力と決断、蠍座の季節へ

10/17~10/23

先週は…11日から「全国旅行支援」がスタート。同時に新型コロナウイルスの水際対策が緩和され、各地で外国人観光客の姿が目立つようになり、以前の賑わいが戻りつつあるようです。「瑛利奈の山手タロット館」にもいちはやく海外から一時帰国されたお客様がいらっしゃいました。一方、ロシア外相からは国家存亡の危機には核を使う可能性もあるとの発言が。また中国の習近平総書記は台湾政策において「武力行使の放棄は約束しない」と党大会で演説。そんななか、またもやドル円は147円後半という32年ぶりの円安を記録しました。日本を取り巻く環境は決してやさしくはないようです。

今週の太陽系は…主要な天体、特に太陽のアスペクト(星同士の関係)が多くきびきびとした流れになりそうです。

17(月)は、終日月のサインは蟹座。重要なアスペクト(星同士の関係)がない。小幅な動きの一日です。午前4時57分、太陽が小惑星=ベスタとトライン(120°)を形成。相変わらず我慢を強いられるような問題が多い一日になるでしょう。午後11時を過ぎてから、権利の主張を表す小惑星=ジュノーが騒ぎ出し、不満分子が発言を強めることも。

18日(火)は…午前2時14分、蟹座の半月です。その後、午前7時7時5分、太陽が火星とトライン(120°)を作ります。火星は戦いの惑星。戦争や軍備など、闘争の話題が多い一日です。ただ、スポーツの分野では良いことがありそうです。午後1時44分から月は獅子座へ入ります。

19日(水)は二つの大きな星のイベントがあります。ひとつは…午前11時20分の金星と火星のトライン(120°)です。金星は天秤座の24度、火星は双子座の同じく24度です。天秤座さん、双子座さん、水瓶座さんなど、風のサインに太陽や金星を持つ方々には愛のチャンスです。これまでの愛の流れを加速して、ゴールが見えてくるはずです。その後、午後10時33分には太陽が冥王星とスクエア(90°)を作ります。社会情勢の潮目が変わる暗示です。これまで表に出なかった難しい問題が表面化するでしょう。

20日(木)には、金星が冥王星とスクエア(90°)を作ります。金星は愛の星ですから、もちろん愛情問題にも影響はあるでしょう。また、金融や経済情勢に不穏な霧が立ちこめてくる可能性が。今週は日々、新しい問題が発表されたり、発覚するなど、運勢は曲がり角にさしかかっています。時代の流れに取り残されないよう、アンテナを張り巡らせる必要がありそうです。

21日(金)午前1時25分から月は乙女座に。大きな動きは少ないので、今週になって起きてきた出来事を整理する一日にするといいでしょう。

22日(土)も引き続き重要な天体のメジャーアスペクト(星同士の主要な関係)はなく、午前11時19分、月は天王星とトライン(120°)を形成。その後、午後8時24分、水星が天王星とインコンジャクト(150°)を作ります。新しいものを受け入れることに幸運が宿るでしょう。ただし、すぐには行動に移せないもどかしさはありますが。

23日(日)午前10時00分、水星が土星とトライン(120°)を形成。午後1時7分には今年(2022年)6月5日から逆行していた土星が順行の方に舵を切ります。6月5日以来、逆行中の土星は本来の統制力を半分しか発揮できない状態でしたが、今日から土星が本格稼働し始めます。滞っていた問題にようやくエンジンがかかって、解決のために重い腰をあげるでしょう。これで逆行星は木星、天王星、海王星の3個のみになります。午後4時51分、愛の星=金星が蠍座へ入場。午後7時35分には太陽が蠍座へ天秤座から蠍座へと入ります。これからはフィックスドサインが主導する重厚な布陣に。ひところのようにコロコロ変わってやり直し…などということのない、一発勝負、そして、力の論理ですべてが決まっていく時代へと変貌していきます。秋も深まり、静けさの中に人の世の孤独を感じる季節に入っていきます。

OCT 17 2022

瑛利奈

(C)ELINA

土星による引き締め

10/10~10/16

先週は…プーチン大統領の誕生日の翌日、8日にウクライナのクリミア大橋で爆発がありました。誰の手で爆破されたのか?まだ明らかにされていませんが、ロシアは報復としてキーウを始めウクライナ全土へミサイル攻撃をかけています。一方、北朝鮮は4日に日本列島上空を越える新型地対地中長距離弾道ミサイルなど、9月25日から計7回の弾道ミサイルを発射しました。このところの世界情勢は不穏な動きが目立ちました。

10日(月)は午前5時54分、満月です。月の度数は牡羊座の16度です。次の満月=11月8日は皆既月食ですから、その前に楽しめる最後の満月になります。

11日(火)午前6時3分から月は牡牛座へ。続いて午前8時50分に水星は天秤座へ入場します。11日も10日に続いて、重要な天体同士のメジャーアスペクト(星同士の関係)はありません。目立つのは…午前11時11分の火星と小惑星=ベスタのトライン(120°)です。火星は戦いを小惑星=ベスタは軍隊を表しますから、相変わらず軍事色の強い一日になりそうです。

12日(水)午前10時6分、太陽が土星とトライン(120°)を形成します。太陽は天秤座の18度、逆行中の土星は…もう水瓶座の18度まで戻っています。太陽と水瓶座の土星が作る最後のトライン(120°)という最も安定したアスペクト(星同士の関係)です。不安な世界情勢もなんとか現在の形で均衡を保とうとするでしょう。幸運な一日とはいえませんが、現実的に成果をあげたい人には貴重なタイミングです。

13日(木)は午後2時7分から月は双子座です。午前、午後と月のアスペクト(星同士の関係)はよく、順調に仕事が運びそうです。情報の整理には打ってつけの日です。

14日(金)午後3時20分、今度は…愛の星=金星が土星とトライン(120°)を作ります。愛の基盤を固めるにはいいタイミングです。現実的な判断と双方の歩み寄りが上手くいくでしょう。

15日(土)も引き続き月は双子座です。午前8時22分、月は天秤座の太陽とトライン(120°)の調和座相に。あいにくこの日最後の好調な時間といえそうです。ごごになると、月のアスペクト(星同士の関係)は不安定。気まぐれやイライラなどが多くなります。

16日(日)、午前1時10分から月は蟹座へ。水星や小惑星=ジュノーのアスペクト(星同士の関係)が目立つ日です。視野が狭くなって、自分は努力していることをアピールしたくなる日です。お互いに被害者意識が強くなりそうです。愛する人と楽しみたい時間を無駄な議論で台無しにしないよう、気をつけてください。

今週は大きな動きは少ないですが、週半ばから水瓶座の土星の調整が入ります。まずは、現実的なところで、現在地を確認。今年の上半期の業績をまとめるにはいい一週間かもしれません。

OCT 10 2022

瑛利奈

(C)ELINA

大きな再編への序章

10/3~10/9

先週は…9月27日に故安倍晋三 元首相…の国葬儀が執り行われました。29日は日中国交正常化50周年でしたが、こちらは現在の政治情勢から、かなり簡略化されて開催。30日はロシアのプーチン大統領がウクライナ東・南部のルガンスク、ドネツク、へルソン、ザポロジエ4州の併合を宣言する…など、ウクライナ情勢は大きな動きが…。これらを受けて、世界情勢が大巾に再編される模様ですが、今週は…変化の前の序章といった感じです。

3日(月)は山羊座の半月です。ただ、大きな惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、月がノードとトライン(120°)を作ったり、小惑星=ジュノーやパラスと絡むなど、コンセンサスを探る動きです。午後11時36分になって、月は天王星とトライン(120°)。予想よりも振り幅は大きいでしょう。

4日(火)もアスペクト(星同士の関係)は月のみです。正午を挟んで月が水星とトライン(120°)、冥王星とコンジャンクション(0°)を形成。以外とキビキビした結果が出そうです。午後7時20分から月は水瓶座へ入ります。

5日(水)、水瓶座の月は愛の星=金星とトライン(120°)を作るなど、順調な一日です。硬直化していた世界の雰囲気は和らぐ見込みです。人々の関心は進歩的な方へ向いていきそうです。

6日(木)午前3時12分、逆行していた小惑星=ベスタが順行し始めます。今回、小惑星=ベスタが逆行へ転じたのは…あの安倍晋三銃撃事件の日、7月8日です。いま思えば、あれから世の中はおかしくなったのでした。その小惑星=ベスタが順行になるのですから、世界は正常化されるはずなのですが、惑星(小惑星も)というものは順行→逆行に変わるときや逆行→順行に変わるときも、ステーションといって、一旦留まって向きを変えるので、順調な速度に変わる…実際はそのように地球から見えるようになる…まで、ある程度の時間はかかります。これで、ようやく小惑星=ベスタは正常に稼働して、本領を発揮することになるでしょう。ただ、小惑星=ベスタの意味は「自己犠牲」ですが、軍隊や兵役などの意味でもあります。世界がさらに軍事色を帯びて来る可能性はあるでしょう。午前7時45分に月は戦いの星=火星とトライン(120°)、午前9時56分に月は小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)に。私たちの我慢の日々はまだまだ続きそうです。午後9時46分から月は魚座へ移動します。その後、午後10時42分、太陽が調整の小惑星=パラスとスクエア(90°)に。ウクライナ情勢や世界的インフレ、政情不安など、調整すべき問題は山積みですが、なかなか指標が見つからないという暗示です。

7日(金)午後12時55分、水星が冥王星とトライン(120°)を作ります。何かが明らかになりそうです。午後7時48分、太陽が彗星=キローンとオポジション(180°)に。午後8時33分、小惑星=パラスがドラゴンテイルとトライン(120°)を形成。キローンもパラスも賢者や医者を表しますが、なかなかいい処方箋が見つかりそうにありません。

8日(土)は魚座の月が後半へ。海王星と合(0°)を作りながら、天王星、火星、冥王星、水星などと、様々なアスペクト(星同士の関係)を組んでいきます。世の中の雰囲気はムーディで繊細です。流動的に事態は変わっていくでしょう。

9日(日)、午前6時55分、これまで逆行していた冥王星が順行の方へ向きを変えます。前回冥王星が逆行し始めたのは今年の4月30日でした。当時の「今週の運勢」で私は地震を心配したのですが、そのときは杞憂でした。最近は…世界各地で地震が多いようなので、少々懸念はありますが、今回の冥王星は秋分図によると経済に波紋を広げるかもしれません。しかし、冥王星は順行に変わるタイミングですから、長期で見ればいい方へ誘導してくれることになるはずです。

今年の秋分図では…水星、冥王星、土星、海王星、木星、天王星と、6個もの惑星が逆行していました。これがまず、2日に水星を手始めに、9日には冥王星が順行。こうして1個ずつ正常化していく見込みです。今週は…大きな再編への序章…。お手柔らかな動きから始まって、そのうち変革は大きなうねりになっていくはずです。まずは今後の計画を立てて、動けるうちに少しずつ準備しておいたほうがいいでしょう。

OCT 3 2022

瑛利奈

(C)ELINA

一年の折り返し点

9/26~10/2

先週は9月19日にロンドンのウェストミンスター寺院でエリザベス女王の国葬が行われました。また、ロシアではプーチン大統領がウクライナでの「特別軍事作戦」のため、部分的な動員令に署名し、ロシア国内で抗議活動が広がっているとの報道も。日本は三連休をまたもや台風に直撃され、各地で被害が出ています。被災者の方、お見舞い申し上げます。私は個人的に…上皇さまが19日、左目の白内障手術を受けられたとのニュースに非常に驚きました。何故なら、私も21日に同じ手術を左目に受ける予定だったからです。そこで、今さらながら気が付いたのは…私は誕生日が上皇さまと同じだったことです!もちろん、年齢も星の配置も異なりますが、誕生日が同じということは…太陽の度数もほぼ同じということ。太陽は獅子座のルーラーで、獅子座は「目」を表しているのです。上皇さまは25日に右目の手術を受けられたそうですが、私は来月右目の手術をすることになっています。言い訳がましいですが、私は…現在、左目が回復中で、右目は以前のままなので、合うメガネがなくて、非常に困っているところです。更新が遅くなってしまいそうですが、みなさま、ご容赦下さいませ。

26日(月)午前6時54分、天秤座の新月です。度数は天秤座の2度48分。太陽が天秤座に入って三日目です。午後2時45分には金星が冥王星とトライン(120°)を形成します。時代の潮流が内部から変わりつつあるのかもしれません。

27日(火)は、安倍元総理の国葬、正確には「国葬儀」というらしいですが、時刻は午後2時からのようです。午前4時32分、太陽が木星とオポジション(180°)になります。太陽も木星もベネフィックスといわれる吉星ですが、オポジション(180°)というアスペクト(星同士の関係)はよくありません。何もかも「過剰」で、楽観的すぎる、幸運を期待して、後でしっぺ返しが来るアスペクト(星同士の関係)です。この「国葬儀」には安倍さんが亡くなられてから、日に日に反対意見が強くなってきましたね。いちばんいけないのは岸田総理でしょうか。私には岸田総理が儀礼的な気持ちから、このようなイベントをやろうとしているように見えてなりません。菅前総理だったら、真摯な気持ちで安倍元総理を弔ったに違いないと思うのですが…。

28日(水)は午前8時14分から月は蠍座へ入ります。午後2時48分には火星、土星がトライン(120°)を作ります。重厚で厳めしいアスペクト(星同士の関係)です。ロシア当局によるウクライナ東部、南部の住民投票は、「直接投票」は9月27日のみで、それ以外はロシア兵が戸別訪問をして投票用紙を持ち帰るのだそうです。火星&土星のトライン(120°)は「制御された力」。ウクライナなど、世界各地で力による統制が行われそうです。

29日(木)は…午後4時48分から愛の星=金星がが乙女座から天秤座へと移動します。これからは天秤座さん始め、双子座さん、水瓶座さんなど、風のサインの方々に愛のチャンスが巡ってきます。現在男性運を表す火星は双子座、もちろん太陽は天秤座、そして土星は水瓶座ですから、第1デークから第3デークまで好調が約束されていますよ!

30日(金)は午後1時3分から月が射手座へ入ります。月を除いて、惑星同士のアスペクト(星同士の関係)がない日です。月は時間を追って、海王星、水星、冥王星と好調座相を形成…ここまでは蠍座の月のアスペクト(星同士の関係)です、その後、午後になって、射手座の月は金星、木星とセキスタイル(60°)、トライン(120°)を作ります。穏やかでいい日になりそうです。

10月1日(土)も引き続き、重要な惑星同士のアスペクト(星同士の関係)は無い日です。午前2時5分、月は太陽とセキスタイル(60°)。午後3時1分、太陽が義務を表す小惑星=ベスタとセスキコードレート(135°)という小競り合いのアスペクト(星同士の関係)を作ります。日没後、月は天王星とインコンジャクト(150°)、土星とセキスタイル(60°)を形成。土曜日ではありますが、羽を伸ばしてエンジョイするには、批判勢力が強すぎるかも。自重しながら過ごすに超したことはないでしょう。

2日(日)は…一日を通じて、一気に重要なイベントが起きてきます。この日は金星が主役ですが、あまり喜べそうなアスペクト(星同士の関係)はないようです。午前3時11分、金星が木星とオポジション(180°)に。これは…太陽と木星のオポジション(180°)にやや似ていますが、片方が金星ですから、少し卑近な意味を帯びてきます。愛やお金、プライベートな感情などに関係がありそうです。こんな時にデートや買い物などをすると、虚栄心を刺戟されて、高くついてしまいそうです。時刻が深夜ですから、前日の土曜日などにも注意が必要です。また朝の8時台には金星は天王星とセスキコードレート(135°)、夜の8時台には金星は土星とセスキコードレート(135°)を形成。また、午前には月が海王星や水星とスクエア(90°)を作ったり、午後には木星、金星とこちらもスクエア(90°)をつくります。雰囲気に踊らされたり、気まぐれになったりして、余分なトラブルを起こす怖れが…。重要問題は決めないほうがよさそうです。それとは別な流れですが、午後6時7分から、いままで逆行していた水星が順行に転じます。水星逆行は9月10日から始まっていましたから、今後水星の順行スピードが上がってきたら、次第に物事、特にシステムが順調に稼働し始めるでしょう。

今週は…天秤座の太陽が重要な折り返し点へ入ってきます。こんな時期は…甘い見通して「なんとかなるだろう」とやり過ごした問題があとで取り返しのつかないスケールまで行ってしまうことがよくあります。何事も見過ごさずに、丁寧に気持ちを入れて考えること。自分自身を見誤ったり、自分に嘘をついたり…。こんなことに気をつけるといいでしょう。

OCT 26 2022

瑛利奈

(C)ELINA

新秋分図。5個の惑星が逆行

9/19~9/25

今週は…イギリスではエリザベス女王の国葬で一週間が始まります。一方日本では、大型の台風14号が九州に上陸してから、日本列島を縦断しようとしています。また、台湾では17日~18日にかけて、震度6強の大きな地震が2度発生しています。波瀾の幕開けを感じさせる今週の運勢ですが、フタを開けてみれば、案外悪くない一週間になりそうです。23日の秋分には、今後四半期の日本の運勢として、新たな秋分図に書きえられることになります。(下の画像参照)

19日(月)は一日を通じて、月は蟹座です。たしかに台風が上陸するだけあって、蟹座の月は午前中…天王星、土星、木星、水星と不調です。その後、午後12時57分、太陽が冥王星とトライン(120°)を形成。これは潮目が変わる暗示です。これまで明らかにされなかったことが表に出たり、不利な状況が覆るなどするでしょう。現在、あなたが不満を抱えて苦しんでいるなら、声を上げるチャンスです。新たな予兆を感じたら、すぐに反応してみることです。

20日(火)、月は蟹座の後半に入ります。午前6時前後に月は金星、天王星とセキスタイル(60°)を形成。これは月を中心として、「小三角」といわれる座相です。ざわざわするような幸福の予感です。その後、午後1時44分、乙女座の金星がラブロマンスの惑星=天王星とトライン(120°)という好調座相を作ります。乙女座さんを始め、牡牛座さん、山羊座さんなど、特に地象サインの方には効果的なアスペクト(星同士の関係)です。予期せぬ出会い、予想以上の反応など、いつもは真面目なあなたも、殻を破るチャンスかもしれません。

21日(水)は午前5時37分から月は獅子座へ。特に重要なアスペクト(星同士の関係)はない日ですが、午後2時31分の月と木星のトライン(120°)など、概ねラッキーに事が運ぶ一日です。

22日(木)には月は獅子座の第2デークへ入ります。願望と状況が噛み合わず、やや調整の必要な日です。しかし、午後2時59分の月と火星のセキスタイル(60°)が代表するように、意思を強く持って努力をすれば、未来が開けるでしょう。

23日(金)は秋分です。午前10時3分を以て、太陽は乙女座から天秤座へ入ります。これにより、日本のこの秋(四半期)のホロスコープが書き換わります。下にチャートをアップしましたが、今回の秋分図はなんと!10個の天体中、5個の惑星(=水星、木星、天王星、海王星、冥王星)が逆行しています。これでは…本腰を入れて、今後の課題に答えを求めるのは難しそう。何事も議論をして、問題点を洗い出すようなたたき台を作る時期なのでしょう。午後3時49分、太陽は逆行中の水星とコンジャンクション(0°)を作ります。これは一見よさそうに見えるアスペクト(星同士の関係)ですが、太陽との合(0°)は…実は水星にとって迷惑なアスペクト(星同士の関係)なのです。何故なら、太陽のパワーの前に水星が屈服して、自らの繊細さがはっきできなくなるからです。午後9時4分、水星は逃げるように、逆行しながら乙女座へ入ります。前後しますが、午後4時53分から月は乙女座です。

24日(土)…太陽が天秤座へ入って早々、金星が海王星とオポジション(180°)という、グレーなアスペクト(星同士の関係)が形成されます。最近は東京オリンピックを巡っての贈収賄事件などが騒がれていますが、同様の事件が多発するかもしれません。個人の運勢においては「愛の迷い」を表します。また、情に流されて騙されたり、裏切られるなどの問題も。逆な立場で考えると、加害者となるケースもあり得ます。ロマンチックな雰囲気に惑わされて、グレーゾーンへ立ち入ってしまったり、あるいは、財布をなくすなど、忘れものなどにも注意しましょう。

25日(日)の月は乙女座の後半です。月は火星とスクエア(90°)、海王星とオポジション(180°)など不調座相。しかし、天王星、冥王星とトライン(120°)、金星、水星と合(0°)など、調和座相も多い日です。おしなべていうと、かなり繊細で、時にはナーバス…。映画鑑賞やコンサートなどで楽しむには最適な休日かもしれません。いつもより感性が鋭く、若返った自分にワクワクしそうです。美術館を訪れたり、スケッチしたり、音楽を演奏したり、アートが心に沁みる一日になるでしょう。

SEP 19 2022

瑛利奈

(C)ELINA

欺瞞やウソで揺らぐ…

9/12~9/18

先週…9月8日、エリザベス女王がスコットランド・バルモラル城で亡くなりました。その在位期間は、1952年2月に即位して以来、70年間という英国史上最長でした。エリザベス女王の国葬は19日にウェストミンスター寺院で行われる予定です。一方、日本では…安倍元総理の国葬は9月27日に日本武道館で行うとの報道が。このタイミングでエリザベス女王の国葬と比較すると、安倍元総理の国葬は、いろいろな意味で大分見劣りがするような気がしますね。規模に於いても、歴史に於いても、また、私たちの祈る気持ちに於いても…です。今週の星の配置は…太陽と海王星のオポジション(180°)や水星、木星のオポジション(180°)など、危機感が漂うものはなく、欺瞞やウソを暗示するものが目立ちます。

12日(月)は午前1時30分に牡羊座の月が木星と合(0°)という幸運なアスペクト(星同士の関係)を作ってから、いわゆる凶星といわれる惑星の不調和なものはなく、世界情勢は小幅な動きばかりです。まずは平和な一日になりそうです。

13日(火)…月以外のアスペクト(星同士の関係)は午前1時8分の太陽と土星のインコンジャクト(150°)のみ。太陽の度数は乙女座の19度52分、土星は逆行中=水瓶座の19度52分です。これだけでは事件を引き起こすだけの決定力はないのですが、午前2時31分になると、牡羊座の月が太陽とインコンジャクト(150°)の位置に回り込み、ヨードといわれる二等辺三角形を作ります。これだけで何か大変なことが起きるとはいえませんが、将来の大きな問題の伏線になるような事件が起きる可能性があるでしょう。今後の動きに注意する必要があります。

14日(水)は…午後3時14分の金星と冥王星のセスキコードレート(135°)、午後9時57分の火星と小惑星=ジュノーのスクエア(90°)など、各所で苦情の声が大きくなりそうです。この日のつきは前日13日の午後8時39分から牡牛座です。午後5時41分には月が金星とトライン(120°)の好調座相を形成しますから、基本的には幸せムードが溢れる一日なのですが、人々のワガママが出やすいのかもしれません。抑えようとして、あまり反論しないほうが賢明です。

15日(木)、月は太陽とトライン(120°)。冥王星を入れて地象のグランドトラインですが、同時に月は…先週、エリザベス女王がお亡くなりになった時と同じ、土星、天王星、ノードを含むT字スクエア(90°)を作ります。「今週の総括」ともいえるテーマが浮き彫りになる日です。一日を通じて誰もが忙しくあっちこっちと奔走することになりそうです。

16日(金)は…午前5時15分から月は双子座です。午後3時を過ぎてから、月は木星、水星と好調に。週末を前に仕事のペースアップを図るには最適な日です。

17日(土)は今週でいちばん、問題の多い一日です。午前3時48分には愛の星=金星が火星とスクエア(90°)を形成。愛情問題に刺戟があるのは結構ですが、過度な欲求からトラブルに発展する場合もあるかもしれません。午前6時26分には…太陽と海王星がオポジション(180°)を作ります。。これは…一週間にわたって、かなり大きな影響を及ぼすアスペクト(星同士の関係)です。欺瞞やウソ、誤魔化し、詐欺などを意味します。まずは、被害者にならないように注意すべきですが、甘い見通しから自分が加害者になるケースもあるかもしれません。週明けの12日あたりから、すでに影響下に入っていると考えてください。乙女座を始めとして、双子座、魚座など、ミュータブルサインが目立つ配置です。他人の言動に惑わされたり、情報操作に乗るなど、日頃のポリシーを忘れることも。決断するには裏を取ること。ダブルチェックするように心がけるときでしょう。

18日(日)は半月です。これに月と海王星のスクエア(90°)も絡んでT字スクエア(90°)になります。17日に続いて、ウソとまやかしに注意です。午後12時43分には水星が小惑星=パラスとスクエア(90°)を形成。水星は知性、小惑星=パラスは調整の星ですから=「うまく調整できない」となります。正義感や心の軸など、いつもあなたが大切にしていることを忘れずに。「今回だけは変えてみよう」や、「たまにはカラを破って!」という発想は間違いのモトです。

今週は…ひと頃の緊張感が大分和らいできますが、逆にそれが心の緩みに繋がることも。太陽と海王星のオポジション(180°)が象徴する一連の欺瞞やウソの流れ、それに加えて、土星、天王星、小惑星=ベスタが形成する自己否定の気持ち…。これらが絡み合って、弱気になりやすい一週間です。弱ったところへつけ込まれないよう、「いつものあなた」、そして、「あるべき姿」を忘れないようにしたいものです。

SEP 12 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

 

困難は峠を越えて

9/5~9/11

9月になってからドル円の為替相場は1ドル140円をつけ、24年ぶりといわれる円安になりました。これは米FRBが物価高騰を受けて積極的に利上げをしているためですが、日銀の黑田総裁は頑なに利上げを拒んでいます。そもそも「金融」とはタロットカードでいうと『節制』にあたります。『節制』のカードは二つの壺の水の配分を調節しているさまを描いていますが、水の量を状況を観ながら調整することで、『節制』が機能しているのです。黑田総裁のやり方のように金利を固定したように一定にするのは、この先の動向も読まれてしまい、経済に対する刺戟もなくなって、「停滞してしまうことになるのになぁ」と、素人ながら考えたりしています。また気象現象では…日本近海で発生した台風11号がUターンして東シナ海から西日本に接近してくる模様です。

5日(月)…今週は…このところの緊張感は影をひそめて、比較的穏やかな配置が続きます。午前11時2分から月は山羊座へ。午後1時4分には金星が獅子座から乙女座へ入場します。太陽に続いて金星も乙女座へ入り、太陽系は本格的な秋の布陣になっていきます。

6日(火)は…重要な天体同士のアスペクト(星同士の関係)はなく、午後9時24分の太陽と月のトライン(120°)を中心として、好調な配置が続きます。午後6時23分には月は天王星とトライン(120°)に。5日の金星乙女座入りを引き継いで、乙女座さん、山羊座さん、牡牛座さんたちの地象サインを中心に回っていく感じです。事務作業も捗る一日です。

7日(水)も不安定要素は見当たりません。午前6時42分に月が冥王星とコンジャンクション(0°)を作りますが、これ…このところ話題の旧統一教会問題がまたなにか暴露されるのでしょうか?午後12時41分から月は水瓶座へ移動します。午後10時44分、月が木星とセキスタイル(60°)を形成。ちょっとした贅沢をするのに良い日です。

8日(木)、午前7時56分、太陽がドラゴンヘッド(ノースノード)とトライン(120°)に。多数派が世論を支配する暗示です。岸田総理が反対意見の多い国葬問題について、意見をまとめようと奔走するのかもしれません。

9日(金)は午後1時42分から月は魚座ですが、弱者の声がクローズアップされる日です。みなさんの中でも最近何か被害を受けて困っている方がいたら、アピールするにはチャンスです。

10日(土)は午後12時37分から水星が逆行を始めます。度数は天秤座の8度55分です。これ以降契約問題は要注意の時期に入ります。午後6時58分、魚座の満月です。暦の上でも「中秋の名月」だそうです。太陽暦の8月15日にあたるらしいです。お盆安い以来、取り組んできた問題に一応の答えが出るなど、結果が出る日です。

11日(日)は今週で唯一、太陽が重要な惑星とアスペクト(星同士の関係)を作ります。まず、午後3時46分から月は牡羊座に。その後、午後10時8分、太陽が天王星とトライン(120°)を形成。ひさびさ驚くような良いことがありそうです!天王星は革新の惑星です。ここへ太陽という権力の中枢がお墨付きを与えるアスペクト(星同士の関係)ですから、システムを変えたいと思っている方や、転職や告白など、新たな行動を起こしたいからには吉報です。

今週一週間は…8月にはなかった落ち着きが感じられる穏やかな週になりそうです。みなさんも世間が騒がしくないうちに、いままで胸に秘めて温めてきたことや、新しい試みなど、思い切って行動に移してみたらいかがですか?今週の星は、そんな気持ちの背中を押してくれるでしょう。

SEP 5 2022

瑛利奈

(C)ELINA

 

目先の失望に惑わされないで

8/29~9/4

新型コロナウイルスの感染者数は、太陽が乙女座に入ってからようやく減少傾向がみえてきました。一方、コロナ感染した岸田総理がテレワークをする様子は何かとメディアから揶揄されているようです。もっとも岸田総理のリモート期間中に出てきた新型コロナの全数把握見直しの議論は各自治体の知事に裏切られて二転三転しています。私などの素人から見ても、患者さんの情報をカルテからプリントアウトして、もう一度入力し直すという国が開発したハーシスというシステムは不合理極まりなく理解不能でしょう。日本在住の人間なら、みな国民健康保険など保険に加入しているはずですし、保険証番号だけで参照できないものでしょうかね?また、ワクチン接種用の通し番号も生年月日さえ分かれば、アクセスできるはずです。そもそも以前から思っていることなのですが、政府や行政の仕事に携わる人たち、それとマスコミ関係者は文系出身の人ばかりのようです。理系出身者が半数でもいれば、もっと合理的に処理できるのではないかな?と。江戸時代など、近世以前の日本人はほぼ農民か、もしくは職人で、物作りをしている人=農学系、工学系の人たちでした。つまり、日本人はみんな理系の仕事をしていたのです。それが明治以来、特に戦後になって、経済中心の世の中になり、みんな文系になってしまった…これが、そもそも誤りだったのでは?などと考えています。

脱線してしまいましたが、今週は太陽のアスペクト(星同士の関係)は少なく、金星の活動が目立ちます。前の話の続きでいうと、どう考えても金星は文系の惑星ですね。今週は私たちの情緒的な部分が星に操られる一週間のようです。

29日(月)午前3時27分、前述の金星が土星とオポジション(180°)を作ります。金星は獅子座、土星は水瓶座中です。これは…私たちの情緒に少なからず影響がありそうです。続いて午前8時26分には乙女座の月が夢想的な惑星=海王星とオポジション(180°)に。現実の厳しさに苦々しい想いを感じながら、揺れ動く暗示です。その後、午後12時7分に月が山羊座の冥王星とトライン(120°)を作り、現実に立ち戻る…といった感じです。午後6時44分から月は天秤座へ入ります。

30日(火)は木星のアスペクト(星同士の関係)が目立つ日です。木星は豊かさや高貴さ、教養などを表す惑星です。午前3時29分には金星が木星とセスキコードレート(135°)の不調和なマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)を形成。その後、午前7時59分には月が木星とオポジション(180°)、午後7時8分には太陽が木星とインコンジャクト(150°)を作ります。いずれもよくないアスペクト(星同士の関係)ですから、木星の持つ贅沢で浪費をする一面が露呈されるでしょう。前日から世界の株価は暴落しているようなので、私たちは「お金と経済」に注目することになるかもしれません。

31日(水)は…週明け以来の流れを調整する日です。月は前日から引き続き天秤座ですが、月以外の惑星のアスペクト(星同士の関係)がまったくありません。午前9時12分の月と土星のトライン(120°)を中心として、引き締めモードが強くなります。

9月1日(木)…あっという間に今年も残すところあと3分の1になりますね。午前2時10分から月は蠍座です。午後8時51分に…今週では数少ない火星と木星のセキスタイル(60°)という好調座相ができます。しかし、午後2時台に月が火星&木星に対してヨードというしがらみのようなポイントに入ります。問題が決まりそうで決まらない…。日没後、月がこのポイントを過ぎていくので、ようやく火星の行動力と木星の自信に満ちたパワーが発揮されそうです。

2日(金)は…前日午前1時36分に形成された金星と海王星のインコンジャクト(150°)に加えて、金星が冥王星とインコンジャクト(150°)を作ります。これは…1日の月のヨードよりも深刻です。何故なら、金星は惑星なので、月のように早く通り過ぎないからです。今年6月21日の日本の夏至図を観ると、金星は岸田政権の表示星になっています。となると…岸田政権がかなり難しい判断を迫られるかもしれません。しかし、なかなか決断できず、立ち往生しそうです。岸田さんでなくとも、誰しも葛藤としがらみの中で、なかなか決断できない日と言えるでしょう。

3日(土)は…相手は小惑星ですが、午前3時8分に形成される金星と小惑星=ベスタのオポジション(180°)が目を引きます。蠍座の月を加えるとT字スクエアになります。これまで一生懸命努力してきたことを投げ出したくなるアスペクト(星同士の関係)です。その後、午前7時39分から月は射手座へ入場。午前10時49分には水星が木星とオポジション(180°)に。う~ん、世論が混乱しそうですねぇ。世の中の大勢を占めるようにみえる意見に流されるのは危険です。判断を誤りやすい日です。感情に流されて意思が挫けたり、表層的な意見に同調したりせずに、あなた自身の信念を貫くべきです。また、議論が多い一日ですので、言い過ぎないように気をつけましょう。

4日(日)午前3時7分、射手座の半月です。乙女座の太陽は山羊座の冥王星とセスキコードレート(135°)を形成します。今週後半の傾向として、引き続きお金の問題に関心が集まりそうです。とかく目の前のことに囚われて、理想を忘れがちに。午後4時27分に月が小惑星=セレスとトライン(120°)を作るタイミングを契機に落ちついた感性を取り戻すでしょう。日没後の月と土星のトライン(120°)を始め、10時台の金星と小惑星=パラスのセキスタイル(60°)は貴重です。美しい環境と良い人間関係の大切さに再び気付くことになりそうです。

今週は…獅子座の太陽の季節と違い、日々の生活やお金の問題がテーマになりそうです。しかし、目先の損得勘定に惑わされて、大切な人の気持ちを失うようなことになれば、損失はそちらの方が大きいのです。ウクライナ戦争もすでの6ヶ月が過ぎましたが、ウクライナ情勢を考えながら、私たちも正しいと思ったことは最後まで貫く…この気持ちを忘れないようにしたいものです。

AUG 29 2022

瑛利奈

(C)ELINA

新月。崩壊の秋への序章

8/22~8/28

岸田内閣の支持率低下が止まりません。安倍元総理の銃撃事件の直後の参議院選挙では自民党は大勝したものの、その後、旧統一教会と自民党の関係にマスコミの関心が集まりました。8月10日の内閣改造以後、国会議員106人が旧統一教会と接点があったとの調査結果が出て、そのうち8割が自民党議員ということが明らかになりました。岸田政権の要職に就いた議員が次々とヤリ玉に上げられるなか、安倍元総理の国葬に反対する意見も賛成派を大きく上回ることになってきています。新型コロナウイルスの感染者数もお盆休みをキッカケに地方で最多を更新するようになり、とうとう岸田総理自身も感染したとのことです。

22日(月)は獅子座最後の日です。午前7時6分に月が太陽とセキスタイル(60°)の唯一の好調座相を形成して、その後午前9時28分から月は蟹座へ。マイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)ばかりの一日です。先週の太陽と土星のオポジション(180°)で獅子座の尊厳が大きく傷つけられて、そのまま獅子座の太陽はフェードアウトする模様です。消化試合といった一日です。

23日(火)は…午後12時15分に太陽は乙女座へ入場します。今年の夏も最終章に。時間的には前後しますが、午前6時58分、水星が冥王星とトライン(120°)の好調座相を作ります。また、新しい「何か」が明るみに出てきそうです。その後の乙女座の太陽の動向ですが、助けになる天体もなく、現状の改善は難しいようです。

24日(水)は夜半過ぎまで月は蟹座の第3デークです。午後10時8分に月は獅子座へ移動します。その後、午後10時53分、天王星がステーションといって、いったん動きを留め、逆行し始めます。度数は牡牛座の18度55分です。最近はまた、各地で地震が起きているので、地殻変動に影響がないか?ちょっと心配ですね。また、天王星は革命の惑星ですから、緊張状態にある国家間の問題にも影響があるかもしれません。これにより木星、土星、天王星、海王星、冥王星と、太陽系の10個の天体のうち半分の5個までが逆行星ということになります。みんなが手前勝手に動き始めることになりかねない状況です。ホロスコープ上もドラゴンテイルを入れると、厳しいグランドクロスができています。

25日(木)は午後1時10分、獅子座の月が木星とトライン(120°)を作りますが、午後4時4分には愛の星=金星がドラゴンヘッドとスクエア(90°)に。後者は消極的な気分にさせるアスペクト(星同士の関係)ですが、月と木星の方は今週のなかでは私たちを前向きな気分にさせてくれるでしょう。

26日(金)午前10時2分、知性の惑星=水星が天秤座へ入場します。これは平和を願い調整したい気持ちを表しますが、前述の金星、土星&天王星のT字スクエア(90°)にドラゴンテイルを含むグランドクロスにこの日の月が重なります。これは…危機感を強く意識するアスペクト(星同士の関係)です。問題にもよりますが、日本の国民をイライラさせている岸田総理の対応などに関しては危機感を感じてもらうキッカケにとしてはいいかもしれません。

27日(土)は今週でいちばん厳しい星の配置です。午前9時24分から月は乙女座。午後1時過ぎには金星と天王星がスクエア(90°)を形成。その後、午後2時27分には太陽が火星とスクエア(90°)を作ります。そして、午後5時16分には乙女座の新月です。何か現状維持が難しくなるような事件が起きる可能性が…。これまで問題を抱えながら誤魔化しつつ持ち堪えてきたケースは…「もうアウト!」という答えが出るでしょう。不満を我慢してきた人たちは限界を感じるはずです。太陽をスクエア(90°)で刺戟する火星は私たちにアクションを促すでしょう。同時に事故も多い日ですから、怪我や車の運転などは注意してください。

28日(日)は…前日の緊張を乗り越えて、結果、妥協したり、許したりなど、その後の対応を考えていく日です。午後9時46分の月と天王星のトライン(120°)という進歩的なアスペクト(星同士の関係)によって何らかの救いを得るはずです。

今週は…太陽は乙女座、水星は天秤座へと秋の星座へと衣替えすることになりますが、そうした中、週末に大きな動きがありそうですね。

AUG 22 2022

瑛利奈

(C)ELINA

太陽、土星の衝。そして信念が揺れ動く

8/15~8/21

8月15日は終戦記念日でしたが、韓国で行われた旧統一教会の関連団体が主催するイベントで安倍晋三元総理の追悼が行われたというニュースの方が大きく報じられているようです。また、先週発足した岸田内閣の顔ぶれの中にも旧統一教会と関係がある議員が多くいるとのことで、支持率が下がったとの報道も。また、東北や北海道の豪雨災害、伊豆半島に上陸した日本近海で生まれた台風の被害など、災害の多いお盆休みになりました。新型コロナウイルスの感染者数はピークを超したとの見方もありますが、相変わらず各地で過去最多を更新しています。

15日(月)は…このところの困難な星の配置のなかでも最も重要な二つの天体、太陽と土星がオポジション(180°)という睨み合いのアスペクト(星同士の関係)を形成しました。8月2日に火星&天王星がコンジャンクション(0°)、8月8日には火星が土星とスクエア(90°)、その後8月11日には太陽が天王星とスクエア(90°)を。そして15日(月)にはトドメを刺すように太陽が土星とオポジション(180°)になりました。時刻は午前2時10分です。これで…危機を孕んだ星の配置は終わりと診ていいでしょう。

16日(火)前日から引き続き、月は牡羊座です。険悪な星は影を潜めましたが、日中は重要なアスペクト(星同士の関係)はなく、日没後、月は土星や太陽と調和します。まあまあ安定した一日になりそうです。

17日(水)午前2時46分、知性の惑星=水星が天王星とトライン(120°)の調和座相を形成。午前11時22分から月は牡牛座へ。午後4時4分には水星は小惑星=ジュノーとオポジション(180°)に。物事に具体的にメスを入れる動きが高まって、新しいテーマが議論される日です。

18日(木)、最近の星の配置のなかでは、最もラッキーなイベントが!午後5時2分、愛の星=金星が木星とトライン(120°)という好調座相を作ります。金星は獅子座の8度、木星は牡羊座の同じく8度です。月曜日までの流れと打って変わって、幸せな気分が満ちあふれるでしょう。特に、獅子座さん、牡羊座さん、射手座さんなど、火のサインに太陽や金星を持つ人には愛のチャンスです。その他の方々もひさびさリラックスした時間を過ごせるでしょう。

19日(金)は土星と小惑星=パラスの動きが目立つ日です。つまり…調整日になりそうです。午後9時6分から月は双子座へ移動します。

20日(土)午後4時56分、最近の緊迫した星の配置の一角を担っていた火星が牡牛座から双子座へ抜けていきます。フィックスドサインに居座っていた火星、土星、天王星の三大凶星に悩まされていた方にとっては敵が退却する暗示です。フィックスドサイン(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)に太陽などを持つ方には朗報です!また、火星は戦いの惑星ですが、牡牛座の火星は力に頼る傾向がありました。この火星が双子座という柔軟で多様性を持つサインへ入ることで、物量作戦による戦いの方法は終わりを告げます。

21日(日)になると、太陽系のフォーメーションはさらに新しい顔を見せ始めます。21日は…困難なアスペクト(星同士の関係)も多い一日ですが、戦いのポイントはミュータブルサインへと移り変わってきます。また、最近のカルト問題に関係の深い小惑星=ベスタが午後7時47分、逆行して魚座から水瓶座の領域へと入っていきます。以上を総合して、これまで固く守ってきた信念や真実だと思っていたことなど、価値観が揺れ動き始める暗示です。いろいろな問題を疑い、議論をしていくことにより、新しい時代を模索していくことになるでしょう。

AUG 15 2022

瑛利奈

(C)ELINA