係)が次から次へと起こります。午前8時7分には蟹座の月が土星とトライン(120°)を作って、日曜日にもかかわらず、真剣に努力する方向へ私たちを誘います。午後1時34分には5月1日から牡羊座を通過していた火星が牡牛座へ入場。牡羊座の火星に悩まされていた天秤座さんや、特に蟹座さん、山羊座さんにとっては朗報です。午後7時35分には、今週数少ない太陽のアスペクト(星同士の関係)、太陽と土星がスクエア(90°)が形成されます。これは…「現在歩んでいる道や行っていることを止めるべきか?それとも苦労して戦い獲るべきか?」という分岐点です。分かりやすくいうと「試練の時」です。ここを乗り切れれば「本物」ということです。

今週は週末になって、いくつかの分岐点があります。季節も春から本格的な夏へ向かいます。いろいろな問題に答えを用意しておかなければならない一週間…なのかもしれません。

JUN 4 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

 

双子座に星たちが集結

5/27~6/2

先週は…20日に太陽が双子座入り、24日に金星が双子座へ入って、週末の26日、日曜日には約1年ぶりに木星が双子座へ入りました。現在の太陽系は、双子座の太陽、金星、木星に、水瓶座の冥王星を加えて、合計4個の天体が風のサインとなりました。一週間前までは太陽、水星、金星、木星、天王星と5つの天体が牡牛座にいたのですが、ガラッと様変わりしました。みなさまはこの変化をどのように受け止められたのでしょうね?

この一週間で世界情勢としては…台湾で20日、民進党の頼清徳氏が新しい総統に就任。同じく20日、国際刑事裁判所(ICC)のカリム・カーン主任検察官はパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐる戦争犯罪容疑で、イスラエルのネタニヤフ首相らとイスラム組織ハマスの指導者らのの逮捕状を請求するなどしました。また、フランス領ニューカレドニア、今月中旬以降、暴動が広がりました。国内では、静岡県知事選挙は、立憲民主党と国民民主党が推薦した元浜松市長の鈴木康友氏が当選し、自民党が4連敗しました。ガザ情勢の方はまだまだ不透明ですが、自民党の方はかなり追い詰められてきた感じです。しかし、わからないの未来予測です。今週は…太陽を始め、主要な惑星同士のトライン(120°)という調和座相が1個もなく、調和しているものはただ一つ…水星が土星とセキスタイル(60°)を作っているのみ。かといって、オポジション(180°)やスクエア(90°)という明確な不調和座相も主要な惑星に関しては、ひとつもありません。要するにダイナミックな動きはひとつも見当たらない一週間になります。

27日(月)は山羊座の月、後半から始まります。朝方に月は牡牛座に残った水星とトライン(120°)、日没後には同じく牡牛座の天王星とトライン(120°)を作ります。溜まった事務仕事をこなすにはいい日といえそうです。

28日(火)、午前5時44分に月は水瓶座へ入ります。冒頭に書いたように、現在は双子座に太陽を始め、惑星がたくさんありますから、水瓶座の月はこれらの星たちとトライン(120°)の好調座相を作ります。特に午前6時31分、月は双子座の木星とトライン(120°)に。早起きをした人が木星の恩恵を掴めるでしょう。午後12時21分には今週唯一の惑星同士のメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)、水星と土星のセキスタイル(60°)が形成されます。絶好の仕事日和になります。午後6時53分、月は太陽とトライン(120°)に。安定のうちに一日が暮れていくでしょう。

29日(水)も引き続き月は水瓶座です。前日よりは消極的な一日です。ドラゴンテイル、自己犠牲の小惑星=ベスタ、天王星といった、いわゆる凶星の動きが目立ちます。細部にまで気を配らないと、より面倒な事態に突っ込む危険性が。手抜きはできない一日と考えてください。

30日(木)午前2時8分、火星が彗星=キローンとコンジャンクション(0°)を形成。これは葛藤に満ちたアスペクト(星同士の関係)です。攻撃的な火星と傷を癒やす彗星=キローンが合(0°)になる…。喩えていうと、いまの大谷翔平先週のようなものですかね?持てる力を出し切って攻撃したい気持ちと傷を治したい気持ちが共存している状態です。あるいは、今のウクライナの戦力のような感じかもしれません。「ロシアに強気で攻撃を仕掛けたいのだけれど、内情は傷だらけだ」…まずは、自分の攻撃力にメスを入れて診断して、実力をよく把握することです。午後1時24分にも水星がキローンとセミセキスタイル(30°)を作ったり、時間が前後しますが午前1時18分には金星がキローンと同じくセミセキスタイル(30°)を作っています。繰り返し彗星=キローンが出てくる自己診断と癒やしを考察する日…とでもいったらいいでしょう。午前9時32分から月は魚座です。

31日(金)…午前2時12分、魚座の半月です。午後2時53分、水星が天王星とコンジャンクション(0°)に。当面の答えが出て、トレンドが大きく方向転換する可能性が。「出来ないものはできない」などと現実的な回答が出そうです。頼み事は避けたい日ですね。

6月1日(土)…魚座の月は深夜から夜明けにかけて、天王星、水星とセキスタイル(60°)を作ります。調子よく行ったかと思うと、午前11時54分、月は海王星とコンジャンクション(0°)に。夢を見てしまいます。午後12時28分から月は牡羊座へ入場。これにより元気が出て覚醒します。午後2時57分、月は木星とセキスタイル(60°)を作って、幸運な時間が到来します。午後3時41分、月は冥王星ともセキスタイル(60°)に。頑張れば、現状を変えられそうです。午前中はイメージの世界に浸り、午後は行動的に攻める…そんな一日になりそうです。

2日(日)はまったりできそうな日曜日です。月は一日を通じて牡羊座。午前7時15分、月は金星とセキスタイル(60°)を作ります。今日の予定が楽しみで、たまらない感じです。午前8時34分、月は太陽とセキスタイル(60°)に。いい流れです。午後12時7分、月はドラゴンヘッドとコンジャンクション(0°)を形成。人との繋がりが広がって、賑やかな一日です。

今週は…星の群れが双子座へ移動してきます。一週間前までは金銭のハウスを支配する牡牛座でしたが、双子座は情報通信を意味します。「モノ」や「カネ」に拘っていた期間から、「知識」や「精神」へとテーマが変わります。これらのキーワードを参考に努力の方向を探ってみるといいでしょう。

MAY 27 2024

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

26日、木星は双子座へ

5/20~5/26

みなさまは先週、5月19日の太陽と木星のコンジャンクション(0°)のチャンスをいかが過ごされましたか?時間が午前3時45分だっただけに「その時間は寝ないで頑張った!」という方は少ないと思いますが…。かく言う私は、気持ちばかり浮ついてしまって、なかなか効果的な行動をとることができませんでした。いつもいうように「幸運の女神は後ろ髪がない」ので、木星のチャンスは事前に=約二週間くらい前から着々と行動に移すことが大切なようです。今週は…太陽と木星の次のイベント、金星と木星のコンジャンクション(0°)があります。度数は牡牛座の29度23分。牡牛座の木星最後の幸運なヒラメキを享受できる時間となります。今週は…その後、26日に木星が牡牛座を去って、新たなサイン=双子座へ入場します。大きな星のイベントが重なる一週間です。

20日(月)は天秤座の月から始まりますが、一日を通じて月は好調なアスペクト(星同士の関係)を作りません。ただ太陽は…午前7時44分、海王星とセキスタイル(60°)に。太陽は牡牛座の29度25分、海王星は魚座の29度25分で、太陽にとっては牡牛座最後の好調角となります。文学的に表現すると「変わりゆく時代への鎮魂歌」のようなアスペクト(星同士の関係)かもしれません。その後、午後9時59分、太陽が双子座へ入場して、前の湿っぽい雰囲気を一掃することになるでしょう。新しい時代の第1の扉が開きます。

21日(火)は午前7時33分から月は蠍座へ入ります。蠍座の若い度数の月に対して、太陽系の環境は厳しく、ハードアスペクト(困難な星同士の関係)ばかりです。午前11時33分、月は冥王星とスクエア(90°)、午後11時18分には月は水星とオポジション(180°)です。深く掘り下げようとすればするほど、困難が伴う…といった一日になりそうです。

22日(水)は権利の主張の小惑星=ジュノーが随所で顔を出してくる日です。午前0時42分には月とジュノーがセキスタイル(60°)。午後12時11分には牡牛座の水星が小惑星=ジュノーとトライン(120°)を作ります。これは…「不平等を感じたらすぐにアピールすべし」というメッセージです。逆の立場の人には…例えば面倒を避けたいなどの理由で細部をスキップしてしまうと、突き上げられたりなどする可能性も。午後6時49分には月が自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)に。相手の主張をのんでようやく決着が着く暗示です。午後7時2分には月が土星とトライン(120°)を作って、「やれやれ、ハードな一日が終わった!」という感じです。

23日(木)は午前0時13分、双子座の太陽が冥王星とトライン(120°)を形成。まさに新しい時代の方向へ流れが変わります。午前2時31分、土星が自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)を形成。午後4時27分、蠍座の29度の月が慈善の惑星=海王星とトライン(120°)に。新しい決定に身を切るような、苦渋の選択をする暗示です。シリアスな一日ですが、午後5時23分から月が射手座へ入場すると、雰囲気がガラッと変わるでしょう。午後5時23分、前述の金星と木星のトライン(120°)という優雅で愛に満ちた素晴らしいアスペクト(星同士の関係)が!このアスペクト(星同士の関係)は牡牛座の29度23分で起こります。牡牛座さんや乙女座さん、山羊座さんなど、地のサインに太陽や金星を持つ方にはラストチャンスです。思い残すことのないよう、告白すべきものは告白し、最愛の人に渡したいものはこの時間までに。23日は…昼間はコツコツ働いて、アフターファイブは愛を謳歌する…こんな一日になりそうです。

24日(金)は…午前5時30分、愛の星=金星が双子座へ入場します。これからは双子座さんや天秤座さん、水瓶座さんに愛のチャンスが巡ってきます。午前6時43分には木星が海王星とセキスタイル(60°)を形成。夢や理想が膨らむ時です。午後8時33分には射手座の月がサウスノードにトライン(120°)。ランダムに仲間が増える暗示です。ベクトルはあくまで外向的。人と人との繋がりが楽しくて仕方がない一日です。

25日(土)もさらに射手座の月が続きます。火星や冥王星が目立って攻めで行きたい日です。午前3時29分に月が土星とスクエア(90°)になるなど、困難に出くわすタイミングも。午後8時16分、双子座の金星が冥王星とトライン(120°)を作ります。愛の手応えを探求していった結果、新たな発見がある可能性が。謎の答えを掴んで、あなた自身の考えが変わってしまうことも。この世界の広さや神秘を感じるかもしれません。

26日(日)、午前0時35分から月は山羊座へ入ります。午前8時14分、昨年(2023年)5月17日から牡牛座へ入場した木星が約1年ぶりに双子座へと移動します。木星はオールマイティの幸運星といわれる惑星です。木星がいるサインの方すべてに加護があると考えていいでしょう。これから双子座さんを中心に世界が回っていくことになりそうです。もちろん、天秤座さんや水瓶座さんも加護にあずかれます。反対に今まで木星が通過していた牡牛座さんにとっては、特別の日々から日常的な日々へとランクダウンした感覚があるかもしれません。しかし、木星に保護されていた期間はお金を借りているのに借金取りが来なかったような状況を想像してみて下さい。たまたま借金取りが来なかっただけで、借りたお金はいつか返さなければならないのです。そう考えれば「ツイテナイ」などと、ボヤかなくても済むでしょう。今日から木星が入ってくる双子座さん始め、風のサインのみなさんもいつまでもこの幸運が続くわけではないので、自分自身の太陽や金星の度数を調べて、幸運の時期をピンポイントに把握して、今から作戦を立てておくことです。そうすれば、木星のパワーをフルに活用できるでしょう。

今週は…20日(月)に太陽が双子座へ入場。23日(木)には牡牛座の最後の度数で金星と木星のコンジャンクション(0°)があります。その後、24日(金)には金星が双子座入りして、26日(日)にはオールマイティの幸運星=木星が双子座へ入場します。このように今週は、イングレス(サインに入ること)始め、重要なイベントが満載の一週間です。毎日を大切にして、有意義に過ごしてくださいね。

MAY 20 2024

瑛利奈

(C)ELINA

牡牛座の木星、ラストチャンスへ

5/13~5/19

先週は…パレスチナの国連加盟を支持する決議案が江連想会で採択されたり、またウクライナでは東部ハルキウでロシア軍の攻勢が続くなど、世界情勢は新たな出来事がありました。日本国内では、政治問題は影が薄れ、いくつかの殺人事件に関する報道が多かったように思います。しかし、いちばん衝撃的なのは、太陽の黒点付近で起きる「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面の巨大な爆発現象です。日本時間の11日から13日にかけて観測された地磁気の変動幅は500ナノテスラを超え、通常の10倍ほどになるそうです。12日には太陽フレアの影響で、世界各地で低緯度オーロラが観測されました。オーロラを見た人や、写真撮影に成功した人はこの希有な現象に立ち会えたことに感激しているようです。しかし「太陽フレア」の影響は占星学でまだ研究されておらず、多分、土星や天王星のコンジャンクション(0°)を怖れる人が多い今日、「太陽フレア」の影響はさらに生理学的にもよくないものと思われるのですが、そこは人間の未知のものを探検したい心理なのでしょう。研究者の好奇心と考えれば、納得できる部分もあります。今回の磁気の変動幅は1991年3月以来だそうです。

さて、星の話に戻りますが、今週は占星学的にも数々のイベントが盛りだくさんの一週間です。なによりも昨年(2023年)の5月17日から牡牛座へ入ってきた木星が今年(2024年)5月26日には牡牛座を去ることになります。今週は、牡牛座の木星が太陽系を守護する最後の一週間といっても過言ではないのです。中でも、木星にとって最も重要な相手=太陽とのコンジャンクション(0°)が今週末の日曜日、19日に形成されます。つまり、この一週間は…木星の恩恵を享受するために努力する日々というわけです。何故なら、木星は…昨年(2023年)の5月17日から牡牛座へ入りましたが、今日までの一年間、まだ一度も太陽とコンジャンクション(0°)を作っていないのです。今週末は、木星が一年待ってようやく太陽と面会する…貴重な日となるのです。

13日(月)…太陽の爆発で磁気嵐が吹き荒れるなか、一週間が始まります。月のサインはほぼ蟹座の第3デークから。午後6時12分には月は海王星とトライン(120°)を作って、順調なアスペクト(星同士の関係)が多い(特に月の)一日でしたが、午後6時13分、太陽が天王星とコンジャンクション(0°)を作ります。これは非常に影響力のあるアスペクト(星同士の関係)です。「変化」を表します。多分、先週のパレスチナの国連加盟やウクライナ情勢の変化などはこの影響と思われます。「改革」のように、必ずしもいい方に変化するとはいえませんが、一定の時代の終わりを暗示するアスペクト(星同士の関係)です。午後7時35分から月は獅子座へ変わります。

14日(火)午前4時44分、牡牛座の金星が土星とセキスタイル(60°)を形成。現実的な線で愛情問題や金銭問題が安定する暗示です。その後はマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)が続き、午後3時48分、月が火星とトライン(120°)に。スポーティで活発な一日です。

15日(水)は一日を通じて月は獅子座です。獅子座の月は午前8時47分に金星とスクエア(90°)、午後4時57分には天王星と同じくスクエア(90°)を作ります。朝、仕事が始まってから仕事終わりまで、重い時間が流れる暗示です。午後8時47分には半月。前後しますが、午後2時36分、癒やしの小惑星=セレスが逆行に変わります。「癒やしが足りない!」…こんな感じの一日になりそう。肩こりや目の疲れ、腰の痛みなどに注意しましょう。

16日(木)午前2時4分、「こころ」を支配する水星が牡牛座へ入場します。これまでの水星の動きは、3月10日に牡羊座へ入場してから、4月2日に逆行、その後、4月25日に順行して、かれこれ2ヶ月以上牡羊座にいました。牡羊座の水星はせっかちで、慌て者。その上、気が短いので、牡羊座と相性が悪い方は、この期間は困ることが多かったかもしれません。ようやく落ち着きのない水星とお別れです。ただ、「金銭」を牡牛座なので、お金の問題が今後のテーマになりそうです。午前6時32分から月は乙女座へ入ります。

17日(金)は…24時間中、好調なアスペクト(星同士の関係)がない一日です。午後4時43分、昨日牡牛座へ入ったばかりの水星が冥王星とスクエア(90°)を作ります。お金の計算をしていたら、「おかしい処理があるな?」といった感じです。あるいは、「おかしいですよ!」と突っ込まれる場合も。さらに踏み込むと、問題を秘密裏に収めてしまうケースも。午後6時47分、乙女座の月が土星とオポジション(180°)に。問題が多い一日で、クタクタになるかもしれません。

18日(土)…前日と打って変わって、順調な一日です。午前4時台から月は金星とトライン(120°)、その後6時前には天王星とトライン(120°)に。楽しいお出かけの計画が進みそうです。午後2時53分には月は太陽とトライン(120°)。何事も安定感抜群です。午後3時41分、月は木星とトライン(120°)に。加えて、何かしらボーナスが出そうです。午後6時8分、月と海王星がオポジション(180°)。ここで初めて警告が!ボーッとしたらミスをしそうです。午後7時22分から月は天秤座へ入場します。このタイミングで夢から覚めるでしょう。午後8時40分、愛の星=金星が天王星とコンジャンクション(0°)を形成。愛に異変が起きる暗示です。もっとも、このアスペクト(星同士の関係)は重要な惑星同士ですから、週の初め頃から感じている方もいるかもしれません。愛の問題で別れを考えたり、決着を着けようとしていたり。そんな方には大きな決断を促すアスペクト(星同士の関係)です。「誰にも干渉されずに我が道を歩こう!」…こんな気持ちになる方も…。

19日(日)…早くも午前3時45分、太陽が木星とコンジャンクション(0°)を作ります。これは…前述のように木星が牡牛座へ入った昨年(2023年)の5月17日以来、一年ぶりのご対面!となります。仮に木星が弁護士だとして、ある事案を任されて尽力してきたとします。契約期間の終わりが迫ってきた今、ようやくクライアントと対面する…というような場面でしょうか。あるいは、海外へホームステイさせていた子供がようやく帰って来て、親と対面するとき…とか。一年待って、最愛の人とようやく会える時のような劇的な瞬間です。特に牡牛座さんにとっては、夢を叶えるチャンスです。ただ、その場限りのお願いではもったいないので、少なくとも二週間くらい前から準備しておくべきでした。いまからでは遅いって?少なくともこれは今までの彼岸を叶えるチャンスなのです。牡牛座さんの次に乙女座さん、山羊座さんにとってもチャンス、それもラストチャンスです。その他のサインの方にとっては、お金や財産の問題、あるいは住まいやアートの問題など、挑戦してみるといいでしょう。19日はこれ以降、ネガティブなマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)ばかりで特筆するようなものがありません。太陽が木星とコンジャンクション(0°)ひとつに絞って、真剣に心を込めることです。

今週は…5月19日に1年1ヶ月ぶりの太陽と木星のコンジャンクション(0°)があります。年に一度しかない幸運なアスペクト(星同士の関係)なので、みなさんも思い切り幸運の女神の胸の中へ飛び込むといいでしょう。絶対失敗はしないはずです。

MAY 13 2024

瑛利奈

(C)ELINA

8日の新月で月はリセット

5/6~5/12

長いGWも6日で終わり。特に後半はさわやかなお天気で、誰でも外へ出たくなるような毎日でした。先週の動向でいちばんの驚きはドル円の為替相場の変動の大きさでしょう。4月29日には1ドルが160円を上回って急騰していたのに、5月3日には151円を割るほど下落しました。連休で海外旅行へいく資金を換金したかたにとっては、ドルを買うときは高くて、円に戻す時には安くなり、災難でしたね。また、先週は世界各地で豪雨による洪水が起きるなど、自然災害も多発しています。

今週の星の太陽系はバンドルタイプといって、太陽を中心に惑星が一箇所へ集中する形になっています。水瓶座の冥王星から始まって次の魚座に土星、海王星、そして牡牛座に木星、天王星と、太陽系の外側の惑星は水瓶座~牡牛座まで最近は並んでいたのですが、太陽が内惑星グループを引き連れて牡羊座に入る頃から、ちょうど魚座の土星と牡牛座の木星の間に入って、太陽系は大きなひとつの塊(かたまり)になっています。天体同士の距離が近いので、いちばん先頭の冥王星と最後の木星との間でも113度どほどになり、トライン(120°)を作る惑星はありません。あっても毎日の移動距離の多い月だけとなっています。従って、あまり変わり映えのない配置となっています。

6日(月)…連休も終わり、帰宅ラッシュのニュースばかりですが…。6日は重要な天体同士のメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)は皆無です。月でさえもマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)か、メジャーアスペクト(主要な星同士の関係)を作ったかと思うと、相手が小惑星だったりと、一日を通じて細かい動きに終始します。月と主要な惑星のアスペクト(星同士の関係)は、午後2時56分の月と水星のコンジャンクション(0°)のみです。ちなみに月、水星は牡羊座。度数は20度です。水星は=移動を表します。また牡羊座は「スピーディに」という意味です。そのこころは「帰宅ラッシュ」というところですかね。

7日(火)は午前6時41分から月は牡牛座へ入場。その後、今週唯一の太陽の重要なアスペクト(星同士の関係)があります。午後2時41分の太陽と土星のセキスタイル(60°)です。太陽は牡牛座の17度土星は魚座の17度。仕事再開に努めて臨む…という感じです。まずは「問題をチェックしてから慎重に」という暗示です。

8日(水)午後12時21分、牡牛座の新月です。度数は牡牛座の18度。4月9日の日食から始まる月のサイクルがようやくリセットされ、不吉な霧もようやく晴れることになるでしょう。午後8時を回ってから月は天王星とコンジャンクション(0°)に。一時的に波瀾の空気が漂いますが、変化を求める気持ちの表れかもしれません。

9日(木)、午前1時30分、牡牛座の月は木星とコンジャンクション(0°)。深夜で残念ですが、ハッピーな時間です。その後、午前8時20分から月は双子座へ入ります。双子座の月は午前11時52分に冥王星とトライン(120°)。午後7時47分には火星とセキスタイル(60°)に。活動的な一日です。積極的に現状を改革したり、問題点を洗い出して、困難な作業に取りかかるにはいいキッカケが掴めそうです。

10日(金)は、落とし所をさぐる日…といってもいいかもしれません。午前0時53分には冥王星が小惑星=パラスとセキスタイル(30°)を作ります。改革や刷新に賢者=パラスの智恵借りて、解決策を探る…といった感じです。月が土星とスクエア(90°)を作った後、午後6時19分には金星が小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)に。「責任を認めて進んで負担を負いましょう」という方向へ物事が動くでしょう。

11日(土)は…午前2時12分に月が水星とセキスタイル(30°)を作ります。目の前の現状の本質を理解するアスペクト(星同士の関係)です。しかし、11日に前向きなのはこのアスペクト(星同士の関係)だけで、その後は金星、海王星のセミスクエア(45°)や月と海王星のスクエア(90°)など、現実逃避的な動きばかりが目立ちます。午後12時12分から月は蟹座へ。午後4時前には月と冥王星のインコンジャクト(150°)など、腑に落ちない動きばかりです。答えを出すのは諦めて、まずは問題点を認識することから始めるときでしょう。

12日(日)も…午後1時48分の月と自己犠牲の小惑星=ベスタのコンジャンクション(0°)に象徴されるような、「重い荷物を進んで背負うしかない」と悟るような星の動きが続きます。GWのしわ寄せかもしれませんね。覚悟を決めたら、午後4時57分からは月が金星とセキスタイル(60°)を作って、楽しい時間の始まりです。

今週は8日の新月から月が新しいサイクルに入り、日食の影からようやく解放されることになります。しかし、前述のように太陽系の惑星が固まっているため、ダイナミックな動きに乏しい一週間です。概ね「溜まった仕事を片付けよう!」といったメッセージばかりですが、まずは「日々精一杯努力する」という姿勢に乗り切るしかありませんね。

MAY 6 2024

瑛利奈

(C)ELINA