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日本時間26日(日)午後11時55分、地球の裏側で金環日食が起きました。本来日食は…太陽と月、地球が正確に一列に並ぶため、地球にかかる重力の負荷が非常に強くなります。そうなると物理的に、また精神的にもかろうじて平穏を保っていた部分が持ち堪えられなくなり、はじけてしまうことが多いのです。
今週は…こうした日食とともに週明けに。それに加えて27日(月)は太陽系の中で熱気を持つといわれる三つの惑星、火星、天王星、木星がタイトに凶座相を形成します。午前9時26分に火星が天王星と合(0°)を。午後11時21分には火星が木星とオポジション(180°)を形成します。いずれも激しい熱気を持つ天体の絡みですから、世界は荒れ模様に…と、いわざるを得ません。
その後3月2日(木)には太陽が太陽系の最も外側の惑星、海王星と合(0°)になります。海王星はガス体でできた「蝕知しがたい」といわれたり、曖昧さを司る惑星です。ポジティブな意味としては…慈善的、夢想的、ネガティブな方は嘘や裏切り、現実逃避などを表します。太陽という正義を司る天体が海王星に捕まってしまっては、真実を知るよしもなく、世界の流れは日食~火星、天王星、木星の悪影響が敷いたレールをそのまま引き継いでしまいそうです。
さらに4日(土)、夕刻には愛の星、金星が逆行し始めます。「金星、お前もか!」と、いいたくなるような後ろ向きの動きに、みなさんは当惑してしまうかも。
火星、天王星、木星の騒がしいアスペクト(星同士の関係)~海王星の真実隠蔽の動き。週末は愛の星、金星も後ずさりを始めるとなると、いかにも「打つ手なし」という感じですが、このような時期こそ冷静な判断力と確固とした意思の力、そして公平さを重んじる正義感を忘れてはいけないのです。もしかすると多数派や周囲の流れの方が間違っているのかもしれません。ちょっとした躓きでヤル気を失ってしまわないように、理想をしっかりと見据えて、前向きに努力していくことです。
FEB 27 2017
瑛利奈
(C)ELINA