6/16~6/22
先週は…12日の午後から山羊座の月が土星と正確なスクエア(90°)、それに海王星、木星を含めてT字スクエアを作りました。まさしくこの日から世界は最悪な流れになりました。現地12日午後1時39分にアーメダバードの空港を離陸したエア・インディア機AI171便が揚力を失って墜落。乗客242人のうち241人が死亡しましたが、さらにバイラムジー・ジージーボイ医科大学および市民病院の医師らの居住施設に激突。居住人を加えて、270人が死亡するという事故がありました。13日にはイスラエルがイランの核施設を攻撃。イランもイスラエルを報復攻撃して、軍事衝突で死者イランで224人、イスラエルで14人に。15日には米ミネソタ州で民主党の州議会議員2人とそれぞれの配偶者の計4人が殺傷された事件が起きました。12日以降、特に15日には火星、土星のスクエア(90°)、午後11時過ぎには木星と土星のスクエア(90°)が形成されて、このところの星の配置の危うさを実感することになりました。今週は、先週ほどには凶意が強い星の配置ではありませんが、惑星同士の好調なアスペクト(星同士の関係)は22日の火星と木星のセキスタイル(60°)のみという状態です。そんな中、21日(土)には太陽が蟹座へ入場して、世界は新たな夏至図へと書き替えられます。幸か不幸か?日本の夏至図は太陽がオールマイティの吉星=木星と一緒になって、MCと合(0°)という、いまだ経験したことのない名誉?というのか?高貴なチャートになっています。これからどんな時代が訪れるのか?太陽は最も苦しい土星とのスクエア(90°)を待機しながら、どんな活躍を見せてくれるのでしょうか?
16日(月)…今週は水瓶座の月から始まります。一日を通じて、重要なアスペクト(星同士の関係)といえば、午後7時1分の月と太陽のトライン(120°)のみです。その他のマイナーアスペクト(二義的な星同士の関係)を観ると、これから起きてくるテーマの問題提起の日とでもいえそうです。そういえば、参院選ですね。夏至図によると、やはり僅差で野党優勢としか読めませんね。
17日(火)は午前3時8分から月は魚座です。午前6時、月は木星とトライン(120°)を作って、朝から幸せな流れです。午後5時35分、このところ4月18日から獅子座にいた火星が乙女座へ入ります。乙女座の冷静さで、世界各地で起きている戦争状態が少しでも沈静化するといいですね。
18日(水)は…午前0時1分、魚座の月が牡牛座の金星とセキスタイル(60°)に。好調な一日のスタートです。午前9時8分には月は水星とトライン(120°)を形成。午前10時38分には月は権利の主張の小惑星=ジュノーとトライン(120°)に。午後8時39分、今度は水星と小惑星=ジュノーがトライン(120°)を作ります。小惑星=ジュノーの核として月と水星がグランドトライン(大三角)を作ります。これで、少しは弱き者の声も届くのかな?と思われます。もしも、あなたが強者に迫害されていると感じているのなら、アピールするのに絶好な一日です。
19日(木)…午前4時18分、月が太陽とスクエア(90°)を作ります。19日は至るところで、スクエア、スクエア、スクエア。スクエアがテーマの一日です。スクエア(90°)というのは勝ち負けがハッキリするアスペクト(星同士の関係)なので、いろいろな問題に結果が出る日です。午前8時7分から月はシロクロをハッキリつける牡羊座へ。まず、午前10時37分、月と土星がコンジャンクション(0°)に。これは厳しいアスペクト(星同士の関係)です。問題の困難さを知るのでしょう。その後、牡羊座の月へ蟹座の木星と月と同じ牡羊座の海王星が絡んできます。午後12時15分、木星と海王星はスクエア(90°)を形成。なるほど…。牡羊座の月と土星は、「現実的、実利的」という側面で相性がいいですが、木星や、特に海王星は「現実的、実利的」とは最も乖離した惑星たちです。言ってみればローマの教皇とカルト教団のトップとが「手を結ぼう!」と会談しているようなイメージです。奇々怪々な言い回しやハッタリばかりで、ロクな結論が出るはずもありません。「煙に巻かれるのがオチ」といったアスペクト(星同士の関係)です。「一見崇高なように見えるトリックに注意」と言ったらいいかもしれません。先週末の土星&木星のスクエア(90°)のあとに、厄介なオマケが着いてきました。このようなタイミングで現実的な話をする方が野暮…とでもいう一日です。
20日(金)…そうこうするうちに、双子座最後の日が訪れます。午前9時8分の火星と土星のインコンジャクト(150°)、午後2時47分の太陽と天王星のセミセキスタイル(30°)など、いますぐに動けないアスペクト(星同士の関係)ばかりです。「そのうちやりたいこと」を考えておく一日になりそうです。
21日(土)、午前10時52分から月は牡牛座です。その後、午前11時42分、太陽が蟹座へ入ります。夏至です。この時刻で書いたチャートが今後四半期の日本の運勢となるのです。こんなに太陽がMC(天頂)に近い四季図は、私の記憶では近来ないですね。2010年の秋分図が9月23日、午後12時10分で、太陽がMCに近そうに思うのですが、東京だと標準時と19分ズレがある上に、太陽がMCを過ぎて、9ハウス側へ移動してしまっているので、活躍という意味とは大分違ってきます。敵も多そうですが、日本は世界で名誉な役割が回って来そうです。
22日(日)の月は引き続き牡牛座です。午前2時1分、月は金星とコンジャンクション(0°)に。愛に溢れた楽しい時間です。このタイミングを掴むには土曜日から行動し始めることが必要でしょう。午後7時31分には火星が木星とセキスタイル(60°)を作ります。これは火星のエネルギーに拍車がかかる暗示です。ジムで身体を鍛えたり、スポーツを楽しむにはいい時間です。反対に家に籠もって何にもしないと、ストレスが溜まるので要注意です。まずは、発散することを心がけたい日曜日といえるでしょう。
今週は…先週ほど、危険なアスペクト(星同士の関係)はありませんでしたね。火星も乙女座へサインを変えて、太陽も蟹座へ入り、大巾に刷新される一週間です。過去の慣習を捨てて、新しいコトに挑戦していく時期に入りますが、木星と海王星のスクエア(90°)に象徴されるように、まだ未来がハッキリ見えず、やりたいことに取り組むには自信がイマイチなようです。まずは、現状を整理して、自分自身のポテンシャルを把握しておくことが大切です。
JUN 16 2025
(C)ELINA