新たな視点で考えるとき

1/23~1/29

現地時間、1月20日、トランプ氏が米大統領に就任しましたが、その時の太陽の度数は水瓶座の0°50′でした。それ以来、水瓶座の太陽は他の惑星とまったくアスペクト(他の星との関係)を持たず、孤独な状態?(マイペース?)です。その流れは今週も続きます。動きがあるのは…パラパラと水星、金星が海王星や土星と関わるのみです。これは…トランプ氏が大統領に就任しても世界の情勢が既定路線から大きく外れることはない…ということでしょう。

今週の中で動きがありそうなのは28日(土)です。まず午前2時46分に前述のように魚座の金星が土星とスクエア(90°)を形成します。その後、午前9時5分に水瓶座の月が太陽と合(0°)になり新月。午後になって2時36分に魚座を通過していた火星が牡羊にサインを変えます。この日あたりが今週の最大のイベント、とハイライトの日といえましょう。

それまでは日常的な時間が淡々と流れる、といった暗示ですが、24日(火)から27日(金)にかけて私達の身近なところで「価値観の見極め直し」のような動きが繰り返し出てきそうです。

今週は…世界情勢の潮流の変化を予感して、今までと違う考え方を採り入れてみようか?と考えながら、いろいろと試行錯誤する週…とでも表現したらいいのかもしれません。新たな流れが見えてくるまでに。まずは足下の問題を片付ける…。このような気持ちで努力するといいでしょう。

JAN 23 2017

瑛利奈

(C)ELINA

停滞を脱して水瓶座の夢へ

1/16~1/22

先週のグランドクロスはカーディナルサイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の20°~22°で起きました。特に12日(木)の蟹座の満月は月=蟹座の22°を中心とするグランドクロスでしたが、この蟹座の22°というのは…ちょうど小池百合子東京都知事の太陽の度数にあたります。その後、豊洲の土壌汚染問題に新たな驚くべき数値が出るなど、小池都知事もこのグランドクロスの主役である天王星のテーマ「改革」のために、さらなる戦いに挑まざるをを得なくなっています。

先週のグランドクロス以降、今週の太陽は新たな刺戟を失って、消化試合のごとく山羊座中の最も老いた度数を通過していきます。18日(水)には、太陽は小惑星、ベスタとオポジション(180°)を形成します。ベスタは犠牲や生け贄(いけにえ)を意味する小惑星です。太陽がそのような意味を持つベスタとオポジション(180°)とは…人々に「もう犠牲を出してもいいから、この肩の上のお荷物を下ろしたいよぉ!」という気持ちにさせる…という意味です。ひどいことを言うようですが、みなさん!辛くても決して肩の上の荷物を投げ出してはいけません!弱音に負けて重荷を投げ出すと、あなた自身の過去の努力を水泡に帰してしまうことになるのです。つまり、今までの自分自身の夢や想いを裏切るのと同じことです。水曜日のモットーは「ベスタが呟く弱音に負けるな!」だと思ってください。

19日(木)は山羊座(太陽)の最終日です。同日、午後6時13分、火星と土星がスクエア(90°)という摩擦のアスペクト(星同士の関係)を作ります。火星、土星といえば、太陽系の二大凶星。有り難くない星の配置です。また、火星は魚座の23°、土星は射手座の23°と、今度はミュータブルサインでの出来事です。ミュータブルサインとは変移サインの意味ですから、ズルッと何事かが動いてしまう…このような事象に要注意です。特に物質的、物理的なところに注意を払うようにすることです。

1月20日(金)、午前6時19分、ようやく太陽が水瓶座へ入ります。それと同時に金星や冥王星、火星、水星などの動きも活発になり、沈滞しかかった世の中に再び活気が取り戻されていくでしょう。週末は…新たな太陽のサイン、水瓶座の中で金星や火星などの惑星が思い思いに活動し始めて、今まで期待さえしなかった理想や夢に私達は気づき始めるのかもしれません。

JAN 16 2017

瑛利奈

(C)ELINA

満月はグランドクロスに

1/9~1/15

先週末、1月7日(土)に太陽が冥王星と合(0°)を形成してから、今週は続々と重要な太陽のアスペクト(星同士の関係)が続きます。11日(水)、午前1時17分に、まず太陽が牡羊座を通過中の天王星とスクエア(90°)を形成します。翌日、12日(木)、午後1時38分には太陽が天秤座の木星とやはりスクエア(90°)を形成。今回の星の動きはこれだけでは終わらず、同12日(木)午後8時33分には太陽が月と衝(180°)。つまり…満月になります。

これらの星の配置は…全体像を眺めてみれば、天王星、木星、月が太陽と冥王星を挟んでグランドクロスを形成することになるのです。グランドクロスというのは…四隅の天体が十字を形成する、アスペクト(星同士の関係)として最もテンションを孕んだ形です。

昨年の冬至から始まった日本の運勢を観るホロスコープでは、このグランドクロスはケイデントといわれる精神を司るハウス内で起きています。関わっている天体は木星や天王星などと派手ですが、影響は?というと、私達の精神の内部や、インフラでいうとソフトの部分への関わりを持つ…ということになるでしょう。

みなさんは「このグランドクロスは具体的にどんな影響があるの?」と疑問に思うでしょう。例えて説明すると、苦痛を堪え忍んで忍耐していた気持ちがどうにもならなくなったり…。胸に秘めていた想いを行動に移さずにはいられなくなったり、ストイックな状況に我慢できなくなる、など、衝動が抑えられなくなることも…。また、楽観的すぎる見通しから無理な計画を遂行してしまう…など、迂闊なミスを犯すこともあるかもしれません。

また、インフラのソフトの一面というと、交通網、インターネットなどの通信網、メディアなど、こんなところで大きな変化、改革、異常などがあることも…。もうひとつ、天体の性質から考えると、国レベルでは国際関係というものも注意すべきテーマのひとつです。

また、今回のグランドクロスは太陽=山羊座20°37′、天王星=牡羊座20°37′から始まって、満月に至る、月=蟹座22°28′、太陽山羊座22°28′まで、度数はカーディナル・サインの20°~22°の領域で起こりますが、特にこのあたりに重要な星を持っている方は慎重に構えたほうがいいでしょう。反対にライバルや落としたいターゲットの相手がこのあたりの度数(カーディナル・サインの20°~22°)の星を持っているとしたら、攻略法としては、ここを攻めない手はないのかもしれません。その場合はまず、あなた自身が影響を被る度数に星を持っていないかどうか?よく調べてからにしたほうが無難ですね。
(星の度数を調べたい方は「瑛利奈の占星術チャートハウス」の「チャートを計算しよう」が便利です)

今週は上のような張り詰めた星の配置ですが、いままでのモヤモヤを一掃してくれる効果があるかもしれませんね。まずは、気をつけながらチャレンジしてください。

JAN 9 2017

瑛利奈

(C)ELINA

宵の明星、金星がきれいです

1/2~1/8

2017年、新年おめでとうございます。元旦の日没後、南西の空に宵の明星、金星が月と一緒に輝いて、とてもきれいでした。2日(月)宵にはさらに月に接近するところを観察できるでしょう。

お正月のせいか?今週の太陽系は優雅な星のアスペクト(星同士の関係)が多く、特に三が日はリラックスするには最適です。3日(火)午後4時43分には金星が癒やしのサイン、魚座へ入場します。

仕事始めとなる4日(水)は未明に水星と金星がセキスタイル(60°)という、トキメキを感じさせるアスペクト(星同士の関係)を形成。「会社へ出社して、早くあの人の顔を見たい!」…こんな気持ちを掻き立てることでしょう。その後、日中は月がジュノー、天王星、土星など、いわゆるマレフィックス(凶星)といわれる天体と絡んで、現実の壁を再確認。しかし午後11時33分に逆行していた水星が射手座の領域へ戻ると、「明日からもう一度頑張ろう!」と、奮起する流れに変わりそうです。

5日(火)は月が牡羊座へ入場するなど、前向きな配置が多く、世の中は活況を呈するでしょう。

問題なのは7日(土)です。冬至以来太陽は山羊座を通過していますが、2008年から山羊座へ入ってきた太陽系の最も遠い準惑星、冥王星が現在、山羊座の17°9′にあり、ここに太陽が合(0°)を形成するのです。現在、私達が使用している暦は太陽暦ですから、2014年以来、毎年1月になると決まって太陽は冥王星と合(0°)になるのですが…。しかし、冥王星は消去や再生を意味するエイリアンのような星。何か不吉な種を蒔いていく、もしくは、覆す…キッカケとなる可能性もあります。しかし、冥王星は非常に遠く、思ったよりも小さな準惑星なので、目に見えるような変化をもたらすことは少ないのかもしれません。

8日(日)、午後6時36分、昨年12月19日以来、逆行していた水星が順行に変わります。これでお正月の休暇は本格的なピリオドを打つことになるでしょう。

JAN 2 2017

瑛利奈

(C)ELINA

現実から夢へ心がシフト

12/26~1/1

2016年の最終週は26日(月)、無難なスタートを切るでしょう。この一年を振り返り、それぞれに意味を感じながら納得の行く結論を導き出せる日です。しかし、夜半から少し流れが変わり、人々は義務を負い続けるのに疲れたのか?責任を回避したり、自己韜晦したい気分に変わっていきます。

27日(火)は物議を醸すような議論が横行する日です。職場や家庭内でも問題を抱えている場合は揉め事が白熱しないように注意すべきです。逆に自分から問題を指摘して大事に発展させたい場合は、残念ながら大成功を収めるかもしれません。

29日(木)以降は仕事納めになりますが、太陽系の配置は不思議なエネルギーを溜めていきます。29日(木)午後3時51分は山羊座の新月。大きな一年の締めくくりに。その後、午後4時32分、7月30日から逆行していた天王星が順行に軌道を変えます。この5ヶ月に停滞していた問題の整理が堰を切って始まる暗示といえます。

31日(土)午前8時21分には太陽が海王星とセキスタイル(60°)を形成します。イマジネーション豊かな海王星に触発されて、私達は憧れを抱き、遠くへ夢を馳せるでしょう。

2017年元旦は日曜日です。この日、またもや海王星が登場して、魚座を通過中の火星を捉えます。これは…昨日から心を捕まれた夢に自ら飛び込む暗示です。中には夢を現実と錯覚する夢追い人や酔っ払いが現れることも…。

この2016年最後~2017年元日を含む一週間はちょっとしたタイムトラベルの週といえるでしょう。現実から非現実へ。敢えて換言すれば、個人の責任に打ちひしがれた意識が集団的無意識へと回帰されることになります。これに喜びや快感を感じる人、逆に不安や焦燥感を感じるケースも。もしかするとそれは…あなたの潜在意識のバロメーターになるのかもしれません。

DEC 26 2016

瑛利奈

(C)ELINA

週末の幸せのために準備を

12/19~12/25

一年で最後から2番目の週となりますが…。この一週間の星の配置はかなりダイナミックです。

まず、週明けの19日(月)、午後7時20分に火星が魚座へ入場します。その直後、午後7時49分には水星が逆行へ。これを皮切りに21日(水)、午後7時40分には、この冬最大のイベント冬至へと太陽は度を進めていきます。「冬至」とは—太陽が山羊座の0°に到達する日のこと。これを以て地球の北半球では陽のあたる昼の時間が伸びていくことになるのです。

また、20日(火)に太陽が通過する射手座の28°24′という度数は2008年のリーマンショックと関係の強い因縁の度数です。この日は…この度数に太陽が合になりますが、天体が太陽だけに、どんな影響が出るのか?注視していきたいところです。太陽は基本的にベネフィックスといわれる幸運な天体です。多分、影響は限定的になると思われます。

21日(水)は前述のように午後7時40分にいよいよ太陽が山羊座へ入場します。これを以て日本国の運勢も新たな四半期のチャートへと書き換わることになります。

新たな日本のホロスコープ、冬至図によると、政府与党はよりいっそうの安定感を強め、むしろ絶頂期を迎えるのかもしれません。経済、金融は多少の波乱はありそうですが、私達国民にとっては悪くない、むしろ自己主張できる三ヶ月となりそうです。

今週後半は23日(金)の天皇誕生日~クリスマスと祝祭日が続きます。これを睨んでか?22日(木)~24日(土)は平穏な流れとなりそうです。その後、25日は今年最後の日曜日を飾るにふさわしいダイナミックな星の動きがあります。

25日(日)は午前9時13分には土星が天王星とトライン(120°)を形成。これは、なんと!…13年ぶりに見ることができる世界平和の予兆です!これから来年に向けて、世界情勢は安定の方向へと進んでいくでしょう。

もうひとつ!これが最大の朗報となりますが、25日(日)20時19分、愛の星、金星が幸運の惑星、木星とトライン(120°)という好調なアスペクト(星同士の関係)を形成します!みなさん、すでにお察しのように最高のラブチャンスということですね!愛のスタート、告白、決断、披露などのチャンス。また、次のステップへ向けて願を掛けるにはこのタイミングを逃してはなりません。愛情以外にも物質的な幸福を探求するにも非常に良い配置になります。愛もお金もグルメも…。25日(日)の夜に最高の時間を迎えるため、さあ!今から準備を始めるといいでしょう!

DEC 19 2016

瑛利奈

(C)ELINA

フラットに調整して

12/12~12/18

12日(月)、太陽が天王星とトライン(120°)という好調座相を形成して一週間が始まりますが、太陽の重要な座相はこれのみで終わり…。週末に向かって尻つぼみな感じの一週間になるでしょう。

とはいえ、14日〔水)午前9時4分に双子座の月が太陽の向かい側へ回って満月となります。この日が今週のクライマックスとなります。11月29日の新月から数えておよそ二週間。新月の時期から始まったテーマが最大の盛り上がりを見せるタイミングです。その後、月は減光期に入って、物事が収束に向かう流れとなります。ヒトの身体もこの月のサイクルに作用されますから、これ以降は月と同じく髪の毛が伸びにくくなったり、ケガをしたところの肉が上がりにくくなるなど、ヒトのサイクルも月と同期するのです。逆にショートヘアにしてこれ以上髪を伸ばしたくない場合はヘアカットのチャンスといえるかもしれません。特に今週の週末は短めにヘアを整えるには最適な日取りといえます。

今週は取り立てて要注意日もなく、大きな事件が起きそうな配置は少ないので、気分転換したり、新たな冒険を試みるにはいい一週間かもしれません。変身やチャレンジのポイントは…コンセプトを変えてみること。今まで縛られてきた既成概念やモノなどをアッサリと捨ててみてください。何事もカジュアルに、シンプルに。そして、最近あなたが囚われてきた感情をフラットになるよう調整してみるのです。

年末の忙しい時期です。つまらないことに囚われたり、こだわったりするのをやめてみれば、すべてが快適な速度で動き始めるかもしれませんよ!

DEC 12 2016

瑛利奈

(C)ELINA

総括の結果は週明け?

12/5~12/11

週前半はまったく有力なアスペクト(星同士の関係)がなく、特に重要な星からのメッセージはありません。どちらかというと、5日(月)は現状肯定的な落ちついた流れ…。保守派の意見に軍配が上がる日です。6日(火)は午後1時半頃までは月(MOON)の重要なアスペクトが見られず、ムーンボイド、つまり物事が決まらない時間帯となります。7日(水)になり、ようやく惑星の動きが出てくるのですが、明確な方向性がなかなか見つからないでしょう。

7日(水)午後11時47分になって、愛の星、金星が水瓶座へ入ります。これより金星、火星という恋愛に関係の深い二つの星が水瓶座でランデブー状態になります。おりしも幸運の星、木星は天秤座を通過中ですから、金星、火星、木星がみな風のサイン中に。風のサイン(双子座、天秤座、水瓶座)のみなさんには愛情運絶好調の時期到来です!

その後、10日(土)、太陽が木星、土星と、次々重要なアスペクト(星同士の関係)を形成し、「今月のハイライト!」ともいうべき節目となる日を迎えます。しかし、週末に当たるため、仕事関係の結果が出るのは週明けになるかもしれません。成功のためのプロジェクトをコツコツと用意してきた人には喜ばしい結果が待つことに。また、問題意識を抱えながらチャレンジする勇気がなかった人は…10日(土)を目標としてできる限りの意思表示を行動に表すべきです。参加しなければ試合には勝てません。また、負けることを怖れていては試合に参加するチャンスさえ逃してしまいます。そして、悪い結果が出るのを怖れて問題を先送りにしている人には有り難くない結果が目の前に示される可能性も。

2016年も押し迫り、最後の月となる12月…。ようやく総括の時期が迫ろうとしているのです。

DEC 5 2016

瑛利奈

(C)ELINA

身近ないざこざに注意

11/28~12/4

今週、28日(月)は比較的穏やかな週明けになりそうです。29日(火)は今月二回目の新月。来月を待たずに、新たな月のサイクルの始まりとなります。30日(水)から世の中が騒々しくなってくる模様です。人権問題や権利の侵害、女性問題など、論議が過熱してくるかもしれません。私達の職場やプライベートでも小さな問題を何かと取り沙汰されたりして、他人との関係がトゲトゲしがちな雰囲気になる怖れも。愛情問題や人間関係に火種を持っている方は無駄に多く語るようなことは避けるべきです。相手を攻撃したつもりが自ら墓穴を掘るハメになったりと…こんな場面が多くみられる可能性も。

週後半の12月1日(木)から流れが変わります。これまで過熱した議論が一気に弱体化して、理想主義的なものや、スケールの大きなものへと私達の関心は移り変わっていく傾向があります。週末を前にして2日(金)はついつい気が大きくなる星の配置です。買い物や飲食など、行動に弾みが付いて出費がかさんでしまうことも…。3日(土)早朝に知性を表す惑星、水星が現実感覚の強い山羊座へ入ります。週末になって突然節約モードへシフトする…なんてこともあるかもしれません。

とはいえ、今週の星は…先週のような波瀾万丈の勢いはありません。今週起こり得るトラブルは…口を慎む、行動する前に裏を取る、気まぐれ注意など、ちょっと気をつければ避けられそうなことばかりです。まずは、はしゃぎすぎず、落ち込みすぎず、平常心を保って過ごすといいでしょう。

NOV 28 2016

瑛利奈

(C)ELINA

射手座に入って形成逆転

11/21~11/27

10月23日に太陽が蠍座に入ってから、米大統領選でトランプ氏が勝利したり、いくつかのサプライズはありましたが、日本株は着々と18000円台を回復して、ちょっとした小康状態を維持してきました。というのは…蠍座の季節(蠍座を太陽が通過している時期)は太陽など主要な惑星が土星、天王星、海王星、冥王星などの太陽系の外側の波乱をもたらす惑星たちと不利なするアスペクト(星同士の関係)を持たず、たくみに切り抜けてきたからなのです。

11月も4週目にさしかかる今週…(21日(月)は無難に過ぎそうですが)22日(火)、午前6時19分に太陽が射手座へ入ります。とりあえずまだ太陽は上記の凶星、半凶星とメジャーアスペクトを持つ心配はありませんが、太陽が従えている水星、金星がかなり危ないポジションを取っているのです。

今週後半、24日(木)には射手座の16°まで通過してきた水星が土星と合(0°)を作ります。これはマインドを支配する水星に土星がネガティブな思念を与える暗示です。私達の心のレベルだけではなく、世の中全体の雰囲気が「守り」の方へ体勢を変えさせる何か事件が起きるかもしれません。

その後、25日(金)は天秤座を通過中の木星が冥王星スクエア(90°)という不調和座相を形成。木星、冥王星の不調和座相としては…2014年の4月21日以来の約2年7ヶ月ぶり、スクエア(90°)を形成するのは…2011年2月26日以来、5年9ヶ月ぶり。2011年2月26日というのは東日本大震災の15日前になりますから、まだ民主党政権の時代で、現在の日本と比べると隔世の感がありますね。

同日、25日(金)は夜になって山羊座を通過中の金星が冥王星と合(0°)、そのすぐ2時間後に木星とスクエア(90°)を作ります。

これらの冥王星に木星、金星が絡む星の動きは…金融市場を始め、国際関係、国防などのジャンルで新しい問題が浮上することを意味する可能性はあるでしょう。また、プライベートなテーマに置き換えてみれば、結婚や家庭、恋愛などのハウスにこれらの星の動きは大いに関係があるのです。クリスマスを目前にして、「私の愛情問題はこれでいいの?」という疑問が湧いてきたり、掘り下げて考えてみれば、「今の方向は違うかも?」と疑問を感じるなど、これらの星々は私達の心の内部に静かな揺さぶりをかけてくる…こんなケースもあるかもしれません。

年末を目前にして、現状のネガティブな部分を洗い出す作業で…今週の星は容赦なくメスを入れてくることでしょう。まずは、あなたの中の「夢」と「現実」を正確に認識することが大切です。

NOV 21 2016

瑛利奈

(C)ELINA