双子座の水星と若返った土星

5/26~6/1

先週は…25日(日)の午後12時35分、土星が牡羊座へ入場しました。これは29年ぶりのことです。土星のサインが変わってから、日本は目まぐるしく新たなフェーズへ入ったようです。21日に石破茂首相は、江藤拓農相が辞任(実質的には更迭)したのを受けて、後任に、自民党の小泉進次郎元環境相(44)を起用しましたが、それ以来、日本のニュースは小泉進次郎農水大臣一色に変わったようです。たしかに江藤拓前農相は太陽が蟹座で、これから土星がスクエア(90°)という凶角度に入ってくるだろうし、小泉新農相は太陽が牡羊座でこれから土星の度が深まってくると、正念場を迎えることにはなっています。しかし、私が驚いたのは、魚座の29度の土星が牡羊座の0度へリセットされたと同時に世の中の雰囲気が急に忙しく活気づいて来たことです。他のサインのイングレス(0度へ入ること)と違って、魚座の29度は通し度数でいうと359度になり、牡羊座は0度ですから、落差もひとしおなのかもしれません。

26日(月)…今週の月は牡牛座の第2デークから始まります。午前9時59分、コミュニケーションの惑星=水星が双子座へ入ります。双子座は水星にとって本来いるべき「本来の座」ですから、水星の品位は最高になります。要するにフルに働くことができるという意味です。午前10時45分、水星は牡羊座へ入ったばかりの土星とセキスタイル(60°)に。新鮮な者同士、お互いの力を共有し合います。午後10時51分、月は革命の惑星=天王星とコンジャンクション(0°)を作って、改革が始まった一日を締め括ります。

27日(火)は午前2時21分から月は双子座です。午前2時~5時台にかけて、月は土星とセキスタイル(60°)、水星とコンジャンクション(0°)、海王星とセキスタイル(60°)を作って、順調に雰囲気を盛り上げていきます。午前5時36分、注目の水星は海王星とセキスタイル(60°)を形成。夢を広げます。午後12時2分は新月。今後はさらに実のある議論がスタートするでしょう。

28日(水)は午前2時55分、水星は冥王星とトライン(120°)を形成。水星は内惑星ですから、進む速度が速いのですが、実にいい味方を捕まえます。これで状況を一挙に逆転させることに。これ以降重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はありませんが、双子座の月は午後10時の木星とコンジャンクション(0°)など、いい相手に恵まれて、幸運を振りまいていきます。

29日(木)、午前2時32分から月は蟹座です。あいにく蟹座の月にはいいパートナーがおらず、午前2時58分、初めて作るアスペクト(星同士の関係)は土星とスクエア(90°)という厳しいものです。この日は蟹座の月にとっては敵ばかりで、幸運なアスペクト(星同士の関係)は皆無です。ただ、午前9時44分、水星は義務を表す小惑星=ベスタと、これもまた落とし所が見つからないアスペクト(星同士の関係)=インコンジャクト(150°)を形成します。水星はどこまで自己犠牲したらいいのか?探っていきます。午後1時13分、月とベスタはトライン(120°)を作り、負担や譲歩は重くなります。

30日(金)は午前中、惑星はおろか、月さえも有効なアスペクト(星同士の関係)が非常に少ない時間帯にです。午後1時12分、太陽と水星はコンジャンクション(0°)を作ります。これは、コンバストといって、水星の繊細さを太陽が大量の熱で奪うことになります。午後5時44分、月は金星とスクエアを作って、徒労感を以て一日が終わっていきます。その後もイマイチ真実に辿り着けない夜になりそうです。

31日(土)は午前5時16分から月は獅子座です。5時台から午前8時31分まで、獅子座の月は土星、海王星とトライン(120°)を作り、午前11時43分には、月は冥王星とオポジション(180度)を形成。難航の兆しです。午後1時26分、火星は権利の主張の小惑星=ジュノーとオポジション(180°)に。議論になりそうです。

6月1日(日)は、引き続き月は獅子座です。この日、月がいいアスペクト(星同士の関係)を作るのは、午前3時37分に水星とのセキスタイル(60°)のみです。午後7時40分の月と火星のコンジャンクション(0°)もありますが、月が火星の攻撃性を帯びるので、平和に過ごしたい方にはよくないでしょう。それよりも午前11時39分の金星と調整の小惑星=パラスのセキスタイル(60°)は、この日が調整日であることを象徴しています。緊張やストレスをほぐして、精神の安らかさを取り戻したい日です。

今週は26日の水星の双子座入りと27日の新月がクライマックスになります。目標が決まったら、あとはコツコツ積み重ねの一週間といえるでしょう。

MAY 26 2025

瑛利奈

(C)ELINA

25日、土星の牡羊座イングレス

5/19~5/25

先週は…週末、18日に太陽が天王星とコンジャンクション(0°)になり、その象意のとおり、事故の多い一週間でした。まず、ニューヨークのブルックリン橋にメキシコ海軍の帆船が衝突する事故や、16日には高松沖 船舶火災、15日には小型の漁船が別の船に衝突する事故などがありました。ネットで検索すると、「5月17日にカヌー、ヨットの海難事故同時多発」という記事もあります。また、14日には自衛隊機が愛知県犬山市の入鹿池に墜落するというニュースも。一方、陸上では悪質な交通事故も多く、三郷市のひき逃げ事件や新名神高速“逆走事故”など、外国籍の人の事故も目に付きます。ひと頃は逆走事故といえば、高齢者がテレビなどでヤリ玉に上げられていましたが、今度は外国人がターゲットになるような感じもします。そうなると、アメリカやEUと同じく、日本も排他的な論調が強まる恐れもあるのかな?と気を回してしまいます。ロシアとウクライナの停戦交渉も上手く行かず、ガザでもイスラエルが大規模攻撃をかけています。私も実感として「太陽と天王星のコンジャンクション(0°)は人の感情や意識に直接働きかけてくるな」と実感しているところです。今週は21日に太陽が双子座に入って、太陽のアスペクト(星同士の関係)はかなり本格的なものが揃っていますが、25日には土星が牡羊座入場という大変に重要な動きもあるのです。この先は世界を動かすシステムとパワーバランスが大きく変わることにならざるを得ないでしょうね。

19日(月)…今週は水瓶座の月からスタート。しかし、午後3時17分に月が金星とセキスタイル(60°)、午後5時22分に月が火星とオポジション(180°)を作りますが、それ以外は重要な天体同士のメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)はできない一日です。以前から続いてきた流れの続き…という感じです。

20日(火)、水瓶座の月は第3デークに入ります。午後1時12分に木星とトライン(120°)を作って、いい流れです。その後、午後6時38分に太陽が土星とセキスタイル(60°)を形成。度数は太陽=牡牛座の29度37分、土星は魚座の29度37分でこれまでの時代の締めくくりに。さらに午後8時58分、月は太陽とスクエア(90°)を作って、当面の結果が出ることになります。午後9時28分、月は魚座へと入っていきます。

21日(水)は…午前3時54分、太陽は双子座へ。新時代の前哨戦が始まります。しかし、21日はそれ以外の重要なアスペクト(星同士の関係)は極めて少なく、「双子座の時代が始まりますよ~!」という掛け声のみの一日です。要するに太陽系はまだ無風状態で、「これから双子座の風が吹くから準備してね!」というアナウンスのみです。4月20日から主役は牡牛座さんでしたが、これからの約一ヶ月は双子座さんが主役に交代するのです。天秤座や水瓶座のみなさんも動きやすい季節になります。

22日(木)は一日を通じて月は魚座です。午前11時20分には月は水星とセキスタイル(60°)を作って、仕事が捗る日です。午後4時41分には牡羊座の金星が獅子座の火星とトライン(120°)を作ります。牡羊座さんを始めとして、獅子座さん、射手座さんなど、火のサインに太陽や金星がある方は恋愛運、社交運がラッキーな日です。一歩前進するには絶好のタイミングに。金融界では順調に円高が進む可能性も。午後9時39分には双子座へ入ったばかりの太陽が海王星とセキスタイル(60°)を形成。度数は太陽=双子座、海王星=牡羊座、共に度数は1度になります。理想主義の夢を紡ぐよう星に促されます。

23日(金)、午前1時25分から月は牡羊座へ。その前の午前1時6分には魚座の29度48分で月は土星と合(0°)になっています。魚座時代にあったことを最後に合意して、「さて、次に行こう!」となるような感じです。月が牡羊座へ入ったあとには、海王星と合(0°)になり、新たな合意を得ます。午前5時42分には牡羊座の月は太陽とセキスタイル(60°)になり、「これからはこんな方向で」と打合せします。午前7時41分、月は冥王星とセキスタイル(60°)を作って、「初仕事は刷新だ!」と意気込みます。これで朝から一日のピークが過ぎてしまい、午後は残務整理の時間です。

24日(土)…明日は「土星の牡羊座イングレスという大仕事が控えているので、疲れを癒やして、英気を養う日にするといいでしょう。午前5時~6時には月は火星とトライン(120°)、金星とコンジャンクション(0°)を作って、楽しい週末を約束してくれます。その後はこれといって注意するような動きはなく、午後8時43分、月は木星とセキスタイル(60°)を作って、幸せな夜が訪れます。リラックスできる日になるでしょう。

25日(日)…先週も日曜日が「ハイライト」でしたが、今週はそれを上回る画期的な日となりそうです。午前0時55分、太陽が冥王星とトライン(120°)を形成。大きな変化、進展がありそうです。日本時間では夜なので、海外発の動きかもしれません。午前2時37分、月が牡牛座へ入ります。午前8時15分、水星が天王星とコンジャンクション(0°)を作ります。先週は太陽が天王星とコンジャンクション(0°)でしたから、その動きを受けて、実務的な部分で大きな変化がありそうです。その後、午後12時35分には土星が牡羊座へ入場します。これからは土星が牡牛座へ抜ける2028年4月13日まで牡羊座の土星と仲良くしていかなければなりません。

土星がまず二つ前の水瓶座へ入ったのは…コロナの年、2020年3月22日でした。次のサイン魚座へ入ったのは2023年3月7日でした。今回、2025年5月25日から土星は新たなサイン、牡羊座へと歩を進めます。ちなみに土星が前回牡羊座へ入ったのは1996年4月7日でした。私にとって非常に印象的な年でしたが、この時は「まだ生まれていない」という方もいるでしょう。その前年の1995年にWindows95が発表されて、1996年はインターネットの黎明期でした。当時はクリントン政権の時代で、ここからITバブルが始まったのでした。これまで「双子の赤字」を抱えて喘いでいたアメリカが再生したのですね。今回はトランプ政権で二匹目のドジョウが狙えるかどうか?牡羊座の土星は何を改革してくれるのか?もっとも、土星は改革の惑星ではないので、「何を実用化してくれるか?」が正しいかもしれません。そういう意味では今度の牡羊座の土星にも世界を変えてくれることを期待したいですが…。そういえば、私が「瑛利奈の山手タロット館」を立ち上げたのは前回の牡羊座の土星の時でした。忘れていましたが、そう考えると何か勇気が湧いてくるような気がします。私の私感はともかくも、新たな時代の幕開けということは間違いありません。土星を「試練の星」と考えている方も多いかもしれませんが、「テクノロジーでコントロールする」という風に考えれば、強い味方にできるのです。「土星が来る!」と思って、戦々恐々としている牡羊座さんが多いですが、土星が自分の太陽に乗ってくる時はその人が真の力を発揮するチャンスなのです。土星は逃げると怖い惑星ですが、立ち向かう者には方法論を用意してくれる親切な惑星でもあります。幸運といわれる「木星」には時々裏切られることがありますが、土星はあなたを裏切りません。非常に信頼に足る星なのです。「牡羊座の土星を信じて頑張る!」…これが5月25日からのスローガンですね!

MAY 20 2025

瑛利奈

(C)ELINA

18日の太陽と天王星へ

5/12~5/18

週明けはいつもサプライズが起こるようで、12日にはスイスで行われていた米中貿易協議の結果、相互に課している追加関税を115%引き下げることで合意しました。私は最初このニュースを目にしたとき、対中国のトランプ関税が145%から115%になるのかと思ったのですが、さらに軽減されてマイナス115%、つまりアメリカ30%、中国10%になったのでした。もっとも90日間という条件が付いていましたが。そのせいでNYダウは大幅反発、一時1000ドル超高、一方ドル/円は、円安が進み、148円台まで下がっています。今週の星の配置は先週に引き続き、凶座相といったものは少なく、ひとことで言うと小18日幅な動きです。ただ、週末、18日(日)には、太陽が天王星とコンジャンクション(0°)という年に一回のイベントがあります。天王星が初めて牡牛座へ入った2018年5月18日ですが、その年の太陽と天王星とコンジャンクション(0°)はまだ牡羊座中でした。牡牛座での太陽と天王星とコンジャンクション(0°)は今年が7回目。そして、牡牛座で起きるのは最後になります。このアスペクト(星同士の関係)は「時代の変わり目」を表しますが、牡牛座のテーマ=金銭、土地(領土)、所有権で「時代の変わり目」となるのはついに最終回です。

12日(月)、週明けの月は蠍座。一日を通じて、ひとつしかメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)がない日です。そのひとつというのは…午前2時38分の月と火星のスクエア(90°)。なんとなくダーティな印象の一日です。

13日(火)は…午前1時55分に蠍座の満月です。今月も4月の次くらいに月は遠地点にあり、ミニマムムーンになります。午前2時22分、水星が冥王星とスクエア(90°)を形成。これは…経済の混乱はこれが最後…という意味でしょうか?その後、午後5時34分から月は射手座へ入ります。

14日(水)…月が射手座に入ってから他の惑星との関係はソフトになりました。午前1時台から午後5時台までに月は冥王星とセキスタイル(60°)、金星とトライン(120°)、火星とトライン(120°)を作っていきます。まあまあ、ダイナミックに行動がサポートされる日です。

15日(木)は…午前3時9分、太陽が権利の主張の小惑星=ジュノーとオポジション(180°)を作ります。午後5時53分、月は木星とオポジション(180°)に。小惑星ジュノーのテーマ、「権利」と木星が持つ「法律」がテーマになります。午後10時40分、牡牛座の水星が自己犠牲の小惑星=ベスタとオポジション(180°)に。権利を侵害された怒りが収まらない一日になりそうです。

16日(金)は午前3時28分、月は土星とスクエア(90°)を形成。現実の厳しさを知るアスペクト(星同士の関係)から一日が始まります。午前4時57分から月は山羊座です。午前8時54分には太陽がサウスノード(ドラゴンテイル)という逃げ腰なポイントとトライン(120°)を形成。戦う気も失せて、殻に閉じこもってしまいそうな日です。

17日(土)は午前2時45分、山羊座の月が金星とスクエア(90°)を形成して、ダラダラと遊んでしまいそうです。午前3時19分、癒やしの小惑星=セレスが行動的な牡羊座へ入場します。午前5時23分には水星が金星とセミセキスタイル(30°)を形成。心の中で羽ばたきたい思いがメラメラしそうです。思い切って「推し活」に乗り出したら、何かが変わるかも。少なくとも身体を動かしたい欲求が芽生えるでしょう。

18日(日)は今週で最もインパクトのある一日です。午前8時32分、冒頭で書いた太陽と天王星のコンジャンクション(0°)が形成されます。その後,9時23分、27分とそれを上書きするように月と天王星のトライン(120°)、月と太陽のトライン(120°)が次々とできます。太陽と天王星のコンジャンクション(0°)を月が応援している形です。何かが変わる、ターニングポイントになる日です。もしも、あなたが「何かを変えたい」、あるいは、「古いものを捨てたい」と思っていたら、この時に決断するはずです。ただ、午後1時35分には水星と火星がスクエアを形成して、神経をナーバスに苛立たせます。人によっては攻撃的になることも。天王星は改革を煽るのが大好きな惑星なので、少し冷静になることも必要かもしれません。とにかく世間では事件や事故が増えそうです。午後2時29分から月は水瓶座へ入ります。そうなると、さらに変わった行動を取りたくなるでしょう。午後5時26分、月は海王星とセキスタイル(60°)を、午後9時33分には月は冥王星とコンジャンクション(0°)を作って、理想主義の方へ振り切っていくかもしれません。

今週は、何といっても18日の太陽と天王星のコンジャンクション(0°)がクライマックスですね。最初、助走から始まって、次第に自由へと羽ばたいていく…そんな一週間になりそうです。

MAY 13 2025

瑛利奈

(C)ELINA

冥王星逆行、過去への回帰

5/5~5/11

GWも残すところあと1日になりました。先週の星の配置も28日、新月。すべてをリセットに書いたように「メジャーアスペクト(主要な星同士の関係)も5月3日の金星と海王星のコンジャンクション(0°)のみで、閑散とした星の動き」になっていると書いた通り、大きな動きはなかったようです。しかし、行楽地への渋滞や交通事故、また、空港の入管手続きの遅延などはニュースになっていました。またトランプ関税に関する交渉の記事や、新たに「外国で製作された映画に100%の関税を課す」との発表も。トランプ大統領が「ハリウッドは壊滅的打撃」と発言しているそうですが、自動車産業や映画産業など、「自国の産業の凋落をわざわざ宣伝しなくてもいいのにな」と思ってしまいます。今週の星の配置ですが…先週に引き続き、あまり動きはありません。特にスクエア(90°)やオポジション(180°)といった凶角度といわれる配置はひとつも見当たらず、むしろ6日に水星と木星のセキスタイル(60°)や、7日の金星と冥王星のセキスタイル(60°)など、回復を思わせるものばかりです。ただ、ひとつ気になるのは…5日午前0時過ぎに逆行し始めた冥王星くらいです。冥王星が逆行するのは10月半ばまでですが、また時代を少し巻き戻すことになるのでしょうか?

5日(月)…週が明けてすぐ、午前0時27分に、冥王星が逆行へ向きを変えます。度数は水瓶座の3度49分。今年(2025年)の10月14日まで冥王星の逆行は続きます。改革が加速度がついて進みすぎたものを巻き戻す必要があると思われます。5日は月のサインはずっと獅子座で、後半に差しかかっています。主立った有用なアスペクト(星同士の関係)は午後12時13分の月と水星のトライン(120°)と、午後1時43分の月と木星のセキスタイル(60°)くらいで、その後は小惑星相手のごちゃごちゃとしたものばかりです。午後10時3分の月と天王星のスクエア(90°)がちょっと刺激的かもしれません。

6日(火)は…午前2時21分に、今週2つだけの有用なアスペクト(星同士の関係)、水星と木星のセキスタイル(60°)ができます。まだ連休中ではありますが、ソフトのアップデートやOA機器の調整などにいい時間帯です。午前4時39分に月は乙女座へ入場します。その後、月のインコンジャクト(150°)が続き、事態は中途半端に引っかかってしまいます。午後10時13分、太陽が海王星とセミスクエア(45°)という金銭トラブルの関係に。ヒューマンエラーが原因でトラブルになる可能性も。

7日(水)は…今週のなかでは有用な星の動きが多い貴重な一日です。午前6時31分、金星が冥王星とセキスタイル(60°)を形成。金融界でいいことが起こりそうです。時間的に観て、発信源は多分アメリカ合衆国でしょう。午前10時47分、水星が賢者の彗星=キローンとコンジャンクション(0°)に。専門家の忠告が功を奏するのかもしれません。午後1時50分には月は太陽とトライン(120°)を作ります。順調な一日になりそうです。

8日(木)、月は乙女座の第3デークに入ります。午前9時29分、月は天王星とトライン(120°)を形成。前日のいい流れが勢いを得ます。午後1時になると反対勢力、土星に月が阻まれます。午後4時6分には月は天秤座へ。午後6時45分、天秤座の月は海王星とオポジション(180°)になり、混迷状態に。午後11時48分、月は冥王星とトライン(120°)を作って、意外な決着へ。

9日(金)…午前2時22分、天秤座の月は金星とオポジション(180°)に。調整が利かず、なんとなく時間を無駄にしそうな配置です。午前11時6分になると月は獅子座の火星とセキスタイル(60°)を作って、ようやく仕事のペースや体調など、回復していきそうです。

10日(土)…この土日は暦注でいうところの一粒万倍日が続いて、株や預金などオススメしたいところですが、あいにく営業日ではないですね。占星学でも午後3時17分の月と木星のトライン(120°)など、ラッキーなアスペクト(星同士の関係)です。午後9時14分には水星が牡牛座へ入場します。牡牛座は金星のハウスを支配しますから、お金の問題を考えるにはいい時期に入ります。

11日(日)は午前4時58分から月のサインは蠍座へ。しかし、その後あまりいい動きはありません。午前6時15分には月は水星とオポジション(180°)に。ナーバスな配置です。午後12時42分、月は冥王星とスクエア(90°)を形成。問題が謎を深めていく暗示です。午後5時00分には水星が海王星とセミセキスタイル(30°)を作ります。知性の惑星=水星が不可視で掴みどころのない海王星の影響を受けて、思考がリアリティをなくしているかもしれません。結論を急がず、もう少し冷却期間を持った方がよさそうです。

今週は驚愕するような星の配置はなく、比較的安定しながら、淡々とした一週間になりそうです。みなさん連休疲れが出たり、仕事に戻るにも時間がかかったりするでしょう。今後、世の中に大きな動きがあったときに備えて、お金の問題や住まいの計画などを考えておいたらいいかもしれません。

MAY 5 2025

瑛利奈

(C)ELINA

28日、新月。すべてをリセット

4/28~5/4

先週はトランプ政権、最大の試練にを書きましたが、トランプ米大統領が就任してから、4月30日で100日を迎えるとのこと。CNNの世論調査ではトランプ大統領の支持率が41%に落ち込み、歴代大統領の中で最低だったそうです。なかでも経済対策の不支持率は64%、移民対策の不支持率も53%という記事もありました。また、アメリカ軍がイエメン北部にある移民を収容する施設を空爆して、これまでに68人が死亡したと伝え、中東イエメンの反政府勢力、フーシ派に近いメディアは28日、戦争犯罪にあたるなどとアメリカへの非難を強めています。トランプ大統領はロシアとウクライナの仲裁にも手を焼いているようです。週明けの28日は新月です。3月14日の月食、3月29日の日食と、不吉な流れが続いてきた今日、ようやく新月を迎えて、すべてがリセットされようとしています。今週の星の配置は…行き詰まりや危険を暗示するものは見当たらず、メジャーアスペクト(主要な星同士の関係)も5月3日の金星と海王星のコンジャンクション(0°)のみで、その他はマイナーなものばかりです。GWで日本国民の関心も行楽の方へ向かっているだけあって、閑散とした星の動きになっています。

28日(月)午前4時30分、新月。太陽も月も牡牛座の7度46分です。前述の通り、3月14日の月食から続いてきた不吉な星の流れはリセットされます。これまでの騒ぎはどうも「虚のエネルギー」に支配されていたようで、これからは「実」のある、地に足が着いた日々が訪れるはずです。とはいえ、月と太陽のコンジャンクション(0°)=新月以外はマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)か、あっても相手が小惑星だったりと、注目すべきものがないままに一日が終わっていきます。

29日(火)は昭和天皇の誕生日、「昭和の日」です。さすがに星たちの活動も賑やかな一日です。といっても、今週は主要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は5月3日の金星と海王星のコンジャンクション(0°)のみですから、活躍するのは月のアスペクト(星同士の関係)のみになります。午前9時32分、牡牛座の月は天王星とコンジャンクション(0°)に。天王星も大分老いた度数に入ってきて、牡牛座の26度です。その後、午前11時50分には月は土星とセキスタイル(60°)に。努力が要るのはここまで。午後2時17分には月は金星とセキスタイル(60°)を作って、楽しい時間帯に。午後3時34分から月は双子座へ入場します。夕方以降、双子座の月は海王星、冥王星、火星と、マレフィックス(凶星)たちと好調座相を作っていきます。一日を通じて、順調に物事が進む一日になりそうです。

30日(水)…4月の最終日になりますが、星の動きはまばらです。午後2時49分、月は水星とセキスタイル(60°)を作ります。この時までに4月分の振込を済ませておきたいものです。

5月1日(木)は数多くのアスペクト(星同士の関係)ができる日です。まず、午前1時57分、双子座の月は木星とコンジャンクション(0°)、ラッキーな時間帯です。午前2時15分には愛の星=金星が逆行して3月27日から魚座の領域へ戻っていましたが、再度牡羊座へと入ります。そもそも最初に金星が牡羊座へ入ったのは2月4日のことです。金星は牡羊座の10度まで度を進めた3月2日、逆行を始めてしまったわけです。つまり、牡羊座の10度以降に太陽や金星を持っている人や、獅子座、射手座の10度以降で愛の星=金星が来て、いいアスペクト(星同士の関係)を作ってくれるのを待っていた人たちは、金星の逆行によってとんだお預けを食らってしまったことになります。そんなみなさま、待った甲斐がありました!これからようやくチャンスが訪れます。逆行から順行へ向きを変えた惑星の動きは、最初のうちは遅いので、5月半ばになれば、逆行した度数まで再びやって来ます。それまで、再チャレンジの方策を練っておくことですね。午後4時22分から月は蟹座へ入ります。

2日(金)はカレンダー通りでは営業日ですが、星の方はあまり仕事のやる気はなさそうです。午後12時44分、月は太陽とセキスタイル(60°)。蟹座の月が牡牛座の太陽と好調。家庭中心、安定の日です。「美味しいランチが食べたい!」と星が叫んでいます。午後3時27分には太陽が義務の小惑星=ベスタとオポジション(180°)を作ります。面倒くさいことをすべて投げ出したい気持ちを表しています。寛ぎたい!解放されたい!というのが2日のテーマです。

3日(土)は…今週唯一の惑星同士のアスペクト(星同士の関係)ができる日です。しかしそれは…午前2時6分の金星と海王星のコンジャンクション(0°)です。意味は…「愛の夢をずっと見ていたい!」。あるいは「嘘でもいいから愛されたい!」…こんな感じかも。現実から目を背けて、虚構の幸せに陶酔していたい気持ちです。今から言うのもなんですが、醒めたときの失望感が大きいでしょう。この夢見心地がずっと続いて、午後2時5分には月は天王星とセキスタイル(60°)を作り、さらに冒険を求めていくことに。この流れは午後3時18分の太陽と土星のセミスクエア(45°)で遮られます。現実的な金銭トラブルや身近な人との揉め事などが気になるアスペクト(星同士の関係)です。午後5時1分、月は土星とトライン(120°)を形成。現実に立ち返る時です。午後8時28分から月は獅子座へ入ります。午後10時過ぎてから、今度は獅子座の月が海王星、金星と次々にトライン(120°)の好調座相を作っていきます。夜になると、またもや華やかな宴(うたげ)が始まってしまいそうです。

4日(日)はいままでになく、緊張感溢れた星の配置です。まず、午前3時24分、月は冥王星とオポジション(180°)に。何かをキッカケに雰囲気がガラッと変わるでしょう。午前9時12分、月は火星とコンジャンクション(0°)に。戦いに参戦するよう、気持ちを鼓舞されるアスペクト(星同士の関係)です。午後10時51分には月は太陽とスクエア(90°)を形成、半月です。一週間前の事件を思い起こさせるような流れになりそうです。

今週は…週末になって、雰囲気は引き締まってきますが、それまではGWののどかな空気が続く一週間です。まずは、日頃の疲れを癒やすべく、たまには仕事の悩みやお金の心配を忘れてリラックスするといいでしょう。牡羊座や獅子座、射手座に主要な天体があるみなさまには、愛のチャンスが再び巡ってくるようなキッカケがあるかもしれません。「ストレスを取って、おもむろに始動!」これが今週のテーマです。

APR 28 2025

瑛利奈

(C)ELINA

トランプ政権、最大の試練に

4/21~4/27

先週は…赤沢経済再生相は米ワシントンで16日、関税を巡りトランプ米政権の閣僚らと初めて協議しました。トランプ大統領も急遽会議に参加して、赤沢大臣の「私は格下」という発言が話題になりました。その成果はまだ発表されていませんが、様々な議論をよんでいます。トランプ大統領の「相互関税」の税率を見ると、「どうもトランプさんはアジア人がお嫌いなのかな?」と思えてしまいます。中国への関税=145%、ベトナム 46%、カンボジア 49%なのに対して、イギリス、オーストラリア、ブラジルなどは10%です。アジアの中でもシンガポールは10%と、どうも好き嫌いが入っているような気がします。赤沢大臣も「格下も格下」などと発言してトランプ氏の懐へ飛び込もうという作戦なのかもしれませんが、もともと好きでもない人に懐へ飛び込まれてどんな気持ちなのか?私には分かりません。占い師なのに分からないのか!と突っ込まれると逃げるわけにはいきませんので、ホロスコープで観てみました。トランプ大統領の月が赤沢大臣の太陽にコンジャンクション(0°)で、第一印象はとてもいいようです。ただ、トランプ氏は蟹座に水星、土星、金星があり、赤沢大臣の方は山羊座マジョリティーで、月や金星、最後の方は海王星、土星まで6個の星が集まっています。しかし一部、前世では赤沢氏はトランプ氏の部下だったような繋がりもあり、興味は持つけれど、お互いに相容れない相性のように見えます。あまりトランプさんに近づきすぎない方がいいでしょうね。話が逸れてしまいましたが、今週は週が明けてから、バチカンのフランシスコ・ローマ教皇が死去されたり、NYダウ一時1300ドル超下落して、米ドルは約3年ぶりの安値を付け、米長期債利回りも上昇、投資家の米国に対する信認を傷つけ、「トリプル安」をつけるなど、今後の不安を暗示しています。今週の星も…太陽、火星、冥王星のT字スクエアに加えて、金星と土星の合(0°)など、ひさびさ調子の悪い配置が続きます。

21(月)は午前10時33分、太陽が火星とスクエア(90°)を形成。その2分後に水瓶座の月も火星とオポジション(180°)を作ります。太陽と月は緊張感を煽る半月です。未明には金星と天王星のセキスタイル(60°)など、いいものもありましたが、火星が登場してきて、いい流れを引き裂いてしまいます。

22日(火)は…前日に悪いものが出尽くしてしまったせいか、気の抜けたような配置です。午後8時4分、水瓶座の月が双子座の木星とトライン(120°)を形成して、明日へ希望を繋いでいきます。

23日(水)は…午後2時6分まで月は水瓶座です。水瓶座の月は変化の惑星=天王星や権利の主張の小惑星=ジュノーとスクエア(90°)を作って、トゲトゲした雰囲気です。月が魚座に入ってから、穏やかな流れになっていきます。

24日(木)午前2時10分、太陽が今度は冥王星とスクエア(90°)を作ります。冥王星は「悉く消去する」など、流れを変える準惑星です。これまでの悪い流れを一掃することを期待したいのですが…。午後1時35分、金星がノード(ドラゴンヘッド)とコンジャンクション(0°)に。横関係の繋がりを作っていくチャンスです。

25日(金)は、魚座がテーマの一日です。午前9時1分、魚座の金星が土星とコンジャンクション(0°)を形成。度数は魚座の27度です。金星は愛の星でもありますが、同時に金銭、金融も表します。土星の意味は「ストップ」、ここで株価はV字の底になる可能性も。たしかに「失望の時」ですが、未来に期待したいものです。午後4時23分に月は牡羊座へ入ります。

26日(土)は…今週にしては消極的な配置です。午前7時4分、月が水星とコンジャンクション(0°)に。何か発表があるかもしれません。情報に聞き耳を立てましょう。

27日(日)午前10時5分、イヤなものが残っていました。火星と冥王星のオポジション(180°)です。残虐な事件を思わせるアスペクト(星同士の関係)です。攻撃的な行動に注意です。もちろん、出遭うことも。午後4時16分には月は牡牛座へ入場します。午後10時台には月が火星、冥王星とT字スクエア(90°)に。午前中にできた火星と冥王星のオポジション(180°)を蒸し返すような出来事がありそうです。休日ではありますが、世の中の動きに目が離せない一日になりそうです。

今週は最近にないダイナミックな変動がありそうです。主役は太陽と火星、冥王星です。いずれの天体もマネタリーサインというお金に関係の深いサインにあり、同時に権力を表す天体でもあります。私たち小市民(そうでない人はごめんなさい)も全力で立ち向かわなければならないのでしょうか?すでにパワーが尽きた感じもしますが、そうも言っていられない正念場なのかもしれません。

APR 22 2025

瑛利奈

(C)ELINA

太陽と火星は定着のサインへ

4/14~4/20

先週も相変わらずトランプ米大統領の関税政策に振り回された一週間でした。4月7日はニューヨーク株式市場で売り注文が殺到し、日経平均株価も過去3番目に大きい2644円の下落となりました。その後、トランプ米大統領は9日未明に発動した「相互関税」を、13時間余りのち、一部停止すると表明。また11日には相互関税の対象からスマートフォンやコンピューターなどの電子機器を除外すると発表。アメリカ国内のスマートフォンなどの価格高騰を緩和させるねらいのようですが、今度は半導体関税措置を来週にも発表するそうで、私などから見ても迷走感が否めない状況になってきました。何故アメリカ大統領がこのような独断的な権限を持っているのか?理解に苦しむところです。理解に苦しむといえば、日本でも物価高対策として「5万円給付」する案が浮上しています。自民党の森山幹事長は「補正予算に組み込む」などと言っていましたが、日本の国債残高など国の借金が1317兆円に上る現在、さらに国の借金を増やさないでもらいたいものです。言いたいことは止め処ないですが、本題の今週の星の動きに戻りましょう。16日に水星が牡羊座へ入場。18日には、長かった蟹座の火星がようやく獅子座へ移動します。最初に火星が蟹座へ入ったのは昨年(2024年)9月5日でしたが、11日4日に獅子座へ抜けたあと、12月7日から逆行し始め、1月6日から再び現在の蟹座へ逆行で入りました。トランプ政権が発足したのは1月20日ですから、火星が蟹座で逆行中のことでした。火星は2月24日に蟹座の17度で順行し始めました。よって、第二次トランプ政権は蟹座の火星しか経験していないのですね。そういえば、日本の石破政権発足の時も火星は蟹座でした。今週末の20日には太陽が牡牛座へ入場します。牡羊座の水星は別として、「獅子座の火星」、「牡牛座の太陽」、ともにマネタリー(金銭の)サインといわれるフィックスドサインに入ることになります。フィックスドサインは「金銭」の意味もありますが、「力」を行使するサインでもあります。また、フィックスド=定着ですから、カーディナルサインの蟹座のようにコロコロ変わることはありません。太陽、火星がィックスド=定着サインに入ってからの世界は落ち着きを取り戻すのでしょうか?注視していきたいところです。

14日(月)…今週は蠍座の月から始まります。大きな星の動きはなく、メジャーアスペクト(主要な星同士の関係)を作るのは午前6時26分の月と冥王星のスクエア(90°)のみです。このアスペクト(星同士の関係)も今後の見通しの難しさを象徴しています。ただ、午後5時51分の太陽と金星のセミセキスタイル(30°)は悪くありません。今後の幸せの種蒔きをしていきたい気持ちを表します。

15日(火)も14日以上にジャーアスペクト(主要な星同士の関係)がまったくない一日です。月がコンジャンクション(0°)やトライン(120°)といった重要な関わりを持つのは小惑星ばかりです。午前7時25分には月は自己犠牲の小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)に。午前10時48分には月は調整の小惑星=パラスとスクエア(90°)を作ります。「いい案もないから、当分我慢するしかないか!」という感じです。ただ、午後1時19分の太陽と天王星のセミセキスタイル(30°)は…前日の太陽と金星のセミセキスタイル(30°)の時のように「種蒔き」を表しますが、太陽の相手が天王星なので、「前代未聞の未知の方法で新たな道を切り開こうか?」という好奇心の芽生えを促すでしょう。今の情勢だと「新しいところに投資してみる?」といったところかもしれません。

16日(水)はかなり動きがありますね。蠍座の月は第3デークに入ってきて、午前1時3分には魚座の金星とトライン(120°)を形成。ウィークデイではありますが、楽しい夜になりそうです。その後、ちょっと雰囲気は引き締まってきます。午前2時30分には月は天王星とオポジション(180°)に。また、何か新しいコトが起きそうです。午前3時59分には月は土星とトライン(120°)、午前9時51分には火星とトライン(120°)を形成。つまり火星、月、土星のグランドトライン(大三角)です。魚座の土星のそばには金星、水星、海王星が一群となっていますから、合計6個の天体からなるグランドトライン(大三角)ができます。ちなみに月が水星とトライン(120°)を作るのは午前11時23分、海王星とは午後12時50分です。「何かが起きる日」といわざるを得ませんね。逆に何かを起こしたい人にはチャンスです。一石を投じるとそれが波紋を呼んで大きなうねりになる可能性がある日です。月は午前11時36分に射手座へ入りますから、行動を起こすなら、午前中に。午前11時23分までに完了したいところです。

17日(木)もマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)ばかりの日ですが、唯一重要なものがあります。それは…午後1時10分の水星と海王星のコンジャンクション(0°)です。水星と海王星は「虚言癖」を表します。つまり…「嘘に注意」の一日です。嘘や心変わり、希望的観測、ひいては詐欺的言動などに惑わされやすい日です。逆にラッキーなのは芸術的な活動です。動画撮影やダンス、音楽制作などは感性が溢れ出て、豊作になるでしょう。

18日(金)…午後1時20分に火星が獅子座へ入場します。これにより、何事も真剣勝負モードに変わって、空気が引き締まってきます。蟹座の火星の時のような出来レースは通用しません。午後1時40分には射手座の月が金星とスクエア(90°)を形成。午後4時20分には月は土星とスクエア(90°)に。甘えた気持ちで行動するとペシャンコにされるかも。独立心、自己責任や自立心が大切です。午後8時37分になると、月は太陽とトライン(120°)を作ります。ようやく安心感を持てそうです。午後11時11分には月は山羊座へ入っていきます。

19日(土)…前日の50分程前から月は山羊座ですが、あいにく山羊座の月にはいいパートナーがいません。午前0時32分には月は海王星とスクエア(90°)、午前2時50分には月は水星とスクエア(90°)に。不安と失望が多いナーバスな夜です。夜が明けてからも、重要なアスペクト(星同士の関係)がない無風状態の一日です。特に成果を狙わずに、また、忖度もせず、粛々と自分のやるべきことに専念したほうがいいようです。

20日(日)、午前4時55分から太陽が牡牛座へ入ります。これにより、世界のテーマがガラッと変わりそうです。午前7時52分、火星が海王星とトライン(120°)を作ります。前日、19日は星の動きが低調でしたが、この火星と海王星のトライン(120°)を念頭において、前日から動くのもアリかもしれません。それほど火星&海王星の影響力は大きいと思います。これは「魔法にかける」アスペクト(星同士の関係)です。ミラクルやマジカルなど、演出効果を狙う動きにはチャンスです。経済ではインフレーションを表します。午後11時35分、今度は太陽が海王星とセミセキスタイル(30°)という準備段階を表すアスペクト(星同士の関係)を作ります。海王星は「夢」を見させてくれる惑星でもあります。世界がいい方向へ舵を切った…という夢を見るのかもしれません。

今週は蟹座でずっと逆行していた火星がようやく獅子座へ入場します。週末の20日には太陽もいよいよ牡牛座へ。このところトランプ関税に一喜一憂していた世界が確かなものを求めていくことになるでしょう。

APR 14 2025

瑛利奈

(C)ELINA

自己犠牲の海王星と自己主張の牡羊座

4/7~4/13

先週は…太陽系の星の動きは、ほぼすべての天体が調和座相=セキスタイル(60°)を作ったり、週末の6日には金星が火星とトライン(120°)を作る…というとても順調な動きでしたが…。現実の世界は?というと、トランプ米大統領が世界に打ち出した重税、相互関税が波瀾の震源となり、世界の株価が記録的な暴落…という事態を招きました。太陽系の順調な星の配置が逆にトランプ米大統領が打ち出した政策の波及に加担して、スムーズかつ、スピーディに影響を拡散することになったのかもしれません。あるいは、3月29日に起きた日食と、その翌日の海王星牡羊座入場の影響を打ち消す星の動きがなかった…ともいえます。そもそも海王星は自己犠牲という意味を持つ惑星です。それが3月30日までは14年間魚座にいたわけです。魚座というのは海王星が支配するサインで、海王星の性質が最も強く出る場所です。つまり、自己犠牲の惑星は最も強く自己犠牲するサイン中にいる…ということなのです。3月24日の部分日食と牡羊座の海王星の最後に書きましたが、前回海王星が牡羊座へ入場した日=1861年4月12日はアメリカで「南北戦争が始まった日」でした。南北戦争は1864年4月9日に南軍率いるリー将軍が降伏して終結をみたのですが、その結果、奴隷制が崩壊し、奴隷解放が実現したのです。海王星の意味は無償で働く=奴隷の意味があります。その海王星=奴隷が魚座という自己犠牲のサイン中にいるときは奴隷にされている人たちが自己主張の手段を持たず、犠牲を強いられる時期なのです。その後、海王星が自己主張の意味を持つ牡羊座へ移動することにより、奴隷の人たちが自らの権利を主張することになる…。ザ・シビル・ワーといわれる南北戦争ですが、最終的にはいい結果をもたらした…ということもできます。そう考えると、2011年4月4日から始まった魚座の海王星の時代の14年間は…私たち、特に日本人にとっては災害と共に暮らした14年間だったのかもしれません。2020年以降はコロナウィルスによる緊急事態で行動の自由を奪われたのは記憶に新しいでしょう。さらに考えてみると、この魚座の海王星の14年間は独裁国家台頭や各国が右傾化する時代でもありました。このような民衆に我慢を強いる時代だった…とみることもできます。先週から経済の見通しが悪くなり、スタグフレーションが起きるだろうと予想されていますが、南北戦争により奴隷が解放されたように、牡羊座の海王星が専制政治や国難で苦しむ世界の人々が忍耐から解放されることになる…このような可能性もあるかな?と考えることもできます。海王星が牡羊座に入ってまだ一週間の現在、「牡羊座の海王星は波瀾の時代だ」と、決めつけるのは早計なような気もします。

7日(月)は…第2デークの獅子座の月から始まります。月は午前8時台から日没までの間、土星、金星、水星、海王星とそれぞれセスキコードレイト(135°)という小競り合い、特に金銭トラブルのアスペクト(星同士の関係)を作っていきます。午後8時00分、トドメともいうべき金星と土星のコンジャンクション(0°)が形成されます。金星は愛の星であると同時に金銭の惑星でもあります。土星の方は制止、抑制を意味する厳格な惑星です。私たちの感情は現実の試練の大きさに気づき、悲観的な見通しに打ちのめされることになります。ただ、ここが悲観の極致です。午後8時7分、いままで逆行していた水星が順行し始め、コミュニケーションの惑星=水星が持つ「知の力」を取り戻します。そういえば、トランプ米大統領が発表した相互関税の構想は水星逆行の時に発表されましたが、最終案ができたのは水星逆行が始まった3月15日以降だったのではないでしょうか?占星学では「水星逆行の時に決まった事柄はやり直しになる」といわれています。しかも先月は水星逆行は皆既月食の翌日という、不吉な日取りの連続でした。それに、私は月食~日食の月のサイクルに計画したことが自然消滅したことを何度も見ています。今回のトランプ氏の計画もうまく行かないことを切に願っています。(予知ではなく、念をかけています。笑)その後、午後9時36分には月は木星とセキスタイル(60°)、午後11時30分には月は太陽とトライン(120°)を作って、V字の谷底から、気分は回復していくでしょう。

8日(火)は…午後1時47分の金星と天王星とセキスタイル(60°)がメインイベントです。思わぬことから幸運な展開になるアスペクト(星同士の関係)です。もちろん愛情問題に最も効力がありますが、人間関係や金銭問題、資金調達などにも有利です。意外なファクターが助けになるでしょう。午後10時39分から月は乙女座へ入ります。

9日(水)は…主要なアスペクト(星同士の関係)がない一日です。午前5時49分に月は冥王星とインコンジャクト(150°)を形成。午後9時26分には月が火星とセミスクエア(45°)…このくらいで、あとは小惑星のアスペクト(星同士の関係)のみです。前者は「問題の解明ならず」という感じ。後者は周囲から横ヤリが入って、小競り合いになるという意味です。結論を急がない方がよさそうです。

10日(木)も月は引き続き乙女座です。乙女座の月はどうもいいパートナーが見つからないようです。午前7時58分、月と義務の小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)が最もいいくらいです。「今日はハードワークに負けず、仕事を成し遂げるぞ!」と意気込むアスペクト(星同士の関係)です。しかし、午前9時4分、月と木星がスクエア(90°)に。これは現実を甘く見ると不名誉なことになります。午後11時38分には月は金星とオポジション(180°)を作ります。こちらは自他共に甘く、ルーズになるという意味です。掛け声だけ、あるいは出費が多く、まとまった成果が出にくい日のようです。

11日(金)は今週でいちばん星同士が緊密な関わりを持つ日です。夜中から夜明けまでの間に、乙女座の月は天王星とトライン(120°)、土星とオポジション(180°)、火星とセキスタイル(60°)、水星とオポジション(180°)など、次々とアスペクト(星同士の関係)を作っていきます。実務的な問題が、それぞれ…天王星とは予想外にラッキー、土星は現実の壁に突き当たり、火星とはハードに働き、水星とはナーバスに議論をする…。こんな感じです。午前10時11分から月は天秤座へ入ります。午前11時3分、月は海王星とオポジション(180°)になり、判断ミスや勘違いに注意。午後5時37分には月は冥王星とトライン(120°)を形成。意外な方向へ事態が発展していきます。月が乙女座にいる朝のうちは額に汗して働いて、月が天秤座に入ってからは、全体を静観する姿勢がよさそうです。

12日(土)午前6時55分、注目されている牡羊座の海王星が権利の主張の小惑星=ジュノーとトライン(120°)の好調座相を作ります。自己主張を覚えたばかりの海王星が権利の主張を煽る小惑星=ジュノーとどんなやり取りをするのでしょうか?アスペクト(星同士の関係)はトライン(120°)ですから、お互いのいいところを交換し合うといったところですが、海王星に小惑星=ジュノーの色が着いて、どんな変貌を見せるのか?興味がありますね。これからの時代を照らす光が見えるのではないでしょうか?午後10時9分には天秤座の月が木星とトライン(120°)を作ります。月の感受性が木星の寛容さを受けて、調和の時間が流れるでしょう。

13日(日)は…午前9時22分、天秤座の満月です。3月29日の部分日食は新月ですから、あれから15日かけて、月は満月になりました。当面のテーマに結論が出るときです。その前に午前0時59分に太陽は彗星キローンとコンジャンクション(0°)を作っています。彗星キローンはヒーラーであり、賢者ですから、太陽に何らかの修正点を提示するはずです。その後、午前10時2分には今まで逆行していた金星が本来の方向=順行に進路を変えます。こうして、これまで半分しか発揮できなかった金星の持つ愛の力や調整力がフルに稼働することになります。午後10時53分から月は蠍座へ入ります。

今週は、週明けの7日に水星が順行、週末の13日に金星が順行し始めます。こうして太陽系の8個の惑星すべてが今週末には順行することになります。すべての惑星が順行でフル稼働するのは今年の2月24日以来です。

APR 7 2025

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

週末に向けて幸運な一週間

3/31~4/6

先週は…29日の部分日食、30日の海王星の牡羊座入場と、驚くような星のイベントが続きました。なかでも地震に関係が深いといわれる海王星の牡羊座入場は、前から懸念していた大地震をもたらしました。日本時間の28日、午後3時20分ごろ、ミャンマー中部の第2の都市マンダレーの近くでマグニチュードは7.7の地震が起きました。死者の数は2056人といわれますが、行方不明者も多いようです。ミャンマー地震のニュースに隠れて、あまり注目されないようですが、日本時間の30日午後9時18分ごろ、南太平洋のトンガの沖合でマグニチュード7.3の地震もありました。一方、30日の部分日食に覆われたグリーンランドでは、28日にバンス米副大統領がグリーンランド北部の米軍基地を訪問し、デンマークは同地の安全確保に十分尽力していないと非難。戦略的に重要なこの島の保護に米国の方が優れているとの考えを示したというニュースもありました。もうひとつ、週明けの31日にはトランプ関税で景気減速を懸念して、NY市場や日経平均など、株価が暴落しました。波乱含みの先週でしたが、今週は週末に向かって、太陽系の星の配置はラッキーなものばかりが並んでいます。

31日(月)は午前5時15分から月は牡牛座です。月以外、主要な天体のアスペクト(星同士の関係)はない一日です。月にしてもメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)は午後10時52分の月と冥王星のスクエア(90°)のみ。「裏に障害あり」とか、「現状認識が覆る」という意味です。先週に問題提起された障害の前であたふたする一日になりそうです。

4月1日(火)は牡牛座の第2デークの月から始まります。前日と同じく、惑星同士のメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)はない一日です。しかし、日没後には好調なアスペクト(星同士の関係)が続きます。まず、午後5時38分、金星がサウスノード(ドラゴンヘッド)とコンジャンクション(0°)に。人と人の和ができる暗示です。午後7時14分には月は火星とセキスタイル(60°)、午後8時32分には月は土星とセキスタイル(60°)を作ります。月を挟んで火星と土星が小三角を形成します。牡牛座の月が火星と土星という二大凶星を繋ぐ形です。その直後、午後8時55分には月は革命の惑星=天王星とコンジャンクション(0°)に。これは…取りも直さず、魚座の土星、牡牛座の天王星、蟹座の火星がいずれも23~24度近辺で小三角を形成しているといういこと。このド真ん中に月が来るわけです。これは…時代がスムーズに移り変わっているということになります。現在の太陽系は水瓶座の3度の冥王星から始まって、蟹座の23度の火星まで、ほぼ半円の形に収まっています。その間に連なる星々も特に不協和音を奏でるものはありません。いわゆるボウルタイプという惑星の形です。自己完結的で頑固な主張を持っているタイプです。しかし、星が半円に偏っているため、空白の半円が表す世界とどう関わっていくか?がテーマといわれています。まさに今の世界は、ホロスコープの理論と瓜二つです。また、話が逸れてしまいましたが、一見自己完結しているように見えるトランプ大統領率いるアメリカも空白の残り半分の世界を強く意識しているのです。1日は午後4時25分から月は双子座へ入ります。

2日(水)は概ね幸運な一日です。まず、午前中はこれといった動きがなく、午後2時19分に月は太陽とセキスタイル(60°)。その後、午後7時25分に双子座の月は木星とコンジャンクション(0°)に。とてもたおやかな時間です。希望を叶えるための行動をするなら「今しかない!」という感じです。一日を通じて、交渉事、頼み事などもうまく行くでしょう。

3日(木)は双子座、第3デークのの月から始まります。午前9時52分から月は土星とスクエア(90°)という凶角度を作ります。物事が壁に当たるときです。午後12時36分には月は金星とスクエア(90°)に。事態を甘く見て遅延する暗示です。午後2時26分には月は水星とスクエア(90°)です。こちらは神経が疲れてイライラする暗示。自らを追い込まないように。午後6時49分には月は蟹座へ入ります。

4日(金)、午前2時53分、コミュニケーションの惑星=水星がノードとコンジャンクション(0°)を形成。情報が素早く拡散したり、いい会話ができたりする時間です。午前8時8分、太陽が調整の小惑星=パラスとセキスタイル(60°)を作ります。今の方向を修正して、本来の軌道に戻す日です。午後12時20分には土星が天王星とセキスタイル(60°)を作ります。午後7時4分には火星が天王星とセキスタイル(60°)、午後9時7分には火星が土星とトライン(120°)に。蟹座の火星、魚座の土星、牡牛座の天王星がそれぞれ24度56~58分でガッチリと小三角を作ります。厳めしい星たちが防衛体制を固める、軍事を想像させるアスペクト(星同士の関係)です。また、訓練によって身体を鍛えるには最適な日です。午後10時14分、蟹座の月が牡羊座の太陽にスクエア(90°)、半月です。自他共に厳しく現状を受け止めることに。

5日(土)になると、4日にできた火星、土星、天王星に月が乗ってきます。ちょうど、火星がいる頂点の位置です。攻守のバランスでは、やや攻めの方が強くなる感じです。午後4時~6時には月は金星から水星へと次々とトライン(120°)を作っていきます。この時間帯になると、厳しさも解けて愛やエンタメなどを楽しめる時間帯に。

6日(日)は今週の中では最もラッキーな一日です。午前0時33分から月は獅子座へ。午前1時1分、月は牡羊座へ入ったばかりの海王星とトライン(120°)を形成。火のサインの月と海王星とトライン(120°)は新鮮ですね!ボランティアの惑星=海王星もどんな自己主張(牡羊座のテーマ)を込めて奉仕するのでしょう?午前4時44分、牡羊座の太陽が木星にセキスタイル(60°)を作ります。これは滅多にない幸運なアスペクト(星同士の関係)です。太陽と木星の吉角は2025年の1月30日以来です。あなたに夢や実現したい計画があったら、このタイミングを目指して行動することです。たまたま日本では夜明けに当たるので、このことを知ったいま、できるだけ早く行動を起こすべきです。助走をつければ、思った目標を手にできる可能性も大きくなります。6日はもうひとつ、ラッキーなアスペクト(星同士の関係)が!午前8時13分の金星と火星のトライン(120°)です。これは、愛の成就を表すアスペクト(星同士の関係)です。金星は魚座の25度、火星は蟹座の25度になりますから、特に魚座さん、蟹座さん、蠍座さんなど、水のサインに太陽や金星がある方がチャンスですね。これも、読んだ今から準備するときでしょう。

今週は…驚くような星のイベントが続いた先週の埋め合わせなのか?ラッキーな星の配置が続きます。こんな時にしっかりと幸運を掴んでおきましょう!

MAR 31 2025

瑛利奈

(C)ELINA

部分日食と牡羊座の海王星

3/24~3/30

今週になってようやく東京の開花宣言。すでに夏日を記録しているのに、桜の開花は平年並みだそうです。その上、今日は関東から東海にかけて、各地で雹(ひょう)が降りました。そんな、気象状況が気になるこの頃ですが、今週末は…29日に部分日食、30日には海王星が魚座から牡羊座へ入ります。惑星が新たなサインへ入ることをイングレスといいますが、前回海王星が水瓶座から魚座へ入ったのは2011年の4月4日でした。2011年といえば、東日本大震災があったのが3月11日です。当時は「あれ?地震の日と海王星のイングレスはずい分ズレているな」と思ったりもしたのですが、今思えば2011年の4月4日といえば、毎日のように余震があり、地震はまだ活動中だったような気もします。今回の海王星の牡羊座入りは前日に部分日食を伴っているため、世界にかなり波紋を広げるように思われます。幸い私たちの住む日本では3月29日の部分日食は午後7時57分なので、日本では観測できません。というのも、日食はあまり有り難くない影響をその経験した場所や人に植えつけていくからです。今回は日食の帯は日本の上を通りません。下の図が今回の部分日食の軌道ですが、「NATOの国々が主役だ!」と月が語っている日のようです。また、未来の日食を覗いてみると、今後2035年9月2日の部分日食は朝鮮半島から日本の中央部を横断していくようです。10年後になりますが、これが皆既日食ではなく、部分日食なのも、まだ不幸中の幸いでしょうか…。話がドンドン逸れていってしまったようなので、今週の運勢に戻ります。

24日(月)…今週は山羊座の後半の月から始まります。午前4時31分に太陽が冥王星とセキスタイル(60°)を形成します。これにより、今までの世界の混沌とした流れが少しは正当性を帯びてきそうです。午後2時17分には月が天王星とトライン(120°)に。現在の潮流は新しい路線へと好んで行きたがっているようです。

25日(火)、午前0時、月が海王星とコンジャンクション(0°)を作ったあと、午前0時24分に月は水瓶座へ入場します。水瓶座の月は現在の太陽系の中で、いいパートナーを沢山持っていますね。まず、午前3時14分、月は金星とセキスタイル(60°)を作ります。午前4時48分には太陽と水星が牡羊座の4度で合(0°)になります。これは知性の惑星=水星にとってあまりいいことではありません。どうしても太陽のパワーが強いので、水星は繊細な独自の思考が出来なくなってしまうのです。午前6時から8時にかけて、月は冥王星とコンジャンクション(0°)、水星とセキスタイル(60°)を作っていき、その後、午前8時35分には月は太陽とセキスタイル(60°)に。これで25日の主なアスペクト(星同士の関係)は終わりです。あとはマイナーなものばかりが続きます。「午前8時35分までの行動が勝負!」という、朝型の一日になりそうです。

26日(水)も、まあまあ好調な一日といっていいでしょう。午前3時の月と木星のトライン(120°)は物事を推進する力があります。午前7時2分には水星が冥王星とセキスタイル(60°)を形成。新しい方向へ考え方や方法論が変更されます。アップデートされる日です。その後は…午後7時台まで、これといったアスペクト(星同士の関係)はありません。午後7時14分、月は天王星とスクエアを形成。本来天王星は改革の惑星ですが、現状の改革に異論が出てくる可能性も。

27日(木)は…午前4時31分から月は魚座です。月が水瓶座にあったときのようなスムーズさはなくなり、午前5時13分の火星とキローンのスクエア(90°)などは、学識経験者による問題点の指摘を表すのかもしれません。午後5時40分にはこれまで牡羊座を逆行していた金星が牡羊座の0度…つまり魚座との境界線まで到達します。午後10時13分になると、金星は魚座中の海王星とコンジャンクション(0°)に。度数は魚座の29度53分です。「金星が牡羊座へ過ぎていってしまった!」と嘆いている魚座のみなさまには、愛のチャンスが復活するでしょう。やり直しをするにはいい時期かもしれませんが、背後に奉仕の惑星=海王星がついているので、お人好しになっってしまったり、夢を追いすぎないように。

28日(金)も引き続き月は魚座です。午前5時55分には月は木星とスクエア(90°)に。これは一見いいアスペクト(星同士の関係)に見えますが、浅薄な考え方や虫のいい思考により、散財したり、期待を裏切られることを暗示します。午後5時27分には月は火星とトライン(120°)を作ります。額に汗して猛然と働くときです。午後8時3分、月は土星とコンジャンクション(0°)に。「それでも現実はこれか!」と厳しさを感じるアスペクト(星同士の関係)です。逆にこれ以上予想は落ちないので、あとはV字回復するのみです。

29日(土)は…今週のハイライト!になる日です。午前4時16分に魚座の29度の月に金星がコンジャンクション(0°)を作ります。午前5時29分には月は魚座の29度56分で海王星とコンジャンクション(0°)に。その直後の午前5時35分、月は牡羊座へ入場。午前7時2分には月は水星とコンジャンクション(0°)です。つまり金星、海王星、月と水星…この4つの天体が46分という狭い範囲内でひとかたまりになっている形です。ここから約8度離れた牡羊座の8度に太陽がいますが、午後7時57分になると、月が牡羊座の9度0分まで進んできて、太陽とコンジャンクション(0°)に。今日は太陽、月、地球の軌道もほぼ重なっているので、部分日食となります。日本では幸い日没後なので、部分日食は観測できません。下に示した地球儀と地図が今回の部分日食を観測できる地域です。つまり、太陽と月を結んだ一直線上に位置する地域です。よく見たら、NATOに加盟している国々が中心となっているので、最近の米ロ大統領の話し合いによる影なのか?と深読みせざるを得ませんね。ともかく、今週は週末に部分日食を控えているので、私などは「迂闊(うかつ)に契約事は結べないな」と及び腰になっています。

30日(日)は…前述(29日)のダンゴ状態になった金星、海王星、月と水星に動きが出ます。まず、午前11時17分に水星が魚座の29度59分へと逆行してサインを変えます。そして、29分後に水星は海王星とコンジャンクション(0°)に。これで金星、海王星、水星が魚座でほぼ一体となりました。午後12時14分には牡羊座の太陽が天王星とセミスクエア(45°)を作ります。小競り合いのアスペクト(星同士の関係)です。午後9時00分、2011年4月4日以来14年ぶりで海王星が次のサイン=牡羊座へ入場します。前回海王星が牡羊座へ入った日は…1861年4月13日でした。日本ではまだ幕末ですね。その前の年、1860年(万延元年)には遣米使節団アメリカへ行って、日米修好通商条約が批准されています。同じ年、桜田門外の変(大老井伊直弼の暗殺)。海王星が牡羊座へ入った1861年は…アメリカで南北戦争が始まっています。いま、南北戦争が始まった日はいつか?調べてみたのですが、なんと!「1861年4月12日!」海王星が牡羊座へ入る前の日?いや、日本と米国は時差があるので、海王星が牡羊座イングレスの日、その日ではありませんか!あまりに驚くような事実をいま、この場で発見したので、なかなかいいまとめを思いつきませんが…。それを知らなかった私が無知すぎたのか…。それはともかくも、シビル・ワーといわれる内戦は今の世界のどこで起きてもおかしくない状態です。私たちは独裁や政治の腐敗と戦っていかなければなりませんが、冷静さを保って、戦いそのものに呑み込まれたくはないものです。

MAR 24 2025

瑛利奈

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