今季のハイライト!夢を叶えるジャンプ台

1/8~1/14

あなたににはこれから叶えたい夢がありますか?また、チャレンジしたいテーマがありますか?それなら、今週のチャンスを逃すべきではありません!

昨年12月から順調な方向へと整ってきた太陽系の配置。太陽を中心として、今季のハイライト!ともいうべき惑星達のイベントが立て続けに起きる…。それが今週です!特に10日(水)までの週前半に記念すべきアスペクト(星同士の関係)がかたまって起きるのです。

まず、8日(月)夜には…太陽が木星とセキスタイル(60°)という好調な座相を作ります。昨年(2017年)の10月27日にも蠍座へ入った早々の木星に太陽が蠍座の3度で合(0°)になりましたが、それ以来、約二ヶ月半ぶりのラッキーな形です。たしかに今年3月には魚座でトライン(120°)の吉座相を作る機会はありますが、木星が順行している時に太陽が間に合わず、その後木星が逆行してきてようやくトライン(120°)で結ばれるのです。今回はセキスタイル(60°)というトライン(120°)よりはワンランク効果が低い座相ですが、木星が順行中であることに加えて、その他の惑星—金星、火星、海王星、プラス冥王星が小三角という好調な位置でサポートに回っています。その安定感はかなり分厚い…といっていいでしょう。今週はトランポリンのようなクッションの効いた太陽系の配置…とでもいったらいいかもしれません。これを逃す手はないと思いますよ!

—というのは、9日(火)にはまず、愛の星=金星が午前1時すぎに木星と合(0°)のアスペクト(星同士の関係)を作ります。その後、午後から夕方にかけて、太陽が金星と合(0°)、金星が冥王星と合(0°)、日没後には太陽が冥王星と合(0°)と、太陽、金星、冥王星の三つの天体がひとつの塊(かたまり)となっていきます。ただ、冥王星という半凶星が間に入っているのがちょっと微妙ですが、冥王星には「極限のパワー」という意味があります。あなたに「これは一生に一度のチャレンジだ!」という覚悟があれば、冥王星は「極限」という言葉に匹敵する大きな力を与えてくれることになるかもしれません。

10日(水)は火星が主役です。夜明けごろ、金星が火星とセキスタイル(60°)、昼過ぎには太陽が火星とセキスタイル(60°)を形成します。火星は戦いとアクションの惑星です。あなたの想いを行動に表すにはうってつけ配置です。スポーツの記録を狙うにも最適でしょう。

特にこの幸運を享受しやすいのは…まず、先週~今週生まれの山羊座さん。それに準じて地のサイン=牡牛座、乙女座の第二デーク生まれの人。次に蠍座、魚座、蟹座の特に第二デーク生まれの人。トータル的にはマイナスサインの人がジャンプしやすい星の配置といえます。

しかし、誰でもいくつかはマイナスサインの星を持っているはずです。その場合は、その星の持つ象意の事柄で頑張ってみるといいでしょう。また、今回は先月から新たに土星を迎え入れた山羊座を中心にして起きている星のイベントですから「山羊座のテーマ」で努力するのもいいと思います。「山羊座のテーマ」というのは仕事や権力構造、伝統など、世の中で王道として評価されているもの全般と考えて下さい。もしかすると今週の星はあなた、ひいては全世界の人々が既存の価値観にメスを入れるのに最もいい配置なのかもしれません。今週の小三角という形はラッキー、つまりソフト・アスペクトですから、その対象が私達が求める変化を柔軟に受け入れて、うまく取り込んでくれる…ということにもなります。メスを入れても相手はボロボロには壊れない、ということです。

11日(木)午後に水星が山羊座へ入場して、その後、週末の星はやや悲観的な色が強くなります。愛の告白やおねだりなどは控えて、状況分析をする客観的な姿勢に徹したほうがいいかもしれません。

JAN 8 2018

瑛利奈

(C)ELINA

新年は理想と改革。王道の星!

1/1~1/7

週明けとともに2018年が始まりました。今日で「今月の運勢」も「一週間の運勢」も、また「一年の運勢」もすべて書き換えられることとなりました。ただ、占星学上では…国や世界のチャートはすでに冬至でアップデートされているし、太陽系の運行も去年の続きです(当たり前ですが)。

「今週の運勢」の方は昨年の12月から順調な流れが続き、2018年のお正月は…めずらしく王道の星の配置となりました。元旦(月)は…夕刻から月が蟹座へ入り、俳句にもある「月は東に日は西に」という絵のような形となります。

その後、2日(火)の正午前に満月。同日、夜半に今まで逆行していた天王星が順行に転じます。天王星は革命、改革の惑星ですから、最近話題になっている相撲界の不祥事などの改革にも一役買うのかもしれません。ただ天王星の進行方向の変わり目にはかなり煽りがくることもあります。しかも満月と同時なので、人事のみならず、事故や自然現象などにも注意を向ける必要もあるのです。そういった意味で2日(火)はマークすべき日です。

しかし、今週は一週間を通じて、太陽や惑星間の不調和座相はひとつもありません。代わりに2日(火)太陽、4日(木)に金星がイマジネーションと奉仕の星、海王星とセキスタイル(60°)の好座相を作ります。太陽は創造性やその人の意思に働きかけますから、2日(火)は一年間のビジョンを考えるにはまさに最適な日といえるでしょう。また、4日(木)の金星、海王星のアスペクト(星同士の関係)はうっとりするような愛の夢を掻き立ててくれます。愛する人と夢を語り合うと、どこまでも広がっていくかもしれません。また、リアルな恋愛のみならず、バーチャルな愛の夢が限りなく広がっていくことも…。

7日(日)は射手座の水星が順行し始めた天王星とトライン(120°)の好座相を作ります。知性を司る水星がこのタイミングで天王星とともに登場するのは…週明けの職場に目からウロコが落ちるようないい意味でのサプライズがある可能性も…。同じ7日(日)朝には火星が木星とコンジャンクション(0°)を形成します。火星も木星も熱いエネルギーを持つ惑星ですから、これで燃料に点火されることになるでしょう。

いかにも夢とエネルギーに満ちた新春となりそうな星の配置です。このところの煮詰まりを解消するには、この流れを利用して、未来のその先まで夢を馳せる…のがいいかもしれません。

JAN 1 2018

瑛利奈

(C)ELINA

星から寛ぎのプレゼント

12/25~12/31

世の中はクリスマスで賑わっていますが…。12月に入ってから星の動きはかなり前向きです。先週は12月20日に土星が山羊座へ入場して、一時はどうなることか?と思ったのですが、冬至とともに土星に太陽が合体。氷の星=土星とエネルギー源の太陽は、互いに性質は異なっていますが、相性はいいのです。太陽が土星に合(0°)の記念すべきアスペクトは…土星の具体性と太陽の前向きな性質により、私達の目の前に「何がいま大切」で、「必要なものは何か?」を指し示してくれたようです。

今週の星の配置は…先週一週間の間に土星の山羊座入場を含む数々のダイナミックな星のイベントが私達に提示してくれたテーマをそっと胸の中にしまって、「今はクリスマスと年末年始の休暇を楽しみなさいよ!」と、安らぎの期間を与えてくれているようです。

25日(月)は昼過ぎに愛の星=金星が山羊座へ入ります。それが早速、26日(火)の夜中には土星と合(0°)を作って土星の厳しさを和らげてくれます。金星の方の楽しさは半減しますが、ここは山羊座という現実的な性質が幸いして、愛や楽しみ事に具体的な方法論や進むべき道を示してくれることになるでしょう。例えば、「愛する人との関係は現在どこまで来ているか?」など、現在地を教えてくれます。

その後、28日(木)の午後3時ごろには蠍座の火星が魚座の海王星とトライン(120°)の好調座相に。海王星は理想主義で夢想的な惑星な上、奉仕的な性質が強いので、好戦的な火星を骨抜きにして、なだめてしまうでしょう。

その後も大晦日まで海王星や木星、また小惑星のセレスなど、ソフトな星のアスペクト(星同士の関係)が続きます。海王星は「お酒」という意味もありますから、気持ちよく、酔い心地のままで2017年は暮れていくことになります。

28日(木)の午後5時に月が土星とトライン(120°)というシリアスなアスペクト(星同士の関係)がありますから、現状をチェックして「ちょっと待った!」と言いたい方はこのタイミングまでですね。

星が与えてくれる片時のリラックス・タイムです。流れに逆らわず、大切に使うといいでしょう。

DEC 25 2017

瑛利奈

(C)ELINA

気合いが入る一週間

12/18~12/24

週明けの18日(月)午後三時半、射手座の25度で新月。ここから新たな月のサイクルの始まりです。心新たに今後の夢を実現するためのスタートラインとなります。

今週はその後、今シーズンのクライマックス!ともいうべき星のイベントが続きます。その中で最も重要なイベントは…土星の動向でしょう。12月20日(水)午後1時49分、土星は山羊座へ入場します。土星が次のサインへ移動するのは2014年の12月24日以来、三年ぶりのことです。もっとも土星の軌道は公転周期約30年と長く、地球から観ると非常にゆっくり動いています。地球の軌道との関係で、2015年6月15日~9月18日まで蠍座の領域へ逆行していたことはありますが、最初に射手座へ入った2014年12月24日から数えて、ほぼ三年が経過しているのです。この三年間を「射手座の土星の時代」と考えて差し支えないでしょう。12月20日(水)から始まる山羊座の土星の時代は2020年3月22まで今後2年3ヶ月続くことになります。

また土星の周期30年をさかのぼって、前回の山羊座の土星入場はいつだったか?というと、1988年2月14日でした。年号は昭和63年、ちょうど平成に変わる前の年になります。時はバブルの最盛期でした。最近バブル期のダンスやファッションがもてはやされるのも土星の影響かもしれませんね。

もうひとつの重要なイベントは太陽の山羊座回帰、冬至です。太陽が山羊座へ入ったタイミングで日本の国や世界のチャートが新たな冬至図へ書き換えられるのです。こちらも今後の日本の運勢がどうなるのか?気になりますね。このところ、ずっと政府与党有利のチャートが続いてきましたが、今度の冬至図では与党はかなり追い詰められる…と。そして、国民感情はかなり政府に批判的…と出ています。しかし、国民はエキサイト…。冬季オリンピックもあるので、スポーツ熱が高まるのかもしれません。

22日(金)の冬至は深夜に太陽が山羊座へ入場して、その日の午前6時すぎには…すでに山羊座に控えている土星と合(0°)を形成します。これは…新入生がいきなり気合いを入れられるとでも言ったらいいのか?何事にもマジで取り組まざるを得ないような、本気モード突入のサインです。その他…惑星間の重要なアスペクト(星同士の関係)は21日(木)、金星の楽しそうなアスペクトを始め動きは概ね好調…。23日(土)から水星は逆行が終わって順行に。クリスマス前の今週は…盛りだくさんな一週間になりそうです。

DEC 18 2017

瑛利奈

(C)ELINA

自由に羽ばたけ!がキーワード

12/11~12/17

今週は…これまでにない好調な一週間となる見込みです。射手座の19度から始まって、今週の太陽は…次第に射手座の第三デークへ入っていきます。今週はこの太陽を中心として、射手座に星が集まります。まず、今の太陽系の配置のバックグラウンドから説明していきましょう。

2014年の12月24日から射手座へ入ってきた土星は、今週中に射手座最後の度数、29度へ届きます。また、土星よりもうひとつ外側の惑星、天王星は2010年5月28日に初めて牡羊座の領域へ入って、現在は牡羊座の24度にいます。このふたつの重惑星(太陽系の外側の惑星)はともに火のサインの第三デークを通過中…というわけです。

これら、火のサインの土星、天王星に加えて、ドラゴンヘッドという月と太陽の交差点に当たるポイントは…今週は獅子座の16度。つまり現在の星の配置は…牡羊座の天王星、獅子座のドラゴンヘッド、射手座の土星がルーズな火の三角形を形成しているのです。三角形=グランドトラインというのは「調和」、「好調」を意味する配置です。このルーズな三角形を修正するかのような形で、今週は…前述の太陽、水星、金星が射手座に集結して、互いに合になり、また次の天体に合になり…と、いかにも楽しげに正三角形のポイントを泳いでいくことになります。

そんな今週の動きの締めくくりは16日(土)の夜半に起きる太陽、天王星のトライン(120°)です。太陽は意思や本質を表すホロスコープの中心になる天体ですが、これが自由と革命を表す天王星と好調座相を作るのです。今週のキーワードは「自由に羽ばたけ!」。そして「現状を変えましょう!」です。

どんなふうに羽ばたけばいいのか?はみなさんのホロスコープ次第ですが、いま、みなさんが感じている閉塞感や抑圧感に風穴を開けるには絶好のチャンスなのです。仮に「好きな人に告白しようか?」と悩んでいるのなら、どんどんチャレンジした方がいいでしょう。仮に転職を考えているのなら、新しいチャンスに遭遇する可能性もアリです。断捨離しようか?なんていう質問なら文句なしに「すぐやりましょう!」です。ただ、「あの人と別れようか?」という質問は「???」かもしれません。何故なら、土星とドラゴンヘッドが太陽、天王星をサポートしているからです。この質問に関しては「まだまだ新しいあり方を探る余地あり」あたりが正解でしょう。

ひとつ注目すべきなのは…今週の星の配置は太陽の交差点=ドラゴンヘッドを巻き込んでいることです。ドラゴンヘッドとはスクランブル交差点のようにいちばん人の出入りの多い公共性の強い場所…の意味を持ちます。つまり今週の星の配置は…プライベートな出来事でも、どうしても公共的な広がりを持ってしまう…ということ。そうなるとやり直しは利かないし、また、良識ある判断に基づいて行動しなければならない…ということですね。

DEC 11 2017

瑛利奈

(C)ELINA

心を弄ぶ今週の星

12/4~12/10

双子座の満月から一週間が始まります。満月とは…過去の結果が出る日。つまり、今週は「今までの私達はどうだったの?」という問いかけに答えが出る時期です。また、12月3日(日)夕刻から水星が逆行を始めていますから、刻々と戻る水星の動きに連れて過去のアスペクト(星同士の関係)の再現!という事態も起きてきます。

6日(水)夜9時ごろ、11月28日(火)に一度起きた水星と土星の合(0°)が、今度は水星が逆行しながら土星に重なります。前回、28日(火)の「水星と土星の合(0°)」は翌日、北朝鮮ミサイル発射と日馬冨士の引退という私達の心に影を落とすような事件を引き起こしています。今度も似たような問題が再発しないよう祈りたいものです。また、土星の影響で悲観的な色を強めた水星の発想が、逆行というコミュニケーションスキルが稚拙(ちせつ)な状態で、私達の仕事場やプライベートで心ない発言をさせる…こんなことがまたもや起きることも…。

しかし今週、救いとなるのは火星が先週よりも度数を進めていて、7日(木)には…射手座の28度で一体となった水星、土星に対して、セキスタイル(60°)という調和座相でクギを刺してくれます。エネルギッシュな火星の力により、ネガティブな気持ちは浮揚されることになります。これは…前日や先週の悲しむべき事態に救いの手をもたらすことになる可能性も。落ち込まなくても「フォローの余地あり」ということですね!これ以降、少し運気回復の実感はあるでしょう。

9日(土)日没後すぐ、火星が蠍座へ入場します。これで今までと若干流れが変わることになり、不利だった人にチャンスが訪れたり、逆に不安や憤りを感じやすくなるなど悪い方に変化するケースもあるかもしれません。

今週の惑星の分布は重要な10個の天体(太陽、月に加えて8つの惑星)のうち、6個までがミュータブルサイン(変移サイン)中です。これには…ノリはいいけれど、何かあるとズルッと事態が変わってしまう…こんな傾向があります。押しては返す星の波に翻弄されないよう、流動的な現在の星を冷静に見極める寛容な心を持つことを心がけましょう。逆に、デザインや音楽、新しい企画を考えるには今の星がメンタルな部分に送ってくる振幅の多い波動がいい刺戟になるかもしれません。喜びも悲しみもクリエイティブなエネルギーに変換する…こんなタフな姿勢で現在の星を乗りこなしたいものです。

DEC 4 2017

瑛利奈

(C)ELINA

前半真面目。週末から攻めたくなる…

11/27~12/3

今週は11月から12月へとカレンダーをめくる週。12月1日(金)を境にして星の配置も大きく印象が変わります。30日(木)までの11月最後の4日間は…先週の流れを引き継いだ、重苦しい雰囲気に包まれるでしょう。

週明け、27日(月)は深夜の半月から始まります。これは月単位の四半期の区切りです。これまでの出来事や決定事項を再評価する一日となり、見直し気分が強まるでしょう。

28日(火)は知性の星=水星が太陽系の警察ともいうべき土星と合(0°)を形成して、悲観的な気分に支配されます。「反省」や「撤退」の意見が優勢になったり、新しいプロジェクトが見合わせになるなど、リスクと損失に私達の関心が向けられそうです。この時期(月~火)は…仕事のプレゼンや営業はもちろん、愛の告白や人間関係の調整などにもよくない影響があるかもしれません。

29日(水)から世の中の雰囲気や私達の気分は上向き始めます。12月1日(金)の午後6時すぎ、愛の星=金星が蠍座から射手座へ入場します。今まではけ口を見失っていた射手座のエネルギーがここで一気にはじけ始めます(むしろバーストかも)。これは私達のプライベートも、プレミアムフライデーとあって、攻めの気分が盛り上がり、やり過ぎ、ノリ過ぎにならないとも限りません。何事も冷静さを保つことが必要です。

3日(日)には幸運の星=木星が海王星とトライン(120°)の好調座相を形成。夢はさらに理想主義へと広がっていくでしょう。ひとつ、注意したいのは…3日(日)の午後4時半ごろから水星が逆行を始めます。水星は知性の星であると同時に、通信、交通など現代社会のインフラに非常に関わりの深い惑星です。今後約三週間ほど水星は逆行しますので、その期間はコミニュケーションや移動、また契約問題などには細心の注意が必要です。

NOV 27 2017

瑛利奈

(C)ELINA

蠍座から射手座のテーマへ

11/20~11/26

先週に引き続き星は比較的穏やかな配置となっています。先週末18日(土)の蠍座の新月の後、週明けは射手座の月でスタート。

21日(火)、月は午前9時半ごろ、みなさんもご存じの通り、射手座の第三デーク(26度)を通過中の土星と合(0°)を作った後、午後4時14分に山羊座へ入るまでボイドとなります。その後、今週は惑星の主要なアスペクト(星同士の関係)がない中、午後8時26分には蠍座の金星が冥王星とセキスタイル(60°)を作ります。この時、先月から蠍座を通過してきた太陽の度数はすでに最終の度数である29度に。金星がセキスタイル(60°)を形成する相手の天体、冥王星は蠍座の主星です。21日(火)は…蠍座のテーマの締めくくりを暗示するような展開となっています。「蠍座のテーマ」とは—「秘めた情熱」や「執拗な真相探求」、「逆転と再生」など…。この日の星は…過去一ヶ月蠍座の日々の締めくくりとなるような、私達を「アッ!」と言わせるような大胆な結論を示してくれるでしょう。つまり、私達が興味を持って探求してきた過去一ヶ月のテーマの「総括の日」です。逆に執拗な追求を受ける立場だった人々にはこの21日(火)を難なくやり過ごせば「もう安泰!」と言えなくもないかもしれません。

22日(水)、午後12時5分、太陽は蠍座から射手座へ入場します。今までの重苦しい雰囲気はリセットされて、陽気で楽観的な射手座気質がもてはやされる期間となります。ただ、この日の午後8時過ぎ、今年の6月16日以来、逆行していた海王星が一度留まって(ステーション)、順行に向きを変えます。海王星は「海」のイメージの惑星ですが、海底のみならず地殻変動に関わりが深いのです。幸いマップで観ると、海王星ステーションの影響を受けるエリアから、日本はほんの少し東へ外れているようです。海王星は同時にテロの意味もありますが、こちらの方は逆行よりは順行の方が抜本的な解決のメドが立ちやすいかもしれません。しかし、この日の海王星ステーションが世界情勢にダラダラと波状的に影響を与えると予測するのは否めないところです。

今週は21日(火)~22日(水)にハイライトともいうべきイベントが集中しています。その後はこれらのテーマが持つパワーが様々なパートへ波及していくことになるでしょう。

26日(土)は午後8時ごろ、射手座の水星が牡羊座の海王星にトライン(120°)という好調座相を作ります。これはイノベーションの暗示です。私達はこれらの星に後押しされて、未知の領域に挑戦する勇気を感じるのかもしれません。

NOV 20 2017

瑛利奈

(C)ELINA

幸福とロマンの一週間

11/13~11/19

週明け早々、13日(月)の日没前、愛の星=金星が幸運の星=、木星と蠍座の7度でコンジャンクション(0°)という重要な座相を作ります。これは…金星と木星という太陽系の二大吉星が同じ軌道で重なるのですから、至高の幸福感をもたらすアスペクト(星同士の関係)なのです。前回の金星、木星のコンジャンクション(0°)は何時だったか?というと、2016年8月28日以来です。この時の二つの星の度数は乙女座の27度でした。木星は「十二支のもとになった」といわれるように12年の周期で太陽の周りを回っています。つまり、ひとつのサインを通過するのにほぼ一年かかります。木星が現在の蠍座のひとつ手前、天秤座に入ったのは…昨年の9月9日。前回のコンジャンクション(0°)は約一年と二ヶ月半前ですから、天秤座では一度も金星は木星と重なることがなかったわけです。本来金星は天秤座の主星ですから、最も期待されるべきイベントだったはずなのに、出会うことなく、そのサイン通過してしまったのは非常に残念といわざるを得ません。特に天秤座を始め、双子座、水瓶座の風のサインの方には格別にもったいない流れでしたね。長くなりましたが、天秤座をスキップして、ひさびさ金星と木星が出会うのですから、今回は二割五分増しくらいの価値があろうというものです。特に蠍座のあなたには有利に働きますが、それ以外の方も人それぞれ、各カテゴリにおいて幸運が期待できます。

今週はまた、愛の星=金星の活躍が目立つ週です。17日(金)は午前0時を廻った頃、金星が海王星とトライン(120°)を形成します。金星は…もちろん愛の星ですが、海王星は夢とイマジネーションの星。これは…大ロマンで胸がキュンキュンする暗示です。金星は蠍座の11度ですが、海王星の方は「尽くす愛」を表す魚座です。特に水のサインに金星がある方には直撃かもしれません。溜息が出るような恋心を感じることになるでしょう。

18日(土)は新月です。こちらも太陽、月ともに蠍座の26度の新月…になります。ここから新たな月のサイクルが始まります。秋の夜長、闇夜の空の深さは…あなたに心の深層部まで見透すように、秘めた気持ち、誰にも打ち明けらない想いなどをもう一度見直して、整理する作業を助けてくれます。また、これを機会に新たな目標を立てて、努力を始めるのもいいかもしれません。翌日、19日(日)は一週間の静けさを打ち破るようなチャレンジングな日です。人々の興味は内面の幸せから社会的な繋がりの方へ移り変わって行くでしょう。

NOV 13 2017

瑛利奈

(C)ELINA

週末は火象のグランドトライン!

11/6~11/12

11月5日から14日までトランプ大統領のアジア歴訪が日本を皮切りにスタートしました。ちょうどその翌日、6日(月)の早朝から知性とコミュニケーションの惑星=水星が射手座へ移動。射手座にはグローバルな視野と行動力、また深遠な哲学、などの意味があり、私達が国際問題に理解を深めていくにはうってつけの配置になってきたようです。

7日(火)には愛の星=金星が蠍座へ入ります。こちらは…秋の静かな雰囲気も手伝って、私達に愛に関するテーマをより真摯に深めていくように誘うでしょう。

トランプ大統領は占星学で占ってこの日程を決めたか?と思うほど、今週の星の配置は理性的で、落ちついた動きを示しています。今週も週、後半に太陽や重惑星(外側の惑星)が重みのあるアスペクト(星同士の関係)を作ります。9日(木)の夜には太陽が太陽系の果ての準惑星=冥王星とセキスタイル(60°)という好座相を形成します。太陽は光を、冥王星は深層をと、互いに全く異なる事象を司っていますが、このふたつの天体が調和座相を作ることにより、問題の深層部に光りがあたり、今まで解明しにくかった謎が解けることになるかもしれません。少なくとも冥王星という太陽系の果ての惑星が持つパワーや思考は私達の常識を覆すには十分なものがあるでしょう。セキスタイル(60°)は穏健なアスペクト(星同士の関係)のため、さして現状を破壊することなく、ソフトに改革が進むキッカケを作ってくれるでしょう。

今週一週間で最も重要な星のアスペクトは11日(土)夕刻の土星、天王星のトライン(120°)です。前回、土星、天王星がトライン(120°)を作ったのは今年の5月19日以来の出来事となります。土星はセキュリティと責任を、天王星は新しい発想を表します。そのふたつの惑星がトライン(120°)という互いのいい面をサポートし合う座相を作るわけですから、世界情勢に安定した楔を打ち込む役割になります。私達の仕事やプライベートなテーマに関しても地道な努力を応援してくれることになります。同じ日、さらに月は…獅子座の深い度数にあり、土星、天王星のトライン(120°)にちょうどグランドトラインという正三角形になるのです。

先月、10月は木星が一年ぶり蠍座に入って、水象(蟹座、蠍座、魚座)に幸運が宿りましたが、今週の主役は火象サイン(牡羊座、獅子座、射手座)です。こんしゅうもまた、「私は火象じゃないわ」といわずに、あなたのホロスコープの中にある火象サインを探してください。星の流れとあなたのテーマをリンクしていけば、案外楽に問題解決を図れるものです。

NOV 6 2017

瑛利奈

(C)ELINA