7日、土星が魚座へ入場

3/6~3/12

今週のトピックスは、なんといっても土星の魚座入場でしょう。最初に土星が水瓶座へ入ってきた2020年3月22日からようやく3年が経とうとしています。今週、日本時間3月7日の夜、土星は魚座へとサインを変えようとしています。土星が最初に水瓶座へ入った2020年の夏至の日、ちょうどこの日に重なるように日食が起きたのは記憶に新しいところでした。また、改めて過去の土星の動きを観てみると、この時以来、2020年~2022年までの期間は…土星のイングレス(サインへ入場する時)が毎回日食の日と非常に近いことに気付きました。2020年、土星逆行の後、二回目に土星が水瓶座へ入ったのは、2020年12月17日ですが、その2日前の12月15日は日食でした。翌年、2021年土星が水瓶座の13度で逆行を始めたのが5月23日、その3日後の26日に月食。まあ、これは3日弱、間が空いていますが。その後、昨年、2022年10月23日に土星は順行し始めますが、この2日後の10月25日もまた日食です。日食は不吉なポイントですが、水瓶座の土星は常に日食に付き纏われていたように見えます。しかし、一般的に食を観るときに2日も誤差があれば、さほど影響はないと読みますが、今回水瓶座の土星の動きのように連続的に重なれば、多少気になるというものです。みなさんは将来のことを不安に思うかもしれません。そこで、今後10年間の土星の動きと日食のリンクを調べてみましたが、2020年~2022年のように接近することはありません。ご安心ください。

6日(月)は…午後12時38分に月が乙女座へ入る前は、後ろ向きだったり、不調和な星の動きが多く、いまいち雲行きは不穏な雰囲気でした。午後になり、月が乙女座へ入ってからは穏やかに変わります。特に午後10時41分には…太陽が天王星とセキスタイル(60°)を作って、新たな未来へのステップとなるでしょう。自由と改革へのキッカケ作りに最適な日です。

7日(火)は前述の天王星と乙女座の月が好調。いい流れが続きます。午後9時40分は魚座の満月です。そのすぐ後の午後10時34分、土星が3年ぶりに水瓶座を出て、魚座へ入場します。日食によって蔭に隠されてしまった水瓶座の土星が29度から0度へリセットされて魚座の土星になって蘇ります。新たに誕生した魚座の土星に期待をかけたいところなのですが、占星学的には魚座は土星の良さを発揮しにくいサイン…。海王星が支配する魚座の中で、土星がどこまで真価を出せるか?予想がつきにくいですが、水瓶座という科学の申し子のようなサインからサイキックな魚座へと入った土星に新たな分野での改革…土星ですから、改革というよりも法整備といった方がいいでしょう。海王星の象意=蝕知しがたいもの…つまりメンタルや未知の概念、現実的な課題としては、心の病気やマインドコントロールなどに論理的、なおかつ科学的なメスを入れて欲しいですね。決して不可知なものが溢れ出すような世界にならないように願いたいです。

8日(水)は…乙女座の月が双子座の火星や、魚座の海王星といったミュータブルサイン(変移サイン)の惑星に翻弄されます。昼間は迷いが多く、現実逃避的になりやすい日です。午後11時7分に月が冥王星とトライン(120°)を作って、この流れを変えるでしょう。午後11時43分から月は天秤座です。

9日(木)…太陽や惑星、月ともにメジャーアスペクト(主要な天体同士の関係)がない、平坦な一日です。いい波も悪い波も来ないので、各自、実力勝負するしかないですね。

10日(金)は…午後6時を過ぎるまで、天秤座の月が木星や土星、金星、小惑星=パラス、ベスタなどと不調和です。午後12時8分に水星が小惑星=パラスとトライン(120°)を作るのが唯一の救いです。感覚で動くと、オーバーアクションや、生ぬるいなど、経済性を欠いた行動になってしまいそうです。水星が小惑星=パラスが示す「知性で判断せよ!」という暗示を忘れないようにするといいでしょう。

11日(土)は午前9時5分から月は蠍座です。これといったアスペクト(星同士の関係)がなく、「攻め」に出られるような武器がありません。過去の間違いをチェックしたり、自分との対話など、調整日です。恋人や家族がいる方はおうち時間を楽しむ休日になりそうです。また、翌日12日の午前0時4分には愛の星=金星が火星とセキスタイル(60°)を形成します。この時間を目標に気持ちを温めていくといいでしょう。

12日(日)は…前述の金星&火星とセキスタイル(60°)、つまり愛の盛り上がりの時間から始まります。しかし、午前6時4分になると、知性の惑星=水星が天王星とセキスタイル(60°)を形成。知的好奇心や新しいことにチャレンジしたい気持ちがムクムクと頭をもたげてきます。行動的になるには午前中が最適です。昼過ぎから迷いが多くなり、午後2時~4時は問題を修正する時間帯です。真剣に課題に向き合えば、午後4時過ぎには問題は解決しそうです。

今週は…なんといっても7日(火)夜の土星の魚座入場がいちばんの関心事です。なにせ、3年に一度の出来事ですから、当面の風向きどころか、潮流が変わるような大きな変化のポイントになるでしょう。

さて、みなさんが一番関心があるところは「土星って怖い星だよね?魚座はどうなるの?」という質問でしょう。土星は真面目に努力している人にとっては決して怖い星ではありません。むしろ、努力が報われない人を後押しして、陽が当たる場所へ押し出してくれるようなこともしてくれます。ただ、怖れなくてはいけないのは、これまで怠けてきた人や嘘で塗り固めてきた人です。そんな人には土星は厳しく現実を突き付けてくるでしょう。長くなりますので、今回はこのへんで。

MAR 6 2023

瑛利奈

(C)ELINA

水瓶座29度、土星は最終週へ

2/27~3/5

先週は…ロシアがウクライナ侵攻以来初めてバイデン米大統領がウクライナを電撃訪問しました。これでG7首脳の中でウクライナを訪問していないのは岸田総理のみになったということで、焦っているとの報道も。しかし、第二次世界大戦の敗戦後、憲法など法秩序を守り続けている国としては致し方のないことでしょう。最近の岸田総理を見ると、明治維新直後の政治家のように見えてしまいます。また、2月23日の天皇誕生日はロシアの祖国防衛の日だと知り、「これは、将来ずっと続くぞ」と報道のボリュームからも不安材料に。しかし、ひとあし早く金星が牡羊座へ入って来ただけあって、春の訪れは早いようです。

27日(月)は午前0時47分から月は双子座へ。愛の星=金星と癒やしの小惑星=セレスが目立つ日です。一日を通じて、優しさと心地よさがテーマになります。午後2時7分、金星が小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)を形成。小惑星=ベスタの象意は「尽くす愛」…いってみれば、束縛される愛です。愛することの責任の重さを実感することに。午後5時台になると月が相次いで小惑星=ベスタ、金星とセキスタイル(60°)を作ります。真剣に愛のために負担を負うことを覚悟するアスペクト(星同士の関係)です。午後11時7分になると月は木星とセキスタイル(60°)に。これでようやく開放的になれるでしょう。

28日(火)は月以外のアスペクト(星同士の関係)が非常に少なく、バラエティのない一日です。一日をリードするのは午後1時20分の月と火星のコンジャンクション(0°)です。火星は軍事とスポーツの惑星です。ウクライナへの軍事支援や世界の紛争の話題が目立ったり、スポーツでは第5回ワールド・ベースボール・クラシックにさらに関心が集まりそうです。

3月1日(水)になると、双子座の月は第3デークへ入ります。深夜には海王星に邪魔をされて、ちょっと判断力が鈍りますが、午前4時以降、月は知性の惑星=水星、続い午前10時台にはて土星とトライン(120°)の安定座相を作っていきます。仕事へのモチベーションがアップして、さらに確実な集中力も発揮できる時間帯です。午前11時39分、月は蟹座へと移動。ここからはプライベートな事情や感情問題へ関心が移っていきそうです。

2日(木)は今週でいちばんラッキーな一日といっても過言ではないでしょう。午前10時9分、蟹座の月は魚座の太陽とトライン(120°)と好調。スムーズに物事が運ぶベースを作ります。午後2時35分、牡羊座で金星と木星がコンジャンクション(0°)を形成。愛の星=金星と幸運星=木星は非常にいいコンビで、幸福のクライマックスを演出してくれます。愛の喜びを感じる瞬間です。告白はもとより、頼み事などもチャンスです。また、ショッピングやプレゼントなどにもラッキーです。こういったいい気分の時、人はついつい財布のひもが緩むので、営業にはベストコンディションといってもいいかもしれません。午後7時2分には月が天王星とセキスタイル(60°)を作って、冒険気分が高まります。しかし、最後には午後11時34分、水星が土星とコンジャンクション(0°)を作って、一挙に現実を見ることに。一日の締めくくりはほろ苦いですが、多分、ラッキーな問題と現実に目覚めるこの時間に気が付く問題は別なものでしょう。

3日(金)は…午前7時51分、水星が魚座へ入場します。午後1時23分には蟹座の月が海王星とトライン(120°)を形成。とてもナイーブな日です。他人の気持ちを汲んで援助したり、芸術的なヒラメキを感じるなど、感性豊かな午前中になりそうです。しかし、午後2時39分を過ぎると雰囲気がガラッと変わります。これ以降はあまり他人の心の問題に踏み込まないように。さもないと面倒な問題を抱えてしまうかもしれません。

4日(土)は午前0時15分から月は獅子座です。しかし、獅子座の第1デークの月は他の天体と折り合いが悪く、一日を通じてちょっと内向的になってしまいそうです。特にドラゴンテイルが月や火星とネガティブなアスペクト(星同士の関係)を作るので、なかなかコンセンサスが取れず、チームワークに乱れが出るかもしれません。今日は土曜日、休日の方も多いでしょうから、チームワークの乱れはプライベートな人たちかも。こんな時にカラ元気を出そうとしても疲れるだけですから、信頼を高めるための努力をするといいでしょう。

5日(日)は…ラッキーなアスペクト(星同士の関係)が多いダイナミックな一日です。まず、午前1時56分、獅子座の月は木星とトライン(120°)に。豊かな気分を盛り上げてくれます。午前7時台には月が金星とはトライン(120°)の好調座相を。一方、天王星とはスクエア(90°)になり、少々波瀾を好む展開に。午前11時45分には愛の星=金星が天王星とセミセキスタイル(30°)を作ります。セミセキスタイル(30°)はマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)なので、あまり実感を感じないかもしれませんが、心のどこかで無意識に次のロマンスを期待し始めるアスペクト(星同士の関係)なのです。この後も愛の出会いを求める人にはモチベーションが上がりそうですが、やや危険度高めなので、注意が必要です。

今週は…週の頭の土星の度数は水瓶座の28度56分、週の終わり(5日24時)には土星は水瓶座の29度46分。この時点で水瓶座の土星は残すところあと2日になります。惑星の度数、29度は「涙の29度」といわれ、もっとも辛くて、重く、しんどい度数です。今週一週間、土星の度数は老いてしまって何事もかったるいのかもしれません。みなさんも今の仕事やテーマに専念して、新たなスタートを待つ…。「さあ、これから最後の一仕事だぁ!」…こんな気持ちでいてください。

FEB 27 2023

瑛利奈

(C)ELINA

新月と牡羊座の金星

2/20~2/26

ロシアによる軍事侵攻が始まって、一年になろうとしています。これにより世界は大きく変わりました。加えて最近は気候変動の影響がより強く表れて、私たちの日常生活を脅かそうとしています。そのせいか「治安がいい」といわれていた日本も最近はモラルが地に落ちたようなニュースが多くなってきたような気がします。

20日(月)は午前2時4分の金星と冥王星セキスタイル(60°)で始まります。金星の度数は魚座の29度、冥王星は山羊座の29度にあります。最近はいつも主要な天体が冥王星に絡むと大きく世の中が動くようです。今回の金星と冥王星セキスタイル(60°)は各々の惑星が29度で、特に金星は…12サイン=360度のどん詰まりまで来ての最果(さいは)ての準惑星=冥王星との絡みになります。何か終末感が漂うアスペクト(星同士の関係)です。しかし、午後4時5分は魚座の1度で太陽と月が合(0°)の新月です。ここから時の流れは新たなサイクルに入っていきます。そして、午後4時55分、愛の星=金星は牡羊座へ入場します。新しいことづくめの週の始まりです。

21日(火)は…午後2時から3時にかけて、魚座の月が天王星とセキスタイル(60°)、火星とスクエア(90°)を作ります。活気のある一日ですが、気分や雰囲気に流される傾向も。

22日(水)は午前7時22分、水瓶座の水星が牡牛座の天王星とスクエア(90°)を形成。主義主張がぶつかる暗示です。その後、午後1時5分、山羊座の冥王星が登場して、月とセキスタイル(60°)を作り事態が変化。午後2時13分になると月は牡羊座へ。月のサインは牡羊座で元気いっぱいですが、これ以降は穏やかな星の流れに変わっていきます。現状に問題提起したい方は午前中に動くべきですが、仲良しモードが好きな場合は夕刻近くに提案したほうがいいでしょう。

23日(木)は令和の天皇誕生日です。この日から天皇陛下も新たな一年を迎えられることになります。一方、私たちにとっては午前5時13分の水星と火星のトライン(120°)や午前7時48分の月と木星のコンジャンクション(0°)など、幸運なアスペクト(星同士の関係)が多い一日です。行動力を表す火星と知性を司る水星が活躍します。思う存分行きたいところへ飛んで行くべき星の配置です。水星もいいので、勉強や仕事、調べ物なども捗りそうです。

24日(金)は…今週出てきた問題を回収する一日です。意見の違う人たちからの不満や批判などに耳を傾けるうちに、少しメンタルが内向きになってしまいそうです。まずは結論を焦らずに休む時間を取りましょう。午後5時28分から月は牡牛座へ入ります。これまでの流れが悪かった人にはひと息入れるチャンスです。いつものペースが戻ってくる時間帯に。

25日(土)午前3時1分、太陽がドラゴンテイルとトライン(120°)を形成。太陽は指導者、ドラゴンテイルは消滅する場所を意味します。つまりリーダー不在になる現象ですが、私たち自身も逃げ腰になったり、現実逃避したくなってしまいそうです。土曜日なのが不幸中の幸いでした。そうこうするうちに午後9時24分、月が天王星とコンジャンクション(0°)を作って、他動的な動機により、現状突破することになるでしょう。

26日(日)も引き続き月は牡牛座、第2デークです。権利の主張を表す小惑星=ジュノーが度々登場してくる日です。愛する人と一緒に過ごす場合は口論にならないよう、注意したいものです。また、社会では人権問題に関心が集まるでしょう。

魚座の新月から始まり、牡羊座の金星から始まる今週ですが、最初はすべてがリセットされて、流れが刷新される期待を持たされますが、途中から停滞してしまいそうです。こんな時はマイペースを守って、溜まった仕事を整理するのがいいのかもしれません。ただ、現状に不満を抱いている場合はアピールするチャンスです。このところの値上げ攻勢に対する対策なども、抗議という形で手を打つべきなのかも。まずは、あなたの意見をまとめることから始めるといいでしょう。

FEB 20 2023

瑛利奈

(C)ELINA

水瓶座の土星はコロナ禍とともに

2/13~2/19

2月13日現在、土星は水瓶座の27度にあります。そもそも土星が水瓶座に入ったのは2020年の3月22日でした。新型コロナウイルス感染者が日本で最初に発見されたのは2020年の1月16日でした。その後、初めて緊急事態宣言が発出されたのは2020年4月7日でしたが、国会で新型コロナウイルス対策の特別措置法が成立したのは2020年3月13日でした。改めて新型コロナウイルスに関する過去の経緯を調べてみると、水瓶座の土星とともに歩んできたといっても過言ではないくらい時期が一致しています。そもそも土星は山羊座の主星ですが、山羊座にいるときの土星は結構頭が柔らかく臨機応変。現実的な性質を持つ山羊座だけあって、利に聡く、コスパやタイパなど、パフォーマンス重視、結果重視で目先が利く土星です。それは牡羊座や天秤座など、他のカーディナルサインでも同じで、さほど厳しく力を振るう土星ではありません。しかし、水瓶座などフィックスドサインの土星は例外を許さず、ビシビシ力を振るう強靱さを持っています。しかも水瓶座は風象サインなので、新型コロナウイルスのような伝染病に関しては伝播力が強いのです。新型コロナウイルスという厄災とともに2020年3月22日から歩んできた水瓶座の土星。いま、太陽は年に一度の水瓶座にあり、これからまさに水瓶座の土星とコンジャンクション(0°)を作ろうとしています。

13日(月)…今週は月のサイン=蠍座第2デークの月から始まります。午前7時42分、月は天王星とオポジション(180°)に。きびしい配置です。その後、太陽が人助けの惑星=海王星とセミセキスタイル(30°)を作ったり、深夜になってから月が海王星とトライン(120°)を形成したり。また、知性の惑星=水星が自己犠牲の惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を作ったりと、一日を通じて、「救済」や「苦しい現状に耐えること」などがテーマとして浮かび上がってくる日です。2月6日に発生したトルコ・シリア大地震や寒波などが思い浮かびますが、辛い状況を想起しながら苦悩に耐えることがテーマの一日です。

14日(火)午前1時、半月です。午前10時30分、月は射手座へ入りますが、それまでは概ねシリアスな星の配置が続きます。月が射手座入場の午前10時30分以降は軽快に活動できそうです。14日はバレンタインデーでしたね。チョコレートなど、バレンタインのプレゼントを渡すなら、絶対に朝10時30分以降ですね。午後3時14分、月は自己犠牲の小惑星=ベスタとトライン(120°)です。プレゼントで相手を拘束したい場合はこの時間ですが…。午後5時39分は…月が水星とセキスタイル(60°)に。相手に対する気持ちを語ったり、デリケートな話をしたい場合はコミュニケーションが上手く取れる時間帯です。相手と寛ぎたい場合は午後10時3分に。月が小惑星=セレスとセキスタイル(60°)を作って、まったりとプライベートな関係を築けるでしょう。

15日(水)は…午前1時55分が最善の時間です。月が木星とトライン(120°)を形成して、夢が叶うタイミングです。それ以降はあまりいいアスペクト(星同士の関係)はありません。特に午前11時5分には月が火星とオポジション(180°)を作って、距離的な問題で揉め事が起きそうなタイミングです。また、午後9時25分には愛の星=金星が海王星とコンジャンクション(0°)になり、とてもロマンティックなアスペクト(星同士の関係)を作りますが、夢で終わりやすい難点があります。一日を通じて、こちらから強く押しすぎてしまいそうな配置が多い日です。

16日(木)は午前9時2分、月が太陽とセキスタイル(60°)の安定の座相を作りますが、これ以外はネガティブなアスペクト(星同士の関係)が多い日です。月が海王星や金星とスクエア(90°)を作ったり、午後には水星がドラゴンヘッドとスクエア(90°)を作るなど、「スクエア(90°)」ばかりが目立つ一日です。「スクエア(90°)」とは…どちらが勝つか?二人の人間や二つの概念が一騎打ちをするアスペクト(星同士の関係)です。ここで勝負に出ると「決裂」という結果になる怖れが…。午後8時1分、月は自己犠牲の惑星=ベスタとスクエア(90°)に。心の負担は重くても、持ち堪えたほうが可能性を残せるでしょう。16日は午後1時59分から月は山羊座に入ります。

17日(金)午前1時48分、年に一度のイベントがあります。冒頭に書いた太陽と土星のコンジャンクション(0°)です。太陽&土星の度数は水瓶座の27度44分。2020年、コロナ禍とともに歩んできた水瓶座の土星に太陽が重なって、光を当てる日です。みなさんは土星というとネガティブなイメージを持っているようですが、この世の秩序を保つのは土星の役割なのです。また土星は「時を支配する惑星」ともいわれています。今日は…この土星が年に一度、太陽の光に当たって、正体を現す…。言葉が悪いですね。事実を解き明かしてくれる…。今日はそういう日なのです。その後、月が木星やキローンとスクエア(90°)を作ったり、調整の小惑星=パラスとオポジション(180°)を作るなど、「解決策なし!」といった原状放棄のアスペクト(星同士の関係)が続きますが、午後2時54分、山羊座の月が天王星とトライン(120°)を作って、あっさりと煮詰まった雰囲気を交わしてくれるでしょう。

18日(土)、星の配置は持ち直します。午前中に月は海王星、金星とセキスタイル(60°)を作り、柔らかい雰囲気にしてくれます。午前11時13分、水星が木星とセキスタイル(60°)を形成。前向きな発想が生まれ、物事が決まっていきそうです。正午を回ったところから、太陽が冥王星とセミセキスタイル(30°)、月が冥王星とコンジャンクション(0°)に。大きく世論が動きそうな一日です。午後2時34分から月は水瓶座へ入場します。

19日(日)午前7時34分、1月20日から水瓶座を通過していた太陽が魚座へとサインを変えます。これにより約一ヶ月にわたる水瓶座のテーマが終わります。水瓶座の仕事は原理原則を作ることなので、国会や国連などで議論されて世の中が変化する…こういった期間が終了して、今度は魚座の仕事へと移り変わって行くのです。魚座の仕事とは「感じること」ですから、一度決まった原理原則が快適なのか?辛いのか?とか、今度は私たちが実際に体験して、何かを感じる期間に入っていきます。19日に太陽は魚座へ入っても、月は水瓶座にいますから、前の体制との帳尻合わせのような一日です。

今週のなかで一番大きなイベントは17日(金)の太陽と土星のコンジャンクション(0°)でしょう。2020年3月22以来の水瓶座の土星はまさにコロナ禍の申し子のような感じですね。水瓶座の土星は19日の終わりの時点で水瓶座の28度5分。残すところあと二週間あまり…。もう終わりが見えてきました。ニュースによると、その頃には卒業式でマスクが取れるらしいですが、水瓶座の土星はコロナ禍と併走してここまで来て、その間に戦争やら、インフレやらいろいろなことがあり、「さぞかししんどかっただろうな」と思っている次第です。

FEB 13 2023

瑛利奈

(C)ELINA

週末、秘密が明かされる

2/6~2/12

先週は…前の週から引き続き、広域強盗事件のニュースで持ちきりでした。現在、日本の警察はフィリピン入管施設に収容中の容疑者4人の身柄引き渡しを要請し、逮捕するために動いています。また、4日の土曜日に岸田総理は、LGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡り、差別的な発言をしたとして、総理秘書官を更迭する決定をしました。4日といえば、太陽が天王星とスクエア(90°)を形成する今季のなかでも大きな曲がり角になるアスペクト(星同士の関係)が形成された日でした。この事件と総理の決断は、今後も尾を引いて、岸田政権を追い詰めていくことになるかもしれません。最近の星の配置は…山羊座の水星を先頭にして、ズラッと縦に並ぶような配列です。なかでも今週は…月を除いて、トライン(120°)を作る星同士もなく、最大セキスタイル(60°)という、すこぶるダイナミズムを欠く動きとなっています。

6日(月)午前3時28分、獅子座の満月です。天気予報によると、一年でいちばん小さい満月だそうです。それ以降、月のマイナーアスペクト(天体同士の二義的な関係)が続き、スッキリしない一日です。午後11時15分に月は土星とオポジション(180°)を作り、苦々しい雰囲気の中で一日が終わります。

7日(火)は午前3時25分、山羊座の水星が海王星とセキスタイル(60°)を作ります。夢のあるアスペクト(星同士の関係)です。世界のいずれかで問題解決の鍵が見つかったり、新たなビションを発見したりするでしょう。午前6時13分から月は乙女座です。

8日(水)は今週のなかでは重要な動きの多い日です。午後12時16分、月が天王星とトライン(120°)を作り、目の前の扉が開けて、新しい景色が見えてきます。午後1時43分、小惑星=ベスタが魚座から牡羊座へと移動します。ベスタはある意味では軍事を表す小惑星ですが、牡羊座という戦いのサインへ入場することで、より軍事色が強まる暗示です。気球を巡っての米中のやり取りなど、注視していきたいところです。午後2時28分、そんな中で、愛の星=金星がロマンスの惑星=天王星とセキスタイル(60°)を作ります。天王星は革命やハプニングの惑星ですが、恋愛に関しては相手を惹きつける磁力の役割を発揮します。恋愛問題は少し日常を逸脱するくらいがいいのかもしれませんが。金星は現在魚座を通過中ですから、魚座さんを始め、蟹座さん、蠍座さんには愛をもう一歩進めるチャンスとなります。バレンタインデーのための布石を打っておくのがいいでしょう。

9日(木)は水星の存在が目立つ日です。午前11時29分、乙女座の月が山羊座の水星とトライン(120°)に。見るからに仕事が捗りそうなアスペクト(星同士の関係)です。午前[11時48分には水星は土星とセミセキスタイル(30°)、午後10時22分には水星は火星とセスキコードレート(135°)を作ります。これでは、知性の惑星=水星が単独でなかなかいい判断をできそうにありません。午後3時39分には月が冥王星とトライン(120°)を作ります。周囲から上がってきたデータを検討して、それを根拠に判断していくのがいちばんでしょう。思いがけない問題が解き明かされそうな日です。午後5時46分から月は天秤座へ入ります。

10日(金)は…月にオポジション(180°)の木星と、トライン(120°)の火星がリードする日です。天秤座の月の日にしては、動きが荒いかもしれません。大きく賭けて、大きく損失を出す…こんなイメージです。あまり独断で走らないほうがいい一日ですが、同時に周囲の意見に左右される可能性も。いちばんあり得るのが自分への批判を意識して、思わず反対へ振れてしまうこと。まずは、翌日まで答えは持ち越すのがベターかもしれません。土日が入りますから、週明けまで待ってもらうように交渉するといいでしょう。

11日(土)は重要なアスペクト(星同士の関係)がたくさんあります。まず、午前2時15分、水星が冥王星とコンジャンクション(0°)を形成します。水星&冥王星がコンジャンクション(0°)を作るのは昨年(2022年)1月29日以来、約一年ぶりの出来事です。「だからどうなんだ!」と言われると、なかなか意味深な天体同士の関係なので、難しいでですが、重大な問題が発表になったり、発覚したりするでしょう。午後12時38分には月は太陽とトライン(120°)の好調座相に。午後8時22分、水星は長かった山羊座をあとにして、水瓶座へと移動します。

12日(日)は午前3時34分に月は蠍座へ入場します。12日も重要なアスペクト(星同士の関係)が少ない日です。遡りますが、午前3時2分、火星がキローンとセキスタイル(60°)を形成。何か軍事的な問題で変更になるかもしれません。一日を通じて、惑星同士のアスペクト(星同士の関係)はありませんが、その後、蠍座の月が惑星とメジャーアスペクト(主要な関係)を作るのは午前4時26分の水星とのスクエア(90°)のみです。それ以降はマイナーアスペクトや小惑星との関係のみになりますから、些末な問題に関心が集まる一日になりそうです。

今週は、水星や金星など、繊細な惑星が活躍する、デリケートな問題がテーマになる一週間です。惑星には所管する年齢域というものがあるのですが、水星は学童や10代青少年、金星は20代の若い世代を司っています。水星や金星が活躍する今週は…言ってみれば、若返りの季節です。10代から20代の若い感性を取り戻して、世の中をもう一度見直すのにいい一週間かもしれませんね。

FEB 6 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

週末に波瀾の星が

1/30~2/5

最近騒がれているニュースとしては…全国で相次いでいる広域強盗事件でしょう。ルフィと名乗る犯人はフィリピン入管施設に収容されながら、日本のSNSを使って闇バイトで募集したメンバーを操るという驚きの犯行のようです。その他、寒波による交通トラブルやインフラの障害なども多発しています。政府は、新型コロナウイルスの分類を2類のから5類へと引き下げる方針のようです。今週の星の配置は…先週に引き続き、比較的穏やかなものになりそうなのですが…。

30日(月)の月は牡牛座の第3デークから始まります。午前10時45分に太陽が火星とトライン(120°)という力強いアスペクト(星同士の関係)を作ります。その後、午前11時16分には知性の惑星=水星が天王星とトライン(120°)を形成。両者ともスピーディに物事が軌道に乗っていく暗示です。午後5時34分に月は双子座へ。明日へと流れは切り替わっていきます。

31日(火)は…午前2時23分に月は金星とスクエア(90°)に。これは…愛の星=金星が月とスクエア(90°)という葛藤を持つ関係になり、月も金星も本来は優雅な天体ですが、双方の悪いところばかりが目立つアスペクト(星同士の関係)です。しかし、30日のネガティブな星の動きはこれで終わり。午前5時の月と木星のセキスタイル(60°)を始め、月と火星の合(0°)、午後3時24分の月と太陽のトライン(120°)など、順調なアスペクト(星同士の関係)が続きます。1月の最終日に一気に仕事を仕上げるのもよし、アクティブに屋外へ出かけるのもラッキーな一日です。安心して計画が運べるでしょう。

2月1日(水)は…まずまずの2月の滑り出しです。しかし、午前8時13分の金星と木星のセミセキスタイル(30°)に象徴されるように、将来の幸せのためにコツコツと種蒔きをしていくような感じです。その後、太陽は小惑星=ベスタとセミスクエア(45°)、月は土星と好調、海王星、ベスタと不調…など、細部を点検しながら、迷いながらのスタートです。まずは、失敗しないことが最優先になりそうな一日です。

2日(木)は愛の星=金星と小惑星=セレスの動きが目立つ日です。午前5時11分から月は蟹座に入場。女性的なものや、家庭的なことが関心の中心に上ってきます。いかに快適に日常生活を過ごすか?また、愛情問題やショッピングなどがテーマになります。しかし、気にしながらも、ついつい予算オーバーになりがちでしょう。午後9時14分、月は金星とトライン(120°)を形成して、一日でいちばん幸福な時間となります。

3日(金)は…午前6時8分に作られる金星とドラゴンテイルのトライン(120°)が象徴するような一日です。意味は…「オタク」とか「内気」です。覇気を出して攻めるようなことは向いていない日です。調整日にするのがいちばん賢明です。自分の体調をチェックしながら、過去の問題点を修正していくといいでしょう。3日は、午前中にアスペクト(星同士の関係)が集中しています。正午を過ぎるとモチベーションが下がりそうなので、気をつけて。

4日(土)…午前4時15分に小惑星=セレスが逆行を始めます。小惑星=セレスは子育ての星ですが、植物や食物、農業なども司る小惑星です。これから雪が解けて、芽が出るこの季節に小惑星=セレスに逆行されてしまうと困りますね。前回小惑星=セレスが逆行していたのは2021年10月9日~2022年1月15日の期間です。いま、この時期の野菜の価格を調べてみたのですが、不作ではなく、豊作で最安値を打っていますね。しかし、気候変動や寒暖差はかなりあったようです。その後、今週いちばんの変化がやってきます。午前11時50分、太陽が天王星とスクエア(90°)を形成するのです。これまでの安定を覆すような、予想外の展開がありそうです。太陽と天王星のスクエア(90°)は…革命や離別のアスペクト(星同士の関係)です。感情が高ぶったり、ヒステリックになり易い時です。みなさんも落ち着いた判断を心がけて下さい。午後5時48分に月は獅子座へと移動します。

5日(日)は…午前7時33分、月が木星とトライン(120°)を作って、ラッキーな時間ですが、少し早すぎますね。5日は…午前11時台までは静かに過ごせそうです。しかし、午後12時28分に金星が火星とスクエア(90°)を作って、私たちの情熱をかき立てるでしょう。午後も愛情問題や感情問題でエモーショナルになりそうな一日です。コンサートや舞台鑑賞など、感動したい方には最高の星の配置です。ただ、込み入った愛情問題などについて話し合いたい方には要注意な配置です。感情を激高させないよう、配慮が必要です。

今週は…ウィークディは穏やかに過ごせそうですが、週末に波瀾が来ます。年齢のせいでマンネリを感じていたり、刺戟を楽しみたい方にはチャンスかもしれませんが、若くて感受性が強い方は心を揺さぶられてしまうかもしれません。対策としては…前向きに姿勢を正していることをオススメします。まずは、動揺しないよう、金曜日までにすべてをチェックしておくといいでしょう。

JAN 30 2023

瑛利奈

(C)ELINA

 

天王星順行と木星のご褒美

1/23~1/29

先週は…20日(金)の夕刻、太陽が水瓶座へ入場しましたが、それからは寒さにもかかわらず、なんとなく外が明るくなってきたような気がします。たしかに山羊座の太陽が冥王星と合(0°)を作った1月18日は…ウクライナのキーウ近郊で内務相等が乗ったヘリコプターが墜落したり、博多殺人事件の犯人が逮捕され、その日がちょうど被害者の女性の誕生日だったりと、暗黒を思わせる事件が目立ちました。また、天気予報によると…24日から日本列島に記録的な寒波が襲来すると予測されています。一方、22日(日)は新月でしたが、中国ではこの新月を新年として、春節が始まるようです。

23日(月)は午前7時12分、愛の星=金星が土星とコンジャンクション(0°)を作り、現実の厳しさを知る日です。しかし、その直後の午前7時58分、これまで逆行していた天王星が順行し始めます。天王星が逆行し始めたのは昨年(2022年)8月24日からでしたから、それ以降は史上稀な珍事件、珍現象が多かったように思います。それらが収まって、「天王星の改革の力がまっとうに働いてくれたら、どんなにいいか!」と、思わず期待を寄せてしまいますね。そのためにはまずは現在地を把握しなければならないのが現在の責務のようです。

24日(火)は午前2時35分から月は魚座です。午前5時1分、海王星が小惑星=ベスタとコンジャンクション(0°)に。午後4時55分には月は火星とスクエア(90°)。一日を通じて神様の採点は辛いようです。気を引き締めて一週間を乗り切る覚悟が必要なようです。

25日(水)午前10時30分、太陽が木星とセキスタイル(60°)という、得がたくラッキーなアスペクト(星同士の関係)を形成します。みなさんも成就させたい計画があったら、このタイミングを狙うべきです。昨日までの反省モードと打って変わって、大胆に夢に賭けたい時です。太陽のサインは水瓶座、木星は牡羊座ですから、新しいことを始めるにもいいチャンスです。研究発表や営業活動にも幸運が宿るでしょう。

26日(木)は…午前3時47分から月は牡羊座へ入ります。その後午後12時17分、月は木星と合(0°)に。前日の太陽と木星のセキスタイル(60°)の流れを月が後押ししてくれます。幸運の流れが続きます。

27日(金)午前11時32分、1月3日から水瓶座を通過していた金星が魚座へ入場。これは…愛の主人公が水瓶座さんから魚座さんへバトンタッチする暗示です。もちろん蟹座さん、蠍座さんにも愛のチャンスが届きます。また、風のサインに太陽、火星、土星、金星が集まってカサカサ乾いていたこのところの太陽系に、魚座の金星は潤いをもたらしてくれるでしょう。

28日(土)は午前8時42分から月は牡牛座です。午前10時55分には月が金星とセキスタイル(60°)を作って、まったり過ごせる土曜日になりそうです。また、小惑星=パラスが目立ち、「調整日」を印象づけています。

29日(日)は午前0時18分、半月です。また、午後12時32分には月が牡牛座の14度まで来て、天王星とコンジャンクション(0°)を作ります。週明けから起きる改革の必要性を目覚めさせてくれるでしょう。春節以来の月のサイクルは曲がり角。覚醒の日曜日になりそうです。

今週は…23日の天王星順行がマークすべきポイントです。天王星が逆行し始めた昨年(2022年)8月24日以来、デモクラシーが上手く機能せず、世界各国で権威主義が横行するこの風潮を是正して欲しいところです。ただ、天王星が進行方向を変えるときは、多少の煽りが来るのは避けられません。変化に柔軟に対応する気持ちが大切です。そのご褒美として、25日の太陽&木星のセキスタイル(60°)が待っています。木星のチャンスは自分から手を差し出さないと掴めません。みなさん、幸運をゲットする行動も抜け目なく行動してくださいね。

JAN 23 2022

瑛利奈

(C)ELINA

水星順行と水瓶座の太陽

1/16~1/22

今年1月15日、日本で新型コロナウイルスが確認されてからちょうど三年になります。また今週は…ドル円127円台という7ヶ月ぶりの円高を記録して週が明けました。しかし、今週の星の動きは、太陽、月と8つの惑星が作るアスペクト(星同士の関係)はコンジャンクション(0°)のみで、一週間を通じて、動きの少ない物になります。

16日(月)は…蠍座第1デークの月から始まります。月が重要な天体と作るメジャーアスペクト(主要な星同士の関係)は午後12時46分の月と水星のセキスタイル(60°)のみで、これといった方向性の見えない週明けになります。

17日(火)は…午前0時16分に月が牡牛座の天王星とオポジション(180°)を形成。ロマンティックな雰囲気で一日が始まります。その後、午前4時9分には月は金星とスクエア(90°)、午後2時47分には月は海王星とトライン(120°)を作り、ロマンの雰囲気はさらに広がります。同情心や理想主義などの感情に左右されやすい一日になりそうです。午後4時27分、月は土星とスクエア(90°)に。これ以降、物事の展開はシリアスになっていくでしょう。

18日(水)は午前2時32分から月は射手座へ入ります。午前8時台、珍しく木星が登場してきます。午前8時4分、愛の星=金星が木星とセミスクエア(45°)という金銭トラブルのアスペクト(星同士の関係)を形成。午前8時41分には、月は木星とトライン(120°)に。午後4時38分には月は火星とオポジション(180°)を作ります。一日を通じてオーバーアクション、そして、出費が嵩(かさ)みそうです。午後10時11分、昨年(2022年)12月29日から逆行していた水星が順行に向きを変えます。これによりようやく話し合いや契約事など、万事が順調に稼働し始めるでしょう。午後11時44分、太陽が冥王星とコンジャンクション(0°)に。度数は山羊座の28度です。これが山羊座の太陽の最後の仕事になります。18日(水)は…昨年末以来の太陽が山羊座に入ってからの出来事の集大成ともいうべき答えが見つかる日です。深夜に向かう時間帯ですから、結果が明らかになるのは明朝以降ということですね。18日は…ひとつの節目となるような重要な一日といえるでしょう。

19日(木)は…星同士の大きな動きは少ない一日です。もっぱら前日に明らかになった「答え」に対する方策を考える日です。午後の星は月が金星、土星とはセキスタイル(60°)で好調、小惑星=ベスタと海王星とはスクエア(90°)で不調です。実を取る選択をすれば、それなりに負担が重くなることに。

20日(金)午前4時11分、月が山羊座へ入ります。それとは反対に、午後5時29分には太陽が山羊座を抜けて、水瓶座へ入場します。これより水瓶座のシーズンの始まりです。月のアスペクト(星同士の関係)もこれ以降の方がよく、未来が見通せ、気持ちも落ち着いていくでしょう。

21日(土)は…金星と小惑星=ベスタのセミセキスタイル(30°)から始まって、午前3時54分、山羊座の月が天王星とトライン(120°)を形成します。夢に向かって前向きな一日です。午後3時24分、月は小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)に。自分に厳しく、ストイックな生活を覚悟して、他人のために努力することがテーマとなる一日です。身近な例としては…ダイエットなどの摂生の生活も夢や目標があれば達成できる…こんな感じです。

22日(日)は…午前3時28分から月は水瓶座へ入ります。午前5時53分、月は太陽と合(0°)…新月です。ここから新しい時代、時代というとオーバーですが、新たな季節が始まります。もちろん私たちはこれから新しい景色を見ることになるでしょう。これからは風象サインの天体も太陽、月、金星、土星が水瓶座、火星は双子座という布陣になり、ホロスコープを形成する10個の天体のなか、5個までが風象サインです。風象サイン同士の仲もよく、順調な滑り出しです。

今週の太陽系は相互なダイナミックな作用は少なく、山羊座の水星を先頭にするボウル型というひとつの塊に纏まっていきます。各々が自分の持ち場や専門分野を深めていくスタイルといったらいいでしょう。羊の群れのような太陽系の惑星たちは小回りは利かないが、頑固に主体性を発揮していきます。月だけは動きが速いですが、その他の惑星は当分このフォーマットを守っていきます。そういいながらも、新たな時代の入口になりそうな今週の星です。

JAN 16 2023

瑛利奈

(C)ELINA

「愛の力」を増強して

1/9~1/15

先週は年始のため、イマイチ重要なニュースが少なかったようです。耳に入ってくるのは中国のゼロコロナ対策撤廃後の感染爆発と出国制限解除のニュースです。しかし、中国の感染状況の実体が掴めないまま、春節の人口大移動の時期を迎えようとしています。また日本では新型コロナウイルスによる一日の死者数が1月7日、過去最多を記録しました。

9日(月)は成人の日で祝日です。9日の月は晴の日にふさわしく獅子座。獅子座は「晴れ舞台」を表すからです。とはいえ、9日は獅子座の月のアスペクト(星同士の関係)は金星とオポジション(180°)だったり、天王星とスクエア(90°)だったりと、あまり思わしくありません。その他、午前8時22分に水星が天王星とトライン(120°)を作って、祝日ながら、知性の働きは絶好調の一日になります。

10日(火)午前0時21分、愛の星=金星が火星とトライン(120°)を形成。大恋愛のアスペクト(星同士の関係)です。三連休が終わってからこんな情熱的な星の配置が来るとは皮肉です。お目当ての相手と別れがたく、粘った人のみご褒美がもらえる…といった感じです。しかし、午前10時52分、獅子座の月が土星とオポジション(180°)を形成。現実の厳しさを改めて認識するアスペクト(星同士の関係)です。

11日(水)は午前0時15分から月は乙女座へ入ります。午後4時36分、月は火星とスクエア(90°)。午後4時50分、金星がノードとスクエア(90°)を形成。午後5時48分には知性の惑星=水星がキローンとスクエア(90°)に。これは…不満が噴出しそうな暗示です。モヤモヤした気持ちや、釈然としない思いを抱えて、人々が家路につく…そんな風景です。この日は夜半になって、気持ちに決着が着きそうです。

12日(木)は…乙女座の中盤へ差しかかった月が天王星や太陽とトライン(120°)という好調なアスペクト(星同士の関係)を作ります。お正月休みも明けて、ようやく仕事に調子が出てくる…といった感じです。ただ、仕事モードは早めの切替が必要です。午後10時20分には月は海王星とオポジション(180°)を形成。この時間までくると、勘違いやサービス過剰など、損失が多くなりそうです。

13日(金)午前5時56分、昨年(2022年)10月30日から逆行していた火星が順行し始めます。度数は双子座の8度7分です。火星はエネルギーを司る惑星。力を持っているのにそれを発揮できなかった実力者が蘇る時が来ました!また、このところ体力不足で苦慮していた方も動きやすくなるかもしれません。午前11時56分から月は天秤座へ。午後11時11分、経済に関して明るいニュースがありそうです。

14日(土)は…午前3時45分、月が火星とトライン(120°)。午後2時57分、月は金星とトライン(120°)を形成。少し時間差はありますが、双子座の火星、天秤座の月、水瓶座の金星がグランドトラインという正三角形を作ります。双子座さん、天秤座さん、水瓶座さんなど、風象サインに太陽や金星など、重要な天体を持っている方には絶好の一日となります。

15日(日)になると、午前10時21分、愛の星=金星が天王星とスクエア(90°)を作ります。非常にロマンティックな配置ではありますが、少し刺戟が強いかもしれません。人によっては…すべてを捨てて愛に走ったり、周りが見えなくなるほど感情が高ぶるケースがあります。午前11時10分、天秤座の月が太陽とスクエア(90°)、半月です。午後5時39分、月は冥王星とスクエア(90°)に。何かとスクエア(90°)が多い一日ですから、極端な判断が多くなる傾向が…。午後9時8分、月は蠍座へ抜けて、再度静かな夜が戻ってくるでしょう。

今週は愛の星=金星のアスペクト(星同士の関係)が多く、愛情問題や心情的なことがテーマの一週間です。また13日、火星がようやく順行して、エネルギーやパワーの使い方が上手くなるでしょう。しかし、ウクライナなど紛争が起きている地域では反転攻勢が激化するかもしれません。私たちは金星が持つ「愛の力」を増強して、頑張りたいものです。

JAN 9 2023

瑛利奈

(C)ELINA

新年早々、二つのチャンスが!

1/2~1/8

みなさま、新年あけましておめでとうございます。今年のお正月は太平洋側は広く晴れ、日本海側でも比較的穏やかで、寒いですが、お天気には恵まれているようです。星の配置も厳しかった昨年とはうって変わって、穏やかな年明けになりました。今週はラッキーな星のイベントがありますから、みなさまもそれに期待して、すぐに準備を始めるといいでしょう。

2日(月)の月は牡牛座の第2デークから。午前6時52分、月が天王星とコンジャンクション(0°)になり、自由へ向かってスタートダッシュです。その後、午後3時44分には知性の惑星=水星が海王星とセキスタイル(60°)を作って、さらにポジティブな夢と善意の行動に向かって私たちの意識は向けられます。午後7時29分には太陽がサウスノード(ドラゴンヘッド)とトライン(120°)を形成して、世の中の流れは調和の方向へ動いていきます。夜半には水星と海王星のセキスタイル(60°)のポイントに月も加わって、心の余裕と思いやりがテーマの一日になります。

3日(火)は…午前11時9分、これまで山羊座を通過していた愛の星=金星が水瓶座へ入場します。ここから愛の主役が山羊座さんから水瓶座さんへバトンタッチされることに。午前11時43分から月も双子座へ入って、水瓶座の金星が寄り動きやすいように手助けし始めます。3日から水瓶座さんを始め、双子座さん、天秤座さんも楽しみに恵まれる時期に入ります。反対に山羊座さんにとっては、水瓶座は「金銭のハウス」ですから、資金の計画や計算など、お金やビジネスが最大の関心事になっていきます。

4日(水)は…今週で最もラッキーな日といっても過言ではないでしょう。午後6時7分に愛の星=金星が幸運の惑星=木星とセキスタイル(60°)の好調座相を形成するからです。これは2022年11月15日以来の好調座になります。ただ、この時は金星=蠍座、木星=魚座の組み合わせで水象サインの方々にラッキーな形でしたが、今度は金星=水瓶座、木星=牡羊座と、風象+火象のプラスサインでのセキスタイル(60°)です。11月15日の時はトライン(120°)というとても好調な座相でしたが、今度はそれに準じるセキスタイル(60°)です。今度は前よりも、こちらから積極的に幸運を取りに行く気持ちが必要となってきます。水瓶座さんのみならず、現在なにか計画を抱えている場合は、4日の午後6時7分を目標に動き始めるといいでしょう。

5日(木)になると、星は大分シリアスな雰囲気に変わっていきます。午前8時53分に双子座の月が水瓶座の土星とトライン(120°)という好調座相を作りますが、一方が土星ですから、余裕でクリアという訳にはいきません。「今日は一日真面目に働くぞ!」と宣言するかのようです。その後、これといった背中を押してくれる星の動きはなく、午後11時14分、月は蟹座へ抜けていきます。

6日(金)…午前1時42分、太陽が天王星とトライン(120°)を形成。今週唯一といってもいい太陽の重要なアスペクト(星同士の関係)です。予想以上に画期的に世の中が改革されたり、進歩していく暗示です。「予期せぬ幸運な変化」を表します。前日(5日)はこれといった動きがなかったですが、この出来事にむけての助走として考えておけばいいかもしれません。いい意味で予想を裏切るような大胆な解決や、運命の不思議を感じることができるでしょう。

7日(土)は…午前8時7分、満月です。月は蟹座の16度、太陽は山羊座の16度です。直前の新月の日(2022年12月23日から始まった出来事がピークを迎えます。この日の午後9時56分、太陽と水星が合(0°)になります。これは…あまり前向きな意味を持ちません。知性の惑星=水星が太陽という権威の前で、輝きを失ってしまう様を表しています。いわば、あまり柔軟な企画は出ない日とでもいっていいでしょう。

8日(日)、午前中は蟹座の月が続きます。午前2時27分、知性の惑星=水星が義務を表す小惑星=ベスタとセキスタイル(60°)を作り、その後6時44分、月は権利の主張を表す小惑星=ジュノーとトライン(120°)を形成。午前7時22分、月は冥王星とオポジション(180°)に。シリアスに追い詰められるような議論が続きそうな星が続きます。日本は日曜の朝ですから、仕事で揉めるリスクは少ないですが、欧米や南米などでは深刻な主張の応酬になりそうです。この日、午前11時39分から月が獅子座へ入って、一気に星は和らぎます。

今週は…4日(水)の「金星と=木星のセキスタイル(60°)」と、6日(金)の「太陽と天王星のトライン(120°)」という二度のラッキーなイベントがあります。新年だからといって、お休みモードにしていると、チャンスを逃してしまうかもしれません。年の初めに立てた今年やりたいことリストをよく頭に置いて、自分から積極的に行動してみてください。「攻めで行くべきときは逃さず攻める」…まずは、こんな気持ちで心にスイッチを入れるときでしょう。

JAN 2 2023

瑛利奈

(C)ELINA