7/15~7/21
ニュースでは…「東京は18日連続で日照時間3時間未満になり、61年の統計開始以来の最長記録を更新した」とのこと。今週は…こんな異常気象もこれをもって打ち止めか?と思わせる星のイベントが週半ばに待ち構えています。
15日(月)は「海の日」で祭日ですが、星の配置は…これは!と思わせるアスペクトもなく、何となく先週の続きといった雰囲気です。午後7時21分、山羊座の土星が小惑星=パラスとスクエア(90°)の不調座相を形成。今話題の日韓の貿易規制問題や中東情勢など、調整を司る小惑星=パラスが現実と自己保存を優先する土星に阻まれて苦悩しているまさに現状そのままの状態です。
16日(火)、月のサインは前日朝から山羊座ですが、午後4時17分に月は土星と合(0°)、4時52分にパラスとスクエア(90°)になり、土星と小惑星=パラスのスクエア(90°)が起きた昨日、15日(月)のキズをさらに刺戟します。
17日(水)、午前6時38分には皆既月食が…!これは7月3日の日食のあとに起きる、いわばワンセットのものです。月食は中東から東ヨーロッパを中心として起きるので、日本は広島より西~南西諸島で観測できます。しかし、首都圏でも月に落とす地球の影=半影月食は観測できるそうです。現在紛争の危険を秘めているホルムズ海峡は月食のド真ん中にあたりますから、これらの問題は長引くと予想されます。同じ17日の午後2時33分には愛の星=金星が土星とオポジション(180°)のポイントにさしかかります。こちらも金星のテーマ、愛の問題が土星という現実に妨害されるという意味です。金星は蟹座の16度、土星の方は山羊座の16度ですから、蟹座さん、山羊座さん、(特に第二デーク)に重要な星を持つ方に当てはまります。金星は「愛情」と同時に「妥協」という意味もありますが、土星とこの関係では…妥協しても残るは悲しみ(土星の持つ意味)だけなのかな?としか、読めませんね。「土星」という惑星は何事にも終止符を打ちたがります。だとしたら、土星をオポジション(180°)という敵に回す関係で終止符を打ったならば、一生後悔が残ると思います。土星にプレッシャーをかけられて弱気になっていないで、勇気を持って闘うしかないでしょう!「話が逸脱した…」と感じる方もいらっしゃると思いますので、もとに戻しますが、17日(水)は不吉な月食で、しかもそのあとすぐに金星が土星とオポジション(180°)という非常に味気ない星の配置の日です。星につられて暗い気分にばかりならず、障害を乗り越える勇気を持つことが大切です。
18日(木)は水瓶座の月が天王星とスクエア(90°)、火星とオポジション(180°)を作ります。いってみれば、イライラの日です。水瓶座さんを始め、フィックスドサイン(牡牛座、獅子座、蠍座)の方は要注意です。
19日(金)から星の配置は一挙にソフトな方向に緩んでいきます。19日(金)は蟹座の金星が魚座の海王星とトライン(120°)という夢を見るような陶酔感を醸し出す座相を形成。そして午後4時6分から逆行中の水星が蟹座の領域へ逆戻りします。世の中全体、ロマンの風が吹いてきますね。
20日(土)、朝から月も魚座へ入って、ムーディな雰囲気を盛り上げるでしょう。
しかし、また一難去ってまた一難というべきか?21日(日)午後5時31分、愛の星=金星がアウトローの準惑星=冥王星とオポジションを作ります。そのまま読むと「アウトローな愛」=「モラルに反した愛」と読めますが、冥王星はそもそも太陽系の外から紛れ込んできた惑星ですから、そもそも冥王星には「太陽系の秩序」という概念がないのです。わざわざ掟を破るというよりもついつい危ない領域へまで足を踏み入れてしまう…このように解釈したらいいでしょう。このあと、日没後、月が海王星と合(0°)です。海王星には「麻痺」とか、「裏切り」などの意味もあります。「いいわ、いいわ」で深みにはまりやすいアスペクト(星同士の関係)です。今週は…せっかく苦しみを乗り越えてきたところですから、そのあと安心して悔恨を残す…などということがないよう、しっかりと自己管理したいものです。
JUL 15 2019
瑛利奈
(C)ELINA